JP5010472B2 - 保守点検支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工場に施設される蒸気トラップやバルブなどの多数の管理対象機器を管理する技術に関する。
蒸気トラップの例を挙げると、従来、工場に施設された多数の蒸気トラップ(以下、単に「トラップ」と称することがある)を管理するには、例えばNo.1〜No.1000の管理番号を付した1000個の管理対象トラップのうち本年度はNo.1〜No.200の管理対象トラップについて各トラップが正常か不良かを診断し、次年度はNo.201〜No.400の管理対象トラップについて各トラップが正常か不良かを診断し、さらに次々年度はNo.401〜No.600の管理対象トラップについて各トラップが正常か不良かを診断するといった方法、すなわち、管理対象トラップのうちの一部のものを診断する部分診断を定期的に実施することにおいて、その部分診断の対象とする複数の管理対象トラップを順次に代えていく方法が採られていた。
そして、各回の部分診断ごとに、その回の診断対象トラップのうちで不良なものがあったときには、その不良トラップを交換又は修理し、また、管理対象トラップ各々の診断結果を管理対象トラップの全数について記録しておく包括的な管理用データベース(例えば、トラップ管理台帳)がある場合には、各回の部分診断ごとに、その回の診断対象トラップの各々についての診断結果を管理用データベースに追加記録するようにしていた。
また従来、この管理方法とは別の蒸気トラップ管理方法として、正常トラップと不良トラップとを含む管理対象トラップの全数を一括して推奨トラップに交換するとともに、新たな管理用データベースを作成し、その後、管理対象トラップの全数(すなわち、一括交換したトラップ)について各トラップが正常か不良かを診断する全数診断を定期的に実施して、各回の全数診断ごとに、管理対象トラップの各々についての診断結果を管理用データベースに追加記録(すなわち、台帳の更新)するとともに、不良なトラップがあったときには、その不良トラップを交換又は修理する管理方法も本出願人により提案した(下記の特許文献1を参照)。
日本国特開2002−140745号公報
しかし、多数の管理対象トラップを有する設備においては、種々のコストの低減や種々の損失の低減により設備操業のコストパフォーマンスを高めること(言わば、設備ライフサイクルコストのトータルな最小化)が要望されるが、従来、上記したいずれの管理方法を採るにしても、管理用データベースに記録した管理対象トラップ各々の診断結果は、単に管理記録として用いられるのみで、コストや損失の低減によるコストパフォーマンスの向上には有効に活用されていないのが実情であった。
また、上記した従来の管理方法のうち前者のものでは、定期的な部分診断において診断の対象とする管理対象トラップを順次に代えていく為、各回の部分診断ごとに、その回の診断対象トラップの各々についての診断結果を管理用データベースに追加記録したとしても、その管理用データベースに記録された管理対象トラップ各々の診断結果の中には、診断の時期、回数、間隔などの診断実施条件が互いに相違するものが混在し、この為、この管理用データベースに記録された診断結果を分析して、それら診断結果を何らかの形で有効利用しようとしても、上記の如き診断実施条件の相違から正確な分析を行うことが難しく、このことからも、管理用データベースに記録された診断結果の有効利用が難しいものとなっていた。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、上記の如き問題を解消するのに有効な機器管理に関する技術を提供する点にある。
機器管理方法として、
多数の管理対象機器の全数について各機器が正常か不良かを診断する全数診断を定期的に実施し、各回の前記全数診断ごとに、診断結果を管理用データベースに記録するとともに、不良な機器があったときには、その不良な機器を修理又は交換し、前記管理用データベースに記録された複数回にわたる前記全数診断の診断結果から得られる管理対象機器各々の履歴情報に基づき、管理対象機器の各々について機種の適否を判定する、又は、適合機種を選定するようにしてもよい。
つまり、この方法によれば、管理用データベースに記録された複数回にわたる全数診断の診断結果から得られる管理対象機器各々の履歴情報に基づいて、管理対象機器各々の機種の適否を判定する、又は、適合機種を選定するから、例えば、管理対象機器各々の履歴情報から見て、同じ機種であるにもかかわらず管理対象機器のうち特定の機器の不良発生頻度(履歴情報の一例)が他のものに比べ高い場合には、機器そのものの問題ではなく、その特定機器の設置条件や使用条件に対して、その特定機器の機種(それまでの採用機種)が不適合であるといった推定を確度の高い状態で下すことができるなど、管理対象機器各々の機種の適否の判定、又は、適合機種の選定を的確に行うことができる。
また、全数診断を定期的に実施して、それら複数回にわたる全数診断の診断結果から得られる管理対象機器各々の履歴情報に基づき機種の適否の判定、又は、適合機種の選定を行うから、診断の時期、回数、間隔などの診断実施条件が同等の診断結果から得る管理対象機器各々の履歴情報を分析して、その分析により機種の適否の判定、又は、適合機種の選定を行うことになり、このように診断実施条件が同等の診断結果から得られる履歴情報を分析することからも、その分析を正確なものにすることができて、その分析に基づく管理対象機器各々の機種の適否の判定、又は、適合機種の選定を的確なものにすることができる。
すなわち、これらのことから、各回の全数診断ごとの不良機器の交換(また、場合によっては、設定使用期間の経過による機器の交換)において、単にそれまでと同じ機種を採用したり、単に機器単価から機種を選定するなどに比べ、管理対象機器各々の設置条件や使用条件などに適合した機種を的確に選定することができ、これにより、管理対象機器の不良発生率を効果的に低減することができて、不良機器の交換に要するコストや管理対象機器の不良発生により生じる設備操業上の損失(例えば、エネルギの浪費や生産性の低下)などを効果的に低減することができ、また、不良発生に至らずとも管理対象機器の機種が設置条件や使用条件などに対し不適合であることで生じる設備操業上の損失も効果的に低減することができ、もって、設備ライフサイクルコストのトータルな最小化を効果的に達成することができて、設備操業のコストパフォーマンスを効果的に高めることができる。
なお、この方法で言う「定期的な全数診断」とは、厳密な所定期間ごとの全数診断に限らず、例えば半年程度ごとの全数診断や1年程度ごとの全数診断など、概ね定期的と言える程度のものでもよく、これについては以下も同様である。
