JP4871260B2 - メモリモジュール、メモリコントローラ、不揮発性記憶装置、不揮発性記憶システム、及びメモリの読み書き方法 - Google Patents
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Description
ウェアレベリングとは、フラッシュメモリにアクセスするためにアクセス装置から与えられる論理アドレスを物理アドレスに変換することによって、フラッシュメモリの特定領域に書き換えが集中しないようにする仕組みである。通常、論理アドレスから物理アドレスへの変換は、アドレス管理テーブルに基づいて行われる。
この構造であると、ウェアレベリング自体はうまく行われるが、データの書き換え頻度に対してアドレス管理テーブルの書き換え頻度が高い場合、アドレス管理テーブルが割り付けられた領域が早く書き換え保証回数を上回ってしまって、記憶装置全体としての寿命が短くなってしまうという問題があった。
特許文献2では、アドレス管理テーブルのような書き換え頻度の高い情報は、フラッシュメモリからなる主メモリに記憶させるのではなく、フラッシュメモリよりも書き換え保証回数の多い強誘電体メモリ(FeRAM)等からなる不揮発性の補助メモリに記憶させる。一般的にFeRAMは、表1に示すとおり、フラッシュメモリよりも書換保証回数が格段に多く、小容量の書き込み速度が速いという特徴を有しているからである。
図1は、特許文献2の不揮発性記憶装置のブロック図である。
本不揮発性記憶装置101は、外部に設けられたアクセス装置100からアクセス可能であり、メモリコントローラ102と、フラッシュメモリからなる不揮発性の主メモリ103とで構成されている。
メモリコントローラ102は、アクセス装置100からの読み書き命令を受けて、主メモリ103にデータを書き込んだり、主メモリ103からデータを読み出したりする。メモリコントローラ102は、ホストI/F部111と、メモリコントローラ102全体の制御を行うCPU112と、このCPU112の作業領域であるRAM113と、CPU112が実行するプログラムを格納したROM114と、強誘電体メモリ(FeRAM)からなる不揮発性RAM117(不揮発性の補助メモリ)とを有している。この不揮発性RAM117は、主メモリ103へアクセスする際に用いるアクセスデータである物理領域管理テーブル115と論理物理変換テーブル116とを記憶している。
論理物理変換テーブル116は、アクセス装置100が転送した論理アドレスを主メモリ103内の物理アドレスに変換するためのテーブルである。
さらに、メモリコントローラ102は、SRAM等の揮発性RAMからなるバッファ118と、主メモリ103内のデータを読み書きする読み書き制御部119と、物理領域管理テーブル115と論理物理変換テーブル116とに基づいて主メモリ103のアドレスを管理するアドレス管理情報制御部120とを備えている。
図3は、主メモリ103の容量が1Gバイトの場合におけるアクセス装置100から与えられる論理アドレスのフォーマットを示している。図に示す如く、下位ビットから順に、ページアドレス、論理ブロックアドレスとなっており、論理ブロックアドレスに対応する16ビット分がアドレス変換の対象、すなわち論理物理変換テーブル116のアドレスに相当する。
アクセス装置100のファイルシステムで規定されるセクタサイズを512バイト、クラスタサイズを16kバイトとするので、クラスタナンバーのLSBは論理アドレスフォーマットのビット5(b5)に対応することとなる。
まず、例えば出荷直後などの初期状態での不揮発性記憶装置の主メモリ103、物理領域管理テーブル115や論理物理変換テーブル116などの内容について説明する。簡単の為、主メモリ103に割り付けられ且つメーカコードやセキュリティ情報が記憶されたシステム領域については説明を省略し、通常領域、すなわちユーザがデータを読み書きする領域についてのみ説明する。
論理物理変換テーブル116の各アドレスには16進数で値FFFFが設定されている。なお、値FFFFとは主メモリ103の物理アドレスがFFFF番地ではなく、何も物理アドレスが設定されていないことを意味する。したがって、主メモリ103の物理アドレスがFFFF番地は使用できない物理ブロックであり、またアクセス装置100が管理する論理アドレス空間は、0000番地〜FFFF番地までの65536番地よりも少ない空間とする。
ここで、アクセス装置600から任意の論理アドレスへの書き込み指示がクラスタ単位でなされた場合を考える。
