WO2018055793A1 - 有機性排水の生物処理方法 - Google Patents

有機性排水の生物処理方法 Download PDF

Info

Publication number
WO2018055793A1
WO2018055793A1 PCT/JP2017/008541 JP2017008541W WO2018055793A1 WO 2018055793 A1 WO2018055793 A1 WO 2018055793A1 JP 2017008541 W JP2017008541 W JP 2017008541W WO 2018055793 A1 WO2018055793 A1 WO 2018055793A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
biological treatment
treatment tank
raw water
tank
water
Prior art date
Application number
PCT/JP2017/008541
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
繁樹 藤島
Original Assignee
栗田工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2016185517A priority Critical patent/JP6195000B1/ja
Priority to JP2016-185517 priority
Application filed by 栗田工業株式会社 filed Critical 栗田工業株式会社
Publication of WO2018055793A1 publication Critical patent/WO2018055793A1/ja

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F3/00Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F3/02Aerobic processes
    • C02F3/12Activated sludge processes
    • C02F3/1205Particular type of activated sludge processes
    • C02F3/121Multistep treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/66Treatment of water, waste water, or sewage by neutralisation; pH adjustment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F3/00Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F3/006Regulation methods for biological treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F3/00Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F3/02Aerobic processes
    • C02F3/06Aerobic processes using submerged filters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F3/00Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F3/02Aerobic processes
    • C02F3/12Activated sludge processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F3/00Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F3/32Biological treatment of water, waste water, or sewage characterised by the animals or plants used, e.g. algae
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Abstract

有機性排水の2段生物処理において、槽容積を低減して排水処理設備全体の小容量・小型化を図った上で、効率的な生物処理を行う方法を提供する。原水として有機性排水が供給され、水量調整と共に一過式で好気性生物処理を行う原水調整兼第1生物処理槽11と、第1生物処理水の好気的生物処理を行う第2生物処理槽12とを備える生物処理装置。原水調整兼第1生物処理槽11の原水流入時の瞬時HRTが2~8時間で、水位が満水時の40%以上となるように運転する。原水調整槽に第1生物処理槽の機能を持たせることで、第1生物処理槽を省略して排水処理設備全体の容積削減を図る。

