JP5003596B2 - 電力素子駆動回路 - Google Patents

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本発明は、電力素子の駆動を制御する電力素子駆動回路に関し、特にターンオフ過程におけるサージ電圧などの過電圧や過電流を抑制できる電力素子駆動回路に関するものである。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET、バイポーラトランジスタ等の電力素子は電力素子駆動回路によって制御される。すなわち、電力素子駆動回路から電力素子のゲートに駆動信号が伝送され前述の制御が行われる。そして、電力素子駆動回路が包含する駆動信号の発生源(制御回路)と、電力素子のゲートとを結ぶ配線上には抵抗素子が配置される。この抵抗素子はゲートドライブ抵抗であり、その抵抗値は電力素子のスイッチングのスピードを考慮して比較的低い値に設定される。
上述のような電力素子駆動回路では電力素子の過電流を検出すると、電力素子を劣化などから保護するために電力素子のゲート強制遮断を行うことがある。ゲート強制遮断が上述の比較的低い値に設定された抵抗素子を介して行われると、遮断電流が大きくなってしまう。この場合コレクタ電流が急激に低下するためにサージ電圧(Vceの高い状態)などの過電圧の原因となる。
従って過電流を検出して電力素子のオフ動作を行う場合にはサージ電圧を抑制するために「緩やかなオフ動作」を行う必要がある。なお、電力素子の過電流およびサージ電圧を抑制する技術は特許文献1−4に記載がある。
特開平07−142974号公報 特開平10−248237号広報 特開平06−120787号公報 特開2005−269446号公報
過電流検出の際の緩やかなオフ動作を実現する電力素子駆動回路を図4に示す。図4では電源130と接地電位128との間に接続されるスイッチング素子124とスイッチング素子126とにより電力素子102のゲート108の制御を行う。スイッチング素子124とスイッチング素子126は制御回路101によって制御される。スイッチング素子124(NPN型)のエミッタとスイッチング素子126(PNP型)のエミッタとの間に抵抗素子122の一端が接続される。抵抗素子122の他端は、電力素子102のゲート108と接続される。図4の電力駆動回路100は、比較的低い抵抗値である抵抗素子122に加えて、抵抗素子122より抵抗の高い抵抗素子118が配置されていることが特徴である。この抵抗素子118の一端は抵抗素子122とゲート108とを結ぶ配線上に接続され、他端はスイッチング素子120と接続される。スイッチング素子120は制御回路101によって制御される。
さらに図4の構成はコンパレータ116を備える。コンパレータ116の正側入力は電力素子102のセンス110であり、負側入力は電源114から与えられる。コンパレータの出力は制御回路101へ伝送される。制御回路101はこの出力結果によってスイッチング素子120のオンオフの切り替えを行う。
そして、制御回路が、IGBT102のセンス110からコンパレータ116を経由して伝送される過電流の情報を取得するとスイッチング素子120をオンとする。これにより、抵抗素子118は比較的抵抗が高いから電力素子102のオフ動作が緩やかに行われる。つまり、コンパレータが所定値より高い電流値を検出したときはスイッチング素子120がオンとなり抵抗素子118によりオフ動作を行う。
上述の通り、抵抗素子118を用いて緩やかなオフ動作を行うことによりサージ電圧(Vceが高い状態)は回避し得る。しかしながら緩やかなオフ動作によって遮断動作(オフ動作)開始から電力素子102の実際の遮断(オフ)までに要する時間が極端に大きくなり、コレクタ電流の最高到達値が増大する問題があった。
上述のように電力素子の過電流を検出した際の遮断動作(オフ動作)のスピードは、速すぎればサージ電圧などの過電圧を起こし、遅すぎればコレクタ電流の最高到達値が増大する過電流を起こす問題があった。さらに一定の特性ばらつきをもって製造される電力素子において、オフ動作を行うべき抵抗素子の抵抗値を画一的に定めることは過電圧、過電流を抑制した最適な遮断(オフ)動作を実現するためには不適当であるという問題もあった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、過電圧、過電流を回避して電力素子の保護を行うことができる電力素子駆動回路を提供することを目的とする。