また、「管理対象機器の履歴情報」とは、1つの管理対象機器そのものの履歴情報(すなわち、1機器自体の履歴情報)ではなく、厳密に言えば、1つの管理対象機器の設置部での設置機器の履歴情報を意味するものであり、したがって、不良発生回数を履歴情報の例とする場合で言えば、1設置部に設置された管理対象機器につき不良が2回発生して、その不良発生ごとに管理対象機器が交換された場合、交換された各機器そのものについては不良発生回数は1回であるが、ここでは、その設置部に設置された管理対象機器の不良発生回数を2回とする。このことも以下同様である。
この方法において、管理用データベースに記録の診断結果から得る管理対象機器各々の履歴情報の具体的内容は、管理対象機器各々の不良発生頻度や不良発生回数に限らず、例えば、各回の不良内容や不良原因などであってもよく、管理対象機器各々の機種の適否の判定や適合機種の選定に有効なものであれば、どのようなものであってもよい。このことも以下同様である。
前記の機器管理方法を実施するのに、
初期作業として、管理対象機器の全数を推奨機器に交換する全数更新を行うとともに、前記全数診断の診断結果を蓄積的に記録するための前記管理用データベースを作成し、その後、前記全数診断を定期的に実施するようにしてもよい。
つまり、この方法によれば、定期的な全数診断の前の初期作業において、管理対象機器の全数を推奨機器に交換する全数更新を実施するから、例えば、その初期作業において管理対象機器のうち不良機器のみを推奨機器に交換する部分更新を実施するのに比べ、その初期作業後における管理対象機器の不良発生率を低減することができ、これにより、前述の如き不良発生率の低減とも相俟って、不良機器の交換に要するコストや管理対象機器の不良発生により生じる設備操業上の損失などを一層効果的に低減することができて、設備操業のコストパフォーマンスの向上(すなわち、設備ライフサイクルコストのトータルな最小化)を一層効果的に達成することができる。
また、初期作業において上記の全数更新とともに、以後の全数診断の診断結果を蓄積的に記録するための管理用データベースを新たに作成するから、機種の適否の判定や適合機種の選定に有効な履歴情報を得るのに適した記録形態で各回の全数診断の診断結果を記録し得る管理用データベースを用いて以後の定期的な全数診断の診断結果を記録することができて、そのことで前述の履歴情報に基づく機種の適否の判定や適合機種の選定そのものも容易にすることができ、その分、機器の管理コストを低減することができて、このことからも設備操業のコストパフォーマンスの向上(設備ライフサイクルコストのトータルな最小化)を一層効果的に達成することができる。
また、前記の機器管理方法を実施するのに、
初期作業として、管理対象機器のうち不良な機器の全数を含む一部の機器のみを修理又は推奨機器に交換する部分更新を行うとともに、前記全数診断の診断結果を蓄積的に記録するための前記管理用データベースを作成し、その後、前記全数診断を定期的に実施するようにしてもよい。
つまり、この方法によれば、定期的な全数診断の前の初期作業において、管理対象機器のうち不良な機器の全数を含む一部の機器のみを修理又は推奨機器に交換する部分更新を実施するから、例えば、その初期作業において管理対象機器の全数を推奨機器に交換する全数更新を実施するのに比べ、初期作業に要する費用を安価にすることができ、また、そのことで管理依頼者による初期作業の依頼(すなわち、定期的な全数診断を含む機器管理の依頼)もし易くすることができる。
また、初期作業において上記の部分更新とともに、以後の全数診断の診断結果を蓄積的に記録するための管理用データベースを新たに作成するから、機種の適否の判定や適合機種の選定に有効な履歴情報を得るのに適した記録形態で各回の全数診断の診断結果を記録し得る管理用データベースを用いて以後の定期的な全数診断の診断結果を記録することができて、そのことで前述の履歴情報に基づく機種の適否の判定や適合機種の選定そのものも容易にすることができ、その分、機器の管理コストを低減することができて、このことからも設備操業のコストパフォーマンスの向上(すなわち、設備ライフサイクルコストのトータルな最小化)を一層効果的に達成することができる。
なお、この方法における上記の部分更新では、管理対象機器のうち不良な機器のみを修理又は推奨機器に交換する更新形態、あるいは、管理対象機器のうち不良な機器の全数と一部の正常機器とを修理又は推奨機器に交換(正常機器は推奨機器に交換)する更新形態のいずれを採ってもよい。
さらに前記の機器管理方法を実施するのに、
各回の前記全数診断において不良により、又は、設定使用期間の経過により交換した機器を回収後、再使用可能な状態にして再利用するようにしてもよい。
つまり、この方法によれば、上記の再利用で得られる経済的効果を機器の管理コストに還元するなど、その再利用による経済的効果の分、設備操業のコストパフォーマンスの向上(設備ライフサイクルコストのトータルな最小化)を一層効果的に達成することができる。
また、上記再利用により資源保全にも貢献することができ、この点からも有用な機器管理方法となる。
なお、この方法において、回収後、再使用可能な状態にしたトラップの再利用先は、そのトラップの回収元の設備、あるいは、それ以外の設備のいずれであってもよい。
機器管理用の分析システムについては、
多数の管理対象機器の全数について各機器が正常か不良かを診断する全数診断を定期的に実施し、各回の前記全数診断ごとに、診断結果を管理用データベースに記録するとともに、不良な機器があったときには、その不良な機器を修理又は交換し、前記管理用データベースに記録された複数回にわたる前記全数診断の診断結果から得られる管理対象機器各々の履歴情報に基づき、管理対象機器の各々について機種の適否を判定する、又は、適合機種を選定する機器管理作業に用いられる機器管理用の分析システムを構成するのに、
前記全数診断の診断結果を入力する入力手段と、この入力手段により入力する各回の前記全数診断ごとの診断結果を蓄積して記憶する記憶手段と、この記憶手段が記憶する複数回にわたる前記全数診断の診断結果に基づき、管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを設定プログラムに従って作成する演算手段とを設ける構成にしてもよい。
つまり、この構成によれば、各回の全数診断ごとの診断結果を入力手段により入力することに対し、記憶手段は、それら入力される各回の全数診断ごとの診断結果を蓄積して記憶する。したがって、記憶手段は複数回にわたる全数診断の診断結果を記憶することとなる。
そして、演算手段は、この記憶手段が記憶する複数回にわたる全数診断の診断結果に基づき、管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを設定プログラムに従って作成するから、このデータ作成では、診断の時期、回数、間隔などの診断実施条件が同等の診断結果から得られる管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを得ることができる。
