JP4098062B2 - 映像投影システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルの工事現場等に設置された仮囲いパネルを利用した映像投影システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、市中には、ビル等の壁面や屋上、もしくは通路の天井等に、大型もしくは小型のディスプレイ装置が配設され、種々の広告映像等が表示されている。
【0003】
また、マンションの建築に当たっては、建築工事と並行して、そのマンションの1戸に対応したモデルルームを設けて、営業を行うことが行われている。
そのようなモデルルームの費用は、当該マンションの1戸の販売価格と同程度の費用がかかると言われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、市中に新たにディスプレイ装置を設置するための場所を確保することは、費用の点や諸規制の問題をクリアしなければならないという問題があった。
また、マンション建築に際してのモデルルームの費用は、当該マンションの1戸の販売価格と同程度の費用がかかると言われ、また、モデルルームの設置場所を確保することも容易ではなかった。
例えば、せっかく、立地条件の優れた場所、即ち、地価が高く、空き用地が少ない場所にマンションを建築する場合に、モデルルームをその近隣に設置することは費用の点と、用地を確保することが困難である点から、モデルルームは当該マンションの予定地から離れた場所に設置せざるを得ない場合が多かった。モデルルームが実際のマンションの予定地から離れている不便な場所にある場合には、購入希望者は手軽に見学にいけないため、当該マンションに対する購入意欲が低下するという問題があった。
また、マンションの高層階からの眺望をアピールすることも困難であって、せっかく立地条件が優れて条件の良いマンションであっても、購入希望者に効果的に、且つ、手軽にそのセールスポイントをアピールすることが困難であった。
【0005】
そこで、本発明は、ビルの工事現場等に設置された仮囲いパネルを利用した映像投影システムを提案し、マンションの工事現場の場合には、そのマンションのモデルルームの内部のシミュレーション映像もしくは窓からの眺望映像等を投影することを可能とすることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる映像投影システムの請求項1においては、
工事現場と外部との間に配設された仮囲いパネルの一部を、外部から見て工事現場側に平面視で台形状もしくは矩形に凹ませて、平面視で台形状もしくは矩形の空間を形成し、
前記空間の周囲の3面の壁面に透明もしくは半透明の3面のスクリーンを配設し、
前記3面のスクリーンに工事現場側から映像を投影する投影手段を配設し、
前記平面視で台形状もしくは矩形の空間に近づいた人間もしくは空間内の人間の有無を検出する人感センサーを設けて、人間が近づいたときに映像の投影を開始するように構成した。
【0007】
【作用】
本発明によれば、仮囲いパネルの一部を凹ませて形成した空間の周囲の壁面に映像を投影するので、外部の通行に影響を与えることなく、また、種々の規制を受けることなく、広告等の映像を投影することができる。
また、移動設置可能な建屋の壁面の少なくとも一部を、透明もしくは半透明のスクリーンとしたので、内部に設置した投影手段から前記スクリーンに映像を投影することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる映像投影システムを、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1は、本発明にかかる映像投影システムの実施形態の斜視図である。
図1において、Pは工事現場の周囲に形成された仮囲いパネルである。仮囲いパネルPの内側Pinはビルの建設工事現場であり、仮囲いパネルPの外部Poutは一般の通路である。
Sは前記仮囲いパネルPの一部を、内側Pin側へ凹ませて形成された空間である。この空間Sの周囲の壁Wには、透明もしくは半透明の投影用スクリーンが形成されている。
【0010】
図2は図1に示した映像投影システムの要部の平面断面図である。図2において、仮囲いパネルPの内側Pinに形成された空間Sの周囲の壁面Wには、仮囲いとしの機能と投影用スクリーンの機能を兼ね備えた壁(これを、以後投影用スクリーンと呼ぶ。)が形成されており、その背面(内側Pin)には、前記壁面Wに映像を投影するためのプロジェクタPJが配設されている。このプロジェクタPJは風雨対策と盗難防止対策等を兼ねて仮設ハウスHを利用した建屋内に配設されている。また、当然のことながら、仮設ハウスHを使用せずに、プロジェクタPJを設置しても良い。
前記仮設ハウスHの内部に、前記空間Sと前記投影用スクリーンとが形成されており、前記仮設ハウスHを前記仮囲いパネルPに形成した開口部に密接させることによって、前記空間Sと投影用スクリーンとを形成することができるのである。
【0011】
図3は図1、2に示した映像投影システムの要部の側面断面図である。図3において、囲いパネルPの内側Pinに形成された空間Sの周囲の壁面Wに形成された投影用スクリーンの背面(内側Pin)にはプロジェクタPJが配設されている。前記プロジェクタPJは仮設ハウスH内に配設され、前記空間Sと前記投影用スクリーンも仮設ハウスH内に形成されている。
このような仮設ハウスHは、建設現場に応じて分解・組立・移動等が可能であるので、迅速に映像投影システムを設置することができる。
【0012】
前記投影用スクリーンは3方に形成されているが、天井面にも形成することができる。また、投影用スクリーンが形成される壁面や天井面は垂直/水平に形成してもよいが、傾斜させてもよい。また、図2に示したように3面の投影用スクリーンを台形状もしくは矩形に形成した。
