JP4999489B2 - 陳列棚 - Google Patents

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本発明は、陳列棚に係り、特に品物を載置可能な載置台と、前記載置台に隣接して配置され、裏面側からプロジェクタ画像が投影され、表面に情報表示画像が表示される透過型のスクリーンと、入力された表示画像データに基づいて前記プロジェクタ画像を投影するプロジェクタと、を備える陳列棚に関する。
従来、品物を陳列する陳列棚は、代表的には小売業の店舗、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア、ホームセンター、デパート内の各種商品の売場等で広く用いられている。小売業の店舗では、陳列棚に品物として商品を陳列し、陳列する商品に対応付けて棚札が付けられる。この棚札は、対応付けられる商品の価格やその他の情報を顧客に示すことを目的としている。このような棚札として電子棚札が開発されている(特許文献1、特許文献2参照)。例えば、特許文献1の図6には、例えば液晶パネルや有機ELパネル等によって棚札表示を行う陳列棚が開示されている。
小売行の店舗で用いられる陳列棚は、商品を陳列し、棚札や電子棚札を用いて陳列した商品の価格やその他の情報を示すことが主要な用途としている。これに対して、陳列棚に陳列した商品を顧客である観者に注目させ、より多くの購買につなげる手法として、POP広告(Point of Purchase)という手法が従来多く用いられている。特許文献3には、陳列棚の天壁にプロジェクタとこのプロジェクタからの投影画像を透過投影するスクリーンとを設けた陳列棚(特許文献3ではショーケース)が開示されている。
このような技術を採用することで、通常は紙などの記録媒体に印刷されるPOP広告の取付作業を行うことなく、スクリーンに透過投影するプロジェクタ画像により、陳列棚に陳列された商品の展示効果を高めることができる.

特開2005−099888公報 特開平7−17608号公報 特開2001―245756号公報
ところで、特許文献1に開示されている電子棚札や、特許文献2に開示されている電子ラベルシステム、及び、特許文献3に開示されている陳列棚では、値段や広告の表示が平面で構成された表示画面に表される。このため、周囲にいる観者は表示画面に表示される同じ画像を観察することになる。
しかしながら、表示画面に全ての観者に対して表示される画像の他に、特定の観者に対する画像を表示することが要望されることがある。この個別の表示としては、例えば商品棚に陳列されている商品のうち、観者が関心を示した特定の商品について更に詳しい情報を示したものが一例として挙げられる。
例えば商品が薬品である場合には、観者はその薬品の特徴、効能、注意事項などについて更に詳しい情報を求めている。このため、陳列棚の表示画像に薬品の詳細な情報を表示させることが望ましい。
しかし、前述した詳細な表示を通常の価格や広告の表示に加えて表示するためには、表示画面を大きくするか、表示する画像、文字等を小さく表示しなければならず、観者にとって見にくいものとなってしまう。また、このように商品の詳細表示が他の観者の目に触れる状態で表示すると、当該詳細な情報に関心を持ったことが第三者に分かってしまい、当該観者のプライバシー保護が図れなくなるという問題がある。
そこで、本発明は、特定の観者に対して詳細な情報を示した画像を表示できると共に、他の観者に対しては当該画像が見えにくいものとできる陳列棚を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の陳列棚は、品物を載置可能な載置台と、入力された表示画像データに基づいてプロジェクタ画像を投影するプロジェクタと、前記載置台の前縁部の前側から奥側に向けて形成された凹部に沿って配置され、裏面側からプロジェクタ画像が投影されると共に、前記凹部の奥側に配置された表面に情報表示画像が表示される奥側表示面を備えるスクリーンと、外部からの操作に基づき前記奥側表示面に表示される奥側プロジェクタ画像の表示切替を指示する指示信号を発生する切替指示装置と、前記奥側プロジェクタ画像の画像情報を格納する奥側画像格納部と、前記切替指示装置からの指示信号に基づいて、前記プロジェクタに前記奥側画像格納部が格納した画像情報から奥側プロジェクタ画像を選択して表示させる画像表示制御部と、を備え、前記凹部は三辺で形成され、当該三辺のうち奥側の一辺が前記載置台の背面に立設支持された背面版と平行となるよう形成され、前記奥側の一辺の両側に位置する二辺の間隔が前記前縁部の前側から奥側にかけて狭くなるよう形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、奥側表示面を備えているから、この奥側表示面に表示された画像は、この奥側表示面は正面に位置する観者にしか見えず、奥側表示面の横側に位置する他の観者からは他のスクリーンに隠されて観察できないため、特定の観者に対して詳細な情報を表示した画像を表示でき、特定の観者のプライバシーを保護できる。
