JP5010899B2 - 遊技盤製造ライン、及びパレット台車 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機などに代表される遊技機に用いられる遊技盤を製造するための遊技盤製造ライン、及びパレット台車に関するものである。
従来、遊技盤の製造工程においては、例えば、特許文献1に記載されているように、遊技盤を位置決め固定するための基準穴を遊技盤の外周部に形成することが一般的となっている。そして、パレット台車に設けられた位置決めピンを前記基準穴に嵌挿することで遊技盤を固定し、各種製造工程に搬送している。
ところで、近年の遊技機では、遊技領域の拡大を図るべく従来の遊技盤よりも大型化された遊技盤を使用するようになってきている。この遊技盤のサイズ変更に伴い、例えば、従来の小型遊技盤における基準穴と同じ位置・間隔で大型遊技盤に基準穴を形成した場合、当該基準穴が大型遊技盤の遊技領域に露出してしまうといった問題が生じる。そのため、大型遊技盤では、そのサイズに合わせて、基準穴の位置が遊技盤の外方部分に変更されている。
遊技機の製造工場において、製造される遊技機が最新機種に切り替わる時期などでは、サイズの異なる二種類の遊技盤が扱われることとなるが、小型遊技盤用の製造ラインとは別に大型遊技盤用の製造ラインを新設することは、設備コストが嵩む要因であり、スペース的にも不利となる。また近年では、廃棄コストの削減や資源の再利用の観点から、遊技機の使用部品(枠や表示装置などの部品)のリサイクルが行われている。このリサイクルに対応するためには、今後も小型遊技盤を用いて遊技機を製造する必要がある。従って、製造ラインを大型遊技盤専用の設備に変更することは好ましくなく、共通の製造ラインでサイズの異なる遊技盤を製造することが望まれている。
特開2004−187850
ところが、製造ラインの共通化を図るために、従来のパレット台車に大型遊技盤用の位置決めピンを追加した場合、その位置決めピンよりも内側にある小型遊技盤用の位置決めピンが大型遊技盤と干渉してしまう。そのため、パレット台車に大型遊技盤を固定することができないといった問題が生じてしまう。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、一種類のパレット台車にサイズの異なる複数種類の遊技盤を確実に固定して搬送することができる遊技盤製造ライン、及びパレット台車を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、外周部における所定の箇所に各種類共通の位置決め用の共通穴と、そこ以外の少なくとも一箇所に各種類固有の位置決め用の固有穴とが形成された、サイズの異なる複数種類の遊技盤を搬送対象とし、各種製造工程において前記遊技盤をパレット台車に移載し、当該パレット台車にはサイズの異なる前記複数種類の遊技盤を選択的に固定可能な固定手段を備えた遊技盤製造ラインであって、前記固定手段は、前記共通穴及び前記固有穴に嵌め込むことで前記遊技盤を固定するための位置決めピンを有し、前記複数種類の遊技盤のうち少なくともサイズが小さな遊技盤の固有穴に対応した固定手段は、前記位置決めピンを上方に付勢する付勢手段と、前記位置決めピンと付勢手段との間に配置された位置決めピン規制部材と、前記位置決めピン規制部材に当接して前記位置決めピンを所定位置に保持するピン位置保持手段とをさらに有し、前記パレット台車に載置される遊技盤のサイズに応じて前記ピン位置保持手段を作動させる作動手段が設けられ、その作動手段は、前記位置決めピン規制部材の下端に前記ピン位置保持手段を当接させることで前記位置決めピンを前進させた前進位置で保持するとともに、前記位置決めピン規制部材の上端に前記ピン位置保持手段を当接させることで前記位置決めピンを後退させた後退位置で保持するものであり、前記付勢手段の付勢力に抗して前記位置決めピンを前記前進位置から後退位置まで下降させるピン下降手段が設けられ、少なくともサイズが大きい遊技盤を固定する場合には、サイズが小さい遊技盤の固有穴に対応した位置決めピンを後退位置で保持するよう前記ピン位置保持手段及び前記ピン下降手段を作動させることを特徴とする遊技盤製造ラインをその要旨とする。
従って、請求項1に記載の発明によると、サイズが小さな遊技盤(小型遊技盤)の固有穴に対応した固定手段は、位置決めピンを上方に付勢する付勢手段と、位置決めピンと付勢手段との間に配置された位置決めピン規制部材と、位置決めピン規制部材に当接して位置決めピンを所定位置に保持するピン位置保持手段とを有し、位置決めピンが上下方向に進退可能に設けられている。そして、その位置決めピンは、サイズが大きい遊技盤(大型遊技盤)を固定する場合、後退位置で保持される。具体的には、ピン下降手段により、付勢手段の付勢力に抗して位置決めピンを前進位置から後退位置まで下降させる。その後、作動手段によりピン位置保持手段を作動させ、位置決めピン規制部材の上端にピン位置保持手段を当接させることで、位置決めピンが後退位置で保持される。この場合、パレット台車において、小型遊技盤用として設けられた位置決めピンが大型遊技盤に干渉することがなく、大型遊技盤を確実に固定することができる。また、位置決めピン規制部材の下端にピン位置保持手段を当接させて、小型遊技盤用の位置決めピンを前進位置に保持すれば、パレット台車に小型遊技盤も固定することができる。
本発明において、上記作動手段及びピン下降手段は、パレット台車に設けてもよいが、パレット台車の外部に設けることが好ましい。作動手段やピン下降手段をパレット台車の外部に設ける場合、そのパレット台車の構成の簡素化や軽量化を図ることができる。また、パレット台車毎に作動手段及びピン下降手段を設ける必要がなく、作動手段及びピン下降手段を共通に使用できるため、設備コストを低減することができる。
本発明において、遊技盤に形成される位置決め用の共通穴及び固有穴は、位置決めが可能であればその個数に限定されるものではないが、遊技盤の加工コストを抑制するにはその個数を減らすことが好ましい。具体的には、遊技盤に2つの基準穴があれば遊技盤の位置決めができるため、共通穴と固有穴とを1つずつ設けることが好ましい。特に、遊技盤において、位置決め用の共通穴と固有穴とを対角となる位置に一対設けると、位置決め精度を向上させることができる。