書き込み指示がなされると、この論理アドレスに基づいて、アドレス管理情報制御部120は物理領域管理テーブル115の所定番地から降順に無効の物理ブロックをサーチし、最初に見つかった無効の物理ブロックを書き込み対象の物理ブロックとする。書き込み対象ブロックに対しては、そのブロックに既に存在するデータを消去した後に1クラスタ分のデータを加えて書き込む。
データを主メモリ103に書き込んだ後には、物理領域管理テーブル115において、データを書き込んだ物理ブロックのステータスフラグを「有効ブロック」に設定する。論理物理変換テーブル116においては、書き込み指示がなされた論理アドレスの位置にそれに対応する物理ブロックの物理アドレスの値を書き込む。
例えば、主メモリ103を16kバイトの1クラスタ(=1物理ブロック)毎に書き換えることを考える。この場合、1クラスタの書き換えごとに、不揮発性RAM117に保持されている物理領域管理テーブル115や論理物理変換テーブル116は複数回の読み出しと平均1回の書き換えとがなされる。したがって、主メモリ103を10万回書き換えた時点、換言すればフラッシュメモリの書き換え保証回数に達した際には、物理領域管理テーブル115等も約10万回書き換えられることになる。
そこで特許文献2のように、不揮発性RAM117を破壊読み出し型のメモリデバイスで構成している不揮発性記憶装置では、読み出し回数を含めて書き換え回数を見極める必要がある。
物理領域管理テーブル115は、主メモリ103の容量が4Gバイト、物理ブロックの容量が16kバイトであるため、指定可能なブロック数は
4×109÷16×603=2.56×105
となる。したがって、最悪のケースは1クラスタの書き換え毎に、不揮発性RAM117が約2.56×105回読み出されることになる。さらに、この読み出しが10万回行われるためになるため、物理領域管理テーブル115の任意のアドレスの読み出し回数は、約2.56×1010となり、FeRAMの書き換え保証回数である100億回(1010)をオーバーしてしまうことになる。
つまり、フラッシュメモリで実現された主メモリ103の寿命よりも、FeRAMで実現された不揮発性RAM117の方が早く寿命がきてしまう。書き換え保証回数の多いとされるFeRAMを使用しながらも、装置全体の寿命が悪くなるといった問題が生じる。
音楽データは主メモリ103に記録されており、音楽再生は主メモリ103からの音楽データの読み出しだけであるが、同時に不揮発性RAM117内の物理領域管理テーブル115などのアクセスデータを参照する必要があり、常に不揮発性RAM117の読み出し破壊と、その後の再書き込みが行われる状況下にある。
すなわち、本発明におけるメモリモジュールは、破壊読み出し型の不揮発性RAMならびに揮発性RAMから構成されると共に、該不揮発性RAMと揮発性RAMとに同一のデータが記憶されたメモリ部と、前記メモリ部内のデータを読み書きするものであって、リード時には揮発性RAMからデータを読み出し、ライト時には揮発性RAMと不揮発性RAMとの両方に同一のデータを書き込む読み書き制御部と、を有していることを特徴とする。
なお、読み書き制御部は、メモリ部の初期化処理として、不揮発性RAMから読み出されたデータを揮発性RAMに書き込むと共に、当該データを再度不揮発性RAMに書き込むようにするとよい。破壊読み出し型の不揮発性RAMは、強誘電体メモリ(FeRAM)で構成するとよい。
また、前記アクセスデータは、主メモリ内の状態を管理する物理領域管理テーブルと、論理アドレスを主メモリの物理アドレスに変換する論理物理変換テーブルとを有することが好ましい。
また、前記アクセスデータは、主メモリ内の状態を管理する物理領域管理テーブルと、論理アドレスを主メモリの物理アドレスに変換する論理物理変換テーブルとを有することが好ましい。
また、前記アクセスデータは、主メモリ内の状態を管理する物理領域管理テーブルと、論理アドレスを主メモリの物理アドレスに変換する論理物理変換テーブルとを有することが好ましい。
前記メモリ部の初期化処理として、不揮発性RAMから読み出されたデータを揮発性RAMに書き込むと共に、当該データを再度不揮発性RAMに書き込むようにするとよい。
102 メモリコントローラ
103 主メモリ
112 CPU
115 物理領域管理テーブル
116 論理物理変換テーブル
117 不揮発性RAM
118 バッファ
119 第1読み書き制御部
120 アドレス管理情報制御部
600 揮発性RAM
601 第2読み書き制御部
602 補助メモリ(メモリ部)
604 物理領域管理テーブル
605 論理物理変換テーブル
