JP5008392B2 - ファームウェア改版方法、および改版プログラム - Google Patents
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Description
特許文献2には、1台の管理プロセッサに対して、複数の通信プロセッサが設けられるマルチ・プロセッサ・システムにおいて、システムを停止することなく通信プロセッサの増設を行い、増設後に異常を発見した場合には旧バージョンへの移行が即座に行えるオンライン・プロセッサ増設方式が開示されている。
a、1bと、2つのクラスタ2a、2bが備えられ、2つの外部記憶装置と2つのクラスタの間は相互に接続されている。2つの外部記憶装置、すなわちSSUaとSSUbとは2つのクラスタ、すなわちCLaとCLbとによって共用されており、クラスタがSSUにデータを書き込む場合には、2つのSSUに同時にデータ書き込みが行われる。すなわちこのデータ記憶システムは二重化されたシステムである。
てファームウェアの改版が不可能であることを示す表示がなされる。
プロセッサを備える記憶装置において、
該記憶装置に記憶され、該プロセッサが使用するファームウェアを含まないデータの有効性を確認し、
有効性の確認されたデータを、該記憶装置に接続されたバッテリによるバックアップ状態に保ちながら、前記ファームウェアの改版を行うことを特徴とするファームウェア改版方法。
(付記2)
前記記憶装置との間でデータ転送を行う計算機側に、前記記憶装置に備えられるプロセッサによって使用されるファームウェアと同時に改版されるべきファームウェアをさらに備え、
前記データの有効性の確認の後に、前記記憶装置のプロセッサによって使用されるファームウェアの改版に先立って、該ファームウェアと前記計算機側のファームウェアとが同時に改版可能であることを確認し、
2つのファームウェアの改版を行うことを特徴とする請求項1記載のファームウェア改版方法。
(付記3)
それぞれプロセッサを備える複数の記憶装置と、該記憶装置との間でデータ転送を行う複数の計算機とがそれぞれ相互に接続されたデータ記憶システムのソフトウェア改版方法において、
前記複数の記憶装置にそれぞれ備えられるプロセッサのうちのマスタプロセッサが、前記複数の記憶装置に記憶され、前記各プロセッサが使用するファームウェアを含まないデータの有効性の確認を複数の記憶装置に備えられるプロセッサに指示し、
該マスタプロセッサが、前記記憶装置に備えられるそれぞれのプロセッサが使用するファームウェアと、該ファームウェアと同時に改版されるべき前記複数の計算機にそれぞれ備えられるファームウェアとの同時改版が可能であるかの確認を、前記各記憶装置に備えられるプロセッサと、前記計算機とに指示し、
前記データの有効性が確認され、かつファームウェアの同時改版が可能であることが確認されたとき、該複数の記憶装置に備えられるプロセッサによって使用されるファームウェアと、複数の計算機に備えられるファームウェアとの改版を行うことを特徴とするファームウェア改版方法。
(付記4)
プロセッサを備える記憶装置と、該記憶装置との間でデータ転送を行う計算機とによって構成されるシステム内で、該記憶装置に備えられるプロセッサによって使用されるプログラムであって、
該システムのオペレータからの指示に対応して、該記憶装置に記憶され、該プロセッサ
が使用するファームウェアを含まないデータの有効性を確認するステップと、
前記記憶装置との間でデータ転送を行う計算機側に備えられるファームウェアと、前記記憶装置に備えられるプロセッサによって使用されるファームウェアとの同時改版が可能であるかをチェックするステップと、
該データの有効性が確認され、該ファームウェアの同時改版が可能であることを、前記オペレータに報告するステップとを計算機に実行させることを特徴とするファームウェア改版プログラム。
(付記5)
電源を供給するための第1の電源供給手段と、
前記第1の電源供給手段が停止した場合に、前記第1の電源供給手段の代わりに電源を供給する第2の電源供給手段と、
ファームウェアを格納するための第1の記憶手段と、
前記ファームウェア以外のデータを保持するための第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段に保持されるデータの検査を行う検査手段と、
前記第1の電源供給手段からの電源の供給を停止させ、前記第2の電源供給手段からの電源の供給を開始させることにより、前記検査手段により有効性が確認されたデータを前記第2の記憶手段に保持しながら、前記第1の記憶手段に格納された前記ファームウェアの更新を行う制御手段とを有することを特徴とする記憶装置。
2 クラスタ
3 バッテリ
4 ダイレクト・アクセス・ストアレージ・デバイス(DASD)
5、6 サービス・プロセッサ(SVP)
Claims (4)
- 第一のファームウェアを使用するプロセッサを備える記憶装置において実行されるファームウェア改版方法であって、
前記記憶装置に記憶されているデータの有効性を、前記プロセッサが判定し、