さらに、位置決め用の共通穴には遊技盤の種類にかかわらず同じ位置決めピンを用いることができるので、種類毎に複数の固有穴を設ける場合と比較して、位置決めピンのピン数を削減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記パレット台車において、サイズが大きい遊技盤の固有穴に対応した位置決めピンは、サイズが小さい遊技盤を固定したときに当該遊技盤の外周位置よりも外方に位置するように設けられ、その位置決めピンは、上下方向に移動不能であることをその要旨とする。
従って、請求項2に記載の発明によると、大型遊技盤の固有穴に対応した位置決めピンは、小型遊技盤と干渉しない位置に設けられているため、上下方向に進退可能な構成にする必要はなく、固定式の簡素な構成を採用することができる。
また、大型遊技盤の固有穴に対応した位置決めピンは、小型遊技盤と干渉する位置に設けられている場合、小型遊技盤用の位置決めピンと同様に上下方向に進退可能に構成される。そして、その位置決めピンは、小型遊技盤を固定する場合には後退位置で保持される。これにより、大型遊技盤用の位置決めピンと小型遊技盤との干渉が回避され、小型遊技盤を確実に固定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記固定手段は、前記位置決めピン及び前記付勢手段を保護する保護ケースを備え、前記保護ケースの側方に開口された開口部から前記ピン位置保持手段が進退することでそのピン位置保持手段が前記位置決めピン規制部材の上端または下端と当接可能に設けられ、前記ピン下降手段は、前記位置決めピンが前記ピン下降手段の下方に配置されたときに、前記位置決めピンと当接した状態でその位置決めピンが前記後退位置となるまで下降し、その状態で、前記作動手段は、前記ピン位置保持手段を前記開口部から保護ケース内部に進入させることにより、前記位置決めピン規制部材の上端に前記ピン位置保持手段を当接させることをその要旨とする。
従って、請求項3に記載の発明によると、位置決めピンには付勢手段によって上方に付勢する付勢力が常に加わっているため、位置決めピンがピン下降手段の下方に配置されたときに、そのピン下降手段により位置決めピンを押し下げることで後退位置まで下降させることができる。そして、その状態で、保護ケースの側方に開口された開口部から保護ケース内部にピン位置保持手段を進入させて位置決めピン規制部材の上端に当接させることにより、付勢手段の付勢力による位置決めピンの上昇が防止される。これにより、位置決めピンを後退位置で固定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記ピン位置保持手段を前記保護ケース内部から一旦後退させてそのピン位置保持手段と前記位置決めピン規制部材との当接が解除された場合においては、前記付勢手段が付勢力を残した状態で、前記位置決めピン規制部材の上端が前記保護ケースの内面上部と当接され、当該状態で前記ピン位置保持手段を前記開口部から保護ケース内部に進入させることにより、前記位置決めピン規制部材の下端に前記ピン位置保持手段を位置させることをその要旨とする。
従って、請求項4に記載の発明によると、ピン位置保持手段が保護ケース内部から一旦後退されそのピン位置保持手段と位置決めピン規制部材との当接が解除された場合、付勢手段の付勢力により位置決めピン規制部材が上昇してそのピン規制部材の上端が保護ケースの内面上部に当接される。このとき、付勢手段の付勢力が残されているため、付勢力が若干弱まったとしても、保護ケースの内面と当接した状態を維持することができる。そのため、位置決めピン規制部材との干渉を避けつつ、その位置決めピン規制部材の下方にピン位置保持手段を確実に進入させることができる。この後、遊技盤を固定する際に、上方から位置決めピンに力が加わったとしても、位置決めピン規制部材の下端にピン位置保持手段が当接して位置決めピンの落下が防止される。これにより、位置決めピンを前進位置で固定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記ピン位置保持手段により前記位置決めピンが前記後退位置で保持されている状態において、前記ピン下降手段を前記位置決めピンに当接させた後、前記ピン位置保持手段を後退させてそのピン位置保持手段と前記位置決めピン規制部材との当接を解除し、前記ピン下降手段を前記位置決めピンに当接させた状態で上方に戻すことで前記付勢手段の付勢力により前記位置決めピンを徐々に前進させることをその要旨とする。
従って、請求項5に記載の発明によると、位置決めピンが後退位置で保持されている状態において、ピン位置保持手段による位置決めピン規制部材の当接を解除すると、付勢手段の付勢力により位置決めピンが上昇する。このとき、ピン下降手段が位置決めピンに当接されることにより、位置決めピンの上昇の勢いを効果的に殺すことができ、位置決めピンの移動が所定速度に抑えられる。その結果、位置決めピンの上昇の際に、位置決めピン規制部材が保護ケースに勢いよく衝突してしまうことを回避でき、位置決めピン規制部材や保護ケースが破損するといった問題を防止することができる。
請求項6に記載の発明は、外周部における所定の箇所に各種類共通の位置決め用の共通穴と、そこ以外の少なくとも一箇所に各種類固有の位置決め用の固有穴とが形成された、サイズの異なる複数種類の遊技盤を搬送対象とし、前記複数種類の遊技盤を選択的に固定可能な固定手段を備え、遊技盤製造ラインにおける各種製造工程に前記遊技盤を搬送するために用いられるパレット台車であって、前記固定手段は、前記共通穴及び前記固有穴に嵌め込むことで前記遊技盤を固定するための位置決めピンを有し、前記複数種類の遊技盤のうち少なくともサイズが小さな遊技盤の固有穴に対応した固定手段は、前記位置決めピンを上方に付勢する付勢手段と、前記位置決めピンと前記付勢手段との間に配置された位置決めピン規制部材と、前記位置決めピン規制部材の下端に当接することで前記位置決めピンを前進させた前進位置で保持するとともに前記位置決めピン規制部材の上端に当接することで前記位置決めピンを後退させた後退位置で保持するピン位置保持手段とをさらに有し、少なくともサイズが大きい遊技盤を固定する場合には、前記ピン位置保持手段は、サイズが小さい遊技盤の固有穴に対応した位置決めピンを後退位置で保持することを特徴とするパレット台車をその要旨とする。
