JP5008241B2 - 核に被覆を形成するための方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
発明の背景
発明の分野
本発明は大量の核の上に被膜または外殻を形成するための改善された方法に関し、さらに詳しくは、撹拌された大量の核の上に被膜または外殻を形成するために、パンニング及び薄塗を行う、高速でより効率的な方法に関する。
【0002】
関連する背景技術
パンニング及び薄塗は、被覆された調合物の作成に関連して用いられる工業的プロセスである。パンニングは一般に糖を基材とする被膜の作成に関すると見なされ、一方薄塗は糖以外の基材(例えば高分子材)の被膜の作成に関すると見なされる。しかし、これらの被覆形成プロセスはほぼ同じ態様で行われる。パンニング及び薄塗はいずれも、撹拌された大量の核の上の薄い被覆形成溶液層を乾燥する工程からなる繰返プロセスである。微視的レベルでは、パンニングは核の表面または被覆された核の表面上での被覆形成溶液に含有され得るショ糖またはその他の糖の乾燥及び結晶化である。薄塗は核の表面または被覆された核の表面上での被覆形成溶液に含有されるセルロース重合体またはその他の通常の膜形成材料の乾燥である。動作において、パンニングプロセスは3つのサイクル:被覆形成溶液供給サイクル、分配サイクル及び乾燥サイクルの繰返しを含み;薄塗プロセスは被覆形成溶液の塗布及び乾燥を同時に行う工程を含む。それぞれのプロセスにおいては、被覆形成材料の複数の薄層が互いに積み重なり、この結果外殻または被覆が形成される。
【0003】
本明細書で称される核とは、ペレット化、タブレット化、モールド成形、または粗粒化された、様々な製造物のいずれかとすることができる。被覆は、核を封入するため、または核にさらに材料を付加するために、そのような核に施される。そのような被覆された核調合物の例には、薬用に被覆された丸剤、錠剤及びノンパレイユのような医薬;合成洗剤のような化学製品;及び砂糖またはチョコレートを被せたキャンディー及びミンツのような食品がある。医薬用調合物については、そのような被覆された調合物は、核に含有される貴重な薬物または薬剤の浪費を防止し、服用量の正確な計量及び投与を保証する。さらに、そのような被覆は空気(酸素)及び/または湿気への曝露による劣化または分解からの核の保護に役立つ。
【0004】
核の被覆に用いられる最も普通の技法は、その中で、被覆形成材料を核の上に計量供給して乾燥用ガス(乾燥空気)流により核を乾燥しながら、大量の核を撹拌する、被覆形成槽を備えることである。一般に、被覆形成材料は糖、糖アルコール、ワックス及びセルロースのような粉末、あるいは、糖、糖アルコール、ワックス及びセルロースの水溶液または溶剤溶液(被覆形成溶液)であることが最も多い、液体である。被覆形成溶液は、いずれか適当な被覆形成原料(例えばショ糖、デキストリン、エチルセルロース等)または原料の組合せを水に溶かすだけで作成することができる。被覆形成溶液は、大量の核の上に溶液をスプレーするか、注ぐか、またはふり掛けることにより、計量供給または塗布することができる。均一性を保証するため、及び被覆された核が乾燥工程中に互いに付着することを防止するために、被覆形成溶液は通常、核が被覆形成槽内で撹拌されている間に供給される。一般に、乾燥用ガス流は被覆形成材料の供給と同時にまたは供給に引き続いて被覆形成槽内に導入される。最も普通に用いられるガスは空気であり、ガスは通常熱せられている。
【0005】
被覆形成プロセスの効率並びに被覆形成プロセスにより製造される被覆された製品のコンシステンシー及び品質を改善するために、好ましい、乾燥用ガスの温度、流量及び水分含有量、核撹拌の強さ及び被覆形成溶液散布の勢いを見定めるための努力がなされてきた。これらのプロセス変数のそれぞれに対して常用のプロセスパラメータが決定されている。例えば、高品質被覆の形成に必要とされる適切な乾燥速度を得るための乾燥用ガス(空気)の露点は、約5℃(水5.4g/乾燥空気1kg)である。被覆形成槽を通る乾燥用ガスの流量は、被覆/乾燥されるべき核集団の重量及び使用される被覆形成槽のタイプに依存すると考えられる。例えば、回転ドラムを用いて重量が約400キログラム(kg)の核集団に被覆を形成するには、約1,800立方フィート/分(約51m/分)から約4,000立方フィート/分(約113m/分)の流量が用いられ得るが、重量が約2,500kgの核集団には約8,000立方フィート/分(約227m/分)から約10,000立方フィート/分(約283m/分)の流量が用いられ得る。対照的に、流動床を用いて重量が約30キログラム(kg)の核集団に被覆を形成するには、約350立方フィート/分(約10m/分)から約1,000立方フィート/分(約28m/分)の流量が用いられ得る。乾燥用ガスが調節され得る温度または温度範囲は、被覆されるべき核の熱安定性に依存する、あらかじめ決定された温度/温度範囲である。例えば、高温に強い核については、すなわち高温(例えば約50℃より上)において容易に溶融または劣化することはないであろう核については、乾燥用ガス温度は一般に約50℃から約85℃の温度に維持される。対照的に、核が熱に弱い、すなわち比較的低温(例えば約50℃より下)で溶融するか、溶融はしなくとも高温またはやや高い温度において不安定である場合、乾燥用ガス温度は一般に、核の溶融または劣化温度より低い温度に、または温度範囲内に維持される。
【0006】
被覆形成プロセスの動作を改善するための努力が継続的になされている。例えば、ファッター(Futter)の米国特許第4,167,674号明細書は、タブレットのバッチが回転する被覆形成パン内で被覆されるときのパン床温度がセンサで検知されるプロセスを開示している。どの1サイクル中であっても、検知された温度と記憶装置に格納された基準温度との間にあらかじめ選ばれた差があると信号がつくられるように、被覆形成プロセスが監視される。このプロセスは、度重なるセンサとの衝突により被覆されたタブレットが損傷を受け得るという欠点をかかえている。同様に、センサは、回転するパン内で撹拌されているタブレットとの度重なる衝突により損傷を受け得る。
【0007】
ヨーカム(Yoakam)の米国特許第4,554,887号明細書は、いくつかの動作パラメータをコンピュータにより制御できる、コンピュータ制御被覆形成装置を開示している。例えば、スプレー速度、吸入空気温度、被覆形成パン内の空気温度、排出空気温度、被覆形成パン速度、空気流量、露点及びスプレー材料の組成を、被覆されたタブレットを製造するために、自動的に制御することができる。ラティニ(Latini)の米国特許第5,495,418号明細書は、乾燥/スプレーサイクルを制御するために、乾燥の開始及び終了時間並びに核に計量供給される被覆形成溶液のスプレー時間長/量のような、より少ないプロセス変数を制御する被覆形成システムを開示している。
【0008】
