JP4026588B2 - ディスクアレイ装置およびディスクキャッシュ管理方法ならびにプログラム - Google Patents

ディスクアレイ装置およびディスクキャッシュ管理方法ならびにプログラム Download PDF

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本発明はディスクアレイ装置およびディスクキャッシュ管理方法ならびにプログラムに関し、特に制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上のユーザデータおよび制御情報を管理するディスクアレイ装置およびディスクキャッシュ管理方法ならびにプログラムに関する。
従来、ディスクアレイ装置のキャッシュ機構は、ユーザデータをディスクにアクセスせずに高速に処理するための機構であった。
例えば、従来のキャッシュメモリの制御方法として、複数のディスク装置とホストコンピュータとの間に介在し、両者間で授受されるリードデータ/ライトデータを一時的に保持する不揮発性のキャッシュを備えた記憶制御装置において、キャッシュ上のユーザデータの管理情報を、キャッシュ内のキャッシュ内管理情報領域と、より高速なアクセスが可能な揮発性のローカルメモリ内のローカルメモリ内管理情報領域とに2元管理し、正常時の管理情報の参照は高速なローカルメモリ内管理情報領域から実施し、障害時には不揮発性のキャッシュ内管理情報領域からローカルメモリ内管理情報領域に管理情報を復元することにより、信頼性を落とすことなくキャッシュのアクセス処理の高速化を図るものがあった(特許文献1等参照)。
しかし、近年、ディスクアレイ装置のキャッシュ機構は、ディスクアレイ装置の多機能化に伴い、付加された機能の不揮発性の制御情報や、複数のCPUでディスクを共有するための制御情報を保持する役目をもつようになってきている。キャッシュは、電源切断後も、バッテリにより情報が保持されている。
一方、従来のファームウェア管理方式として、ホスト装置が保持する周辺装置用ファームウェアプログラムを周辺装置にロードして使用するシステムにおいて、ホスト装置内に設けられ、周辺装置用ファームウェアプログラムおよびそのファームウェアプログラムのレビジョン情報を保持する格納手段と、周辺装置内に設けられ、ファームウェアプログラムおよびそのファームウェアプログラムのレビジョン情報を保持する記憶手段と、システム立ち上げ時、ホスト装置内に保持されたレビジョン情報を読み出し、周辺装置内に保持されたレビジョン情報とを比較する比較手段と、比較手段により相違が判別されたときに、格納手段が保持するファームウェアプログラムを記憶手段にロードし、記憶手段内のレビジョン情報をホスト装置内のレビジョン情報に書き換える制御手段とを備えることにより、ファームウェアプログラムの入れ替えに伴う障害等の発生を防止できるとともに、ファームウェアプログラムの一元管理が可能となるようにしたものがあった(特許文献2等参照)。
図15は、従来のディスクアレイ装置において、CPUの制御ファームウェアを交換する際に、レビジョンをどのように制御するかを表すフローチャートであり、保守者に確認する手順を示したものである。
まず、キャッシュ上のユーザデータおよび制御情報のレビジョンを確認し(ステップS201)、キャッシュ上のユーザデータおよび制御情報のレビジョンを制御ファームウェアのレビジョンと照合して継続使用可能レビジョンであるかどうかを判断する(ステップS202)。
キャッシュ上のユーザデータおよび制御情報のレビジョンが継続使用可能レビジョンであれば、CPUに接続または内蔵されているROMを書き換えることで、制御ファームウェアの交換を実施する(ステップS203)。
一方、キャッシュ上のユーザデータおよび制御情報のレビジョンが継続使用可能レビジョンでなければ、キャッシュ上のユーザデータおよび制御情報を消去した後に再構築を行って制御ファームウェアの交換を実施することを保守者に確認する(ステップS204)。
保守者の判断でキャッシュ上のユーザデータおよび制御情報を消去した後に再構築を行わない場合は(ステップS205でノー)、何もせずに制御ファームウェアの交換を中止する。
保守者の判断でキャッシュ上のユーザデータおよび制御情報を消去した後に再構築を行う場合には(ステップS205でイエス)、制御ファームウェアの交換を行い(ステップS206)、キャッシュ上のユーザデータおよび制御情報を消去して該当するユーザデータおよび制御情報に書き換えることにより再構築を行う(ステップS207)。
特開2001−166993(第3−4頁、図1) 特開平1−234954(第3頁、図1)
第1の問題点は、機能の更新および追加のために制御ファームウェアを新しいものに交換する際、交換前の制御ファームウェアと交換後の制御ファームウェアとでは、キャッシュの内容(ユーザデータおよび制御情報)に互換性がないことがあるため、制御ファームウェアの交換の際にキャッシュの初期化のためにユーザデータおよび制御情報を人手で消去しなければならなかったことである。
第2の問題点は、機能の更新および追加のために制御ファームウェアを新しいものに交換する際、交換後に制御ファームウェアを再起動して実行するまで、交換前の制御ファームウェアで動作していたユーザデータおよび制御情報のフォーム(形式)に変更が必要か否かを判断することが制御ファームウェアではできず、人手による確認が必要であったことである。
第3の問題点は、制御ファームウェアの機能毎に分割されているキャッシュ上のエリア内のユーザデータおよび制御情報は、制御ファームウェアの交換により新しいレビジョンでそのまま使える機能と、使えない機能とが存在する場合があるが、制御ファームウェアの全ての機能が使用するキャッシュ上のユーザデータおよび制御情報がそのまま使えないと、キャッシュの初期化のためにユーザデータおよび制御情報を消去しなければならなかったことである。
第4の問題点は、ディスクアレイ装置の制御のために、複数のCPUが多重化されているディスクアレイ装置で制御ファームウェアを交換する際に、交換後の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上のユーザデータおよび制御情報が交換前の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上のユーザデータおよび制御情報と異なる場合には、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上のユーザデータおよび制御情報を初期化する必要があるが、この場合、一旦、上位装置からのアクセスをすべて停止して制御ファームウェアを交換しキャッシュを初期化する必要があったため、システム運用中に(上位装置からのアクセスを停止せずに)制御ファームウェアを交換することができなかったことである。
