JP5003075B2 - 再生装置、再生方法及び再生プログラム - Google Patents

再生装置、再生方法及び再生プログラム Download PDF

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Description

本発明は、再生装置、再生方法及び再生プログラムに関し、例えば、コンテンツを再生する際に適用して好適なものである。
近年、ハードディスクなどに記憶されたコンテンツ(例えば音楽データ)を読み出して再生したり、サーバに蓄積された音楽データをダウンロードして再生する再生装置が広く普及している。この種の再生装置は、指定された任意の音楽データを再生することができるばかりでなく、プレイリストに登録された音楽データをプレイリストに示される順番で連続的に再生することができるようにもなされている。
そして従来、この種の再生装置として、ユーザの嗜好情報などの条件に対応するプレイリストがあらかじめ用意され、この条件を基に、対応するプレイリストに音楽データを自動的に登録するようになされたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−162285公報
ところで、従来の再生装置では、例えば、ユーザの嗜好情報に対応するプレイリスト(以下、これを嗜好リストとも呼ぶ)に登録された音楽データをこの嗜好リストの順に再生することでユーザの嗜好に合う音楽(つまり曲)をユーザに聴取させることができるものの、例えば、この嗜好リストに登録された音楽データに関連する別のプレイリストに登録された音楽データの曲をユーザが聴取しようとした場合には、ユーザに対して煩雑な操作を行わせる必要があった。
具体的に言うと、例えば、嗜好リストに登録された任意の音楽データの曲と同一アーティストの曲で、且つ嗜好リストとは別のプレイリストに登録された音楽データの曲をユーザが聴取しようとする場合、再生装置は、ユーザに対して少なくとも、嗜好リストに登録された任意の音楽データの曲と同一アーティストの曲に対応する音楽データを検索するための操作と、検索の結果得られた、別のプレイリストに登録された同一アーティストの曲に対応する音楽データを指定して再生するための操作とを行わせなければならなかった。
ここで、このような煩雑な操作をより簡略化することができれば、従来と比して一段と、コンテンツ再生時の利便性を向上させることができるものと考えられる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来と比して一段とコンテンツ再生時の利便性を向上し得る再生装置、再生方法及び再生プログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、コンテンツと当該コンテンツの属性情報とを対応付けて記憶するコンテンツ記憶と、命令を入力する入力と、コンテンツを再生する再生と、再生が第一のコンテンツを再生中に、入力より再生中のコンテンツを当該コンテンツに関連するコンテンツに切り換えるための関連コンテンツ切換命令が入力されると、第一のコンテンツの属性情報に基づいて生成された第一のコンテンツに関連する一以上のコンテンツが属する関連リスト情報に属しているコンテンツに切り換えて再生するよう再生を制御する制御とを設け、制御部が、関連リスト情報に属しているコンテンツを再生部が再生しているときに入力部より再生中のコンテンツをリスト情報に基づいて切り換えるためのコンテンツ切換命令が入力されると、第一のコンテンツが属するリスト情報に属している第二のコンテンツに切り換えて再生するよう再生部を制御するようにした。
こうすることで、任意の第一のコンテンツを再生中に、関連コンテンツ切換命令を入力する操作をユーザに行わせるだけで、コンテンツの再生を、第一のコンテンツから、当該第一のコンテンツに関連するコンテンツが属するプレイリストに属しているコンテンツに切り換えることができる。
本発明によれば、任意の第一のコンテンツを再生中に、関連コンテンツ切換命令を入力する操作をユーザに行わせるだけで、コンテンツの再生を、第一のコンテンツから、当該第一のコンテンツに関連するコンテンツが属するプレイリストに属しているコンテンツに切り換えることができ、かくして、従来と比して一段とコンテンツ再生時の利便性を向上し得る再生装置、再生方法及び再生プログラムを実現することができる。
以下、図面について、本発明の実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態の概要
まず、第1の実施の形態の概要を説明する。ちなみにこの概要を説明した後、第1の実施の形態の具体例の説明に移る。
図1において1は、再生装置の機能ブロックを示し、この再生装置1は、コンテンツと当該コンテンツの属性情報とを対応付けて記憶するコンテンツ記憶部2と、命令を入力する入力部3と、コンテンツを再生する再生部4と、再生部4が第一のコンテンツを再生中に、入力部3よりコンテンツ切換命令が入力されると、第一のコンテンツの属性情報に基づいて生成された第一のコンテンツに関連する一以上のコンテンツが属する関連リスト情報に属している一のコンテンツに切り換えて再生するよう再生部4を制御する制御部5とを有する。
このような構成により、再生装置1は、任意の第一のコンテンツを再生中に、コンテンツ切換命令を入力する操作をユーザに行わせるだけで、コンテンツの再生を、第一のコンテンツから、当該第一のコンテンツに関連するコンテンツが属するプレイリストに属しているコンテンツに切り換えることができ、かくして、従来と比して一段とコンテンツ再生時の利便性を向上することができる。
(2)第1の実施の形態の具体例
(2−1)音楽再生装置の構成及び基本機能
つづけて、本実施の形態の具体例を説明する。図2に示す音楽再生装置10は、上述した再生装置1の具体例であり、リモートコントローラRM1より送信されてくる操作信号を受信部11で受信して操作命令に変換し、この操作命令に応じて、制御部12が各部を制御して、各種処理を実行するようになされている。
またこの音楽再生装置10は、コンテンツとして音楽データを扱うようになされ、さらに音楽データの記録及び再生に関する複数のファンクションを持ち、制御部12が、これら複数のファンクションをリモートコントローラRM1に対する操作に応じて切り換え得るようになされていると共に、それぞれのファンクションに対応するGUI(Graphical User Interface)画面を表示部13に表示するようになされている。ちなみに、ここでの音楽データは、音楽である曲(楽曲)に対応するデータであるとする。
すなわち音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1を介して、例えば、音楽データをダウンロードするダウンロードファンクションに切り換えるよう命令されると、ダウンロードファンクションに対応するGUI画面を表示部13に表示し、その後、音楽データをダウンロードするよう命令されると、これに応じて、図示しない音楽提供サーバより提供される音楽データを、ネットワークNTを介してネットワーク接続部14で受信し、これをコンテンツ記憶部15に記憶する。
さらに音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1を介して、CDを録音するCD録音ファンクションに切り換えるよう命令されると、CD録音ファンクションに対応するGUI画面を表示部13に表示し、その後、CDを録音するよう命令されると、このとき音楽再生装置10に装填されている図示しないCDから音楽データを読み出し、この読み出した音楽データに対して圧縮符号化処理を施したうえで、コンテンツ記憶部15に記憶する。
さらに音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1を介して、コンテンツ記憶部15に記憶した音楽データを再生する通常再生ファンクションに切り換えるよう命令されると、通常再生ファンクションに対応するGUI画面を表示部13に表示し、その後、音楽データを再生するよう命令されると、これに応じて、コンテンツ記憶部15から音楽データを読み出し、この読み出した音楽データに対して再生部16で復号処理、イコライジング処理、デジタルアナログ変換処理及び増幅処理などの再生処理を施すことによりこの音楽データに基づく音楽(つまり曲)を出力する。
さらに音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1を介して、CDを再生するCD再生ファンクションに切り換えるよう命令されると、CD再生ファンクションに対応するGUI画面を表示部13に表示し、その後、CDを再生するよう命令されると、このとき音楽再生装置10に装填されている図示しないCDから音楽データを読み出し、この読み出した音楽データに対して再生部16で再生処理を施すことによりこの音楽データに基づく音楽(曲)を出力する。
このようにして、この音楽再生装置10の制御部12は、各種ファンクションに応じた処理を実行するようになされている。
ここで、リモートコントローラRM1の構成について、図3を用いて説明する。リモートコントローラRM1は、音楽再生装置10の電源オン/オフ命令が割り当てられた電源ボタンB1と、音量の上げ下げ命令が割り当てられた音量調節ボタンB2及びB3でなる音量操作部Bg1と、音楽データの再生制御命令(再生、停止、早送り、巻き戻し、曲送り、曲戻し、一時停止)が割り当てられた再生制御ボタンB4、B5、B6、B7、B8、B9及びB10でなる再生操作部Bg2と、ファンクション切換命令が割り当てられたファンクション切換ボタンB11と、各種設定の呼出命令が割り当てられた設定ボタンB12と、GUI画面上での上下方向への操作命令が割り当てられた上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14、左右方向への操作命令が割り当てられた左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16でなる十字操作部Bg3と、GUI画面上での決定命令が割り当てられた決定ボタンB17と、後述する関連曲切換命令が割り当てられた関連曲切換ボタンB18、B19及びB20でなる関連曲切換操作部Bg4と、後述する曲戻り命令が割り当てられた戻るボタンB21とが設けられている。
つまり、音楽再生装置10の制御部12は、このリモートコントローラRM1に設けられたファンクション切換ボタンB11に対するユーザ操作に応じて、ファンクションを切り換えるようになされ、また、再生操作部Bg2に対するユーザ操作に応じて、例えば通常再生ファンクション時の音楽データの再生を制御するようになされ、さらに、十字操作部Bg3及び決定ボタンB17に対するユーザ操作に応じて、例えばダウンロードファンクション時のダウンロードする音楽データの選択及び決定を行うようになされている。
なお、このリモートコントローラRM1及び音楽再生装置10の受信部11が、上述した再生装置1(図1)の入力部3に対応するものであり、また制御部12、コンテンツ記憶部15、再生部16が、それぞれ再生装置1の制御部5、コンテンツ記憶部2、再生部4に対応するものである。
さらに、この音楽再生装置10は、上述したファンクションにくわえて、コンテンツ記憶部15に記憶した音楽データに基づく音楽(曲)を、ラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚でユーザに提供するファンクション(以下、これをMusicStationファンクションとも呼ぶ)を持ち、以下、このMusicStationファンクションについて説明する。
まず、このMusicStationファンクションでの音楽データの再生に対応させた、音楽再生装置10による音楽データの管理方法について説明する。
図4に示すように、コンテンツ記憶部15には、音楽データAdを管理するデータベースDBが構築されている。このデータベースDBは、複数の音楽データAdのそれぞれを、複数の音楽データ管理情報Am(Am1〜AmX)のそれぞれにより個別に管理するようになされ、音楽データ管理情報Amのそれぞれには、音楽データAdにくわえて、音楽データAdの属性情報Tiと、音楽データAdに基づく曲の特徴的な再生位置(サビ位置、メロディの切り換わり位置などであり、以下、これを特徴位置とも呼ぶ)を示す特徴位置情報Ct(Ct1〜Ct3)とが含まれている。
ここで、属性情報Tiは、図5に示すように、音楽データAdに基づく曲のID(例えば「*******1」)、曲名(例えば「Walk This Street」)、アーティスト名(例えば「Aroesmith」)、収録アルバム名(例えば「The Greatest Hits」)、ジャンル(例えば「ロック」)、リリース年(例えば「2004」)、記録日時(例えば「2005/01/15 19:31:11」)、再生時間長(例えば「04:35」)、再生回数(例えば「13」)及びジャケット画像の記録場所(例えば「******.***」)と、音楽データAdを周波数解析した結果得られる曲の特徴データ(テンポ(例えば「120」)、ボーカル(例えば「150」)、ムード(例えば「happy」)など)と、特徴データを利用したクラスタリングの結果得られたクラスタ番号(例えば「0082」)とでなる。
なお、特徴データの1つであるテンポは、その曲の演奏時の速度を数値化したものである。また、ボーカルは、その曲にボーカルが含まれる度合を数値化したものであり、この数値が低ければ、その曲がインストゥルメンタルに近いことを表す。また、ムードは、その曲のムードを一番よく表すワードであり、楽しい曲であれば「happy」、悲しい曲であれば「sad」、明るい曲であれば「bright」などのように設定される。さらに、特徴データを利用したクラスタリングは、特徴が似た曲(以下、これを類似曲とも呼ぶ)を同じクラスタ番号に分類するような解析であり、同じクラスタ番号の音楽データAdであれば、特徴が似た曲、つまり類似曲であることを意味する。
ちなみに、属性情報Ti及び特徴位置情報Ct(Ct1〜Ct3)は、例えば、音楽提供サーバより提供される情報であるとする。
一方、リスト記憶部17(図2)には、音楽データAdの再生曲順を管理する複数のプレイリストPL(PL1〜PL3、…)が記憶されている。ちなみに、これら複数のプレイリストPL(PL1〜PL3、…)のそれぞれは、ラジオ局の各チャンネルで放送される曲のリストに相当するものであり、以下、チャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)とも呼ぶ。
これら複数のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)のそれぞれは、再生する音楽データAd毎のコンテンツ識別情報である音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)を再生曲順に並べたリストであり、この再生曲順に並べた音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)により、音楽データAdの再生曲順を管理するようになされている。ちなみに、これら音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)の再生曲順が、そのまま各音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)の曲番号となる。
