JP4893731B2 - 通信制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、通信制御装置に関し、特にRAID装置内における冗長系の通信経路で発生する消費電力を低減する通信制御装置に関するものである。
RAID装置(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)内には、装置内で障害が発生した場合でも、各HDDに対するデータの読込み/書込み等を維持することができるように、同一のHDDに対して複数の通信経路がある。これについて具体的に図14を用いて説明する。図14は、RAID装置を説明するための図である。
図14に示すように、RAID装置10内には、制御コントローラとHDDとの間に、ルートスイッチやスイッチが複数介在している。そして、そのルートスイッチやスイッチにより、制御コントローラとHDDとの間の通信をやりとりする通信経路が複数構築されている。
上述した通信経路には、通常時に使用される所定の通信経路(主系:図14の実線部)と、その主系に障害が発生したときに各HDDに対するデータの読込み/書込みが継続できるように、バックアップの役割を担う予備的な通信経路(冗長系:図14の点線部)とが存在する。
したがって、RAID装置10内の主系で障害が発生した場合でも、制御コントローラからの指示により、主系から冗長系に通信経路を切り替えることにより、RAID装置10内の各HDDに対するデータの読込み/書込み等を継続することができ、RAID装置10の稼動状態を保つことが可能となる。
しかし、障害が発生していない場合には、主系のみが利用され、冗長系は使用されていないことがある。このとき、冗長系のスイッチや各HDDには、電源が入っており、冗長系において無駄な消費電力が発生している。
そこで、冗長系の消費電力を低減するために、冗長系のHDDを使用するときに電源をONするという技術(例えば、特許文献1参照)や、HDDへのアクセス頻度によって冗長系のスイッチの電源をON/OFFするという技術(例えば、特許文献2参照)がある。
特開2004−326244号公報 特開2007−141047号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、冗長系で発生する消費電力を小さくするために、冗長系の電源をOFFにすると、RAID装置内の制御コントローラは、冗長系の電源がOFFされたことの認識処理を行うため、制御コントローラの処理負荷が増大するという問題があった。
例えば、冗長系の電源がOFFになると、制御コントローラは、各HDDから、冗長系の電源がOFFされたことを示すデータを受信し、受信したデータに基づいて、各HDDの認識処理(構成変更通知に基づいた各HDDの構成情報の更新等)を行っている。
したがって、冗長系の電源をOFFするたびに、各HDDの認識処理を実行する必要があるため、制御コントローラの処理リソースが増加してしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、RAID装置の省電力化を実現させるとともに、制御コントローラの処理負荷を軽減させることができる通信制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この通信制御装置は、記憶装置と、制御装置と、前記記憶装置と前記制御装置との間を接続する複数の通信経路とを有し、前記制御装置が、前記複数の通信経路の内、冗長系経路及び主系経路の切替処理を実行することで、前記記憶装置へのアクセスを制御するRAID装置内に設置された通信制御装置であって、前記冗長系経路上に配置された通信中継装置を制御する制御部と、前記通信中継装置の電源がOFFされた場合に、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックするブロック部とを有することを要件とする。
本願に開示した通信制御装置によれば、RAID装置内の制御コントローラの処理リソースを増加させることなく、冗長系で発生する無駄な消費電力を低減することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る通信制御装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、本実施例では、通信制御装置の一例として、ルートスイッチを例に挙げて説明する。
(用語の説明)
最初に、以下の実施例1で用いる主要な用語を説明する。「RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)装置」とは、複数の記憶装置(HDD(Hard Disk Drive))をまとめて1台のディスクとして管理する装置であり、データ処理の高速化やデータ損失を未然に防ぐ対策等が図られている。
また、本実施例においては、上述したRAID装置単体をストレージシステムとし、このストレージシステム(RAID装置単体)に対して、データの記録等を要求する上位装置(ホスト等)を含んだシステムを「情報システム」とする。
「構成変更通知」とは、RAID装置内の各HDDの構成が変更されたときに各HDDから送出されるネットワーク通信信号を示す。例えば、RAID装置内の各種通信経路に配置されたスイッチや各HDDの電源がON/OFFした場合や、HDDが追加/削減された場合に、構成変更通知が発生する。
具体的に、構成変更通知の一例としては、「LIP(Loop Initialization Protocol)」、「ブロードキャスト」といったものが挙げられ、さらに、構成変更通知には、各スイッチや各HDDの電源ON/OFFに相当する情報を含むものとする。
「主系」とは、RAID装置内の制御コントローラと各HDD等との通信において、通常使用される通信経路を示し、「冗長系」とは、バックアップの役割を担う予備的な通信経路を示し、冗長系を使用することで、主系に通信障害が発生しても、各HDDに対するデータの読込み/書込み等のデータ通信が継続できる。
「ON」および「OFF」は特記する場合を除き、「ON」は、主系もしくは冗長系の通信経路に配置されたスイッチの電源がONの状態であることを示し、「OFF」は、主系もしくは冗長系の通信経路に配置されたスイッチの電源がOFFの状態であることを示している。
そして、冗長系の電源がON/OFFすると、冗長系の通信経路に配置されたスイッチに接続されている各HDDから上述した構成変更通知が発生し、制御コントローラに転送されるものとする。
続いて、本実施例1に係る発明の概要について説明する。本実施例1に係る冗長系のルートスイッチは、冗長系に配置されたスイッチの電源がOFFされた後に、各HDDから発生する構成変更通知をブロックし、制御コントローラに転送されないようにする。
図1は、発明の概要を説明するための図である。図1では、RAID装置100内において、制御コントローラ101とHDD104aとHDD114aとの間に、スイッチ105a〜スイッチ108aが介在しており、RAID装置100は、制御コントローラ101と複数のHDD(HDD104aやHDD114a等)との通信を行う通信経路を複数(主系:実線部、冗長系:点線部)有している。また、主系の通信経路をまとめるルートスイッチ102と、冗長系の通信経路をまとめるルートスイッチ103とを有する。
そして、冗長系の消費電力を低減するために、ルートスイッチ103の配下にあるスイッチ106aとスイッチ108aとの電源をOFFにすると、冗長系の電源OFFに伴う構成変更通知が、例えば、HDD104a、HDD114aより発生する。
そして、ルートスイッチ103は、上述した構成変更通知に対する認識処理を制御コントローラ101にさせないように、その構成変更通知をブロックする。
このように、ルートスイッチ103が、冗長系の電源をOFFした後に発生する構成変更通知をブロックすることで、制御コントローラ101は、冗長系の電源OFFに伴う構成変更通知の認識処理をする必要がなくなる。
その結果、制御コントローラ101の処理リソースを増加させることなく、冗長系で発生する無駄な消費電力を低減させることができる。
次に、RAID装置100の構成について説明する。図2は、本実施例1に係るRAID装置の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、このRAID装置100は、制御コントローラ101と、ルートスイッチ102、103と、複数の記憶装置(例えば、HDD104a、HDD104b・・・)と、複数のスイッチ(例えば、スイッチ105a、105b、106a、106b)とを有する。
