JP4978306B2 - コンテンツファイル処理装置、コンテンツファイル処理方法及びコンテンツファイル処理プログラム - Google Patents
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Description
コンテンツファイルを当該コンテンツファイルの管理情報とともに記憶する記憶手段と、
選択条件に基づいて前記記憶されたコンテンツファイルの中からデータ処理対象のコンテンツファイルを選択する選択処理を行うとともに、前記選択条件によって選択されたコンテンツファイルのうち、所定の削除条件に合うコンテンツファイルを復元可能に削除し、その他を完全削除する制御手段と、を備え、
前記所定の削除条件は、ファイルサイズに基づく条件、圧縮率に基づく条件、圧縮フォーマットに基づく条件又は音楽ファイルの内容に基づく条件のうちの何れかの条件を含む。
図1に、本実施形態におけるオーディオ再生装置1の機能的構成を示す。
オーディオ再生装置1は、図1に示すように、メイン制御部2、通信部3、記憶部4、ディスクドライブユニット5、USB I/O6、音処理部7、チューナー部8、サブ制御部9、操作部10、表示部11を備えて構成されている。
例えば、メイン制御部2は音楽ファイルの再生のための制御を行う。
また、音楽ファイルの選択処理の動作モードである選択モードにおいて、記憶部4に記憶されている音楽ファイルからデータ処理対象の音楽ファイルの選択処理を行う。さらに、音楽ファイルのデータ処理の動作モードである処理モードにおいて、前記選択処理によって選択された音楽ファイルのデータ処理を行う。
また、記憶部4は、コンテンツファイルである音楽ファイルを記憶するとともに、当該音楽ファイルの管理に用いる管理データベースを記憶する。
図2に示すように、音楽ファイルはフォルダによって分類されて記憶されている。フォルダの分類はどのような分類であってもよいが、図2に示す例では音楽ファイルを取り込んだ入力もと(例えば、CDから取り込んだ場合、配信サイトからネットワークを介してダウンロードした場合やラジオ放送を録音した場合等)や入力日時等によって、フォルダA〜Dを作成して分類している。なお、図2の例では、便宜上フォルダAに属する音楽ファイルを音楽ファイルa1〜a4、フォルダBに属するものを音楽ファイルb1〜b3、フォルダCに属するものを音楽ファイルc1、c2、フォルダDに属するものを音楽ファイルd1〜d3と示して識別している。
タグデータには、例えば音楽のタイトル、アーティスト、収録されているアルバム名、ジャンル等の音楽の内容に関する付属情報の他、圧縮フォーマット、圧縮率、パス名、記録履歴等の音楽データ自体に関する付属情報を含んでいる。なお、記録履歴とは音楽データの保存に関する履歴を指し、音楽データの入力元(例えば、CDからコピーした場合にはそのCDの情報、ラジオ放送を録音した場合には放送局のバンド、周波数等の情報)、保存日時等の情報が含まれる。
管理データベースMは音楽ファイルの管理情報からなり、音楽ファイルの検索等の際に利用される。管理情報とは音楽ファイルの管理に用いられる情報であり、例えば音楽ファイルのタイトル、アーティスト等の音楽ファイルの内容に関する情報の他、音楽ファイルの圧縮フォーマット等のデータ条件の情報が挙げられる。
図3ではアーティスト毎に音楽ファイルを管理するように構成された管理データベースMの例を示している。この管理データベースMでは、アーティストA〜C毎にそのアーティストA〜Cに該当する音楽ファイルのタイトル、圧縮フォーマット、パス名、その他の情報(圧縮率、記録履歴等)を管理情報として記憶している。例えば、図2に示した音楽ファイルb1のアーティストが「アーティストA」である場合、音楽ファイルb1のタイトル「AAAAA」、圧縮フォーマット「ATRAC」、パス名「フォルダB¥音楽ファイルb1」等の管理情報が管理データベースMのアーティストAの領域に記憶される。
管理データベースMの作成方法については後述する。
変換器71は、デジタル信号からアナログ信号へ、またその逆へと信号の変換を行うものである。コーデック72は、デコーダ、エンコーダを備え、音信号の符号化又は復号化を行う。
音処理部7は、音入力部73やチューナー部8から入力される音信号(アナログ信号)を変換器71によりデジタル信号に変換した後、これをコーデック72によりエンコードしてメイン制御部2に出力する。一方、メイン制御部2から再生する音楽データが入力されると、コーデック72によりこれをデコードし、変換器71によってアナログ信号に変換した後、音出力部74に出力する。音入力部73はマイク等であり、音出力部74はスピーカ等である。
表示部11は、ディスプレイを備え、メイン制御部2の制御に従ってこのディスプレイ上に設定画面や操作画面等を表示する。
