JP2009230484A - ストレージサブシステム、ストレージシステム、ファームウェア置換方法、及びプログラム - Google Patents

ストレージサブシステム、ストレージシステム、ファームウェア置換方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 冗長化されたコントローラを有するストレージサブシステムにおいて、コストを抑えつつ、業務を停止することなくファームウェア置換を行うストレージサブシステムを等提供する。
【解決手段】 本発明のストレージサブシステムは、ホストコンピュータの発行したI/O(Input/Output)要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第1のコントローラと、ホストコンピュータの発行したI/O要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第2のコントローラと、第1のコントローラのファームウェア置換時において、ホストコンピュータが第1のコントローラに対して発行したI/O要求の処理先を、第1のコントローラから第2のコントローラに切替えるホストインタフェース切替部とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ストレージサブシステム、ストレージシステム、ファームウェア置換方法、及びプログラムに関する。本発明は、特に、冗長化されたコントローラを有するストレージサブシステム、ストレージシステム、ストレージサブシステムのファームウェア置換方法、及びプログラムに関する。
ストレージサブシステム、例えば、ディスクアレイサブシステムは、コントローラのファームウェアを置換した場合、置換後の新しいファームウェアで動作させるためにディスクアレイサブシステムのコントローラの再起動が必要になる。ディスクアレイサブシステムは、コントローラの再起動中にはI/O要求を処理することができないため、業務そのものを停止する必要がある。ここで、障害に備えて、ディスクアレイサブシステムがコントローラを冗長化(例えば、2重化)している場合がある。この場合でも、ホストコンピュータとディスクアレイサブシステム間のアクセスパスがシングルパス構成の場合、例えば、片方のコントローラのファームウェア交換時に、保守員がアクセスパスを他方のコントローラに物理的に切替える必要がある。具体的には、保守員が、片方のコントローラからケーブルを抜き取り、他方のコントローラに接続する必要がある。その結果、ディスクアレイサブシステムは、業務を停止する必要がある。
業務停止を回避する方法として例えば以下の方法がある。24時間365日業務停止できないユーザのディスクアレイサブシステムは、障害に備えて、コントローラのみならずホストコンピュータとディスクアレイサブシステムとの間のアクセスパスを冗長化(例えば、2重化)することができる。また、ホストコンピュータは、片方のパスに障害が発生した場合に、他方のパスに切替えるパス冗長化ドライバ(パス冗長化ソフトウェア)を導入できる。この障害対策用の冗長構成を利用して、ディスクアレイサブシステムの一方のコントローラの再起動時に、ホストコンピュータは、他方のコントローラにI/O要求を発行するようにアクセスパスを切替えることができる。この処理により、ディスクアレイサブシステムは、業務を停止することなくファームウェアの置換を行うことができる。
しかし、この方法は、アクセスパスの冗長化のためのハードウェアとホストコンピュータへのパス冗長化ドライバの導入を行う必要があるため、工数、コストがかかる。
特許文献1は、活性ファームウェア交換装置を開示している。活性ファームウェア交換装置は、コントローラ・モジュールCM0とCM1それぞれにおいて、2個のCPUを搭載している。活性ファームウェア交換装置は、CPU単位でのファームウェア活性交換を行うように制御し、ファームウェア活性交換中のパス切れを防止する。これにより、特許文献1は、活性ファームウェア交換装置が、ホスト装置が切断されていないコントロール部にだけコマンドを発行し、ファームウェアの交換が完了したら元の並列運転に戻すという複雑な制御を必要としない、としている。
また、本発明に関連する技術文献として、特許文献2が挙げられる。特許文献2は、ストレージ装置を開示している。ストレージ装置は、1つのディスクアダプタあるいは1つの相互結合網において障害が発生したときにもディスク装置が使用できるように、1つのディスク装置に2つのディスクアダプタが異なる相互結合網で接続されている。
特開2006−338217号公報(要約、第1図、段落0010,0017) 特開2005−149436号公報(段落0021)
しかしながら、上述した特許文献1に記載の活性ファームウェア交換装置は、コストがかかるという課題があった。即ち、活性ファームウェア交換装置は、1つのコントローラ・モジュールあたり2つのCPUと2つのファームウェア保持部を搭載すること、それに伴う搭載面積増加、発熱対策、消費電力対策などでコストがかかる。
本発明の目的は、上記課題を解決するストレージサブシステム、ストレージシステム、ファームウェア置換方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明のストレージサブシステムは、ホストコンピュータの発行したI/O(Input/Output)要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第1のコントローラと、ホストコンピュータの発行したI/O要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第2のコントローラと、第1のコントローラのファームウェア置換時において、ホストコンピュータが第1のコントローラに対して発行したI/O要求の処理先を、第1のコントローラから第2のコントローラに切替えるホストインタフェース切替部とを含む。
本発明のストレージシステムは、ストレージサブシステムに対してI/O要求を発行するホストコンピュータと、ホストコンピュータの発行したI/O(Input/Output)要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第1のコントローラと、ホストの発行したI/O要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第2のコントローラと、第1のコントローラのファームウェア置換時において、ホストコンピュータが第1のコントローラに対して発行したI/O要求の処理先を、第1のコントローラから第2のコントローラに切替えるホストインタフェース切替部と、を含むストレージサブシステムとを含む。
