JP2002149102A - 映像による広告システム - Google Patents

映像による広告システム

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JP2002149102A
JP2002149102A JP2000376649A JP2000376649A JP2002149102A JP 2002149102 A JP2002149102 A JP 2002149102A JP 2000376649 A JP2000376649 A JP 2000376649A JP 2000376649 A JP2000376649 A JP 2000376649A JP 2002149102 A JP2002149102 A JP 2002149102A
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video
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building
advertising
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Nobuyuki Sato
信行 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオ映像プロジェクターとスクリーンとの
間を人が自由に通過したり、自由に物を置くことができ
るようにして、各種店舗のガラス窓等に広告映像を投射
する。 【解決手段】 映像発生装置1は、電子的な広告映像
データを広告映像光線に変換して、投射スクリーン2に
その垂線Kに対して傾いた方向から投射する際に歪を補
正した映像光線とする。この投射スクリーン2は建築物
6の透明ガラス3に貼り付けられるとともに垂線Kに対
して傾いて入射した補正された映像光線の一部を当該垂
線Kに平行なを広告映像光として透過させる。広告運営
会社20が、映像発生装置1を準備して建築物6の管理
会社21に無料で貸し与え、次に広告希望企業を募り、
更に広告実施を承諾した広告主企業の宣伝用の広告映像
を建築物6に映像発生装置1を使用して投射し、通行人
Hにこの広告映像が見られる環境を作る。広告主企業か
ら広告料を受け取り、その一部を管理会社21に支払う
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像による広告
システムに関し、詳しくは各種店舗やビルのガラス窓等
にビデオ映像プロジェクターにより映像を投射して商品
の広告を行う街頭における映像による広告システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】大都市東京の新橋駅前や新宿東口広場に
面するビルの壁面には高い位置に大面積のオーロラビジ
ョンが設置され、夕方になると華やかな映像と音楽が街
頭に流れるようになっている。横断歩道の信号待ちの人
や電車のプラットフォームから多くの通行人がこの映像
と音楽に聞くと無く耳にし、見るともなく見て離合集散
する。この映像と音楽は一般のテレビ放送のようにニュ
ースや歌謡、お話等いろいろあり、直接テレビ局の内容
を流したり、独特の編集による番組であったり、緊急な
臨時ニュースであったりする。
【0003】この映像と音楽の放送の合間には当然広告
があり、時として広告の映像と音楽こそが視聴する通行
人にとっては、新鮮で興味深く、見聞きするに値する場
合もある。広告の映像とは当然文字と記号等視覚に訴え
る全ての映像である。このような大型のオーロラビジョ
ンの表示部は、ビル壁面を何十畳のの広さに渡って配置
した無数の発光ダイオード(LED)から構成されろ。
これら無数の発光ダイオードを色彩と映像に応じて電子
制御する回路も大掛かりとなっている。
【0004】オーロラビジョンの表示部をビル壁面設置
する工事も大掛かりであり工事費が高く、またその維持
費も大きく、全体として1台の設置には1億円前後掛か
るものであある。ビル壁面に設置する工事ではビル自体
に改造を加えるので、簡単に設置したり、取り外したり
しはできないものであった。
【0005】次ぎに直接テレビ受像機を用いて映像によ
る広告や娯楽映像を一般観衆に展示するものには、店舖
の窓際に画面を臨ませて、通りの通行人に見せたり、広