したがって、この分析用データを用いて、それに示される管理対象機器各々の履歴情報に基づき管理対象機器各々の機種の適否の判定、又は、適合機種の選定を行えば、前述した機器管理方法の実施として、それら機種の適否の判定、又は、適合機種の選定を的確に行うことができ、ひいては、そのことで設備操業のコストパフォーマンスの向上(換言すれば、設備ライフサイクルコストの最小化)を効果的に達成することができる。
また、このような分析用データを演算手段により自動的に作成し得ることで、その分析用データの作成も含めた分析作業の全体、ひいては、機器管理作業の全体を容易化及び能率化することもできる。
なお、この構成において、管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データは、紙面などに印刷した書面的なデータや、コンピュータを用いてディスプレイに表示する電子データなど、履歴情報を表示し得るものであればどのような形態のデータであってもよい。
また、この分析用データにおける履歴情報の表示形態は、文書や数値による表示に限られるものではなく、グラフ、表、図形、記号、色彩などの使用により履歴情報を示す表示形態であってもよい。
この分析システムを構成するのに、
前記演算手段は、管理対象機器各々の不良発生頻度を前記履歴情報として前記分析用データを作成する構成にしてもよい。
つまり、この構成によれば、管理対象機器各々の不良発生頻度を前記履歴情報とする分析用データ(すなわち、管理対象機器各々の不良発生頻度を示す分析用データ)を作成するから、その分析用データを用いれば、前述の機器管理方法の説明でも述べたように、同じ機種であるにもかかわらず管理対象機器のうち特定の機器の不良発生頻度が他のものに比べ高い場合、その特定機器の設置条件や使用条件に対して、その特定機器の機種(それまでの採用機種)が不適合であるといった推定を確度の高い状態で下すことができるなど、管理対象機器各々の機種の適否の判定、又は、適合機種の選定を的確に行うことができる。
また、不良発生頻度であれば、例えば不良原因や不良内容などに比べ、管理対象機器どうしの履歴情報(不良発生頻度)の比較も容易であり、このことから、履歴情報に基づく管理対象機器各々の機種の適否の判定、又は、適合機種の選定も容易にすることができる
なお、この構成において、分析用データにおける不良発生頻度の表示形態は、頻度の数値表示に限られるものではなく、管理対象機器の全数についてサンプリング期間が同一であることを前提とした不良発生回数の数値表示などであってもよく、また、それら頻度や回数をグラフ、表、図形、記号、色彩などの使用により視覚的に示す表示形態であってもよい。
また、機器管理用の分析システムについては、
多数の管理対象機器の全数について各機器が正常か不良かを診断する全数診断を定期的に実施し、各回の前記全数診断ごとに、診断結果を管理用データベースに記録するとともに、不良な機器があったときには、その不良な機器を修理又は交換し、前記管理用データベースに記録された複数回にわたる前記全数診断の診断結果から得られる管理対象機器各々の履歴情報に基づき、管理対象機器の各々について機種の適否を判定する、又は、適合機種を選定する機器管理作業に用いられる機器管理用分析システムを構成するのに、
前記全数診断の診断結果、及び、管理対象機器の各々が属する分類種を入力する入力手段と、この入力手段により入力する各回の前記全数診断ごとの診断結果を蓄積して記憶するとともに、前記入力手段により入力する管理対象機器各々の所属分類種を記憶する記憶手段と、この記憶手段が記憶する複数回にわたる前記全数診断の診断結果と管理対象機器各々の所属分類種とに基づき、管理対象機器各々の履歴情報と複数の前記分類種との相関を示す分析用データ、又は、前記分類種別での管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを設定プログラムに従って作成する演算手段とを設ける構成にしてもよい。
つまり、この構成によれば、各回の全数診断ごとの診断結果を入力手段により入力することに対し、記憶手段は、それら入力される各回の全数診断ごとの診断結果を蓄積して記憶する。したがって、記憶手段は複数回にわたる全数診断の診断結果を記憶するとともに、入力手段により入力する管理対象機器各々の所属分類種を記憶することとなる。
そして、演算手段は、この記憶手段が記憶する複数回にわたる全数診断の診断結果と管理対象機器各々の所属分類種とに基づき、管理対象機器各々の履歴情報と複数の前記分類種との相関を示す分析用データ、又は、分類種別での管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを設定プログラムにしたがって作成するから、このデータ作成では、診断の時期、回数、間隔などの診断実施条件が同等の診断結果から得られる管理対象機器各々の履歴情報と複数の前記分類種との相関を示す分析用データ、又は、診断実施条件が同等の診断結果から得られる分類種別での管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを得ることができる。
したがって、管理対象機器各々の履歴情報に基づき機種の適否の判定、又は、適合機種の選定を行う前述の機器管理方法を実施するのに、この分析用データを用いて、複数の分類種との関係も見ながら管理対象機器各々の履歴情報に基づき管理対象機器各々の機種の適否の判定、又は、適合機種の選定を行えば、それら機種の適否の判定又は適合機種の選定を、単に管理対象機器各々の履歴情報だけに基づいて行うのに比べ一層的確に行うことができ、ひいては、そのことで設備操業のコストパフォーマンスの向上(換言すれば、設備ライフサイクルコストの最小化)を一層効果的に達成することができる。
また、このような分析用データを演算手段により自動的に作成し得ることで、その分析用データの作成も含めた分析作業の全体、ひいては、機器管理作業の全体を容易化及び能率化することもできる。
なお、この構成において、管理対象機器各々の履歴情報と複数の分類種との相関、又は、分類種別での管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データは、紙面などに印刷した書面的なデータや、コンピュータを用いてディスプレイに表示する電子データなど、内容を表示し得るものであればどのような形態のデータであってもよい。