本発明のプログラムは、コンピュータに、ホストコンピュータの発行したI/O(Input/Output)要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第1のコントローラのファームウェア置換時に、ホストコンピュータが第1のコントローラに対して発行したI/O要求の処理先を、第1のコントローラから、ホストの発行したI/O要求を基にストレージに対して書込み/読出し処理を行う第2のコントローラに切替える制御を行う手段として機能させるためのプログラムである。
本発明は、冗長化されたコントローラを有するストレージサブシステムにおいて、コストの増加を抑えつつ、業務を停止することなくファームウェア置換を行うストレージサブシステム等を提供することができる。
次に、本発明の概要について説明する。
図1は、本発明の概要構成を説明する図である。本発明のストレージシステム101は、ホストコンピュータ001とストレージサブシステム011とを含む。ストレージサブシステム011は、コントローラ020とコントローラ030とストレージ053とを含む。コントローラ020は、ホストインタフェース切替部021を含む。
コントローラ020は、一般的に、第1のコントローラと呼ぶことができ、ホストコンピュータ001の発行したI/O(Input/Output)要求を基に、ストレージ053に対して書込み/読出し処理を行う。
コントローラ030は、一般的に、第2のコントローラと呼ぶことができ、ホストコンピュータ001の発行したI/O要求を基に、ストレージ053に対して書込み/読出し処理を行う。
ホストインタフェース切替部021は、コントローラ020のファームウェア置換時において、ホストコンピュータ001がコントローラ020に対して発行したI/O要求の処理先を、コントローラ020からコントローラ030に切替える。
これにより、本発明は、冗長化されたコントローラ020,030を有するストレージサブシステム011が、コストを抑えつつ、業務を停止することなくコントローラ020のファームウェア置換を行うことができる、という効果を有する。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の実施の形態の構成について説明する。
図2は、ディスクアレイシステム100の構成を示す図である。
ディスクアレイシステム100は、一般的なストレージシステム101であってよい。ディスクアレイシステム100は、ホストコンピュータ001と、ディスクアレイサブシステム010と、両者間を接続するホストインタフェースケーブル070,071とを含む。また、ディスクアレイシステム100は、保守用端末080と、ディスクアレイサブシステム010のSVP024,034と保守用端末080とを接続するLAN(Local Area Network)ケーブルとを含む。
ホストコンピュータ001は、アプリケーション002と、ファイルシステム003と、上位ドライバ004と、パス冗長化ドライバ005と、下位ドライバ006と、HBA007,008と、接続ポート007a,008aとを含む。
アプリケーション002は、ホストコンピュータ001のCPU(Central Processing Unit、図示せず)が実行する任意のアプリケーションプログラムである。アプリケーション002は、論理ディスク050,051,052に対するファイルの書込み/読出し要求のコマンドを含むI/O要求をファイルシステム003に出力する。
ファイルシステム003は、上位ドライバ004と共同して、ファイルのファイル名と論理ディスク050,051,052上の格納位置との対応付けを行う。格納位置は、例えば、Target ID(Identification)、LUN(Logical Unit Number)である。
上位ドライバ004は、ファイルシステム003を介してアプリケーション002から入力したI/O要求をパス冗長化ドライバ005に出力する。
パス冗長化ドライバ005は、上位ドライバ004から入力したI/O要求を下位ドライバ006に出力する。また、パス冗長化ドライバ005は、HBA007又は008(Host Bus Adapter)を介してディスクアレイサブシステム010が制御する論理ディスク050,051,052に対するI/O要求の実行結果を下位ドライバ006から入力する。そして、パス冗長化ドライバ005は、正常終了又異常終了の判断を行う。ここで、パス冗長化ドライバ005が、異常終了の原因がパスの構成要素(HBA007,008、ホストインタフェースケーブル070,071、コントローラ020,030等)における障害(故障)と判断したとする。この場合、パス冗長化ドライバ005は、代替パスを用いて異常終了したI/O要求のリトライ処理を行う。
下位ドライバ006は、HBA007,008を制御しI/O処理を行う。
HBA007,008(Host Bus Adapter)は、それぞれ接続ポート007a,008aと、ホストインタフェースケーブル070,071を介してディスクアレイサブシステム010に接続される。
接続ポート007a,008aは、ホストインタフェースケーブル070,071が接続されるポートである。接続ポート007a,008aは、それぞれ、識別子「I−a」と「I−b」とが割当てられている。
ディスクアレイサブシステム010は、ホスト接続ポート028,038と、コントローラ020,030と、論理ディスク050,051,052とを含む。ディスクアレイサブシステム010は、一般的なストレージサブシステム011であってよい。
ホスト接続ポート028,038は、それぞれ、ホストインタフェースケーブル070,071と後述のホストインタフェース切替部021,031とに接続される。ホスト接続ポート028,038は、それぞれ、識別子「T−20」と「T−30」とが割当てられている。
コントローラ020,030は、冗長構成のコントローラであり、いずれも同じ構成、機能を備えている。以下、コントローラ020を中心に説明するが、同じ説明が、コントローラ030にも当てはまる。コントローラ030と、ホストインタフェース切替部031と、ホストインタフェース制御部032の説明は特に必要な場合を除いて省略する。同様に、CPU033と、SVP034と、メモリ領域035と、ファームウェア記憶領域036と、ディスク制御部037と内部バス061の説明は特に必要な場合を除いて省略する。