上記の方法または装置はいずれも、被覆形成装置内部における被覆形成プロセスの実際の進行を監視し、そのような監視で得られる情報に基づいて被覆形成プロセスを迅速に調節または修正する能力を運転者に提供しない。したがって、被覆形成装置内部の被覆されたタブレットまたは核の特性を監視することにより被覆形成プロセスの進行を監視するための、単純で効率的な被覆形成方法、装置及びシステム、並びに、被覆形成プロセスを容易に制御できる方法を提供することが有益であろう。そのような被覆形成プロセスを高速で費用効果が高い態様で行うことができるような、被覆形成方法、装置及びシステムを提供することは特に有益であろう。
【0009】
発明の概要
本発明は、それを通して乾燥用ガス流が供給され、その中で撹拌された大量の核が被覆形成溶液で被覆される、被覆形成槽を備える、大量の核の上に外殻被覆を形成するための、改善された方法、装置及びシステムに関する。本発明の装置は、大量の被覆された核の表面温度を測定するための温度センサを備える。本発明の別の装置は、大量の被覆された核の表面の含水量を測定するための水分センサを備える。本発明の方法は、大量の被覆された核の温度を温度センサを用いて測定し、大量の被覆された核の表面温度をあらかじめ決定された温度に維持するために乾燥用ガスの温度を調節することによる、被覆された核の乾燥工程を含む。本発明の別の方法は、被覆された核の表面の含水量を水分センサを用いて測定する工程及び、被覆された核の表面の含水量が、水約0重量%から約30重量%になるまで、被覆された核を乾燥する工程を含む。
【0010】
発明の詳細な説明
本発明の方法は、本明細書に説明される温度センサ及び水分センサを備えるように改造された、従来のまたは市販の被覆形成装置(例えば、パンニングまたは薄塗装置)を用いて実施することができる。本発明の方法及び装置を用いて形成される外殻は硬殻であることが好ましい。本発明の一実施形態は、大量の核の上に被覆形成溶液を計量供給する工程及び被覆された核を乾燥用ガス流で乾燥する工程を含む、大量の核の上に外殻被覆を形成する方法であって、大量の被覆された核の表面温度を測定する工程及び被覆された核の表面温度をあらかじめ決定された温度に維持するために乾燥用ガスの温度を調節することにより被覆された核を乾燥する工程を含み、乾燥用ガスの温度は被覆された核の表面温度測定に応答して調節されるものである方法に関する。本発明の別の実施形態は、大量の核の上に被覆形成溶液を計量供給する工程及び被覆された核を乾燥用ガス流で乾燥する工程を含む、大量の核の上に外殻被覆を形成する方法であって、大量の被覆された核の表面の含水量を測定する工程及び被覆された核の表面の含水量が、水約0重量%から約30重量%になるまで、被覆された核を乾燥する工程を含む方法に関する。上述の表面温度及び表面水分の測定は、核が被覆形成槽内にある間の、核の被覆形成プロセス中に行われることが有利である。好ましくは、大量の核の上に外殻被覆を形成するための本発明の方法は:
(a) 大量の被覆された核の表面温度を測定する工程;
(b) 大量の被覆された核の表面の水分を測定する工程;
及び
(c) 被覆された核の表面温度をあらかじめ決定された温度に維持するために被覆された核の表面の温度測定に応答して乾燥用ガスの温度を調節し、被覆された核の表面の含水量が、水約0重量%から約30重量%になるまで被覆された核を乾燥することにより、被覆された核を乾燥する工程;
を含む。
【0011】
全体的に、大量の核の上に外殻被覆を作成するための本発明のパンニング方法は:
(a) 大量の核を被覆形成槽内に入れる工程;
(b) 大量の核を撹拌する工程;
(c) 大量の核の上に被覆形成溶液を計量供給する工程;
(d) 大量の被覆された核の表面温度を温度センサを用いて測定する工程;
(e) 乾燥用ガス流に被覆形成槽を通過させ、被覆された核の表面温度をあらかじめ決定された温度に維持するために工程(d)の温度測定に応答して乾燥用ガスの温度を調節することにより、被覆された核を乾燥する工程;及び
(f) 完成製品を製造するために工程(c)から工程(e)をあらかじめ決定された回数繰り返す工程;
を含む。
【0012】
全体的に、大量の核の上に外殻被膜を形成するための本発明の薄塗方法は:
(a) 大量の核を被覆形成槽内に入れる工程;
(b) 大量の核を撹拌する工程;
(c) 大量の核の表面温度を温度センサを用いて測定する工程;
(d) 乾燥用ガス流に被覆形成槽を通過させながら、核があらかじめ決定された重量を獲得するまで大量の核の上に被覆形成溶液を計量供給する工程であって、乾燥用ガスの温度が、被覆された核の表面温度をあらかじめ決定された温度に維持するために工程(c)の温度測定に応答して調節されるものである工程;及び
(f) 完成製品を製造するために被覆された核を乾燥する工程;
を含む。
【0013】
上記方法のそれぞれは、大量の被覆された核の表面の含水量を水分センサを用いて測定する工程及び、被覆された核の表面水分が、水約0重量%から約30重量%になるまで被覆された核を乾燥する工程をさらに含んで差支えない。あるいは、上記プロセスは、被覆された核の含水量の測定により被覆形成プロセスを制御する工程を含んで差支えない。本発明のこの実施形態において、大量の核の上に外殻被膜を形成するためのパンニング方法は:
(a) 大量の核を被覆形成槽内に入れる工程;
(b) 大量の核を撹拌する工程;
(c) 大量の核上に被覆形成溶液を計量供給する工程;
(d) 乾燥用ガス流に被覆形成槽を通過させることにより被覆された核を乾燥する工程;
(e) 大量の被覆された核の表面の含水量を水分センサを用いて測定し、被覆された核の表面水分が、水約0重量%から約30重量%になるまで、被覆された核を乾燥する工程;及び
(f) 完成製品を製造するために工程(c)から工程(e)をあらかじめ決定された回数繰り返す工程;
を含む。
【0014】
本発明の別の実施形態において、大量の核の上に外殻被覆を形成するための薄塗方法は:
(a) 大量の核を被覆形成槽内に入れる工程;
(b) 大量の核を撹拌する工程;
(c) 大量の核の表面の含水量を水分センサを用いて測定する工程;
(d) 乾燥用ガス流に被覆形成槽を通過させながら、核があらかじめ決定された重量を獲得するまで大量の核の上に被覆形成溶液を計量供給する工程;及び
(e) 完成製品を製造するために、被覆された核の表面水分が、水約0重量%から約30重量%になるまで被覆された核を乾燥する工程;
を含む。
【0015】
上記方法のいずれかを用いる被覆形成プロセスは、所望の重量または重量増を有するか、あるいは所望の厚さの被覆を有する完成製品を提供するに必要なだけ長いかまたは短い時間をかけて行うことができる。本発明の膜被覆実施形態においては、一般に、あらかじめ決定された重量が所望の重量増として表され、被覆された核の所望の最終重量をもたらす。例えば、被覆の重量(重量増)は、(例えば腸溶性被覆調合物については)被覆された核の総重量の2〜5%と小さくすることができ、あるいは(例えば変わり玉については)80〜90%と大きくすることができる。
【0016】