本願の発明にかかる電力素子駆動回路は、ゲート、コレクタ、エミッタを有する電力素子の該ゲートに駆動電圧を供給する電力素子駆動回路において、該電力素子の該ゲートに接続される第1の抵抗素子と、該電力素子の該ゲートを該第1の抵抗素子を介して電源に接続するか、該第1の抵抗素子を介して接地するかを切替えるオンオフ制御手段と、該電力素子の該コレクタと一端が接続される容量性部品と、該容量性部品の他端と該ゲートの間に接続され、該容量性部品で生成された電流を増幅して該ゲートへ供給するカレントミラー回路と、該電力素子の過電流を検出する過電流検出手段と、該過電流検出手段により過電流が検出されたときに該カレントミラー回路を動作可能状態とする切り替え手段とを備える。そして該オンオフ制御手段は該過電流検出手段により過電流が検出されたときに該電力素子の該ゲートを該第1の抵抗素子を介して接地する。
本発明により、過電圧および過電流を抑制して電力素子のオフ動作を行うことができる。
実施の形態1
本実施形態は過電流検出時における電力素子の保護を行う電力素子駆動回路に関する。図1は本実施形態の電力素子駆動回路10および電力素子駆動回路10が接続される電力素子12について説明する図である。以後図1を参照して本実施形態の構成を説明する。
本実施形態の電力素子駆動回路10は、コレクタ16、ゲート14、エミッタ18、センス20を備える電力素子12を制御するものである。ここで、電力素子12はIGBTやMOSFET、バイポーラトランジスタ等であれば特に限定されないが本実施形態ではIGBTとする。なお、以後電力素子駆動回路10といった場合には電力素子12は含まないものとする。
電力素子12のゲート14は第1の抵抗素子28と接続される。第1の抵抗素子28はゲートドライブ抵抗である。第1の抵抗素子28はオン動作用スイッチング素子24のエミッタおよびオフ動作用スイッチング素子26のエミッタと接続される。オン動作用スイッチング素子24はNPN型バイポーラトランジスタであって、ベースは後述の制御回路22と接続され、コレクタは電源30と接続されるものである。一方オフ動作用スイッチング素子26はPNP型バイポーラトランジスタであって、ベースは後述の制御回路22と接続され、コレクタは接地電位32と接続されるものである。
本実施形態の電力素子駆動回路10はさらに、電力素子12のコレクタ16と一端が接続される容量性部品48を備える。容量性部品48は耐圧性能を持つプリント配線基板の浮遊容量成分を利用したキャパシタである。よって容量性部品48を配置するために特別の素子を要さない。このような浮遊容量成分は典型的には数pF程度の電気容量を有する。
前述した容量性部品48の他端には第1のスイッチング素子46のコレクタが接続される。この第1のスイッチング素子46は第2のスイッチング素子44とともに第1のカレントミラー回路45を構成するものである。第1のスイッチング素子46と第2のスイッチング素子44はともにNPN型バイポーラトランジスタであり、各々のエミッタは接地電位32と接続される。また、第1のスイッチング素子46のコレクタは、第1のスイッチング素子46のベースおよび第2のスイッチング素子44のベースと接続される。
第2のスイッチング素子44のコレクタは、第3のスイッチング素子50のコレクタ、第3のスイッチング素子50のベース、第4のスイッチング素子52のベースと接続される。第3のスイッチング素子50は第4のスイッチング素子52とともに第2のカレントミラー回路51を構成するものである。第3のスイッチング素子50と第4のスイッチング素子52はともにPNP型バイポーラトランジスタである。
第3のスイッチング素子50のエミッタは第2の抵抗素子54を介して電源30と接続される。さらに、第4のスイッチング素子52のエミッタは電源30と接続される。また、第4のスイッチング素子52のコレクタは、第1の抵抗素子28とゲート14とを接続する配線に接続される。