コントローラ020は、内部バス041を介して論理ディスク050,051,052に接続されている。コントローラ020は、ホストコンピュータ001の発行したI/O要求を基に、論理ディスク050,051,052に対して書込み/読出し処理を行う。
コントローラ020は、ホストインタフェース切替部021と、ホストインタフェース制御部022と、CPU023と、SVP024(Service Processor)とを含む。また、コントローラ020は、メモリ領域025と、ファームウェア記憶領域026と、ディスク制御部027とを含む。
ホストインタフェース切替部021は、ホストインタフェース制御部022と接続するか、内部バス060を介してコントローラ030のホストインタフェース制御部032に接続するかを切替えることができる。よって、ホストインタフェース切替部021は、コントローラ020のファームウェア置換時において、ホストコンピュータ001がコントローラ020に対して発行したI/O要求の処理先を、コントローラ020からコントローラ030に切替えることができる。即ち、ホストインタフェース切替部021は、I/O要求の処理先をホストインタフェース制御部022からホストインタフェース制御部032に切替え、I/O要求をホストインタフェース制御部032に出力することができる。尚、ホストインタフェース切替部021は第1のホストインタフェース切替部、ホストインタフェース切替部031は、第2のホストインタフェース切替部と呼ぶことができる。
ホストインタフェース制御部022については、ホストインタフェース制御部032と共に説明する。ホストインタフェース制御部022,032は、ホストコンピュータ001とコントローラ020,030との間のホストインタフェースのI/O処理(入出力、フレームの解体、組立等)を行う。
ホストインタフェース制御部022は、ホストコンピュータ001がコントローラ030に対して発行したI/O要求をコントローラ030に代わってコントローラ020が処理した場合に、以下のように動作する。ホストインタフェース制御部022は、コントローラ030がI/O要求を処理したものと偽装してホストコンピュータ001にI/O要求に対する処理の終了通知を出力する。即ち、まず、ファームウェアを実行するCPU023が、コントローラ030のホスト接続ポート038の識別子(T−30)を準備する。ホストインタフェース制御部022は、I/O要求に対する処理の終了通知におけるフレームの送信元識別子のフィールドに、コントローラ030のホスト接続ポート038の識別子(T−30)を組込む。
逆に、ホストインタフェース制御部032は、ホストコンピュータ001がコントローラ020に対して発行したI/O要求をコントローラ020に代わってコントローラ030が処理した場合に、以下のように動作する。ホストインタフェース制御部032は、コントローラ020がI/O要求を処理したものと偽装してホストコンピュータ001にI/O要求に対する処理の終了通知を出力する。即ち、まず、ファームウェアを実行するCPU033が、コントローラ020のホスト接続ポート028の識別子(T−20)を準備する。ホストインタフェース制御部032は、I/O要求に対する処理の終了通知におけるフレームの送信元識別子のフィールドに、コントローラ020のホスト接続ポート028の識別子(T−20)を組込む。
CPU023は、中央処理装置である。CPU023は、プログラム記憶媒体(本実施の形態では、ファームウェア記憶領域026)に記憶されたプログラム(ファームウェア)を図示しない内部記憶部に格納する。CPU023は、内部記憶部に格納されたプログラム(ファームウェア)を実行することにより、コントローラ020全体の制御を行う。以下、CPU023と記載したときは、ファームウェアを実行しているCPU023を示すものとする。
SVP024(Service Processor)は、ディスクアレイサブシステム010全体の管理/監視を行う。また、SVP024は、ユーザインタフェースを提供する保守用端末080とLANケーブル072で接続されている。
メモリ領域025は、各種制御情報の格納領域や作業領域、データキャッシュとして使用されるメモリである。
ファームウェア記憶領域026は不揮発メモリもしくは媒体(例、光ディスク、フレキシブルディスク)であり、ファームウェアを記憶する。
ディスク制御部027は内部バス041を介して論理ディスク050,051,052の入出力処理を行う。
コントローラ020とコントローラ030は内部バス040を介して接続され、相互に各種制御情報やI/O処理に伴うデータの交換を行うことができる。
図3は、制御情報を示す図である。制御情報は、ホストコンピュータ001が発行するI/O要求をディスクアレイサブシステム010が処理する際に使用する各種制御情報であり、メモリ領域025に格納されている。代行処理に必要となる制御情報は、ホスト接続ポート028,038の識別子と、HBA007,008の接続ポート007a,008aの識別子とを含む。又、代行処理に必要となる制御情報は、Target IDと、LUNと、論理ディスク番号とを含む。
ホスト接続ポート028,038の識別子は、コントローラ020,030それぞれのホスト接続ポート028,038を一意に識別するための情報である。ホスト接続ポート028,038の識別子は、ディスクアレイサブシステム010の工場出荷時に格納される。
HBA007,008の接続ポート007a、008aの識別子は、ホストコンピュータ001のHBA007,008それぞれの接続ポート007a,008aを一意に識別するための情報である。接続ポート007a,008aの識別子は、HBA007,008の工場出荷時にHBA007,008に格納される。そして、HBA007,008がホストインタフェースケーブル070,071を介してディスクアレイサブシステム010に接続されるときに、ディスクアレイサブシステム010がHBA007,008から接続ポート007a、008aの識別子を読出す。そして、ディスクアレイサブシステム010は、メモリ領域025へ接続ポート007a、008aの識別子を格納する。