以下本発明に係る陳列棚の実施の形態例を図1乃至図9に基づいて説明する。以下本実施の形態例の説明では、スーパーマーケットに配置された陳列棚システムについて説明する。
図1は陳列棚の概略構成を示す斜視図、図2は陳列棚の構成を示す図1中のA−A線に相当する断面模式図、図3は陳列棚の構成を示す図2中のB−B線に相当する断面模式図である。
陳列棚システム10は、内部にプロジェクタ200を備えて店舗内に設置される陳列棚100と、バックヤード20に配置される画像表示制御用のコンピュータ300とから構成されている。プロジェクタ200とコンピュータ300とは、接続回線401を介して接続されている。また、陳列棚100には、切替指示装置として、品物である商品4に配置されたRFIDタグを読み取る公知のRFID(Radio Frequency IDentification)読取装置181と、外部からの操作により入力指示ができる液晶タッチパネル182とが配置されている。RFID読取装置181及び液晶タッチパネル182は、コンピュータ300に接続回線402及び接続回線403を介して接続されている。
陳列棚100は、一対の側板111,112と、この側板111,112に挟まれる天井板120、背板131、底板132及び下部前板133とで構成される。
天井板120は、陳列棚100の最上部で前記側板111,112に挟まれ、陳列棚100の上部を覆うように水平となるよう固定されている。
また、前記天井板120は、その前縁部に前側から奥側に向け形成された3つの辺121a、121b、121cを備える切欠凹部121を形成して、全体略凹字形状に形成されている。従って、天井板120は、その前縁が、前記側板111,112に隣接し、最も手前側に位置する直線状の両端部120a,120bと、前記切欠凹部121の縁部をなす2つの側辺121a,121c及び底辺121bと、を備える。
背板131は、陳列棚100の背面に、下辺を底板132に接し、上辺を前記天井板120に接続して、前記側板111,112に挟まれて鉛直に固定されている。下部前板133は、陳列棚100の前面の下方に、前記一対の側板111,112に挟まれて下辺を底板132に接して、鉛直になるよう固定されている。
そして、陳列棚100は、前記側板111,112の間に形成され、プロジェクタ200が配置される直方体形状の下部空間部140と、この下部空間部140の上方奥側に配置され、前記プロジェクタ200からのプロジェクタ画像が上方に向け投影される立方体形状の画像投影空間部150とを備えて形成されている。
また、陳列棚100は、3段の載置台61,62,63、即ち、上段載置台61、中段載置台62、下段載置台63を備えている。各載置台61,62,63はそれぞれ前記側板111,112に挟まれて水平になるよう固定され、上部に商品4を載置できる載置空間51,52,53が形成される。ここで、各載置台61,62,63は、略長方形状をなし、その前縁は背板131に対して平行となるように配置されている。
陳列棚100には、前記画像投影空間部150の前方に位置し、画像投影空間部150から前側に突出配置された上段スクリーン71、中段スクリーン72、下段スクリーン73からなる3段のスクリーン71,72,73を備えている。
ここで、上段スクリーン71、中段スクリーン72、下段スクリーン73は、例えばポリカーボネート等の合成樹脂で形成され、裏面側から投影されるプロジェクタ画像を表面に透過投影可能な透過型のものである。
上段スクリーン71は、前記天井板120の下方に垂下して配置されており、前記天井板120の前縁120a,120b及び切欠凹部121の辺121a,121b,121cに沿う形状に屈曲形成され、その中央部が奥側に引き込まれた凹部をなすよう形成されている。即ち、上段スクリーン71は、前記前縁120a,120bから垂下される端部スクリーン71a、71e、前記切欠凹部121の側辺121a,121cから垂下される側辺スクリーン71b,71d、及び、最も奥側に配置される奥側表示面である奥側スクリーン71cとから構成されている。