本実施形態ではさらに、第1のカレントミラー回路45を動作可能とするか否かを定める遮断モード制御用スイッチング素子42が配置される。遮断モード制御用スイッチング素子42はNPN型バイポーラトランジスタである。遮断モード制御用スイッチング素子42のコレクタは第1のスイッチング素子46のコレクタと接続され、エミッタは接地電位32と接続される。遮断モード制御用スイッチング素子42のベースへの入力は、センス20と接続されたコンパレータ38の出力をNOT回路40で反転させた信号である。すなわち、センス20からコンパレータ38への入力(正側入力)が参照電源36(負側入力)を超えるとNOT回路40を介して遮断モード制御用スイッチング素子42をオフとすべき信号が伝送される。よって過電流検出時にのみ第1のカレントミラー回路45を動作可能状態とすることができる。
以後、センス20、コンパレータ38、NOT回路40、遮断モード制御用スイッチング素子42を総称して「切り替え手段41」と称することがある。切り替え手段41のうち、コンパレータ38からの出力は制御回路22にも出力される。
本実施形態の電力素子駆動回路10と電力素子12は上述の構成である。以後本実施形態の電力素子駆動回路10と電力素子12の、過電流検出時のオフ動作について説明する。
まず、切り替え手段41が過電流を検出し、第1のカレントミラー回路45を動作可能状態とする。このとき、コンパレータ38の出力を受けた制御回路22はオン動作用スイッチング素子24をオフとし、オフ動作用スイッチング素子26をオンとする。
ここで、「過電流を検出」とはセンス20の端子の値が参照電源36の値を超えていることを意味するにすぎず、ここでいう過電流では電力素子12に劣化などの悪影響はないものとする。すなわち、この「過電流を検出」とは「電力素子12に劣化などの悪影響を及ぼす電流値に近い値を検出」と換言できる。本実施形態において過電流検出とは、特別の言及がない限り上述の意に解するものとする。
切り替え手段41が過電流を検出し、第1のカレントミラー回路45が動作可能状態となっても、電力素子12の帰還容量を充電する期間があるため、すぐには第1のカレントミラー回路45に有意な電流は流れない。すなわち、電力素子12の帰還容量(コレクタ−ゲート間容量)が大きいうちは電力素子12のコレクタ−エミッタ間電圧の上昇は非常に小さいため容量性部品48に流れる電流も非常に小さい値である。このことは本実施形態の過電流検出時におけるターンオフ過程の波形を示す図2(C)に「期間1」として示されている。
上述の期間1を終えると、期間2へと遷移する。期間2とは前述の帰還容量の電圧依存性により当該容量が小さくなるためVceが上昇する期間である。期間2ではVce電圧上昇率(以後dv/dtという)に従った電流が容量性部品48に流れ、第1のカレントミラー回路に有意な電流が流れる。この電流は第2のカレントミラー回路51の第2の抵抗素子54によって増幅され、第4のスイッチング素子52のコレクタから電力素子12のゲート14に流入する。前述のゲート14に流入する電流によってゲート14のゲート電圧は押し上げられる。その結果第1の抵抗素子28のみによってオフ動作を行った場合と比較して、ゲート14の電圧(図3(C)ではVgeで示す)がフラットに保たれる時間は長くなる。つまりVgeの短時間での急激な低下はなく、Vceの跳ね上がりを抑制できる。
そして緩やかにVceが上昇し電源電圧まで達するとdv/dtの発生はなくなる。これにより期間2が終了する。期間2が終了すると第4のスイッチング素子52からゲート14への電流の流入はなくなり、第1の抵抗素子28によって速やかにゲート14の電位が下げられる。
上述のように過電流検出時のオフ動作を行うことの効果について図2の(A)、(B)、(C)を比較しながら説明する。図2(A)は過電流検出時のオフ動作を第1の抵抗素子(図1では第1の抵抗素子28に当たる)のみで行った場合のVceなどの波形である。図2(B)は前述した図4の構成を備える電力素子駆動回路100によって過電流検出時のオフ動作を行った場合のVceなどの波形である。
図2(A)について説明する。この場合、過電流を検出すると電力素子12のゲートが第1の抵抗素子を介して接地されるため、ゲートの強制遮断が行われる。このため強制遮断開始(期間1のスタート)から期間2の終了までに要する時間は非常に短くコレクタ電流の最高到達電流(Icp)を低くできる。しかしながら第1の抵抗素子の抵抗値は比較的低い値であるから、オフ動作時のdi/dtが大きな値となりサージ電圧の問題が起こる。すなわちサージ電圧の大きさはdi/dtに比例するから、短い時間でオフ動作を終える場合di/dtが高くなり図2(A)に示すようにVceの跳ね上がりが発生する。よってVceの跳ね上がりにより電力素子の過電圧の問題が生じる。
