JP5000588B2 - 生物学的排水処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、有機性排水を微生物により処理する生物学的排水処理方法に関する。
下水処理等の有機性排水処理に多用される活性汚泥法は、代表的な生物学的排水処理方法であり、生物処理槽である曝気槽(反応タンク)に有機性排水を導入し曝気することで、有機性排水中の有機物を好気性微生物により分解し、この曝気槽からの処理水を後段の沈殿槽(最終沈殿池)で沈降分離し、沈降した汚泥の一部を曝気槽に返送すると共に残りを余剰汚泥として排出するというものである(例えば、非特許文献1参照)。
建設省都市局下水道部監修「下水道施設計画・設計指針と解説 後編 1994年版」社団法人日本下水道協会、第5章水処理施設、p14
しかしながら、上記活性汚泥法にあっては、余剰汚泥が多く、この余剰汚泥の処分に多大なコストが必要とされるため、汚泥の減容が求められている。また、処理水質の向上も一層求められている。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が図られる生物学的排水処理方法を提供することを目的とする。
本発明による生物学的排水処理方法は、有機性排水が導入される生物処理槽に対して、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラを設け、槽内に、上から下に向かって、好気性領域、通性嫌気性領域、嫌気性領域の三層を形成するように、インペラの有機性排水に対する浸漬度及び回転速度の少なくとも一方を制御し、槽の後段に好気性処理槽を配置し、この好気性処理槽により上記槽からの処理水を導入し好気性処理を行い、有機性排水を生物処理槽と好気性処理槽の双方に導入することを特徴としている。
このような生物学的排水処理方法によれば、有機性排水が生物処理槽に導入され、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラの上記有機性排水に対する浸漬度及び回転速度の少なくとも一方が制御されることで、生物処理槽内に、上から下に向かって、好気性領域、通性嫌気性領域、嫌気性領域の三層が形成される。その結果、生物分解可能な有機物は三層に従って全て分解が可能とされ、さらに、好気性領域で蛋白質が分解して生じたアンモニア性窒素がさらに酸化されて亜硝酸性窒素、硝酸性窒素となりこれらの窒素酸化物が通性嫌気性領域で窒素に還元されることや、好気性領域で生じた多量の余剰汚泥が嫌気性領域で分解に供すること等が可能とされ、性質の違う微生物の協業が可能とされる。従って、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が図られる。また、槽の後段に好気性処理槽を配置し、この好気性処理槽により上記槽からの処理水を導入し好気性処理を行うようにするため、残存有機物及び窒素・リン化合物が処理され、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が一層図られると共に、懸濁物質SSの低減による透視度の向上及び臭気成分の好気性分解による臭気の低減が図られる。ここで、有機性排水中の有機物は生物処理槽で分解除去されるため、好気性処理槽への有機物の供給が不足して低負荷運転となり、汚泥が解体して沈降性が悪化する結果、透視度が低下する場合がある。本発明による生物学的排水処理方法では、有機性排水を生物処理槽と好気性処理槽の双方に導入するため、好気性処理槽での有機物不足が解消されて低負荷運転が解消され、沈降性が向上する結果、透視度の向上が図られる。
また、本発明による生物学的排水処理方法は、有機性排水が導入される生物処理槽に対して、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラを設け、槽内に、上から下に向かって、好気性領域、通性嫌気性領域、嫌気性領域の三層を形成するように、インペラの有機性排水に対する浸漬度及び回転速度の少なくとも一方を制御し、インペラにより、所定時間ごとに生物処理槽の全槽内の撹拌を行うことを特徴とする。