本発明の目的は、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を機能毎に機能レビジョンで管理し、機能の拡張のための制御ファームウェアの交換を、ユーザデータおよび制御情報を消去したりディスクに書き込んだりすることなく、ディスクアレイ装置の運用効率および信頼性を向上できるディスクアレイ装置およびディスクキャッシュ管理方法ならびにプログラムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、CPUが多重化されているディスクアレイ装置の制御ファームウェアの交換を上位装置からの処理を停止せずに実行し、ディスクアレイ装置の運用の効率および信頼性を向上できるディスクアレイ装置およびディスクキャッシュ管理方法ならびにプログラムを提供することにある。
本発明のディスクアレイ装置は、多重化された不揮発性のキャッシュを含むキャッシュ機構と、多重化されたCPUとを有するディスクアレイ装置において、CPUの制御ファームウェアの交換の際に、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報の書き換えが必要となった場合、交換前の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報のフォームに書き換える手段を有することを特徴とする。
また、本発明のディスクアレイ装置は、多重化された不揮発性のキャッシュを含むキャッシュ機構と、多重化されたCPUとを有するディスクアレイ装置において、CPUの制御ファームウェアに設けられ、制御ファームウェアの機能毎の適応レビジョンを格納する適応レビジョンリストと、キャッシュ上に設けられ、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報のエリアアドレスおよび機能レビジョンを格納するエリア管理情報リストと、制御ファームウェアの交換の際に、交換後の制御ファームウェアに設けられた前記適応レビジョンリストの機能毎の適応レビジョンと前記エリア管理情報リストの機能毎の機能レビジョンとを照合して、機能レビジョンが適応レビジョンより古ければ、交換前の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える手段とを有することを特徴とする。
さらに、本発明のディスクアレイ装置は、機能の追加による制御ファームウェアの交換の際に、当該機能が使用するキャッシュ上の制御情報の追加が必要となった場合、上位装置からのアクセスを停止せずに追加する手段を有することを特徴とする。
さらにまた、本発明のディスクアレイ装置は、機能の更新による制御ファームウェアの交換の際に、当該機能が使用するキャッシュ上の制御情報の書き換えが必要となった場合、上位装置からのアクセスを停止せずに書き換える手段を有することを特徴とする。
一方、本発明のディスクキャッシュ管理方法は、CPUの制御ファームウェアの機能を1つ選択する工程と、キャッシュ上のエリア管理情報リストの該当する機能IDに対応する機能レビジョンを確認し、制御ファームウェア上の適応レビジョンリストの該当する機能IDに対応する適応レビジョンと照合して、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報の機能レビジョンが継続使用可能レビジョンであるかどうかを判断する工程と、継続使用可能レビジョンでなければ、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える工程と、全ての機能を選択したかどうかを判断し、全ての機能を選択していれば、CPUの制御ファームウェアを交換する工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明のディスクキャッシュ管理方法は、ユーザデータをディスクに書き込んで未使用エリアを作成する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアの交換後は、作成した未使用エリアを更新または追加後の機能が使用する制御情報のエリアとし、該エリアに更新または追加前の機能が使用する制御情報をファームを変換して書き込む工程と、更新または追加前の機能が使用する制御情報のエリアの更新内容を反映させる工程と、他方のCPUの制御ファームウェアの交換後は、更新または追加後の機能が使用する制御情報のエリアのみを使用する工程と、連続したエリアを必要としない場合は、更新または追加前の機能が使用する制御情報のエリアを未使用エリアとし、連続したエリアが必要な場合は、機能が使用する制御情報のエリアを詰める工程と、未使用エリアをユーザデータに戻す工程とを含むことを特徴とする。
さらに、本発明のディスクキャッシュ管理方法は、上位装置からの一方のCPUへのアクセスを停止する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアを交換する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアの起動時に、一方のCPUが制御ファームウェアが交換されたことをCPU間通信を使って他方のCPUに通知する工程と、他方のCPUが他方のキャッシュのみを使用し、一方のキャッシュへアクセスしないようにする工程と、一方のCPUが、交換後の制御ファームウェアで立ち上げ後に、他方のキャッシュを使って一方の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して、交換後の制御ファームウェアの各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える工程と、上位装置からの一方のCPUへのアクセスを再開する工程と、他方のCPUが、他方のキャッシュのみの使用を継続する工程と、一方のCPUが、一方のキャッシュおよび他方のキャッシュをそれぞれの制御情報で使用するとともに、他方のCPUが他方のキャッシュを変更した内容を他方のキャッシュから変換して一方のキャッシュに反映する工程と、上位装置からの他方のCPUへのアクセスを停止する工程と、他方のCPUの制御ファームウェアを交換する工程と、交換後の制御ファームウェアの起動時に、他方のCPUが制御ファームウェアが交換されたことをCPU間通信を使って一方のCPUに通知する工程と、一方のCPUが他方のCPUの変更を変換して一方のキャッシュに反映する作業を停止し、一方のキャッシュのみを使用する工程と、他方のCPUが一方のキャッシュを他方のキャッシュにコピ−する工程と、コピ−完了後に上位装置からの他方のCPUへのアクセスを再開する工程とを含むことを特徴とする。