図2(B)について説明する。図2(B)では図4に示す抵抗素子118によって過電流検出時のオフ動作が行われることが特徴である。抵抗素子118は抵抗素子122よりは抵抗値が高い。よって図2(B)に示すように過電流検出時のオフ動作も非常に緩やかなものとなり期間2を終えるまでに要する時間が長い。これによりdv/dtを小さい値に保ちながらオフ動作を実施できるから過電圧の問題を抑制できる。しかしながらオフ動作に要する時間が長いことからIcpが高まる過電流の問題がある。
本実施形態の構成によれば上述の問題を回避できる。すなわち、容量性部品48、第1のカレントミラー回路45、第2のカレントミラー回路51によって正のdv/dtに対するフィードバック回路が形成されているため、dv/dtを小さい値に維持することができる。従ってサージ電圧などの過電圧を抑制できる。
また、本実施形態では容量性部品48を用いているため、正のdv/dtの大小に応じて(比例して)第4のスイッチング素子52から電力素子12のゲート14へ電流供給が行われ、結果としてVgeを一定に保つように作用する。そしてdv/dtが正の有意な値でない場合は前述の電流供給は行われないから第1の抵抗素子28により速やかにオフ動作が行われる。よって過電流検出後のオフ動作に要する時間はサージ電圧(過電圧)を抑制するための最小限の時間となるため、Icpを低く抑えることができる。
さらに、本実施形態の構成では、第2の抵抗素子54の抵抗値の調整によって、電力素子12のゲート14に供給するべき電流を適宜増幅できる。よって、容量性部品48で大きな電流を発生させる必要がない。ゆえに容量性部品48は容量の小さいもので足りるため小型化が可能となる。なお、典型的には容量性部品48の電気容量は数pF程度で良い。そのため容量性部品48として小型キャパシタを用いても良いが、本実施形態のようにプリント配線基板の浮遊容量成分を利用したキャパシタを用いることで電力素子駆動回路の小型化・低コスト化が可能である。なお、容量性部品48として、例えば金属絶縁基板の浮遊容量を用いても小型化・低コスト化が可能であるから、容量性部品48は特にプリント配線基板の浮遊容量成分を利用することに限定されないし、電気容量の値も上述の値に限定されない。
さらに、既述である図4の構成のようにゲートドライブ抵抗とは別の抵抗値の高い抵抗素子(抵抗素子118)を用いて過電流検出時のオフ動作を行う場合は、電力素子などの特性ばらつきによらずオフスピードは均一である。従って抵抗素子118としては、前述のばらつきを考慮して可能な限り大きい抵抗値が設定されると考えられる。従って図4の構成では、dv/dtが低く、過電圧の虞はないにも関わらずオフ動作に要する時間が長期化する場合が生じる問題がある。一方、本実施形態における過電流検出時のオフ動作において、オフ動作が緩やかに行われるのはdv/dtが高い場合だけである。よって本実施形態によれば、dv/dtの抑制を行いながらも、オフ動作に要する時間が不必要に延長されることはない。本実施形態で過電流検出時のオフ動作に費やす時間は、「電力素子などの特性ばらつきによらず」高いdv/dtを抑制できる最小限の時間であるからIcpの抑制も同時に実現できる。
本発明の電力素子駆動回路は様々な形態での実施が可能である。すなわち、本発明は容量性部品48に発生した電流をカレントミラー回路で増幅し電力素子のゲートに供給することによりdv/dtの抑制を行うことを特徴とする。ゆえにこの発明の範囲を逸脱しない限りにおいては様々な変形が可能であり、例えば、切り替え手段41はコンパレータ38以外の別の手段により過電流の検出を行っても本発明の効果を失わない。
実施の形態2
本実施形態は容量性部品で発生した電流を、所望の増幅率で増幅して電力素子のゲートに供給できる電力素子駆動回路に関する。本実施形態の電力素子駆動回路は図3を参照して説明する。本実施形態の構成は図1における第4のスイッチング素子52を「並列に接続された複数のPNP型スイッチング素子62」で置き換えたものである。他の構成要素については実施形態1と同様であるから説明を省略する。また、切り替え手段41が過電流を検出した際の動作の原理については実施形態1と同様であるからその説明も省略する。