そして、RAID装置100は、各種装置間のデータ通信や電源管理を行うネットワークとして、データ通信ネットワーク(図2の実線部)と管理用ネットワーク(図2の点線部)とを有する。
データ通信ネットワークでは、上述した構成変更通知、各HDDに保存される各種データやコマンド等の通信が行われる。なお、データ通信ネットワークでやり取りされるコマンドには、各HDDに対する読込み/書込みを制御するread/writeコマンドや、各HDDをデータ通信ネットワークに接続する際に使用するログインコマンド等が挙げられる。
一方、管理用ネットワークでは、電源ON/OFFコマンド、異常検出通知、増設変更通知等のやり取りが行われる。この電源ON/OFFコマンドとは、各スイッチの電源をON/OFFするコマンドを示し、各ルートスイッチが、配下にあるスイッチに転送する。
そして、電源ON/OFFコマンドを各コマンドに送ることで、各スイッチの電源をON/OFFすることができ、その配下にある各HDDの電源についても必要に応じてON/OFFが可能になる。
「異常検出通知」とは、主系で通信障害が発生したことを示す情報で、主系のスイッチが検出し、ルートスイッチ102に転送する。一方、「増設変更通知」とは、RAID装置100内に新しくHDDが追加されたことを示す情報で、異常検出通知と同様に、主系のスイッチが検出し、ルートスイッチ102に転送する。
制御コントローラ101は、主系もしくは冗長系の切り替え処理を行う手段で、さらに、RAID装置100の起動時に伴う初期化処理や、RAID装置100の運用中は、read/writeコマンドや、ログインコマンド等をデータ通信ネットワーク経由で発行する手段である。
初期化処理とは、RAID装置100の起動時に、制御コントローラ101が、データ通信ネットワーク経由で各HDD(例えば、HDD104aやHDD104b等)の情報を取得し、ネットワーク情報テーブルを作成する処理である。
そして、初期化処理後、制御コントローラ101は、ネットワーク情報テーブルをルートスイッチ103に転送する。その後、ルートスイッチ103が、このネットワーク情報テーブルを取得し、取得したネットワーク情報テーブルの記憶・更新等を行う。
図3は、ネットワーク情報テーブルの一例を示す図である。図3に示したネットワーク情報テーブル202aは、「記憶装置」、「S‐ID(Source‐IDentification)」、「WWN(World Wide Name)」、「FC(Fibre Channel)サポートレベル」、「POWER」を記憶する手段である。
「記憶装置」は、RAID装置100内の各HDDを識別する情報を示し、例えば、記憶装置1、記憶装置2というように、各識別番号により、各HDDがRAID装置100内で識別される。
「S‐ID」は、RAID装置100内における各HDDの動的なアドレス情報を示し、各HDDの接続形態やストレージシステムの変更に伴い更新される。したがって、記憶装置1のS‐IDは、「0101EF」であるが、HDDの接続形態の変更によって更新される場合もある。以下、記憶装置2の「0102EF」、記憶装置3の「0103GH」についても同様である。
「WWN」は、各HDDが有する固定的な識別番号を示し、各HDDが製造時等に与ええられる識別情報を示す。したがって、HDDの接続形態やストレージシステムの変更によって更新されることはなく、常に同じ情報が設定される。
したがって、記憶装置1のWWNは、「xxxxxxxx」であるが、HDDの接続形態等が変更されても、記憶装置1のWWNは「xxxxxxxx」のままである。以下、記憶装置2以降についても同様である。
「FCサポートレベル」は、RAID装置100内の各装置間における通信の信頼性等を定義する情報を示し、クラス1、クラス2、クラス3が主に設定される。そして、一般に、クラス1がより信頼性が高い通信を定義し、以下、信頼性が低くなるにつれて、クラス2、クラス3となる。
例えば、記憶装置1と記憶装置2のFCサポートレベルには、ともに「クラス3」が設定されており、クラス3で定義されるデータ通信をサポートしている。一方、記憶装置3と記憶装置4のFCサポートレベルには、「クラス2」と「クラス1」がそれぞれ設定されており、記憶装置3と記憶装置4においては、クラス2、クラス1で定義される通信をサポートしている。
したがって、記憶装置4は、より信頼性の高い通信をサポートしており、記憶装置1及び記憶装置2がサポートする通信は、記憶装置4がサポートしている通信と比較すると信頼性が低くなる。
「POWER」は、各HDDの電源状態を示し、ONもしくはOFFが設定される。したがって、「ON」が各記憶装置に設定されている場合は、該当する記憶装置の電源はONであることを示し、「OFF」が各記憶装置に設定されている場合は、該当する記憶装置の電源はOFFであることを示している。
また、POWERに設定されるON/OFFの状態は、各HDDに接続されている冗長系に配置されたスイッチの電源状態を示すものとする。例えば、記憶装置1のPOWERが「ON」である場合、記憶装置1に接続されている冗長系のスイッチの電源はONである状態を示し、記憶装置1のPOWERが「OFF」である場合、記憶装置1に接続されている冗長系のスイッチの電源はOFFである状態を示している。
また、初期化処理には、制御コントローラ101が、各ルートスイッチが主系で使用されるのか、もしくは冗長系で使用されるのかを識別する情報を各ルートスイッチに記憶させる処理も含まれる。なお、本実施例においては、ルートスイッチ102が主系で使用されるルートスイッチとし、ルートスイッチ103が冗長系で使用されるルートスイッチとする。
続いて、図2に戻り、ルートスイッチ102とルートスイッチ103について説明する。ルートスイッチ102は、主系で使用されるルートスイッチで、制御コントローラ101が発行する各種コマンドや各HDDに保存するデータ等をデータ通信ネットワーク経由で転送する手段である。
また、ルートスイッチ102は、管理用ネットワーク経由で、配下に有するスイッチ(例えば、スイッチ105a等)の電源管理や、異常検出通知や増設変更通知を転送する手段である。
そして、ルートスイッチ102は、処理部102aと、記憶部102bと、電源管理部102cと、ポート102d及びポート102eとを有する。
処理部102aは、制御コントローラ101が発行するread/writeコマンドや各HDDに保存する各種データ、異常検出通知/増設変更通通知に対する転送処理を行う手段である。
例えば、処理部102aが、制御コントローラ101からread/writeコマンドや各HDDに保存する各種データを受信した場合には、受信したデータをポート102eに転送する。
また、異常検出通知や増設変更通通知をスイッチ105aやスイッチ105b等から受信した場合は、受信した異常検出通知や増設変更通通知をルートスイッチ103に転送する。
記憶部102bは、初期化処理時に、ルートスイッチ102が主系で使用されるルートスイッチであることを識別する情報を記憶する手段である。
電源管理部102cは、主系で使用されるスイッチの電源ON/OFFコマンドを発行し、スイッチ105aに転送する手段である。例えば、RAID装置100が起動された場合は、主系で使用されるスイッチの電源ONコマンドを発行し、管理用ネットワークで転送する。
ポート102dは、制御コントローラ101とデータの送受信を行うインターフェースを示し、ポート102eは、スイッチ105aとデータの送受信を行うインターフェースを示している。
ルートスイッチ103は、冗長系で使用されるルートスイッチで、冗長系で使用されるスイッチやHDDの制御処理や、他の装置との接続処理等を行う手段で、通信管理部103aと、ポート103b〜103eと、クロスバー103fとを有する。
通信管理部103aは、構成変更通知の処理や制御コントローラ101の代行処理といった通信処理や、冗長系のスイッチの電源管理を行う手段で、電源管理部200aと、スイッチコントローラ200bと、代行処理部200cとを有する。
電源管理部200aは、冗長系で使用される各スイッチの電源ON/OFFコマンドを管理用ネットワーク経由でスイッチ106aに転送する手段である。そして、電源ON/OFFコマンドは、後述するON/OFFコマンド発行部201dにより発行される。
