JP3874737B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に関し、特に、表示遮蔽物を検出し、表示遮蔽領域を確定し、表示データをレイアウトして表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
視覚による情報伝達は、広告、教育、ビジネスをはじめとする各種の場において、極めて重要な役割を有する。例えば、ポスターや表示ディスプレイによる広告は、不特定多数の人間に対して視覚に直接的に訴える点で大きな効果を有する。
【0003】
しかし、広告を表示するために用いられる通常用いられるポスターや表示装置では、その前面に表示を遮蔽する物が存在した場合には、その背後からは表示内容を見ることができないという問題がある。例えば、電車の車両内に設置されたディスプレイやポスター等の広告の前に人が立ったり、荷物が置かれたりすることで、広告が遮蔽され見えなくなる場合がある。
【0004】
また最近、ファーストフード・レストランなどにおいては、トレイの上に、広告が印刷された紙を置くことが多い。
【0005】
図38は、このようなトレイを表す模式図である。例えば、ハンバーガー店において、同図(a)に表したように、トレイ101の上に、各紙の広告情報が記載された紙102が置かれる。しかし、同図(b)に表したように、トレイ101の上にハンバーガーやドリンクなどの品物103を置いてしまうと、その広告が隠れてしまい、知らせたい情報や広告を見ることができなくなる。このように、これまでの固定表示方式では、表示し、知らせたい情報が、その前面の状況によって見えなくなってしまうことがあった。
【0006】
一方、周辺の状況に応じて表示が変更される例としては、入力に応じて表示データが変更されるATMやモーション・プロセッサといった既存の技術がある。例えば、銀行のATMでは、人が前面に立つとそれを検知し、音声とともに導入画面が表れるようにされたものがある。そして、タッチパネルなどにより検出した入力に応じて表示が変更される。また、モーション・プロセッサにおいては、非接触の入力手段を用いて入力された結果に基づき、表示素材データを加工・変更し、表示する。
【0007】
しかしながら、これらのいずれも、表示装置の前面に置かれた表示を遮蔽する物を考慮した表示を行うことはない。つまり、表示し、知らせたい情報が、周辺状況によって見えなくなってしまうという問題を解決することはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、これまでの表示装置においては、その周辺状況によって、知らせたい情報を的確に伝えられなくなるという問題点があった。
【0009】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、その目的は、表示面の前方に遮蔽物が存在するときに、これを考慮したレイアウトにて表示を可能とした表示装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の前提となる表示装置は、情報を表示する表示面を有する表示部と、前記表示面と前記表示を見る観察者との間に介在し前記表示面の少なくとも一部を前記観察者から遮蔽する表示遮蔽物を検出する表示遮蔽物検出部と、前記表示遮蔽物検出部により検出された結果に基づいて、前記表示面のうちで表示が遮蔽される表示遮蔽領域を決定する表示遮蔽領域確定部と、前記表示遮蔽領域確定部により決定された前記表示遮蔽領域に応じて前記情報のレイアウトを決定し前記表示部に出力する表示レイアウト部と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、 表示面の前方に遮蔽物が存在するときに、これを考慮したレイアウトにて表示を可能とした表示装置を提供することができる。
【0012】
ここで、前記表示遮蔽物検出部は、前記表示遮蔽物を接触方式により検出するものとすることができる。
【0013】
または、前記表示遮蔽物検出部は、前記表示遮蔽物を非接触方式により検出するものとすることができる。
【0014】
また、前記表示遮蔽領域確定部は、前記表示遮蔽物検出部により検出された前記表示遮蔽物のサイズよりも膨張させた領域を前記表示遮蔽領域と決定するものとすることができる。
【0015】
また、前記表示遮蔽領域確定部は、前記観察者の位置または視線に基づいて前記表示遮蔽領域を決定するものとすることもできる。
【0016】