いレストランの壁に平面TVの画面を掛けて、店内の客
が映像を楽しむものなどがある。店舗の窓際のテレビ受
像機では店内の客には見られないので広告性に乏しく、
装置自体が大きな塊であるので、重苦しい雰囲気である
とともに、内から外、また外から内の視界がテレビ受像
機により妨げられて華やかな広告としては充分ではな
い。レストランの壁に画面を掛けテレビ受像機では、主
に店内の客にだけ見られるが、せっかく大きな窓ガラス
の設計があっても、外の通行人には見え難いので、これ
も広告性に乏しいいものである。
【0006】なお次ぎにビデオ映像プロジェクターによ
る映像は、主に航空機内での娯楽、及び各種会議での説
明用や、教育用に移動可能な形態で多く利用されてい
る。ビデオ映像プロジェクターは正面からスクリーンに
90度に投射しなければならず、ビデオ映像プロジェク
ターとスクリーンとの間を人が通過したり、物を置くこ
とができなない。従ってビデオ映像プロジェクターを使
用して各種店舗やビルのガラス窓等に映像を投射して商
品の広告を行うことには広い空間を占有するなど制限が
多く利用されんなかった。
【0007】更に広告媒体の構成物としては、大通りや
電車の駅のプラットフォームに面した建物、ビルの壁面
が最良のものであることが、ある種の調査で明らかにさ
れている。現代の都市部の建物、ビルの壁面は殆どがガ
ラス面で被われており、このガラス壁を利用した広告で
は、建物、ビルの数では少数派である百貨店や装飾品、
専門の衣装店舗が窓際に夜間照明付きの展示や、映像や
印刷物の看板を置いている程度であった。一方多数派の
事務用の建物、ビルのガラス壁は殆ど広告に利用される
ことなく、日没後は単なるガラス壁として存在している
だけである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明はの目的は、
多数派の事務用の建物、ビルのガラス壁を日没後に広告
媒体に利用することである。ビデオ映像プロジェクター
とスクリーンとの間を人が自由に通過したり、自由に物
を置くことができて、各種店舗やビルのガラス窓等に映
像を投射して商品の広告を行うことである。更に大通り
や電車の駅のプラットフォームに面した建物、ビルの壁
面を広告媒体の構成物として低価格で広く利用できるよ
うにすることである。
【0009】店舗の窓際の広告を内から外、また外から
内の視界が透けて見える華やかで快活な雰囲気で実行す
るような広告とすることである。レストランの大きな窓
ガラスに写る映像広告を店内の客からも同時に外の通行
人からも見えようにすることである。ビル壁面を何十畳
のの広さに渡る大型画面の装置であっても従来の約1/
10以下の価格で実現できることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題を
解決するためになされたもので、請求項1では、広告運
営会社が、映像発生装置を準備して建築物の管理会社に
無料で貸し与え、次に広告希望企業を募り、更に広告実
施を承諾した広告主企業の宣伝用の広告映像を前記建築
物に前記映像発生装置を使用して投射し、通行人にこの
広告映像が見られる環境を作り、広告主企業から広告料
を受け取り、その一部を前記管理会社に支払うようにし
た映像による広告システムにおいて、前記映像発生装置
は、電子的な前記広告映像データを広告映像光線に変換
して、投射スクリーンにその垂線に対して傾いた方向か
ら投射する際に歪を補正した映像光線とし、この投射ス
クリーンは前記建築物の透明ガラスに貼り付けられると
ともに前記垂線に対して傾いて入射した前記補正された
映像光線の一部を当該垂線に平行なを広告映像光として
透過させる半透明スクリーンとしたことを特徴とする。
【0011】請求項2では、前記映像発生装置は前記建
築物に通行人が接近した時に反応して前記広告映像を前
記半透明スクリーンに投射することを特徴とする。請求
項3では、前記建築物の透明ガラスは移動ドアのガラス
であることを特徴とする請求項1に記載の映像による広
告システム
【0012】請求項4では、広告運営会社が、映像発生
装置を準備して建築物の管理会社に無料で貸し与え、次
に広告希望企業を募り、更に広告実施を承諾した広告主
企業の宣伝用の広告映像を前記建築物に前記映像発生装
置を使用して投射し、通行人にこの広告映像が見られる
