JP5007586B2 - バルブユニット及び流体噴射装置 - Google Patents
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Description
具体的には、特許文献1におけるプリンタに備えられたバルブユニットは、その一面に凹部が形成された定形性を有する流路形成部材と、この流路形成部材の凹部の開口を封止するフィルム部材と、フィルム部材と流路形成部材の凹部とで囲み形成された圧力室へのインク流入孔を開閉する弁体とを備えている。この弁体は、常にはコイルばねによってインク流入孔を閉鎖する閉弁位置に保持されている。そして、ノズルからインクが吐出されて圧力室の流出孔からインクが記録ヘッド側に流出すると、圧力室内に負圧が生じて、フィルム部材が圧力室の内方へ変位し、このフィルム部材の変位に基づく押圧力により弁体がコイルばねの付勢力に抗して流入孔を開放することで、圧力室内に新たなインクが供給されるようになっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化が可能なバルブユニット及び同バルブユニットを備えた流体噴射装置を提供することにある。
この構成によれば、上記バルブユニットと同様の作用効果が得られる。
図1に示すように、本実施形態の流体噴射装置としてのプリンタ11は、略矩形箱状をなす本体ケース12を備えるとともに、この本体ケース12内の前方下部には、プラテン13が主走査方向となる本体ケース12の長手方向(図1において左右方向)に沿って架設されている。プラテン13は、記録用紙Pを支持する支持台であって、このプラテン13上には、図示しない紙送り機構により記録用紙Pが主走査方向と直交する副走査方向に沿って給送されるようになっている。
このバルブユニット23は、図2〜図4に示すように、外形が略直方体形状をなす金属材料又は樹脂材料からなる定形性の流路形成部材33を備えており、この流路形成部材33の平面状をなす上面には複数(本実施形態では4つ)の平面視長方形状の上面側凹部34が形成されている。そして、各上面側凹部34の開口を封止するように可撓性部材としてのフィルム部材35が溶着されることにより、各上面側凹部34とフィルム部材35とによって複数(本実施形態では4つ)の圧力室36が囲み形成されている。なお、図2においては、フィルム部材35の図示を省略している。
プリンタ11にインクカートリッジ21が装着されて加圧ポンプ28が駆動されると、流入路46を通じてインク供給室39内にインクが充填される。続いて、キャップ26が記録ヘッド24に当接した状態で吸引ポンプが駆動されると、圧力室36内に負圧が生じるため、フィルム部材35が下側に撓んで、弁体41を押圧して下向きに移動させる。すると、圧力室36と連通孔40との間が連通された開弁状態となり、連通孔40,圧力室36及び流出孔47内にもインクが充填される。
(1)上記実施形態では、フィルム部材35の変位力を倍力するために備えられた板ばね48の付勢力によって弁体41が閉弁位置に保持されるため、弁体41を閉弁位置に保持するためのコイルばねを別途備える必要がない。したがって、弁体41を付勢するコイルばねを組み込む領域の分、バルブユニット23を小型化することができる。
・上記実施形態において、バルブユニット23をインクの色毎に備えてもよい。
・上記実施形態において、弾性部材は板ばねに限定されず、例えば剛性を有する複数本の金属棒等として実現してもよい。
・上記実施形態において、板ばね48と弁体41とが固定されていてもよいし、板ばね48が挿通孔を備えず、弁体41の係合部を収容する凹部のみを備えるようにしてもよい。この構成においては、弁体41がフィルム部材35の変位力を受けた板ばね48によって押圧されることになる。
・上記実施形態において、弁体41の係合部44がフィルム部材35と対向する側にバルブ軸43の断面積よりも表面積が大きくなるように形成された平面部を有するとともに、板ばね48の被係合部が弁体41のバルブ軸43を挿通可能であるとともに係合部44を係止可能な挿通孔を備えるようにしてもよい。この場合には、弁体41の係合部44を板ばね48の上端面に係止される態様となる側面視T字状や側面視L字状に形成すればよい。
・上記実施形態において、流体噴射装置を、記録用紙Pの搬送方向(前後方向)と交差する方向において記録ヘッドが記録用紙Pの幅方向(左右方向)の長さに対応した全体形状をなす、いわゆるラインヘッド方式のプリンタに具体化してもよい。
Claims (4)
- 流体を流入させるための流入孔及び流体を流出させるための流出孔と連通可能に構成された圧力室と、
該圧力室の壁面の一部を構成し、その圧力室内の圧力変動に基づいて変位する可撓性部材と、
前記流入孔を閉鎖する閉弁位置と前記流入孔を開放する開弁位置との間を移動自在に構成された弁体と、
該弁体を常には前記閉弁位置に保持するように付勢するとともに、前記可撓性部材の前記圧力室の内方への変位に伴い該可撓性部材から押圧力を受けた場合には前記弁体を前記閉弁位置に保持する姿勢態様から変位する弾性部材とを備え、
前記弁体は、前記可撓性部材の前記圧力室の内方への変位に基づいて、前記閉弁位置から前記開弁位置に移動し、
前記弁体は、前記流入孔に挿通された状態で移動自在に構成されたバルブ軸と、該バルブ軸とともに移動自在に設けられ、前記弁体が閉弁位置にあるときに前記流入孔を封止する封止部と、前記バルブ軸における前記弾性部材と対応する部位に設けられた係合部とを備え、
前記弾性部材は、板ばねにより構成されるとともに、前記弁体の前記係合部が係合可能な被係合部を備え、
前記弁体は、前記閉弁位置において、前記係合部が前記板ばねの前記被係合部に係合された状態で前記板ばねによって前記開弁位置から前記閉弁位置に向かう方向に付勢されていて、
前記弁体において、前記係合部は前記可撓性部材と対向する側に前記バルブ軸の断面積よりも表面積が大きくなるように形成された平面部を有し、
前記板ばねにおいて、前記被係合部は前記弁体の前記バルブ軸を挿通可能であるとともに前記係合部を係止可能に形成され、
前記弁体は、前記閉弁位置において、前記板ばねの前記被係合部に前記バルブ軸が挿通されて前記係合部が係止された状態で、前記板ばねによって付勢されるとともに、
前記可撓性部材が前記圧力室の内方へ変位した場合には、前記平面部で前記可撓性部材の押圧力を受けることによって、前記閉弁位置から前記開弁位置に移動することを特徴とするバルブユニット。 - 前記弁体において、前記係合部は前記板ばねの前記被係合部と対応する部位に凸曲面部を備え、
前記板ばねにおいて、前記被係合部は前記弁体の前記係合部を収容可能であるとともに前記係合部の前記凸曲面部と摺動可能な凹曲面部を備えた凹部を有することを特徴とする請求項1に記載のバルブユニット。 - 前記弁体において、前記係合部は、前記平面部が平面視略長方形状をなすとともに、該平面部の端縁から前記バルブ軸の周面にかけての部位に、該平面部から離れるほど断面積が小さくなる凸曲面部を備え、
前記板ばねにおいて、前記被係合部は、前記弁体の前記係合部を挿通可能な平面視略長方形状の挿通孔と、前記係合部を収容可能であるとともに前記係合部の前記凸曲面部と摺動可能な凹曲面部を備えた凹部とを有し、
該凹部は、前記板ばねの前記可撓性部材と対向する側において、前記挿通孔と交差するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のバルブユニット。 - 流体を噴射可能な流体噴射ヘッドと、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のバルブユニットとを備えたことを特徴とする流体噴射装置。
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