例えば、代行処理部200cが冗長系のスイッチの電源ON/OFFコマンドを発行した場合、電源管理部200aは、発行された電源ON/OFFコマンドを管理用ネットワーク経由でスイッチ106aに転送する。
スイッチコントローラ200bは、代行処理部200cから転送されてきた応答フレームや電源ON/OFFコマンドを転送する手段である。
例えば、代行処理部200cが応答フレームを作成した場合、スイッチコントローラ200bは、クロスバー103fを介して、その応答フレームを制御コントローラ101に転送する。この応答フレームとは、制御コントローラ101が発行したread/writeコマンド以外のコマンドに対する応答情報を示す。
一方、代行処理部200cが電源ON/OFFコマンドを発行した場合、スイッチコントローラ200bは、電源ON/OFFコマンドを電源管理部200aに転送する。
代行処理部200cは、HDD104aやHDD104b等が発行する構成変更通知のブロック、制御コントローラ101が発行するコマンドに対する処理、ネットワーク情報テーブルの更新処理、ルートスイッチ102やルートスイッチ103といった他の装置との通信制御等を行う手段である。
図4は、代行処理部200cの構成を示す機能ブロック図である。図4から、代行処理部200cは、CPU(Central Processing Unit)201と、第1の記憶部202と、第2の記憶部203と、インターフェース部204と有する。
CPU201は、図2に示した制御コントローラ101とスイッチ106a間の制御処理を行う手段で、制御コントローラ101から発行される各種コマンドの解析や、構成変更通知のブロック、ネットワーク情報テーブルの更新、電源ON/OFFコマンドの発行等を行う。
そして、CPU201は、コマンド処理部201aと、構成変更通知ブロック部201bと、ネットワーク情報管理部201cと、ON/OFFコマンド発行部201dと、フレーム作成部201eと、コマンド保持部201fと、異常検出通知処理部201gと、増設変更通知処理部201hとを有する。
コマンド処理部201aは、制御コントローラ101からHDD104a、HDD104b等に対して発行する各種コマンドがread/writeコマンドか否かを判定する手段である。
構成変更通知ブロック部201bは、冗長系のスイッチ(例えば、スイッチ106a、スイッチ106b)の電源がOFFされた場合に、各HDDから発生する構成変更通知をブロックする手段である。
具体的には、代行処理部200cが構成変更通知を受信した場合に、構成変更通知ブロック部201bは、ネットワーク情報テーブル202a(図3参照)を参照し、ネットワーク情報テーブル202aに記憶された各種記憶装置からの構成変更通知であれば、その構成変更通知をブロックする。
これは、ネットワーク情報テーブル202aに記憶されている各種記憶装置の構成は、制御コントローラ101に既に通知されており、改めて制御コントローラ101に構成変更通知を通知する必要はないからである
なお、上述した「ブロック」とは、送信されてきた構成変更通知が示すネットワーク通信信号を破棄することを示すものとする。
続いて、構成変更通知ブロック部201bが行う具体的処理について以下説明する。まず、RAID装置100の起動後において、所定時間内に、主系で通信障害や、read/writeコマンドの処理依頼が発生していない場合、後述するON/OFFコマンド発行部201dが、電源OFFコマンドを発行する。その結果、冗長系のスイッチの電源がOFFされる。
そして、冗長系のスイッチの電源がOFFされると、上述したようにHDD104aやHDD104bから構成変更通知が発生し、冗長系の各スイッチからデータ通信ネットワーク経由で、ルートスイッチ103に転送される。
その後、構成変更通知ブロック部201bは、インターフェース部204から受信した構成変更通知ブロックする。その結果、制御コントローラ101は、構成変更通知に対する処理を行わない。
更に、RAID装置100の起動後に発生した構成変更通知を構成変更通知ブロック部201bがブロックした後に実行する具体的な処理について、以下説明する。
(read/writeコマンドを発行した場合)
コマンド処理部201aが、read/writeコマンドを発行したと解析した場合、ルートスイッチ103は、そのread/writeコマンドに対する応答を行う必要があるが、上述したように冗長系のスイッチの電源がOFFになっていることから、各HDDの情報をもっておらず、read/writeコマンドに対する応答を行うことができない。
したがって、冗長系のスイッチを再起動させる必要があるから、ルートスイッチ103は、冗長系のスイッチの電源をONにする。このため、冗長系のスイッチの電源がONしたことに伴う構成変更通知がHDD104aやHDD104bから発生する。
そして、構成変更通知ブロック部201bは、冗長系のスイッチの電源がONしたことに伴う構成変更通知をブロックし、制御コントローラ101に転送されないようにする。
(主系に障害が発生した場合)
次に、主系に通信障害が発生した場合について説明する。主系に通信障害が発生すると、主系が使用不可になるため、通信経路を主系から冗長系に切り替える必要がある。したがって、冗長系のスイッチを再起動させる必要がある。
そして、冗長系のスイッチの電源がONしたことに伴う構成変更通知がHDD104aやHDD104bから発生し、構成変更通知ブロック部201bは、冗長系のスイッチの電源がONしたことに伴う構成変更通知をブロックし、制御コントローラ101に転送されないようにする。
(HDDを新規に増設した場合)
RAID装置100にHDDが新規増設された場合、制御コントローラ101に対しても増設されたHDDの情報を反映させる必要がある。これは、制御コントローラ101が、主系から冗長系に通信経路を切り替える際、HDDが新規増設された旨の情報を制御コントローラ101やルートスイッチ103が有していないと通信経路を切り替えることができないからである。
しかし、冗長系の電源がOFFしたままでは、増設されたHDDの情報を認識することができないので、冗長系のスイッチを再起動させる必要がある
したがって、RAID装置100にHDDが新規に増設された場合、図3に示したネットワーク情報テーブル202aが有する記憶装置1〜記憶装置nに加えて、例えば、記憶装置イといったHDDの情報がネットワーク情報テーブル202aに追加される(更新後のネットワーク情報テーブル202aについては、後述する図5参照)。
その後、冗長系のスイッチがOFFの状態からONの状態になるので、冗長系のスイッチの電源がONしたことに伴う構成変更通知がHDD104aやHDD104bから発生し、構成変更通知ブロック部201bは、冗長系のスイッチの電源がONしたことに伴う構成変更通知を必要に応じてブロックし、制御コントローラ101に転送されないようにする。
このように、構成変更通知ブロック部201bは、冗長系のスイッチの電源がOFFされた後に、read/writeコマンドを発行した場合や、通信障害が発生した場合や、HDDを新規増設した場合に発生する構成変更通知をブロックする。
ネットワーク情報管理部201cは、図3に示したネットワーク情報テーブル202aをインターフェース部204から取得し、取得した情報を第1の記憶部202に記憶し、記憶したネットワーク情報テーブル202aを更新・管理する手段である。
例えば、初期化処理後、ネットワーク情報管理部201cは、受信した構成変更通知から「POWER」に相当する項目がOFFであると認識した場合に、「POWER」に設定されている「ON」を「OFF」に更新する。
具体的に図を用いて説明する。図5は、更新後のネットワーク情報テーブルの一例を示す図である。図5は、図3に示したネットワーク情報テーブル202aが、ネットワーク情報管理部201cにより更新された後のネットワーク情報テーブルの一例を示す。
図5に示すように、記憶装置3と記憶装置4の「POWER」には、OFFが設定されている。一方、更新前のネットワーク情報テーブル202aの記憶装置3と記憶装置4の「POWER」には「ON」が設定されていたことから、ネットワーク情報管理部201cは、受信した構成変更通知から、記憶装置3と記憶装置4との電源がOFFであると認識し、ONからOFFに更新したことを示している。