また、前記表示レイアウト部は、前記情報を前記表示遮蔽領域の外側にレイアウトするものとすることができる。
【0017】
ここで、前記表示レイアウト部は、前記表示面のうちの前記表示遮蔽領域の外側の領域のサイズが小さい時には、前記情報の一部のみを表示するものとすることができる。
【0018】
また、前記表示レイアウト部は、前記情報の少なくとも一部を前記表示遮蔽領域の内側にレイアウトするものとすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態にかかる表示装置の全体構成を例示するブロック図である。すなわち、本実施形態の表示装置10は、表示遮蔽物検出部12と、表示遮蔽領域確定部14と、表示レイアウト部16と、表示部18と、を有する。
【0021】
図2は、これら各部において実行される処理を表すフローチャートである。なお、このフローチャートには、図1に表した構成要素に対応した符号を付した。
また、図3は、本実施形態の表示装置の動作を例示する模式図である。以下、図1乃至図3を参照しつつ、この表示装置について説明する。
【0022】
まず、表示遮蔽物検出部12は、表示を遮蔽する物、例えば、表示部18の上に置かれた品物を検出する。図3(a)は、表示遮蔽部が置かれる前を表し、図3(b)は、表示部18の上に表示遮蔽物20が置かれた状態を表す。同図に表したように、表示遮蔽物20が置かれたことにより、もともとの表示の一部が見えなくなる。
【0023】
表示遮蔽物検出部12は、このような表示遮蔽物20の存在を、接触的または非接触的に検出し、遮蔽物データとして出力する。
【0024】
表示遮蔽物20を接触的に検出する方法としては、例えば、タッチセンサや、圧力センサ、容量センサなどを挙げることができる。つまり、表示画面の上に物体が接触して配置された場合には、これらセンサにより、物体すなわち表示遮蔽物を検出することができる。なおこの場合、略水平に配置された表示画面の上に物体が置かれた場合のみならず、略垂直に配置された表示画面に対して物体が接触するような場合も検出が可能である。
【0025】
一方、物体を非接触的に検出する方法としては、赤外線、可視光、紫外線、その他各種の電磁波、温度、磁界、電界などを利用したものを挙げることができる。具体的には、例えば、撮像素子、赤外線センサ、光センサ、温度センサ、磁界センサ、レーザレーダー、マイクロ波レーザなどの各種のセンサを用いることができる。
【0026】
また一方、後に詳述するように、表示遮蔽物検出部12において、さらに、視線22に関する情報を検出するようにしてもよい。つまり、表示部18を見る人間の視線を検出したり、または人間の存在やその位置を検出する。視線を検出する方法としては、各種の光センサや撮像センサを用いることが可能である。また、人間の存在や位置を検出する方法としては、接触式または非接触式のセンサとして前述した各種の方法を用いることができる。
【0027】
次に、表示遮蔽領域確定部14は、表示遮蔽物検出部12から出力された表示遮蔽物に関するデータに基づき、 表示遮蔽物20により表示が遮蔽されている領域を確定する。例えば、図3(b)において、表示遮蔽物20の直下の領域を表示が遮蔽されている領域と決定することができる。また、後に詳述するように、表示遮蔽物20の3次元的な形状や、視線の位置に基づいて、表示が遮蔽されている領域を決定するようにしてもよい。
【0028】
次に、表示レイアウト部16は、表示遮蔽領域確定部14により確定された表示遮蔽領域を考慮し、表示素材データ24のレイアウトを決定する。例えば、図3(b)のように表示遮蔽物20が置かれた場合、その部分に表示素材データ24が表示されないように、レイアウトを変更する。
【0029】
表示部18は、表示レイアウト部16により決定された表示レイアウトに基づいて、表示素材データ24を表示する。その結果として、図3(c)に例示したように、表示遮蔽物20により遮蔽された表示領域を避けて、必要なデータを表示することができる。
【0030】
以下、具体例を参照しつつ、本発明の表示装置についてさらに詳細に説明する。
【0031】
図4は、本実施形態の表示装置の上に表示遮蔽物20が置かれた状態を表す模式斜視図である。また、図5乃至図7は、その動作を説明するための模式平面図である。
【0032】
本具体例においては、表示装置10は接触センサつきのトレイであり、表示遮蔽物検出部12は表示部18の上に設けられた接触センサである。表示遮蔽物検出部12によって検出される領域は、表示遮蔽物20との接触部分である。また、表示・非表示の切り替えを行う表示制御データはビットマップで管理するものとする。