606 メモリモジュール
図6に示すように、本実施の形態の不揮発性記憶装置は、メモリコントローラ102と、フラッシュメモリからなる不揮発性の主メモリ103とで構成されていて、外部に設けられたアクセス装置100からアクセス可能となっている。この状況はSDカードメモリがデジタルスチルカメラ(アクセス装置)に挿入され画像データを記録可能となっている等に相当する。なお、図6において、従来の不揮発性記憶装置(図1)と同じ構成部材には同一の番号を付している。
ここで言うアクセスデータとは、第1読み書き制御部119(以下、単に第1制御部ともいう)が主メモリ103へアクセスする際に用いる物理領域管理テーブルと論理物理変換テーブルとのことである。両テーブルともそのフォーマットは従来の不揮発性記憶装置で用いられているものと同じである(図4,図5)。
第2読み書き制御部601(以下、単に第2制御部ともいう)は、補助メモリ602にアクセスしその内部に記憶されているアクセスデータを読み書きするものである。第2読み書き制御部601と補助メモリ602とはメモリモジュールを構成している。他の構成部材は従来の不揮発性記憶装置と同様である。
図7Aには、メモリコントローラ102の初期化時における補助メモリ602へアクセス形態を示しており、図7Bには、通常動作時における補助メモリ602へのアクセス形態を示している。図8は読み書き処理を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態の不揮発性記憶装置の基本的な動作は、図1に示した従来の不揮発性記憶装置と略同様であるので、その相違点についてのみ説明する。
電源オン後、CPU112はROM114に記憶されたプログラムに基づいて初期化処理を実行する。CPU112で行うべき初期化処理が終了した後は、制御をアドレス管理情報制御部120に移し、アドレス管理情報制御部120は、第2読み書き制御部601に対して補助メモリ602の初期化指示を送信する。
初期化指示を受け取った第2読み書き制御部601は、不揮発性RAM117から物理領域管理テーブル115に記憶されているステータスフラグ、論理物理変換テーブル116に記憶されている物理アドレス等のアクセスデータを読み出す(S801,S802)。
加えて、読み出したアクセスデータを揮発性RAM600にもコピーする(S804)。具体的には、物理領域管理テーブル115を物理領域管理テーブル604へ、論理物理変換テーブル116を論理物理変換テーブル605へコピーする。以上の処理を模式的に表したものが図7Aである。
かかる初期化処理が終了した場合、第2読み書き制御部601は初期化処理の終了をCPU112に通知し、CPU112はメモリコントローラ102における各種制御を通常動作モードに切り替える。アクセス装置100側も、メモリコントローラ102の通常動作モードへの切り替わりを認識し通常動作モードに入る。
通常動作時には、アクセス装置100がライトコマンド又はリードコマンドをメモリコントローラ102に送信すると、CPU112は何れのコマンドであるかを認識して、アドレス管理情報制御部120を介して第2読み書き制御部601に各コマンドに対応した指示を転送する。ライトコマンドの場合は、アクセス装置はデータを転送し、メモリコントローラ600はそのデータをバッファ118に保持する。
まず、主メモリ103の物理ブロックに初めてデータを記録するデータの書き込み処理について説明する。
CPU112は、アドレス管理情報制御部120を介して第2読み書き制御部601に対してライトコマンドを発行する。すると、第2読み書き制御部601は、補助メモリ602の参照が必要であることを認識し(S805)、不揮発性RAM117ではなく揮発性RAM600からアクセスデータの読み出しを行う(S806)。
S806の読み出し処理においては、アクセス装置100が転送した論理アドレスZに基づいて、論理物理変換テーブル605から対応する物理アドレスを読み出す。その物理アドレスが16進数でFFFF番地の場合は、従来の不揮発性記憶装置と同様、何も物理アドレスが設定されていないものと認識し、書き込み処理であることを認識する。
次に、データライト処理であるため補助メモリの更新が必要である。そこでS807より第2読み書き制御部601は、不揮発性RAM117及び揮発性RAM600の両方に、物理アドレスXの情報で更新されたアクセスデータを書き込む(S808,S809)。