本発明に用いられる乾燥プロセスは、被覆形成槽内の大量の被覆された核の表面におけるあらかじめ決定されているかまたは所望の温度の維持及び、被覆形成槽内の大量の被覆された核の表面であらかじめ決定されているかまたは所望の含水量が得られるまでの、乾燥プロセスの継続に基づく。本発明において、大量の被覆された核の表面の温度及び水分は、どのような直接測定方法によっても測定または決定することができる。本明細書で用いられる用語“直接測定”あるいは“直接決定”とは、被覆形成槽内の核または被覆された核の表面のパラメータ(例:温度または水分/含水量)の値を、核の表面のスキャン、検査または分析により測定または決定するために有用な技法または装置を指す。直接測定または決定は、被覆形成槽に流入するかまたは被覆形成槽から流出する乾燥用ガスの水分/含水量の測定及び分析による大量の被覆された核の水分/含水量の決定のような、間接測定または間接決定とは異なり、そのような間接測定または間接決定を含まない。したがって、本発明の乾燥プロセスは、温度が被覆形成槽内の核の表面の直接測定により監視され、含水量が被覆形成槽内の核の表面の直接測定により監視される、大量の被覆された核の表面における温度の、あらかじめ決定された温度への、またはあらかじめ決定された温度範囲内への維持及び、被覆された核の表面であらかじめ決定された含水量が得られるまでの、乾燥プロセスの継続に基づく。
【0017】
本発明において、核の表面温度は乾燥用ガスの温度を制御することにより維持される。さらに乾燥用ガスの温度は、あらかじめ決定された温度またはあらかじめ決定された温度範囲を維持するに必要な程度にしか制御または調節されない。本発明の方法にしたがえば、乾燥プロセスを通じて熱に弱い核の融点または劣化温度より低くなるように、乾燥用ガスの温度を制御する必要はもはやない。大量の被覆された核の表面における温度があらかじめ決定された温度に、またはあらかじめ決定された温度範囲内にとどまる限り、乾燥用ガスの温度を任意の温度範囲にわたって変えることができる。
【0018】
大量の核の表面上の被覆形成溶液の乾燥は、被覆形成溶液内の水の蒸発を含む。被覆された核の表面から水が蒸発するとともに、核の表面の温度が下がる。この過程は“断熱冷却”と呼ばれる。大量の水が蒸発しているとき(例えば、大量の核の上に被覆形成溶液が計量供給された直後)には、冷却効果が大きくなり得る。したがって、蒸発の冷却効果を相殺して被覆された核の上であらかじめ決定された表面温度を維持するため、乾燥用ガスの温度をかなり高めることができる。
【0019】
本発明の方法は、熱に強い核の上にも熱に弱い核の上にも被覆を形成するための利点を提供する。しかし、本方法は熱に弱い核の被覆形成に対して特に有用である。そのような熱に弱い核の従来の処理では、乾燥用ガスの温度が、乾燥プロセスを通して、熱に弱い核の融点または劣化温度より低く制御されなければならなかった。したがって、低融点の核、例えば融点が50℃より低い核の被覆形成には非常に長い処理時間が必要であった。本発明では、核の融点より低く維持されるのは、そのような低融点核の表面温度である。断熱冷却の効果を利用することにより、低融点核の融点より十分高い温度まで加熱された乾燥用ガスの使用が可能になり;乾燥用ガスの温度が核の融点よりかなり高い間であっても核の温度は融点より低いままである。例えば、チョコレート入りまたはココア入りの核のパンニングを、被覆されたチョコレート入りまたはココア入りの核の表面温度をそれらの核の融点より低い温度に維持しながら、約50℃より高い温度にある乾燥用ガスを用いて行うことができる。好ましくは、表面温度は約20℃から約26℃の範囲にあり、より好ましくは、表面温度は約21℃から約25℃の範囲にあり、最も好ましくは、表面温度は約22℃から約24℃である。したがって、本発明の方法は、融点または劣化温度が50℃より低い熱に弱い核の上に被覆を形成するために特に有用である。本方法は、チョコレート、チョコレート入り調合物、ココア入り調合物、及びナッツ風味またはナッツ入り調合物からなる核、並びに類似の、例には、ミルクチョコレート、ブラックチョコレート、ホワイトチョコレート、ピーナッツバター入り調合物、チョコレート入り調合物、及びチョコレートでくるんだナッツ(ピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ等)、チョコレートでくるんだ米、チョコレートでくるんだピーナッツバター入り調合物等のような添加物入りチョコレートがある、核のような、融点または劣化温度が30℃より低い熱に弱い核の上に被覆を形成するために特に有用である。
【0020】
本発明では、乾燥サイクルが完了した時点を決定するために、核の表面の含水量が監視される。乾燥サイクルは、被覆された核の表面の含水量があらかじめ決定された含水量に達した時点で完了する。あらかじめ決定される含水量は、核の上に被覆されるべき被覆形成溶液内の材料に依存して変わることになろう。しかし、一般的には、被覆された核の表面のあらかじめ決定される含水量は、水約0重量%から約30重量%であろう。被覆された核の表面のあらかじめ決定される含水量は、好ましくは水約0重量%から約20重量%,より好ましくは水約0重量%から約10重量%,最も好ましくは水約0重量%から約5重量%であろう。乾燥サイクルが完了に達したと決定されると、別の乾燥サイクルを開始するためにある量の被覆形成溶液を大量の被覆された核にさらにスプレーすることができ、あるいは被覆された核を被覆形成槽から取り出すことができる。
【0021】
本発明の方法は、従来の被覆形成プロセスに優るいくつかの重要な利点を提供する。本方法は温度が高められた乾燥用ガスを用いて行うことができるから、乾燥速度をかなり高めることができる。さらに、被覆の表面含水量を容易に決定できるから、核の長時間乾燥を回避することができ、よってそれぞれの乾燥サイクルの完了に必要な時間を短縮することができる。総被覆形成プロセスは被覆形成溶液の塗布及び乾燥サイクルの繰返しからなるから、乾燥時間の短縮により総プロセス時間を大きく短縮することができ、よって与えられた時間内に製造し得る被覆された製品の量を増加させることができる。本発明の方法は、従来プロセスを用いて得ることができる被覆された核より品質が高い、被覆された核を提供することもできる。本方法は乾燥時間、したがって被覆された核が被覆形成槽内で撹拌される時間長を短縮することができるから、被覆された核どうしの、あるいは被覆された核と被覆形成槽との間の衝突により生じる被覆への損傷も低減される。したがって、本発明の方法を用いることにより、かなりのプロセスコスト低減及び製品品質向上が実現され得る。
【0022】