【0033】
図4において、表示装置であるトレイ10の上に、表示遮蔽物20が載せられると、表示遮蔽物検出部12によって表示遮蔽物20と表示部18との接触部分(入力物体領域)20Aが検出される。そして、検出されたデータは、表示遮蔽領域確定部14に送出される。しかしこのとき、実際の物体の外周は、接触部分20Aよりも大きいため、接触部分20Aをそのまま表示遮蔽領域と考えることはできない。すなわち、図6に表したように、上から表示部18を眺めた場合はに、接触部20Aよりも大きな範囲18Aが、表示が遮蔽されている領域である。
【0034】
この場合、表示遮蔽領域確定部14は、例えば、「膨張」と呼ばれる画像処理技術を用いて、接触部20Aを適宜、膨らませることにより、表示遮蔽領域18Aを確定することができる。すなわち、膨張処理においては、接触部20Aとの距離が、別途定めた距離d以下の画素をすべて接触部20Aに追加する処理を行えば良い。具体的には、例えば、結果を格納するビットマップの記憶領域を確保しておき、図7に表したように、左上から右下に向かって1画素ずつ、各画素18Pについて半径dの円18Cを想定する。そして、これらそれぞれの円18Cと接触部20Aとに共通領域が存在するか否かを調べる。円18Cと接触部20Aとに共通領域が存在する場合はに、その画素18Pを表示遮蔽領域18Aに含め、共通領域が存在しない場合には、その画素18Pは表示遮蔽領域18Aに含めないとする処理を行えば良い。表示部18の全体に亘ってこの処理を行い、得られた表示遮蔽領域18Aの画素データを表示遮蔽領域確定部の出力とする。
【0035】
表示レイアウト部16は、この画素データに基づき、これら表示遮蔽領域18Aに表示素材データが配置されないように、レイアウトを調節する。そして、表示部18は、このレイアウトにより表示素材データを表示する。
【0036】
次に、本実施形態の表示装置のもうひとつの具体例を説明する。
図8乃至図10は、本具体例の表示装置を説明するための模式斜視図である。
【0037】
本具体例では、接触部20Aと、人間200の目の位置に関する情報と、を入力とし、ステップ1、ステップ2、ステップ3によって表示遮蔽領域18Aの算出を行い、得られた表示遮蔽領域情報を出力する。各ステップの内容は、概略以下のとおりである。
【0038】
まず、ステップ1として、図8に表したように、タッチパネル入力などにより、接触部20Aに関する情報が2次元平面のデータとして与えられる。また一方、表示遮蔽物20の3次元的な形状に関する情報が与えられる。すると、表示遮蔽領域確定部14は、入力されたこれら情報から、図9に表したように、3次元空間における表示遮蔽物20を推定する。例えば、表示装置10によって対応可能な表示遮蔽物20の高さをあらかじめ定め、接触部20Aを底面とする柱状部分を、その3次元空間において表示遮蔽物20が占める領域と判断する。なお、マルチカメラを用いた場合のように、表示遮蔽物20の3次元的な形状を検出し、その3次元空間データが表示遮蔽領域確定部14に与えられる場合には、このステップでは何もしなくて良い。
【0039】
次に、ステップ2として、表示遮蔽物20の3次元的なデータと、表示を見る人間200の目の位置に関する情報を使い、表示部18のうちの可視領域を推定する。例えば、人間200の目の位置を点光源としたときに、そこから光が到達する部分を表示部18の可視領域とすることができる。この時、人間200の目の位置に関する情報は、表示遮蔽物検出部12が別途検出してもよい。
【0040】
一方、人間200の目の位置がわからない場合は、あらかじめ定めた適当な値を使い、上述の方法で推定しても良いし、図7に関して前述したように、表示部18と表示遮蔽物20とが接する(と推定できる)領域を適当に膨張させた領域を不可視領域としても良い。
【0041】
次に、ステップ3として、不可視領域から、表示遮蔽領域18Aを決定する。例えば、不可視領域をそのまま表示遮蔽領域18Aとすることができる。また、可視領域に含まれる最大の矩形を算出し、その矩形以外の領域を表示遮蔽領域18Aとしても良い。また、可視領域から、あらかじめ定めた幅および高さに達しない領域を除外し、これら除外された部分を表示遮蔽領域18Aに含めても良い。
【0042】
なお、表示部18が曲面の場合には、それを近似的に平面とみなして上述した方法を実行しても良いし、表示遮蔽領域18Aの推定にあたり表示部18を曲面として不可視領域の算出を行っても良い。