従って、請求項6に記載の発明によると、サイズが小さな小型遊技盤の固有穴に対応した固定手段は、位置決めピンを上方に付勢する付勢手段と、位置決めピンと付勢手段との間に配置された位置決めピン規制部材と、位置決めピン規制部材に当接して位置決めピンを所定位置に保持するピン位置保持手段とを有する。この構成により、位置決めピンを上下方向に進退可能に設けることができる。そして、その位置決めピンは、サイズが大きい大型遊技盤を固定する場合には、後退位置で保持される。具体的には、位置決めピン規制部材の上端にピン位置保持手段を当接させることで、小型遊技盤用の位置決めピンが後退位置で保持される。この場合、パレット台車において、小型遊技盤用として設けられた位置決めピンが大型遊技盤に干渉することがなく、大型遊技盤を確実に固定することができる。また、位置決めピン規制部材の下端にピン位置保持手段を当接させて、小型遊技盤用の位置決めピンを前進位置に保持すれば、パレット台車に小型遊技盤も固定することができる。
以上詳述したように、請求項1〜6に記載の発明によると、一種類のパレット台車にサイズの異なる複数種類の遊技盤を確実に固定して搬送することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技機用構成部材をセットする縦長方形の中枠ベース12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠ベース12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と、上球皿15aを有する上皿ユニット15とが、共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。
前記前枠14の周囲前面側には、パチンコ機10の各種遊技の演出態様(大当り、リーチなど)に応じて点灯(点滅)・消灯などの発光装飾を行う電飾ランプ16が設けられている。この電飾ランプ16は、図示しない発光体(LEDなど)を備え、該発光体にレンズ部材を覆い被せて構成されている。また、上皿ユニット15の両側方には、前記遊技の状態に応じて各種音声(効果音など)を出力するスピーカ17が設けられている。また、中枠ベース12の下部には、下球皿18及び発射装置19などを有する下皿ユニット20が装着されている。
上記パチンコ機10は、遊技盤工程→中枠工程→最終工程の順序で製造される。
遊技盤工程では、遊技盤13を製造するために、自動セル貼り、多軸穴加工、ゲージプレス、NCルータ加工などの処理を行うベニヤ加工工程や、NC釘打ち、自動レール締め、NC風車打ち、コーナ飾り、役物物品挿入、自動ビス締め、配線、表示基板取付などの処理を行う遊技盤組立工程が行われる。
中枠工程では、中枠ベース12に対する下皿ユニット20及び上皿ユニット15の取付作業、前枠14の取付作業及び遊技盤13の合体作業、図示しない打球発射装置、セット盤、音声基板等の各種部品の組付作業が順次行われる。
最終工程では、外枠11、それぞれ図示しない電源基板、払い出し基板、メイン基板などの組付作業や、機能検査、ロット登録、各種番号(保証書番号、管理番号等)の付与などが行われる。
ところで、遊技盤工程において、多軸穴加工、ゲージプレス、NCルータ加工、NC釘打ち、自動レール締め、NC風車打ちなどを行う場合、遊技盤13はパレット台車に固定され搬送される。本実施の形態のパレット台車は、サイズの異なる大型遊技盤(新ワーク)と小型遊技盤(旧ワーク)とが選択的に固定可能に構成されており、共通の製造ラインで二種類の遊技盤13が製造される。
以下、遊技盤13を製造するための遊技盤製造ラインについて説明する。
図2に示されるように、本実施の形態の製造ライン21は、遊技盤13を搬送するための一本の遊技盤搬送ライン22と、パレット台車23を搬送するための一本のパレット台車搬送ライン24と、遊技盤搬送ライン22とパレット台車搬送ライン24との間に設けられた移載装置25とを備える。
遊技盤搬送ライン22は、例えば、ローラーコンベアなどによってサイズの異なる二種類の遊技盤13(大型遊技盤及び小型遊技盤)を搬送する。遊技盤搬送ライン22は、本実施形態では平面視でL字状をなし、そのコーナ部には遊技盤13の搬送方向を直角に変更するための機構が設けられている。
パレット台車搬送ライン24の両サイドには駆動チェーン27が搬送方向(ラインの長手方向)に沿って設けられており、これらの駆動チェーン27によってパレット台車23が搬送される。
移載装置25は、遊技盤搬送ライン22の終端に設けられ、その搬送ライン22の所定位置(本実施の形態では、終端位置)28に搬送された遊技盤13を、パレット台車搬送ライン24においてその途中の遊技盤固定位置29に搬送されたパレット台車23上に移載する。なお、移載装置25は、遊技盤搬送ライン22の終端位置28と遊技盤固定位置29との間で往復移動可能に支持された可動アーム(図示略)を備えている。そして、この可動アームが遊技盤13の側面を挟んで運ぶことで、遊技盤13をパレット台車23に移載する。本実施の形態の移載装置25には、搬入されてきた二枚の遊技盤13を二枚同時に移載するよう2つの可動アームが設けられている。
また、パレット台車搬送ライン24は、各種製造工程の終了後にパレット台車23から遊技盤13を搬出し、遊技盤13の未載置状態のパレット台車23を遊技盤固定位置29へ戻すような周回ラインとなるよう構成されている。
ここで、本実施の形態のパレット台車23の構成について図3〜図5を用いて説明する。なお、図3は、パレット台車23の平面図である。また、図4は、パレット台車23の正面図であり、図5は、パレット台車23の側面図である。
図3〜図5に示されるように、パレット台車23は、略正方形の板状に形成されたベースフレーム31を備える。そのベースフレーム31において、その中央部を囲むように四角形状の収納枠32が設けられており、この収納枠32の内側に遊技盤13に接続される配線コード(図示略)が収納される。この収納枠32の外側には、長方形状の断面を有する四本の支柱34と六角形状の断面を有する二本の支柱35とが設けられており、これら支柱34,35の上端部に遊技盤13が載置される。本実施の形態における各支柱34,35の上端部には、合成樹脂等からなる衝撃緩衝体36,37が設けられている。そして、これらの衝撃緩衝体36,37によって、各支柱34,35の上端部に遊技盤13が配置される際の衝撃が緩和されるようになっている。
さらに、パレット台車23のベースフレーム31の底部には、その四隅となる位置に車輪38が設けられている。そして、パレット台車搬送ライン24に設けられたレール(図示略)上に配置された車輪38が回転することで、パレット台車23がレールに沿ってスムーズに搬送される。また、ベースフレーム31の側面には摩擦板39が設けられている。そして、パレット台車23の搬送時には摩擦板39に対して上述の駆動チェーン27が接触し、この接触により両者間に好適な摩擦抵抗が作用するようになっている。