また、中段スクリーン72及び下段スクリーン73はそれぞれ平面状をなし、中段スクリーン72は上段の載置台61に垂下され、下段スクリーン73は中段の載置台62に垂下されている。
各載置空間51,52,53の上方には、天板81,82,83が配置される他、載置空間51,52,53の奥側には奥板91,92,93が配置されている。そして、前記天板81と天井板120との間には、プロジェクタ200からの投射光が通過する投影空間161が、天板82と載置台61との間には投影空間162が、天板83と載置台62との間には投影空間163が形成されている。
陳列棚100の下部空間部140内には、プロジェクタ200が配置されるプロジェクタ設置部141が設けられている。プロジェクタ設置部141に配置されるプロジェクタ200は、レンズ201から前記上段スクリーン71、中段スクリーン72、下段スクリーン73に向けて例えば液晶表示パネル202に一画面で構成されたプロジェクタ画像を投射する、液晶プロジェクタが採用される。
前記画像投影空間部150には、プロジェクタ200から水平方向に投影されるプロジェクタ画像を上方に向け反射する主反射鏡210と、主反射鏡210で反射されたプロジェクタ画像を前記3つの投影空間161,162,163に向け反射する3つの投影鏡241,242,243が配置されている。主反射鏡210及び投影鏡241,242,243はいずれも、プロジェクタ画像を反射する鏡面を一方の面に備える平面鏡として構成される。
主反射鏡210は、陳列棚100の画像投影空間部150の下部でプロジェクタ200のレンズ201の高さに配置され、プロジェクタ200から陳列棚100の後方に向けて水平方向に投射されるプロジェクタ画像を、上方向に偏向させる向きに配置されている。
投影鏡241,242,243は、陳列棚100の画像投影空間部150で主反射鏡210の上方に、上段スクリーン71、中段スクリーン72、下段スクリーン73に対応付けて配置されている。これらの投影鏡241,242,243はその上端を対応するスクリーン71,72,73の上縁部の高さ位置に合わせ、プロジェクタ画像をスクリーン71,72,73の裏面側に投影する向きに配置されている。即ち、投影鏡241はプロジェクタ画像を上段スクリーン71の裏面側に投影する向きに、投影鏡242はプロジェクタ画像を中段スクリーン72の裏面側に投影する向きに、投影鏡243はプロジェクタ画像を下段スクリーン73の裏面側に投影する向きに、それぞれ配置される。そして、投影鏡241,242,243はそれぞれ、陳列棚100の前後方向に位置を違えて、主反射鏡210によって偏向され下方から入射されるプロジェクタ画像を互いに遮らない位置関係に配置されている。
以上のような位置関係に配置された主反射鏡210及び投影鏡241,242,243で構成される光学系によって、プロジェクタ200から投影されたプロジェクタ画像は、個々のスクリーン71,72,73の裏面側に分割して導かれる。そして、陳列棚100では、以下のような画像が表示される。
即ち、陳列棚システム10では、コンピュータ300で作製された表示画像データをプロジェクタ200に接続回線401を経由して送信され、プロジェクタ200内に配置された画像メモリに格納され、その内容がプロジェクタ画像として投影される。
プロジェクタ200は、コンピュータ300から送信された画像データを受信し、受信した画像データに基づいて一画面で構成されたプロジェクタ画像を生成し、生成したプロジェクタ画像をスクリーン71,72,73に投影する。
コンピュータ300は、処理ソフトウエアを実行し、キーボード303、マウス304の操作により、プロジェクタ200が投影する画像を作成する。この画像は、ディスプレイ302に表示され、表示画像はそのままプロジェクタ200が投影する画像となる。
本例では、プロジェクタ200の液晶表示パネル202からの投影光がスクリーン71,72,73に合焦した像を結像するように位置が決定されている。ここで、スクリーン71には、奥側スクリーン71cが形成され屈曲されている他、各スクリーン71,72,73は、プロジェクタ200と必ずしも同一の距離に配置されておらず、各スクリーン71,72,73に正確に合焦した像は結像されないが、プロジェクタ200の焦点深度が深いため、スクリーン71,72,73にはプロジェクタ像が視認可能な状態で表示される。