このような生物学的排水処理方法によれば、有機性排水が生物処理槽に導入され、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラの上記有機性排水に対する浸漬度及び回転速度の少なくとも一方が制御されることで、生物処理槽内に、上から下に向かって、好気性領域、通性嫌気性領域、嫌気性領域の三層が形成される。その結果、生物分解可能な有機物は三層に従って全て分解が可能とされ、さらに、好気性領域で蛋白質が分解して生じたアンモニア性窒素がさらに酸化されて亜硝酸性窒素、硝酸性窒素となりこれらの窒素酸化物が通性嫌気性領域で窒素に還元されることや、好気性領域で生じた多量の余剰汚泥が嫌気性領域で分解に供すること等が可能とされ、性質の違う微生物の協業が可能とされる。従って、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が図られる。また、インペラにより、所定時間ごとに生物処理槽の全槽内の撹拌を行うため、汚泥が浮遊し好気性処理に循環して供されると共に、停滞している嫌気性領域へ有機物が供給され嫌気性微生物へ栄養が補給されて嫌気性微生物の活性が向上し、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が維持される。
また、全槽内の撹拌時に、当該槽からの処理水の流出を停止するようにすると、分解途中の有機物の後段への流出を防止できる。
また、全槽内の撹拌後、所定時間経過してから、当該槽からの処理水の流出を開始するようにすると、静止時間が確保されるため、分解途中の有機物の後段への流出を一層防止できる。
また、所定時間ごとに生物処理槽の全槽内の撹拌を行う上記生物学的排水処理方法においても、槽の後段に好気性処理槽を配置し、この好気性処理槽により上記槽からの処理水を導入し好気性処理を行い、有機性排水を生物処理槽と好気性処理槽の双方に導入することが好ましい。
また、本発明による生物学的排水処理方法は、有機性排水が導入される生物処理槽に対して、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラを設け、槽内に、上から下に向かって、好気性領域、通性嫌気性領域、嫌気性領域の三層を形成するように、インペラの有機性排水に対する浸漬度及び回転速度の少なくとも一方を制御し、槽の後段に好気性処理槽を配置し、この好気性処理槽により上記槽からの処理水を導入し好気性処理を行い、生物処理槽と好気性処理槽との間に流量調整槽を配置し、この流量調整槽により生物処理槽から好気性処理槽への処理水を貯留することを特徴とする。
このような生物学的排水処理方法によれば、有機性排水が生物処理槽に導入され、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラの上記有機性排水に対する浸漬度及び回転速度の少なくとも一方が制御されることで、生物処理槽内に、上から下に向かって、好気性領域、通性嫌気性領域、嫌気性領域の三層が形成される。その結果、生物分解可能な有機物は三層に従って全て分解が可能とされ、さらに、好気性領域で蛋白質が分解して生じたアンモニア性窒素がさらに酸化されて亜硝酸性窒素、硝酸性窒素となりこれらの窒素酸化物が通性嫌気性領域で窒素に還元されることや、好気性領域で生じた多量の余剰汚泥が嫌気性領域で分解に供すること等が可能とされ、性質の違う微生物の協業が可能とされる。従って、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が図られる。また、槽の後段に好気性処理槽を配置し、この好気性処理槽により上記槽からの処理水を導入し好気性処理を行うようにするため、残存有機物及び窒素・リン化合物が処理され、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が一層図られると共に、懸濁物質SSの低減による透視度の向上及び臭気成分の好気性分解による臭気の低減が図られる。そして、生物処理槽と好気性処理槽との間に流量調整槽を配置し、この流量調整槽により生物処理槽から好気性処理槽への処理水を貯留するため、有機性排水の生物処理槽に対する導入量が変動しても、又、有機性排水を生物処理槽に対して連続導入しても、又、前述したように生物処理槽の全槽内を撹拌しその際に処理水の流出を停止しなくても、流量調整槽で後段への水量の調整が行われるため、好気性処理槽には常に設計値である一定水量が導入され、その結果、安定した運転が可能となる。