さらにまた、本発明のディスクキャッシュ管理方法は、上位装置からの一方のCPUへのアクセスを停止する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアを交換する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアの起動時に、一方のCPUが制御ファームウェアが交換されたことをCPU間通信を使って他方のCPUに通知する工程と、他方のCPUが、新しい機能が使用する制御情報のエリアを使用しない工程と、一方のCPUが、新しい機能が使用する制御情報のエリアを確保する工程と、上位装置からの他方のCPUへのアクセスを停止する工程と、他方のCPUの制御ファームウェアを交換する工程と、他方のCPUが、制御ファームウェアの交換が完了した後に、新しい機能が使用する制御情報のエリアを使用しない工程と、一方のCPUが、制御ファームウェアの交換が完了した後に、新しい機能が使用する制御情報のエリアを使用しない工程と、新しい機能が使用する制御情報のエリアを初期化して、一方のCPUの使用を開始する工程と、新しい機能が使用する制御情報のエリアを初期化して、他方のCPUの使用を開始する工程とを含むことを特徴とする。
他方、本発明のプログラムは、コンピュータを、CPUの制御ファームウェアの機能を1つ選択する工程と、キャッシュ上のエリア管理情報リストの該当する機能IDに対応する機能レビジョンを確認し、制御ファームウェア上の適応レビジョンリストの該当する機能IDに対応する適応レビジョンと照合して、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報の機能レビジョンが継続使用可能レビジョンであるかどうかを判断する工程と、継続使用可能レビジョンでなければ、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える工程と、全ての機能を選択したかどうかを判断し、全ての機能を選択していれば、CPUの制御ファームウェアを交換する工程として動作させることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、ユーザデータをディスクに書き込んで未使用エリアを作成する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアの交換後は、作成した未使用エリアを更新または追加後の機能が使用する制御情報のエリアとし、該エリアに更新または追加前の機能が使用する制御情報をファームを変換して書き込む工程と、更新または追加前の機能が使用する制御情報のエリアの更新内容を反映させる工程と、他方のCPUの制御ファームウェアの交換後は、更新または追加後の機能が使用する制御情報のエリアのみを使用する工程と、連続したエリアを必要としない場合は、更新または追加前の機能が使用する制御情報のエリアを未使用エリアとし、連続したエリアが必要な場合は、機能が使用する制御情報のエリアを詰める工程と、未使用エリアをユーザデータに戻す工程として動作させることを特徴とする。
さらに、本発明のプログラムは、コンピュータを、上位装置からの一方のCPUへのアクセスを停止する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアを交換する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアの起動時に、一方のCPUが制御ファームウェアが交換されたことをCPU間通信を使って他方のCPUに通知する工程と、他方のCPUが他方のキャッシュのみを使用し、一方のキャッシュへアクセスしないようにする工程と、一方のCPUが、交換後の制御ファームウェアで立ち上げ後に、他方のキャッシュを使って一方の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して、交換後の制御ファームウェアの各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える工程と、上位装置からの一方のCPUへのアクセスを再開する工程と、他方のCPUが、他方のキャッシュのみの使用を継続する工程と、一方のCPUが、一方のキャッシュおよび他方のキャッシュをそれぞれの制御情報で使用するとともに、他方のCPUが他方のキャッシュを変更した内容を他方のキャッシュから変換して一方のキャッシュに反映する工程と、上位装置からの他方のCPUへのアクセスを停止する工程と、他方のCPUの制御ファームウェアを交換する工程と、交換後の制御ファームウェアの起動時に、他方のCPUが制御ファームウェアが交換されたことをCPU間通信を使って一方のCPUに通知する工程と、一方のCPUが他方のCPUの変更を変換して一方のキャッシュに反映する作業を停止し、一方のキャッシュのみを使用する工程と、他方のCPUが一方のキャッシュを他方のキャッシュにコピ−する工程と、コピ−完了後に上位装置からの他方のCPUへのアクセスを再開する工程として動作させることを特徴とする。
さらにまた、本発明のプログラムは、コンピュータを、上位装置からの一方のCPUへのアクセスを停止する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアを交換する工程と、一方のCPUの制御ファームウェアの起動時に、一方のCPUが制御ファームウェアが交換されたことをCPU間通信を使って他方のCPUに通知する工程と、他方のCPUが、新しい機能が使用する制御情報のエリアを使用しない工程と、一方のCPUが、新しい機能が使用する制御情報のエリアを確保する工程と、上位装置からの他方のCPUへのアクセスを停止する工程と、他方のCPUの制御ファームウェアを交換する工程と、他方のCPUが、制御ファームウェアの交換が完了した後に、新しい機能が使用する制御情報のエリアを使用しない工程と、一方のCPUが、制御ファームウェアの交換が完了した後に、新しい機能が使用する制御情報のエリアを使用しない工程と、新しい機能が使用する制御情報のエリアを初期化して、一方のCPUの使用を開始する工程と、新しい機能が使用する制御情報のエリアを初期化して、他方のCPUの使用を開始する工程として動作させることを特徴とする。
第1の効果は、制御ファームウェアを交換する際に、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を消去せずに制御ファームウェアが交換できることである。その理由は、制御ファームウェアの各機能の適応レビジョンと制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報の機能レビジョンとを管理し、制御ファームウェアを交換する際に、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報がそのまま使えるかどうかを判断し、使えない場合は、機能レビジョンに従った制御情報を継承して最新の制御ファームウェアに合った制御情報のフォームに書き換えることで、初期化して消去せずに更新が可能になるようにしたからである。