オーディオ再生装置1では、新たに保存すべき音楽ファイルや音楽データが入力されると、当該音楽ファイル等を記憶部4に記憶させるとともに、管理データベースMを作成する。最初に、この音楽ファイル等の入力と管理データベースの作成に係る処理について説明する。
ディスクドライブユニット5によりディスク(CDDA)からリアルPCMデータとして読み出し、音処理部7のコーデック72で、所定の圧縮フォーマットで圧縮処理する。そして、記憶部4に音楽データとして記憶する。なお、ユーザによりにより操作部10を介して圧縮フォーマットが当該指定された圧縮フォーマットにより圧縮する。
作成した音楽ファイルは記憶部4に記憶させる。このとき、記録に関わる情報(録音経路やファイルを作成した日時など)に対応するフォルダ(パス)に当該音楽ファイルを格納する。
この場合、配信サイト側で音楽データとタグデータとからなる音楽ファイルが用意されている場合と、音楽データとメタデータとが別ファイルとして用意されている場合とがある。既に1つの音楽ファイルとして用意されている場合は、その音楽ファイルを、通信部3を介してダウンロードしてこれを記憶部4に記憶する。音楽データとメタデータが分かれている場合は、その両方をダウンロードし、それをいったん記憶部4に記憶させる。そして、そのメタデータをタグデータに変換し、音楽データとタグデータとからなる音楽ファイルを作成し改めて記憶部4に記憶させる。いずれの場合においても、ダウンロード日時等のファイル自体に関する情報もタグデータに含ませる。
音楽ファイルの、記憶部4の格納場所(=フォルダ(パス))は、上記と同様。
次いで、音楽ファイルのタグデータに基づいて当該音楽ファイルの管理情報を生成し、管理データベースMに追加して更新する。この管理データベースMの作成方法については上記と同じであるので詳細な説明は省略する。
チューナー部8を介して受信しているラジオ放送の録音が操作部10を介してユーザにより指示されると、メイン制御部2は、当該ラジオ放送の音声信号を、音処理部7の変換器71でデジタルデータ(リニアCPMデータ)に変換し、それをコーデック72で所定の圧縮フォーマットに圧縮し、音楽データを作成して記憶部4に記憶させる。
さらに、当該音楽データに対応するタグデータを生成し、これと合わせて音楽ファイルとする。タグデータは、圧縮フォーマットや圧縮率、録音した日時等である。その他、音楽配信サイトAnyMusicの運営しているサーバから提供されるFMオンエア情報(番組情報、放送時間等の情報)を通信部3を介して取得したものをタグデータに含ませたり、ユーザにより操作部10を介して入力されたタイトル、アーティスト等の情報を含ませてもよい。メイン制御部2はこのように作成したタグデータに基づいて音楽ファイルの管理情報を生成する。
音楽ファイルの、記憶部4の格納場所(=フォルダ(パス))は、上記と同様である。
管理データベースMの作成方法は上記と同様である。
他の機器から入力される場合としては、USB I/O 6を介してPCや他のオーディオ再生装置(以下PC等と記す)から入力される場合が考えられる。
PC等から入力される場合、PC等において音楽データについてタグデータが既に作成され、音楽ファイルとして入力される。入力された音楽ファイルは記憶部4に記憶させる。
音楽ファイルの、記憶部4の格納場所(=フォルダ(パス))は、上記と同様。
当該音楽ファイルのタグデータを用いて管理データベースMを作成する。
外部から入力されるアナログ信号の場合、音楽データのみが入力されることになる。この場合でも、メイン制御部2はタグデータを作成する。タグデータとしては、圧縮フォーマットや圧縮率、録音した日時等である。さらに、操作部10を介して入力されるタイトル等を含めてもよい。
音楽ファイルの、記憶部4の格納場所(=フォルダ(パス))は、上記と同様。
その後、上述の方法により管理データベースMを作成する。
音楽ファイルの整理としては、音楽ファイルの削除、移動(フォルダ間の移動やPC等の外部装置への移動等)、コピー(バックアップ用にコピーする場合やCD等にコピーする場合等)等が挙げられるが、ここでは削除する場合に行われるデータ処理を例に説明する。
これに対し、完全削除とはデータ自体を記憶部4から消去することをいう。具体的には、データを記憶している領域を上書き可能な状態とするか、或いは実際に白紙データを上書きし消去する。データ自体を消去するので、管理データベースMで管理情報をゴミ箱へ移動させる場合と異なり、その後消去したデータを復元することはできない。
図4は、設定画面例を示す図である。