本発明にしたがう改善された被覆形成装置は、被覆形成槽、被覆形成溶液ディスペンサー、ガス入口ポート及びガス出口ポートを備え;改善された被覆形成装置は大量の被覆された核の表面温度を測定するための温度センサを備える。別の実施形態において、本発明にしたがう改善された被覆形成装置は、被覆形成槽、被覆形成溶液ディスペンサー、ガス入口ポート及びガス出口ポートを備え;改善された被覆形成装置は大量の被覆された核の表面の含水量を測定するための水分センサを備える。改善された被覆装置は、大量の被覆された核の表面を測定するための温度センサ及び水分センサのいずれをももつことが好ましい。
【0023】
図1は、被覆形成槽203及び、ガス入口ポート202及びガス出口ポート201を備え、ファン204,捕集器200,乾燥器206,加熱器205を含む乾燥用ガスフローシステム,並びに温度センサ207及び水分センサ208を含み、運転を制御するためのコンピュータ化制御ユニット209を含む、被覆形成運転制御システムを備える、本発明の汎用被覆形成装置システムを示す。本発明に用いられる装置システムは、乾燥されたガスをつくる乾燥器206及び、乾燥されたガスを調節して、大量の被覆された核の表面の温度の維持に用いられる乾燥用ガスをつくるための加熱器205を備える。上記方法の実施に適するためには、本明細書に説明される温度センサ及び水分センサの内の少なくとも1つが被覆形成槽に備えられていなければならない。図2及び3に示される、本発明の被覆形成装置の一実施形態は、本実施形態では回転ドラム104として例示される被覆形成槽,被覆形成溶液ディスペンサー100,温度センサ101及び水分センサ102を備える。大量の核103が、被覆形成プロセスのために被覆形成槽内に入れられる。
【0024】
被覆形成槽、被覆形成溶液ディスペンサー、ガス乾燥素子、ガス加熱素子、ガス入口ポート及びガス出口ポートを備える、従来のまたは市販の被覆形成装置はいずれも、本発明に用いることができる。上記方法の実施に適するためには、被覆形成プロセス装置が本明細書に説明される温度センサ及び水分センサを備えていなければならないことは当然である。そのような被覆形成装置の例には、回転ドラム型装置、流動床型装置またはウルスター(Wurster)チューブ型装置のような、いずれかの従来用いられている被覆形成装置、あるいは(名称を「被覆形成及び乾燥装置」とする同時継続出願[弁理士事件整理番号第22280.2540号]に開示されるような)振動流動床型装置がある。そのような従来のまたは市販の被覆形成プロセス装置またはシステムの例には、カナダ国トロント(Tronto)のオハラ・コーティング・システムズ社(O'Hara Coating Systems, Inc.),米国アイオワ州デモイン(Des Moines)のコーティング・マシナリー・システムズ社(Coating Machinery Systems, Inc.),米国サウスカロライナ州スパルタンズバーグ(Spartansburg)のドリアム(Driam)社(ドリアマット・ドラムコーター(Driamat drum coater)),英国のディー・ティー・ジー(DTG)社(ベルトコーター(Belt Coater)),仏国のデュムーラン(Dumoulin)社(アイ・ディー・エイ・システム・ドラムコーター(IDA system drum coater)),伊国のカール・アンド・モンタナリ(Carle and Montanari)社(ビー・イー・100 バーティカルパン(BE 100 vertical pan)),仏国のウットラン社(Huttlin)社,英国のマネスティ・ドラム・コーターズ(Manesty Drum Coaters)社,伊国のペレグリニ(Pellegrini)社,独国のスタインバーグ・ドラム・コーター(Steinburg Drum Coater)社(ベルトコーター)から入手できるプロセス装置またはシステム、あるいは米国特許第4,168,674号明細書、米国特許第5,495,418号明細書、米国特許第5,010,838号明細書、米国特許第4,554,887号明細書、米国特許第4,430,003号明細書及び米国特許第4,245,580号明細書に説明されるプロセス装置またはシステム、米国特許第4,478,171号明細書、米国特許第4,334,493号明細書、米国特許第4,779,449号明細書、米国特許第4,725,446号明細書及び米国特許第4,639,383号明細書に説明される部品を必要に応じて備えることができるプロセス装置またはシステムがある。上記特許明細書の全ての開示は本明細書に参照として含まれる。
【0025】
上記の被覆形成装置は、被覆プロセス中、例えば被覆形成溶液の塗布及び乾燥中に、大量の核/被覆された核を入れるために、通常の被覆形成槽を備える。例えば、回転ドラム型装置は、被覆形成運転中に核を入れるための、チューリップ・パン、無孔壁パンまたは多孔壁パンのような、従来の(パンとも呼ばれる)ドラムを備える。温度センサ及び/または水分センサを、被覆形成運転中にセンサが核の上方に位置するように、ドラムの内側に取り付けることができる。必要に応じて、センサを、被覆形成溶液の計量供給経路を避けて、被覆形成溶液ディスペンサーに(例えばスプレーアームに)取り付けることができる。回転ドラム型装置は、被覆形成運転中に核を混転(撹拌)するためにドラムを回転させるための機構も備える。どのような従来のまたは市販の回転機構もドラムを回転させるために用いることができ、そのような回転機構の例には、ベルト伝動または歯車伝動モーターがある。流動床型被覆形成装置では、核が多孔の底壁を有する槽内に入れられる。撹拌は、最も普通には、乾燥用ガスの速度が核を浮遊または流動化するに十分であるように、強い乾燥用ガス流に多孔壁を通過させることにより達成される。撹拌は槽を振動させることによっても達成できる。この装置においては、同様に、温度センサ及び/または水分センサを、被覆形成運転中にセンサが核の上方に位置するように、装置の内部に取り付けることができる。必要に応じて、センサを、被覆形成溶液の計量供給経路を避けて、被覆形成溶液ディスペンサーに取り付けることができる。流動床型装置とともに用いるに適するどのような従来のまたは市販の機構も用いることができ、そのような機構の例には、槽を振動させるためのベルト伝動または歯車伝動モーター及び(槽内の核を浮遊/撹拌するに十分な空気乱流をつくるための)ファンがある。ウルスターチューブ型被覆形成装置では、外囲チューブ内に収められた中心チューブを備える集成縦型チューブ内に核が入れられる。核はチューブの底を通して導かれる非常に強い乾燥用ガス流を用いて撹拌され、核/被覆された核は強い乾燥用ガス(空気)流内で中心縦型チューブを通って推進される。中心チューブの頂部に到達後、核は外囲チューブを通ってチューブの底に落下し、再び空気流内で中心チューブを通って上方に推進され、よってチューブを通る大量の被覆された核の循環流をつくる。この装置では、温度センサ及び/または水分センサを、核が中心チューブから外に出るときにセンサが核の上方に位置するように、中心縦型チューブの頂部の上方に取り付けることができる。そのような装置とともに用いるに適するどのような従来のまたは市販の機構も用いることができ、そのような機構の例には、(チューブを通して核を浮遊させ、推進するに十分な空気乱流をつくるための)ファンがある。