本実施の形態における遊技盤13は略正方形状に形成されており、その遊技盤13において、遊技領域L1の外側(外周部)には、その対角となる位置に位置決め用の穴41a,41bが一対設けられている。各位置決め用の穴41a,41bのうち一方の穴(図3では右下の穴)41aは、各種類共通に設けられた共通穴であり、他方の穴(図3では左上の穴)41bは、各種類固有に設けられた固有穴である。なお、図1のように遊技盤13を他部品とともに組み付けてパチンコ機10とした状態では、各位置決め用の穴41a,41bは前枠14により隠されて見えなくなる。つまり、各位置決め用の穴41a,41bは遊技者から視認できない位置に形成されている。
パレット台車23のベースフレーム31の外周部には、位置決めピン固定部42,43,44(固定手段)が突設されている。具体的には、収納枠32の外側であって対角となる一方の角部(図3の右下の角部)近傍に1つの位置決めピン固定部42が設けられ、他方の角部(図3の左上の角部)近傍に2つの位置決めピン固定部43,44が設けられている。各位置決めピン固定部42〜44は、遊技盤13に形成された位置決め用の穴(共通穴41a及び固有穴41b)に嵌めこむことで遊技盤13を固定するための位置決めピン46を備える。
図6に示されるように、パレット台車23に小型遊技盤13aを固定する場合には、位置決めピン固定部42の位置決めピン46が共通穴41aに嵌め込まれ、位置決めピン固定部43の位置決めピン46が固有穴41bに嵌め込まれる。この結果、パレット台車23において、略中央の位置に小型遊技盤13aが固定される。図7に示されるように、パレット台車23に大型遊技盤13bを固定する場合には、位置決めピン固定部42の位置決めピン46が共通穴41aに嵌め込まれ、位置決めピン固定部44の位置決めピン46が固有穴41bに嵌め込まれる。
図6及び図7に示されるように、本実施の形態において、遊技盤13(13a,13b)の共通穴41aの固定には、遊技盤13の種類に関わらず共通の位置決めピン固定部42が使用される。この位置決めピン固定部42の場合、位置決めピン46が上下方向に移動不能に設けられている。また、大型遊技盤13bの固有穴41bに嵌め込まれる位置決めピン固定部44の位置決めピン46は、小型遊技盤13aを固定したときにその遊技盤13aの外周位置よりも外方に位置するよう設けられている。この位置決めピン固定部44の位置決めピン46は、小型遊技盤13aには干渉しないため、上下方向に移動不能に設けられている。一方、小型遊技盤13aの固有穴41bに嵌め込まれる位置決めピン固定部43の位置決めピン46は、上下方向に進退可能に設けられている。大型遊技盤13bを固定する際には、その位置決めピン46が下方に後退することでそれが遊技盤13bに干渉しないようになっている。このように、パレット台車23に位置決めピン固定部43の位置決めピン46を進退可能に設けたことにより、大きさの異なる二種類の遊技盤13a,13bを選択的に固定することが可能となる。
パレット台車搬送ライン24における移載装置25の手前の待機位置48(本実施形態では2箇所)において、パレット台車23は一旦停止される。これらの待機位置48には段取り替えユニット49が設置されており、これらの段取り替えユニット49を用いて位置決めピン固定部43における位置決めピン46の進退位置切り替えが行われる。以下、位置決めピン固定部43、及び段取り替えユニット49の具体的な構成を説明する。
図8に示されるように、位置決めピン固定部43は、位置決めピン46と、位置決めピン46を上方に付勢するバネ51(付勢手段)と、位置決めピン46とバネ51との間に設けられる位置決めピン規制部材52と、位置決めピン46、バネ51、及び位置決めピン規制部材52を収納する円筒状の保護ケース53とを備える。
位置決めピン規制部材52は、凹部を有する断面略「コ」字状に形成されており、その凹部側を下方に向けた状態で保護ケース53内に配置されている。保護ケース53内において、バネ51は、その一方の端部(基端部)が保護ケース53の底部材54に固定され、他方の端部(先端部)が位置決めピン規制部材52の凹部に挿入された状態で固定されている。そして、その位置決めピン規制部材52の上面に位置決めピン46の基端部が固定されている。また、保護ケース53の上部にはピン挿通穴55が形成されており、位置決めピン46はそのピン挿通穴55から突出した状態で設けられている。
保護ケース53の側面には、位置決めピン規制部材52に対応する位置に開口部57が設けられ、その開口部57にシリンダロッド58の先端が挿入された状態で第1のシリンダ59(ピン位置保持手段)が固定されている。シリンダロッド58の略中央には拡径部60が設けられている。シリンダケース61内にて、そのシリンダロッド58における拡径部60よりも基端側(図では右側)には、バネ62が嵌め込まれている。このバネ62は、その一端がケース内周面に当接し、他端が拡径部60に当接し、保護ケース53内に進入させる方向にシリンダロッド58を付勢している。そして、シリンダロッド58の拡径部60が保護ケース53の側面(開口部57の周縁となる部位)に当接することでシリンダロッド58の移動が規制されている。この状態においては、シリンダロッド58の先端が開口部57から突出して位置決めピン規制部材52に当接する。
シリンダロッド58の基端側は、シリンダケース61外部に突出し、その基端には操作部材64が接続されている。さらに、その操作部材64の端部には円盤状の把持部65が形成されている。
図9及び図10に示されるように、段取り替えユニット49は、スライドテーブル67(作動手段)と、第2のシリンダ68(ピン下降手段)と、位置決めピン確認センサ69と、制御部70とを備える。制御部70は、周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、データを記憶するためのメモリ71を備える。制御部70は、スライドテーブル67及び第2のシリンダ68と電気的に接続されており、駆動信号を出力することでスライドテーブル67及び第2のシリンダ68を駆動制御する。また、制御部70は、位置決めピン確認センサ69と電気的に接続されており、位置決めピン確認センサ69から出力される検出信号に基づいて、位置決めピン46の進退位置を確認する。