前記データが有効と判定された場合、前記記憶装置との間でデータ転送を行う計算機側に備えられており前記第一のファームウェアと同時に改版されるべき第二のファームウェアが前記第一のファームウェアと同時に改版可能であるか否かを、前記プロセッサが、前記計算機に対する問い合わせを介して判定し、
前記データが有効だと判定され、かつ前記第一と前記第二のファームウェアが同時に改版可能であると判定された場合、
前記記憶装置に接続されたバッテリが、前記記憶装置に電源を供給することにより、前記記憶装置に、前記データを保持した状態を保たせながら、
前記プロセッサが、前記第一のファームウェアの改版を行うとともに、
前記計算機が、前記第二のファームウェアの改版を行う
ことを含み、
前記データの全体が、既に他の記憶装置に退避されているとき、前記データについての前記有効性は、前記データが無効であることを示す
ことを特徴とするファームウェア改版方法。 - それぞれ第一のファームウェアを使用するプロセッサを備える複数の記憶装置と、該記憶装置との間でデータ転送を行う複数の計算機とがそれぞれ相互に接続されたデータ記憶システムのファームウェア改版方法において、
前記複数の記憶装置にそれぞれ備えられるプロセッサのうちの特定のプロセッサが、前記複数の記憶装置のそれぞれに記憶されているデータの有効性の判定を、前記複数の記憶装置に備えられる前記各プロセッサのうち前記特定のプロセッサ以外の各プロセッサに指示し、
前記特定のプロセッサが、前記第一のファームウェアと、該第一のファームウェアと同時に改版されるべきファームウェアであって前記複数の計算機にそれぞれ備えられる第二のファームウェアとの同時改版が可能であるかの判定を、前記各記憶装置に備えられる前記各プロセッサのうち前記特定のプロセッサ以外の各プロセッサと前記複数の計算機への問い合わせを介して行い、
前記複数の記憶装置のそれぞれに記憶されている前記データがいずれも有効であると判定され、かつ前記第一と前記第二のファームウェアの同時改版が可能であると判定されたとき、
前記複数の記憶装置に備えられる各プロセッサが、前記複数の記憶装置にそれぞれ接続された各バッテリからの電源供給によって前記複数の記憶装置がそれぞれ前記データを保持している状態において、前記第一のファームウェアの改版を行うとともに、
前記複数の計算機が前記第二のファームウェアの改版を行う
ことを含み、
前記複数の記憶装置のそれぞれについて、当該記憶装置に記憶されている前記データの全体が、前記複数の記憶装置とは別の記憶装置に既に退避されているとき、当該記憶装置に記憶されている当該データについての前記有効性は、当該データが無効であることを示す
ことを特徴とするファームウェア改版方法。 - 第一のファームウェアを使用するプロセッサを備える記憶装置と、該記憶装置との間でデータ転送を行う計算機を備えるシステム内で、前記記憶装置に備えられる前記プロセッサによって使用されるプログラムであって、
前記システムのオペレータからの指示に対応して、前記記憶装置に記憶されているデータの有効性を判定するステップと、
前記計算機側に備えられる第二のファームウェアと、前記第一のファームウェアとの同時改版が可能であるかをチェックするステップと、
前記データが有効だと判定され、かつ、前記第一と前記第二のファームウェアの同時改版が可能であると判定された場合、前記データが有効であり、かつ前記同時改版が可能であるということを、前記オペレータに報告し、前記オペレータからの指示に応じて、前記記憶装置に接続されたバッテリからの電源供給によって前記記憶装置が前記データを保持している状態において前記第一のファームウェアの改版を行うステップと
を前記プロセッサに実行させ、
前記データの全体が、既に他の記憶装置に退避されているとき、前記データについての前記有効性は、前記データが無効であることを示す
ことを特徴とするファームウェア改版プログラム。 - 記憶装置であって、
電源を供給するための第1の電源供給手段と、
前記第1の電源供給手段が停止した場合に、前記第1の電源供給手段の代わりに電源を供給する第2の電源供給手段と、
ファームウェアを格納するための第1の記憶手段と、
前記ファームウェア以外のデータを保持するための第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段に保持される前記データの検査を行う検査手段と、
前記検査手段により前記データが有効であると判定された場合に、前記第1の電源供給手段からの電源の供給を停止させ、前記第2の電源供給手段からの電源の供給を開始させることにより、前記データを前記第2の記憶手段に保持しながら、前記第1の記憶手段に格納された前記ファームウェアの更新を行う制御手段と
を有し、
前記データの全体が、既に他の記憶装置に退避されているとき、前記検査手段は、前記データが無効であると判断する
ことを特徴とする記憶装置。
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