Target ID(Identification)とLUN(Logical Unit Number)は、両方の情報を用いることにより論理デバイスを一意に識別することができる情報である。ディスクアレイサブシステム010は、ホストコンピュータ001のI/O要求を入力し、そのI/O要求のフレーム内部にあるTarget IDとLUNを入力する。そのとき、ディスクアレイサブシステム010は、Target IDとLUNに論理ディスク番号を割り当て、メモリ領域025に格納する。尚、論理デバイスと論理ディスクは同じものである。論理デバイスは、ホストコンピュータ001から見たときの名称である。
論理ディスク番号は、ディスクアレイサブシステム010内で論理ディスク050,051,052を一意に識別するための情報である。ディスクアレイサブシステム010は、論理ディスク番号が重ならないように論理ディスク番号を生成する。
CPU023,033は、I/O要求に含まれるコマンド解析時において図3の制御情報を参照することにより、ホストコンピュータ001とホスト接続ポート028,038との接続関係がわかる。また、CPU023,033は、論理ディスク050,051,052に対するI/O要求を処理、制御するための一連の関係がわかる。即ち、CPU023,033は、ホストコンピュータ001からTarget ID及びLUNを入力し、対応する論理ディスク番号を調べ、論理ディスク050,051,052にアクセスする。
図4は、ホストコンピュータ001とコントローラ020,030間のI/Oに使用されるフレームの概略図である。ホストコンピュータ001のHBA007とコントローラ020のホスト接続ポート028との間で受け渡しされるフレームには、送信先識別子及び送信元識別子が存在する。
図4(a)は、ホストコンピュータ001のHBA007の接続ポート007a(識別子:I−a)から、コントローラ020のホスト接続ポート028(識別子:T−20)へ転送されるフレームの概略図の例である。
図4(b)は、コントローラ020のホスト接続ポート028(識別子:T−20)から、ホストコンピュータ001のHBA007の接続ポート007a(識別子:I−a)へ転送されるフレームの概略図の例である。
上位ドライバ004とCPU023が、識別子をフレームに組込む。尚、図4では省略したが、フレームは、データのフィールドに、ホストコンピュータ001のコマンド(例えば、書込み/読出し要求等の種別を示す)、Target ID、及びLUNを格納することができる。
以上で、本発明の実施の形態の構成の説明を終了する。
次に、本発明の実施の形態の動作について説明する。本実施の形態では、コントローラ020のファームウェア置換を行う場合について説明する。コントローラ030のファームウェア置換は、コントローラ020とコントローラ030の処理を入れ換えることにより行うことができる。
図5は、コントローラ020のファームウェアダウンロード処理を示すフローチャートである。まず、SVP024が、保守用端末080からファームウェアを入力する(S101)。次に、SVP024が、ファームウェアの正当性がOKか判断する。即ち、SVP024が、転送されたファームウェアに矛盾などが無いか判断する(S102)。ファームウェアの正当性がOKの場合(S102,Yes)、SVP024は、ファームウェアをファームウェア記憶領域026へ格納し(S103)、コントローラ020のファームウェアダウンロード処理は終了する。ファームウェアの正当性がOKではない場合(S102,No)、コントローラ020のファームウェアダウンロード処理は、異常終了処理へ移行する(S104)。
図6は、コントローラ020のファームウェア置換処理を示すフローチャートである。図6、図7に示す切替え処理のステップ(S207,S209,S307)は、切替前から切替えたい方向に切替わっている場合もある。例えば、S307の処理の前に、ホストインタフェース切替部021がホストインタフェース制御部032へ切替わっていることもある。切替え処理のステップ(S207,S209,S304,S307,S309)は、マルチタスク環境下で他のタスクにより知らない間に切替が行われていた場合に対応して、切替を確実にするための処理である。このようなマルチタスク環境下に無い場合、例えば、S207,S209,S307の処理は省略可能である。以下、ホストコンピュータ001からのI/O要求が論理ディスク050に対するデータ読出しであり、当該I/O要求が正常に処理される場合を想定して説明する。
まず、コントローラ020が、コントローラ030へファームウェア置換開始通知を出力する(S201)。即ち、CPU023は内部バス040を経由して、コントローラ020のファームウェアの置換処理を開始することを、コントローラ030のCPU033へ通知する。コントローラ020は、コントローラ020のファームウェア置換に伴う再起動中はホストコンピュータ001から発行される新たなI/O要求を処理することができない。そのため、コントローラ020はコントローラ030に代行処理を依頼するためにS201の処理を行う。尚、CPU023は、ファームウェアを実行することによりコントローラ020内の各部の制御等の機能を実現する。以下、動作の説明においても、CPU023と記載した場合は、ファームウェアを実行しているCPU023を示すものとする。
次に、コントローラ020が、コントローラ030へ制御情報を出力する(S202)。即ち、CPU023が、メモリ領域025に格納された制御情報を、内部バス040を経由してコントローラ030のCPU033へ出力する。
次に、コントローラ020が、未処理のI/O要求があるか判断する(S203)。即ち、CPU023が、自身が処理中のホストコンピュータ001からのI/O要求の有無を判断する。
次に、未処理のI/O要求がある場合は(S203,Yes)、コントローラ020が、ホストインタフェース切替部021をホストインタフェース制御部022へ切替える(S207)。即ちCPU023が、ホストインタフェース制御部022を介してホストインタフェース切替部021を制御し、ホストインタフェース切替部021がホストインタフェース制御部022と接続するように接続を切替える。尚、このときCPU023は、ホストインタフェース切替部021をロックし、ホストインタフェース切替部021は、S208の処理が終わるまで切替を行うことはできない。これにより、後述のS304、S307、S309のコントローラ030からの切替え指示によりコントローラ020のS208の処理が中断することは無い。