パレット台車搬送ライン24上において段取り替えユニット49に対応する待機位置48にはパレット台車ストッパ73が設けられており、このパレット台車ストッパ73によりパレット台車23が一旦停止される。スライドテーブル67の先端にはアーム部72が設けられており、パレット台車23が待機位置48で停止された状態では、位置決めピン固定部43の把持部65がアーム部72の内側に配置される。また、パレット台車23が待機位置48で停止された状態では、第2のシリンダ68の下方に位置決めピン46が配置される。
スライドテーブル67は、図示しないアクチュエータの駆動により水平方向に往復動可能に設けられている。そして、位置決めピン固定部43の把持部65をスライドテーブル67のアーム部72でつかみ、バネ62の付勢力に抗してシリンダロッド58を引っ張ることにより、シリンダロッド58と位置決めピン規制部材52との当接が解除される。また、スライドテーブル67のアーム部72を戻すと、バネ62の付勢力によってシリンダロッド58が保護ケース53内部に進入し、そのシリンダロッド58が位置決めピン規制部材52に当接される。
また、第2のシリンダ68は、図示しないアクチュエータを駆動することによって上下方向に昇降可能なシリンダロッド74を備えている。この第2のシリンダ68のシリンダケース75には、断面略「コ」字状のセンサ保持部材76が固定されている。位置決めピン確認センサ69は、発光素子69a及び受光素子69bを備える。これら位置決めピン確認センサ69の各素子69a,69bは、位置決めピン46を挟んで対向配置されるようセンサ保持部材76の先端に設けられ、位置決めピン46の位置を検出する。具体的には、位置決めピン46が上方に前進している場合には発光素子69aから出力される光が遮断され、受光素子69bで光が検出されることはない。一方、位置決めピン46が下方に後退している場合には発光素子69aから出力される光が受光素子69bで検出される。制御部70は、その受光素子69bの検出信号を取り込み、その検出信号に基づいて位置決めピン46が前進しているか後退しているかを判定する。
図2に示されるように、遊技盤搬送ライン22において移載装置25の上流側には、遊技盤13の種類を読み取るコードリーダ78が設けられている。コードリーダ78及び段取り替えユニット49は、製造ライン21の操作盤79に接続されている。この操作盤79は、遊技盤13の生産計画を入力するための操作パネル81や、生産計画に関するデータを記憶するためのメモリ82を備え、パレット台車搬送ライン24によって搬送される遊技盤13の種類や数量を記憶管理する。また、操作盤79には、警告ランプ83が設けられており、遊技盤製造ライン21における一連の動作で不具合が生じた場合、警告ランプ83が点灯され、異常が報知されるようになっている。
コードリーダ78は、CCDカメラを備え、遊技盤13の側面に記されている二次元コード(例えばQRコード、登録商標)をCCDカメラによって読み取り、遊技盤13の種類に関するデータを操作盤79に送信する。
操作盤79は、そのデータをメモリ82に記憶するとともに、段取り替えユニット49に送信する。段取り替えユニット49の制御部70は、操作盤79から受信したデータ(遊技盤13の種類のデータ)をメモリ71に記憶し、そのデータに基づいて、スライドテーブル67や第2のシリンダ68を駆動して位置決めピン固定部43の位置決めピン46を遊技盤13の種類に応じた位置に変更する。
ここで、位置決めピン46の動作例について図11を用いて説明する。
先ず、位置決めピン46を前進位置から後退位置に切り替える場合について説明する。図11(a)に示されるように、保護ケース53内においてシリンダロッド58の先端が位置決めピン規制部材52の下端に当接することで、位置決めピン46の落下が防止され、位置決めピン46が前進位置で保持されている。
図11(b)に示されるように、スライドテーブル67のアーム部72により把持部65をつかみ、バネ62の付勢力に抗してシリンダロッド58を引っ張ることで、シリンダロッド58の先端を保護ケース53内部から一旦後退させる。これにより、シリンダロッド58と位置決めピン規制部材52との当接が解除される。
そして、図11(c)に示されるように、第2のシリンダ68を駆動してシリンダロッド74を下降させ、そのシリンダロッド74により、バネ51の付勢力に抗して位置決めピン46を後退位置まで押し下げる。続いて、図11(d)に示されるように、スライドテーブル67のアーム部72を戻し、シリンダロッド58の先端を保護ケース53内部に進入させる。この状態で第2のシリンダ68のシリンダロッド74を上方に戻すと、バネ51の付勢力により位置決めピン規制部材52の上端がシリンダロッド58に当接する。これにより、位置決めピン46の上昇が防止され、位置決めピン46が後退位置で保持される。
次に、位置決めピン46を後退位置から前進位置に切り替える場合について説明する。
先ず、図11(d)に示されるように、第2のシリンダ68のシリンダロッド74を下降させて、そのシリンダロッド74と位置決めピン46とを当接させる。その後、図11(e)に示されるように、スライドテーブル67のアーム部72により把持部65をつかみ、バネ62の付勢力に抗してシリンダロッド58を引っ張ることで、シリンダロッド58の先端を保護ケース53内部から一旦後退させる。これにより、シリンダロッド58と位置決めピン規制部材52との当接が解除される。その状態で、第2のシリンダ68のシリンダロッド74を上方に戻すことで、バネ51の付勢力により位置決めピン46を上方に徐々に前進させる。そして、バネ51がその付勢力を残した状態で、位置決めピン規制部材52の上端が保護ケース53の内面上部と当接される。
その後、図11(f)に示されるように、スライドテーブル67のアーム部72を戻し、シリンダロッド58の先端を保護ケース53内部に進入させることにより、位置決めピン規制部材52の下端にシリンダロッド58の先端を位置させる。この後、小型遊技盤13aを固定する際に、位置決めピン46に上方から力が加わったとしても、位置決めピン規制部材52の下端にシリンダロッド58が当接し、位置決めピン46の落下が防止される。これにより、位置決めピン46が前進位置で固定される。
次に、本実施の形態における遊技盤製造ライン21の動作について図12のフローチャートに従い説明する。なお、図12の処理は、作業者が操作盤79の操作パネル81を操作して生産計画を入力した後に開始される。
先ず、遊技盤搬送ライン22は、生産計画に基づいて所定の遊技盤13を移載装置25に搬送する(ステップ100)。