Description

有機性排水の生物処理方法
 本発明は、生活排水、下水、食品工場やパルプ工場等の広い濃度範囲の有機性排水の処理に利用することができる有機排水の生物処理方法に関する。本発明は、特に、第1生物処理槽及び該第1生物処理槽からの第1生物処理水が導入される第2生物処理槽を用いた有機性排水の生物処理方法に関する。
 有機性排水を高負荷にて効率的に処理する方法として、有機性排水を第1生物処理槽で細菌により処理し、排水に含まれる有機物を酸化分解して非凝集性の細菌の菌体に変換した後、生成した分散菌を第2生物処理槽で固着性原生動物に捕食除去する処理方法が知られている(例えば特許文献1)。
 この方法は、実際には、次のようにして行われる。
 工場等から排出される有機性排水は、時間帯や季節により水量や水質が変動することが多いため、図6に示すように、第1生物処理槽2の前段に原水調整槽1を設け、有機性排水を原水調整槽1で貯留し(例えばHRT5~8時間程度)、原水調整槽1内で水質を一定範囲に調整した有機性排水を、第1生物処理槽2、及び第2生物処理槽3に順次送給して生物処理する。第2生物処理槽3の処理水を沈殿槽4で固液分離する。図6の通り、第1生物処理槽2では一過式で生物処理が行われる。第1生物処理槽2の処理水(第1生物処理水)は第2生物処理槽3で処理される。第2生物処理槽3の処理水(第2生物処理水)は沈殿槽4で固液分離され、分離水が処理水として系外へ送出される。沈殿槽4の分離汚泥は第2生物処理槽3に循環される。
 このような2段生物処理では、第1生物処理槽2において、一過式で分散状態の細菌(分散菌)により有機物の大部分を処理して分散菌を優先的に生成させ、後段の第2生物処理槽2でこの分散菌を微小動物により捕食させることで汚泥の減量を図る。しかし、この場合、分散菌槽である第1生物処理槽2は、浮遊状態で細菌を維持するため、ある程度の滞留時間が必要となる。排水の性状によっては必要な滞留時間が長くなり、分散菌槽(第1生物処理槽2)が大型化する。
 この問題に対し、特許文献2には、原水槽に第1生物処理槽内液又は第1生物処理水の一部を返送することにより、原水槽を部分的に分散菌化に使用することで、分散菌槽である第1生物処理槽を小型化する方法が提案されている。
特開2013-141640号公報 特開2015-199049号公報
 特許文献2の方法により、第1生物処理槽の小型化を図ることができるが、近年の装置の小容量・小型化に対する要望を受け、さらなる小型化が求められている。
 本発明は、第1生物処理槽と第1生物処理槽からの第1生物処理水が導入される第2生物処理槽とを用いた有機性排水の2段生物処理において、槽容積を低減して排水処理設備全体の小容量・小型化を図った上で、効率的な生物処理を行う方法を提供することを目的とする。
 本発明者は、原水調整槽に第1生物処理槽の機能を持たせることで、第1生物処理槽を省略して排水処理設備全体の容積削減を可能にすることができると考えた。そして、この原水調整兼第1生物処理槽に必要な条件について更に検討した結果、以下の通り、本発明を完成するに到った。
[1] 直列2段に設けられた第1生物処理槽及び第2生物処理槽の該第1生物処理槽に有機性排水を原水として導入し、該第1生物処理槽で好気性生物処理して得られた第1生物処理水を第2生物処理槽に導入し、該第2生物処理槽内で好気性生物処理して第2生物処理水を排出する有機性排水の生物処理方法において、該第1生物処理槽を、導入された原水の水量調整と共に一過式で好気性生物処理を行う原水調整兼第1生物処理槽とし、該原水調整兼第1生物処理槽の原水流入時の瞬時HRTを2~8時間とし、かつ、該原水調整兼第1生物処理槽の水位を満水時の40%以上とすることを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
[2] [1]において、前記原水調整兼第1生物処理槽に原水が流入しない時間を含めた該原水調整兼第1生物処理槽の平均HRTを10時間以上とすることを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
[3] [1]又は[2]において、有機物分解に必要な栄養源を前記原水調整兼第1生物処理槽に添加し、該原水調整兼第1生物処理槽内液のpHを6.5~8.5に調整することを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