ここで、生物処理槽と好気性処理槽との間に流量調整槽を配置する上記生物学的排水処理方法においても、有機性排水を生物処理槽と好気性処理槽の双方に導入することが好ましい。
以上の生物学的排水処理方法では、上記領域の形成を、槽内の流速に基づいて判断できるため、槽内の流速に基づいて制御することが可能である。
また、上記制御を槽内の底部流速に基づいて行うようにしても良い。
このように本発明の生物学的排水処理方法によれば、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上を図ることが可能となる。
以下、本発明による生物学的排水処理方法及び生物学的排水処理装置の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る生物学的排水処理方法を採用した生物学的排水処理装置を示す構成図である。
この生物学的排水処理装置100は、例えば下水等の有機性排水が有機性排水ラインLaを介し導入されて当該有機性排水を生物処理する生物処理槽1と、この生物処理槽1からの処理水を導入し汚泥と浄化水とに固液分離する固液分離装置2と、この固液分離装置2と生物処理槽1とを接続し固液分離装置2の汚泥を生物処理槽1に返送する汚泥返送ラインL1と、を備える。
生物処理槽1は、例えば円形や矩形形状等に構成されて微生物を収容し有機性排水を生物処理するものである。そして、ここでは、生物処理槽1に対して導入される排水量は200m/dとされ、その容積は200mとされている。
この生物処理槽1には、インペラ3が付設されている。このインペラ3は、上下方向の軸線周りに回転可能な撹拌羽根であって曝気・撹拌を行うためのものであり、槽1内に導入された有機性排水Rに浸漬するように配置されている。そして、このインペラ3は、回転駆動源の駆動に従って回転し、さらに、昇降駆動源の駆動に従って上下動するように構成されている。このインペラ3の上下動及び回転による槽1内の状態に関しては後述する。
固液分離装置2は、ここでは、沈殿槽であり、生物処理槽1での生物処理により生じた汚泥を含む処理水を静置することによって、沈降汚泥と上澄水とに分離する。そして、この沈降汚泥は、汚泥返送ラインL1によって、生物処理槽1に返送され、一方、上澄水は浄化水として後段へ排出される。
ここで、特に本実施形態にあっては、生物処理槽1内の状態を検出する状態検出計4が生物処理槽1に対して設けられると共に、この状態検出計4の検出結果に基づいて、槽1内に、上から下に向かって、好気性領域A、通性嫌気性領域B、嫌気性領域Cの三層が形成されるように、インペラ3の有機性排水Rに対する浸漬度及び回転速度を制御する制御手段5を備える。
ここでいう好気性領域Aとは、酸素が存在する状態で好気性微生物による処理が行われる領域であり、嫌気性領域Cとは、酸素、硝酸・亜硝酸が存在しない状態で嫌気性微生物による処理が行われる領域であり、通性嫌気性領域Bとは、好気性領域Aと嫌気性領域Cとの遷移領域であって、溶存酸素が存在しない状態で通性嫌気性微生物(脱窒微生物)による処理が行われる領域である。
そして、上記制御手段5は、インペラ3に関する昇降駆動を制御することにより、インペラ3の有機性排水Rに対する浸漬度を制御し、インペラ3に関する回転駆動を制御することにより、インペラ3の回転速度を制御する。