また、新規HDD(例えば、記憶装置イ)が追加された場合、初期化処理時に記憶されていた記憶装置1〜記憶装置nに加えて記憶装置イの情報が加えられている(図5の点線部)。
次に、図4に戻り、ON/OFFコマンド発行部201dについて説明する。ON/OFFコマンド発行部201dは、冗長系のスイッチの電源ONコマンドや、電源OFFコマンドを管理用ネットワーク経由でインターフェース部204に出力する手段である。
例えば、RAID装置100の起動直後に主系で通信障害が発生していない場合に、起動から所定時間経過後、ON/OFFコマンド発行部201dは、冗長系のスイッチの電源をOFFにする電源OFFコマンドを発行する。
また、制御コントローラ101がread/writeコマンドを発行した場合や、主系に通信障害が発生した場合や、HDDが増設された場合では、ON/OFFコマンド発行部201dは、冗長系のスイッチの電源をONにする電源ONコマンドを発行する。
フレーム作成部201eは、コマンド処理部201aがread/writeコマンド以外のコマンドを発行したと解析した場合、制御コントローラ101に対する応答フレームを作成し、作成した応答フレームをインターフェース部204に出力する手段である。この応答フレームとは、制御コントローラ101が発行したread/writeコマンド以外のコマンドに対する応答情報を示す。
コマンド保持部201fは、制御コントローラ101が発行したread/writeコマンドを保持する手段である。具体的には、制御コントローラ101が発行したread/writeコマンドを冗長系のスイッチの電源がONされるまで保持する。
そして、冗長系の電源がONされたことを確認後(例えば、ON/OFFコマンド発行部201dが電源ONコマンドを発行してから所定時間経過後)に、read/writeコマンドをインターフェース部204に出力する。
異常検出通知処理部201gは、異常検出通知をインターフェース部204から取得し、ON/OFFコマンド発行部201dに対して、電源ONコマンドを発行するように命令する手段である。
増設変更通知処理部201hは、増設変更通知をインターフェース部204から取得し、ON/OFFコマンド発行部201dに対して、電源ONコマンドを発行するように命令する手段である。
第1の記憶部202は、RAID装置100内のHDDの識別情報や、各ルートスイッチが主系もしくは冗長系であるかを示す識別情報や、コマンド情報を記憶する手段で、ネットワーク情報テーブル202a、識別テーブル202b、コマンド情報テーブル202cを有する。
ネットワーク情報テーブル202aは、図3に示したネットワーク情報テーブル202aに相当するものとし、記憶されている情報の更新処理等は、ネットワーク情報管理部201cにより行われる。
識別テーブル202bは、ルートスイッチ103が冗長系で使用されるルートスイッチであることを示すテーブルで、コマンド情報テーブル202cは、制御コントローラ101が各HDDに対して発行するコマンド情報を示し、read/writeコマンドもしくはそれ以外のコマンド(例えば、ログインコマンド)等の識別ができるテーブルを示し、コマンド処理部201aによって参照される。
第2の記憶部203は、CPU201で利用される各種データを一時的に保存する手段で、各種データ203aを有する。したがって、各種データ203aには、ネットワーク情報テーブル202a、識別テーブル202b、コマンド情報テーブル202cに記憶されているデータが一時的に格納される。
なお、第1の記憶部および第2の記憶部は、RAM(Random Access Memory)もしくはその他の記憶手段であっても良く、必ずしも図示のした構成であることを要さず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能なものとする。
インターフェース部204は、管理用ネットワークにおいて、スイッチコントローラ200b(図2参照)とCPU201との送受信を行うインターフェースを示し、データ通信用ネットワークにおいては、クロスバー103f(図2参照)とCPU201との送受信を行うインターフェースを示している。
続いて、図2に戻り、クロスバー103fについて説明する。クロスバー103fは、制御コントローラ101及びスイッチ106aをどのポートに接続するかを決定する経路処理手段である。
なお、本実施例においては、便宜的に、制御コントローラ101をポート103bに接続し、スイッチ106aをポート103dに接続するものとし、これ以外のポート(例えば、ポート103cやポート103e)に、制御コントローラ101もしくは、スイッチ106aが接続されても良いものとする。
ポート103bとポート103cは、制御コントローラ101とクロスバー103fとのデータ送受信を行うインターフェースを示し、ポート103dとポート103eは、クロスバー103fと各スイッチ等とのデータ送受信を行うインターフェースを示している。
HDD104aやHDD104b・・・といった各HDDは、情報システムで利用される各種データやプログラムを記憶する手段で、HDD104aやHDD104bといった複数のHDDを有している。
スイッチ105aやスイッチ105bは、主系にて使用されるスイッチを示し、ルートスイッチ102から転送されてくる各種コマンドや各HDDに保存される各種データの通信処理を行う手段である。
例えば、スイッチ105aが、HDD104aに対する各種コマンドや保存される各種データをルートスイッチ102より受信した場合、スイッチ105aは、受信したコマンドや各種データをHDD104aに出力する。
また、スイッチ105aやスイッチ105bは、管理用ネットワーク経由で、自装置の電源ON/OFFコマンドを受信した場合に、自装置の電源ON/OFFを実行する。
一方、自装置以外の電源ON/OFFコマンドを受信した場合は、転送されてきた電源ON/OFFコマンドを別のスイッチへ転送する。
例えば、スイッチ105aが、管理用ネットワーク経由でスイッチ105aに対する電源ON/OFFコマンドを受信した場合、スイッチ105aは、自装置の電源ON/OFFを実行する。
一方、スイッチ105aが、管理用ネットワーク経由でスイッチ105bの電源ON/OFFコマンドを受信した場合、スイッチ105aは、スイッチ105bに電源ON/OFFコマンドを転送する。
スイッチ106aやスイッチ106bは、冗長系にて使用されるスイッチを示し、ルートスイッチ103から転送されてくる各種コマンドや各HDDに保存される各種データの通信を制御する手段である。そして、主系に通信障害等が発生した場合に使用される。
したがって、主系に通信障害等が発生し、RAID装置100内の通信経路が主系から冗長系に切り替わった場合に、スイッチ106aは、ルートスイッチ103からHDD104aに対する各種コマンドや保存される各種データをデータ通信ネットワーク経由で受信し、受信したコマンドや各種データをHDD104aに出力する。
また、スイッチ106aやスイッチ106bは、管理用ネットワーク経由で、自装置の電源ON/OFFコマンドを受信した場合は、自装置の電源ON/OFFを実行する。そして、スイッチ106aやスイッチ106bの電源ON/OFFに伴い、必要に応じて配下に有するHDDの電源もON/OFFする。
一方、自装置以外の電源ON/OFFコマンドを受信した場合は、転送されてきた電源ON/OFFコマンドを別のスイッチへ転送する。
例えば、スイッチ106aが、ルートスイッチ103から管理用ネットワーク経由でスイッチ106aの電源ON/OFFコマンドを受信した場合、スイッチ106aは、自装置の電源ON/OFFを実行する。
一方、スイッチ106aに対して、ルートスイッチ103から管理用ネットワーク経由でスイッチ106bの電源ON/OFFコマンドが転送された場合、スイッチ106aは、スイッチ106bに電源ON/OFFコマンドを転送する。
(RAID装置100起動後における冗長系の電源ON/OFF)
次に、構成変更通知ブロック部201bが、RAID装置100起動後に発生する構成変更通知をブロックする過程について図2〜図4を用いて説明する。
まず、RAID装置100の電源をONすると、管理用ネットワーク経由で、ルートスイッチ102及びルートスイッチ103が電源ONコマンドを送信する。その後、主系と冗長系の各スイッチの電源がONされる。