第2の効果は、CPUが多重化されたディスクアレイ装置の制御ファームウェアの交換の際に制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報の変更が必要な場合、システム(上位装置からのアクセス)を停止せずに、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を消去せずに、制御ファームウェアが交換できることである。その理由は、制御ファームウェアの交換の際に、交換後の制御ファームウェアに合った制御情報と、交換前の制御ファームウェアに合った制御情報とを共存させ、キャッシュの内容を変更することで実行するようにしたからである。
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るディスクアレイ装置1の構成を示すブロック図である。本実施例1に係るディスクアレイ装置1は、二重化されたCPU(#0)11およびCPU(#1)12と、二重化された不揮発性のキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22を含むキャッシュ機構20と、CPU(#0)11およびCPU(#1)12にそれぞれ接続または内蔵されたROM31およびROM32と、ROM31およびROM32上の制御ファームウェア40と、複数のディスク50とから構成されている。なお、図1中の符号2は、ディスクアレイ装置1に接続された上位装置を示す。
本実施例1に係るディスクアレイ装置1は、制御ファームウェア40の交換の際に、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報が書き換えられ、交換後の制御ファームウェア40ではそのまま使用できない場合、従来ならば、ディスクアレイ装置1を停止しなければ交換できなかった制御ファームウェア40の交換作業を、ディスクアレイ装置1を停止せずに実施することを可能にする。
上位装置2は、ディスク50への書き込み,読み出し,ディスクアレイ装置1への制御,情報の採取などの指示を出す。
CPU(#0)11およびCPU(#1)12は、ディスクアレイ装置1の制御,障害,高速化などの理由により、二重化されている。各CPU(#0)11およびCPU(#1)12は、制御ファームウェア40により、上位装置2,ディスク50,キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22を制御する。
キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22は、不揮発性メモリで形成されており、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報は、電源オフや瞬断対策のために、バッテリでバックアップされている。
ディスク50は、主にユーザデータを保存するが、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22に比べて応答速度および転送速度が遅いので、高速化のためにキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22が使用される。
ディスクアレイ装置1では、高速および大容量以外にも様々な機能が追加されているため、制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報を共有のキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上に保持し、どちらのCPU(#0)11およびCPU(#1)12からも操作可能としている。上位装置2から見た場合、それぞれのパスを二重化しているため、CPU(#0)11およびCPU(#1)12の動作は同じである必要がある。
図2は、本実施例1に係るディスクアレイ装置1におけるディスクキャッシュ管理方法を示す。図2に示すように、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を、機能毎にエリアに分割し、エリア内の制御情報に対して機能レビジョンを設定する。キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22には、機能毎の制御情報のエリアを示すエリア管理情報リスト23が設けられ、エリア管理情報リスト23には、機能ID,キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上のエリアを示す開始アドレスおよび終了アドレス,ならびに機能レビジョンからなるエリア管理情報が格納されている。
制御ファームウェア40には、機能IDおよび適応レビジョンからなる適応レビジョン情報を格納する適応レビジョンリスト41が設けられている。制御ファームウェア40の交換時に、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の機能毎に分割したエリアのエリア管理情報リスト23を参照して機能レビジョンを確認し、その機能レビジョンに合わせて制御ファームウェア40の交換作業を行う。
制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を継承して、交換後の制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報のフォームに書き換えた場合は、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上のエリア管理情報リスト23の該当する機能IDに対応する機能レビジョンを変更する。
交換後の制御ファームウェア40が、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報の機能レビジョンをサポートしていない場合(エリア管理情報リスト23の該当する機能IDに対応する機能レビジョンが制御ファームウェア40の該当する機能IDに対応する適応レビジョンより以前のものである場合)、制御ファームウェア40は、保守者に通知したり、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を書き換えたり、初期化したりして、各機能が使用する制御情報の機能レビジョンに応じた動作を行う。
制御ファームウェア40上の適応レビジョンリスト41には、機能IDおよび適応レビジョン(動作可能な機能毎の機能レビジョン)からなる適応レビジョン情報が格納されている。
制御ファームウェア40を交換する際に、交換後の制御ファームウェア40の機能と、機能IDおよび適応レビジョンからなる適応レビジョン情報と、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上のエリア管理情報リスト23の該当する機能IDに対応する機能レビジョンとを使って、該当機能が使用する制御情報の機能レビジョンが継続使用可能レビジョンかどうかを判定する。
制御ファームウェア40の既存の機能を更新する場合、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の該当機能を使用する制御情報のエリアが書き換えられ、エリア管理情報リスト23の該当する機能IDに対応する機能レビジョンが書き換えられる。