なお、ここでは、インペラ3の上下動を制御することで、当該インペラ3の有機性排水Rに対する浸漬度を制御するようにしているが、生物処理槽1の越流堰の高さを調節することで有機性排水Rの水面高さを上下させ、これによって、インペラ3の有機性排水Rに対する浸漬度を制御するようにしても良い。
ここで、上記インペラ3にあっては、浸漬度を下げると(インペラ3を上昇させると)、槽1内の排水Rに対して小さな撹拌力を与え、浸漬度を上げると(インペラ3を下降させると)、槽1内の排水Rに対して大きな撹拌力を与えるという特性がある一方で、水面付近では大きな撹拌力を発揮するが、槽内底部では小さい撹拌力しか及ぼさないという特性がある。
従って、このようなインペラ3の特性に鑑み、本実施形態では、水面近くにあっては、好気性領域Aを形成すべく、汚泥(好気性微生物集塊)を十分撹拌して有機性排水と溶存酸素とを接触させるようにする一方で、槽内底部では、嫌気性領域Cを形成すべく、汚泥を巻き上げない程度の水流(流速1〜5cm/s)となるように、インペラ3の浸漬度を制御する。
より具体的には、インペラ3の浸漬度を上げて(インペラ3を下降させて)、全槽内が撹拌されている状態を作り出し、その後、状態検出計4を流速計として図示のように槽内底部に投入し、槽内底部の流速が10cm/s程度になるまで浸漬度を下げていく(インペラ3を上昇させていく)。そして、汚泥の沈降に連れて流速が下がるため、最終的に槽内底部の流速が1〜5cm/sになるように制御する。
なお、ここでは、インペラ3の浸漬度の制御を、槽内底部の流速に基いて行うようにしているが、槽内底部の流速に限定されるものではなく、例えば、槽内上部の好気性領域Aに対応する位置や槽内中間部の通性嫌気性領域Bに対応する位置等の他の位置での流速に予め換算しておいて、当該位置での流速に基づいて制御するようにしても良い。また、流速の測定位置は、単数に限定されるものではなく、複数であっても良い。
また、前述したインペラ3の回転速度の制御は、具体的には、インバーター又は機械的変速機等により行う。ここで、上記インペラ3にあっては、回転速度を下げると、酸素の供給量が少なくなり、回転速度を上げると、酸素の供給量が増えるという特性がある。
従って、このようなインペラ3の特性に鑑み、本実施形態では、好気性領域Aを形成すべく、水面近くに浮遊する汚泥(好気性微生物集塊)には、酸素を十分に供給する一方で、通性嫌気性領域B、嫌気性領域Cを形成すべく、中間及び底部にあっては、水面近くに浮遊する汚泥に酸素が十分に消費されて溶存酸素が供給されないように、インペラ3の回転速度を制御する。
ここでは、酸化還元電位や溶存酸素量に基づいてインペラ3の回転速度を制御する。そして、この場合には、好気性領域Aの目安を、溶存酸素量0〜3mg/L、酸化還元電位0〜100mv、通性嫌気性領域Bの目安を、溶存酸素量0mg/L、酸化還元電位−100〜0mv、嫌気性領域Cの目安を、溶存酸素量0mg/L、酸化還元電位−400〜−100mvとする。
具体的には、他の状態検出計として還元電位計を槽1内に投入し、例えば、生物処理槽1の高さ方向の中間位置での酸化還元電位が−50mvとなるように、インペラ3の回転速度を制御する。また、他の状態検出計として溶存酸素計を槽内に投入し、例えば、槽内底部から、1/3の高さの所の溶存酸素量を0mg/L、2/3の高さの所の溶存酸素量を0.1mg/L以上となるように、インペラ3の回転速度を制御する。
なお、二つの領域に対応する酸化還元電位や溶存酸素量、三つの領域に対応する酸化還元電位や溶存酸素量を測定し、これに基づいて、インペラ3の回転速度を制御しても勿論良い。
因みに、インペラ3の浸漬度、回転速度が、撹拌力や酸素供給量に与える影響は完全には独立していないため、浸漬度及び回転速度の調整は、数回繰り返す必要がある場合もある。また、このような調整は、汚泥濃度の変化に伴って変化するため、一週間に一度程度、微調整をするのが好ましい。また、このような調整を数回繰り返しても目標値に達しない場合には、タイマーによってインペラ3を間欠運転とする場合もある。