【0026】
大量の核の上に被覆形成溶液を計量供給または塗布するために、被覆形成溶液ディスペンサーが用いられる。そのようなディスペンサーの例には、被覆形成溶液を計量供給するための1つまたはそれより多くのノズルか、または杓子を備えることができる、内部スプレーアームまたは外部スプレーアームのような、“スプレーアーム”がある。被覆形成溶液は、ディスペンサーを通して被覆形成溶液を押し進めるための、圧搾空気及び/または、容積式ポンプ、定量ポンプ、遠心ポンプ、蠕動ポンプ等のようなポンプを用いる、そのようなディスペンサーを通して供給される。ガス入口ポートは槽内にまたは槽を通して乾燥用がスを導くために被覆形成槽に取り付けられ、ガス出口ポートは乾燥用ガスが槽を出ることができるかまたは層から排出され得るようにするために槽に取り付けられる。そのようなガス入口ポート及びガス出口ポートの例は、空気ダクト及び差込チューブである。被覆形成槽を通り、また必要に応じて、乾燥用ガス(空気)処理システムを通る(捕集器、乾燥器及び加熱器を通る)乾燥用ガス流を強めるために、1つまたはそれより多いファンまたは送風機を用いることができる。適するどのような従来のファンまたは送風機も用いることができる。
【0027】
本発明の方法においては、核を撹拌するためには乾燥用ガス流を必要としない、回転ドラムまたはその他の被覆形成槽を用いる場合に、乾燥用ガスを流量を少なくして用いることができるという利点がある。上述したように、本発明に用いられる乾燥用ガスは、被覆されるべき核の融点または劣化温度より十分高い温度に調節することができ、しかも核の表面温度を、核の融点または劣化温度より低い、あらかじめ決定された温度に、またはあらかじめ決定された温度範囲内に維持することができる。本発明の方法、装置及びシステムにより、運転者が、乾燥用ガスの温度及び乾燥用ガスの流量を、被覆された核の表面であらかじめ決定された温度が維持されるように、バランスよく調整し/操作することが可能になる。例えば、乾燥用ガスの流量は一定のままで、被覆された核の表面温度があらかじめ決定された温度に維持されるように、乾燥用ガスの温度を調節することができる。必要に応じて、被覆された核の表面温度があらかじめ決定された温度に維持されるように、乾燥用ガスの温度及び流量のいずれをも調節することができる。
【0028】
本明細書で説明されるように、本発明では、大量の被覆された核の表面温度を測定するために温度センサが用いられる。大量の被覆された核の表面の含水量を測定するために水分センサが用いられる。本発明で用いられる温度センサ及び水分センサは、非接触型センサであることが有利である。どのような非接触型温度センサ及び水分センサも本発明の方法及び装置での使用に適するであろうことが、当業者には理解されよう。そのような非接触型センサは、赤外線センサ及び近赤外線センサであることが好ましい。センサは回転している大量の被覆された核と接触していないから、被覆された核との度重なる衝突により生じるセンサへの損傷は本質的に排除される。さらに、センサとの度重なる衝突による被覆された核への損傷はおこらない。本発明に用いられる水分センサは近赤外線水分センサであり、温度センサは赤外線温度センサであることが最も好ましい。そのような水分センサの例は、米国カリフォルニア州ミルピタス(Milpitas)のセンサ・コントロールズ社(Sensor Controls, Inc.)から入手可能である。そのような温度センサの例は、米国カリフォルニア州サンタクルス(Santa Cruz)のレイテック社(Raytek, Corp.)及び米国ミズーリ州セントルイス(St. Louis)のワトロー(Watlow)社から入手可能である。
【0029】
本発明に用いられる乾燥用ガスは、どのような従来の除湿処理装置を用いても乾燥することができる。そのような除湿/乾燥装置の製造業者には、米国ニュージャージー州ニューブランズウィック(New Brunswick)のカタバール(Kathabar)社(塩化リチウム溶液乾燥剤とともに使用するに適する装置の製造業者)、米国ニューヨーク州シラキュース(Syracuse)のキャリア・コーポレーション(Carrier Corp.)社(冷却により空気を除湿するための空調装置の製造業者)、米国マサチューセッツ州エイムズベリー(Amesbury)のカーゴケア・エンジニアリング・コーポレーション(Cargocaire Engineering Corp.)社(固体除湿剤とともに使用するに適する装置の製造業者)がある。通常、被覆形成プロセスに用いられる乾燥用ガスの露点は約5℃である。本発明の方法に用いられる乾燥用ガスはさらに乾燥し得る点で有利である。本発明の方法に用いられる乾燥用ガスの含水量は、露点で約0℃(水3.7g/乾燥空気1kg)から約−15℃(水1.0g/乾燥空気1kg)であることが好ましい。したがって、本発明の方法及び装置は、乾燥用ガスを乾燥するために乾燥剤を用いることが好ましいことになろう。本発明に有用な乾燥剤の例には、固体乾燥剤及び塩化リチウム溶液があるが、これらには限定されない。ここで塩化リチウム溶液は乾燥剤として用いられる。上で示したように、そのような固体及び溶液乾燥剤、並びにそのような乾燥剤とともに使用するに適する方法及び装置は、既知であり、市販されている。乾燥用ガスは、ガスに、シリカのような固体乾燥剤が入っている装置を通過させることにより乾燥することができる。あるいは、ガスに、約30〜45重量%の塩化リチウムを含有する塩化リチウムの噴霧を通過させることによりガスを乾燥することができる。乾燥プロセスは、技術上知られているように、選ばれた塩化リチウム濃度に対していずれか適当な温度に維持された塩化リチウム溶液を用いて行うことができる(例えば、30重量%LiCl水溶液は約−17℃から約103℃の温度で用いることができ、一方45重量%LiCl水溶液は約18℃から約104℃の温度で用いることができる)。ガスの乾燥は、約5℃から約50℃の温度に維持された塩化リチウム溶液を用いて行われることが好ましい。
【0030】
本発明では、乾燥用ガスの温度が、大量の被覆された核の表面をあらかじめ決定された温度に、またはあらかじめ決定された温度範囲内に維持するに適する温度に調節される。乾燥用ガスは、大量の被覆された核の表面をあらかじめ決定された温度に、またはあらかじめ決定された温度範囲内に維持するに適する温度を有する乾燥用ガスを供給するために、必要に応じて、加熱または冷却することができる。乾燥用ガスの温度を調節する(高める)ために用いられる加熱素子は、温度センサにより測定される、大量の被覆された核の表面温度の変化に応答できなければならない。本発明の方法により提供される高められた乾燥度により、大量の被覆された核の表面温度に比較的迅速な変化を生じさせることができる。したがって、本発明の装置、システム及び方法に用いられる加熱素子は、乾燥用ガスをかなりの速度で加熱する(加熱温度を上げる)か、または冷却する(加熱温度を下げるかまたは加熱をしない)ことにより、そのような変化に応答できなければならない。ガス源に印加される熱量を迅速に変化させ得る、どのような従来の加熱素子も用いることができる。そのような加熱素子の例には、電気加熱素子、小量蒸気噴射加熱器、直火式ガス加熱器等がある。加熱素子は電気加熱素子であることが好ましい。必要に応じて、乾燥用ガス流に低温空気流を導入することにより、乾燥用ガスの温度を調節する(下げる)ことができる。