環境を作り、広告主企業から広告料を受け取り、その一
部を前記管理会社に支払うようにした映像による広告シ
ステムにおいて、前記映像発生装置は、電子的な前記広
告映像データを広告映像光線に変換して、投射スクリー
ンにその垂線に対して傾いた方向から投射する際に歪を
補正した映像光線とし、この投射スクリーンは前記建築
物の透明ガラスに貼り付けられるとともに前記垂線に対
して傾いて入射した前記補正された映像光線の一部を当
該垂線に平行なを広告映像光として透過させる半透明ス
クリーンとし、前記建築物には前記半透明スクリーンを
複数平面状に設定して広い1枚の集合スクリーンとする
とともに、各半透明スクリーンに対応する映像発生装置
をそれぞれ設け、これらがそれぞれ発生する広告映像を
予め総合的に関連付ける制御装置を設け、前記集合スク
リーンの結合映像が有意な広い広告映像となることを特
徴とする。
【0013】請求項5では、広告運営会社が、映像発生
装置を準備して移動する交通手段の管理会社に無料で貸
し与え、次に広告希望企業を募り、更に広告実施を承諾
した広告主企業の宣伝用の広告映像を前記交通手段に前
記映像発生装置を使用して投射し、通行人にこの広告映
像が見られる環境を作り、広告主企業から広告料を受け
取り、その一部を前記管理会社に支払うようにした映像
による広告システムにおいて、前記映像発生装置は、前
記交通手段が停止する位置の近傍にある建築物に設ける
とともに、電子的な前記広告映像データを広告映像光線
に変換して、投射スクリーンにその垂線に対して傾いた
方向から投射する際に歪を補正した映像光線とし、この
投射スクリーンは前記交通手段の透明ガラスに貼り付け
られるとともに前記垂線に対して傾いて入射した前記補
正された映像光線の一部を当該垂線に平行なを広告映像
光として透過させる半透明スクリーンとし、たことを特
徴とする。
【0014】請求項6では、前記映像発生装置は前記交
通手段が前記建築物に接近した時に反応して前記広告映
像を前記半透明スクリーンに投射することを特徴とす
る。請求項7では、前記交通手段の透明ガラスは移動ド
アのガラスであることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の街頭における映
像による広告システムに使用される映像機器について図
面を参照して説明する。 実施の形態1.図1において、建物6の室内天井7には
ビデオ映像プロジェクター1が取りつけられており、建
物6の通りに面した壁にはガラス窓3が設けられてい
る。ガラス窓3の内側には透過スクリーン2が貼り付け
られており、ビデオ映像プロジェクター1はパソコン4
から映像信号が送られている。ビデオ映像プロジェクタ
ー1は電子的な映像信号を映像光線に変換する。
【0016】パソコン4には映像発生元5が切り替え可
能に接続され、映像発生元5は衛星放送受信装置10、
テレビ受信装置11、ビデオ再生装置12、モデム13
等から構成される。ビデオ映像プロジェクター1は、通
常のビデオ映像プロジェクターではその中心光が投射ス
クリーンに対して90度に入射するのに対して、中心光
が透過スクリーン2に対してその垂線Kからかなり傾い
ていても殆ど歪の無い映像を投影できる構造(公知技
術)となっている。
【0017】この傾きは図1の実施の形態では35度と
なったものを示し、且つ透過スクリーン2はその平面上
の垂線Kに対して所定角傾いて入射する光量の半分以上
部を、この垂線Kに平行な光線に屈折して透過させる光
学特性を備えている。この傾いた所定角は図1では35
度(90−55)である。
【0018】透過スクリーン2はそれ自体が淡い色(例
えば薄い水色)であり、入射光を屈折して透過させる光
学特性のために一種の偏光膜であり、通行人Hがガラス
窓3の透過スクリーン2を透して室内を見ると、働いて
いる人Wや机8を無理無く見る事ができる。透過スクリ
ーン2は偏光膜の半透明であり、室内の人も目の焦点距
離を変更することで、通行人Hを見たり、ガラス窓3上
にある淡い色の透過スクリーン2を見たりすることもで
きる。投射された広告映像光は透過スクリーン2から略
水平方向にその多くが透過してくるので、室外からは明
るく鮮やかな正像となって、多くの通行人が見ることが
できる。また、室内からは反射による鏡像のやや薄い広
告映像を見ることができる。