制御ファームウェア40に新たな機能を追加する場合、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上にすでにある空きエリアまたはユーザデータのエリアを縮小して作成した空きエリアに該当機能が使用する制御情報を書き込んで該当機能を使用する制御情報のエリアが設けられ、このエリアの機能ID,開始アドレス,終了アドレスおよび機能レビジョンからなるエリア管理情報を作成してエリア管理情報リスト23に追加する。
制御ファームウェア40から機能を削除する場合、エリア管理情報リスト23から該当する機能IDのエリア管理情報を消去する。
図3は、本実施例1に係るディスクアレイ装置1における保守員への問い合わせをせずに制御ファームウェア40を交換する際の手順を示すフローチャートである。この手順は、制御ファームウェア機能選択ステップS101と、キャッシュレビジョン確認ステップS102と、継続使用可能レビジョン判断ステップS103と、制御情報フォーム書き換えステップS104と、全機能選択判断ステップS105と、制御ファームウェア交換作業ステップS106とからなる。
制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を消去せずに、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を継承したまま、該当制御情報を交換後の制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える。
まず、制御ファームウェア40の機能を1つ選択し(ステップS101)、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上のエリア管理情報リスト23の該当する機能IDに対応する機能レビジョンを確認し(ステップS102)、制御ファームウェア40上の適応レビジョンリスト41の該当する機能IDに対応する適応レビジョンと照合して継続使用可能レビジョンであるかどうかを判断する(ステップS103)。
キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上のエリア管理情報リスト23の該当する機能IDに対応する機能レビジョンが継続使用可能レビジョンでなければ(ステップS103でノー)、選択された機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を継承し、交換後の制御ファームウェア40の該当機能が使用する制御情報のフォームに書き換える(ステップS104)。
次に、全ての機能について選択したかどうかを判断し(ステップS105)、全ての機能について選択していなければ、ステップS101に制御を戻す。
全ての機能について選択していれば、CPU(#0)11およびCPU(#1)12に接続または内蔵されているROM31およびROM32の交換前の制御ファームウェア40を交換後の制御ファームウェア40で書き換えることで、制御ファームウェア40の交換を行う(ステップS106)。
CPU(#0)11およびCPU(#1)12が二重化されているディスクアレイ装置1に当てはめてみると、制御ファームウェア40を交換する際に、どのCPU(#0)11およびCPU(#1)12もキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22にアクセスしていないときに該当機能が使用する制御情報を書き換えることができる。
制御ファームウェア40の交換対象でないCPU(#0)11またはCPU(#1)12がキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22にアクセスしている場合に、該当機能が使用する制御情報の書き換えを行うと、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22が論理的に乱れ、異常状態と判断される。
ただし、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報の書き換え時間が短く、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の書き換えエリアを占有できる最大時間内に完了できる場合は、制御ファームウェア40の交換の際に該当機能が使用する制御情報の書き換えをすることが可能である。
次に、このように構成された実施例1に係るディスクアレイ装置1の動作について、図1ないし図3,および図4ないし図14を参照しながら詳しく説明する。
ただし、以下の動作説明での制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報の詳細,ならびに制御ファームウェア40の交換方法は、ディスクアレイ装置1により異なり、本発明とは直接関係しないので、詳しい説明を省略する。
図4〜図7は、ディスクアレイ装置1において、上位装置2からのアクセスをパス毎に停止することにより、ディスクアレイ装置1全体を停止せずに制御ファームウェア40を交換する場合の動作を示す。
この例では、CPU(#0)11の制御ファームウェア40の交換を最初に行う場合について説明するが、CPU(#1)12の制御ファームウェア40の交換を最初に行う場合も同様の動作となる。
図4を参照すると、ディスクアレイ装置1は、CPU(#0)11およびCPU(#1)12が二重化されているとともに、不揮発性のキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22も二重化されていて、いずれのCPU(#0)11およびCPU(#1)12からもキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22がアクセスできる構成である。
通常運用時には、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22は、同じデータを書き込むミラーリング構成になっている。
上位装置2からの書き込み時には、どちらのキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22にもデータを書き込む。一方、上位装置2からの読み出し時には、処理の競合を減らすために、ぶつからないように決められた方のキャッシュ(#0)21またはキャッシュ(#1)22からデータを読み出す。
図5ないし図7は、制御ファームウェア40の交換の際の動作を示す。
(a0) 図5を参照すると、まず、上位装置2からのCPU(#0)11へのアクセスを停止する。停止の間、上位装置2は、CPU(#1)12のパスでのみアクセスを行う。