本例では、スクリーン71,72,73には次のような画像が表示される。図4は陳列棚のスクリーンに表示される画像を示す模式図である。スクリーン71には固定画像と遷移画像とが表示され、中段スクリーン72及び下段スクリーン73には固定画像が表示される。ここで固定画像は、商品の名称、価格等の商品情報であり商品の入替、定価の変更などがない限り固定した内容のものとして表示される。また、遷移画像は、例えばRFID読取装置181や液晶タッチパネル182からの指示により表示内容が順次変更されるものであり、例えば商品の説明を順次詳細に説明した画像である。
即ち、スクリーン71の端部スクリーン71a、側辺スクリーン71b,71d、端部スクリーン71eには例えば載置空間51に配置された商品の名称、価格等の商品情報を表示した固定画像である「○○○○」の表示191a、「××」の表示191b、「××」の表示191d、「△△△△」の表示191eが投影される。ただし、これらの表示内容、表示位置等は商品の入替定価の変更などに伴いコンピュータ300の処理によりプロジェクタ画像を変更することにより変更される。
同様にスクリーン72には、固定画像として、例えば載置空間52に配置された商品の名称、価格等の商品情報「○○○○」の表示192a、「××××」の表示192b、「△△△△」の表示192cが表示され、スクリーン73には、同じく固定画像として、例えば載置空間53に配置された商品の名称、価格等の商品情報「□□□□」の表示193a、「○○○○」の表示193b、「××××」の表示193cが表示される。
上述のように本例では、奥側スクリーン71cには奥側画像として遷移画像191cが表示される。この遷移画像191cは、上述したRFID読取装置181、液晶タッチパネル182の指示に従っての表示内容が順次変更される。この表示内容としては、商品4の説明を行うことが好適であり、紹介する商品4に関する説明を詳しくして表示することができる。
これらの固定画像である表示191a,191b,191d,191e、表示192a,192b,192c、表示193a,193b,193c及び遷移画像191cはコンピュータ300の制御に基づいてプロジェクタ200からプロジェクタ画像として各スクリーンに投影される。
コンピュータ300は、その外観態様として、本体装置301、ディスプレイ302、キーボード303、及びポインティングデバイスであるマウス304を備えて構成され、プロジェクタ200が投射するプロジェクタ画像の画像データを管理し、陳列棚の表示制御を行う。
次に陳列棚のスクリーンへの表示制御について説明する。図5は陳列棚システムの電気的構成を示すブロック図、図6は陳列棚システムの構成を示す機能ブロック図、図7は遷移画像データベースが格納する画像データの内容を示す模式図、図8は陳列棚の制御の手順を示すフローチャートである。
コンピュータ300は、図5に示すように、CPU411と、固定データを格納したROM412と、処理プログラムを一時的に格納すると共にワークエリアとなるRAM413と、OSや処理プログラム、データベース等を格納したハードディスクドライブ(HDD)414をバスライン415で接続して構成している。また、表示制御部410は、CD-ROMドライブ416、前記ディスプレイ302、キーボード303、マウス304を図示しないインタフェースを介してバスライン415に接続して備えている。更に、バスライン415には、通信装置417を接続しており、通信装置417には、前記プロジェクタ200、RFID読取装置181、液晶タッチパネル182が接続回線401,402,403を介して接続されている。
ここで、RFID読取装置181は公知であり、商品4に設置したRFIDタグから電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によってID情報や情報を取得する。また液晶タッチパネル182は公知であり、液晶パネルに情報を表示すると共に、観者がその表面に接触することによりコンピュータ300に指示を送る。
RFID読取装置181は、RAIDタグが設置された商品4がかざされると、商品4のID情報を取得し、コンピュータ300に送信する。また、液晶タッチパネル182は、観者の指での接触により、コンピュータ300に奥側スクリーン71cへの遷移画像の表示を要求したり、遷移画像の進行、退行、表示の停止を命じる指示を送信したりする。