次に、コントローラ020が、未処理のI/O要求を処理する(S208)。即ち、まず、CPU023が、I/O要求に対してコマンド解析を行う。例えば、ホストコンピュータ001がコントローラ020に出力したI/O要求において、ホストコンピュータ001がTarget ID=0、LUN=2を指定していたとする。CPU023は、図3に示す制御情報を参照し、論理ディスク番号=050に対するデータ読出しであると解釈する。
そして、CPU023は、メモリ領域025のデータキャッシュ領域を確保し、ディスク制御部027を制御して、論理ディスク050からデータを読出す。CPU023は、当該データを、内部バス040を介してメモリ領域025のデータキャッシュ領域に格納する。そして、CPU023は、ホストインタフェース制御部022、ホストインタフェース切替部021、ホスト接続ポート028、ホストインタフェースケーブル070を介して、ホストコンピュータ001のHBA007に当該データを出力する。
尚、ステップS207の説明では、データキャッシュ領域をメモリ領域025のみに確保したが、CPU023は、共有キャッシュとして、同時にメモリ領域035上にも確保してもよい。そして、CPU023は、論理ディスク050から読出したデータを、内部バス040を介してメモリ領域025のデータキャッシュ領域に格納するとともに、メモリ領域035のデータキャッシュ領域に格納(キャッシュへのデータ二重書き)してもよい。
次に、コントローラ020が、ホストインタフェース切替部021をホストインタフェース制御部022へ切替える(S209)。即ちCPU023が、ホストインタフェース制御部022を介してホストインタフェース切替部021を制御し、ホストインタフェース切替部021がホストインタフェース制御部022と接続するように接続を切替える。尚、このときCPU023は、ホストインタフェース切替部021をロックし、ホストインタフェース切替部021は、S210の処理が終わるまで切替を行うことはできない。これにより、後述のS304、S307、S309のコントローラ030からの切替え指示によりコントローラ020のS210の処理が中断することは無い。
次に、コントローラ020が、ホストコンピュータ001へI/O要求に対するの終了報告を出力する(S210)。即ち、CPU023は、当該I/O要求に対する処理に対する正常終了報告を、ホストインタフェース制御部022、ホストインタフェース切替部021、ホスト接続ポート028、ホストインタフェースケーブル070を介して、ホストコンピュータ001のHBA007に出力する。
そして、コントローラ020のファームウェア置換処理は、再びS203に戻る。CPU023は、処理中のI/O要求がある限り、ステップS203、ステップS207、ステップS208、ステップS209、ステップS210の処理を繰り返す。
ステップ203において、未処理のI/O要求が無い場合(S203,No)、コントローラ020はコントローラ020の再起動を実施する(S204)。ここで、未処理のI/O要求が無い場合(S203,No)、CPU023には、処理中のI/O要求は無い。また、コントローラ020のファームウェアダウンロード処理(図5)によって、ファームウェア記憶領域026は、新しいファームウェアを格納している。そして、CPU023は、ファームウェアの置換を行うために、CPU023の再起動を実施する。
そして、コントローラ020は、コントローラ020のファームウェアを置換する(S205)。即ち、CPU023は、再起動の段階でファームウェア記憶領域026から新しいファームウェアを読み込んで内部記憶部に格納し、新しいファームウェアにてコントローラ020の制御を開始する。
コントローラ020が再度起動したら、コントローラ020が、コントローラ030へファームウェア置換終了通知を出力する(S206)。そして、コントローラ020のファームウェア置換処理は、終了する。
図7は、コントローラ020に代わってコントローラ030が行う処理を示すフローチャートである。コントローラ020がファームウェア置換に伴う再起動を行っているときに、ホストコンピュータ001がコントローラ020に対して新たなI/O要求を発行する場合がある。このとき、コントローラ030は、通常の処理(ホストコンピュータ001がコントローラ030に発行したI/O要求に対するの処理)に加え、図7に示された処理を行う。即ち、コントローラ030は、並列処理を行う。
これより先の説明は、以下の場合を想定して行う。まず、ホストコンピュータ001のI/O要求が、HBA007、ホストインタフェースケーブル070を介して、コントローラ020のホスト接続ポート028に入力する。I/O要求は、Target ID=0、LUN=2である論理ディスク050に対するデータ読出しであり、当該I/O要求は、正常に処理されるものとする。
まず、コントローラ030は、コントローラ020からファームウェア置換開始通知を入力したか判断する(S301)。即ち、CPU033は、内部バス040を経由した、コントローラ020からのファームウェア置換処理開始通知の有無を判断し、置換処理開始通知があれば、S302以降で処理を行う。
次に、コントローラ030がファームウェア置換開始通知を入力していない場合(S301,No)、コントローラ030の代行処理は、再びS301の処理に戻る。コントローラ030が、コントローラ020からファームウェア置換開始通知を入力している場合(S301,Yes)、コントローラ030は、コントローラ020から制御情報を入力する(S302)。即ち、CPU033は、CPU023から内部バス040を経由して、メモリ領域025に格納された制御情報を入力し、メモリ領域035に格納する。
次に、コントローラ030のCPU033は、コントローラ020からファームウェア置換終了通知を入力したか判断する(S303)。
次に、コントローラ030がファームウェア置換終了通知を入力している場合(S303,Yes)、コントローラ030の代行処理は、S309の処理へ移行する。
コントローラ030がファームウェア置換終了通知を入力していない場合(S303,No)、コントローラ030は、ホストインタフェース切替部021をホストインタフェース制御部032へ切替える(S304)。コントローラ030がファームウェア置換終了通知を入力していない場合(S303,No)、コントローラ020がファームウェアの置換処理中であり、コントローラ020は、I/O要求を処理できない状態である。そこでCPU033は、ホストインタフェース切替部021をホストインタフェース制御部032へ切替える。これにより、例えば、I/O要求が、ホストコンピュータ001のHBA007からホストインタフェースケーブル070を介してコントローラ020のホスト接続ポート028に入力した場合に、CPU033が、CPU023に代わって代行処理を実施することが可能となる。