また、管理対象機器各々の履歴情報と複数の分類種との相関を示す分析用データにおける相関の表示形態は、グラフ、表、式を用いて相関を示す表示形態に限らず、図形、記号、色彩などを用いて相関を視覚的に示す表示形態であってもよく、また同様に、分類種別での管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データにおける履歴情報の表示形態は、文書や数値による表示に限られるものではなく、グラフ、表、図形、記号、色彩などの使用により履歴情報を示す表示形態であってもよい。
この機器管理用分析システムを構成するのに、
前記演算手段は、管理対象機器各々の不良発生頻度を前記履歴情報として前記分析用データを作成する構成にしてもよい。
つまり、この構成によれば、管理対象機器各々の不良発生頻度を前記履歴情報とする分析用データ(すなわち、管理対象機器各々の不良発生頻度と複数の分類種との相関を示す分析用データ、又は、分類種別での管理対象機器各々の不良発生頻度を示す分析用データ)を作成する。その他の作用効果については前述したとおりである。
さらに、保守点検支援方法に関し、
所定の設置部に設置された管理対象機器の全数について各機器が正常か不良かを診断する全数診断を定期的に実施し、不良な機器があったときには、その不良な機器を修理又は交換する保守点検作業のための保守点検支援方法として、
前記全数診断ごとに、管理対象機器各々の属性情報と診断結果とを取得し、取得した前記診断結果と属性情報とを組み合わせて管理用データベースに記憶し、前記管理用データベースに記憶された複数回にわたる前記診断結果から得られる管理対象機器各々の履歴情報に基づいて分析用データを作成し、前記分析用データに基づいて、管理対象機器が設置されている各設置部における機種の適否の判定、又は、適合機種の選定に係る支援情報を生成するようにしてもよい。
さらに、保守点検支援装置に関し、
所定の設置部に設置された管理対象機器の全数について各機器が正常か不良かを診断する全数診断を定期的に実施し、不良な機器があったときには、その不良な機器を修理又は交換する保守点検作業のための保守点検支援装置を構成するのに、
管理対象機器各々の属性情報を取得する機器属性値取得部と、診断結果を取得する機器診断データ取得部とを備えると共に、取得された前記診断結果と属性情報とを組み合わせて機器評価データを生成する機器評価データ生成部と、前記機器評価データに履歴コードを付加して管理用データベースに記憶するとともに、検索条件に適合する機器評価データを抽出するデータベース管理部と、前記管理用データベースに記憶された複数回にわたる前記機器評価データに含まれる診断結果に基づき、管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを作成する機器分析処理部と、前記分析用データに基づいて、管理対象機器が設置されている各設置部における機種の適否の判定、又は、適合機種の選定に係る支援情報を生成するアシスト情報生成部を備える構成にしてもよい。
なお、上記の管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データに代えて、管理対象機器各々の履歴情報と前記分類処理部により分類された当該管理対象機器の分類種との相関を示す分析用データ、又は、前記分類種別での管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを作成するように構成しても良い。このため、上記の保守点検支援装置の他の実施形態として、
管理対象機器の各々が属する分類種が記憶された分類基準テーブルと、前記分類基準テーブルを参照して前記機器評価データを前記分類種ごとに分類する分類処理部をさらに備え、前記機器分析処理部は、管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データに代えて、管理対象機器各々の履歴情報と前記分類処理部により分類された当該管理対象機器の分類種との相関を示す分析用データ、又は、前記分類種別での管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを作成する構成にしてもよい。
以上のことに鑑み、
〔1〕本発明の第特徴構成は保守点検支援装置に係り、その特徴は、
所定の設置部に設置された管理対象機器の全数について各機器が正常か不良かを診断する全数診断を定期的に実施し、不良な機器があったときには、その不良な機器を修理又は交換する保守点検作業のための保守点検支援装置であって、
管理対象機器各々の属性情報を取得する機器属性値取得部と、診断結果を取得する機器診断データ取得部とを備えると共に、
取得された前記診断結果と属性情報とを組み合わせて機器評価データを生成する機器評価データ生成部と、
前記機器評価データに履歴コードを付加して管理用データベースに記憶するとともに、
検索条件に適合する機器評価データを抽出するデータベース管理部と、
前記管理用データベースに記憶された複数回にわたる前記機器評価データに含まれる診断結果に基づき、管理対象機器各々の設置部に交換により設置された複数代にわたる管理対象機器を通じた設置部ごとの管理対象機器の履歴情報を示す分析用データを作成する機器分析処理部とを備えた点にある。
〔2〕本発明の第特徴構成は、第特徴構成の実施において、
管理対象機器の各々が属する分類種が記憶された分類基準テーブルと、
前記分類基準テーブルを参照して前記機器評価データを前記分類種ごとに分類する分類処理部をさらに備え、
前記機器分析処理部は、前記履歴情報を示す分析用データに代えて、前記履歴情報と前記分類処理部により分類された当該管理対象機器の分類種との相関を示す分析用データ、又は、前記分類種別での前記履歴情報を示す分析用データを作成する構成にしてある点にある。
図1,図2は、化学プラントなどの蒸気使用設備に施設された多数の蒸気トラップTの管理に用いる管理用ユニット1を示す。この管理用ユニット1は、診断器2と可搬式のパーソナルコンピュータ3(以下、可搬パソコンと略称する)とIDタグリーダ4とからなる。
診断器2は、操作部としてのキー類5と表示部としての小型ディスプレイ6と演算部としての内蔵CPU7(中央処理装置)と記憶部としての内蔵メモリ8を備える。また、メモリ8には診断用プログラムPaを格納してある。この診断器2はCPU7による診断用プログラムPaの実行により動作する。
また、診断器2はプローブ9を備える。このプローブ9の先端には、図3に示す如くトラップTの外表面に押し当てた状態でトラップ外表面における超音波振動及び温度を検出するセンサ10を設けてある。このセンサ10による振動及び温度の検出信号は接続コード11(ないしは、赤外線通信手段などの無線通信手段)を通じて診断器2に入力される。