このように、本実施形態にあっては、有機性排水が有機性排水ラインLaを介して生物処理槽1に導入され、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラ3の有機性排水Rに対する浸漬度及び回転速度が制御されることで、槽1内に、上から下に向かって、好気性領域A、通性嫌気性領域B、嫌気性領域Cの三層が形成されるため、生物分解可能な有機物は三層に従って全て分解が可能とされ、さらに、好気性領域Aで蛋白質が分解して生じたアンモニア性窒素がさらに酸化されて亜硝酸性窒素、硝酸性窒素となりこれらの窒素酸化物が通性嫌気性領域Bで窒素に還元されることや、好気性領域Aで生じた多量の余剰汚泥が嫌気性領域Cで分解に供すること等が可能とされ、性質の違う微生物の協業が可能とされる。従って、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が図られる。
なお、上記三層A,B,Cを形成するにあたっては、インペラ3の浸漬度及び回転速度の両方を制御する方が高精度であり好ましいが、インペラ3の浸漬度又は回転速度の何れか一方のみの制御によって、上記三層A,B,Cを形成するようにしても良い。
ところで、上記生物処理槽1にあっては、数日以上同じ状態が続くと、嫌気性領域Cに対する有機物の供給が不十分となって嫌気性微生物へ栄養が行き渡らなくなり、嫌気性微生物の活性が低下してきてしまう。このため、一日数回、所定時間ごとにインペラ3の浸漬度を上げて(インペラ3を下降させて)、10〜30分程度強撹拌し、生物処理槽1の全槽内を撹拌するのが好ましい。
これによって、汚泥が浮遊し好気性処理に循環して供されると共に、停滞している嫌気性領域Cへ有機物が供給され嫌気性微生物へ栄養が補給されて嫌気性微生物の活性が向上し、その結果、前述した余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が維持されるようになる。
また、この全槽内の撹拌時に、生物処理槽1に対する有機性排水の流入及び処理水の流出を停止するのが好ましい。このように全槽内の撹拌時に処理水の流出を停止することによって、分解途中の有機物の後段への流出を防止できる。そして、インペラ3による強撹拌が終了したら、インペラ3の浸漬度を下げて(インペラ3を上昇させて)、元の運転に戻すと共に、有機性排水の流入及び処理水の流出を再開する。
また、上記全槽内の撹拌後、所定時間経過してから、生物処理槽1に対する有機性排水の流入及び処理水の流出を開始するのが好ましい。このように全槽内の撹拌後、所定時間経過してから、生物処理槽1からの処理水の流出を開始することによって、静止時間が確保され、分解途中の有機物の後段への流出を一層防止できる。
図2は、本発明の第二実施形態に係る生物学的排水処理装置を示す構成図である。
この第二実施形態の生物学的排水処理装置200が第一実施形態の生物学的排水処理装置100と違う点は、生物処理槽1と固液分離装置2との間に、好気性微生物により好気性処理を行う好気性処理槽6を接続した点である。
このような第二実施形態によれば、生物処理槽1の後段に配置した好気性処理槽6によって、残存有機物及び窒素・リン化合物が処理され、余剰汚泥の減容及び処理水質の向上が一層図られると共に、懸濁物質SSの低減による透視度の向上及び臭気成分の好気性分解による臭気の低減が図られる。
ここで、有機性排水中の有機物は生物処理槽1で分解除去されるため、好気性処理槽6への有機物の供給が不足して低負荷運転となり、汚泥が解体して沈降性が悪化する結果、透視度が低下する場合がある。以下の実施形態では、これに対処する。
図3は、本発明の第三実施形態に係る生物学的排水処理装置を示す構成図である。
この第三実施形態の生物学的排水処理装置300が第二実施形態の生物学的排水処理装置200と違う点は、有機性排水を生物処理槽1と好気性処理槽6の双方に導入するようにした点である。
具体的には、前述した有機性排水ラインLaにより有機性排水を生物処理槽1に導入するのに加えて、有機性排水ラインLbにより有機性排水を好気性処理槽6にも導入するようにしている。