【0043】
また、上述した2次元平面データは、例えば単位画素の集合であるビットマップで表現してもよいし、または、頂点とその連結関係とを記述した線の集合として表現しても良い。3次元データについても、ビットマップで表現しても、頂点とその連結関係を記述した面の集合として表現しても良い。
【0044】
次に、表示レイアウト部16について具体的に説明する。
【0045】
本実施形態における表示レイアウト部16は、例えば電子回路により構成され、表示遮蔽領域確定部14によって確定された表示遮蔽領域18Aに関するデータを入力して、表示素材データのレイアウトを決定する。
【0046】
図11及び図12は、表示レイアウト部における処理の一例を説明するための模式図である。まず、図11(a)及び図12(a)は、表示部18の前に表示遮蔽物20が置かれ、表示データ24の一部が遮られた状態を表す。この時、表示部18は、表示遮蔽領域18Aと表示可能領域18Bとにより構成される。これら領域に関するデータは、表示遮蔽領域確定部14から出力される。具体的には、例えば、2次元配列されたデータを用いて、表示可能領域18Bであれば「1」を、表示遮蔽領域18Aであれば「0」を格納する。表示レイアウト部16は、まず、これら表示遮蔽領域18Aと表示可能領域18Bとを認識する。
【0047】
表示レイアウト部16は、次に、表示部18の上において2点で表される長方形について、そのすべての組み合わせを検査し、表示遮蔽領域18Aを含まないものを検出する。そして、それらの長方形のうちで面積が最大となるものを検出する。図11(b)及び図12(b)はそのその一例を表すものであり、点504と点505とによって表される長方形503が得られた状態を表す。
【0048】
次に、図11(c)に表したように、表示レイアウト部16は、長方形503の中に表示データ24を再配置する。この時、表示データ24の位置は、例えば、表示データ24の重心と長方形503の重心とが一致するような位置とすることができる。
【0049】
また、移動前の表示データ24のサイズが長方形503よりも大きい場合には、図12(c)に例示したように、表示データ24を縮小すればよい。
【0050】
図13は、表示レイアウト部16における処理の手順の一例を表すフローチャートである。
まず、ステップS11において表示データ24を入力し、ステップS12において表示遮蔽領域18Aに関するデータを入力する。
次に、ステップS13において表示データ24と表示遮蔽領域18Aとが重なっているかどうかを判定し、重なっていない場合には、ステップS14において現在の表示データ24をそのまま表示する。
【0051】
一方、ステップS13において、表示データ24と表示遮蔽領域18Aとが重なっている場合には、ステップS15において、表示可能領域18Bから面積が最大になる長方形を算出し、表示領域とする。そして、ステップS16において表示データ24をこの矩形状の表示領域の中心に配置し、ステップS17において、表示データ24が表示領域より大きい場合には縮小してはみ出さないようにする。
【0052】
図14は、表示レイアウト部16における処理のもうひとつの例を表すフローチャートである。同図については、図13に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本具体例の場合、常にステップS15において表示可能領域から面積が最大になる矩形を算出する。つまり、表示遮蔽物20のサイズに応じて、表示データを常に最大のサイズで表示させることができる。この方法は、表示遮蔽物20が小さくなった時に、これに応じて表示データ24を大きく表示できる点で有利である。
【0053】
以下、実施例を参照しつつ、本実施形態の表示装置についてさらに詳細に説明する。
【0054】
(第1の実施例)
まず、本発明の第1の実施例として、ファーストフード・レストランやパン屋などで用いることができるトレイ(お盆)に本発明を応用した実施例について説明する。
【0055】
図15は、本実施例の表示装置を搭載したトレイを表す模式図である。
また、図16は、その動作の全体を表すフローチャートであり、図17は、そ動作をさらに詳細に表したフローチャートである。
【0056】
トレイ10には、従来は紙により表されていた広告などの文字列・図形を表示する表示部18が搭載されている。表示部18には、例えば、液晶ディスプレイや、ELディスプレイなどの薄型軽量ディスプレイを用いることができる。トレイは、このような表示部18と一体構造としてもよい。
【0057】