コードリーダ78は、移載装置25に搬入される遊技盤13の二次元コードをCCDカメラで撮影し、画像処理を行うことで二次元コードの情報(機種名など)を読み取る(ステップ110)。そして、コードリーダ78は、その読み取り情報を操作盤79に送信する。操作盤79は、受信した読み取り情報を段取り替えユニット49に送信するとともに、パレット台車23で搬送する遊技盤13の種類及び数量をメモリ82に記憶する(ステップ120)。なお、メモリ82においては、機種名とその機種に対応した遊技盤13のサイズとが関連付けられて記憶される。
パレット台車搬送ライン24は、パレット台車23を搬送し、待機位置48においてパレット台車ストッパ73によりパレット台車23を一旦停止させる。段取り替えユニット49の制御部70は、操作盤79から受信した読み取り情報に基づいて、パレット台車23に載置すべき遊技盤13のサイズを判定する。具体的には、読み取った機種名に基づき、それに関連付けられている遊技盤13のサイズを、パレット台車23に載置すべき遊技盤13のサイズであると判定する。そして、制御部70は、その遊技盤13のサイズに応じて、スライドテーブル67及び第2のシリンダ68を駆動して、位置決めピン46の進退位置を設定する(ステップ130)。また、段取り替えユニット49の制御部70は、位置決めピン確認センサ69の検出信号を取り込み、遊技盤13のサイズに応じた位置に位置決めピン46が固定されているか否かを判定する。ここで、正しい位置に位置決めピン46が固定されていなければ、警告ランプ83を点灯させてその異常を報知させるとともに、遊技盤製造ライン21を一旦停止させる。そして、作業者により、その異常が解消された後、操作パネル81が操作されることで処理が再開される。
位置決めピン46がサイズに応じた位置に設定された後、パレット台車ストッパ73が解除される。すると、パレット台車搬送ライン24によりパレット台車23が遊技盤固定位置29に搬送される。そして、移載装置25は、遊技盤搬送ライン22から搬送された遊技盤13を遊技盤固定位置29のパレット台車23に移載する(ステップ140)。ここで、遊技盤13は、位置決め用の共通穴41a及び固有穴41bに位置決めピン46が嵌め込まれた状態でパレット台車23の各支柱34,35上に固定される。そして、パレット台車搬送ライン24は、遊技盤13を固定したパレット台車23を所定の遊技盤製造工程に搬送する(ステップ150)。その後、各種製造工程の終了後には、パレット台車23から遊技盤13が搬出され、パレット台車搬送ライン24により、遊技盤13の未載置状態のパレット台車23が段取り替えユニット49に対応した待機位置48に再び戻される。
本実施の形態では、段取り替えユニット49において、パレット台車搬送ライン24上を搬送されるパレット台車23毎に、固定すべき遊技盤13のサイズに関するデータがメモリ71に記憶されている。そして、操作盤79から送信された読み取り情報に基づいて、今回パレット台車23に固定すべき遊技盤13のサイズが前回固定した遊技盤13と同じであれば、メモリ71の記憶内容はそのまま保持される。この場合、段取り替えユニット49は、スライドテーブル67や第2のシリンダ68を駆動することなく、位置決めピン46の進退位置を前回と同じ位置に保持する。一方、今回固定すべき遊技盤13のサイズが前回固定した遊技盤13と異なった場合、最新の読み取り情報にメモリ71の記憶内容を更新する。そして、段取り替えユニット49の制御部70は、その最新の読み取り情報に基づいてスライドテーブル67や第2のシリンダ68を駆動し、固定すべき遊技盤13のサイズに応じた位置に位置決めピン46を設定する。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)サイズが小さな小型遊技盤13aの固有穴41bに対応した位置決めピン固定部43は、位置決めピン46を上方に付勢するバネ51と、位置決めピン46とバネ51との間に配置された位置決めピン規制部材52と、位置決めピン規制部材52に当接して位置決めピン46を所定位置に保持する第1のシリンダ59のシリンダロッド58とを有し、位置決めピン46が上下方向に進退可能に設けられている。そして、その位置決めピン46は、サイズが大きい大型遊技盤13bを固定する場合、後退位置で保持される。具体的には、第2のシリンダ68のシリンダロッド74により、バネ51の付勢力に抗して位置決めピン46を前進位置から後退位置まで下降させる。その後、スライドテーブル67により第1のシリンダ59のシリンダロッド58を作動させ、位置決めピン規制部材52の上端にシリンダロッド58を当接させることで、位置決めピン46が後退位置で保持される。この場合、パレット台車23において、小型遊技盤用として設けられた位置決めピン固定部43の位置決めピン46が大型遊技盤13bに干渉することがなく、大型遊技盤13bを確実に固定することができる。また、位置決めピン規制部材52の下端にシリンダロッド58を当接させて、位置決めピン固定部43の位置決めピン46を前進位置に保持すれば、パレット台車23に小型遊技盤13aも固定することができる。
(2)本実施の形態の遊技盤製造ライン21では、位置決めピン固定部43の位置決めピン46の進退位置を設定する段取り替えユニット49(スライドテーブル67や第2のシリンダ68)がパレット台車23の外部に設けられているので、パレット台車23の構成の簡素化や軽量化を図ることができる。また、パレット台車23毎にスライドテーブル67や第2のシリンダ68を設ける必要がなく、スライドテーブル67や第2のシリンダ68を共通に使用できるため、設備コストを低減することができる。
(3)本実施の形態の遊技盤13a,13bでは、位置決め用の共通穴41aと固有穴41bとを対角となる位置に一対設けているので、遊技盤13a,13bの位置決め精度を向上させることができる。さらに、位置決め用の共通穴41aには遊技盤13a,13bの種類にかかわらず同じ位置決めピン46を用いることができるので、種類毎に複数の固有穴41bを設ける場合と比較して、位置決めピン46のピン数を削減することができる。
(4)本実施の形態のパレット台車23では、大型遊技盤13bの固有穴41bに対応した位置決めピン固定部44の位置決めピン46は、小型遊技盤13aと干渉しない位置に設けられているため、上下方向に進退可能な構成にする必要はなく、固定式の簡素な構成を採用することができる。