ここで、この音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)のそれぞれには、コンテンツ記憶部15に構築されたデータベースDB上の音楽データAdへのリンクAKが含まれ、このリンクAKにより、再生する音楽データAdが指定される。また、この音楽データ情報Ai(Ai1〜Ai5、…)のそれぞれには、リンクAKにより指定される音楽データAdの再生を音楽データAd単位で許可または禁止する旨を示す音楽データ再生設定Adiも含まれている。
つまり、複数のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)のそれぞれには、音楽データAdの再生曲順と、音楽データAd単位での再生設定(再生許可または再生禁止)とが示されている。
さらに複数のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)のそれぞれには、チャンネルプレイリストPL毎のリスト識別情報であるリスト情報Liが含まれ、このリスト情報Liには、チャンネルプレイリストPLに割り当てられたチャンネル番号Cnと、チャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの再生をチャンネルプレイリスト単位で許可または禁止する旨を示すリスト再生設定Ldiと、チャンネルプレイリストPL内の音楽データ情報Aiの数(つまりチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdの数であり、以下、これを登録データ数とも呼ぶ)Tnと、チャンネルプレイリストPLの名称であるリスト名Ltと、チャンネルプレイリストPLの説明であるリスト説明Ldeと、チャンネルプレイリストPL内の曲順設定Lsとが記されている。
ちなみに、リスト再生設定Ldiは、通常、ユーザ操作により「再生許可」または「再生禁止」のどちらかに設定可能であるが、このリスト再生設定Ldiが「再生許可」に固定されたチャンネルプレイリストPLが少なくとも1個は存在する。つまり、このチャンネルプレイリストPLは、常に、音楽データAdの再生が許可されるリストであり、以下、これをデフォルトプレイリストDPLとも呼ぶ。また、リスト説明Ldeには、チャンネルプレイリストPLの具体的な説明となるテキスト(例えば、「明るい曲を集めました」)、及びこのチャンネルプレイリストPLの特徴を示すキーワード(例えば、「明るい」)が記されている。さらに、曲順設定Lsには、チャンネルプレイリストPLに示される固定の再生曲順(つまりリスト順)で音楽データAdを再生する旨、またはチャンネルプレイリストPLに示される再生曲順をランダムに並び換えて再生(シャッフル再生)する旨などが示されている。
さらに、リスト記憶部17には、複数のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)とは別に、MusicStationファンクションで利用可能なチャンネルのリスト(以下、これをチャンネルリストとも呼ぶ)CLが記憶されている。このチャンネルリストCLは、番号順に並べた複数のチャンネル番号CN(CN1〜CN3、…)のリストであり、このチャンネル番号CNが、チャンネルプレイリストPLに割り当てられたチャンネル番号Cnと対応する。つまり、このチャンネルリストCLは、チャンネル番号CNにより、複数のチャンネルリストPL(PL1〜PL3、…)を管理するようになされている。
ちなみに、MusicStationファンクションで利用可能なチャンネルとチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)とは、必ずしも1対1対応である必要はなく、1つのチャンネルに対して、複数のチャンネルプレイリストPLが割り当てられていてもよい。
このようにして、音楽再生装置10は、チャンネルリストCLにより複数のチャンネルプレイリストPLを管理するようになされ、さらに複数のチャンネルプレイリストPLのそれぞれによって音楽データAdの再生曲順を管理するようになされている。
ところで、MusicStationファンクションで扱う上述のチャンネルプレイリストPL(PL1〜PL3、…)としては、例えば、新しく追加した曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これを新規追加リストとも呼ぶ)PL、再生回数の少ない(または多い)曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これを再生少(または多)曲リストとも呼ぶ)PLなどのように、音楽データAdの属性情報Tiに示される再生回数に基づいて構成されるチャンネルプレイリストPLや、ノリのよい曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これをノリ曲リストとも呼ぶ)PL、明るい曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これを明曲リストとも呼ぶ)PLなどのように、音楽データAdの属性情報Tiに示される曲の特徴データに基づいて構成されるチャンネルプレイリストPLや、クラシックの曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これをクラシックリストとも呼ぶ)PL、ヘビーメタルの曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリスト(以下、これをヘビメタリストとも呼ぶ)PLなどのように、音楽データAdの属性情報Tiに示されるジャンルに基づいて構成されるチャンネルプレイリストPLなどが予め用意される。
ここで、再生回数に基づくチャンネルプレイリストPLは、コンテンツ記憶部15に音楽データAdが新たに記憶された場合に、または音楽データAdが再生された場合に、自動的に更新されるようになされている。
具体的に言うと、例えば、再生多曲リストPLには、キーワードとして「再生回数」「上位10」が記されており、音楽再生装置10の制御部12は、コンテンツ記憶部15に音楽データAdを新たに記憶した後、または音楽データAdを再生した後、このキーワード「再生回数」「上位10」に基づき、コンテンツ記憶部15に記憶されている音楽データAdのなかから、再生回数が多い10個の音楽データAdを選び出して、この選び出した音楽データAdで構成されるように再生多曲リストPLを更新する。
また、曲の特徴データに基づくチャンネルプレイリストPL、及びジャンルに基づくチャンネルプレイリストPLは、コンテンツ記憶部15に音楽データAdが新たに記憶された場合に、自動的に更新されるようになされている。具体的に言うと、例えば、明曲リストPLには、キーワードとして「明るい」が記されており、音楽再生装置10の制御部12は、コンテンツ記憶部15に音楽データAdを新たに記憶した後、このキーワード「明るい」に基づき、新たに記憶した音楽データAdの曲の特徴データであるムードが「bright」であれば、この音楽データAdを明曲リストPLに追加登録するようにして明曲リストPLを更新する。またクラシックリストPLには、キーワードとして「クラシック」が記されており、音楽再生装置10の制御部12は、コンテンツ記憶部15に音楽データAdを新たに記憶した後、このキーワード「クラシック」に基づき、新たに記憶した音楽データAdのジャンルが「クラシック」であれば、この音楽データAdをクラシックリストPLに追加登録するようにしてクラシックリストPLを更新する。
このように、MusicStationファンクションでは、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように、ユーザが要求すると考えられる分類毎にチャンネルプレイリストPLが用意され、音楽再生装置10は、音楽データAdの記憶または再生に応じて、コンテンツ記憶部15に記憶している音楽データAdを、その再生回数、曲の特徴データ、ジャンルなどを基に、用意されたチャンネルプレイリストPLのうちの該当するチャンネルプレイリストPLに登録するようにして、チャンネルプレイリストPLを自動的に更新するようになされている。
そして、音楽再生装置10は、後述するGUI画面上で、新しく追加した曲、再生回数の少ない曲、ノリのよい曲、明るい曲、クラシックの曲、ヘビメタの曲などのように分類されたチャンネルプレイリストPLをチャンネルとして、ユーザ操作に応じて選択することにより、ラジオのチャンネルを切り換える感覚で、ユーザが所望の曲を容易に見付けだすことができるようになされている。
次に、MusicStationファンクションでのGUI画面について説明する。音楽再生装置10は、リモートコントローラRM1のファンクション切換ボタンB11によるMusicStationファンクション起動操作に応じて、MusicStationファンクションを起動すると、図6に示すような、チャンネル及び曲を選択するための選択画面20を、GUI画面として表示部13に表示する。
選択画面20は、画面左隅に、上下方向に長いチャンネル選択領域21が配されていると共に、残りの部分に、曲選択領域22が配されている。チャンネル選択領域21の中央部分には、チャンネルリストCL内のチャンネル番号CN(CN1〜CN3、…)のうち、現在選択中のチャンネルのチャンネル番号CNs(例えば「3」)が表示される。またこのチャンネル選択領域21の上側及び下側には、チャンネルリストCL内のチャンネル番号CN(CN1〜CN3、…)の順番にしたがって、現在選択中のチャンネルから切り換えて選択可能なチャンネルのチャンネル番号CNr(例えば「2」)及びCNt(例えば「4」)が表示される。
さらにチャンネル番号CNrの上側近傍には、頂点を上側に向けた三角形状の第1のマークM1が表示される一方、チャンネル番号CNtの下側近傍には、頂点を下側に向けた三角形状の第2のマークM2が表示される。これら第1のマークM1及び第2のマークM2のそれぞれは、リモートコントローラRM1に設けられた上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14に対応する形状であり、上方向ボタンB13を押下操作すれば現在選択中のチャンネルをチャンネル番号CNrのチャンネルに切り換えることができ、下方向ボタンB14を押下操作すれば現在選択中のチャンネルをチャンネル番号CNtのチャンネルに切り換えることができる旨を示している。
そして音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を介したチャンネル切換操作に応じて、チャンネル選択領域11に表示するチャンネル番号CNsを、チャンネルリストCL内のチャンネル番号CN(CN1〜CN3、…)の順番にしたがって切り換え(つまりチャンネルを切り換え)、これにより、ユーザに対して、チャンネル切換を容易に認識させ得るようになされている。
一方、曲選択領域22には、その左部分に、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリスト(以下、これを選択中リストとも呼ぶ)PLのリスト名(例えば「Heart-Beat Hard Disk」)と、リスト説明(例えば、「ノリノリの曲を集めました」)とが表示されている。そして音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を介したチャンネル切換操作に応じて、曲選択領域12に表示するリスト名、及びリスト説明を切り換え、これにより、ユーザに対して、選択中のチャンネルの内容を容易に認識させ得るようになされている。
また曲選択領域22の右部分には、選択中の曲(つまり選択中リストPLから選択された音楽データ情報Aiに対応する音楽データAdに基づく曲)に対応するジャケット画像Jpが表示されると共に、ジャケット画像Jpの下側に再生中の曲に対応する曲名及びアーティスト名が表示される。
さらにジャケット画像Jpの左側近傍には、頂点を左側に向けた三角形状の第3のマークM3が表示されている一方、右側近傍には、頂点を右側に向けた三角形状の第4のマークM4が表示されている。これら第3のマークM3及び第4のマークM4のそれぞれは、リモートコントローラRM1に設けられた左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16に対応する形状であり、左方向ボタンB15を押下操作すれば選択する曲を選択中リストPLに従って1つ前の音楽データAdに基づく曲に切り換えることができ、右方向ボタンB16を押下操作すれば選択する曲を選択中リストPLに従って1つ先の音楽データAdに基づく曲に切り換えることができる旨を示している。
さらに曲選択領域22の下部分には、選択中の曲に関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されている場合に、この旨をユーザに通知するための関連曲通知アイコンA1、A2及びA3が表示されるようになされている。ここで、関連曲通知アイコンA1は、選択中の曲と同一アーティストの曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されている場合に表示されるアイコンであり、以下、同一アーティスト曲アイコンA1とも呼ぶ。また関連曲通知アイコンA2は、選択中の曲と同一年代の曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されている場合に表示されるアイコンであり、以下、同一年代曲アイコンA2とも呼ぶ。さらに関連曲通知アイコンA3は、選択中の曲の類似曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されている場合に表示されるアイコンであり、以下、類似曲アイコンA3とも呼ぶ。
ちなみに、音楽再生装置10の制御部12は、選択中の曲に関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを、各音楽データAdの属性情報Tiに記されたアーティスト名、リリース年及びクラスタ番号を基に判別するようになされている。
そして音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16を介した曲切換操作に応じて曲選択領域22に表示するジャケット画像Jp、曲名及びアーティスト名を切り換える(つまり曲を切り換える)と共に、切換後の曲に関連する曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかに応じて関連曲通知アイコンA1、A2及びA3を再表示することで、ユーザに対して、選択中の曲の内容及び関連曲の有無を容易に認識させ得るようになされている。
このように、音楽再生装置10は、選択画面20を介してチャンネルの内容及び曲の内容をユーザに視認させつつ、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14に対するユーザ操作に従って、チャンネルを切り換えて選択すると共に、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16に対するユーザ操作に従って、曲を切り換えて選択するようになされている。