(a1) CPU(#0)11の制御ファームウェア40を交換する。交換後、CPU(#0)11は、交換後の制御ファームウェア40で動作するが、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22は、交換前の制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報のままである。そこで、まず、CPU(#0)11の制御ファームウェア40の起動時に、CPU(#0)11は、制御ファームウェア40が交換されたことをCPU間通信を使ってCPU(#1)12に通知する。
(a2) これにより、CPU(#1)12は、キャッシュ(#1)22のみを使用し、キャッシュ(#0)21へアクセスしないようにする。
(a3) CPU(#0)11は、交換後の制御ファームウェア40で立ち上げ後に、キャッシュ(#1)22を使ってキャッシュ(#0)21上の各機能が使用する制御情報を継承して、交換後の制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える。この操作は、CPU(#1)12が、キャッシュ(#1)22上の各機能が使用する制御情報を更新するたびに実施する。
(a4) 図6を参照すると、図5に続いて、上位装置2からのCPU(#0)11へのアクセスを再開する。
(a5) CPU(#1)12は、キャッシュ(#1)22のみの使用を継続する。
(a6) CPU(#0)11は、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22をそれぞれの制御情報で使用するとともに、CPU(#1)12がキャッシュ(#1)22を変更した内容をキャッシュ(#1)22から変換してキャッシュ(#0)21に反映する。これにより、上位装置2からのCPU(#0)11へのアクセスを再開しても、CPU(#0)11およびCPU(#1)12の動作は変わらない。
(a7) 図7を参照すると、図6に続いて、CPU(#1)12の制御ファームウェア40の交換のため、上位装置2からのCPU(#1)12へのアクセスを停止する。停止の間、上位装置2は、CPU(#0)11のパスでのみキャッシュ(#0)21のアクセスを行う。
(a8) CPU(#1)12の制御ファームウェア40の交換を行い、交換後の制御ファームウェア40の起動時に、CPU(#1)12は、制御ファームウェア40が交換されたことをCPU間通信を使ってCPU(#0)11に通知する。
(a9) これにより、CPU(#0)11は、CPU(#1)12の変更を変換してキャッシュ(#0)21に反映する作業を停止し、キャッシュ(#0)21のみを使用する。
(a10) CPU(#1)12は、キャッシュ(#0)21をキャッシュ(#1)22にコピ−する。コピ−完了後、上位装置2からのCPU(#1)12へのアクセスを再開し、CPU(#0)11およびCPU(#1)12ともに通常の図4の状態に戻り、制御ファームウェア40の交換作業は完了する。
このような動作により、CPU(#0)11およびCPU(#1)12が二重化されているディスクアレイ装置1での制御ファームウェア40の交換の際に、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報の書き換えが必要な場合に、上位装置2からのディスクアレイ装置1へのアクセスを停止せずに、制御ファームウェア40を交換することが可能になる。
図8ないし図10は、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の既存の機能が使用する制御情報を継承して、交換後の制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報のフォームに書き換えるのではなく、新しく機能を追加する場合について説明する。
(b0) 図8を参照すると、まず、上位装置2からのCPU(#0)11へのアクセスを停止する。停止の間、上位装置2は、CPU(#1)12のパスでのみアクセスを行う。
(b1) CPU(#0)11の制御ファームウェア40を交換する。交換後、CPU(#0)11は、交換後の制御ファームウェア40で動作するが、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22は、交換前の制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報のままである。そこで、まず、CPU(#0)11の制御ファームウェア40の起動時に、CPU(#0)11は、制御ファームウェア40が交換されたことをCPU間通信を使ってCPU(#1)12に通知する。
(b2) CPU(#1)12は、新しい機能が使用する制御情報のエリアは使用しない。
(b3) CPU(#0)11は、新しい機能が使用する制御情報のエリアを確保する。このエリアは、すでにある未使用エリアあるいはユーザデータを移動して確保された未使用エリアである。
(b4) 図9を参照すると、図8に続いて、上位装置2からのCPU(#1)12へのアクセスを停止する。停止の間、上位装置2は、CPU(#0)11のパスでのみキャッシュ(#0)21のアクセスを行う。
(b5) CPU(#1)12の制御ファームウェア40も交換する。
(b6) CPU(#1)12は、制御ファームウェア40の交換が完了した後に、新しい機能が使用する制御情報のエリアは使用しない。
(b7) CPU(#0)11は、制御ファームウェア40の交換が完了した後に、新しい機能が使用する制御情報のエリアは使用しない。
(b8) 図10を参照すると、図9に続いて、新しい機能が使用する制御情報のエリアを初期化して、CPU(#0)11の使用を開始する。
(b9) これと同時に、新しい機能が使用する制御情報のエリアを初期化して、CPU(#1)12の使用を開始する。これにより、機能を追加する場合には、図4ないし図7のような複雑な処理をせずに、かつ上位装置2からのアクセスを停止せずに、制御ファームウェア40を交換することが可能になる。
図11は、制御ファームウェア40に新しく機能を追加する場合に、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報のエリアを確保する動作を説明する図である。この例では、ユーザデータの一部をディスク50に書き込み、その領域を空けて未使用エリアとし、その後、新しい機能f3が使用する制御情報のエリアとして追加する。ユーザデータは、本来、ディスク50に存在するデータなので、エリアを空けることが可能である。
図12は、制御ファームウェア40の機能を変更する場合に、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報の変更を説明する図である。同一のエリア内の制御情報を書き換えるためのもので、各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報のエリアの内容が変わるだけでエリアそのものは変化しない。この例では、まず、新しい制御ファームウェア40で動作するために、キャッシュ(#0)21上の機能f2の制御情報を機能f2’の制御情報に変更する。次に、キャッシュ(#1)22の更新内容をキャッシュ(#0)21に反映する。続いて、キャッシュ(#0)21の内容をキャッシュ(#1)22に写す。