そして、ここでは、有機性排水ラインLaを介して生物処理槽1に有機性排水の大半を導入し、有機性排水ラインLbを介して好気性処理槽6に残部を導入する。
このような第三実施形態によれば、有機性排水が生物処理槽1と好気性処理槽6の双方に導入されるため、好気性処理槽6での有機物不足が解消されて低負荷運転が解消され、沈降性が向上する結果、透視度の向上が図られる。
また、有機性排水の大半が生物処理槽1に導入されると共に、その残部が好気性処理槽6に導入されるため、生物処理槽1及び好気性処理槽6による前述した作用・効果を損なうこと無く透視度の向上が図られる。
図4は、本発明の第四実施形態に係る生物学的排水処理装置を示す構成図である。
この第四実施形態の生物学的排水処理装置400が第二実施形態の生物学的排水処理装置200と違う点は、生物処理槽1と好気性処理槽6との間に、生物処理槽1から好気性処理槽6への処理水を貯留可能な流量調整槽7を配置した点である。
このような第四実施形態によれば、有機性排水の生物処理槽1に対する導入量が変動しても、又、有機性排水を生物処理槽1に対して連続導入しても、又、前述したように生物処理槽1の全槽内を撹拌しその際に処理水の流出を停止しなくても、流量調整槽7で後段への水量の調整が行われるため、好気性処理槽6には常に設計値である一定水量が導入される。その結果、安定した運転が可能となる。
なお、この第四実施形態の特徴である流量調整槽7の配置を、第三実施形態、すなわち有機性排水を生物処理槽1と好気性処理槽6の双方に導入するものに対して適用することも可能である。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、特に好適であるとして、制御手段5によってインペラ3を自動制御するようにしているが、作業者によるマニュアル操作による制御であっても良い。
以下、実施例1〜4及び比較例1を説明する。
(実施例1)
図1に示す生物学的排水処理装置100を用い、生物処理槽を好気性領域A、通性嫌気性領域B、嫌気性領域Cの三層を有する生物処理槽1とした。この生物処理槽1への排水量は200m/d、その容積は200mとし、インペラ3の浸漬度及び回転速度を制御して、水深、MLSS、溶存酸素量、酸化還元電位の関係を表1のようにした。
Figure 0005000588
(実施例2)
実施例1のものに、図2に示すのと同様に、好気性処理槽6を追加した点以外は実施例1と同様とした。
(比較例1)
図1の生物処理槽1を、曝気槽とした点以外は、実施例1と同様とした。
実施例1、実施例2、比較例1の各々の処理水のpH、SS、BOD、T−N、汚泥発生量を、表2に示す。
Figure 0005000588
表2に示すように、実施例1は、比較例1に比して、余剰汚泥が減少していると共に処理水質が向上していることが分かる。また、実施例2は、実施例1に比して、余剰汚泥が減少していると共に処理水質が向上していることが分かる。
(実施例3)
水深、MLSS、溶存酸素量、酸化還元電位の関係を表3のようにすると共に、表4に示すタイムスケジュールのように、7時間30分の運転ごとに、30分間、生物処理槽1に対する有機性排水の流入及び処理水の流出を停止した状態で、インペラ3の浸漬度を上げ当該インペラ3を強撹拌させて全槽内の撹拌を行う点以外は、実施例1と同様とした。
Figure 0005000588
Figure 0005000588
実施例3の処理水のpH、SS、BOD、T−N、汚泥発生量を前述した比較例1と共に表5に示す。
Figure 0005000588
表5に示すように、実施例3は、比較例1に比して、余剰汚泥が減少していると共に処理水質が向上していることが分かる。また、実施例3は、実施例1に比して、余剰汚泥が減少していると共に処理水質が向上していることが分かる。
(実施例4)
図4に示す生物学的排水処理装置400を用い、ここでは、流量200m/時、BOD=90mg/L、SS=120mg/Lの有機性排水を生物処理槽1に導入した。生物処理槽1の容積は1600m、滞留時間は8時間とし、流量調整槽7の容積は1000mとした。好気性処理槽6の容積は1600m、滞留時間は8時間とし、沈殿槽2の容積は1000m、表面積は400m、表面積負荷率は12m/m/日とした。