ちなみに、音楽再生装置10の制御部12は、MusicStationファンクションを起動すると、例えば、前回のMusicStationファンクション終了時に選択されていたチャンネルを選択すると共に、このチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPLに登録されている一の音楽データAdを選択して、その特徴位置より自動的に再生を開始するようになされている。よって、MusicStationファンクション起動直後の選択画面20は、前回のMusicStationファンクション終了時のチャンネルと、このチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPLに登録されている一の音楽データAdに基づく曲とが選択された表示状態となる。
また、このような選択画面20を表示している状態で、リモートコントローラRM1の決定ボタンB17が押下されると、音楽再生装置10の制御部12は、GUI画面を選択画面20から、図7に示す再生画面30に切り換える。
再生画面30は、画面左隅に、選択チャンネル表示領域31が配されていると共に、残りの部分に、選択曲表示領域32が配されている。選択チャンネル表示領域31には、現在選択中のチャンネルのチャンネル番号CNs(例えば「3」)のみが表示されている。一方、選択曲表示領域32には、その左部分に、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリスト(つまり選択中リスト)PLのリスト名と、選択中の曲に対応する曲名及びアーティスト名とが表示されている。また選択曲表示領域32の右部分には、選択中の曲に対応するジャケット画像Jpが表示される。
さらに、選択曲表示領域32の下部分には、選択画面20の曲選択領域22と同様、選択中の曲と同一アーティストの曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていれば、同一アーティスト曲アイコンA1が表示され、選択中の曲と同一年代の曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていれば、同一年代曲アイコンA2が表示され、さらに選択中の曲の類似曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていれば、類似曲アイコンA3が表示されるようになされている。
このように、音楽再生装置10は、再生画面30を介して、選択されたチャンネル及び曲の内容をユーザに視認させ得るようになされている。
ちなみに、音楽再生装置10の制御部12は、選択画面20を表示してから所定時間、リモートコントローラRM1に対するユーザ操作が何ら行われなかった場合も、リモートコントローラRM1の決定ボタンB17が押下された場合と同様に、GUI画面を選択画面20から再生画面30に切り換えるようになされている。
さらに、音楽再生装置10の制御部12は、再生画面30を表示している状態で、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14を介してチャンネル切換操作が行われたこと、または左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16を介して曲切換操作が行われたことを認識すると、GUI画面を、再生画面30から、再び、選択画面20に切り換えるようになされている。
ここで図8を用いて、上述したGUI画面の画面切り換えと、それに伴う音楽データAdの再生制御とについて説明する。音楽再生装置10の制御部12は、MusicStationファンクションを起動すると、選択画面20を表示すると共に音楽データAdを特徴位置より再生する部分再生モードに移行する。
この部分再生モード時、音楽再生装置10の制御部12は、選択画面20上でのリモートコントローラRM1によるチャンネル切換操作に応じてチャンネルを切り換えると共に曲を切換後のチャンネルの曲に切り換え、また曲切換操作に応じて同じチャンネル内で曲を切り換えるようになされている。そして音楽再生装置10の制御部12は、曲を切り換えると、その都度、切換後の曲に対応する音楽データAdを特徴位置より再生するようになされている。
ここで、ユーザの多くは、曲の特徴部分(サビ部分、メロディが切り換わる部分など)を覚え、この特徴部分を聴くことで、それぞれの曲を認識するようになされている。つまり、音楽再生装置10は、音楽データAdを特徴位置より再生してユーザに特徴部分を聴かせることで、再生した音楽データAdに基づく曲をユーザに対して容易に認識させ得るようになされている。
また音楽再生装置10は、チャンネル切換操作及び曲切換操作が行われる度に、切換後の曲に対応する音楽データAdを特徴位置より再生することで、ユーザに対してチャンネル及び曲をザッピング感覚で切り換えさせ得るようになされている。
さらに音楽再生装置10は、チャンネル切換時にも、曲を切り換えて切換後の曲に対応する音楽データを再生することで、チャンネル切換後も音楽データAdの再生が途切れることなく、あたかもラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚で、曲を聴取させることができる。
さらに音楽再生装置10では、上述したように、選択可能なチャンネルに対して、ユーザが要求すると考えられる分類毎のチャンネルプレイリストPLを割り当てていることにより、ユーザが所望のチャンネルに切り換えて容易に所望の曲を見付けだすことができるようになされている。
そして、音楽再生装置10の制御部12は、この部分再生モード時に、リモートコントローラRM1の決定ボタンB17が押下されると、またはリモートコントローラRM1に対するユーザ操作なく所定時間経過すると、再生画面30に表示を切り換えると共に音楽データAdを通常再生する通常再生モードに移行する。この通常再生モードでは、選択されている曲に対応する音楽データAdを終わりまで再生することで曲の全部分をユーザに聴かせ得るようになされている。
その後、音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1を介したチャンネル切換操作または曲切換操作が行われるまで、選択リストPLに従って順次音楽データAdをその先頭位置より再生する。そして、音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1を介したチャンネル切換操作または曲切換操作が行われると、再び、部分再生モードに移行するようになされている。
このようにして、音楽再生装置10の制御部12は、部分再生モードと通常再生モードとを適宜切り換えるようになされ、どちらのモードに切り換わろうとMusicStationファンクション実行中は常に音楽データAdを途切れることなく再生するようになされている。
かくするにつき、音楽再生装置10は、このMusicStationファンクション実行時、図9に示すように、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13及び下方向ボタンB14の操作に従って、あたかもラジオのプリセット局を切り換える感覚で、チャンネル単位でチャンネルプレイリストPLを切り換えることができると共に、左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16の操作に従って、チャンネル内で再生する曲を切り換えることができ、これにより、ユーザに対して、ラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚で、一段と容易に所望の曲を聴取させることができるようになされている。
ここで、このMusicStationファンクションの起動処理(以下、これをMusicStationファンクション起動処理とも呼ぶ)、チャンネル切換処理、曲切換処理の手順について説明する。
まず、MusicStationファンクション起動処理の手順について説明する。図10に示すように、音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1を介して、MusicStationファンクションへの切換操作が行われたことを認識すると、MusicStationファンクション起動処理手順RT1を開始して、ステップSP1に移る。
ステップSP1において制御部12は、MusicStationファンクションの前回起動時の最後に選択していたチャンネルのチャンネル番号CNを取得して、次のステップSP2に移る。ちなみに、音楽再生装置10の制御部12は、選択中のチャンネルのチャンネル番号CNを示す情報(以下、これを選択中チャンネル情報とも呼ぶ)をコンテンツ記憶部15またはリスト記憶部17に記憶すると共に、この選択中チャンネル情報をチャンネル番号CNを切り換えるタイミングで随時更新するようになされている。つまり、この時点でコンテンツ記憶部15またはリスト記憶部17に記憶されている選択中チャンネル情報に示されるチャンネル番号CNが、前回起動時の最後に選択されていたチャンネル番号CNであり、制御部12は、この選択中チャンネル情報を取得することで、前回起動時の最後に選択されていたチャンネル番号CNを取得するようになされている。
ステップSP2において制御部12は、取得したチャンネル番号CNに対応するチャンネルプレイリストPLを、チャンネルリストCLを基に指定して、この指定したチャンネルプレイリスト(以下、これを指定リストとも呼ぶ)PLをリスト記憶部17から読み出して次のステップSP3に移る。
ステップSP3において制御部12は、指定リストPLが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP3で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定リストPLのデータが破損していることにより、この指定リストPLが正しく読み出せなかったことを意味し、このとき制御部12は、このMusicStationファンクション起動処理手順RT1をエラー終了する。
これに対して、このステップSP3で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、指定リストPLが正しく読み出せたと認識して、ステップSP4に移る。
ステップSP4において制御部12は、指定リストPLに対する初期化処理(以下、これをチャンネル初期化処理とも呼ぶ)を実行する。このチャンネル初期化処理としては、例えば、チャンネルプレイリストPLの曲順設定Lsに、シャッフル再生する旨が示されていた場合に、チャンネルプレイリストPLに示される再生曲順をランダムに並び換える処理がある。このようなチャンネル初期化処理を実行した後、制御部12は、次のステップSP5に移る。
ステップSP5において制御部12は、チャンネル初期化処理後の指定リストPLの情報(つまりリスト情報Li及び音楽データ情報Ai)が正しいかどうかを判定する。このステップSP5で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定リストPLのリスト情報Liに含まれるリスト再生設定Ldiに、指定リストPLによる音楽データAdの再生が禁止されている旨が示されていることにより、指定リストPLの情報が正しくないことを意味し、このとき制御部12は、ステップSP6に移り、音楽データAdの再生が許可されている、例えば、デフォルトプレイリストDPLが割り当てられたチャンネルのチャンネル番号CNを新たに取得して、ステップSP2に戻り、この新たに取得したチャンネル番号CNに対応するチャンネルプレイリストPLを読み出す。
これに対して、このステップSP5で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、指定リストPLの情報が正しいと認識して、ステップSP7に移る。
ステップSP7において制御部12は、指定リストPLから一の音楽データAd(例えば再生曲順が1番目の音楽データAd)を指定し、この指定した音楽データ(以下、これを指定音楽データとも呼ぶ)Adをコンテンツ記憶部15から読み出して次のステップSP8に移る。
ステップSP8において制御部12は、指定音楽データAdが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP8で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定音楽データAdが破損していることにより、この指定音楽データAdが正しく読み出せなかったことを意味し、このとき制御部12は、このMusicStationファンクション起動処理手順RT1をエラー終了する。
これに対して、このステップSP8で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、指定音楽データAdが正しく読み出せたと認識して、ステップSP9に移る。ステップSP9において制御部12は、上述のステップSP1またはステップSP6で得たチャンネル番号CNを選択中のチャンネルのチャンネル番号CNsとして表示し、且つ上述のステップSP2で読み出した指定リストPLのリスト情報Liに基づく情報(リスト名、リスト説明)と上述のステップSP7で読み出した指定音楽データAdの属性情報Tiに基づく情報(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)とを表示した選択画面20を表示部13に表示すると共に、指定音楽データAdの再生を特徴位置(例えば、3つの特徴位置情報Ct1〜Ct3のうちの1つにより示される位置)から開始して、このMusicStationファンクション起動処理手順RT1を終了する。
このようなMusicStationファンクション起動処理手順RT1によって、音楽再生装置10は、MusicStationファンクションを起動するようになされている。
このように音楽再生装置10の制御部12は、MusicStationファンクション起動後、自動的に音楽データAdの再生を開始することで、音楽データAdに基づく曲を、あたかもラジオ局より放送される音楽を聴くような感覚でユーザに提供することができるようになされている。
次に、MusicStationファンクションでのチャンネル切換処理の手順について説明する。図11に示すように、音楽再生装置10の制御部12は、MusicStationファンクションを起動して、音楽データAdを再生している途中で、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13または下方向ボタンB14を介して、チャンネル切換操作が行われたことを認識すると、チャンネル切換処理手順RT2を開始して、ステップSP10に移る。
ステップSP10において制御部12は、チャンネル切換操作の直前まで選択していたチャンネルのチャンネル番号CN(つまり選択画面20に表示されたチャンネル番号CNs)を基準に、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13が押下された場合には、このチャンネル番号CNを−1ずらした番号(つまりチャンネル番号CNr)を切換後のチャンネル番号CNとし、また下方向ボタンB14が押下された場合には、このチャンネル番号CNを+1ずらした番号(つまりチャンネル番号CNt)を切換後のチャンネル番号CNとして、次のステップSP11に移る。