具体的には、CPU033は、ホストインタフェース制御部032、内部バス060を介してホストインタフェース切替部021を制御し、ホストインタフェース切替部021がホストインタフェース制御部032と接続するように接続を切替える。このとき、ホストインタフェース切替部021がロックされている場合がある。S307,S309の処理についても、ホストインタフェース切替部021がロックされている場合がある。
図8は、S304,S307,S309の処理を説明するフローチャートである。CPU033は、ホストインタフェース切替部021へ切替命令を出力する(S401)。そして、ホストインタフェース切替部021が切替わらなかった場合(S402,No)、CPU033は、S401の処理に戻る。ホストインタフェース切替部021が切替わった場合(S402,No)、CPU033は、S304,S307,又はS309の処理を終了する。
次に、コントローラ030は、ホストインタフェース切替部021経由のI/O要求を入力したかどうかを判断する(S305)。即ち、CPU033は、ホストコンピュータ001のHBA007から、ホストインタフェースケーブル070を介して、コントローラ020のホスト接続ポート028に入力するI/O要求の有無を判断する。
ホストインタフェース切替部021経由のI/O要求を入力していない場合(S305,No)、コントローラ030の代行処理はS303の処理へ戻る。
ホストインタフェース切替部021経由のI/O要求を入力している場合(S305,Yes)、コントローラ030は、コントローラ020から入力した制御情報を基にI/O要求を処理する(S306)。まず、ホストインタフェース切替部021経由のI/O要求を入力している場合(S305,Yes)、コントローラ020が、ファームウェア置換処理中であり、I/O要求を処理できない状態である。そして、I/O要求が、HBA007から、ホストインタフェースケーブル070、コントローラ020のホスト接続ポート028、ホストインタフェース切替部021、内部バス060を介してホストインタフェース制御部032に入力した状態である。
この状態で、CPU033は、S302でメモリ領域035に格納したコントローラ020の制御情報を使用し、コントローラ020のCPU023に代わってI/O要求の代行処理を実施する。具体的には、CPU033は、I/O要求に対するコマンド解析を実施する。例えば、ホストコンピュータ001がコントローラ020に出力したI/O要求において、ホストコンピュータ001がTarget ID=0、LUN=2を指定していたとする。CPU033は、図3に示す制御情報を参照し、論理ディスク番号=050の論理デバイスに対するデータ読出しであると解釈する。
CPU033は、メモリ領域035のデータキャッシュ領域を確保した後、ディスク制御部037を制御して、論理ディスク050からデータを読出す。CPU033は、データを、内部バス040を介してメモリ領域035のデータキャッシュ領域に格納する。CPU033は、ホストインタフェース制御部032、内部バス060、ホストインタフェース切替部021、ホスト接続ポート028、ホストインタフェースケーブル070を介して、当該データをホストコンピュータ001のHBA007に出力する。
次に、コントローラ030は、ホストインタフェース切替部021をホストインタフェース制御部032へ切替える(S307)。即ち、CPU033は、ホストインタフェース制御部032、内部バス060を介してホストインタフェース切替部021を制御し、ホストインタフェース切替部021がホストインタフェース制御部032と接続するように接続を切替える。
次に、コントローラ030は、I/O要求に対する処理の終了通知をホストコンピュータ001へ出力する(S308)。即ち、CPU033は、ホストコンピュータ001に対しI/O要求に対する処理に対する正常終了報告を行う。CPU033は、正常終了報告をホストインタフェース制御部032、内部バス060、ホストインタフェース切替部021、ホスト接続ポート028、ホストインタフェースケーブル070を経由して、ホストコンピュータ001のHBA007に出力する。
このとき、コントローラ030は、コントローラ020がI/O要求を処理したものと偽装してホストコンピュータ001に対してI/O要求に対する処理の終了通知を出力する。即ち、CPU033の制御の下、ホストインタフェース制御部032が、I/O要求に対する処理の偽装した終了通知を行うフレームを組立てる。図2に示すように、CPU033とホストインタフェース制御部032は、コントローラ030に含まれる。そのため、ホストインタフェース制御部032は、本来であればホストコンピュータ001へ出力するI/O要求のフレームの送信元識別子として、ホスト接続ポート038の識別子であるT−30をフレームに組込むところである。しかしながら、S308においてはこれと異なる。CPU033は、図3の制御情報を参照して、図4(b)に示すように、送信元識別子として、コントローラ020のホスト接続ポート028の識別子であるT−20をフレームに組込むことをホストインタフェース制御部032に指示する。これを受けて、ホストインタフェース制御部032は、T−20をフレームに組込む。これにより、ディスクアレイサブシステム010は、ホストコンピュータ001のHBA007に対するデータ転送の論理的な値を保証しつつ、コントローラ020のファームウェアの代替処理を実現することができる。
次に、コントローラ030は、ホストインタフェース切替部021をホストインタフェース制御部022へ切替える(S309)。即ち、CPU033は、ホストインタフェース制御部032、内部バス060を介してホストインタフェース切替部021を制御し、ホストインタフェース切替部021がホストインタフェース制御部022と接続するように接続を切替える。
S309の処理が完了すると、コントローラ020に代わってコントローラ030が行う処理は、終了する。
以上で、本発明の実施の形態の動作の説明を終了する。
次に、本発明の実施の形態の変形例について説明する。