(5)本実施の形態のパレット台車23では、位置決めピン固定部43の位置決めピン46にはバネ51によって上方に付勢する付勢力が常に加わっているため、位置決めピン46が第2のシリンダ68の下方に配置されたときに、その第2のシリンダ68のシリンダロッド74により位置決めピン46を押し下げることで後退位置まで下降させることができる。そして、その状態で、保護ケース53の側方に開口された開口部57から保護ケース53内部に第1のシリンダ59のシリンダロッド58を進入させて位置決めピン規制部材52の上端に当接させることにより、バネ51の付勢力による位置決めピン46の上昇が防止される。これにより、位置決めピン46を後退位置で固定することができる。
(6)本実施の形態のパレット台車23では、第1のシリンダ59のシリンダロッド58が保護ケース53内部から一旦後退されそのシリンダロッド58と位置決めピン規制部材52との当接が解除された場合、バネ51の付勢力により位置決めピン規制部材52が上昇してそのピン規制部材52の上端が保護ケース53の内面上部に当接される。このとき、バネ51の付勢力が残されているため、付勢力が若干弱まったとしても、保護ケース53の内面と当接した状態を維持することができる。そのため、位置決めピン規制部材52との干渉を避けつつ、その位置決めピン規制部材52の下方にシリンダロッド58を確実に進入させることができる。この後、遊技盤13を固定する際に、上方から位置決めピン46に力が加わったとしても、位置決めピン規制部材52の下端にシリンダロッド58が当接して位置決めピン46の落下が防止される。これにより、位置決めピン46を前進位置で固定することができる。
(7)本実施の形態のパレット台車23では、位置決めピン46が後退位置で保持されている状態において、第1のシリンダ59のシリンダロッド58による位置決めピン規制部材52の当接を解除すると、バネ51の付勢力により位置決めピン46が上昇する。このとき、第2のシリンダ68のシリンダロッド74が位置決めピン46に当接されることにより、位置決めピン46の上昇の勢いを効果的に殺すことができ、位置決めピン46の移動が所定速度に抑えられる。その結果、位置決めピン46の上昇の際に、位置決めピン規制部材52が保護ケース53に勢いよく衝突してしまうことを回避でき、位置決めピン規制部材52や保護ケース53が破損するといった問題を防止することができる。
(8)本実施の形態のパレット台車23には、複数の支柱34,35が設けられているので、それら支柱34,35によって遊技盤13を安定的に支持することができる。また、各支柱34,35の上端部には、合成樹脂等からなる衝撃緩衝体36,37が設けられているので、遊技盤13を傷つけることなく確実に支持することができる。このように、遊技盤13を各支柱34,35で支持することにより、パレット台車23に遊技盤13を固定した状態で、役物物品挿入、自動ビス締めなどの遊技盤組立工程を容易に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、小型遊技盤13aの固有穴41bに対応した位置決めピン固定部43の位置決めピン46を上下方向に進退可能に設けるものであったが、これに限定されるものではない。例えば、小型遊技盤13aと大型遊技盤13bとのサイズがあまり変わらず、パレット台車23に小型遊技盤13aを固定したときに、その小型遊技盤13aに重なる位置に大型遊技盤用の位置決めピン固定部44が設けられる場合がある。この場合、位置決めピン固定部44を、小型遊技盤用の位置決めピン固定部43と同様に、位置決めピン46が上下方向に進退可能に構成する。このように構成すると、大型遊技盤用の位置決めピン46と小型遊技盤13aとの干渉を回避できるため、パレット台車23に小型遊技盤13aを確実に固定することができる。
・上記実施の形態では、パレット台車23の外部に、位置決めピン46の位置を自動的に切り替えるための段取り替えユニット49(スライドテーブル67や第2のシリンダ68)を設けるものであったが、位置決めピン46の位置を自動的に切り替えるためのアクチュエータをパレット台車23に設けてもよい。
・上記実施の形態では、遊技盤13a,13bに2つの位置決め用の穴(共通穴41a及び固有穴41b)を設けるものであったが、3つ以上の位置決め用の穴を設けてもよい。
・上記実施の形態の遊技盤製造ライン21では、パレット台車23に二種類の遊技盤13a,13bを選択的に固定するものであったが、三種類以上の遊技盤13を選択的に固定するよう構成してもよい。この場合、パレット台車23には、各機種固有の位置決めピン46を設け、必要に応じて位置決めピン46を進退可能に構成する。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)各種製造工程において遊技盤をパレット台車に移載し、当該パレット台車にはサイズの異なる二種類の遊技盤を選択的に固定可能な固定手段を備えた遊技盤製造ラインであって、前記二種類の遊技盤には、その外周部における所定の箇所に各種類共通の位置決め用の共通穴と、そこ以外の少なくとも一箇所に各種類固有の位置決め用の固有穴とが形成されており、前記固定手段は、前記共通穴及び固有穴に嵌め込むことで前記遊技盤を固定するための位置決めピンを有し、サイズが小さな遊技盤の固有穴に対応した固定手段は、前記位置決めピンを上方に付勢する付勢手段と、前記位置決めピンと付勢手段との間に配置された位置決めピン規制部材と、前記位置決めピン規制部材に当接して前記位置決めピンを所定位置に保持するピン位置保持手段とをさらに有し、前記パレット台車に載置される遊技盤のサイズに応じて前記ピン位置保持手段を作動させる作動手段が設けられ、その作動手段は、前記位置決めピン規制部材の下端に前記ピン位置保持手段を当接させることで前記位置決めピンを前進させた前進位置で保持するとともに、前記位置決めピン規制部材の上端に前記ピン位置保持手段を当接させることで前記位置決めピンを後退させた後退位置で保持するものであり、前記付勢手段の付勢力に抗して前記位置決めピンを前記前進位置から後退位置まで下降させるピン下降手段が設けられ、サイズが大きい遊技盤を固定する場合には、サイズが小さい遊技盤の固有穴に対応した位置決めピンを後退位置で保持するよう前記ピン位置保持手段及び前記ピン下降手段を作動させることを特徴とする遊技盤製造ライン。
(2)技術的思想(1)において、各種類の遊技盤には、その対角となる位置に1つの共通穴と1つの固有穴とが一対設けられる。
(3)技術的思想(1)または(2)において、前記共通穴には遊技盤の種類に関わらず共通の位置決めピンが使用される。