ちなみに、制御部12は、チャンネル番号CNの先頭と最後尾とを繋げるようにして、チャンネル番号CNの切り換えを環状に制御するようになされている。つまり制御部12は、このステップSP10において、先頭のチャンネル番号CN−1を最後尾のチャンネル番号CNと認識する一方、最後尾のチャンネル番号CN+1を先頭のチャンネル番号CNと認識するようになされている。
ステップSP11において制御部12は、切換後のチャンネル番号CNに対応するチャンネルプレイリストPLを、チャンネルリストCLを基に指定して、この指定したチャンネルプレイリスト(指定リスト)PLをリスト記憶部17から読み出して次のステップSP12に移る。
ステップSP12において制御部12は、指定リストPLが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP12で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定リストPLのデータが破損していることにより、この指定リストPLが正しく読み出せなかったことを意味し、このとき制御部12は、このチャンネル切換処理手順RT2をエラー終了する。
これに対して、このステップSP12で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、指定リストPLが正しく読み出せたと認識して、ステップSP13に移る。
ステップSP13において制御部12は、指定リストPLに対する処理(以下、これをチャンネル変更時処理とも呼ぶ)を実行する。このチャンネル変更時処理としては、例えば、再生回数の多い曲に対応する音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリストPLを、この時点までの各音楽データAdの再生回数に応じて再構成する処理がある。このようなチャンネル変更時処理を実行した後、制御部12は、次のステップSP14に移る。
ステップSP14において制御部12は、チャンネル変更時処理後の指定リストPLのリスト情報Liに含まれるリスト再生設定Ldiに基づき、この指定リストPLが割り当てられたチャンネルの表示が許可されているかどうかを判定する。このステップSP14で否定結果を得ると、このことは、リスト再生設定Ldiに、指定リストPLに登録されている音楽データAdの再生を禁止する旨が示されていることにより、この指定リストPLが割り当てられているチャンネルの表示が禁止されていることを意味し、このとき制御部12は、ステップSP10に戻り、先に取得した切換後のチャンネル番号CNを、さらに+1または−1ずらした番号を新たな切換後のチャンネル番号CNとする。
これに対して、このステップSP14で肯定結果を得ると、制御部12は、リスト再生設定Ldiに、指定リストPLに登録されている音楽データAdの再生を許可する旨が示されていることにより、この指定リストPLが割り当てられているチャンネルの表示が許可されていると認識して、ステップSP15に移る。
ステップSP15において制御部12は、指定リストPLから一の音楽データAd(例えば再生曲順が1番目の音楽データAd)を指定し、この指定した音楽データ(指定音楽データ)Adをコンテンツ記憶部15から読み出して次のステップSP16に移る。
ステップSP16において制御部12は、指定音楽データAdが正しく読み出せたかどうかを判定する。このステップSP16で否定結果を得ると、このことは、例えば、指定音楽データAdが破損していることにより、この指定音楽データAdが正しく読み出せなかったことを意味し、このとき制御部12は、このチャンネル切換処理手順RT2をエラー終了する。
これに対して、このステップSP16で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、指定音楽データAdが正しく読み出せたと認識して、ステップSP17に移る。ステップSP17において制御部12は、現在再生中の音楽データAdの再生を停止して、上述のステップSP10で得た切換後のチャンネル番号CNを選択中のチャンネル番号CNsとして表示し、且つ上述のステップSP11で読み出した指定リストPLのリスト情報Liに基づく情報(リスト名Lt、リスト説明Lde)と上述のステップSP15で読み出した指定音楽データAdの属性情報Tiに基づく情報(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)とを表示した選択画面20を表示部13に表示すると共に、指定音楽データAdの再生を特徴位置(例えば、3つの特徴位置情報Ct1〜Ct3のうちの1つにより示される位置)から開始して、このチャンネル切換処理手順RT2を終了する。
このようなチャンネル切換処理手順RT2によって、音楽再生装置10は、チャンネルを切り換えるようになされている。
次に、MusicStationファンクションでの曲切換処理の手順について説明する。図12に示すように、音楽再生装置10の制御部12は、MusicStationファンクションを起動して、音楽データAdを再生している途中で、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15または右方向ボタンB16を介して、曲切換操作が行われたことを認識すると、曲切換処理手順RT3を開始して、ステップSP20に移る。
ステップSP20において制御部12は、曲切換操作の直前まで選択していた曲に対応する音楽データ情報Aiの曲番号を基準に、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15が押下された場合には、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPL内で、この曲番号を−1ずらした番号を切換後の曲番号とする一方、右方向ボタンB16が押下された場合には、選択中のチャンネルに割り当てられたチャンネルプレイリストPL内で、この曲番号を+1ずらした番号を切換後の曲番号として、次のステップSP21に移る。
ちなみに、制御部12は、曲番号の先頭と最後尾とを繋げるようにして、曲番号の切り換えを環状に制御するようになされている。つまり制御部12は、このステップSP20において、先頭の曲番号−1を最後尾の曲番号と認識する一方、最後尾の曲番号+1を先頭の曲番号と認識するようになされている。
ステップSP21において制御部12は、切換後の曲番号に対応する音楽データ情報Aiの音楽データ再生設定Adiに基づき、この音楽データ情報Aiにより指定される音楽データ(指定音楽データ)Adの再生が許可されているかどうかを判定する。このステップSP21で否定結果を得ると、このことは、指定音楽データAdの再生が禁止されていることを意味し、このとき制御部12は、ステップSP20に戻り、先に取得した切換後の曲番号を、さらに+1または−1ずらした番号を新たな切換後の曲番号とする。
これに対して、このステップSP21で肯定結果を得ると、制御部12は、指定音楽データAdの再生が許可されていると認識して、ステップSP22に移る。
ステップSP22において制御部12は、現在再生中の音楽データAdの再生を停止して、次のステップSP23に移り、ステップSP23において、指定音楽データAdの属性情報Tiに基づく情報(ジャケット画像、曲名、アーティスト名)を表示した選択画面20を表示部13に表示すると共に、指定音楽データAdの再生を特徴位置(例えば、3つの特徴位置情報Ct1〜Ct3のうちの1つにより示される位置)から開始して、この曲切換処理手順RT3を終了する。
このような曲切換処理手順RT3によって、音楽再生装置10は、曲を切り換えるようになされている。
ここまで説明したように、音楽再生装置10は、音楽データAdの再生ファンクションの1つとしてMusicStationファンクションを持ち、このMusicStationファンクションにより、音楽データAdに基づく音楽(つまり曲)を、ラジオ局から放送される音楽を聴くような感覚でユーザに提供することができるようになされている。
(2−2)関連曲切換機能
上述したような基本機能にくわえて、音楽再生装置10は、MusicStationファンクション実行時、再生中の音楽データAdに基づく曲と関連がある曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されている状態で、つまりGUI画面に同一アーティスト曲アイコンA1、同一年代曲アイコンA2及び類似曲アイコンA3のうちの少なくとも1つを表示している状態で、リモートコントローラRM1の関連曲切換操作部Bg4が操作されると、再生中の音楽データAdが登録されているチャンネルプレイリストPL(つまり選択リストPL)に依らず、再生中の音楽データAdに基づく曲を、この曲に関連する曲に切り換える関連曲切換機能を有している。
ここで、リモートコントローラRM1の関連曲切換操作部Bg4の関連曲切換ボタンB18、B19及びB20は、それぞれ同一アーティスト曲アイコンA1、同一年代曲アイコンA2及び類似曲アイコンA3に対応し、同一アーティスト曲アイコンA1に対応する関連曲切換ボタンB18を、以下、同一アーティスト曲切換ボタンB18とも呼び、同一年代曲アイコンA2に対応する関連曲切換ボタンB19を、以下、同一年代曲切換ボタンB19とも呼び、類似曲アイコンA3に対応する関連曲切換ボタンB20を、以下、類似曲切換ボタンB20とも呼ぶ。
すなわち、音楽再生装置10は、少なくとも同一アーティスト曲アイコンA1を表示している状態で同一アーティスト曲切換ボタンB18が押下されると、再生中の音楽データAdに基づく曲を、この曲と同一アーティストの曲に対応する音楽データAdに切り換え、また少なくとも同一年代曲アイコンA2を表示している状態で同一年代曲切換ボタンB19が押下されると、再生中の音楽データAdに基づく曲を、この曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdに切り換え、さらに少なくとも類似曲アイコンA3を表示している状態で類似曲切換ボタンB20が押下されると、再生中の音楽データAdに基づく曲を、この曲の類似曲に対応する音楽データAdに切り換えるようになされている。
具体的に言うと、音楽再生装置10の制御部12は、チャンネル切換操作または曲切換操作などに応じて曲を選択すると、選択中の曲に対応する音楽データAdの再生を開始すると共に、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一アーティストの曲に対応する音楽データAd、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAd、再生中の曲の類似曲に対応する音楽データAdのそれぞれが、コンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判別する。
この結果、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一アーティストの曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていれば、音楽再生装置10の制御部12は、このときのGUI画面(選択画面20または再生画面20)に同一アーティスト曲アイコンA1を表示し、同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていれば、同一年代曲アイコンA2を表示し、類似曲が記憶されていれば、類似曲アイコンA3を表示する。
これにより、音楽再生装置10は、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一アーティストの曲、同一年代の曲、類似する曲のそれぞれに対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを、ユーザに通知することができる。
さらに音楽再生装置10の制御部12は、例えば、同一アーティスト曲アイコンA1を表示している状態で、リモートコントローラRM1の同一アーティスト曲切換ボタンB18が押下されたことを認識すると、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一アーティストの曲に対応する音楽データAdを、実際にコンテンツ記憶部15から検索して、検索の結果見付かった音楽データAdで構成されるプレイリストを一時的なチャンネルプレイリスト(以下、これを一時関連リストとも呼ぶ)PLとして生成する。ちなみに、再生中の音楽データAdはこの一時関連リストPLに属さないものとする。
そして音楽再生装置10の制御部12は、チャンネルプレイリストPLを、この一時関連リストPLに切り換えて選択すると共に、再生中の音楽データAdを、この一時関連リストPLに属する音楽データAdのうちの1つ(例えば1番目の音楽データAd)に切り換えることで、再生中の音楽データAdに基づく曲を、この曲と同一アーティストの曲に切り換えるようになされ、以後、この一時関連リストPLにしたがって、同一アーティストの曲を順次再生するようになされている。
これにより、音楽再生装置10は、再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲を簡易な操作でユーザに聴取させることができる。
なお、リモートコントローラRM1の戻るボタンB21が押下されると、音楽再生装置10の制御部12は、再び関連する曲に切り換える前の元のチャンネルプレイリストPL(つまりリモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンが押下されるまで選択していたチャンネルプレイリストPL)に戻り、元の音楽データAdを再生するようになされ、またこのとき一時関連リストPLを削除するようになされている。
ここで、一時関連リストPLを選択した場合の選択画面20を、図6との同一部分に同一符号を付した図13に示す。この場合の選択画面20は、一時関連リストPLが選択中のチャンネルプレイリストPLとして扱われることから、チャンネル選択領域21の中央部分には、一時関連リストPLに付された一時的なチャンネル番号CNs(例えば「3‘」)が表示され、チャンネル選択領域21の上側には、切換前のチャンネルプレイリストPLのチャンネル番号CNr(例えば「3」)が表示され、下側には、チャンネル番号CNrに続くチャンネル番号(例えば「4」)が表示される。
一方、曲選択領域22の左部分には、一時関連リストPLのリスト名(例えば「“タイトル”と同一アーティストの曲」)、リスト説明(例えば、「同一アーティストの曲を集めました」)、選択中の曲(つまり切換前の曲と同一アーティストの曲)に対応するジャケット画像Jp、曲名及びアーティスト名が表示される。
これにより、音楽再生装置10は、ユーザに対して、選択中の曲(つまり切換前の曲と同一アーティストの曲)の内容を容易に認識させ得るようになされている。
さらに、このような選択画面20を表示している状態で、リモートコントローラRM1の左方向ボタンB15及び右方向ボタンB16を介した曲切換操作が行われると、音楽再生装置10の制御部12は、通常のチャンネルプレイリストPL選択時と同様に、一時関連リストPLに基づいて曲を切り換えるようになされている。