実施例1によれば、制御ファームウェア40を交換する際に、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を消去せずに、制御ファームウェア40を交換できる。その理由は、制御ファームウェア40の各機能の適応レビジョンと、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報の機能レビジョンとを管理し、制御ファームウェア40を交換する際に、そのまま制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報が使えるか否かを判断し、使えない場合には、機能レビジョンに従った制御情報を継承して最新の制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報のフォームに書き換えることで、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22を初期化して制御情報を消去せずに、制御ファームウェア40の交換が可能になるからである。
また、CPU(#0)11およびCPU(#1)12が二重化されているディスクアレイ装置1における制御ファームウェア40の交換の際に、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報の書き換えが必要な場合、システム(上位装置2からのアクセス)を停止せずに、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を消去せずに、制御ファームウェア40の交換ができる。その理由は、制御ファームウェア40の交換の際に、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を、交換後の制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報と、交換前の制御ファームウェア40の各機能が使用する制御情報とを共存させ、書き換えることで実行するからである。
図13および図14は、制御ファームウェア40の既存の機能を変更する場合に、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報のエリアを確保する別の方法を説明する図である。機能が使用する制御情報のエリアが変化する場合に、この方法が適用される。
図11および図12と同様に、ユーザデータをディスク50に書き込んで未使用エリアを作成する。CPU(#0)11の制御ファームウェア40の交換後は、作成した未使用エリアを更新または追加後の機能f2’が使用する制御情報のエリアとして更新または追加前の機能が使用する制御情報を変換して書き込む。この場合、キャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22ともに書き込み、CPU(#1)12の更新または追加前の機能f2が使用する制御情報のエリアの更新内容も反映させる。CPU(#1)12は、更新または追加前の機能が使用する制御情報のエリアのみを使用する。
CPU(#1)12の制御ファームウェア40の交換後は、CPU(#0)11ともに更新または追加後の機能f2’が使用する制御情報のエリアのみを使用する。連続したエリアを必要としない場合は、このまま更新または追加前の機能f2が使用する制御情報のエリアは未使用エリアとし、連続したエリアが必要な場合は、機能f2’が使用する制御情報のエリアを詰める処理を行う。
最後に、未使用エリアをユーザデータに戻す処理を行う。
実施例2によれば、機能が使用する制御情報のエリアが変化する場合でも、制御ファームウェア40の各機能が使用するキャッシュ(#0)21およびキャッシュ(#1)22上の制御情報を消去せずに、制御ファームウェア40を交換できるとともに、連続したエリアが必要な場合は、機能が使用する制御情報のエリアを詰めることができるという効果がある。
本発明の活用例として、キャッシュやディスクのような不揮発性のエリアの制御情報を変更したい場合に使用できる。
本発明の実施例1に係るディスクアレイ装置の基本的な構成例を示すブロック図である。 本実施例1に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報のエリアを示したマップおよび制御ファームウェアのマップである。 本実施例1に係るディスクアレイ装置における保守員への問い合わせをせずに制御ファームウェアを交換する際の手順を示すフローチャートである。 本実施例1に係るディスクアレイ装置の要部を示すブロック図である。 本実施例1に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を消去せずに制御ファームウェアを交換する流れ図である。 本実施例1に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を消去せずに制御ファームウェアを交換する流れ図である。 本実施例1に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を消去せずに制御ファームウェアを交換する流れ図である。 本実施例1に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を追加する流れ図である。 本実施例1に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を追加する流れ図である。 本実施例1に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を追加する流れ図である。 本実施例1に係るディスクアレイ装置におけるキャッシュに機能追加する場合のキャッシュ内部手順の図である。 本実施例1に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を追加する場合のキャッシュ内部手順を示す図である。 本発明の実施例2に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を追加する場合のキャッシュ内部手順の別の案を示す図である。 本実施例2に係るディスクアレイ装置における制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を追加する場合のキャッシュ内部手順の別の案の図である。 従来のCPU単位で制御ファームウェアを交換する際に保守員に指示を出す仕組みを表したフローチャートである。
符号の説明
1 ディスクアレイ装置
2 上位装置
11 CPU(#0)