[4] [1]ないし[3]のいずれかにおいて、前記原水調整兼第1生物処理槽において、槽内に導入された有機性排水に含まれる有機物を分散菌に変換する処理を行い、前記第2生物処理槽において、該第1生物処理槽からの分散菌を含む第1生物処理水内の分散菌を微小動物に捕食させる処理を行って、分散菌と残留有機物を低減した第2生物処理水を得ることを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
[5] [1]ないし[4]のいずれかにおいて、前記原水調整兼第1生物処理槽の槽底部に、高さが該槽の最大水深の40%以下である固定床担体を配置することを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
 本発明によれば、有機性排水の2段生物処理において、槽容積を低減して排水処理設備全体の小容量・小型化を図った上で、効率的な生物処理を行うことができる。
本発明の有機性排水の生物処理方法を行う装置の実施の形態の一例を示す系統図である。 本発明の有機性排水の生物処理方法を行う装置の実施の形態の他の例を示す系統図である。 本発明の有機性排水の生物処理方法を行う装置の実施の形態の別の例を示す系統図である。 原水調整兼第1生物処理槽の実施の形態の一例を示す系統図である。 実施例1における原水調整兼第1生物処理槽内の水量(L)と、第1生物処理水のCODCr(mg/L)の経時変化を示すグラフである。 従来の2段生物処理プロセスを示す系統図である。
 以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
 本発明では、従来の排水処理設備において必要とされていた原水調整槽に第1生物処理槽の機能を持たせることにより、第1生物処理槽を省略して排水処理設備全体の容積を削減する。
 前述の通り、工場等から排出される原水は、時間帯や季節により水量は大きく変動する。このため、例えば排水量が少ないときに、原水調整兼第1生物処理槽の貯水量が枯渇するほどの水量を第2生物処理槽に給水してしまうと、原水調整兼第1生物処理槽内の分散菌の個体数が少なくなりすぎて、有機物分解の効率が低下してしまう。よって、分散菌の槽内保持のために、原水調整兼第1生物処理槽の水位は満水時の40%以上となるように設計しておく。
 通常の原水調整槽とは異なり、原水調整兼第1生物処理槽内で十分に有機物分解を行うために必要な反応時間を確保する必要がある。このために、原水流入時の瞬時HRTを2~8時間とし、原水が流入しない時間も含めた平均HRT(以下、単に「平均HRT」と称す場合がある。)を好ましくは10時間以上に設定する。
 原水流入時の瞬時HRTとは、原水調整兼第1生物処理槽に原水が流入しているときの瞬間的なHRT(水理学的滞留時間)である。例えば、原水流入時の原水調整兼第1生物処理槽へ流入する原水の最大流量をQmax(m/hr)、原水流入時のある瞬間における原水調整兼第1生物処理槽内の水量をV(m)とすると、瞬時HRTはV/Qmax(hr)で算出される。原水調整兼第1生物処理槽の容量(原水調整兼第1生物処理槽が満水となるときの水量)をVmax(m)、原水調整兼第1生物処理槽の最低水位のときの水量をVmin(m)とすると、瞬時HRTはVmin/Qmax~Vmax/Qmax(hr)で変動する。
 平均HRTは、次のように算出される。例えば、装置の運転を行っているときの平均HRTとして、原水調整兼第1生物処理槽へ流入する原水の1日当たりの平均流量をQavr(m/d)、原水調整兼第1節部処理槽の最大水量をVmax(m)とすると、平均HRTはVmax/Qavr×24(hr)で算出される。
 生物処理槽は深さによらず断面積が一定なので、本発明では容量の管理を水位(深さ)管理で規定する。
 以下に図面を参照して本発明の有機性排水の生物処理方法を具体的に説明する。
 図1~3は本発明の有機性排水の生物処理方法を行う装置の実施の形態の一例を示す系統図である。図4は、本発明に係る原水調整兼第1生物処理槽の実施の形態の一例を示す系統図である。図1~4において、同一機能を奏する部材には同一符号を付してある。図中、Pはポンプ、B,Bは散気管である。Lは後述の満水ラインを示し、Lは後述の制御ラインを示す。