さらに、このような選択画面20を表示している状態で、リモートコントローラRM1の決定ボタンB17が押下されると、またはリモートコントローラRM1に対する操作が何ら行われずに所定時間経過すると、音楽再生装置10の制御部12は、GUI画面を、図7との同一部分に同一符号を付した図14に示す再生画面30に切り換える。
この場合の再生画面30は、一時関連リストPLが選択中のチャンネルプレイリストPLとして扱われることから、選択チャンネル表示領域31には、一時関連リストPLに付された一時的なチャンネル番号CNs(例えば「3‘」)のみが表示され、選択曲表示領域32には、その左部分に、一時関連リストPLのリスト名、選択中の曲(つまり切換前の曲と同一アーティストの曲)に対応するジャケット画像Jp、曲名及びアーティスト名が表示される。
なお、一時関連リストPL選択時のGUI画面の画面切り換えと、それに伴う音楽データAdの再生制御については、通常のチャンネルプレイリストPL選択時の画面切り換えと、それに伴う音楽データAdの再生制御と同様である。すなわち、音楽再生装置10の制御部12は、一時関連リストPLを選択した場合も、選択画面20切換時には、音楽データAdを特徴位置より再生する部分再生モードに移行するようになされ、再生画面30切換時には、音楽データAdを通常再生する通常再生モードに移行するようになされている。
かくするにつき、この音楽再生装置10は、任意の音楽データAdを再生中に、GUI画面上に表示している関連曲通知アイコンA1、A2、A3に対応するリモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンB18、B19、B20を押下するだけの簡単な操作で、再生中の音楽データAdが登録されているチャンネルプレイリストPLに依らず、再生中の音楽データAdに基づく曲を、この曲に関連する曲に切り換えることができるようになされている。
(2−3)関連曲切換処理手順
ここで、関連曲切換処理の手順について、図15及びこれに続く図16のフローチャートを用いて詳しく説明する。音楽再生装置10の制御部12は、MusicStationファンクションを起動すると、この関連曲切換処理手順RT4を開始して、ステップSP30に移る。
ステップSP30において制御部12は、チャンネル切換操作などに応じてチャンネルプレイリストPLを選択すると共に、この選択したチャンネルプレイリストPLに登録されている音楽データAdのうちの1つの再生を開始して、次のステップSP31に移る。
ステップSP31において制御部12は、まず再生中の音楽データAdに基づく曲と同一アーティストの曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定する。
このステップSP31で肯定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるアーティスト名と同一のアーティスト名を属性情報Tiに持つ音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていることを意味し、このとき制御部12は、ステップSP32に移る。ステップSP32において制御部12は、このときのGUI画面に同一アーティスト曲アイコンA1を表示して、ステップSP33に移る。
これに対して、上述のステップSP31で否定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるアーティスト名と同一のアーティスト名を属性情報Tiに持つ音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていないことを意味し、このとき制御部12は、ステップSP33に移る。
ステップSP33において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定する。
ここで、制御部12は、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年が「1949」以前であれば、リリース年が「1949」以前である属性情報Tiを持つ音楽データAdを、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdであると認識して、同一年代の曲に対応する音楽データがコンテンツ記憶部15に記憶されているどうかを判定するようになされている。
また、制御部12は、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年が「1950」〜「1959」の間であれば、リリース年が「1950」〜「1959」の間である属性情報Tiを持つ音楽データAdを、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdであると認識し、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年が「1960」〜「1969」の間であれば、リリース年が「1960」〜「1969」の間である属性情報Tiを持つ音楽データAdを、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdであると認識し、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年が「1970」〜「1979」の間であれば、リリース年が「1970」〜「1979」の間である属性情報Tiを持つ音楽データAdを、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdであると認識し、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年が「1980」〜「1989」の間であれば、リリース年が「1980」〜「1989」の間である属性情報Tiを持つ音楽データAdを、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdであると認識し、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年が「1990」〜「1999」の間であれば、リリース年が「1990」〜「1999」の間である属性情報Tiを持つ音楽データAdを、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdであると認識して、同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定するようになされている。
さらに制御部12は、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年が「2000」〜「2019」の間であれば、リリース年が再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年と同じリリース年であるか、そのリリース年の前後1年のリリース年である属性情報Tiを持つ音楽データAdを、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdであると認識して、同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定するようになされている。つまり、この場合、例えば、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年が「2005」であるとすると、制御部12は、リリース年が「2004」、「2005」、「2006」のいずれかである属性情報Tiを持つ音楽データAdを、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdであると認識する。
さらに制御部12は、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるリリース年が「2020」以降であれば、リリース年が「2020」以降である属性情報Tiを持つ音楽データAdを、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdであると認識して、同一年代の曲に対応する音楽データがコンテンツ記憶部15に記憶されているどうかを判定するようになされている。
このようにして、制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定するようになされている。
そしてこのステップSP33で肯定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていることを意味し、このとき制御部12は、ステップSP34に移る。ステップSP34において制御部12は、このときのGUI画面に同一年代曲アイコンA2を表示して、ステップSP35に移る。
これに対して、上述のステップSP33で否定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていないことを意味し、このとき制御部12は、ステップSP35に移る。
ステップSP35において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲の類似曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定する。
このステップSP35で肯定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるクラスタ番号と同一のクラスタ番号を属性情報Tiに持つ音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていることを意味し、このとき制御部12は、ステップSP36に移る。ステップSP36において制御部12は、このときのGUI画面に類似曲アイコンA3を表示して、ステップSP37に移る。
これに対して、上述のステップSP35で否定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるクラスタ番号と同一のクラスタ番号を属性情報Tiに持つ音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていないことを意味し、このとき制御部12は、ステップSP37に移る。
ステップSP37において制御部12は、リモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンである同一アーティスト曲切換ボタンB18、同一年代曲ボタンB19及び類似曲切換ボタンB20のうちのどれかが押下されたかどうかを判定する。このステップSP37で否定結果を得ると、このことは、ユーザが現在再生中の音楽データAdに基づく曲を引き続き楽しもうとしていることを意味し、このとき制御部12は、再びステップSP30に戻り、チャンネルプレイリストPLに基づく音楽データAdの再生を継続する。
これに対して、このステップSP37で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、ステップSP38に移る。ステップSP38において制御部12は、まず押下された関連曲切換ボタンが同一アーティスト曲切換ボタンB18であるかどうかを判定する。このステップSP38で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、同一アーティスト曲切換ボタンB18が押下されたと認識して、ステップSP39に移る。なお、ここでは、GUI画面に同一アーティスト曲アイコンA1が表示されている状態で、同一アーティスト曲切換ボタンB18が押下された状況を想定するものとする。
ステップSP39において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一アーティストの曲に対応する音楽データAdを、実際にコンテンツ記憶部15から検索して、次のステップSP43に移る。
これに対して、上述のステップSP38で否定結果を得ると、このことは、押下された関連曲切換ボタンが同一アーティスト曲切換ボタンB18ではないことを意味し、このとき制御部12は、ステップSP40に移る。
ステップSP40において制御部12は、押下された関連曲切換ボタンが同一年代曲切換ボタンB19であるかどうかを判定する。このステップSP40で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、同一年代曲切換ボタンB18が押下されたと認識して、ステップSP41に移る。なお、ここでは、GUI画面に同一年代曲アイコンA2が表示されている状態で、同一年代曲切換ボタンB19が押下された状況を想定するものとする。
ステップSP41において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdを、実際にコンテンツ記憶部15から検索して、次のステップSP43に移る。
これに対して、上述のステップSP40で否定結果を得ると、このことは、押下された関連曲切換ボタンが同一アーティスト曲切換ボタンB18でも同一年代曲切換ボタンB19でもなく、類似曲切換ボタンB20であることを意味し、このとき制御部12は、類似曲切換ボタンB20が押下されたと認識して、ステップSP42に移る。なお、ここでは、GUI画面に類似曲アイコンA3が表示されている状態で、類似曲切換ボタンB20が押下された状況を想定するものとする。
ステップSP42において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲の類似曲に対応する音楽データAdを、実際にコンテンツ記憶部15から検索して、次のステップSP43に移る。
ステップSP43において制御部12は、前段のステップSP39、またはステップSP41、またはステップSP42での検索の結果見付かった音楽データAdで構成される一時関連リストPLを生成して、これをリスト記憶部17に一時記憶し、次のステップSP44に移る。なお、この一時関連リストPLは、その曲順が毎回ランダムとなるように生成される。
ステップSP44において制御部12は、チャンネルプレイリストPLを、この一時関連リストPLに切り換えて選択すると共に、再生中の音楽データAdを停止して、一時関連リストPLに属する音楽データAdのうちの1つ(つまり再生していた音楽データAdに基づく曲に関連する曲に対応する音楽データAd)の再生を開始して、次のステップSP45に移る。
ステップSP45において制御部12は、リモートコントローラRM1の戻るボタンB21が押下されたかどうかを判定する。このステップSP45で否定結果を得ると、このとき制御部12は、再びステップSP44に戻り、一時関連リストPLに基づく音楽データAdの再生を継続する。
これに対して、このステップSP45で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、再びステップSP30に戻り、再び関連する曲に切り換える前の元のチャンネルプレイリストPLに戻って、元の音楽データAd(つまり関連する曲に切り換える前の曲に対応する音楽データAd)を再生すると共に、リスト記憶部17から一時関連リストPLを削除する。