【0019】映像発生元5の衛星放送受信装置10は通
常のCS放送とBS放送を、テレビ受信装置11は公共
放送と商業放送をそれぞれ受信し、ビデオ信号をパソコ
ン4に送る。ビデオ再生装置12は磁気テープ再生機や
レーザーディスク(登録商標)再生機(DVD、CD)
であり、衛星放送受信装置10、テレビ受信装置11、
ビデオ再生装置12の映像は建物6側の店舗等で自供可
能となる。最新のニュースや特殊映像及び、予め蓄積さ
れている映像ソフトの映画等は、モデム13等のデータ
通信装置を利用し外部のE社から専用通信ケーブルや電
話線等を介して受信できる。
【0020】ビデオ映像プロジェクター1は、中心光が
透過スクリーン2に対してかなり垂直から傾いていても
投写画像には歪無く投射できるので、建物6の室内天井
7に取り付けることができる。なお歪のない投射映像と
は、元像の新真円があくまで真円に写ることである。天
井6に吊り下げたビデオ映像プロジェクター1の下方と
床F上間の空間には、机を置き働く人Wが普通に仕事が
でき、従来できなかったビデオ映像プロジェクター1と
スクリーン2との間の空間が利用できる。
【0021】天井6にビデオ映像プロジェクター1を吊
り下げることで、機器が人手に触れることがなく維持管
理が安全に保たれる。建物6は通行人の多い銀行やパチ
ンコ店やレストランや駅のキップ売り場等とし、これら
の入り口側の広いガラス窓を投射対象とすることができ
る。なお、ビデオ映像プロジェクター1を床上に設置入
し、斜め下方から透過スクリーン2に広告映像光線を投
射してもよい。
【0022】図2は街頭における映像による広告システ
ムの全体構成を示す。図2において、このシステムの運
営会社20のA社は図2のビデオ映像プロジェクター1
を使用した広告事業を行う、映像広告場所21の店舗D
等はこのビデオ映像プロジェクター1が設置され、そこ
のガラス窓やガラスドアに図1の透過スクリーン2が貼
り付けられる。広告代理店22のC社は各業種の企業を
回り、図1の方法で広告することを説明して、広告依頼
を企業a,b,c…社から有料で引きうける。
【0023】協力会社23のB社は出版社や映画製作社
であり、各種の静止映像や動画を販売している。機器製
造会社24のE社は図1のビデオ映像プロジェクター1
とスクリーンを製造販売するとともに、その技術を生か
して専用の衛星通信設備を有し、世界中の映像を入手
し、配信可能である。
【0024】運営会社20のA社の営業マンは各種の店
舖Dを回り、図1のビデオ映像プロジェクター1と透過
スクリーン2とパソコン4うを使用した広告を行う場所
の提供を依頼する。例えば駅前のある旅行社が場所の提
供を承諾すると、A社からこの店舗Dにビデオ映像プロ
ジェクター1と透過スクリーン2とパソコンが無料で配
布され、図1のようにこれらがそれぞれ設置される。
【0025】同時にA社は、広告代理店22のC社が獲
得している企業a,b,c…社の広告を図1の方法で行
うことを有料で引き受ける。次にA社は、C社から受け
た企業a,b,c…社の広告に最適な静止映像や動画を
B社の映像ソフトから選定し、B社に発注して購入し、
代金をB社に支払う。
【0026】A社は、これら静止映像や動画に企業a,
b,c…社の広告を適宜組み合わせたビデオの広告静止
映像や動画のデータを、また企業a,b,c…社の広告
をテレビ放送に組み込む手順を示し、映像広告場所21
の店舗Dに無料で送る。又専用ケーブルを介して映像広
告場所21の店舖Dには、専用通信衛星からの映像が、
A社の依頼により機器製造会社24のE社から無料で配
信される。A社は、映像広告場所21の店舗Dに毎月、
広告場所提供代として一定の料金を支払う。
【0027】A社は映像広告場所21の店舖Dが増える
毎に、機器製造会社24のE社からビデオ映像プロジェ
クター1と透過スクリーン2とパソコンとを購入し、ま
た専用通信衛星からの映像配信を有料でE社に要請す
る。なお、A社はB社に発注することなく広告に必要な
静止映像や動画を自社で補給してもよい。広告の映像と
は、当然動画や静止画像、アニメ画、コンピューター作
図画像、又文字と記号等視覚に訴える全ての映像であ
る。
【0028】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示すもので、図3において、電車の駅30の天井