本発明の実施の形態は、ホストコンピュータ001とディスクアレイサブシステム010との間のアクセスパスとして、ホストインタフェースケーブル070,071を含む構成、即ち、冗長パス構成を示した。しかしながら、本発明は、図1に示すように、シングルパス構成を含んでもよい。アクセスパスがシングルパスの場合、パス冗長化ドライバ005は不要である。
次に、本発明の実施の形態の効果について説明する。
本発明の実施の形態は、冗長化されたコントローラ020,030を有するディスクアレイサブシステム010において、コストを抑えつつ、業務を停止することなくファームウェア置換を行うディスクアレイサブシステム010を提供することができる。その理由は、ディスクアレイサブシステム010がホストインタフェース切替部021を含むためである。即ち、ホストコンピュータ001が、ファームウェア置換を行っていない方のコントローラ030にI/O要求を出力する処理を行うのではなく、ディスクアレイサブシステム010内で、I/O要求を処理するコントローラ020,030を切替えるためである。
具体例として、本発明の実施形態は以下のような効果を有する。
本発明の実施の形態は、ホストコンピュータ001が、ファームウェア置換を行っていない方のコントローラ030にI/O要求を出力するように制御を行う必要が無い。そのため、本発明の実施の形態は、ホストコンピュータ001にパス冗長化ドライバ005(パス冗長化ソフトウェア)を導入する必要が無く(存在していても勿論問題ない)、コストを抑えられる。障害対策のためにパス冗長化ドライバ005が実装されているホストコンピュータ001が一般的であるため、本発明の実施の形態はパス冗長化ドライバ005が存在する構成例を示した。
また、本発明の実施の形態は、アクセスパスがシングルパス構成のディスクアレイサブシステム010の場合に、アクセスパスを冗長化する必要が無いため、アクセスパス冗長化のためのハードウェアが不要である。そのため、本発明の実施の形態は、コストを抑えられる。
また、本発明の実施の形態は、ホストコンピュータ001上でのパス冗長化ドライバ005の操作が不要になるため、システム管理者の操作が不要となり、保守員のみでファームウェア置換作業を実施できる。
また、上述の効果は、ディスクアレイサブシステム010に接続しているホストコンピュータ001が多数存在する場合、より大きくなる。これに対し、本発明の実施の形態は、アクセスパスの切替えるために全てのホストコンピュータ001へ、パス冗長化ドライバ005を導入すること、アクセスパス冗長化のためのハードウェアの導入すること、システム管理者の操作、が不要となる。そのため、本実施の形態は、コストを抑えられる。
また、特開2006−338217号公報に記載の技術と比較して、本実施の形態は、コスト面で有利である。特開2006−338217号公報に記載の技術は、1つのコントローラ・モジュール当たり2つのCPUを搭載し、2つのCPUを切替えて使用している。そのため、2つのCPUと2つのファームウェア保持部を搭載すること、それに伴う搭載面積増加、発熱対策、消費電力対策などでコストが増加する。これに対し、本発明の実施の形態は、既存の冗長化コントローラ020,030を利用し、ホストからのI/O要求に対する処理を行うコントローラ020,030をホストインタフェース切替部021,031により切替える。これにより、本発明の実施の形態は、CPU等を増やす必要が無いため、コストの増加を抑えつつ、業務を停止することなくファームウェア置換を行うことができる。
また、本発明の実施の形態は、ホストコンピュータ001のHBA007に対するデータ転送の物理的及び論理的な経路を保証しつつ、コントローラ030がコントローラ020のファームウェア代替処理を実現することができる。即ち、CPU033は、データ転送をホスト接続ポート028から転送することができる。これにより本発明の実施の形態は、ホストコンピュータ001のHBA007に対するデータ転送の物理的な経路を保証し、コントローラ020のファームウェアの代替処理を実現することができる。また、CPU033は、データ転送の際にフレームの送信元識別子にコントローラ020のホスト接続ポート028の識別子であるT−20を書込んで転送する。これにより、本発明の実施の形態は、ホストコンピュータ001のHBA007に対するデータ転送の論理的な値を保証し、コントローラ020のファームウェアの代替処理を実現することができる。
以上により、本発明の実施の形態は、ホストコンピュータ001上で稼動する業務を停止すること無く、ディスクアレイサブシステム010の機能強化や不具合修正を含むファームウェアを容易に置換できる手段を提供できる。これにより、本発明の実施の形態は、ディスクアレイサブシステム010の機能性、信頼性の向上を図ることができる。
本発明の概要構成を説明する図である。 ディスクアレイシステム100の構成を示す図である。 制御情報を示す図である。 ホストコンピュータ001とコントローラ020,030間のI/Oに使用されるフレームの概略図である。 コントローラ020のファームウェアダウンロード処理を示すフローチャートである。 コントローラ020のファームウェア置換処理を示すフローチャートである。 コントローラ020に代わってコントローラ030が行う処理を示すフローチャートである。 S304,S307,S309の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
001 ホストコンピュータ
002 アプリケーション
003 ファイルシステム
004 上位ドライバ
005 パス冗長化ドライバ
006 下位ドライバ
007,008 HBA
007a,008a 接続ポート
010 ディスクアレイサブシステム
011 ストレージサブシステム
020,030 コントローラ
021,031 ホストインタフェース切替部
022,032 ホストインタフェース制御部
023,033 CPU
024,034 SVP
025,035 メモリ領域
026,036 ファームウェア記憶領域
027,037 ディスク制御部
028,038 ホスト接続ポート
040,041 内部バス
050,051,052 論理ディスク
053 ストレージ
060,061 内部バス
070,071 ホストインタフェースケーブル
072 LANケーブル
080 保守用端末
100 ディスクアレイシステム
101 ストレージシステム

Claims (12)

  1. ホストコンピュータの発行したI/O(Input/Output)要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第1のコントローラと、