次に、図2に示した制御コントローラ101は、主系と冗長系の電源がONされたのを確認すると、データ通信ネットワークの初期化処理を行う。そして、主系と冗長系の初期化処理がともに完了すると、主系と冗長系が使用できるようになる。
この初期化処理時に、主系のルートスイッチである旨を示す識別情報が、記憶部102b(図2参照)に記憶され、冗長系のルートスイッチである旨を示す識別情報が、第1の記憶部202(図4参照)に記憶される。
また、初期化処理時において、制御コントローラ101は、データ通信ネットワーク経由で各HDD(例えば、HDD104aやHDD104b等)の情報を取得し、ネットワーク情報テーブル202a(図3参照)を作成する。
そして、作成されたネットワーク情報テーブル202aを図4に示したネットワーク情報管理部201cが取得し、取得したネットワーク情報テーブル202aを記憶部202に記憶する。
主系で通信障害が発生していない場合、図4に示したON/OFFコマンド発行部201cが、冗長系のスイッチ(例えば、スイッチ106aやスイッチ106b:図2参照)の電源OFFコマンドを管理用ネットワーク経由で発行する。
そして、冗長系のスイッチの電源がOFFされると、図2に示したHDD104aやHDD104bから構成変更通知が発生する。発生した構成変更は、冗長系の各スイッチからデータ通信ネットワーク経由で、ルートスイッチ103に転送される。
そして、図4に示した構成変更通知ブロック部201bは、インターフェース部204から取得した構成変更通知をブロックし、制御コントローラ101に構成変更通知が転送されないようにする。
構成変更通知ブロック部201bが構成変更通知をブロックした後、ネットワーク情報管理部201cは、受信した構成変更通知に基づいて、ネットワーク情報テーブル202aを更新する。
そして、ネットワーク情報管理部201cがネットワーク情報テーブル202aを更新後、ルートスイッチ103は、RAID装置100内の監視を始める。そして、これ以降発生する事象として、以下の4つの場合を例として挙げ、各事象について図を用いながら説明する。
(1)制御コントローラ101がread/writeコマンドを発行した場合
まず、図2に示した制御コントローラ101がread/writeコマンドを発行した場合に、ルートスイッチ103が行う処理について図6及び図2〜図4を用いて説明する。図6は、read/writeコマンドを発行したときの処理を説明するための図である。
図6に示すように、コマンド処理部201a(図4参照)が、制御コントローラ101からルートスイッチ103に対して発行されたコマンドがread/writeコマンドであると解析した場合(ステップS10)、ON/OFFコマンド発行部201d(図4参照)が、冗長系のスイッチ106a〜106c及び冗長系のスイッチ108a〜108cの電源ONコマンドを管理用ネットワーク経由で発行する(ステップS11)。
冗長系のスイッチ106a〜106c及び冗長系のスイッチ108a〜108cの電源がONされた後、HDD104a〜HDD104c及びHDD114a〜HDD114cから冗長系の電源がONされたことに伴う構成変更通知が発生する(ステップS12、ステップS13)。
そして、図4に示したネットワーク情報管理部201cは、インターフェース部204より構成変更通知を取得し、取得した構成変更通知に基づいて、ネットワーク情報テーブル202a(図3参照)を更新する(ステップS14)。
更新後、構成変更通知ブロック部201b(図4参照)が、発生した構成変更通知を制御コントローラ101に処理させないように、構成変更通知をブロックする(ステップS15)。
続いて、図4に示したコマンド保持部201fは、ON/OFFコマンド発行部201dが電源ONコマンドを発行してから所定時間経過後に、制御コントローラ101が発行したread/writeコマンドをHDD104a〜HDD104c及びHDD114a〜HDD114cに送信する(ステップS16)。
そして、コマンド保持部201fがread/writeコマンドを送信してから所定時間経過後に、ON/OFFコマンド発行部201dは、冗長系のスイッチの電源OFFコマンドをインターフェース部204(図2参照)に出力する。
また、その際に、冗長系のスイッチの電源がOFFされたことで発生する構成変更通知についても、構成変更通知ブロック部201bがブロックする。
以上のことから、制御コントローラ101がread/writeコマンドを発行した場合、ルートスイッチ103が、冗長系のスイッチの電源をONにして、read/writeコマンドに対する処理を行う。そして、冗長系のスイッチの電源がONされても、電源ONに伴う構成変更通知をブロックすることで、制御コントローラ101は、発生した構成変更通知に対する処理を実施する必要はない。
(2)制御コントローラ101がread/writeコマンド以外のコマンドを発行した場合
次に、制御コントローラ101がread/writeコマンド以外のコマンドを発行した場合に、ルートスイッチ103が行う処理について図7及び図2、図4を用いて説明する。図7は、read/writeコマンド以外のコマンドを発行したときの処理を説明するための図である。
図7に示すように、まず、図4に示したコマンド処理部201aが、制御コントローラ101からルートスイッチ103に対して発行されたコマンドがread/writeコマンド以外のコマンドであると解析する(ステップS20)。
read/writeコマンド以外のコマンドであれば、冗長系のスイッチの電源をONにする必要はなく、冗長系のスイッチの電源はONされない。したがって、ルートスイッチ103は、受信したコマンドに対して、擬似的応答を制御コントローラ101に対して行う。
具体的には、コマンド処理部201aの解析結果により、図4に示したフレーム作成部201eが、制御コントローラ101への応答フレームを作成し、作成した応答フレームをインターフェース部(図2参照)204に出力する(ステップS21)。
その後、図2に示したスイッチコントローラ200bが、クロスバー103f(図2参照)を経由して、応答フレームを制御コントローラ101に転送する。そして、制御コントローラ101がポート103b(図2参照)より応答フレームを受信する。したがって、制御コントローラ101は、発行したコマンドに対する処理結果を応答フレームの受信により確認する。
また、この間、冗長系のスイッチ106a〜106c及び冗長系のスイッチ108a〜108cの電源はOFFされたままであるので、冗長系で発生する無駄な消費電力をより低減することができる。
(3)主系で通信障害が発生した場合
次に、主系で通信障害等の異常が発生した場合に、ルートスイッチ103が行う処理について図8及び図2〜図4を用いて説明する。図8は、主系に障害が発生したときの処理を説明するための図である。
図8に示すように、スイッチ105bとスイッチ105cとの間で、通信障害が発生した場合に、スイッチ105b及びスイッチ105cが、通信障害を検出する。通信障害が発生すると、保存されているデータに主系からのアクセスが不可となる。
その後、スイッチ105bがルートスイッチ102に異常検出通知を管理用ネットワーク経由で送る(ステップS30)。その後、図2に示した処理部102aは、受信した異常検出通知を管理用ネットワーク経由で、ルートスイッチ103に転送する(ステップS31)。
そして、図4に示した異常検出通知処理部201gが、インターフェース部204(図4参照)より、異常検出通知を取得した場合、冗長系のスイッチ106a〜106c及び冗長系のスイッチ108a〜108cの電源ONコマンドを発行するようにON/OFFコマンド発行部201d(図4参照)に命令する。
続いて、図4に示したON/OFFコマンド発行部201dが、冗長系のスイッチ106a〜106c及び冗長系のスイッチ108a〜108cの電源ONコマンドを管理用ネットワーク経由で送信する(ステップS32)。
そして、冗長系のスイッチ106a〜106c及び冗長系のスイッチ108a〜108cの電源がONされ、冗長系の電源がONされたことに伴う構成変更通知が発生する(ステップS33、ステップS34)。
そして、図4に示したネットワーク情報管理部201cは、構成変更通知を取得し、取得した構成変更通知に基づいて、ネットワーク情報テーブル202a(図3参照)を更新する(ステップS35)。
また、図4に示した構成変更通知ブロック部201bが、発生した構成変更通知を制御コントローラ101に処理させないように、構成変更通知をブロックする(ステップS36)。