その結果、処理水(沈殿槽2の上澄水)は、その流量200m/時に対して、BOD=3mg/L、SS=3mg/Lとなり、処理水質が向上していることが分かる。
本発明の第一実施形態に係る生物学的排水処理装置を示す構成図である。 本発明の第二実施形態に係る生物学的排水処理装置を示す構成図である。 本発明の第三実施形態に係る生物学的排水処理装置を示す構成図である。 本発明の第四実施形態に係る生物学的排水処理装置を示す構成図である。
符号の説明
1…生物処理槽(槽)、3…インペラ、4…状態検出計、5…制御手段、6…好気性処理槽、7…流量調整槽、100,200,300,400…生物学的排水処理装置、A…好気性領域、B…通性嫌気性領域、C…嫌気性領域、La,Lb…有機性排水ライン、R…有機性排水。

Claims (10)

  1. 有機性排水が導入される生物処理槽に対して、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラを設け、
    前記槽内に、上から下に向かって、好気性領域、通性嫌気性領域、嫌気性領域の三層を形成するように、前記インペラの前記有機性排水に対する浸漬度及び回転速度の少なくとも一方を制御し、
    前記槽の後段に好気性処理槽を配置し、この好気性処理槽により前記槽からの処理水を導入し好気性処理を行い、
    前記有機性排水を前記生物処理槽と前記好気性処理槽の双方に導入することを特徴とする生物学的排水処理方法。
  2. 有機性排水が導入される生物処理槽に対して、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラを設け、
    前記槽内に、上から下に向かって、好気性領域、通性嫌気性領域、嫌気性領域の三層を形成するように、前記インペラの前記有機性排水に対する浸漬度及び回転速度の少なくとも一方を制御し、
    前記インペラにより、所定時間ごとに前記生物処理槽の全槽内の撹拌を行うことを特徴とする生物学的排水処理方法。
  3. 前記全槽内の撹拌時に、当該槽からの処理水の流出を停止することを特徴とする請求項記載の生物学的排水処理方法。
  4. 前記全槽内の撹拌後、所定時間経過してから、当該槽からの処理水の流出を開始することを特徴とする請求項又は記載の生物学的排水処理方法。
  5. 前記槽の後段に好気性処理槽を配置し、この好気性処理槽により前記槽からの処理水を導入し好気性処理を行うことを特徴とする請求項の何れか一項に記載の生物学的排水処理方法。
  6. 前記有機性排水を前記生物処理槽と前記好気性処理槽の双方に導入することを特徴とする請求項記載の生物学的排水処理方法。
  7. 有機性排水が導入される生物処理槽に対して、上下方向の軸線周りに回転可能なインペラを設け、
    前記槽内に、上から下に向かって、好気性領域、通性嫌気性領域、嫌気性領域の三層を形成するように、前記インペラの前記有機性排水に対する浸漬度及び回転速度の少なくとも一方を制御し、
    前記槽の後段に好気性処理槽を配置し、この好気性処理槽により前記槽からの処理水を導入し好気性処理を行い、
    前記生物処理槽と前記好気性処理槽との間に流量調整槽を配置し、この流量調整槽により前記生物処理槽から前記好気性処理槽への処理水を貯留することを特徴とする生物学的排水処理方法。
  8. 前記有機性排水を前記生物処理槽と前記好気性処理槽の双方に導入することを特徴とする請求項記載の生物学的排水処理方法。
  9. 前記槽内の流速に基づいて制御することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の生物学的排水処理方法。
  10. 前記槽内の底部流速に基づいて制御することを特徴とする請求項記載の生物学的排水処理方法。
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