【0031】
従来の被覆形成装置システムは、乾燥用ガス流に被覆形成槽を一度だけ通過させるか、または乾燥用ガスを被覆形成槽を通して再循環させるように設計されている。再循環システムにおいては、乾燥用ガスが、乾燥、加熱及び被覆形成槽通過を繰返し受けるループ内にある。乾燥過程中に被覆形成槽から排出される乾燥用ガスにより運ばれ得るか、あるいは乾燥または加熱運転中に乾燥用ガスに取り込まれ得る、ガス中のどのような材料も除去するために、フィルタ、捕集器またはスクラバーをループ内にさらに設置することができる。被覆形成槽から排出された乾燥用ガスは、被覆形成溶液原料の微粒子を含んでいることが多い。これらの微粒子は爆発性または燃焼性であり得るから、乾燥用ガス流から、特に加熱の前に除去する必要がある。例えば、砂糖溶液が大量の核の上にスプレーされる被覆形成槽を通過した乾燥用ガスは非常に微細な砂糖粒子を含んでいることがあり、これらの微細砂糖粒子はガスに微粒子フィルタまたは集塵器を通過させることにより除去できる。ガス乾燥プロセスにより、微細材料が乾燥されたガスに取り込まれることもおこり得る。例えば、塩化リチウム溶液を用いて乾燥されたガスには、乾燥されたガス中に存在し得るどのような微細な霧滴も除去するために、加熱の前に、別の捕集器、特に霧滴分離装置を通過させることが好ましい。あるいは、固体乾燥剤を用いて乾燥されたガスには、乾燥されたガス中に存在し得るどのような固体微粒子も除去するために、別の集塵器を通過させることができる。一般に、市販の塩化リチウム溶液乾燥装置は、乾燥装置の一部としてそのような霧滴分離装置を含んでいる。適当な品質のガスを供給するため、ガスフローシステムの選ばれた段階でガスを純化するにどれだけ多くのフィルタ、捕集器またはスクラバーを本発明の被覆形成装置システムの乾燥用ガスフローシステムに組み込むかは、当業者の技術能力の範囲内にあると見なされる。
【0032】
本発明の被覆形成装置システムは、被覆形成槽内の核の表面の温度及び含水量を監視し、その出力をシステムの他のコンポーネントの動作とリンクさせる、コンピュータ化制御ユニットを備えることが有利である。動作変数(例えば、被覆形成溶液ディスペンサーの起動、被覆形成槽内に計量供給されるべき被覆形成溶液量、並びに被覆形成槽内に計量供給されるべき被覆形成溶液のタイプ(1つより多い被覆形成溶液が完成被覆製品を製造するために用いられ得る))のどれでも全てを、コンピュータ化制御ユニットにより通常の態様で制御することができる。本発明においては、コンピュータ化制御ユニットが、少なくとも、乾燥用ガスが調節される(加熱/冷却される)温度、被覆形成槽内の大量の核の上への被覆形成溶液の計量供給、被覆形成槽を通る乾燥用ガスのフローを制御し、被覆形成槽内の核の表面の温度及び含水量を監視することが好ましい。コンピュータ化制御ユニットは、被覆された核の表面温度の上昇または下降を、調節される(加熱または冷却される)乾燥用ガスの温度の下降または上昇とリンクさせることにより、乾燥プロセスを制御することが有利である。上述したように、本発明に用いられる乾燥用ガスは、大量の水が蒸発している場合(例えば、断熱冷却効果が非常に大きい場合)には特に、核の融点または劣化温度よりかなり高くすることができる。しかし、乾燥が進むにつれて断熱冷却効果は小さくなり、熱い乾燥用ガス流にさらされる被覆された核の表面温度が上昇しはじめることになり得る。したがって、乾燥用ガスの温度は、被覆された核の表面温度の、あらかじめ決定された温度またはあらかじめ決定された温度範囲より高い温度への上昇を防止するように調節されなければならない。本発明のコンピュータ化制御ユニットは、表面温度の頻繁な監視(温度センサ出力の頻繁な監視)及び温度センサ出力と乾燥用ガスの温度調節との相関を提供する。被覆された核の表面温度が、あらかじめ決定された温度より高い温度に上昇しはじめるか、またはあらかじめ決定された温度範囲の上限に近づくと、表面温度をあらかじめ決定された温度に、またはあらかじめ決定された温度範囲内に下げるように、乾燥用ガスの温度が(加熱温度を下げることにより、あるいは乾燥用ガス流に低温空気を導入することにより)調節される。
【0033】
コンピュータ化制御ユニットは、水分センサの出力(被覆された核の表面の含水量)を必要に応じて被覆形成槽内の大量の核の上への被覆形成溶液の計量供給及び/または被覆形成槽を通る乾燥用ガスのフローにリンクさせることにより、被覆形成溶液計量供給プロセス及び被覆形成プロセスの終結も制御する。被覆された核の表面の含水量が、水約0重量%から約30重量%の間のあらかじめ決定された乾燥度に達すると、乾燥サイクルが完了に至ったと決定される。この時点で、別の乾燥サイクルを開始するために大量の被覆された核の上にある量の被覆形成溶液をさらにスプレーすることができる。したがって、制御ユニットは被覆形成溶液ディスペンサーを通してある量の被覆形成溶液を大量の被覆された核の上に計量供給するためにポンプを起動することができる。必要に応じて、制御ユニットは、被覆された核があらかじめ決定された乾燥度(表面含水量)に達した時点、被覆形成溶液を計量供給する時点、または核を被覆するために被覆形成溶液を分配する時点で、乾燥用ガスのファンまたは送風機を停止するか、あるいは乾燥用ガスの経路を変えて被覆形成槽を迂回させることもできる。本発明の被覆形成方法にそのようなコンピュータ化制御を与えるために従来の内部制御ループプログラム(PID,神経回路網、ルックアップテーブル等)を利用することは、当業者の技術能力の範囲内であると見なされる。本発明の被覆形成方法、装置及びシステムは従来は用いられていないセンサを利用するから、従来のまたは市販の被覆形成装置システムのコンピュータプログラミング制御装置は、従来の被覆形成運転において監視されていた空気温度センサではなく温度センサ及び水分センサの監視を提供するために再プログラムされる必要がある。異なるセンサの出力を監視するため及びそのようなセンサの出力を被覆形成システムの別の、例えば乾燥用ガス加熱器、ファン/送風機またはスプレーポンプの動作とリンクさせるために、そのような被覆形成運転制御装置を再プログラムすることは、当業者の技術能力の範囲内であると見なされる。
【0034】