ネットワーク情報管理部201cがネットワーク情報テーブルの更新処理を終了した後、制御コントローラ101は、通信障害が発生している主系から冗長系に切り替え、障害によりアクセスできくなったHDD104cに再びアクセスできるようになる。
(4)新規にHDDが増設された場合
次に、RAID装置100にHDDが追加された場合に、ルートスイッチ103が行う処理について図9及び図2〜図4を用いて説明する。図9は、新規にHDDが増設された場合の処理を説明するための図である。
図9に示すように、HDD300がRAID装置100に増設された場合に、主系スイッチが、HDDの増設されたことに伴う増設変更通知を管理用ネットワーク経由で送る(ステップS40)。
その後、図2に示した処理部102aが受信した増設変更通知を管理用ネットワーク経由で、ルートスイッチ103に転送する(ステップS41)。
そして、図4に示した増設変更通知処理部201hは、冗長系のスイッチ106a〜106c及び冗長系のスイッチ108a〜108cの電源ONコマンドを発行するようにON/OFFコマンド発行部201d(図4参照)に命令する。
続いて、ON/OFFコマンド発行部201dが、冗長系のスイッチ106a〜106c及び冗長系のスイッチ108a〜108cの電源ONコマンドを管理用ネットワーク経由で送信する(ステップS42)。
そして、冗長系のスイッチ106a〜106c及び冗長系のスイッチ108a〜108cの電源がONされ、冗長系の電源がONされたことに伴う構成変更通知が発生する(ステップS43、ステップS44)。
そして、図4に示したネットワーク情報管理部201cは、インターフェース部204(図4参照)より構成変更通知を取得し、取得した構成変更通知に基づいて、図3に示したネットワーク情報テーブル202aを更新する(ステップS45)。
例えば、HDD300が図5に示した記憶装置イに相当するものとし、HDD300が追加された場合、ネットワーク情報テーブル202aに記憶装置イに関するデータが追加される。
次に、図4に示した構成変更通知ブロック部201bは、ネットワーク情報管理部201cによって更新されたネットワーク情報テーブル212aに基づいて、発生した構成変更通知を必要に応じてブロックする(ステップS46)。
このとき、構成変更通知ブロック部201bは、HDD300から発生する構成変更通知はブロックしないで、制御コントローラ101に転送する。一方、構成変更通知ブロック部201bは、HDD300以外から発生する構成変更通知については、制御コントローラ101に転送されないようにブロックする。
そして、HDD300からの構成変更通知を受け取った制御コントローラ101は、HDD300を認識し、HDD300に対して、スピンアップ等の処理を行う。その後、主系に障害等が発生していない場合は、冗長系の電源はOFFされ、その際に発生する構成変更通知は同様にブロックされる。
次に、ルートスイッチ103が、RAID装置100の起動後に冗長系で発生する構成変更通知をブロックする処理手順について説明する。図10は、冗長系の電源OFFに伴う処理手順を示すフローチャートである。
まず、RAID装置100の電源をONにし、起動させる(ステップS100)。次に、制御コントローラ101は、主系と冗長系の電源がONされたのを確認すると、データ通信用のネットワークの初期化を行い、ネットワーク情報テーブル202aを作成する(ステップS101)。
そして、主系で通信障害が発生していない場合(ステップS102、No)、ON/OFFコマンド発行部201dが、冗長系のスイッチの電源OFFコマンドを管理用ネットワーク経由で発行する(ステップS103)。
続いて、冗長系のスイッチの電源がOFFした場合、HDD104aやHDD104bから構成変更通知が発生する(ステップS104)。発生した構成変更通知は、冗長系の各スイッチからデータ通信ネットワーク経由で、ルートスイッチ103に転送される。
そして、構成変更通知ブロック部201bは、インターフェース部204から取得した構成変更通知をブロックし、制御コントローラ101が構成変更通知を受信しないようにする(ステップS105)。
その後、ネットワーク情報管理部201cは、受信した構成変更通知に基づいて、ネットワーク情報テーブル202aを更新し(ステップS106)、RAID装置100の監視を始める(ステップS107)。
一方、ステップS102において、通信障害が発生している場合(ステップS102、Yes)、制御コントローラ101が、RAID装置100内の通信経路を主系から冗長系に切り替える(ステップS108)。
このフローチャートによれば、構成変更通知ブロック部201bが、冗長系の電源をOFFした後に発生する構成変更通知をブロックすることで、制御コントローラ101は、冗長系の電源がOFFされたことで発生する構成変更通知に対する認識処理をする必要がなくなる。
その結果、制御コントローラ101の処理リソースを増加させることなく、冗長系で発生する無駄な消費電力を低減することができる。
次に、ステップS108以降に発生する各事象におけるルートスイッチ103の処理手順について、図11〜図13を用いて説明する。
まず、制御コントローラ101がルートスイッチ103にコマンドを発行した場合に、ルートスイッチ103が行う処理について説明する。図11は、コマンド発行に伴う処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、制御コントローラ101がルートスイッチ103にコマンドを発行し(ステップS200)、コマンド処理部201aが、制御コントローラ101から発行されたコマンドについて解析を行う(ステップS201)。
コマンド処理部201aの解析結果が、read/writeコマンドでない場合(ステップS202、No)、フレーム作成部201eが、制御コントローラ101への応答フレームを作成する(ステップS203)。
そして、フレーム作成部201eが作成した応答フレームをインターフェース部204より出力する。その後、出力された応答フレームは、スイッチコントローラ200bよりクロスバー103fへ転送される(ステップS204)。
次に、ポート103bが、制御コントローラ101に応答フレームを転送する(ステップS205)。その後、制御コントローラ101が、ポート103bより応答フレームを受信する(ステップS206)。
一方、コマンド処理部201aの解析結果が、read/writeコマンドの場合(ステップS202、Yes)、ON/OFFコマンド発行部201dが、冗長系のスイッチの電源ONコマンドを管理用ネットワーク経由で発行する。
冗長系のスイッチの電源がONされた後(ステップS207)、HDD104a〜HDD104c及びHDD114a〜HDD114cから冗長系の電源がONされたことに伴う構成変更通知が発生する(ステップS208)。
次に、ネットワーク情報管理部201cは、インターフェース部204より構成変更通知を取得し、取得した構成変更通知に基づいて、ネットワーク情報テーブル202aを更新する(ステップS209)。
次に、構成変更通知ブロック部201bが、発生した構成変更通知を制御コントローラ101に処理させないように、構成変更通知をブロックする(ステップS210)。
そして、コマンド保持部201fは、ON/OFFコマンド発行部201dが電源ONコマンドを発行してから所定時間経過後に、read/writeコマンドを各HDDに送信する(ステップS211)。
次に、HDDがread/writeコマンドを受信し(ステップS212)、主系で通信障害等が発生していない場合、冗長系の電源はOFFされる(ステップS213)。
以上のことから、このフローチャートによれば、制御コントローラ101が発行するコマンドの種類に応じて、ルートスイッチ103が、冗長系の電源ONコマンドを発行するので、必要に応じて冗長系の電源ON/OFFが可能となり、冗長系の消費電力を低減することができる。
次に、主系で通信障害等の異常が発生した場合に、ルートスイッチ102が行う処理について説明する。図12は、主系に障害が発生したときの処理手順を示すフローチャートである。
図12に示すように、主系で通信障害が発生し(ステップS300)、主系のスイッチがルートスイッチ102に異常検出通知を管理用ネットワーク経由で送る。その後、処理部102aは、受信した異常検出通知を管理用ネットワーク経由で、ルートスイッチ103に送信する(ステップS301)。