一実施の形態の遊技機を示す正面図。 一実施の形態の遊技盤製造ラインを示す概略構成図。 パレット台車を示す平面図。 パレット台車を示す正面図。 パレット台車を示す側面図。 小型遊技盤を固定したパレット台車を示す平面図。 大型遊技盤を固定したパレット台車を示す平面図。 位置決めピン固定部を示す断面図。 段取り替えユニットを示す平面図。 段取り替えユニットを示す側面図。 (a)〜(f)は、位置決めピン固定部の動作を説明するための断面図。 遊技盤製造ラインの動作を示すフローチャート。
符号の説明
13,13a,13b…遊技盤
21…遊技盤製造ライン
22…遊技盤搬送ライン
23…パレット台車
24…パレット台車搬送ライン
28…所定位置としての終端位置
29…遊技盤固定位置
41a…位置決め用の共通穴
41b…位置決め用の固有穴
42,43,44…固定手段としての位置決めピン固定部
46…位置決めピン
51…付勢手段としてのバネ
52…位置決めピン規制部材
53…保護ケース
57…開口部
59…ピン位置保持手段としての第1のシリンダ
67…作動手段としてのスライドテーブル
68…ピン下降手段としての第2のシリンダ

Claims (6)

  1. 外周部における所定の箇所に各種類共通の位置決め用の共通穴と、そこ以外の少なくとも一箇所に各種類固有の位置決め用の固有穴とが形成された、サイズの異なる複数種類の遊技盤を搬送対象とし、各種製造工程において前記遊技盤をパレット台車に移載し、当該パレット台車にはサイズの異なる前記複数種類の遊技盤を選択的に固定可能な固定手段を備えた遊技盤製造ラインであって
    記固定手段は、前記共通穴及び前記固有穴に嵌め込むことで前記遊技盤を固定するための位置決めピンを有し、
    前記複数種類の遊技盤のうち少なくともサイズが小さな遊技盤の固有穴に対応した固定手段は、前記位置決めピンを上方に付勢する付勢手段と、前記位置決めピンと付勢手段との間に配置された位置決めピン規制部材と、前記位置決めピン規制部材に当接して前記位置決めピンを所定位置に保持するピン位置保持手段とをさらに有し、
    前記パレット台車に載置される遊技盤のサイズに応じて前記ピン位置保持手段を作動させる作動手段が設けられ、その作動手段は、前記位置決めピン規制部材の下端に前記ピン位置保持手段を当接させることで前記位置決めピンを前進させた前進位置で保持するとともに、前記位置決めピン規制部材の上端に前記ピン位置保持手段を当接させることで前記位置決めピンを後退させた後退位置で保持するものであり、
    前記付勢手段の付勢力に抗して前記位置決めピンを前記前進位置から後退位置まで下降させるピン下降手段が設けられ、
    少なくともサイズが大きい遊技盤を固定する場合には、サイズが小さい遊技盤の固有穴に対応した位置決めピンを後退位置で保持するよう前記ピン位置保持手段及び前記ピン下降手段を作動させることを特徴とする遊技盤製造ライン。
  2. 前記パレット台車において、サイズが大きい遊技盤の固有穴に対応した位置決めピンは、サイズが小さい遊技盤を固定したときに当該遊技盤の外周位置よりも外方に位置するように設けられ、その位置決めピンは、上下方向に移動不能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技盤製造ライン。
  3. 前記固定手段は、前記位置決めピン及び前記付勢手段を保護する保護ケースを備え、前記保護ケースの側方に開口された開口部から前記ピン位置保持手段が進退することでそのピン位置保持手段が前記位置決めピン規制部材の上端または下端と当接可能に設けられ、
    前記ピン下降手段は、前記位置決めピンが前記ピン下降手段の下方に配置されたときに、前記位置決めピンと当接した状態でその位置決めピンが前記後退位置となるまで下降し、その状態で、前記作動手段は、前記ピン位置保持手段を前記開口部から保護ケース内部に進入させることにより、前記位置決めピン規制部材の上端に前記ピン位置保持手段を当接させることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技盤製造ライン。
  4. 前記ピン位置保持手段を前記保護ケース内部から一旦後退させてそのピン位置保持手段と前記位置決めピン規制部材との当接が解除された場合においては、前記付勢手段が付勢力を残した状態で、前記位置決めピン規制部材の上端が前記保護ケースの内面上部と当接され、当該状態で前記ピン位置保持手段を前記開口部から保護ケース内部に進入させることにより、前記位置決めピン規制部材の下端に前記ピン位置保持手段を位置させることを特徴とする請求項3に記載の遊技盤製造ライン。
  5. 前記ピン位置保持手段により前記位置決めピンが前記後退位置で保持されている状態において、前記ピン下降手段を前記位置決めピンに当接させた後、前記ピン位置保持手段を後退させてそのピン位置保持手段と前記位置決めピン規制部材との当接を解除し、前記ピン下降手段を前記位置決めピンに当接させた状態で上方に戻すことで前記付勢手段の付勢力により前記位置決めピンを徐々に前進させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技盤製造ライン。
  6. 外周部における所定の箇所に各種類共通の位置決め用の共通穴と、そこ以外の少なくとも一箇所に各種類固有の位置決め用の固有穴とが形成された、サイズの異なる複数種類の遊技盤を搬送対象とし、前記複数種類の遊技盤を選択的に固定可能な固定手段を備え、遊技盤製造ラインにおける各種製造工程に前記遊技盤を搬送するために用いられるパレット台車であって
    記固定手段は、前記共通穴及び前記固有穴に嵌め込むことで前記遊技盤を固定するための位置決めピンを有し、
    前記複数種類の遊技盤のうち少なくともサイズが小さな遊技盤の固有穴に対応した固定手段は、前記位置決めピンを上方に付勢する付勢手段と、前記位置決めピンと前記付勢手段との間に配置された位置決めピン規制部材と、前記位置決めピン規制部材の下端に当接することで前記位置決めピンを前進させた前進位置で保持するとともに前記位置決めピン規制部材の上端に当接することで前記位置決めピンを後退させた後退位置で保持するピン位置保持手段とをさらに有し、
    少なくともサイズが大きい遊技盤を固定する場合には、前記ピン位置保持手段は、サイズが小さい遊技盤の固有穴に対応した位置決めピンを後退位置で保持することを特徴とするパレット台車。
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