IDタグリーダ4は、鎖線で示す突出姿勢と実線で示す格納姿勢とに切り換え可能にしてプローブ9に装備したアーム12の先端に装備してある。アーム12を突出姿勢にした状態でIDタグリーダ4を診断対象トラップT各々の近傍に付設のIDタグ13に近付けると、そのIDタグ13に記録されている対応トラップTのエリア番号やトラップ番号などのトラップ識別情報IaがIDタグリーダ4により読み取られて診断器2に入力される。
可搬パソコン3は、操作部としてのキーボード14a、タッチペン14b、マウス(図示せず)と表示部としてのディスプレイ15と演算部としての内蔵CPU16と記憶部としての内蔵ハードディスク17を備える。また、ハードディスク17には管理用プログラムPbを格納してある。この可搬パソコン3はCPU16による管理用プログラムPbの実行により動作する。
また、可搬パソコン3は接続コード18(ないしは赤外線通信手段などの無線通信手段)を介して診断器2と双方向の通信が可能である。IDタグリーダ4により読み取られたトラップ識別情報Iaは診断器2への入力とともに可搬パソコン3にも入力される。
診断器2のメモリ8には、診断対象トラップT各々の型式、用途、使用蒸気圧力などのトラップ属性情報Ibを格納してある。診断器2は、IDタグリーダ4により読み取られたトラップ識別情報Iaにより特定される診断対象トラップTのトラップ属性情報Ibをメモリ8から読み出す。この読み出したトラップ属性情報Ibとセンサ10による検出振動及び検出温度を、判定基準情報Daを用いて評価する。判定基準情報Daには、例えば、トラップ型式、温度、振動から蒸気漏れ量などを求めるテーブルも含まれている。判定基準情報Daは、メモリ8に格納してある。この評価により蒸気漏れ量が得られるので、その診断対象トラップTが正常か不良かも判定される。さらに、不良の種別について漏れ量の大・中・小、吹放し、詰まりなどの種別判定も行われる。
そして、診断器2は、診断対象トラップTの各々について、キー類5などの操作により入力される診断日時や備考などの複数項目にわたるトラップ参考情報Idとともに、正常か不良かの判定結果及び不良種別の判定結果をトラップ診断結果Ic(トラップ診断情報)として、メモリ8に格納する。その際、このトラップ診断結果Icはトラップ識別情報Ia及びトラップ属性情報Ibと関連付けされている。また、これらの情報は可搬パソコン3にも伝送される。
また、診断器2は、IDタグリーダ4により読み取られたトラップ識別情報Iaにより特定される診断対象トラップT(又は、キー類5の操作などにより指定された診断対象トラップT)についての上記4つの情報Ia・Ib・Ic・Idをスクロール表示形態で小型ディスプレイ6に表示する。
可搬パソコン3のハードディスク17には、診断対象トラップT(換言すれば、管理対象トラップ)の各々についてのトラップ属性情報Ib,診断器2による各回の診断でのトラップ診断結果Ic,トラップ参考情報Idなどをトラップ識別情報Iaと関連付けした状態で記録しておく管理用データベースDbを格納してある。診断器2からトラップ診断結果Icを受け取った可搬パソコン3ではデータベース更新機能が働き、特定される診断対象トラップTについて、トラップ診断結果Ic及びトラップ参考情報Idが管理用データベースDbに蓄積的に記録される。
また、可搬パソコン3は、IDタグリーダ4により読み取られたトラップ識別情報Iaに該当する管理対象トラップTの項が管理用データベースDbに存在しないときには、データベース作成機能として、そのトラップ識別情報Iaに該当する管理対象トラップT(すなわち、未登録のトラップ)の項を新たに管理用データベースDbに設ける登録処理を行う。その上で、その管理対象トラップTについて診断器2から伝送されるトラップ診断結果Ic及びトラップ参考情報Idを管理用データベースDbに記録する。
そしてまた、可搬パソコン3は、管理用データベースDbに登録してある管理対象トラップTの各々についての上記4つの情報Ia〜Idを図4に示す如き表形式でディスプレイ15に表示するデータベース表示機能を備える。このデータベース表示においては、IDタグリーダ4により読み取られたトラップ識別情報Iaにより特定される診断対象トラップT、又は、キーボード14aやタッチペン14bなどの操作により指定された診断対象トラップTの項が表示されるようにディスプレイ15上の表をスクロールする。また、管理対象トラップT各々の各情報Ia〜Idについてキーボード14などの操作により書き込みや書き換えがあった場合には、それに従って管理用データベースDbの記録内容に書き込みや書き換えを行う。
可搬パソコン3(換言すれば、管理用プログラムPb)は、上記したデータベース更新・作成機能、及び、データベース表示機能に加えてマップ機能、分析用データ作成機能を備えている。マップ機能としては、図4に示す前述の如き表形式でのデータベース表示に代え、図5に示す如く多数の管理対象トラップTが施設された設備を示す概略の設備図画像Gをハードディスク17に格納してある設備図情報Dcに基づきディスプレイ15に表示する。さらに、診断対象トラップTの各々を示す表示子E(アイコン)を同じくハードディスク17に格納してある診断対象トラップT各々のトラップ配置情報Ddに基づき実際のトラップ位置に即した配置で設備図画像G上に重ねてディスプレイ15に表示する。
そして、可搬パソコン3は、ディスプレイ15において設備図画像G上に表示した表示子Eのいずれかがタッチペン14bなどの操作により選択されて実行が指示されると、その表示子Eに対応する管理対象トラップTについての各情報Ia〜Idを管理用データベースDbから読み出してディスプレイ15上の設備図画像G中に別枠で表示する。
また、可搬パソコン3は、分析用データ作成機能として、同図5に示す如く、管理用データベースDbに記録してある管理対象トラップT各々のトラップ属性情報Ibに基づき、表示子Eの形状の相違により対応トラップTの用途を表示する。本例では、□が一般用、△がトレース用、○が主管用である。管理用データベースDbに蓄積的に記録してある管理対象トラップT各々のトラップ診断結果Icに基づき、表示子Eの縁取りの色や模様の相違により最近の設定期間(例えば3年間)における対応トラップTの不良発生回数Nを管理対象トラップT各々の履歴情報として表示する。本例では、細実線の縁取りが0回、細破線の縁取りが1回、太実線の縁取りが複数回を示す。
なお、ここで言う設定期間における不良発生回数N(すなわち、不良発生頻度)とは、1つの管理対象トラップTそのものの不良発生回数ではなく、1つの管理対象トラップTの設置部での設置トラップの不良発生回数を意味するものである。