そして、異常検出通知処理部201gの命令より、ON/OFFコマンド発行部201dが、冗長系のスイッチの電源ONコマンドを発行し、冗長系のスイッチの電源がONされる(ステップS302)。
そして、冗長系の電源がONされたことに伴う構成変更通知が発生し(ステップS303)、ネットワーク情報管理部201cは、インターフェース部204より構成変更通知を取得し、取得した構成変更通知に基づいて、ネットワーク情報テーブル202aを更新する(ステップS304)。
また、構成変更通知ブロック部201bが、発生した構成変更通知を制御コントローラ101に処理させないように、構成変更通知をブロックする(ステップS305)。
ネットワーク情報管理部201cがネットワーク情報テーブル202aの更新処理を終了した後、制御コントローラ101が、障害が発生している主系から冗長系に切り替え(ステップS306)、障害によりアクセスできくなったHDD104cに再びアクセスできるようになる。
このフローチャートによれば、データ通信経路を通信障害が発生している主系から冗長系に切り替え、その際、冗長系の電源がONされたことに伴う構成変更通知に対する認識処理を制御コントローラ101は行うことなく、通信障害によりアクセスできくなったHDD104cに再びアクセスできるようになる。
次に、HDDが新規に追加された場合に、ルートスイッチ102が行う処理について説明する。図13は、HDDの増設に伴う処理手順を示すフローチャートである。
まず、RAID装置100にHDD300が増設された場合(ステップS400)、主系のスイッチが、HDD300が増設されたことに伴う増設変更通知を管理用ネットワーク経由で送り、処理部102aは、受信した増設変更通知を管理用ネットワーク経由で、ルートスイッチ103に転送する(ステップS401)。
そして、増設変更通知処理部201hの命令により、ON/OFFコマンド発行部201dが、冗長系のスイッチの電源ONコマンドを発行し、冗長系のスイッチ104a〜104c及び冗長系のスイッチ106a〜106cの電源がONされる(ステップS402)。
冗長系のスイッチの電源がONされると、冗長系の電源がONされたことに伴う構成変更通知が発生する(ステップS403)。
そして、ネットワーク情報管理部201cは、インターフェース部204より構成変更通知を取得し、取得した構成変更通知に基づいて、ネットワーク情報テーブル202aを更新する(ステップS404)。
また、構成変更通知ブロック部201bは、ネットワーク情報管理部201cによって更新されたネットワーク情報テーブル202aに基づいて、発生した構成変更通知を必要に応じてブロックする(ステップS405)。
その後、制御コントローラ101が、増設されたHDD300に対応する構成変更通知を受信し(ステップS406)、スピンアップ等の処理を行う(ステップS407)。そして、主系で通信障害等が発生していない場合、冗長系の電源はOFFされる(ステップS408)。
このフローチャートによれば、制御コントローラ101は、HDD300から発生する構成変更通知に対する認識処理のみを行えばよく、制御コントローラ101が行う処理リソースを低減することができる。
上述してきたように、本実施例に係るルートスイッチ103は、RAID装置100が起動した直後に、冗長系の電源がOFFされたことに伴う構成変更通知をブロックすることで、制御コントローラ101は、構成変更通知に対する認識処理をする必要がなくなる。
その結果、制御コントローラ101に冗長系の電源がOFFされたことに伴う認識処理をさせることなく、冗長系で発生する無駄な消費電力を低減することができる。
なお、本実施例にて説明してきたHDDは、ハードディスク装置に限らず、熱磁気ディスク装置や半導体不揮発メモリのような他の記憶装置であってもよいものとする。
上記の実施例1を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)記憶装置へ至る通信経路が冗長化されたRAID装置内において、前記記憶装置と当該記憶装置へのアクセスを制御する制御装置とを接続する冗長経路上に配置された通信中継装置の電源がOFFされた場合に、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックするブロック手段を有する通信制御装置。
(付記2)前記通信中継装置の電源がOFFされた後に、前記記憶装置へのアクセス制御を前記制御装置に代行して処理する代行処理手段を有する付記1に記載の通信制御装置。
(付記3)前記代行処理手段は、前記記憶装置の電源がONになっているか否かを示す電源情報を記憶する記憶手段と、前記通信中継装置の電源制御を行う電源制御手段とを更に有し、前記電源制御手段の処理に基づいて、前記電源情報を更新する付記2に記載の通信制御装置。
(付記4)前記制御装置から前記記憶装置にread/writeコマンドが発行された場合に、前記代行処理手段は、冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにするコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックする付記2に記載の通信制御装置。
(付記5)前記制御装置から前記記憶装置にread/writeコマンド以外のコマンドが発行された場合に、前記代行処理手段は、前記制御装置への応答を前記記憶装置の代わりに行う付記2に記載の通信制御装置。
(付記6)前記代行処理手段は、前記RAID装置内の冗長経路とは異なる通信経路に通信障害が発生したことを示す情報を受信した場合に、冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにする電源ONコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックする付記2に記載の通信制御装置。
(付記7)前記代行処理手段は、前記RAID装置内に記憶装置が増設されたことを示す通知を受信した場合に、冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにする電源ONコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から発生する構成変更通知のうち、当該増設された記憶装置以外の記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックする付記2に記載の通信制御装置。
(付記8)前記代行処理手段は、前記記憶装置が増設されたことを示す情報を含んだ構成変更通知を前記制御装置へ転送することを特徴とする付記7に記載の通信制御装置。
(付記9)データを記憶する記憶装置と、前記記憶装置へのアクセスを制御する制御装置と、前記記憶装置および前記制御装置とを接続する冗長化された通信経路上に配置された通信中継装置および通信制御装置を備えたストレージシステムであって、
前記通信制御装置は、冗長経路上に配置された前記通信中継装置の電源がOFFされた場合に、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックするブロック手段
を備えたストレージシステム。
(付記10)前記通信制御装置は、前記通信中継装置の電源がOFFされた後に、前記記憶装置へのアクセス制御を前記制御装置に代行して処理する代行処理手段をさらに備えた付記9に記載のストレージシステム。
(付記11)前記代行処理手段は、前記記憶装置の電源がONになっているか否かを示す電源情報を記憶する記憶手段と、前記通信中継装置の電源制御を行う電源制御手段とを更に備え、前記電源制御手段の処理に基づいて、前記電源情報を更新する付記10に記載のストレージシステム。
(付記12)前記制御装置から前記記憶装置にread/writeコマンドが発行された場合に、前記代行処理手段は、冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにするコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックする付記10に記載のストレージシステム。
(付記13)前記制御装置から前記記憶装置にread/writeコマンド以外のコマンドが発行された場合に、前記代行処理手段は、前記制御装置への応答を前記記憶装置の代わりに行う付記10に記載のストレージシステム。