本例では、コンピュータ300は、CPU411で、処理プログラムを実行することにより、表示制御部410の機能を実現する。そして、表示制御部410は、図6に示すように、画像表示制御部510、固定画像生成部520、遷移画像生成部540を備える。また、HDD414には固定画像データベース530及び遷移画像データベース550が格納されている。
固定画像データベース530には、上段スクリーン71の端部スクリーン71a、71e、側辺スクリーン71b,71d、中段スクリーン72、及び下段スクリーン73に表示する固定画像の画像データが格納されている。これらの画像は陳列される商品4の名称価格等の商品情報である。これらの画像データは、コンピュータ300で処理プログラムを実行してディスプレイ302で確認しながらキーボード303及びマウス304を操作して作成することができる他、商品4のメーカが提供するものを採用することができる。
また、遷移画像データベース550には、奥側スクリーン71cに表示する遷移画像の画像データが格納されている。この表示内容としては、商品4の説明とすることが好適であり、紹介する商品4に関する説明を詳しくすることができる。
遷移画像として具体的には、図7に示すような画像を表示する。即ち、商品が風邪薬である場合には、第1画面として外観の表示画像610(図7(a))、第2画面として商品の特長の記述620(同図(b))、第3画面として成分の表示630(同図(c)参照)、第4画面として注意事項の記述等640(同図(d)が順次表示できるよう格納されている。遷移画像は例えば陳列棚システム10に陳列される商品4のうち所定のものについて格納されている。また、遷移画像データベース550に格納する画像データは、コンピュータ300で処理プログラムを実行してディスプレイ302で確認しながらキーボード303及びマウス304を操作して作成することができる他、商品4のメーカが提供するものを採用することができる。
固定画像生成部520は、バックヤード20におけるオペレータのキーボード303、マウス304の操作による画像表示制御部510の制御により、固定画像データベース530から所定の固定画像データを取得し出力する。遷移画像生成部540は、陳列棚100のRFID読取装置181及び液晶タッチパネル182からの入力による画像表示制御部510の制御により、遷移画像データベース550から所定の遷移画像データを取得し、その画像を進行、退行させて出力する。
また、画像表示制御部510は、固定画像生成部520からの固定画像データと、遷移画像生成部540からの遷移画像データとを合成して生成したプロジェクタ画像データを通信装置417を介してプロジェクタ200に送出する。プロジェクタ200は、この画像データに基づいてプロジェクタ画像を投影する。
次に制御部の動作について説明する。図8は陳列棚の動作を示すフローチャートである。常時、陳列棚100の上段スクリーン71、端部スクリーン71a、71e並びに側辺スクリーン71b,71d、及び、中段スクリーン72、下段スクリーン73には、プロジェクタ200から、固定画像データベース530に格納された固定画像のうち所定の画像が表示されている。また、奥側スクリーン71cには、遷移画像の初期画像、例えばRFID読取装置181に商品4をかざすよう促す表示がなされている(ステップST1)。
観者41(図9参照)が陳列棚100の前に立ち、商品4を手に取り、RFID読取装置181にかざすと、画像表示制御部510は、RFID読取装置181に商品4のICタグから商品4の商品IDを取得する(ステップST2)。
液晶タッチパネル182からの遷移画像への移行要求があると(ステップST3)、画像表示制御部510は遷移画像生成部540に遷移画像データベース550からIDが取得された商品4に関する遷移データを取得させ(ステップST4)、遷移画像の最初の画面を遷移画像191cとして固定画像(表示191a,191b,191d,191e:図4参照)に合成して、上段スクリーン71に表示すべき画像を作成する(ステップST5)。これにより、プロジェクタ200は、上段スクリーン71の端部スクリーン71a、71e、側辺スクリーン71b,71dに固定画像である表示191a,191b,191d,191eを、奥側スクリーン71cに遷移画像191cとして商品情報を表示する。なお、本例では、中段スクリーン72には固定画像である表示192a,192b,192cが、下段スクリーン73には、固定画像である表示193a,193b,193cが表示される。
そして液晶タッチパネル182からの次画面(又は前画面)の要求があれば、ステップST4、ステップST5を繰り返し当該遷移画像を遷移画像191cとして奥側スクリーン71cに表示する。この処理を液晶タッチパネル182からの表示終了指示があるまで繰り返す。