 本発明に係る原水調整兼第1生物処理槽は、第1生物処理槽と原水調整槽とを兼ねるものであるので、原水調整兼第1生物処理槽の前段に原水調整槽に相当する槽は不要である。工場等から排出される有機性排水は、原水調整兼第1生物処理槽以外の原水調整槽を経ることなく、直接原水調整兼第1生物処理槽に導入される。ただし、複数種の排水を混合した総合排水として処理する場合は、各排水毎に貯槽を設けてもよい。この場合も、総合排水の原水調整槽を経ることなく直接原水調整兼第1生物処理槽に導入される。また、原水調整兼第1生物処理槽からの第1生物処理水は、直接第2生物処理槽に導入される。
[原水調整兼第1生物処理槽を回分式とし、第2生物処理槽を連続式とする生物処理]
 図1は、原水調整兼第1生物処理槽を回分式生物処理槽とし、第2生物処理槽を連続式生物処理槽とする場合の一例を示す系統図である。
 原水の有機性排水は、原水調整兼第1生物処理槽11に導入され、水量調整と共に、曝気による生物酸化処理が行われ、有機性排水は細菌により含有する有機成分(溶解性BOD)の70%以上、望ましくは75~90%が酸化分解される。
 原水調整兼第1生物処理槽11での通水は一過式で行い、原水流入時の瞬時HRTを2~8時間とし、かつ、水位を満水時の40%以上、即ち、水位変動を満水時の水位100%に対して40~100%となるように設計する。これにより、最低限の種菌を槽内に残すようにして、水量変動のある原水の処理を可能とする。
 ここで、「設計」とは、原水調整兼第1生物処理槽へ流入する原水の最大流量と、1日当たりの平均流量とに基づいて、原水調整兼第1生物処理槽の最大水量と最小水量を決定し、原水調整兼第1生物処理槽を設計することをさす。
 原水調整兼第1生物処理槽11の原水流入時の瞬時HRTは、原水調整兼第1生物処理槽11の水位により変動する。瞬時HRTが2時間未満であると有機物分解を十分に行うことができない。瞬時HRTが8時間を超えると糸状性細菌が発生する。原水調整兼第1生物処理槽11の原水流入時の瞬時HRTは2~6時間に設計することが好ましい。
 原水調整兼第1生物処理槽11の水位が満水時の40%未満となると、槽内の分散菌保有数が少なくなりすぎ、有機物分解効率が低下してしまう。このため、原水調整兼第1生物処理槽11の水位は満水時の40%以上、好ましくは50~100%に維持するように、設計を行う。
 以下、原水調整兼第1生物処理槽の満水時の水位(100%)を「満水ライン」と称し、満水ラインに対する水位40%のラインを「制限ライン」と称す場合がある。
 原水調整兼第1生物処理槽11におけるBOD容積負荷は好ましくは1kg/m/d以上、例えば1~10kg/m/dとする。原水調整兼第1生物処理槽11における通水時の瞬時最大BOD容積負荷は好ましくは10kg/m/d以下、例えば2~20kg/m/dで、平均HRTが10時間以上、特に10~24時間となるように設計することが好ましい。BOD容積負荷が上記下限よりも低いと処理効率が低下する。平均HRTが上記下限より低いと、有機性排水中の有機物を十分に処理し得ない。平均HRTは過度に長いと処理効率が低下するため上記上限以下とするのが好ましい。
 原水調整兼第1生物処理槽11には、担体を添加して、汚泥保持量を増やして負荷変動に対応できるようにしても良い。担体は流動床担体、固定床担体のいずれでも良い。
 流動床担体の形状は、球状、ペレット状、中空筒状、糸状、板状、立方体状、直方体状等任意であり、大きさも0.1~10mm程度の径において任意である。担体の材料も天然素材、無機素材、高分子素材等任意であり、ゲル状物質を用いても良い。
 原水調整兼第1生物処理槽11に流動床担体を設ける場合、担体の流出を防止するために槽内にスクリーンを設ける必要がある。図4は、原水調整兼第1生物処理槽11に流動床担体11Aを添加し、担体分離スクリーン11Bを設けた場合の原水調整兼第1生物処理槽11を示す。原水調整兼第1生物処理槽11に流動床担体を添加する場合、担体の充填率は1~10%とすることが望ましい。
 固定床担体は、担体の少なくとも一部を、原水調整兼第1生物処理槽11の底、側面、上部のいずれかに固定するものであり揺動するように設計されるものである。その形状は糸状、板状、短冊状等任意である。担体の材料も天然素材、無機素材、高分子素材等任意で、ゲル状物質を用いても良い。