このような関連曲切換手順RT4にしたがって、音楽再生装置10の制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲を、この曲に関連がある曲に切り換えるようになされている。
ちなみに、この関連曲切換処理手順RT4では、ステップSP39、ステップSP41、ステップSP42のそれぞれにおいて、対応する関連曲通知アイコン(すなわち同一アーティスト曲アイコンA1、同一年代曲アイコンA2、類似曲アイコンA3)が表示されている状態で、関連曲切換ボタン(すなわち同一アーティスト曲切換ボタンB18、同一年代曲切換ボタンB19、類似曲切換ボタンB20)が押下された状況を想定したが、例えば、同一アーティスト曲アイコンA1が表示されていない状態で同一アーティスト曲切換ボタンB18が押下された場合のように、対応する関連曲通知アイコンが表示されていない状態で関連曲切換ボタンが押下された場合には、関連曲切換ボタンによって切り換え可能な曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていない旨を示すテキスト情報をGUI画面に表示するなどしたうえで、ステップSP30に戻り、チャンネルプレイリストPLに基づく音楽データAdの再生を継続するようにすればよい。
(2−4)第1の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、音楽再生装置10は、音楽データAdと、その属性情報Tiとを対応付けてコンテンツ記憶部15に記憶する。
そして音楽再生装置10の制御部12は、コンテンツ記憶部15に記憶した音楽データAdのうちの任意の音楽データAdの再生を開始すると、この再生中の音楽データAdの属性情報Tiと、それ以外の音楽データAdの属性情報Tiとを基に、再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを確認する。
この結果、音楽再生装置10の制御部12は、関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていれば、この旨を示す関連曲通知アイコン(同一アーティスト曲アイコンA1、同一年代曲アイコンA2、類似曲アイコンA3)をGUI画面に表示する。
これにより音楽再生装置10は、ユーザに対して、再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを通知することができる。
さらに音楽再生装置10の制御部12は、関連曲通知アイコンを表示している状態で、リモートコントローラRM1の関連曲切換ボタン(同一アーティスト曲切換ボタンB18、同一年代曲切換ボタンB19、類似曲切換ボタンB20)が押下されたことを認識すると、再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdを実際にコンテンツ記憶部15から検索して、検索の結果見付かった音楽データAdで構成される一時的なチャンネルプレイリスト(一時関連リスト)PLを生成した後、再生する音楽データAdを、この一時関連リストPLに属する音楽データAdのうちの1つに切り換える。
このように音楽再生装置10は、音楽データAdの再生中に、リモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンを押下する簡易な操作をユーザに行わせるだけで、再生する音楽データを、再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdが属する一時関連リストPLに属している音楽データAd、つまり再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdのうちの1つに切り換えることができる。
さらに音楽再生装置10の制御部12は、この一時関連リストPLに登録された音楽データAdを再生中に、リモートコントローラRM1の戻るボタンB21が押下されると、再び関連曲に切り換える前の元の音楽データAdの再生に戻ると共に、一時関連リストPLを削除する。
このように音楽再生装置10は、一時関連リストPLを、関連する曲の音楽データAdに切り換えるよう要求されたときに生成して一時記憶し、この音楽データAdの再生が終了すると削除するようにしたことで、わざわざコンテンツ記憶部15に記憶した音楽データAdのそれぞれに対して、あらかじめ関連する曲の音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリストPLを生成してリスト記憶部17に記憶しておく必要がなく、その分、リスト記憶部17を有効利用することができる。
以上の構成によれば、音楽再生装置10は、任意の音楽データAdを再生中に、リモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンを押下させるだけで、音楽データAdの再生を、再生中の音楽データAdから、この音楽データAdに関連するコンテンツが属するチャンネルプレイリストに属している音楽データAdに切り換えることができ、かくして、従来と比して一段とコンテンツ再生時の利便性を向上することができる。
(3)第2の実施の形態
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、上述の第1の実施の形態とは異なる関連曲切換処理を実行する実施例であり、概要、音楽再生装置10の構成、MusicStationファンクションの基本機能などは第1の実施の形態と同様とする。
具体的に言うと、この第2の実施の形態では、音楽再生装置10が、音楽データAdの再生を、再生中の音楽データAdから、この音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdに切り換えた後、さらにこの切換後の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていれば、関連曲通知アイコン(同一アーティスト曲アイコンA1、同一年代曲アイコンA2、類似曲アイコンA3)を表示して、このときリモートコントローラRM1の関連曲切換ボタン(同一アーティスト曲切換ボタンB18、同一年代曲切換ボタンB19、類似曲切換ボタンB20)が押下されると、この切換後の音楽データAdから、さらにこの音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdに切り換えるようになされており、この点が第1の実施の形態と異なる点である。
つまり、この第2の実施の形態では、再生中の曲から、この曲に関連する曲へ、さらにこの曲に関連する曲へと、関連する曲を順に辿っていくことができるようになされている。
(3−1)第2の実施の形態による関連曲切換処理手順
ここで、この第2の実施の形態による関連曲切換処理手順について、図17及びこれに続く図18のフローチャートを用いて詳しく説明する。音楽再生装置10の制御部12は、MusicStationファンクションを起動すると、この関連曲切換処理手順RT5を開始して、ステップSP50に移る。
ステップSP50において制御部12は、チャンネル切換操作などに応じてチャンネルプレイリストPLを選択すると共に、この選択したチャンネルプレイリストPLに登録された音楽データAdのうちの1つの再生を開始して、次のステップSP51に移る。
ステップSP51において制御部12は、まず再生中の音楽データAdに基づく曲と同一アーティストの曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定する。
このステップSP51で肯定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるアーティスト名と同一のアーティスト名を属性情報Tiに持つ音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていることを意味し、このとき制御部12は、ステップSP52に移る。ステップSP52において制御部12は、このときのGUI画面に同一アーティスト曲アイコンA1を表示して、ステップSP53に移る。
これに対して、上述のステップSP51で否定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるアーティスト名と同一のアーティスト名を属性情報Tiに持つ音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていないことを意味し、このとき制御部12は、ステップSP53に移る。
ステップSP53において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定する。ここで、同一年代の曲であるかどうかは、第1の実施の形態と同様、属性情報Tiのリリース年に基づいて判断するものとする。
このステップSP53で肯定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていることを意味し、このとき制御部12は、ステップSP54に移る。ステップSP54において制御部12は、このときのGUI画面に同一年代曲アイコンA2を表示して、ステップSP55に移る。
これに対して、このステップSP53で否定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていないことを意味し、このとき制御部12は、ステップSP55に移る。
ステップSP55において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲の類似曲に対応する音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定する。
このステップSP55で肯定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるクラスタ番号と同一のクラスタ番号を属性情報Tiに持つ音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていることを意味し、このとき制御部12は、ステップSP56に移る。ステップSP56において制御部12は、このときのGUI画面に類似曲アイコンA3を表示して、ステップSP57に移る。
これに対して、上述のステップSP55で否定結果を得ると、このことは、再生中の音楽データAdの属性情報Tiに含まれるクラスタ番号と同一のクラスタ番号を属性情報Tiに持つ音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されていないことを意味し、このとき制御部12は、ステップSP57に移る。
ステップSP57において制御部12は、リモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンである同一アーティスト曲切換ボタンB18、同一年代曲ボタンB19及び類似曲切換ボタンB20のうちのどれかが押下されたかどうかを判定する。このステップSP57で否定結果を得ると、このとき制御部12は、ステップSP58に移り、現在選択中のチャンネルプレイリストPLが一時関連リストPLであるかどうかを判定する。
ちなみに、この時点では、まだ一時関連リストPLを生成しておらず、選択中のチャンネルプレイリストPLがリスト記憶部17にあらかじめ用意されている通常のチャンネルプレイリストPLであることから、制御部12は、このステップSP58で否定結果を得て、再びステップSP50に戻り、チャンネルプレイリストPLに基づく音楽データAdの再生を継続する。
これに対して、上述のステップSP57で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、ステップSP59に移る。ステップSP59において制御部12は、まず押下された関連曲切換ボタンが同一アーティスト曲切換ボタンB18であるかどうかを判定する。このステップSP59で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、同一アーティスト曲切換ボタンB18が押下されたと認識して、ステップSP60に移る。なお、ここでは、GUI画面に同一アーティスト曲アイコンA1が表示されている状態で、同一アーティスト曲切換ボタンB18が押下された状況を想定するものとする。
ステップSP60において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一アーティストの曲に対応する音楽データAdを、実際にコンテンツ記憶部15から検索して、次のステップSP64に移る。
これに対して、上述のステップSP59で否定結果を得ると、このことは、押下された関連曲切換ボタンが同一アーティスト曲切換ボタンB18ではないことを意味し、このとき制御部12は、ステップSP61に移る。
ステップSP61において制御部12は、押下された関連曲切換ボタンが同一年代曲切換ボタンB19であるかどうかを判定する。このステップSP61で肯定結果を得ると、このとき制御部12は、同一年代曲切換ボタンB18が押下されたと認識して、ステップSP62に移る。なお、ここでは、GUI画面に同一年代曲アイコンA2が表示されている状態で、同一年代曲切換ボタンB19が押下された状況を想定するものとする。
ステップSP62において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲と同一年代の曲に対応する音楽データAdを、実際にコンテンツ記憶部15から検索して、次のステップSP64に移る。
これに対して、上述のステップSP61で否定結果を得ると、このことは、押下された関連曲切換ボタンが同一アーティスト曲切換ボタンB18でも同一年代曲切換ボタンB19でもなく、類似曲切換ボタンB20であることを意味し、このとき制御部12は、類似曲切換ボタンB20が押下されたと認識して、ステップSP63に移る。なお、ここでは、GUI画面に類似曲アイコンA3が表示されている状態で、類似曲切換ボタンB20が押下された状況を想定するものとする。
ステップSP63において制御部12は、再生中の音楽データAdに基づく曲の類似曲に対応する音楽データAdを、実際にコンテンツ記憶部15から検索して、次のステップSP64に移る。
ステップSP64において制御部12は、前段のステップSP60、またはステップSP62、またはステップSP63での検索の結果見付かった音楽データAdで構成される一時関連リストPLを生成して、これをリスト記憶部17に一時記憶し、次のステップSP65に移る。なお、この一時関連リストPLは、その曲順が毎回ランダムとなるように生成される。
ステップSP65において制御部12は、チャンネルプレイリストPLを、この一時関連リストPLに切り換えて選択し、音楽データAdの再生を、一時関連リストPLに属する音楽データAdのうちの1つ(つまり再生していた音楽データAdに基づく曲に関連する曲に対応する音楽データAd)に切り換えて、次のステップSP66に移る。
ステップSP66において制御部12は、リモートコントローラRM1の戻るボタンB21が押下されたかどうかを判定する。このステップSP66で否定結果を得ると、このとき制御部12は、再びステップSP51に戻る。