本実施の形態例によれば、陳列棚100の奥側スクリーン71cに遷移画像191cが表示され、観者41は所望の商品4の詳細な商品情報を確認することができる。そして、このとき、図9に示すように、矢印Aで示す観者41の観察方向以外の方向(矢印B,C)からは、奥側スクリーン71cは端部スクリーン71a、71eの陰となって見えることがないので、観者41がどのような商品4に関心があったかという観者41のプライバシーは保護できることになる。
尚、上記例では、陳列棚システムにおいて、コンピュータをバックヤードに配置するものとして説明したが、コンピュータを陳列棚の内部に設けることができる。この場合、陳列棚に内蔵したコンピュータには画像データを内蔵させておくことができ、コンピュータによる表示画面を外部のコントロール用のコンピュータ等の装置で制御することができる。
また、上記実施例では、上段スクリーンにだけ奥側スクリーンを形成するものとして説明したが、奥側スクリーンはどの段のスクリーンに設けてもよい。
そして、奥側スクリーンの形状は上記例に限らず適宜変更できる。図10は他の例に係る陳列棚を示すものである。図10(a),(b)には陳列棚の1段分のスクリーンを模式的に示している。また、本例では陳列棚は、スクリーンの形状以外は、上述した陳列棚と同様の構成を備えるものである。
図10(a)に示した例では、スクリーン710の両端に突出部721,722を備え、突出部721の両側に外側スクリーン711及び内側スクリーン712を、突出部722の両側に内側スクリーン714及び外側スクリーン715を配置すると共に、内側スクリーン712と内側スクリーン714の間に奥側表示面として奥側スクリーン713を配置したものである。
本例によれば、奥側スクリーン713に遷移画面を表示することにより上記実施の形態と同様、観者のプライバシーを保護しつつ、観者に遷移画面を表示できる。また本例では、外側スクリーン711及び外側スクリーン715を配置しているので、陳列棚の側方に位置する観者から画像を見やすく表示することができる(図10(a)中矢印D,E)。
図10(b)に示した例は、スクリーン750の両端に側部突出部761,763を、中央部に中央突出部762を備えるものとし、側部突出部761の前面に前側スクリーン751を、中央突出部762の前面に前側スクリーン755を、側部突出部763の前面に前側スクリーン759を形成し、側部突出部761と中央突出部762の間に側部スクリーン752,754、奥側表示面である奥側スクリーン753を配置し、更に、中央突出部762と側部突出部763との間に、側部スクリーン756,757、奥側表示面である奥側スクリーン757を配置するものとしている。
本例によれば、2個所の奥側スクリーン753,757において、観者に遷移画面を表示することができる。
陳列棚の概略構成を示す斜視図である。 陳列棚の構成を示す図1中のA−A線に相当する断面模式図である。 陳列棚の構成を示す図2中のB−B線に相当する断面模式図である。 陳列棚のスクリーンに表示される画像を示す模式図である。 陳列棚システムの電気的構成を示すブロック図である。 陳列棚システムの構成を示す機能ブロック図である。 遷移画像データベースが格納する画像データの内容を示す模式図である。 陳列棚の制御の手順を示すフローチャートである。 陳列棚の使用状態を示す斜視図である。 陳列棚の変形例を示す斜視模式図である。
符号の説明
4…商品、41…観者、51,52,53…載置空間、61,62,63…載置台、71,72,73…スクリーン、71c…奥側スクリーン(奥側表示面)、191c…遷移画像、181…RFID読取装置(切替指示装置)、182…液晶タッチパネル(切替指示装置)

Claims (9)

  1. 品物を載置可能な載置台と、
    入力された表示画像データに基づいてプロジェクタ画像を投影するプロジェクタと、
    前記載置台の前縁部の前側から奥側に向けて形成された凹部に沿って配置され、裏面側からプロジェクタ画像が投影されると共に、前記凹部の奥側に配置された表面に情報表示画像が表示される奥側表示面を備えるスクリーンと、
    外部からの操作に基づき前記奥側表示面に表示される奥側プロジェクタ画像の表示切替を指示する指示信号を発生する切替指示装置と、
    前記奥側プロジェクタ画像の画像情報を格納する奥側画像格納部と、