38には複数のビデオ映像プロジェクター1が取りつけ
られており、乗降客が電車を待つプラットフォーム31
には電車34の停止マーク32が表示されている。交通
手段の電車34は停止マーク32に合わせて停車し、乗
客は停止マーク32を目当てに電車を待ち、電車に対面
するように並んで立っている。電車34には複数の乗降
ドア36があるので、各乗降ドアに対応するプラットフ
ォーム31の位置には、各停止マーク32がそれぞれ表
示されている。
【0029】乗降ドア36は内外双方から互いに乗客が
見えるようにガラス部分37が設けられ、ガラス部37
の内側には透過スクリーン2が貼り付けられている。天
井7に一方のビデオ映像プロジェクター1を取り付ける
方向と角度は図1に説明した通りである。但し投射目標
位置は乗降ドア36が矢印Rの方向に開いて、定位置で
停止した透過スクリーン2に向けて設定している。なお
最近の電車では、乗降ドア36が開いた停止位置の車体
の側面はガラス張となっており、そこを映写スクリーン
として利用する。
【0030】ビデオ映像プロジェクター1には図示外の
パソコン等から映像信号が送られており、停車中の開い
た乗降ドア36に広告映像が映し出される。図1では室
内から投射して外から見ることを正像とし室内は鏡像と
したが、ここでは車外から投射して内から見ることを正
像とし車外は鏡像とすることができる。透過スクリーン
2に裏表の特性の相異がある場合は、裏返してガラス部
分37に張りつける。
【0031】図1との相異はビデオ映像プロジェクター
1からの映写光はガラス部分37を透過した後に透過ス
クリーン2に入射するが、光学的に図1と殆ど変わりが
ない。又外から正像とし室内では鏡像とするか、あるい
はその逆像にするのかは、パソコン側で電子的に写像変
換を行えば容易に可能である。電車34の一般的な停車
時間は約40秒から60秒であり、また電車34が目前
に止まると人間は本能的に注意を活気するので、映像広
告の効果が大きくなる。車内の乗客は図1に説明したよ
うな状態で広告映像を見る事になる。
【0032】天井38に他方のビデオ映像プロジェクタ
ー1を取り付ける方向と角度は図1に説明した通りであ
り、ここでは投射目標位置は電車の窓ガラス35であ
る。窓ガラス35の内側には透過スクリーン2が貼り付
けられている。他方のビデオ映像プロジェクター1から
窓ガラス35上の透過スクリーン2に広告映像が映し出
される。ここでも車内と車外で広告映像を見ることがで
きる。窓ガラス35と乗降ドア36とも、車内と車外で
正像と鏡像とを任意に設定できるが、図3ではともに車
外で正像の場合を図示している。
【0033】さて電車34が発車し移動すると透過スク
リーン2が無い空間に映写光が放射されるが、ビデオ映
像プロジェクター1の光は無害であり、映写光の投射を
継続してもよい。また接近センサーをプラットフォーム
31や天井に設けて、電車34が定位置に停車時にのみ
ビデオ映像プロジェクター1を作動するようにしてもよ
い。
【0034】透過スクリーン2を窓ガラス35や乗降ド
ア36に張る位置は、車両毎に任意の数と所定位置が設
定できる。比較的に広い(最大61インチTV画面サイ
ズ)面積の透過スクリーン2を窓ガラス35や乗降ドア
36に貼ることが車両の安全上許可されない場合は、広
い面積透過スクリーン2を例えばハガキ大に区切って、
互いに分離した複数の部分スクリーンを、全体として広
い四辺形になるように並べて貼ってもよい。
【0035】なお、乗降ドア36に代えて、通行人の多
い銀行やパチンコ店やレストランや駅のキップ売り場等
の入り口側の移動ドア(ガラス)を投射対象とすること
ができる。この場合ビデオ映像プロジェクター1は室内
の天井に取り付ける。接近センサーをこれらの建物6に
設けて、通行人Hが移動ドアに接近した時にのみビデオ
映像プロジェクター1を作動するようにしてもよい。又
最近の地下鉄では、電車待ち乗客の安全のために、フォ
ームの端部にい沿って開閉するガラス塀が設けられてい
るので、電車が通過する上方の天井に図1のようにビデ
オ映像プロジェクター1を、透過スクリーン2を開閉す
るガラス塀にそれぞれ取り付けるとよい。この場合は電
車が入って来ると、電車が投射光を遮断することになる
が、フォームの乗客は電車待ちの手持ち無沙汰で広告を
気楽に見ることができる。乗客は電車の停止中はもうフ