そして制御部12は、ステップSP51〜ステップSP56の処理を、今度は一時関連リストPLを基に再生中の音楽データAd(つまり切換後の音楽データAd)に対して実行することで、この音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかを判定して、この判定結果を基に、図19に示すように一時関連リストPL選択中のGUI画面(例えば選択画面20)に関連曲通知アイコン(同一アーティスト曲アイコンA1、同一年代アイコンA2、類似曲アイコンA3)を表示する。
このようにこの第2の実施の形態では、一時関連リストPLを基に再生中の音楽データAdに対しても、関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかに応じて関連曲通知アイコンを表示することで、関連する曲があるかどうかをユーザに通知することができるようになされている。
ここでリモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンが押下されると、制御部12は、続くステップSP57で肯定結果を得て、ステップSP59〜ステップSP65の処理を再び実行することにより、一時関連リストPLを基に再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdで構成される新たな一時関連リストPLを生成して選択すると共に、音楽データAdの再生を、この新たに生成した一時関連リストPLに属する音楽データAdのうちの1つに切り換え、さらに以前の一時関連リストPLを削除して、次のステップSP66に移る。
ステップSP66に移った制御部12は、このステップSP66で肯定結果が得られるまで、つまりリモートコントローラRM1の戻るボタンB21が押下されるまで、ステップSP51〜ステップSP65の処理を繰り返すことにより、関連曲切換ボタンが押下される度に、新たな一時関連リストPLを生成して、再生する音楽データAdを、この新たに生成した一時関連リストPLに属する音楽データAdに切り換えることにより、再生中の曲から、この曲に関連する曲へ、さらにこの曲に関連する曲へと、再生する曲を順に切り換えることができるようになされている。
そして制御部12は、戻るボタンB21が押下されると、再びステップSP50に戻ることで、関連する曲に切り換える前に選択していた元のチャンネルプレイリストPLに戻って、元の音楽データAdを再生すると共に、リスト記憶部17から一時関連リストPLを削除する。
ちなみに、上述のステップSP58で肯定結果を得た場合、このことは、ユーザが現在再生中の音楽データAdに基づく曲を引き続き楽しもうとしていることを意味し、このとき制御部12は、ステップSP65に移り、一時関連リストPLに基づく音楽データAdの再生を継続するようになされている。
(3−2)第2の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、音楽再生装置10は、コンテンツ記憶部15に記憶した音楽データAdのうちの任意の音楽データAdの再生を開始すると、この再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているのであれば、この旨を示す関連曲通知アイコン(同一アーティスト曲アイコンA1、同一年代曲アイコンA2、類似曲アイコンA3)をGUI画面に表示する。
そして音楽再生装置10の制御部12は、関連曲通知アイコンを表示している状態で、リモートコントローラRM1の関連曲切換ボタン(同一アーティスト曲切換ボタンB18、同一年代曲切換ボタンB19、類似曲切換ボタンB20)が押下されると、再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdで構成される一時的なチャンネルプレイリスト(一時関連リスト)PLを生成した後、再生する音楽データAdを、この一時関連リストPLに属する音楽データAdのうちの1つに切り換える。
またこのとき、音楽再生装置10の制御部12は、一時関連リストPLを基に再生中の音楽データAd(つまり切換後の音楽データAd)に基づく曲に関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているのであれば、この旨を示す関連曲通知アイコン(同一アーティスト曲アイコンA1、同一年代アイコンA2、類似曲アイコンA3)をGUI画面に表示する。
このように音楽再生装置10は、一時関連リストPLを基に再生中の音楽データAdに対しても、関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているかどうかに応じて関連曲通知アイコンを表示することで、関連する曲があるかどうかをユーザに通知することができるようになされている。
さらに音楽再生装置10の制御部12は、このときリモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンが押下されると、一時関連リストPLを基に再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdで構成される新たな一時関連リストPLを生成して、これをリスト記憶部17に一時記憶(古い一時関連リストPLに上書き)した後、再生する音楽データAdを、この新たに生成した一時関連リストPLに属する音楽データAdのうちの1つに切り換える。
そして音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1の戻るボタンB21が押下されるまで、関連曲切換ボタンが押下される度に、新たな一時関連リストPLを生成すると共に古い一時関連リストPLを削除し、再生する音楽データAdを、この新たに生成した一時関連リストPLに属する音楽データAdのうちの1つに切り換える。
かくして、音楽再生装置10は、関連曲切換ボタンを繰り返し押下するだけの簡易な操作で、再生中の曲から、この曲に関連する曲へ、さらにこの曲に関連する曲へと、再生する曲をその曲に関連する曲へ順に切り換えることができる。
また音楽再生装置10の制御部12は、リモートコントローラRM1の戻るボタンB21を押下するだけの簡易な操作で、関連曲切換前の最初のチャンネルプレイリストPLに戻って、元の音楽データAdの再生に戻ることもできる。
以上の構成によれば、この第2の実施の形態の音楽再生装置10は、関連曲切換ボタンを押下する簡易な操作を繰り返し行わせるだけで、再生中の曲から、この曲に関連する曲へ、さらにこの曲に関連する曲へというように、再生中の曲をその曲に関連する曲へ順に切り換えることができ、かくして、より一層コンテンツ再生時の利便性を向上することができる。
(4)第3の実施の形態
次に、第3の実施の形態を説明する。図20に示す再生装置100は、上述した機能ブロック構成の再生装置1(図1)をハードウェア構成により実現した例であり、再生装置100の筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部101がユーザによって操作されると、操作入力部101でこれを認識し、その操作に応じた操作入力信号を入力処理部102に送出する。入力処理部102は、供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、操作入力信号を操作コマンドに変換し、これをバス103を介して中央処理ユニット(CPU:Central
Processing Unit )104に送出する。
中央処理ユニット104は、ROM(Read Only Memory)105又はハードディスクドライブ106にあらかじめ記憶されている基本プログラムやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムをバス103を介してRAM(Random Access Memory)107に読み出す。そして中央処理ユニット104は、RAM107上で展開したこれら各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部102から与えられる操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
例えば、中央処理ユニット104は、通信処理部108及びネットワークインタフェース109を順次介して、ネットワークNT上の図示しない音楽提供サーバにアクセスする。
そして、中央処理ユニット104は、ユーザにより操作入力部101を介して、所望の音楽データをダウンロード要求するための操作入力信号が入力されると、これに応じて音楽提供サーバに所望の音楽データをダウンロード要求する。この結果として、中央処理ユニット104は、音楽提供サーバから提供される所望の音楽データをネットワークインタフェース109及び通信処理部108を順次介してダウンロードする。そして中央処理ユニット104は、このダウンロードした音楽データをハードディスクドライブ106に記憶する。
また、中央処理ユニット104は、ユーザにより操作入力部101を介して、CDなどの記録媒体に記録された音楽データを録音するための操作入力信号が入力されると、メディアドライブ110により記録媒体から音楽データを読み出すと共に、読み出した音楽データをデータ処理回路111に送出する。データ処理回路111は、メディアドライブ110から与えられた音楽データを圧縮符号化してハードディスクドライブ106に記憶する。
さらに、中央処理ユニット104は、ユーザにより操作入力部101を介してハードディスクドライブ106内の音楽データが指定され、再生要求する操作入力信号が入力されると、これに応じてハードディスクドライブ106から、指定された音楽データを読み出してデータ処理回路111に送出する。データ処理回路111は、音楽データを復号した後、イコライジング処理、デジタルアナログ変換処理、増幅処理などの音声処理を施して、この結果得られた音楽信号をスピーカ112に送出する。この結果、スピーカ112から音楽信号に基づく音楽(つまり曲)が出力される。
また、ハードディスクドライブ106には、複数のプレイリストが記憶され、中央処理ユニット104は、ユーザにより操作入力部101を介して、プレイリストが指定され、このプレイリストにしたがって音楽データを再生するように要求する操作入力信号が入力されると、これに応じてハードディスクドライブ106から指定されたプレイリストを読み出す。
そして、中央処理ユニット104は、このプレイリストに登録されている音楽データをプレイリストに示される順番でハードディスクドライブ106から読み出してデータ処理回路111に送出する。データ処理回路111は、音楽データを復号した後、イコライジング処理、デジタルアナログ変換処理、増幅処理などの音声処理を施して、この結果得られた音楽信号をスピーカ112に送出する。この結果、スピーカ112から音楽信号に基づく音楽(曲)がプレイリストの順番で出力される。
さらに、中央処理ユニット104は、各種プログラムの実行結果(例えば、音楽データのダウンロード、録音、再生)に応じた表示用データを生成して、これを表示処理部113に送出する。表示処理部113は、表示用データに基づく画面をディスプレイ114に表示する。
ところで、再生装置100は、中央処理ユニット104がROM105またはハードディスクドライブ106にあらかじめ記憶された各種プログラムにしたがって各種処理を実行するようになされているので、上述した機能ブロック構成の再生装置1(図1)の各種機能(つまり実行する処理)に応じて、ROM105またはハードディスクドライブ106に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、ハードディスクドライブ106を再生装置1のコンテンツ記憶部2と同様に機能させることができ、また操作入力部101及び入力処理部102を入力部3と同様に機能させることができ、さらにメディアドライブ510、データ処理回路511及びスピーカ512を、再生部4と同様に機能させることができ、さらに中央処理ユニット104を再生装置1の制御部5と同様に機能させることができる。
よって再生装置100は、再生装置1の各種機能を、自身のハードウェア構成で実現することができ、かくして、上述した第1乃至第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、この第3の実施の形態では、中央処理ユニット104がROM105またはハードディスクドライブ106にあらかじめ記憶された各種プログラムにしたがって、再生装置1の各種機能に基づく処理を実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、各種プログラムを、CDやDVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に記録しておき、中央処理ユニット104がこの記録媒体から読み出した各種プログラムにしたがって、再生装置1の各種機能に基づく処理を実行するようにしてもよいし、この記録媒体から各種プログラムをハードディスクドライブ106にインストールするようにしてもよい。
(5)他の実施の形態
なお、上述の第1及び第2の実施の形態では、入力部としてリモートコントローラRM1及び受信部11を用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、リモートコントローラRM1に設けられた各種ボタンと同様の機能を有する各種ボタンを音楽再生装置10の筐体に設けて、これを入力部としてもよい。
また、上述の第1及び第2の実施の形態では、任意の音楽データAdを再生中で且つ関連曲通知アイコンを表示しているときに、リモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンが押下されると、再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdで構成される関連リスト情報としてのチャンネルプレイリスト(一時関連リスト)PLを生成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、任意の音楽データAdの再生を開始した時点で、この音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdで構成される一時関連リストPLを生成してリスト記憶部17に一時記憶し、この音楽データAdの再生が終了した時点で、この一時関連リストPLを削除するようにしてもよい。
このようにすれば、リモートコントローラRM1の関連曲切換ボタンが押下されてから、関連する曲に切り換えるまでの時間を短縮することができる。
さらに、上述の第1及び第2の実施の形態では、関連する曲の音楽データAdに切り換えるよう要求されたときに、関連する曲の音楽データAdで構成される一時関連リストPLを生成してリスト記憶部17に一時記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、コンテンツ記憶部15に新たに音楽データAdを記憶するときに、この音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdで構成されるチャンネルプレイリストPLを生成してリスト記憶部17に記憶しておくようにするなど、関連する曲の音楽データAdで構成される一時関連リストPLを前もってリスト記憶部17に記憶しておくようにしてもよい。