 原水調整兼第1生物処理槽に固定床担体を設置する場合、固定床の高さが高いと、原水調整兼第1生物処理槽の水位が低い場合に、固定床が水面から出てしまうため、高さは原水調整兼第1生物処理槽の最大水深の40%以下、例えば20~40%とすることが好ましい。原水調整兼第1生物処理槽の固定床担体の充填率は0.1~2%とすることが好ましい。
 いずれの担体を設ける場合も、充填率が低いと担体を設けたことによる菌体の保持能の向上効果を十分に得ることができず、充填率が高いと通気性や散気が阻害される。
 原水調整兼第1生物処理槽11には、反応を進めるため、栄養剤を直接添加することが好ましい。栄養剤とは、N、P、S、Ca、Mg、K、Zn、Cu、アミノ酸、ビタミン等、微生物の増殖に必要な、無機物、有機物、ミネラル、微量金属などであって、対象原水で不足しているものをさす。
 原水調整兼第1生物処理槽11の槽内液のpHは6.5~8.5となるように調整することが好ましい。特に油分を含有する排水の場合は油分の固化を防ぐため、pHは7.5~8.5とすることが望ましい。
 原水調整兼第1生物処理槽11の流入水又は原水調整兼第1生物処理槽11内に適宜、栄養剤添加手段や酸又はアルカリを添加するpH調整手段を設けてもよい。
 原水調整兼第1生物処理槽11からの第1生物処理水は第2生物処理槽12に導入し、曝気により残存している有機成分の酸化分解、分散菌の自己分解および微小動物による補食による余剰汚泥の減量化を行う。第2生物処理槽12では細菌に比べ増殖速度の遅い微小動物の働きと細菌の自己分解を利用するため、微小動物と細菌が系内に留まるような運転条件および処理装置を用いる必要がある。第2生物処理槽12には、流動床担体や固定床担体を添加することで、微小動物の槽内保持量を高めることができる。
 第2生物処理槽12に添加する流動床担体の形状は、球状、ペレット状、中空筒状、糸状、板状、立方体状、直方体状等任意であり、大きさも0.1~10mm程度の径において任意である。担体の材料も天然素材、無機素材、高分子素材等任意であり、ゲル状物質を用いても良い。
 固定床担体は、担体の少なくとも一部を、第2生物処理槽12の底、側面、上部のいずれかに固定するものである。その形状は糸状、板状、短冊状等任意であり、材料も天然素材、無機素材、高分子素材等任意で、ゲル状物質を用いても良い。
 第2生物処理槽12における流動床担体の充填率は5~50%、特に10~40%とすることが好ましい。第2生物処理槽12における固定床担体の充填率は0.1~30%、特に0.5~10%とすることが好ましい。いずれの担体も充填率が低いと微小動物数を多くすることができず、充填率が高すぎると通水性や散気が阻害される。第2生物処理槽12に流動床担体を設ける場合の例は、後述の図2に示す。
 第2生物処理槽12の後段には沈殿槽13等の固液分離装置を設け、第2生物処理槽12からの第2生物処理水を固液分離し、分離水を処理水として取り出し、分離汚泥は返送汚泥として第2生物処理槽12に返送することで、汚泥を維持してもよい。この固液分離は、沈殿池、膜分離、上向流分離のいずれでも良い。第2生物処理槽12も回分式運転とし、固液分離を簡略化してもよい。第2生物処理槽に担体を添加した一過式とし、その後、凝集固液分離装置を設置し清澄な処理水を得ても良い。
 図1は、第2生物処理槽12を浮遊式または固定床式で運転する場合を示す系統図である。第2生物処理槽12に流動床担体12Aを充填して図示しない分離スクリーンで槽内に担体を維持するようにした系統図を図2に示す。図2の例では、沈殿槽13で分離された余剰汚泥を第2生物処理槽12に返送せず、第2生物処理槽12も原水調整兼第1生物処理槽11と同様に一過式で運転することができる。
[原水調整兼第1生物処理槽及び第2生物処理槽を回分式とする生物処理]
 図3は、原水調整兼第1生物処理槽11のみならず、第2生物処理槽12も回分式運転とし、沈殿槽13を省略した場合の系統図を示す。
 この場合、第2生物処理槽12に固定床担体を設置することが微小動物の個体数維持のために好ましい。その場合、第2生物処理槽12の最低水位よりも低い位置に固定床担体を設置する必要がある。
 以下、実施例、比較例及び参考例について説明する。
[実施例1]