(付記14)前記代行処理手段は、冗長経路とは異なる通信経路に通信障害が発生したことを示す情報を受信した場合に、冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにする電源ONコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックする付記10に記載のストレージシステム。
(付記15)前記代行処理手段は、前記記憶装置が増設されたことを示す通知を受信した場合に、冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにする電源ONコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックする付記10に記載のストレージシステム。
(付記16)前記代行処理手段は、前記記憶装置が増設されたことを示す情報を含んだ構成変更通知を前記制御装置へ転送することを特徴とする付記15に記載のストレージシステム。
(付記17)通信制御装置が、
記憶装置へ至る通信経路が冗長化されたRAID装置内において、前記記憶装置と当該記憶装置へのアクセスを制御する制御装置とを接続する冗長経路上に配置された通信中継装置の電源がOFFされた場合に、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した前記構成変更通知を前記制御装置に転送することをブロックするブロックステップと
を有する通信制御方法。
(付記18)前記通信制御装置は、前記通信中継装置の電源がOFFされた後に、前記記憶装置へのアクセス制御を前記制御装置に代行して処理する代行処理ステップを有する付記17に記載の通信制御方法。
(付記19)前記代行処理ステップは、前記記憶装置の電源がONになっているか否かを示す電源情報を記憶する記憶ステップと、前記通信中継装置の電源制御を行う電源制御ステップとを更に有し、前記電源制御ステップの処理に基づいて、前記電源情報を更新する付記18に記載の通信制御方法。
(付記20)前記制御装置から前記記憶装置にread/writeコマンドが発行された場合に、前記代行処理ステップは、冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにするコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックする付記18に記載の通信制御方法。
(付記21)前記制御装置から前記記憶装置にread/writeコマンド以外のコマンドが発行された場合に、前記代行処理ステップは、前記制御装置への応答を前記記憶装置の代わりに行う付記18に記載の通信制御方法。
(付記22)前記代行処理ステップは、冗長経路とは異なる通信経路に通信障害が発生したことを示す情報を受信した場合に、冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにする電源ONコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックする付記18に記載の通信制御方法。
(付記23)前記代行処理ステップは、前記記憶装置が増設されたことを示す通知を受信した場合に、冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにする電源ONコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から発生する構成変更通知のうち、当該増設された記憶装置以外の記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックする付記18に記載の通信制御方法。
(付記24)前記代行処理ステップは、前記記憶装置が増設されたことを示す情報を含んだ構成変更通知を前記制御装置へ転送することを特徴とする付記23に記載の通信制御方法。
発明の概要を説明するための図である。 実施例1に係るRAID装置の構成を示す機能ブロック図である。 ネットワーク情報テーブルの一例を示す図である。 代行処理部の構成を示す機能ブロック図である。 更新後のネットワーク情報テーブルの一例を示す図である。 read/writeコマンドを発行したときの処理を説明するための図である。 read/writeコマンド以外のコマンドを発行したときの処理を説明するための図である。 主系に障害が発生したときの処理を説明するための図である。 新規にHDDが増設された場合の処理を説明するための図である。 冗長系の電源OFFに伴う処理手順を示すフローチャートである。 コマンド発行に伴う処理手順を示すフローチャートである。 主系に障害が発生したときの処理手順を示すフローチャートである。 HDDの増設に伴う処理手順を示すフローチャートである。 RAID装置を説明するため図である。
符号の説明
10、100 RAID装置
101 制御コントローラ
102、103 ルートスイッチ
102a 処理部
102b 記憶部
102c、200a 電源管理部
102d、102e、103b、103c、103d、103e ポート
103a 通信管理部
103f クロスバー
104a、104b、104c、114a、114b、114c、300 HDD
105a、105b、105c、106a、106b、106c、107a、107b、107c、108a、108b、108c スイッチ
200b スイッチコントローラ
200c 代行処理部
202a、212a ネットワーク情報テーブル
201 CPU
201a コマンド処理部
201b 構成変更通知ブロック部
201c ネットワーク情報管理部
201d ON/OFFコマンド発行部
201e フレーム作成部
201f コマンド保持部
201g 異常検出通知処理部
201h 増設変更通知処理部
202 第1の記憶部
202b 識別テーブル
202c コマンド情報テーブル
203 第2の記憶部
203a 各種データ
204 インターフェース部

Claims (5)

  1. 記憶装置と、制御装置と、前記記憶装置と前記制御装置との間を接続する複数の通信経路とを有し、前記制御装置が、前記複数の通信経路の内、冗長系経路及び主系経路の切替処理を実行することで、前記記憶装置へのアクセスを制御するRAID装置内に設置された通信制御装置であって、
    前記冗長系経路上に配置された通信中継装置を制御する制御部と
    前記通信中継装置の電源がOFFされた場合に、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックするブロック部と
    を有することを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記通信中継装置の電源がOFFされた後に、前記記憶装置へのアクセス制御を前記制御装置に代行して処理する代行処理部を有することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記代行処理は、
    前記記憶装置の電源がONになっているか否かを示す電源情報を記憶する記憶と、
    前記通信中継装置の電源を制御する電源制御部とを有し、前記電源制御の処理に基づいて、前記記憶部に記憶された前記電源情報を更新することを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記制御装置から前記記憶装置にread/writeコマンドが発行された場合に、前記代行処理は、前記冗長経路に配置された前記通信中継装置の電源をONにするコマンドを発行し、当該通信中継装置の電源がONされたことに伴って、前記記憶装置から前記制御装置宛に出力される構成変更通知をブロックすることを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
  5. 前記制御装置から前記記憶装置にread/writeコマンド以外のコマンドが発行された場合に、前記代行処理は、前記制御装置への応答を前記記憶装置の代わりに行うことを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
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