12 CPU(#1)
21 キャッシュ(#0)
22 キャッシュ(#1)
20 キャッシュ機構
31,32 ROM
41,42 制御ファームウェア
50 ディスク
S101 制御ファームウェア機能選択ステップ
S102 キャッシュレビジョン確認ステップ
S103 継続使用可能レビジョン判断ステップ
S104 制御情報フォーム書き換えステップ
S105 全機能選択判断ステップ
S106 制御ファームウェア交換作業ステップ

Claims (10)

  1. 多重化された不揮発性のキャッシュを含むキャッシュ機構と、多重化されたCPUとを有するディスクアレイ装置において、
    CPUの制御ファームウェアの交換の際に、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報の書き換えが必要となった場合、交換前の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報のフォームに書き換える手段を有することを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 多重化された不揮発性のキャッシュを含むキャッシュ機構と、多重化されたCPUとを有するディスクアレイ装置において、
    CPUの制御ファームウェアに設けられ、制御ファームウェアの機能毎の適応レビジョンを格納する適応レビジョンリストと、
    キャッシュ上に設けられ、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報のエリアアドレスおよび機能レビジョンを格納するエリア管理情報リストと、
    制御ファームウェアの交換の際に、交換後の制御ファームウェアに設けられた前記適応レビジョンリストの機能毎の適応レビジョンと前記エリア管理情報リストの機能毎の機能レビジョンとを照合して、機能レビジョンが適応レビジョンより古ければ、交換前の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える手段と
    を有することを特徴とするディスクアレイ装置。
  3. 機能の追加による制御ファームウェアの交換の際に、当該機能が使用するキャッシュ上の制御情報の追加が必要となった場合、上位装置からのアクセスを停止せずに追加する手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のディスクアレイ装置。
  4. 機能の更新による制御ファームウェアの交換の際に、当該機能が使用するキャッシュ上の制御情報の書き換えが必要となった場合、上位装置からのアクセスを停止せずに書き換える手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のディスクアレイ装置。
  5. 多重化された不揮発性のキャッシュを含むキャッシュ機構と、多重化されたCPUとを有するディスクアレイ装置において、
    CPUの制御ファームウェアの交換の際に、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報の書き換えが必要となった場合、交換前の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報のフォームに書き換える行程を有することを特徴とするディスクキャッシュ管理方法。
  6. 多重化された不揮発性のキャッシュを含むキャッシュ機構と、
    多重化されたCPUと、
    CPUの制御ファームウェアに設けられ、制御ファームウェアの機能毎の適応レビジョンを格納する適応レビジョンリストと、
    キャッシュ上に設けられ、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報のエリアアドレスおよび機能レビジョンを格納するエリア管理情報リストと、
    を有するディスクアレイ装置において、
    制御ファームウェアの交換の際に、交換後の制御ファームウェアに設けられた前記適応レビジョンリストの機能毎の適応レビジョンと前記エリア管理情報リストの機能毎の機能レビジョンとを照合して、機能レビジョンが適応レビジョンより古ければ、交換前の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える行程
    を有することを特徴とするディスクキャッシュ管理方法。
  7. 機能の追加による制御ファームウェアの交換の際に、当該機能が使用するキャッシュ上の制御情報の追加が必要となった場合、上位装置からのアクセスを停止せずに追加することを特徴とする請求項5または請求項6記載のディスクキャッシュ管理方法。
  8. 機能の更新による制御ファームウェアの交換の際に、当該機能が使用するキャッシュ上の制御情報の書き換えが必要となった場合、上位装置からのアクセスを停止せずに書き換えることを特徴とする請求項5または請求項6記載のディスクキャッシュ管理方法。
  9. 多重化された不揮発性のキャッシュを含むキャッシュ機構と、多重化されたCPUとを有するディスクアレイ装置において、
    CPUの制御ファームウェアの交換の際に、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報の書き換えが必要となった場合、
    前記多重化されたCPUの一のCPUに、
    交換前の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報のフォームに書き換える処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 多重化された不揮発性のキャッシュを含むキャッシュ機構と、
    多重化されたCPUと、
    CPUの制御ファームウェアに設けられ、制御ファームウェアの機能毎の適応レビジョンを格納する適応レビジョンリストと、
    キャッシュ上に設けられ、制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報のエリアアドレスおよび機能レビジョンを格納するエリア管理情報リストと、
    を有するディスクアレイ装置において、
    前記多重化されたCPUの一のCPUに
    制御ファームウェアの交換の際に、交換後の制御ファームウェアに設けられた前記適応レビジョンリストの機能毎の適応レビジョンと前記エリア管理情報リストの機能毎の機能レビジョンとを照合して、機能レビジョンが適応レビジョンより古ければ、交換前の制御ファームウェアの各機能が使用するキャッシュ上の制御情報を継承して交換後の制御ファームウェアの各機能が使用する制御情報のフォームに書き換える処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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