また、可搬パソコン3は同じく分析用データ作成機能として、図4に示す如き表形式でのデータベース表示で、管理対象トラップTの各情報Ia〜Idのいずれかにおける単数ないし複数の項目を表示する。この表示は、その項目における分類種(すなわち、用途の項目では一般用、トレース用、主管用などの分類種)がキーボード14aやタッチペン14bなどの操作により検索条件として指定されたとき、その分類種に合致する管理対象トラップTについてのみの管理用データベースDbにおける記録情報Ia〜Idを表形式でディスプレイ15に表示される。例えば、検索条件としてトラップ属性情報Ibにおける型式の項目につき「フロート式」を指定すれば、管理対象トラップTのうちフロート式トラップについてのみ管理用データベースDbにおける記録情報Ia〜Idがディスプレイ15に表示される。
さらにまた、可搬パソコン3は次の分析用データ作成機能も有する。キーボード14aやタッチペン14bなどの操作により、管理対象トラップTの各情報Ia〜Idのうちの2項目が指定された状態でグラフ表示が指示されると、管理用データベースDbの記録情報Ia〜Idに基づき、一方の項目の各分類種に属し、かつ、他方の項目の各分類種に属するトラップ数(すなわち、2項目についての分類種別のトラップ数)をディスプレイ15に表示する。この表示は、3D棒グラフや円グラフなどの指定のグラフ形態で行われる。例えば、トラップ属性情報Ibにおける型式の項目と任意回のトラップ診断結果Icにおける不良種別の項目とを指定して3D棒グラフによるグラフ表示を指示すれば、図6に示す如きグラフがディスプレイ15に表示される。また、前回のトラップ診断結果Icにおける不良種別の項目と今回のトラップ診断結果Icにおける不良種別の項目とを指定して円グラフによるグラフ表示を指定すれば、図7に示す如きグラフがディスプレイ15に表示される。
上記構成の管理用ユニット1を用いて実施する多数の蒸気トラップTの管理は次の(a)〜(f)の手順で行う。
(a)トラップ管理の依頼者との協議により、設備中における蒸気トラップのうちいずれのものを管理対象トラップTとするかを決定する。すなわち、設備中における全蒸気トラップを管理対象トラップTとするか、設備中における一部区画の蒸気トラップだけを管理対象トラップTとするか、また、設備中における特定の蒸気系統に属する蒸気トラップだけを管理対象トラップとするかなどを管理依頼者との打合せにより決定する。
(b)管理依頼者から提示の設備配置図や配管系統図などに基づき、可搬パソコン3のハードディスク17に格納する設備図情報Dc及びトラップ配置情報Ddを作成し、その作成した設備図情報Dc及びトラップ配置情報Ddを可搬パソコン3のハードディスク17に格納する。
(c)初期作業として、診断者が管理用ユニット1を携帯して可搬パソコン3のディスプレイ15に表示される設備図画像G及びその設備図画像G上の表示子Eを参照しながら管理対象トラップT各々の設置箇所に移動して、管理対象トラップTごとにIDタグ13の付設、及び、IDタグリーダ4によるトラップ識別情報Iaの読み取りを行う。これにより、前記のデータベース作成機能をもって管理対象トラップT各々の項を可搬パソコン3におけるハードディスク17の管理用データベースDbに作成する。さらに、タッチペン14bなどの操作により管理対象トラップTの各々についてトラップ識別情報Iaと表示子Eとの関連付けを行う。
また、IDタグ13の付設、及び、トラップ識別情報Iaの読み取りとともに、診断者が管理対象トラップTごとにトラップ属性情報Ibやトラップ参考情報Idを確認して、それらトラップ属性情報Ibやトラップ参考情報Idをキーボード14aやタッチペン14bなどの操作により可搬パソコン3の管理用データベースDbに書き込む。これにより、管理対象トラップTの全数についての管理用データベースDbを新たに作成する。
そしてまた、これらIDタグ13の付設、トラップ識別情報Iaの読み取り、トラップ属性情報Ibやトラップ参考情報Idの書き込みが行われる。これは、診断者は管理対象トラップTごとに、可搬パソコン3の管理用データベースDbから管理対象トラップT各々のトラップ属性情報Ibやトラップ参考情報Idが診断器2のメモリ8に書き込まれる。診断器2は管理対象トラップTの各々を診断し、その診断結果Icを診断器2のメモリ8に格納するとともに可搬パソコン3の管理用データベースDbに書き込む。
(d)また、上記初期作業の一環として、可搬パソコン3の管理用データベースDbに記録した管理対象トラップTの全数についてのトラップ診断結果Icに基づき、管理対象トラップTの全体についての現状(例えば、不良率、蒸気漏れ総量、蒸気漏れによる損失金額など)が管理依頼者に報告される。その上で、管理依頼者との協議により、管理対象トラップTの全数を推奨トラップ(例えば、正常状態での蒸気漏れ量が一層少ないトラップ、あるいは、設置条件や使用条件に一層適合したトラップなど)に交換する全数更新と、管理対象トラップTのうちの不良トラップのみを修理又は推奨トラップに交換する部分更新とのいずれかを初期更新として実施する。
また、その初期更新では、交換又は修理した機器が正常か不良かを診断器2により再診断する。その再診断で正常が確認されたとき、その管理対象トラップTについての交換又は修理を完了する。一方、その再診断で不良が確認されたときには、再診断で正常が確認されるまで、その管理対象トラップTの交換又は修理を繰り返す。
そして、交換又は修理した管理対象トラップTが再診断で正常と確認された状態で、交換又は修理の記録として、その管理対象トラップTにつき、交換又は修理の事実、及び、交換後又は修理後におけるトラップ属性情報Ib,トラップ診断結果Ic,トラップ参考情報Idを可搬パソコン3の管理用データベースDbに記録する。
(e)上記初期作業の終了後、初期更新で全数更新を行った場合及び部分更新を行った場合のいずれにしても、その後、診断器2による診断(すなわち、トラップTごとにIDタグリーダ4によりトラップ識別情報Iaを読み込むとともに、プローブ9をトラップTに当て付けて行う診断)を管理対象トラップTの全数について実施する全数診断を例えば1年ごとや半年ごとに定期的に実施する。各回の全数診断ごとに、管理対象トラップT各々のトラップ診断結果Ibを管理用データベースDbに追加記録する。不良トラップがあったときには、その不良トラップを修理又は推奨トラップに交換し、また、初期更新時の交換を含む最近の交換から設定使用期間(例えば5年間などの保障期間)を経過したトラップがあったときには、そのトラップを推奨トラップに交換する。
また、各回の全数診断ごとに、初期更新の場合と同様、全数診断の一環として、交換又は修理した機器が正常か不良かを診断器2により再診断する。その再診断で正常が確認されたとき、その管理対象トラップTについての交換又は修理は行わず、その再診断で不良が確認されたときには、再診断で正常が確認されるまで、その管理対象トラップTの交換又は修理を繰り返す。交換又は修理した管理対象トラップTが再診断で正常と確認された状態で、交換又は修理の記録として、その管理対象トラップTにつき、交換又は修理の事実、及び、交換後又は修理後におけるトラップ属性情報Ib,トラップ診断結果Ic,トラップ参考情報Idを可搬パソコン3の管理用データベースDbに追加記録する。