本明細書で説明される方法により製造された、被覆された核に、1つまたはそれより多くの艶出しまたは仕上げ被覆を施すことができる。これらの仕上げ/艶出し被覆には、着色被覆、腸溶性被覆、仕上げグレーズ、ワックス被覆等を含めることができる。腸溶性被覆(耐胃内消化性の仕上げ被覆)は、薬用化合物または調合物を含有する被覆された錠剤の作成での使用に望ましいことがある。所望の外観、保存性または生理学的安定性を有する、仕上げ被覆された製品を提供するために、どのような従来の仕上げ/艶出し被覆も用いることができる。例えば、艶出しガム(例:アラビアゴム、デキストリン等)、ペーストワックス(例:カルナウバろう、蜜ろう、ゼイン等)、セラック(例:食品用セラック)、粉末ワックス、コーンシロップ、デキストロース重合体、バター、セルロース(エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、ポリ酢酸フタル酸ビニル、アクリレート重合体等)を含有する被覆形成溶液を、所望の性質を有する仕上げ被覆された核を作成するために用いることができる。一般に、そのような仕上げ/艶出し被覆は1から5層の被覆材料だけからなる。これらの被覆は本明細書で上述した本発明の方法を用いて施されることが有利であり、艶出しまたは仕上げ被覆形成溶液は被覆された核に供給され、仕上げ被覆された、被覆済の核を、大量の仕上げ被覆された核の表面水分が、水約0重量%から約30重量%になるまで本明細書で上述した方法にしたがって乾燥することにより、仕上げ被覆された製品が製造される。
【0035】
上述したように、本発明の方法は、融点が低いか、あるいはやや高めの温度で劣化するかまたは悪影響を受ける核からなる、熱に弱い核の被覆形成に特に有用である。したがって、本発明の一実施形態は、大量の核の上に被覆形成溶液を計量供給する工程及び被覆された核を乾燥用ガス流で乾燥する工程を含む、大量の熱に弱い核の上に外殻被覆を形成するための改善された方法に関し;改善は、大量の被覆された核の表面温度の測定及び被覆された核の表面温度を熱に弱い核の融点または劣化温度より低い温度に維持するために被覆された核の表面の温度測定に応答して乾燥用ガスの温度を調節することによる被覆された核の乾燥を含む。本発明の別の実施形態は、大量の核の上に被覆形成溶液を計量供給する工程及び被覆された核を乾燥用ガス流で乾燥する工程を含む、大量の熱に弱い核の上に外殻被覆を形成するための改善された方法に関し;改善は、大量の被覆された核の表面の含水量の測定及び被覆された核の表面の含水量が、水約0重量%から約30重量%になるまでの被覆された核の乾燥を含む。本発明の好ましい実施形態において、熱に弱い核は、チョコレート、チョコレート入り調合物、ココア入り調合物及びナッツ風味またはナッツ入り調合物を含む。
【0036】
別の実施形態において、本発明は、糖衣形成または、必要に応じて、着色糖衣形成を含む、糖菓を製造するための方法に関する。どのような食品用顔料も、被覆形成溶液に取り入れることができ、本発明の方法に用いることができる。好ましい実施形態において、本発明は、大量の、チョコレートの核あるいはチョコレート入りまたはピーナッツバター入り調合物の核の上に糖衣を形成するための方法に関する。本発明にしたがえば、大量の、チョコレートの核あるいはチョコレート入りまたはピーナッツバター入り調合物の核の上に外殻被覆を形成する方法は、大量の核の上に被覆形成溶液を計量計量供給する工程及び被覆された核を空気流で乾燥する工程を含み;改善は:
(a) 大量の被覆された核の表面の温度の測定;
(b) 大量の被覆された核の表面の水分の測定;及び
(c) 被覆された核の表面温度を核の融点より低い温度に維持するために被覆された核の表面温度測定に応答して乾燥用ガスの温度を調節し、被覆された核の表面の含水量が、水約0重量%から約30重量%になるまで被覆された核を乾燥することによる、被覆された核の乾燥;
を含む。
【0037】
さらに詳しくは、本発明にしたがう、大量の、チョコレートの核あるいはチョコレート入りまたはピーナッツバター入り調合物の核の上に糖衣を形成するための方法は:
(a) 大量の、チョコレートの核あるいはチョコレート入りまたはピーナッツバター入り調合物の核を被覆形成槽内に入れる工程;
(b) 大量の核を撹拌する工程;
(c) 核を被覆するために、砂糖シロップまたは着色砂糖シロップを大量の核にスプレーする工程;
(d) 大量の被覆された核の表面温度を温度センサを用いて測定する工程;
(e) 乾燥用ガス流に被覆形成槽を通過させ、被覆された核の表面温度を約20℃から約26℃の温度に維持するために工程(d)の温度測定に応答して乾燥用ガスの温度を調節することにより、被覆された核を乾燥させる工程;及び
(f)糖衣製品を製造するために、工程(c)から工程(e)を1回から50回繰り返す工程;
を含む。
【0038】
本方法は、大量の被覆された核の表面の含水量を水分センサを用いて測定する工程及び、被覆された核の表面水分が、水約0重量%から約30重量%になるまで、被覆された核を乾燥させる工程をさらに含むことが有利である。
【0039】
大量の、チョコレートの核あるいはチョコレート入りまたはピーナッツバター入り調合物の核の上に外殻被覆を形成するために本方法で用いられる被覆形成槽は、回転ドラム型被覆形成装置、流動床型装置または振動床型装置であることが好ましい。被覆形成槽が回転ドラム型装置であり、大量の核がドラムを回転させることにより撹拌される(混転される)ことが、さらに好ましい。本発明の方法においては、ドラムを通る空気流(乾燥用ガス流)の流量を、回転ドラム型装置で通常用いられる流量に比較して、大きく低減することができる。例えば、本発明では、約1,800立方フィート/分(約50m/分)から約4,000立方フィート/分(約113m/分)の流量を、重量が約2,500キログラム(kg)の核集団に被覆を形成するために用いることができる。乾燥用ガスは空気であり、重量が約2,500kgの核集団を乾燥するための空気流量は約2,500立方フィート/分(約70m/分)から約3,500立方フィート/分(約99m/分)であって、空気を約20℃から約60℃の間の温度に調節することができることが好ましい。被覆されたチョコレート核またはピーナッツバター核の表面温度は、約20℃から約26℃の範囲に維持され、より好ましくは、表面温度は約21℃から約25℃の範囲であり、最も好ましくは、表面温度は約22℃から約24℃である。例えば、砂糖シロップを核の上にスプレーした後の約1分間は空気の温度を約50℃とすることができ、被覆された核の含水量が、水約0重量%から約30重量%であるときの空気の温度は約26℃である。
【0040】
糖衣がかけられた、チョコレート製品あるいはチョコレート入りまたはピーナッツバター入り調合物製品に、着色することも無着色とすることもできる、1つまたはそれより多くの艶出しまたは仕上げ被覆を施すことができる。多くの別々の砂糖層からなり得る糖衣とは異なり、そのような艶出しまたは仕上げ被覆は1から5層だけからなる。糖菓は一般に、艶出しガム、食用ワックスまたはバターを含有する艶出しまたは仕上げ被覆をもつ。これらの追加被覆は、上述したようにして製造された、糖衣されたチョコレートの核あるいは糖衣されたチョコレート入りまたは糖衣されたピーナッツバター入り調合物の核に:
(a) 大量の糖衣された核を被覆形成槽内に入れる工程;