詳しくは、論理アドレスZと物理アドレスXが新たに対応するようになった論理物理変換テーブルを不揮発性RAM117と揮発性RAM600の両方の論理物理変換テーブル116,605に書き込む。同様に、物理アドレスXに対応するアドレスのステータスフラグを有効として不揮発性RAM117と揮発性RAM600との両方の物理領域管理テーブル115,604に書き込む。
以上の処理を模式的に表したものが、図7Bのライトと記された矢印である。
まず、データの書き換え処理について説明する。書き換え処理とは主メモリ103の物理ブロックに旧データがあり、それに変えて新データを記録する処理である。この処理は上述したデータの書き込み処理とほぼ同様であり、異なるものではない。異なるのは、旧データの無効化処理を伴う点である。
つまり、S806の読み出し処理において、第2読み書き制御部601は、揮発性RAM600の論理物理変換テーブル605を参照し、アクセス装置100が転送した論理アドレスZに対応する物理アドレスを読み出す。その際、本処理は書き換えであるため、読み出した物理アドレスが16進数でFFFF番地以外(例えば物理アドレスY)となっており、物理アドレスYには旧データが書き込まれていることが示されている。
また同時に、第2読み書き制御部601は、揮発性RAM600内の物理領域管理テーブル604から無効ブロックをサーチして、書き込み先である無効ブロック(物理アドレスX)を決定する。
詳しくは、論理アドレスZと物理アドレスXが新たに対応するようになった論理物理変換テーブルを不揮発性RAM117と揮発性RAM600とのそれぞれの論理物理変換テーブル116,605に書き込む。加えて、物理アドレスYのステータスフラグを無効状態に設定する。即ち、物理アドレスXのステータスフラグが有効であって、物理アドレスYのステータスフラグが無効として不揮発性RAM117と揮発性RAM600とのそれぞれの物理領域管理テーブル115,604に書き込む。
以上の処理を模式的に表したものが、図7Bのライトと記された矢印である。
次に、アクセス装置100がリードコマンドを転送した場合について説明する。
CPU112は、アドレス管理情報制御部120を介して、第2読み書き制御部601に「論理物理変換テーブル605の参照」を命令する。すなわち、アクセス装置100が転送した論理アドレスZから物理アドレスXへアドレス変換を行う必要があることを通知する。
この際、第2読み書き制御部601は補助メモリ602の参照が必要であるので、ステップS805よりS806に進み、不揮発性RAM117をリードせずに、揮発性RAM600から論理物理変換テーブル605を読み出す。この処理を模式的に表したものが、図7Bのリードの矢印である。
以上述べた本実施の形態の不揮発性記憶装置を要約すると、その構成は下記の2点に対応したものとなっている。
(i)破壊読み出し型の不揮発性RAM117に対応する揮発性RAM600を設け、その両方で補助メモリ602を構成する。
(ii)この補助メモリ602のデータを読み書きする第2読み書き制御部601を設ける。
この第2読み書き制御部601は以下の特徴を有する。
A)初期化処理
不揮発性RAM117からデータを読み出し、揮発性RAM600に全領域コピーする。また不揮発性RAM117からデータを読み出す際は、破壊読みだしとなるので書き戻し処理を実施する。
B)通常動作処理
読み出し時は、揮発性RAMから読み出す。書き込み時は、不揮発性RAMと揮発性RAMとの両方に書き込む。
一方、初期化処理においては、不揮発性RAM117の各アドレスが一通り読み出され、それに応じて書き戻し処理がなされる。したがって、初期化処理のみについてみると、不揮発性RAM117の書き換え回数は、初期化の回数すなわち電源がオン/オフされる回数に等しい。
不揮発性の補助メモリ117の書き換え回数
=10万回 + 電源がオン/オフされる回数
≪100億回
電源がオン/オフされる回数は、不揮発性記憶装置の使われ方に依存するが、通常の製品使用形態や商品寿命から考えて、100億回より十分頻度が低いと考えてさしつかえない。従って、不揮発性記憶装置の寿命上、全く問題のない値であると言え、FeRAMの書き換え保証回数である100億回よりも断然少ないものとなる。
「破壊読み出し型の不揮発性RAMに対応する揮発性RAMを設け、リード時は揮発性RAMからのみデータを読み出し、ライト時は不揮発性RAMと揮発性RAMとの両方にデータ書き込む」という技術思想を反映したメモリモジュール606にも及ぶものである。また、前記メモリモジュールを内蔵したメモリコントローラ単体にも及ぶものである。不揮発性記憶装置とアクセス装置とが一体となった不揮発性記憶システムも本発明の技術的範疇に属するものとなる。