このような空間Sは、仮囲いパネルの複数個所に形成してもよい。
また、空間Sに近づいた人間もしくは空間S内の人間の有無を検出する人感センサーを設けて、人間が近づいたときに映像の投影を開始するように制御する。
また、周囲の明るさもしくは時間帯によって、映像の明るさを制御しても良い。
【0013】
前記壁面に投影する映像は、実際に撮影した実写映像でも、コンピュータグラフィック等によってシミュレーション技術等を用いて生成した合成映像でも、両者を合成した映像でもよい。また、静止画でも動画でもそれらの混合されたものでもよい。スピーカ等からステレオ音声を出力してもよい。
また、プロジェクタに代えて、大型ディスプレイ装置を利用することもできる。
そして、映像には更に詳細な情報を提供するサーバのURLを含ませることによって、感心を持った人が、そのURLによって指定されるサーバを、携帯電話機やパソコン等を用いてアクセスして更に詳細な情報を得やすくすることもできる。
【0014】
なお、図4に示したように、移動設置が可能な仮設ハウスの壁と、投影用のスクリーンとを兼ねたパネルとすることにより、以下のような効果が得られる。
・仮設ハウス内に、プロジェクタやDVDプレイヤー、または、パソコン等を設置することにより、風雨対策と盗難防止対策が図れる。
・プロジェクタからスクリーンまでの空間が仮設ハウス内に位置することにより、外部からの光が入りにくくなるので、映像をより鮮明にすることができる。
・投影用のスクリーンを仮設ハウスの壁パネルと一体化することにより、当該映像投影システムの設置・移動が簡便になるという効果が得られる。例えば、クレーン付きトラックにより吊り下げるだけで移動・設置が完了するため、イベント等の短期間の使用時にも非常に適している。
前記仮設ハウスの壁と、投影用のスクリーンとを兼ねたパネルを、さらに、仮囲いパネルの機能も兼ねるように構成してもよい。
このとき、スクリーンは、凹ませた空間に設けてもよいが、通常の平面状の壁に設けてもよい。
【0015】
以上の用に構成された映像投影システムによれば、例えば、マンションの建設現場に設けられた仮囲いパネルの場合には、当該マンションのモデルルームの内部の映像を投影することもできる。
この場合には、室内の映像だけでなく、窓やベランダ、テラス等からの眺望の映像を投影することもできる。このような映像を投影することによって、当該マンションが建設されるその場所からの眺望を確認することができるので、当該マンションの立地条件を気に入った購入希望者は、室内の映像や眺望も確認することができるので、購入を決心しやすくなる。従って、当該発明のシステムによって、モデルルームの機能としては充分な機能を発揮することができる。
【0016】
従って、立地条件の優れた市中に、モデルルームを設置する場所を確保するという困難な手続が不要となるので、モデルルームまで含めたマンションの建設費用が低減できるという効果が得られる。
また、購入希望者は、立地条件の優れた場所において、モデルルームの内容およびそこからの眺望等を手軽に確認できるので、購入希望者は当該マンションに対する購入意欲が高まるという効果がある。
【0017】
さらに、上記構成の映像投影システムを、日本各地もしくは世界各地の建設現場等の仮囲いパネルに形成し、それらの映像投影システムで投影する映像を、インターネットを介して配信・管理することによって、モデルルームの映像だけでなく、種々の広告映像(音声を含む)や、ニュース映像や、映画作品等を投影するこもできる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明の映像配信システムによれば、建設工事現場の仮囲いパネルの内側に設けた空間の壁面に映像を投影するので、種々の制約に束縛されることなく、効果的な映像の投影が可能となる。
特に、マンションの建設現場においては、当該マンションのモデルルームを紹介する映像を投影することによって、高い宣伝広告効果が得られる。
また、仮囲いパネルの内側に凹ませた空間で映像の提供を行うので、一般の該当における映像提供に対するような種々の規制を免れることができる。
また、広告宣伝用の場所を新たに確保する必要がないので、低コストで宣伝広告を提供することができる。
また、移動設置可能な建屋の壁面の少なくとも一部を、透明もしくは半透明のスクリーンとしたので、所望の場所に映像投影システムを迅速に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる映像配信システムの実施の形態の構成の斜視図である。
【図2】図1の要部の平面断面図である。
【図3】図1の要部の側面断面図である。
【図4】映像投影システムを内蔵した仮設ハウスの実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
H 仮設ハウス、建屋
PJ プロジェクタ
P 仮囲いパネル
Pin 内側
Pout 外側
S 空間
W 壁面
Claims (1)
- 工事現場と外部との間に配設された仮囲いパネルの一部を、外部から見て工事現場側に平面視で台形状もしくは矩形に凹ませて、平面視で台形状もしくは矩形の空間を形成し、
前記空間の周囲の3面の壁面に透明もしくは半透明の3面のスクリーンを配設し、
前記3面のスクリーンに工事現場側から映像を投影する投影手段を配設し、
前記平面視で台形状もしくは矩形の空間に近づいた人間もしくは空間内の人間の有無を検出する人感センサーを設けて、人間が近づいたときに映像の投影を開始するように構成したことを特徴とする映像投影システム。
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