(b) 大量の被覆された核を撹拌する工程;
(c) 大量の核の上に艶出しガム、食用ワックスまたはバターを含有する被覆形成溶液を計量供給する工程;
(d) 大量の被覆された核の表面温度を温度センサを用いて測定する工程;
(e) 乾燥用ガス流に被覆形成槽を通過させ、被覆された核の表面温度を約20℃から約26℃の温度に維持するために工程(d)の温度測定に応答して乾燥用ガス流の温度を調節することにより、被覆された核を乾燥する工程;及び
(f) 完成糖衣チョコレートまたはピーナッツバター製品を製造するために、工程(c)から工程(e)を1回から5回繰り返す工程;
を含む方法により、施すことができる。
【0041】
本発明を好ましい実施形態及び特定の例に関して説明したが、当業者であれば、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく様々な変更及び改変がなされ得ることを認めるであろう。したがって、本発明が上述の詳細な説明により制限されず、特許請求項及びそれらの等価物により定められるとすることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の被覆形成装置システムの機能ブロック図
【図2】 本発明の被覆形成装置の平面図
【図3】 図2の被覆形成装置の観察面Aに沿ってとられた断面図
【符号の説明】
100 被覆形成溶液ディスペンサー
101,207 温度センサ
102,208 水分センサ
103 核
104 回転ドラム
200 捕集器
201 ガス出口ポート
202 ガス入口ポート
203 被覆形成槽
204 ファン
205 加熱器
206 乾燥器
209 コンピュータ化制御ユニット

Claims (17)

  1. 大量の熱に弱い核の上に外殻被覆を形成する方法において:
    (a) 被覆形成槽内に大量の熱に弱い核を入れる工程;
    (b) 前記大量の熱に弱い核を撹拌する工程;
    (c) 前記大量の熱に弱い核の上に被覆形成溶液を計量供給する工程;
    (d) 大量の被覆された前記熱に弱い核を乾燥させながら、該熱に弱い核の被覆表面温度を、温度センサを用いて直接測定する工程;
    (e) 乾燥用ガス流に前記被覆形成槽を通過させ、前記被覆された熱に弱い核の被覆表面温度をあらかじめ決定された温度に維持するために前記工程(d)の前記温度測定に応答して前記乾燥用ガスの温度を調節することにより、前記被覆された熱に弱い核を乾燥させる工程;及び
    (f) 完成製品を製造するために前記工程(c)から前記工程(e)までをあらかじめ決定された回数繰り返す工程;
    を含み、
    前記乾燥用ガスの温度が、前記被覆された熱に弱い核の被覆表面温度を前記核の融点より低い温度に維持するに十分な温度であることを特徴とする方法。
  2. 大量の前記被覆された熱に弱い核の被覆表面の含水量を、水分センサを用いて直接測定し、前記被覆された熱に弱い核の被覆表面水分が、水重量%から0重量%になるまで、前記被覆された熱に弱い核を乾燥させる工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記被覆された熱に弱い核の被覆表面水分が、水重量%から0重量%になるまで、前記被覆された熱に弱い核を乾燥させる工程を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記熱に弱い核が、チョコレート、チョコレート入り調合物、ココア入り調合物、ナッツ風味調合物またはナッツ入り調合物を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記被覆形成溶液が、前記乾燥用ガス流に前記被覆形成槽を通過させながら、大量の前記熱に弱い核があらかじめ決定された重量を獲得するまで該熱に弱い核の上に計量供給されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 前記乾燥用ガスの温度が20℃から60℃の間の温度に調節されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 前記乾燥用ガスが、0℃から−15℃の露点を有するように維持された含水量を有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. (a) 大量の前記熱に弱い核が、大量の、チョコレートのあるいはチョコレート入りまたはピーナッツバター入りの熱に弱い核であり、
    (b) 前記被覆形成溶液が砂糖シロップまたは着色砂糖シロップであり、
    (c) 前記あらかじめ決定された温度が0℃から6℃であり、
    (d) 前記完成製品を製造するために繰り返される前記あらかじめ決定された回数が1から50回である、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 大量の前記被覆された熱に弱い核の被覆表面の含水量を、水分センサを用いて測定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 前記被覆された熱に弱い核の被覆表面水分が、水重量%から0重量%になるまで、前記被覆された熱に弱い核を乾燥させる工程を含むことを特徴とする請求項8記載の方法。
  11. 被覆形成槽、被覆形成溶液ディスペンサー、ガス入口ポート及びガ
    ス出口ポートを備える、大量の熱に弱い核に被覆を形成するための被覆形成装置において、各熱に弱い核の被覆が表面、表面温度および表面含水量を有するものであり、該被覆形成装置が、
    前記大量の熱に弱い核の被覆の前記表面温度の直接測定を行うように構成された温度センサ、および
    前記温度センサの出力から前記表面温度を頻繁にモニタするコンピュータ化制御ユニットであって、被覆された熱に弱い核の被覆表面の温度をあらかじめ決定された温度に維持するよう前記ガス入口ポートを通して前記被覆形成に導入される乾燥用ガスの温度の調節により、前記出力を関連付けるコンピュータ化制御ユニット、
    を備えることを特徴とする被覆形成装置。
  12. 乾燥ガスファン、ガス乾燥素子、およびガス加熱素子をさらに備えることを特徴とする請求項11記載の装置。
  13. 前記大量の熱に弱い核の被覆表面の含水量を直接測定するように構成された水分センサをさらに備えることを特徴とする請求項11記載の装置。
  14. 前記ガス乾燥素子が乾燥剤を含むことを特徴とする請求項12記載の装置。
  15. 前記乾燥剤が塩化リチウム溶液または固体乾燥剤であることを特徴とする請求項14記載の装置。
  16. 前記水分センサが近赤外線水分センサであることを特徴とする請求項13記載の装置。
  17. 前記温度センサが赤外線温度センサであることを特徴とする請求項11記載の装置。
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