ォームには居ないので、ビデオ映像プロジェクター1の
投射をセンサー等により停止するようにする。
【0036】実施の形態3.図4において、都市の通り
に面した事務所ビル40は多くの窓41〜46を備え、
これら窓41〜46は縦横平行に並んでいて且つガラス
窓である。窓41〜46の境界は構造体の壁47となっ
ているが、近年この壁47は細く狭くなり、事務所ビル
40の遠景ではほぼ全面ガラスのように見える。図示し
ないが、これら窓41〜46には図1のように、各内側
には透過スクリーン2がそれぞれ貼り付けられており、
各階の室内天井にはビデオ映像プロジェクター1がそれ
ぞれ取りつけられている。
【0037】各階のビデオ映像プロジェクター1は対応
する各窓41〜46に図1に示すように対面しており、
各ビデオ映像プロジェクター1は各窓41〜46にそれ
ぞれ外の正像を投射する。通りの通行人Hは事務所ビル
40のガラス窓41〜46に映し出された広告映像を見
ることになる。各ビデオ映像プロジェクター1は各窓4
1〜46にそれぞれ独立に互いに無関係な広告映像を投
射することができる。
【0038】更に各ビデオ映像プロジェクター1は各窓
41〜46に互いに関係した映像を投射し、1枚の大き
な画面を、複数の窓映像で描くことができる。図4で
は、図3の電車の窓ガラス35と同じ映像(山と木と河
と空の航空機等)を6枚の窓41〜46で部分分担して
大きなな1枚の広告映像を投射している。1枚の広告映
像を6台のビデオ映像プロジェクター1で各部を分担す
る場合には6台のビデオ映像プロジェクター1の映像に
整合性を保たせるために、パソコンの1台をマスターに
するか、別に統合用パソコンを設けて分割映像を制御す
る。
【0039】
【発明の効果】本発明により、多数派の事務用の建物、
ビルのガラス壁を日没後から夜にかけて豪華でおおきな
広告媒体に低価格で利用することができる。ビデオ映像
プロジェクターとスクリーンとの間を人が自由に通過し
たり、自由に物を置くことができるので、各種店舖やビ
ルのガラス窓等に映像を投射してじゆうに商品の広告を
行うことができる。更に大通りや電車の駅のプラットフ
ォームに面した建物、ビルの壁面を広告媒体の構成物と
して低価格で広く利用できるようなる。店舗の窓際の広
告を内から外、また外から内の視界が透けて見える華や
かで快活な雰囲気で実行することができる。
【0040】レストランの大きな窓ガラスに写る映像広
告を店内の客からも同時に外の通行人からも見えように
することができる。ビル壁面を何十畳のの広さに渡る大
型画面の装置であっても従来の約1/10以下の価格で
実現できる。電車が駅に停車する毎に、内部にいる乗客
と、これから載り込む乗客と、次を待つ乗客とが、窓や
ドアに移る広告映像時を楽しみながら見ることになるの
で、宣伝効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の街頭における映像による広告システ
ムに使用する装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の街頭における映像による広告システ
ムの全体構成を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態2の外観構成を示す図で
ある。
【図4】この発明の実施の形態3の外観構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ビデオ映像プロジェクター 2 透過スクリーン 3 ガラス窓 4 パソコン 5 映像発生元 6 建物 7、38 天井 8 机 10 衛星放送受信装置 11 テレビ受信装置 12 ビデオ再生装置 13 モデム 20 運営会社 21 映像広告場所 22 広告代理店 23 協力会社 24 機器製造会社 30 電車の駅 31 プラットフォーム 34 電車 32 停止マーク 35 窓ガラス 36 乗降ドア 37 ガラス部分 40 事務所ビル 41〜46 窓 47 壁 H 通行人 K 垂線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広告運営会社が、映像発生装置を準備し
    て建築物の管理会社に無料で貸し与え、次に広告希望企
    業を募り、更に広告実施を承諾した広告主企業の宣伝用
    の広告映像を前記建築物に前記映像発生装置を使用して