 容量が10Lの原水調整兼第1生物処理槽11(担体なし)で、食品系排水(CODCr=2100mg/L、BOD=1200mg/L、SS=0mg/L)を原水として、図1の装置により処理した。原水は、水調整兼第1生物処理槽11に6時間、32mL/min(=瞬時の最大流量)で通水し、その後6時間通水停止する、6時間毎に原水通水と通水停止を繰り返す運転を行った(1日の処理水量23L/d)。
 原水調整兼第1生物処理槽11からの第1生物処理水は、3時間のうち2.25時間中に22mL/minで第2生物処理槽12(容量10L、担体なし)12に移送する間欠移送で第2生物処理槽12に導入した。
 原水調整兼第1生物処理槽11の最高水位(満水時:10L)のときの瞬時HRTは5.2時間で、最低水位(満水時の40%:4L)のときの瞬時HRTは2.1時間であり、平均HRTは10.4時間であった。原水調整兼第1生物処理槽11のBOD容積負荷は2.76kg/m/dであり、瞬間最大BOD容積負荷は5.5~13.8kg/m/dの範囲で変動した。
 pHは7となるように調整した。原水調整兼第1生物処理槽11には、栄養源(N,P源)として尿素、リン酸を添加した。
 このときの原水調整兼第1生物処理槽内の水量(L)と、第1生物処理水のCODCr(mg/L)の経時変化を図5に示す。
 図5より明らかなように、原水調整兼第1生物処理槽内の水量は満水時の100%~40%の間で変動し、第1生物処理水のCODCr除去率も50~84%(CODCr約1000~330mg/L)で変動したが、平均除去率は75%であり、有機物を効率的に分散菌に変換することができた。
 第2生物処理水のSSは30mg/L以下で、第2生物処理槽から引き抜いた余剰汚泥分と合わせた汚泥転換率は0.1kg-SS/kg-CODCrであった。
[比較例1]
 原水調整兼第1生物処理槽の最低水位を満水時の20%とした点を除き、実施例1と同様の運転を行った。その結果、水位が最低時の瞬時HRTは1.02時間となり、その期間中、分散菌は原水調整兼第1生物処理槽から流出し、CODCr除去率は10~54%、平均で30%となった。原水調整兼第1生物処理槽において分散菌は生成されたが、第2生物処理槽へのCODCrの流入が増大し、図1の装置では糸状性細菌によるバルキングで沈殿池での汚泥越流が発生した。また、汚泥転換率は0.24kg-SS/kg-CODCrであった。
[実施例2]
 原水調整兼第1生物処理槽の最低水位を満水時の50%とし、通水時の原水流量を37mL/min(1日の処理水量26.6L/d)とした点を除き、実施例1と同様の運転を行った。その結果、瞬時HRTは2.25~4.5時間であったが、平均HRTは9時間となり、その期間中、分散菌は安定に維持され、CODCr除去率は37~70%で変動し、平均で57%となり、良好な処理水質が得られた。また、第2生物処理槽へのCODCrの流入が増大したが、実施例1に比べ汚泥発生量は30%程度増加するに留まった。
[実施例3、比較例2]
 原水調整兼第1生物処理槽の槽容積と水量変動とそれに伴う瞬時HRTの変動を表1の通りとしたこと以外は、実施例1と同様の条件で運転を行った。
 結果を実施例1及び比較例1の結果と共に表1に示した。
[実施例4]
 固定床担体として、長さ10cm×幅6.5cm×厚さ0.8cmの板状軟質ポリウレタンフォーム製担体(1枚)を板面方向が鉛直方向となるように担体の上部及び下部を第2生物処理槽内に固定した点を除き、実施例1と同様の運転を行った。その結果、平均CODCr除去率は90%となり、汚泥転換率は0.08kg-SS/kg-CODCrであった。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 表1より、本発明によれば、有機性排水の2段生物処理において、原水調整槽に第1生物処理槽の機能を持たせることで、第1生物処理槽を省略して排水処理設備全体の容積削減を図り、排水処理設備全体の小容量・小型化を図った上で、効率的な生物処理を行うことができることが分かる。
 本発明を特定の態様を用いて詳細に説明したが、本発明の意図と範囲を離れることなく様々な変更が可能であることは当業者に明らかである。
 本出願は、2016年9月23日付で出願された日本特許出願2016-185517に基づいており、その全体が引用により援用される。