    前記切替指示装置からの指示信号に基づいて、前記プロジェクタに前記奥側画像格納部が格納した画像情報から奥側プロジェクタ画像を選択して表示させる画像表示制御部と、
    を備え、
    前記凹部は三辺で形成され、当該三辺のうち奥側の一辺が前記載置台の背面に立設支持された背面版と平行となるよう形成され、前記奥側の一辺の両側に位置する二辺の間隔が前記前縁部の前側から奥側にかけて狭くなるよう形成されていることを特徴とする陳列棚。
  2. 前記スクリーンは上下方向に複数設けられ、前記奥側表示面は複数段設けられたスクリーンの少なくとも一つに配置されていることを特徴とする請求項1記載の陳列棚。
  3. 1段のスクリーンには、一又は複数の奥側表示面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の陳列棚。
  4. 品物を載置可能であって異なる高さ位置に配置された複数の載置台と、
    前記載置台の上段の載置台又は上段に配置される部材の前縁部の前側から奥側に向けて形成された凹部に沿って配置され、後方である裏面側から投影された画像を表面側に透過投影可能であり、表面に情報表示画像が表示されると共に、前記凹部の奥側に配置された表面に情報表示画像が表示される奥側表示面を備える透過型スクリーンと、
    プロジェクタ設置部に配置され、一画面で構成されたプロジェクタ画像を投影するプロジェクタと、
    前記複数の載置台の後側に配置され、前記プロジェクタからのプロジェクタ画像を略鉛直方向に導くよう確保された鉛直投影領域と、
    前記鉛直投影領域における前記複数の透過型スクリーンの設置の高さ位置に対応した高さ位置に配置され、プロジェクタが投影する一画面のプロジェクタ画像の一部をなす分割プロジェクタ画像を分離すると共に、この分割プロジェクタ画像を略水平方向に向け投影するように偏向する複数の反射装置と、
    各載置台の上側であって前記反射装置と前記透過型スクリーンとの間配置され、前記各分割プロジェクタ画像を水平方向に導き前記透過型スクリーンに投射するよう確保された複数の画像水平投影領域と、
    外部からの操作に基づき前記奥側表示面に表示される奥側プロジェクタ画像の表示切替を指示する指示信号を発生する切替指示装置と、
    前記奥側プロジェクタ画像の画像情報を格納する奥側画像格納部と、
    前記切替指示装置からの指示信号に基づいて、前記プロジェクタに前記奥側画像格納部が格納した画像情報から奥側プロジェクタ画像を選択して表示させる画像表示制御部と、
    を備え、
    前記凹部は三辺で形成され、当該三辺のうち奥側の一辺が前記載置台の背面に立設支持された背面版と平行となるよう形成され、前記奥側の一辺の両側に位置する二辺の間隔が前記前縁部の前側から奥側にかけて狭くなるよう形成されていることを特徴とする陳列棚。
  5. 前記切替指示装置は、陳列棚に陳列されている品物を特定する情報を入力できるものであり、
    前記奥側画像格納部は、少なくとも前記陳列棚に陳列されている品物に関する画像情報を格納しており、
    前記画像表示制御部は、プロジェクタに奥側プロジェクタ画像として奥側画像格納部が格納した画像情報のうち前記特定された品物に関する画像情報を表示させるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の陳列棚。
  6. 前記切替指示装置は、前記奥側表示部の表示の遷移状態を指示できるものであり、
    前記奥側画像格納部は、遷移可能な一連の画像情報を格納しており、
    前記画像表示制御部は、プロジェクタに奥側プロジェクタ画像として前記奥側画像格納部が格納した画像情報から前記切替指示装置の指示に応じて選択された画像情報を遷移させて表示させるものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の陳列棚。
  7. 前記切替指示装置は、前記品物に表示されたバーコードを読み取るバーコード読取装置を備えることを特徴とする請求項5又は6記載の陳列棚。
  8. 前記切替指示装置は、品物に配置されたRFIDタグを読み取るRFID読取装置を備えることを特徴とする請求項5又は6記載の陳列棚。
  9. 前記切替指示装置は、タッチパネルスイッチを備えることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか一項に記載の陳列棚。
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