    投射し、通行人にこの広告映像が見られる環境を作り、
    広告主企業から広告料を受け取り、その一部を前記管理
    会社に支払うようにした映像による広告システムにおい
    て、 前記映像発生装置は、電子的な前記広告映像データを広
    告映像光線に変換して、投射スクリーンにその垂線に対
    して傾いた方向から投射する際に歪を補正した映像光線
    とし、この投射スクリーンは前記建築物の透明ガラスに
    貼り付けられるとともに前記垂線に対して傾いて入射し
    た前記補正された映像光線の一部を当該垂線に平行なを
    広告映像光として透過させる半透明スクリーンとしたこ
    とを特徴とする映像による広告システム。
  2. 【請求項2】前記映像発生装置は前記建築物に通行人が
    接近した時に反応して前記広告映像を前記半透明スクリ
    ーンに投射することを特徴とする請求項1に記載のおけ
    る映像による広告システム。
  3. 【請求項3】前記建築物の透明ガラスは移動ドアのガラ
    スであることを特徴とする請求項1に記載の映像による
    広告システム。
  4. 【請求項4】広告運営会社が、映像発生装置を準備して
    建築物の管理会社に無料で貸し与え、次に広告希望企業
    を募り、更に広告実施を承諾した広告主企業の宣伝用の
    広告映像を前記建築物に前記映像発生装置を使用して投
    射し、通行人にこの広告映像が見られる環境を作り、広
    告主企業から広告料を受け取り、その一部を前記管理会
    社に支払うようにした映像による広告システムにおい
    て、 前記映像発生装置は、電子的な前記広告映像データを広
    告映像光線に変換して、投射スクリーンにその垂線に対
    して傾いた方向から投射する際に歪を補正した映像光線
    とし、この投射スクリーンは前記建築物の透明ガラスに
    貼り付けられるとともに前記垂線に対して傾いて入射し
    た前記補正された映像光線の一部を当該垂線に平行なを
    広告映像光として透過させる半透明スクリーンとし、前
    記建築物には前記半透明スクリーンを複数平面状に設定
    して広い1枚の集合スクリーンとするとともに、各半透
    明スクリーンに対応する映像発生装置をそれぞれ設け、
    これらがそれぞれ発生する広告映像を予め総合的に関連
    付ける制御装置を設け、前記集合スクリーンの結合映像
    が有意な広い広告映像となることを特徴とする映像によ
    る広告システム。
  5. 【請求項5】 広告運営会社が、映像発生装置を準備し
    て移動する交通手段の管理会社に無料で貸し与え、次に
    広告希望企業を募り、更に広告実施を承諾した広告主企
    業の宣伝用の広告映像を前記交通手段に前記映像発生装
    置を使用して投射し、通行人にこの広告映像が見られる
    環境を作り、広告主企業から広告料を受け取り、その一
    部を前記管理会社に支払うようにした映像による広告シ
    ステムにおいて、 前記映像発生装置は、前記交通手段が停止する位置の近
    傍にある建築物に設けるとともに、電子的な前記広告映
    像データを広告映像光線に変換して、投射スクリーンに
    その垂線に対して傾いた方向から投射する際に歪を補正
    した映像光線とし、この投射スクリーンは前記交通手段
    の透明ガラスに貼り付けられるとともに前記垂線に対し
    て傾いて入射した前記補正された映像光線の一部を当該
    垂線に平行なを広告映像光として透過させる半透明スク
    リーンとし、たことを特徴とする映像による広告システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記映像発生装置は前記交通手段が前記建
    築物に接近した時に反応して前記広告映像を前記半透明
    スクリーンに投射することを特徴とする請求項5に記載
    の映像による広告システム。
  7. 【請求項7】前記交通手段の透明ガラスは移動ドアのガ
    ラスであることを特徴とする請求項6に記載の街頭にお
    ける映像による広告システム。
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