    前記ホストコンピュータの発行したI/O要求を基に、前記ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第2のコントローラと、
    前記第1のコントローラのファームウェア置換時において、ホストコンピュータが前記第1のコントローラに対して発行したI/O要求の処理先を、前記第1のコントローラから前記第2のコントローラに切替えるホストインタフェース切替部と
    を含むストレージサブシステム。
  2. 前記第1のコントローラに含まれ、前記ホストコンピュータと前記第1のコントローラとの間のI/O処理を行う第1のホストインタフェース制御部と、
    前記第2のコントローラに含まれ、前記ホストコンピュータと前記第2のコントローラとの間のI/O処理を行う第2のホストインタフェース制御部と
    を含み、
    前記ホストインタフェース切替部は、前記第1のコントローラのファームウェア置換時に、前記ホストコンピュータが前記第1のコントローラに対して発行したI/O要求の入力先を、前記第1のホストインタフェース制御部から前記第2のホストインタフェース制御部に切替える
    請求項1に記載のストレージサブシステム。
  3. 前記ホストインタフェース切替部は前記第1のコントローラに含まれる第1のホストインタフェース切替部であり、
    前記第2のコントローラに含まれ、前記第2のコントローラのファームウェア置換時に、前記ホストコンピュータが前記第2のコントローラに対して発行したI/O要求の入力先を前記第2のホストインタフェース制御部から前記第1のホストインタフェース制御部に切替える第2のホストインタフェース切替部
    を含む請求項2に記載のストレージサブシステム。
  4. 前記第2のコントローラは、前記ホストコンピュータが前記第1のコントローラに対して発行したI/O要求を処理した後、前記第1のコントローラがI/O要求を処理したものと偽装して前記ホストコンピュータにI/O要求に対する処理の終了通知を出力する
    請求項1乃至3のいずれかに記載のストレージサブシステム。
  5. 前記第2のコントローラは、I/O要求に対する処理の終了通知におけるフレームの送信元識別子のフィールドに、前記第1のコントローラのホスト接続ポートの識別子を組込む
    請求項4に記載のストレージサブシステム。
  6. ストレージサブシステムに対してI/O要求を発行するホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータの発行したI/O(Input/Output)要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第1のコントローラと、前記ホストコンピュータの発行したI/O要求を基に、前記ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第2のコントローラと、前記第1のコントローラのファームウェア置換時において、ホストコンピュータが前記第1のコントローラに対して発行したI/O要求の処理先を、前記第1のコントローラから前記第2のコントローラに切替えるホストインタフェース切替部とを含む前記ストレージサブシステムと
    を含むストレージシステム。
  7. ホストコンピュータの発行したI/O(Input/Output)要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第1のコントローラのファームウェア置換時に、
    前記ホストコンピュータが前記第1のコントローラに対して発行したI/O要求の処理先を、前記第1のコントローラから、ホストの発行したI/O要求を基に前記ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第2のコントローラに切替える
    ストレージサブシステムのファームウェア置換方法。
  8. 第1のコントローラのファームウェア置換時に、
    前記ホストコンピュータが前記第1のコントローラに対して発行したI/O要求の入力先を、
    前記第1のコントローラに含まれ、前記ホストコンピュータと前記第1のコントローラとの間のホストインタフェースのI/O処理を行う第1のホストインタフェース制御部から、
    前記第2のコントローラに含まれ、前記ホストコンピュータと前記第2のコントローラとの間のホストインタフェースのI/O処理を行う第2のホストインタフェース制御部に切替える
    請求項8に記載のストレージサブシステムのファームウェア置換方法。
  9. 前記第2のコントローラのファームウェア置換時に、前記ホストコンピュータが前記第2のコントローラに対して発行したI/O要求の入力先を前記第2のホストインタフェース制御部から前記第1のホストインタフェース制御部に切替える
    請求項8に記載のストレージサブシステムのファームウェア置換方法。
  10. 前記ホストコンピュータが前記第1のコントローラに対して発行したI/O要求を前記第2のコントローラが処理した後、前記第1のコントローラがI/O要求を処理したものと偽装して前記ホストコンピュータにI/O要求に対する処理の終了通知を出力する
    請求項7乃至9のいずれかに記載のストレージサブシステムのファームウェア置換方法。
  11. 前記第2のコントローラは、I/O要求に対する処理の終了通知におけるフレームの送信元識別子のフィールドに、前記第1のコントローラのホスト接続ポートの識別子を組込む
    請求項10に記載のストレージサブシステムのファームウェア置換方法。
  12. コンピュータに、
    ホストコンピュータの発行したI/O(Input/Output)要求を基に、ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第1のコントローラのファームウェア置換時に、
    前記ホストコンピュータが前記第1のコントローラに対して発行したI/O要求の処理先を、前記第1のコントローラから、ホストの発行したI/O要求を基に前記ストレージに対して書込み/読出し処理を行う第2のコントローラに切替える制御を行う手段
    として機能させるためのプログラム。
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