なお、各回の全数診断では、管理用データベースDbの作成を伴う初期更新の前の診断と同様、診断器2と可搬パソコン3とIDタグリーダ4とからなる管理用ユニット1を診断者が携帯して管理対象トラップTの夫々を診断する診断形態に代えて別の診断形態を採ってもよい。即ち、IDタグリーダ4を備える診断器2だけを診断者が携帯して管理対象トラップTの夫々を診断し、その診断後に、診断器2のメモリ8に記録された診断対象トラップT夫々についてのトラップ診断結果Icやトラップ参考情報Idを一括的に可搬パソコン3の管理用データベースDbに書き込む診断形態を採ってもよい。
また、各回の全数診断において不良又は設定使用期間の経過により交換したトラップは、回収後、再使用可能な状態に修理又は調整して再利用する。
(f)各回の全数診断の診断後など適当な時期に、可搬パソコン3の前述の如き分析用データ作成機能(すなわち、表示子Eの形状による用途の表示、表示子Eの縁取りの種別による不良発生回数Nの表示、指定分類種の管理対象トラップTについてのみの記録情報Ia〜Idの表示、グラフ表示の各機能)を用いて、管理対象トラップTの使用状況の良否や不良の発生原因などを分析するとともに、管理対象トラップT各々の機種の適否の判定及び適合機種の選定を行い、その結果に基づき、各回の全数診断において交換する管理対象トラップTの機種を決定したり、管理対象トラップT各々の設置条件を改善するなどの処置を施す。
なお、この実施形態において、診断器2は全数診断の診断結果Icを入力する入力手段を構成し、可搬パソコン3のキーボード14aやタッチペン14bあるいはマウスは管理対象トラップTの各々が属する分類種(一般用、トレース用、主管用)を入力する入力手段を構成し、可搬パソコン3のハードディスク17は、この入力手段としての診断器2により入力する各回の全数診断ごとの診断結果Icを蓄積して記憶するとともに、同じく入力手段としてのキーボード14aやタッチペン14bあるいはマウスにより入力する管理対象トラップT各々の所属分類種を記憶する記憶手段を構成し、可搬パソコン3のCPU16は、この記憶手段としてのハードディスク17が記憶する複数回にわたる全数診断の診断結果Icと管理対象トラップT各々の所属分類種とに基づき、管理対象トラップT各々の履歴情報(不良発生頻度N)、前記分類種別での管理対象トラップT各々の履歴情報(不良発生頻度N)、並びに、それら履歴情報(不良発生頻度N)と複数の前記分類種との相関を示す分析用データ(具体的には、表示子Eが表示された設備図画像G、ないし、その電子データ)を設定プログラムとしての管理用プログラムPbにしたがって作成する演算手段を構成し、これら入力手段、記憶手段、演算手段はトラップ管理用の分析システムを構成している。
前述した可搬パソコン3は、プラント設備におけるトラップTなどのプラント設備用機器(そのような機器としてはここではトラップTが取り上げているが、以下の文では機器という総称を表す語句を用いることにする)の機器管理(保守点検)において、IDタグリーダ4や診断器2からの信号を利用して、プラント設備機器の機器管理作業(保守点検作業)を効果的にアシストする。特に、管理対象機器の各々について機種の適否を判定する、又は、適合機種を選定する際に、効果的に作業員をアシストするため、この可搬パソコン3は、図8に示されるような、機能をプログラム及びハードウエアによって構築している。
まず、この可搬パソコン3は、表示部15を通じてグラフィック的な表示によりわかりやすく情報を作業員に伝達するとともにグラフィック画面を通じての操作部14a、14bの簡単な操作で指令入力を受け取るため、グラフィックユーザインターフェースを全面的に採用している。そのようなグラフィックユーザインターフェースを実現しているのがGUI部30であり、この可搬パソコン3に実装されているOSと密接に連係して動作し、以下に説明するこの可搬パソコン3が作り出す保守点検作業アシストに関する機能部と連係している。
機器配置データ管理部31は、保守点検作業の対象となる機器が配置されている様子がわかるデジタル化された機器配置図データからプラント現場の地図データと機器位置がリンクされている機器配置データを外部から読み込んで管理する。各機器に対する保守点検時には、機器配置データ管理部31で管理されている機器配置データに基づいて表示部15に図5に示されるようなアシスト画面を表示して、次に保守点検すべき機器である注目機器を作業員に指定させる。作業員によって指定された注目機器は注目機器指定部32によって確認される。注目機器に取り付けられているIDタグ13からIDタグリーダ4を通じて読み取られる識別記号(トラップ識別情報Ia)は、上記実施の形態では診断器2のメモリ8に格納されている機器属性値(トラップ属性情報Ib)にキーコードとして利用できるので、この識別記号によって特定される機器の機器属性値をこの可搬パソコン3は取得することができる。このようにIDタグ13を通じて特定される機器の機器属性値を取得するために機器属性値取得部33が用意されている。IDタグ13によって特定された機器、つまり注目機器に対して診断器2による診断が施されることで、診断器2から送られてくる診断信号(トラップ診断結果Ic)は、機器診断データ取得部34で、各機器の正常性ないしは不良性を示す機器診断データとして処理される。
機器属性値取得部33で取得された機器属性値と機器診断データ取得部34で取得された診断信号(機器診断データ)は、機器評価データ生成部35に送られ、そこでそれぞれ対応する機器を特定する識別記号とリンクされる形態で組み合わせられて機器評価データとなる。このようにして生成された注目機器毎の機器評価データは、データベースDbに格納される。定期的な全数診断を行う毎に、機器毎の機器評価データはデータベースDbに格納し、その機器評価データは各機器の履歴情報として取り扱われることになる。このため、機器評価データを履歴管理可能なように履歴コード(日時など)を付加してデータベースDbに登録するとともに履歴条件も含めた検索条件に適合する機器評価データを抽出するデータベース管理部36が用意されている。データベースDbに登録されている機器はその仕様に応じて多くの分類種に仕分けられるので、機器評価データを分析する際などにこの分類種に応じた分類が必要となる。このため、分類処理部37がデータベース管理部36を通じてデータベースDbにアクセスして分類基準テーブル38を参照しながら機器評価データを分類処理する機能を有する。