さらに、上述の第1及び第2の実施の形態では、一時関連リストPLにしたがって音楽データAdを再生中にリモートコントローラRM1の戻るボタンB21が押下されると、一時関連リストPLをリスト記憶部17から削除するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば1度生成した一時関連リストPLは、リスト記憶部17に残しておくようにしてもよい。
このようにすれば、再び同じ一時関連リストPLが必要になったときに、リスト記憶部17に残してある一時関連リストPLを再利用することで、関連する曲に切り換えるまでの時間を短縮することができる。
さらに、上述の第1及び第2の実施の形態では、一時関連リストPLを基に音楽データAdを再生中に(つまり関連する曲の音楽データAdを再生中に)、リモートコントローラRM1の戻るボタンB21が押下されると、一時関連リストPLを削除すると共に関連曲切換前の元のチャンネルプレイリストPLに戻るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、リモートコントローラRM1の上方向ボタンB13が押下されると、一時関連リストPLを削除すると共に元のチャンネルプレイリストPLに戻るようにしてもよいし、関連曲切換時に押下した関連曲切換ボタン(同一アーティスト曲切換ボタンB18、同一年代曲切換ボタンB19、類似曲切換ボタンB20)と同じ関連曲切換ボタン(同一アーティスト曲切換ボタンB18、同一年代曲切換ボタンB19、類似曲切換ボタンB20)がもう一度押下されたときに、一時関連リストPLを削除すると共に元のチャンネルプレイリストPLに戻るようにしてもよく、また一時関連リストPLに属する音楽データAdの再生を全て終了した時点で、一時関連リストPLを削除すると共に元のチャンネルプレイリストPLに戻るようにしてもよい。
また、このようにして元のチャンネルプレイリストPLに戻った場合、関連曲切換前に再生していた元の音楽データAdの再生に戻るのではなく、この音楽データAdの次の曲順の音楽データAdを再生するようにしてもよい。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態では、再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲であるかどうかを、属性情報Tiのアーティスト名、リリース年、クラスタ番号を基に判別して、関連する曲の音楽データAdで構成される一時関連リストPLを生成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、本発明はこれに限らず、属性情報Tiの曲名、ジャンル、テンポ、ムードなどを基に、再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲であるかどうかを判別するようにしてもよい。
具体的には、例えば、属性情報Tiの曲名を基に、再生中の音楽データAdに基づく曲と曲名が同じまたは類似している曲の音楽データAdを、関連する曲の音楽データAdとして扱うようにしてもよいし、属性情報Tiのジャンルを基に、再生中の音楽データAdに基づく曲と同じジャンルの曲の音楽データAdを、関連する曲の音楽データAdとして扱うようにしてもよいし、属性情報Tiのテンポを基に、再生中の音楽データAdに基づく曲とテンポが同じまたは類似する曲の音楽データAdを、関連する曲の音楽データAdとして扱うようにしてもよいし、属性情報Tiのムードを基に、再生中の音楽データAdに基づく曲とムードが同じ曲の音楽データAdを、関連する曲の音楽データAdとして扱うようにしてもよい。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態では、音楽データAdの属性情報Tiとして、曲のID、曲名、アーティスト名、収録アルバム名、ジャンル、リリース年、曲の特徴データ(テンポ、ボーカル、ムード)、クラスタ番号などを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、アーティストの出身地、年齢など、この他種々の情報を属性情報Tiとして用いるようにしてもよい。また、この属性情報Tiに含まれる特徴データ及びクラスタ番号を、外部から取得するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音楽再生装置10が、これら特徴データ及びクラスタ番号を音楽データAdを周波数解析及びクラスタリングするなどして生成するようにしてもよい。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態では、属性情報Tiのリリース年が「1949」以前のもの、「1950」〜「1959」の間のもの、「1960」〜「1969」の間のもの、「1970」〜「1979」の間のもの、「1980」〜「1989」の間のもの、「1990」〜「1999」の間のもの、「2020」以降のものを同一年代とし、またリリース年が「2000」〜「2019」の間のものであれば、リリース年とその前後1年を同一年代とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、リリース年が何年であろうと、リリース年とその前後数年を同一年代としてもよいし、この他種々のくくり方で、リリース年を基に同一年代を判断するようにしてもよい。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態では、再生画面30を表示している状態で、チャンネル切換操作または曲切換操作が行われると、GUI画面を再生画面30から選択画面20に切り換えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、再生画面30を表示している状態で、チャンネル切換操作が行われた場合のみ、GUI画面を再生画面30から選択画面20に切り換えるようにして、曲切換操作が行われた場合には、再生画面30のまま、再生画面30に表示される曲名、アーティスト名、ジャケット画像Jpを切り換えると共に、関連曲通知アイコンを再表示するようにしてもよい。
さらに上述の第2の実施の形態では、一時関連リストPLを基に再生中の音楽データAdに基づく曲に関連する曲の音楽データAdがコンテンツ記憶部15に記憶されているのであれば、この旨を示す関連曲通知アイコン(同一アーティスト曲アイコンA1、同一年代アイコンA2、類似曲アイコンA3)をGUI画面に表示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、リモートコントローラRM1の同一アーティスト曲切換ボタンB18が押下されて、同一アーティストの曲の音楽データAdで構成された一時リストPLを基に音楽データAdを再生中であるのならば、同一アーティスト曲アイコンA1を表示しないようにしてもよい。同一年代曲アイコンA2、類似曲アイコンA3についても同様である。
このようにすれば、ユーザに対して、同一アーティストの曲から、同一アーティストの曲へといったあまり意味のない曲の切り換えを行わせることなく、同一アーティストの曲から、同一年代の曲へ、さらに類似曲へというように、関連性の異なる曲へと曲の切り換えを行わせることができ、より一層関連曲切換時の利便性を向上させることができる。
さらに上述の第1乃至第3の実施の形態では、コンテンツとして曲の音楽データを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、曲以外の音楽データや、映像データ、プログラムデータなど、この他種々のコンテンツを用いるようにしてもよい。また、本発明は、再生装置1、音楽再生装置10、再生装置100として、パーソナルコンピュータや、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )、ポータブルオーディオプレイ、オーディオコンポ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、ハードディスクレコーダなど、この他種々のコンテンツを扱う装置に広く適用することができる。
本発明は、コンテンツを再生する装置で広く利用することができる。
第1の実施の形態の概要となる再生装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の具体例となる音楽再生装置の構成を示すブロック図である。 リモートコントローラの構成を示す略線図である。 音楽再生装置による音楽データの管理の説明に供する略線図である。 属性情報の内容を示す略線図である。 選択画面の構成を示す略線図である。 再生画面の構成を示す略線図である。 画面切換とそれに伴う再生制御の説明に供する略線図である。 チャンネルの切り換えと曲の切り換えの様子を示す略線図である。 MusicStationファンクション起動処理手順を示すフローチャートである。 チャンネル切換処理手順を示すフローチャートである。 曲切換処理手順を示すフローチャートである。 同一アーティストの曲に切換後の選択画面を示す略線図である。 同一アーティストの曲に切換後の再生画面を示す略線図である。 第1の実施の形態による関連曲切換処理手順を示すフローチャートである。 図15に示す関連曲切換処理手順を示すフローチャートに続くフローチャートである。 第2の実施の形態による関連曲切換処理手順を示すフローチャートである。 図17に示す関連曲切換処理手順を示すフローチャートに続くフローチャートである。 第2の実施の形態による同一アーティストの曲に切換後の選択画面を示す略線図である。 第3の実施の形態による再生装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、100……再生装置、2、15……コンテンツ記憶部、3……入力部、4、16……再生部、5、12……制御部、10……音楽再生装置、11……受信部、13……表示部、17……リスト記憶部、101……操作入力部、102……入力処理部、104……CPU、106……ハードディスクドライブ、110……メディアドライブ、111……データ処理回路、112……スピーカ、113……表示処理部、114……ディスプレイ、A1、A2、A3……関連曲通知アイコン、Ad……音楽データ、B18、B19、B20……関連曲切換ボタン、PL……チャンネルプレイリスト、RM1……リモートコントローラ、Ti……属性情報。

Claims (10)

  1. コンテンツと当該コンテンツの属性情報とを対応付けて記憶するコンテンツ記憶と、
    命令を入力する入力と、
    コンテンツを再生する再生と、
    上記再生が第一のコンテンツを再生中に、上記入力より再生中のコンテンツを当該コンテンツに関連するコンテンツに切り換えるための関連コンテンツ切換命令が入力されると、上記第一のコンテンツの属性情報に基づいて生成された上記第一のコンテンツに関連する一以上のコンテンツが属する関連リスト情報に属しているコンテンツに切り換えて再生するよう上記再生を制御する制御
    を具え
    上記制御部は、
    上記関連リスト情報に属しているコンテンツを上記再生部が再生しているときに上記入力部より再生中のコンテンツをリスト情報に基づいて切り換えるためのコンテンツ切換命令が入力されると、上記第一のコンテンツが属するリスト情報に属している第二のコンテンツに切り換えて再生するよう上記再生部を制御する
    生装置。
  2. さらに表示を具え、
    上記制御は、
    上記再生が上記第一のコンテンツの再生を開始すると、上記コンテンツ記憶に対して当該第一のコンテンツに関連するコンテンツの有無を検索し、関連するコンテンツがある場合には上記表示にその旨を表示するよう制御する
    求項1に記載の再生装置。
  3. 上記制御は、
    上記入力より関連コンテンツ切換命令が入力されると、上記コンテンツ記憶に対して上記第一のコンテンツに関連するコンテンツを当該第一のコンテンツの属性情報に基づいて検索し、当該検索の結果に基づいて上記関連リスト情報を生成する
    求項1に記載の再生装置。
  4. 上記関連リスト情報は、
    上記属性情報に含まれるコンテンツのアーティスト名、コンテンツの年代情報又はコンテンツの特徴量に基づいて生成される
    求項1に記載の再生装置。
  5. 上記制御は、
    上記関連リスト情報に属しているコンテンツを上記再生が再生しているときに上記入力より再生中のコンテンツを元のコンテンツに切り換えるための戻り命令が入力されると、再び上記第一のコンテンツに切り換えて再生するよう上記再生を制御する
    求項1に記載の再生装置。
  6. 上記制御は、
    上記関連リスト情報に属しているコンテンツを上記再生が再生しているときに上記入力より上記関連コンテンツ切換命令がさらに入力されると、再生中のコンテンツの属性情報に基づいて生成された当該再生中のコンテンツに関連する一以上のコンテンツが属する関連リスト情報に属しているコンテンツに切り換えて再生するよう上記再生を制御する
    求項1に記載の再生装置。
  7. さらに上記関連リスト情報を記憶するリスト記憶を具え、
    上記制御は、
    上記再生が上記第一のコンテンツの再生を開始すると、上記コンテンツ記憶に対して当該第一のコンテンツに関連するコンテンツの有無を検索し、当該検索の結果に基づいて上記関連リスト情報を生成して上記リスト記憶に記憶するよう制御する
    求項1に記載の再生装置。
  8. さらに上記関連リスト情報を記憶するリスト記憶を具え、
    上記制御は、
    上記再生が上記関連リスト情報に属しているコンテンツの再生又は上記第一のコンテンツの再生を終了すると、上記関連リスト情報を上記リスト記憶から削除するよう制御する
    求項1に記載の再生装置。
  9. コンテンツを再生する再生ステップと、
    上記再生ステップで第一のコンテンツを再生中に、再生中のコンテンツを当該コンテンツに関連するコンテンツに切り換えるための関連コンテンツ切換命令が入力されると、上記第一のコンテンツの属性情報に基づいて生成された上記第一のコンテンツに関連する一以上のコンテンツが属する関連リスト情報に属しているコンテンツに切り換えて再生する第1の再生切換ステップと、
    上記関連リスト情報に属しているコンテンツを再生しているときに、再生中のコンテンツをリスト情報に基づいて切り換えるためのコンテンツ切換命令が入力されると、上記第一のコンテンツが属するリスト情報に属している第二のコンテンツに切り換えて再生する第2の再生切換ステップと
    を具える再生方法。
  10. コンピュータに対して、
    コンテンツを再生する再生ステップと、
    上記再生ステップで第一のコンテンツを再生中に、再生中のコンテンツを当該コンテンツに関連するコンテンツに切り換えるための関連コンテンツ切換命令が入力されると、上記第一のコンテンツの属性情報に基づいて生成された上記第一のコンテンツに関連する一以上のコンテンツが属する関連リスト情報に属しているコンテンツに切り換えて再生する第1の再生切換ステップと、
    上記関連リスト情報に属しているコンテンツを再生しているときに、再生中のコンテンツをリスト情報に基づいて切り換えるためのコンテンツ切換命令が入力されると、上記第一のコンテンツが属するリスト情報に属している第二のコンテンツに切り換えて再生する第2の再生切換ステップと
    を実行させるための再生プログラム。
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