Claims (5)

  1.  直列2段に設けられた第1生物処理槽及び第2生物処理槽の該第1生物処理槽に有機性排水を原水として導入し、
     該第1生物処理槽で好気性生物処理して得られた第1生物処理水を第2生物処理槽に導入し、
     該第2生物処理槽内で好気性生物処理して第2生物処理水を排出する有機性排水の生物処理方法において、
     該第1生物処理槽を、導入された原水の水量調整と共に一過式で好気性生物処理を行う原水調整兼第1生物処理槽とし、
     該原水調整兼第1生物処理槽の原水流入時の瞬時HRTを2~8時間とし、かつ、該原水調整兼第1生物処理槽の水位を満水時の40%以上とすることを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
  2.  請求項1において、前記原水調整兼第1生物処理槽に原水が流入しない時間を含めた該原水調整兼第1生物処理槽の平均HRTを10時間以上とすることを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
  3.  請求項1又は2において、有機物分解に必要な栄養源を前記原水調整兼第1生物処理槽に添加し、該原水調整兼第1生物処理槽内液のpHを6.5~8.5に調整することを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
  4.  請求項1ないし3のいずれか1項において、前記原水調整兼第1生物処理槽において、槽内に導入された有機性排水に含まれる有機物を分散菌に変換する処理を行い、前記第2生物処理槽において、該第1生物処理槽からの分散菌を含む第1生物処理水内の分散菌を微小動物に捕食させる処理を行って、分散菌と残留有機物を低減した第2生物処理水を得ることを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
  5.  請求項1ないし4のいずれか1項において、前記原水調整兼第1生物処理槽の槽底部に、高さが該槽の最大水深の40%以下である固定床担体を配置することを特徴とする有機性排水の生物処理方法。
PCT/JP2017/008541 2016-09-23 2017-03-03 有機性排水の生物処理方法 WO2018055793A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016185517A JP6195000B1 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 有機性排水の生物処理方法
JP2016-185517 2016-09-23