各機器の作動状態を機器評価データの履歴に基づいて分析する機器分析処理部39は、前述したように不良発生頻度といった統計分析を行うアルゴリズムや、分析結果をグラフやマップなどの形にグラフィック化するグラフィック化アルゴリズムを備えている。なお、不良発生頻度は使用されている場所や条件によって大きな影響を受けるので、分析ソースとなる機器評価データは、データベースDbから直接抽出されたものと分類処理部37で分類処理されたものが分析目的に応じて用いられる。機器分析処理部39は、これらのアルゴリズムによって、複数回にわたる機器評価データに含まれる診断結果に基づき、管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを作成する。より具体的には、管理対象機器各々の不良発生頻度を示す分析用データ、管理対象機器各々の不良発生頻度と複数の分類種との相関を示す分析用データ、又は、分類種別での管理対象機器各々の不良発生頻度を示す分析用データが作成される。
機器分析処理部39による分析結果等をプラント設備の保守点検作業に利用するために、これらの分析結果やデータベース管理部36を通じてデータベースDbから得られた機器評価データに基づいて、実績算定部40は、各機器の不良率、蒸気漏れ総量、蒸気漏れによる損失金額などを演算し、保守点検作業の経済効果を算定する機能を有している。
アシスト情報生成部41は、分析用データに基づいて、管理対象機器が設置されている各設置部における適合機種の選定に係る支援情報を生成するアルゴリズムを有している。このアルゴリズムにより生成される支援情報の一例として、その設置部における設置条件及び使用条件に対して不良発生頻度の少ない機種に関する情報が挙げられる。また、上記アルゴリズムに代えて、又は上記アルゴリズムと併せて管理対象機器が設置されている各設置部における機種の適否の判定を行うアルゴリズムを備えても良い。このアルゴリズムを備えた場合の支援情報の一例としては、その設置部においてより不良発生頻度の少ない機種があるか否かの判定を行い、より適合する機種があると判定された場合のその判定情報と適合機種に関する情報が挙げられる。生成された支援情報は、表示部15を通じて作業員に伝達される。このような支援情報を活用することにより、機種の的確な選定や不適合機種の変更を効果的に行うことができ、その結果、不良発生などによる設備操業上の損失も効果的に低減でき、設備ライフサイクルコストのトータルな最小化を達成することができる。
なお、プラント設備用機器の保守点検の際に利用される保守点検指針として、管理対象機器(保守点検対象機器)の全数を推奨機器に交換する全数更新を実施した後に管理対象機器の全数を診断する全数診断を定期的に繰り返す全数更新コースと、管理対象機器のうちの不良な機器のみを修理又は推奨機器に交換する部分更新を実施した後に管理対象機器の全数を診断する全数診断を定期的に繰り返す部分更新コースが提案されている。この2つのコースうちのどちらが適切であるかは、プラント設備毎に異なるものである。従って、保守点検すべきプラント設備に応じてどちらのコースを選択すべきかという問題は、過去の実績を評価することによって解決できる。このため、アシスト情報生成部41には、実績評価部40によつて評価された経済効果に基づいて前述した2つのコースのどちらかを保守点検指針として選択するための支援情報(種々のプラント現場におけるコース別の経済効果など)を生成するアルゴリズムも用意されている。この支援情報を生成アルゴリズムはニューラルネットワークやエキスパートシステムのような決定理論を採用することで、簡単に構築することができる。
〔別の実施形態〕
次に本発明の別実施形態を列記する。
前述の実施形態では、蒸気トラップを管理対象機器とする例を示したが、本発明の実施において管理対象機器は蒸気トラップに限られるものではなく、各種バルブやタンクあるいは生産機器や工作機器であってもよい。
前述の実施形態では、記憶手段が記憶する複数回にわたる全数診断の診断結果と管理対象機器各々の所属分類種とに基づき、管理対象機器の各々についての履歴情報、前記分類種別での管理対象機器各々の履歴情報、並びに、それら履歴情報と複数の前記分類種との相関を示す分析用データを設定プログラムにしたがって作成する演算手段を備える分析システムを示したが、これに代え、全数診断の診断結果を入力する入力手段と、この入力手段により入力する各回の全数診断ごとの診断結果を蓄積して記憶する記憶手段と、この記憶手段が記憶する複数回にわたる全数診断の診断結果に基づき、管理対象機器各々の履歴情報を示す分析用データを設定プログラムに従って作成する演算手段とを備える分析システムを採用してもよい。
本発明は、工場に施設される蒸気トラップやバルブなどに代表される多数の機器に対する保守点検作業の管理や支援に適用される。
管理用ユニットの斜視図 管理用ユニットの回路図 診断形態を示す斜視図 管理用データベースの表示形態を示す図 設備図画像の表示形態を示す図 分析用グラフを示す図 分析用グラフを示す図 可搬パソコンの機能ブロック図
T 管理対象機器
Ic 診断結果
Db 管理用データベース
N 履歴情報、不良発生頻度
2 入力手段
14a,14b 入力手段
17 記憶手段
G,E 分析用データ
Pb 設定プログラム
16 演算手段

Claims (2)

  1. 所定の設置部に設置された管理対象機器の全数について各機器が正常か不良かを診断する全数診断を定期的に実施し、不良な機器があったときには、その不良な機器を修理又は交換する保守点検作業のための保守点検支援装置であって、
    管理対象機器各々の属性情報を取得する機器属性値取得部と、診断結果を取得する機器診断データ取得部とを備えると共に、
    取得された前記診断結果と属性情報とを組み合わせて機器評価データを生成する機器評価データ生成部と、
    前記機器評価データに履歴コードを付加して管理用データベースに記憶するとともに、検索条件に適合する機器評価データを抽出するデータベース管理部と、
    前記管理用データベースに記憶された複数回にわたる前記機器評価データに含まれる診断結果に基づき、管理対象機器各々の設置部に交換により設置された複数代にわたる管理対象機器を通じた設置部ごとの管理対象機器の履歴情報を示す分析用データを作成する機器分析処理部とを備えた保守点検支援装置。
  2. 管理対象機器の各々が属する分類種が記憶された分類基準テーブルと、
    前記分類基準テーブルを参照して前記機器評価データを前記分類種ごとに分類する分類処理部をさらに備え、
    前記機器分析処理部は、前記履歴情報を示す分析用データに代えて、前記履歴情報と前記分類処理部により分類された当該管理対象機器の分類種との相関を示す分析用データ、又は、前記分類種別での前記履歴情報を示す分析用データを作成する構成にしてある請求項1記載の保守点検支援装置。
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