本実施形態では第2のカレントミラー回路51が第3のスイッチング素子50と、それに並列に接続された複数のPNP型スイッチング素子62を備えることが特徴である。すなわち、本実施形態の第2のカレントミラー回路51は多出力のカレントミラー回路である。実施形態1で記載したとおり、カレントミラー回路を用いると増幅が可能であるから容量の小さい容量性部品48を用いることができる。そして本実施形態のように第2のカレントミラー回路51の出力を多出力とすると増幅率を増加できるから容量性部品48の容量をさらに小さい値とすることができる。よって電力素子駆動回路の小型化が可能である。
なお、複数のPNP型スイッチング素子62は第2の抵抗素子54と共に用いると増幅の効果が高まるものではあるが、複数のPNP型スイッチング素子62を第2の抵抗素子54に代えて用いても所望の増幅率を満たす場合も考えられるから第2の抵抗素子54は必須ではない。
実施の形態1の電力素子駆動回路を説明する回路図である。 実施の形態1の電力素子駆動回路と他の構成の電力素子駆動回路についての過電流検出時におけるVceなどの波形について説明する図である。 実施の形態2の電力素子駆動回路を説明する回路図である。 課題を説明する電力素子駆動回路を説明する回路図である。
符号の説明
10 電力素子駆動回路、 12 電力素子、 14 ゲート、 28 第1の抵抗素子、 30 電源、 32 接地電位、 41 切り替え手段、 48 容量性部品、 45 第1のカレントミラー回路、 51 第2のカレントミラー回路、 54 第2の抵抗素子

Claims (4)

  1. ゲート、コレクタ、エミッタを有する電力素子の前記ゲートに駆動電圧を供給する電力素子駆動回路において、
    前記電力素子の前記ゲートに接続される第1の抵抗素子と、
    前記電力素子の前記ゲートを前記第1の抵抗素子を介して電源に接続するか、前記第1の抵抗素子を介して接地するかを切替えるオンオフ制御手段と、
    前記電力素子の前記コレクタと一端が接続される容量性部品と、
    前記容量性部品の他端と前記ゲートの間に接続され、前記容量性部品で生成された電流を増幅して前記ゲートへ供給するカレントミラー回路と、
    前記電力素子の過電流を検出する過電流検出手段と、
    前記過電流検出手段により過電流が検出されたときに前記カレントミラー回路を動作可能状態とする切り替え手段とを備え、
    前記オンオフ制御手段は前記過電流検出手段により過電流が検出されたときに前記電力素子の前記ゲートを前記第1の抵抗素子を介して接地することを特徴とする電力素子駆動回路。
  2. 前記カレントミラー回路は、NPN型の第1のスイッチング素子と、NPN型の第2のスイッチング素子と、PNP型の第3のスイッチング素子と、PNP型の第4のスイッチング素子とを備え、
    前記第1のスイッチング素子のコレクタは、前記容量性部品の他端、前記第1のスイッチング素子のベース、および前記第2のスイッチング素子のベースに接続され、
    前記第1のスイッチング素子のエミッタと前記第2のスイッチング素子のエミッタとが接地され、
    前記第2のスイッチング素子のコレクタは前記第3のスイッチング素子のコレクタ、前記第3のスイッチング素子のベース、および前記第4のスイッチング素子のベースに接続され、
    前記第3のスイッチング素子のエミッタは第2の抵抗素子を介して前記電源に接続され、
    前記第4のスイッチング素子のエミッタは前記電源に接続され、
    前記第4のスイッチング素子のコレクタは、前記電力素子の前記ゲートに接続されることを特徴とする請求項1に記載の電力素子駆動回路。
  3. 前記第4のスイッチング素子は、並列に接続された複数のPNP型スイッチング素子により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電力素子駆動回路。
  4. 前記容量性部品としてプリント配線基板または金属絶縁基板の浮遊容量を用いることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電力素子駆動回路。
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