Claims (12)
- 外部から与えられる論理アドレスに応じて、不揮発性の主メモリ内のデータを読み込んだり該主メモリに外部から与えられたデータを書き込むメモリコントローラであって、
前記メモリコントローラは、
前記主メモリ内に記憶されたデータを読み書きする第1読み書き制御部と、
前記第1読み書き制御部が前記主メモリへアクセスする際に用いるアクセスデータが夫々記憶されている破壊読み出し型の不揮発性RAMならびに揮発性RAMを含んで構成される補助メモリと、
前記補助メモリ内に保持されたアクセスデータを読み書きするものであって、リード時には揮発性RAMからアクセスデータを読み出し、ライト時には揮発性RAMと不揮発性RAMとの両方に同一のアクセスデータを書き込む第2読み書き制御部と、を有するメモリコントローラ。 - 前記第2読み書き制御部は、前記補助メモリの初期化処理として、不揮発性RAMから読み出されたアクセスデータを揮発性RAMに書き込むと共に、当該アクセスデータを再度不揮発性RAMに書き込む請求項1に記載のメモリコントローラ。
- 前記アクセスデータは、前記主メモリ内の状態を管理する物理領域管理テーブルと、論理アドレスを主メモリの物理アドレスに変換する論理物理変換テーブルとを有する請求項1に記載のメモリコントローラ。
- 前記破壊読み出し型の不揮発性RAMは、強誘電体メモリ(FeRAM)である請求項1に記載のメモリコントローラ。
- 不揮発性の主メモリと、外部から与えられる論理アドレスに応じて、該主メモリ内のデータを読み込んだり該主メモリに外部から与えられたデータを書き込むメモリコントローラとを有する不揮発性記憶装置において、
前記メモリコントローラは、
前記主メモリ内に記憶されたデータを読み書きする第1読み書き制御部と、
前記第1読み書き制御部が前記主メモリへアクセスする際に用いるアクセスデータが夫々記憶されている破壊読み出し型の不揮発性RAMならびに揮発性RAMを含んで構成される補助メモリと、
前記補助メモリ内に保持されたアクセスデータを読み書きするものであって、リード時には揮発性RAMからアクセスデータを読み出し、ライト時には前記揮発性RAMと前記不揮発性RAMとの両方に同一のアクセスデータを書き込む第2読み書き制御部と、を有する不揮発性記憶装置。 - 前記第2読み書き制御部は、前記補助メモリの初期化処理として、前記不揮発性RAMから読み出されたアクセスデータを前記揮発性RAMに書き込むと共に、当該アクセスデータを再度不揮発性RAMに書き込む請求項5に記載の不揮発性記憶装置。
- 前記アクセスデータは、前記主メモリ内の状態を管理する物理領域管理テーブルと、論理アドレスを前記主メモリの物理アドレスに変換する論理物理変換テーブルとを有する請求項5に記載の不揮発性記憶装置。
- 前記破壊読み出し型の不揮発性RAMは、強誘電体メモリ(FeRAM)である請求項5に記載の不揮発性記憶装置。
- 不揮発性の主メモリ、及び外部から与えられる論理アドレスに応じて、前記主メモリ内のデータを読み込んだり主メモリに外部から与えられたデータを書き込むメモリコントローラを有する不揮発性記憶装置と、前記不揮発性記憶装置に論理アドレスとデータとを付与するアクセス装置と、を具備する不揮発性記憶システムにおいて、
前記メモリコントローラは、
前記主メモリ内に記憶されたデータを読み書きする第1読み書き制御部と、
前記第1読み書き制御部が前記主メモリへアクセスする際に用いるアクセスデータが夫々記憶されている破壊読み出し型の不揮発性RAMならびに揮発性RAMを含んで構成される補助メモリと、
前記補助メモリ内に保持されたアクセスデータを読み書きするものであって、リード時には揮発性RAMからアクセスデータを読み出し、ライト時には揮発性RAMと不揮発性RAMとの両方に同一のアクセスデータを書き込む第2読み書き制御部と、を有する不揮発性記憶システム。 - 前記第2読み書き制御部は、前記補助メモリの初期化処理として、不揮発性RAMから読み出されたアクセスデータを揮発性RAMに書き込むと共に、当該アクセスデータを再度不揮発性RAMに書き込む請求項9に記載の不揮発性記憶システム。
- 前記アクセスデータは、前記主メモリ内の状態を管理する物理領域管理テーブルと、論理アドレスを前記主メモリの物理アドレスに変換する論理物理変換テーブルとを有する請求項9に記載の不揮発性記憶システム。
- 前記不揮発性RAMは、強誘電体メモリ(FeRAM)である請求項9に記載の不揮発性記憶システム。
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