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020197000874A KR102395694B1 (ko) 2016-09-23 2017-03-03 유기성 배수의 생물 처리 방법
CN201780053998.3A CN109661376B (zh) 2016-09-23 2017-03-03 有机排水的生物处理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2018055793A1 true WO2018055793A1 (ja) 2018-03-29

Family

ID=59854911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2017/008541 WO2018055793A1 (ja) 2016-09-23 2017-03-03 有機性排水の生物処理方法

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP6195000B1 (ja)
KR (1) KR102395694B1 (ja)
CN (1) CN109661376B (ja)
TW (1) TWI755381B (ja)
WO (1) WO2018055793A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020080460A1 (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 荏原実業株式会社 有機性廃水の生物処理装置及び生物処理方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000317475A (ja) * 1999-05-12 2000-11-21 Toto Ltd 排水再利用装置
JP2001300580A (ja) * 2000-04-28 2001-10-30 Kubota Corp 高濃度汚水の散気装置
JP2006051415A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Kurita Water Ind Ltd 有機性排水の生物処理方法
JP2006136866A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Toshiba Corp 下水処理場の制御装置
JP2007098231A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Kurita Water Ind Ltd 有機性廃水の生物処理方法および生物処理装置
JP2010110718A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Kubota Corp 有機性排水の処理方法および処理装置
JP2013141640A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Kurita Water Ind Ltd 有機性排水の生物処理装置及び方法
JP2013208560A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kurita Water Ind Ltd 有機性排水の生物処理方法
JP2015199049A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 栗田工業株式会社 有機性排水の生物処理方法および装置
JP2016013509A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 栗田工業株式会社 有機性排水の生物処理方法及び生物処理装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0839088A (ja) * 1994-08-02 1996-02-13 Toto Ltd 浄化槽及び浄化槽の運転方法
EP0968965A1 (de) * 1998-06-29 2000-01-05 Zapf Gmbh + Co. Vorrichtung und diskontinuierliches Verfahren zur biologischen Abwasserreinigung
KR20110139312A (ko) * 2004-02-02 2011-12-28 쿠리타 고교 가부시키가이샤 유기성 배수의 생물 처리 방법 및 장치
US7329349B2 (en) * 2005-04-11 2008-02-12 Adventus Intellectual Property Inc. Water treatment
CN102791640B (zh) * 2010-03-31 2014-09-10 栗田工业株式会社 有机性排水的生物处理方法及装置
KR20160060627A (ko) * 2013-09-27 2016-05-30 쿠리타 고교 가부시키가이샤 유기성 배수의 생물 처리 방법
CN103951143B (zh) * 2014-05-22 2016-05-04 哈尔滨工业大学 恒水位膜生物反应系统及利用其去除污水污染物的方法
CN105366894A (zh) * 2015-12-11 2016-03-02 南京大学 一种两段式曝气生物滤池及其处理农村生活污水的方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000317475A (ja) * 1999-05-12 2000-11-21 Toto Ltd 排水再利用装置
JP2001300580A (ja) * 2000-04-28 2001-10-30 Kubota Corp 高濃度汚水の散気装置
JP2006051415A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Kurita Water Ind Ltd 有機性排水の生物処理方法
JP2006136866A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Toshiba Corp 下水処理場の制御装置
JP2007098231A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Kurita Water Ind Ltd 有機性廃水の生物処理方法および生物処理装置
JP2010110718A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Kubota Corp 有機性排水の処理方法および処理装置
JP2013141640A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Kurita Water Ind Ltd 有機性排水の生物処理装置及び方法
JP2013208560A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kurita Water Ind Ltd 有機性排水の生物処理方法
JP2015199049A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 栗田工業株式会社 有機性排水の生物処理方法および装置
JP2016013509A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 栗田工業株式会社 有機性排水の生物処理方法及び生物処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020080460A1 (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 荏原実業株式会社 有機性廃水の生物処理装置及び生物処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201825410A (zh) 2018-07-16
CN109661376A (zh) 2019-04-19
CN109661376B (zh) 2022-06-17
JP6195000B1 (ja) 2017-09-13
JP2018047431A (ja) 2018-03-29
KR102395694B1 (ko) 2022-05-06
KR20190053833A (ko) 2019-05-20
TWI755381B (zh) 2022-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6605220B2 (en) Apparatus and method for wastewater treatment with enhanced solids reduction (ESR)
JP5994253B2 (ja) 有機性排水の生物処理装置及び方法
JP2005211879A (ja) 有機性排水の生物処理方法
JP4892917B2 (ja) 有機性排水の生物処理方法および装置
JP5862597B2 (ja) 有機性排水の生物処理方法および装置
JP2005279551A (ja) 有機性排水の生物処理方法
KR20140009347A (ko) 유기성 배수의 생물 처리 방법 및 장치
WO2018055793A1 (ja) 有機性排水の生物処理方法
JP5786998B1 (ja) 有機性排水の生物処理方法及び装置
TWI557080B (zh) Biological treatment method and device for organic waste water
JP5895663B2 (ja) 有機性排水の生物処理方法
JP6136699B2 (ja) 有機性排水の生物処理方法
JP6442856B2 (ja) 有機性排水の生物処理方法および装置
JP5850097B2 (ja) 有機性排水の生物処理方法及び生物処理装置
IL155193A (en) A device and method for treating wastewater with improved solids reduction
JP6202069B2 (ja) 有機性排水の生物処理方法
WO2015045094A1 (ja) 有機性排水の生物処理方法
JP2010069482A (ja) 有機性排水の生物処理方法
CN105314788A (zh) 综合多区废水处理系统和方法
JP2021181063A (ja) 有機性廃水の処理方法及び有機性廃水の処理装置
CN102583773A (zh) 用于微污染地表水处理的膜生物反应器中微生物活性的调控方法

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 17852574

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 20197000874

Country of ref document: KR

Kind code of ref document: A

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 17852574

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1