図4に示すように、設定画面d1においてメイン制御部2は表示領域d11に選択モードX1〜X5を選択的に表示させ、表示領域d12に削除モードY1〜Y3を選択的に表示させる。なお、削除モードY21〜Y23についてはファイルサイズ、圧縮率、圧縮フォーマットの指定条件の入力領域d13をそれぞれ設ける。そして、操作部10を介してユーザにより何れかの選択モードX1〜X5、削除モードY1〜Y3が指定操作されると、メイン制御部2は当該選択された選択モード及び削除モードの設定情報を記憶部4に記憶させる。削除モードY21〜Y23についてはファイルサイズ、圧縮率、圧縮フォーマットの指定条件の入力情報を、各削除モードY21〜Y23の設定情報として記憶部4に記憶させる。
図5に示すように、まず削除する音楽ファイルの指定操作が操作部10を介してユーザによりなされると(ステップS1)、メイン制御部2は当該指定された音楽ファイルのタイトル、アーティスト、圧縮フォーマット、記録履歴の情報を管理データベースMから抽出する(ステップS2)。
このようにして削除対象の音楽ファイルの選択処理がなされると、図6に示すステップS12の処理に移行し、選択された音楽ファイルの削除処理を行う。
また、部分的にゴミ箱へ格納させる場合にはゴミ箱に格納させる音楽ファイルを音楽ファイルのデータ条件によって指定することができる。よって、ユーザの目的に応じた削除を行うことができる。
例えば、コンテンツファイルの例として音楽ファイルの例を説明したが、画像ファイルやテキストファイル等、他のコンテンツファイルを扱う場合も上記と同様の処理を行うことができる。また、オーディオ再生装置ではなく、携帯端末やデジタルカメラ等の他のコンテンツファイル処理装置にも適用可能である。
2 メイン制御部
3 通信部
4 記憶部
5 ディスクドライブユニット
6 USB I/O
7 音処理部
8 チューナー部
9 サブ制御部
10 操作部
11 表示部
Claims (6)
- コンテンツファイルを当該コンテンツファイルの管理情報とともに記憶する記憶手段と、
選択条件に基づいて前記記憶されたコンテンツファイルの中からデータ処理対象のコンテンツファイルを選択する選択処理を行うとともに、前記選択条件によって選択されたコンテンツファイルのうち、所定の削除条件に合うコンテンツファイルを復元可能に削除し、その他を完全削除する制御手段と、を備え、
前記所定の削除条件は、ファイルサイズに基づく条件、圧縮率に基づく条件、圧縮フォーマットに基づく条件又は音楽ファイルの内容に基づく条件のうちの何れかの条件を含むコンテンツファイル処理装置。 - 前記選択条件は、コンテンツファイルの内容に基づく選択条件であり、
前記制御手段は、前記記憶されたコンテンツファイルの中から、前記選択条件において定められているコンテンツファイルの内容と一致するコンテンツファイルを選択する請求項1に記載のコンテンツファイル処理装置。 - 前記選択条件は、コンテンツファイルのデータ条件に基づく選択条件であり、
前記制御手段は、前記記憶されたコンテンツファイルの中から、前記選択条件において定められているコンテンツファイルのデータ条件と一致するコンテンツファイルを選択する請求項1に記載のコンテンツファイル処理装置。 - 前記ファイルサイズに基づく条件は、ファイルサイズが閾値以上のコンテンツファイルを復元可能に削除する条件であり、
前記圧縮率に基づく条件は、圧縮率が所定の閾値以下のコンテンツファイルを復元可能に削除する条件であり、
前記圧縮フォーマットに基づく条件は、所定の圧縮フォーマットと同じ圧縮フォーマットのコンテンツファイルを復元可能に削除する条件である請求項1〜3の何れか一項に記載のコンテンツファイル処理装置。 - 選択条件に基づいて、コンテンツファイルを当該コンテンツファイルの管理情報とともに記憶する記憶手段が記憶しているコンテンツファイルの中からデータ処理対象のコンテンツファイルを選択する選択処理を行うとともに、前記選択条件によって選択されたコンテンツファイルのうち、所定の削除条件に合うコンテンツファイルを復元可能に削除し、その他を完全削除するステップを有し、
前記所定の削除条件は、ファイルサイズに基づく条件、圧縮率に基づく条件、圧縮フォーマットに基づく条件又は音楽ファイルの内容に基づく条件のうちの何れかの条件を含むコンテンツファイル処理方法。 - コンピュータを、
選択条件に基づいて、コンテンツファイルを当該コンテンツファイルの管理情報とともに記憶する記憶手段が記憶しているコンテンツファイルの中からデータ処理対象のコンテンツファイルを選択する選択処理を行うとともに、前記選択条件によって選択されたコンテンツファイルのうち、所定の削除条件に合うコンテンツファイルを復元可能に削除し、その他を完全削除する制御手段として機能させるためのコンテンツファイル処理プログラムであり、
前記所定の削除条件は、ファイルサイズに基づく条件、圧縮率に基づく条件、圧縮フォーマットに基づく条件又は音楽ファイルの内容に基づく条件のうちの何れかの条件を含むコンテンツファイル処理プログラム。
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