トレイ10の表示部18には、例えば、10mm角にブロック化された、タッチセンサ・アレイを設ける。但し、10mm角に限定する必要はなく、個々のセンサが細かければ、形状をより正確に捉えることができるし、より粗ければ全体構成を簡略化できるので、必要に応じて適当な大きさを選べばよい。また、タッチセンサの代わりに、圧力センサ、重量センサ、光センサなどを用いても良い。また、トレイに載せるものが、熱を持っているものである場合には、温度センサや赤外線センサなどを用いてもよい。
【0058】
また、トレイ10には、必要に応じて、ディスプレイなどを駆動するための軽量の電源を設けてもよい。その場合には、トレイ10に組み込んでも違和感のない薄型の電池などが良い。また、その充電は無線で行えると便利である。
【0059】
またさらに、トレイ10には、表示データを格納するメモリや、データを入力する有線もしくは無線の入力機能が適宜設けられている。無線を用いれば、複数のトレイに一度にデータを入力できる。また、入力機能は、有線であってもよい。複数のトレイが重ねられた状態で互いの電極がつながるように設計すれば、これらトレイに対して一括入力が可能である。
【0060】
また、予め、トレイ内に複数種類のデータを保存しておき、使用者(お客)の性別や年齢層などの特徴により、はじめに手渡すときに、それら複数のデータから、ふさわしい内容を店員が選んで表示させる機能を設けても良い。
【0061】
まず、トレイになにも載っていない状態では、図15(a)に例示したように、「本日のお買い得品は○○です。」や「次回のパンの焼き上がりまで、あと○○分です。」などの、広告やお客の知りたい文字・図形情報などが、表示されている。
次に、図15(b)に表したように、お客がトレイにパンなどの表示遮蔽物20を載せる。すると、タッチセンサ(表示遮蔽物検出部)が、トレイのどの部分にものが置かれたか、およびその形状を検出する。すると、表示遮蔽領域確定部14は、表示遮蔽物20の位置と形状に関するデータに基づいて、表示遮蔽領域18Aを確定する。次に、表示レイアウト部16は、表示すべき文字列や図形の表示位置や表示サイズを算出する。
【0062】
その結果として、それまで表示していた文字情報「本日のお買い得品は○○です。」が、図15(c)に表したように、表示遮蔽物20から逃げて矢印の方向へ移動する。つまり、トレイ上の文字情報量を保持したままに、表示形式を変化させる。
【0063】
さらに、図18(b)に表したように、次の品物(表示遮蔽物)をトレイの上に載せた場合にも、同様に表示遮蔽物20(例えば、パンなど)の位置と形状を検出する表示遮蔽物検出部12がこれらを検出する。そして、その検出データに基づいて、表示遮蔽領域確定部14が働き、表示すべき文字列や図形の表示位置を算出する表示レイアウト部16が働き、算出された位置に文字列や図形を表示する表示部18が働き、表示データが表示される。
【0064】
この時、表示レイアウト部16は、表示すべき文字列や図形が多くて、一度に表示できないときは、表示文字を小さくしたり、スクロール表示をしたり、あるいは、図18(c)及び(d)に表したように繰り返し表示をさせてもよい。
【0065】
この場合、繰り返し表示は、ある時間「本日のお買い得は」と表示し、次の時間は「○○です」と表示し、これを繰り返す。
【0066】
もし、トレイ10の上の品物(表示遮蔽物)がさらに多くなり、表示する場所がなくなった場合には、電源の消耗を防ぐために、休止状態になるようにしてもよい。これは、例えば、トレイを重ねて置いておく場合、一番上のトレイだけ表示し、その下のトレイの表示は休止させる機能としても利用できる。
【0067】
例えば、図14に表した処理を、ある一定時間以上時刻が経過するたび(例えば1/30秒毎に)に繰り返し行うことで、表示情報を周囲の情報に応じて常に適当な位置に移動させることができる。
【0068】
本実施例によれば、高い広告宣伝効果も得られる。すなわち、外食産業において、トレイに本発明を用いれば、食品によってトレイの一部がさえぎられても、トレイを持つお客に対して宣伝広告情報を提示し続けることが可能になるからである。
【0069】
また本発明によれば、お客が意図的に一部を遮っても表示情報が移動する、つまり「逃げる」機能を持つため、(視覚的に)ユーザの興味を引きやすい。上記したトレイの具体例の場合も、宣伝広告情報が「逃げる」ことで、単に画面上に固定的に表示するよりもお客の目につきやすいため、高い宣伝効果が期待できる。
【0070】
(第2の実施例)
次に、本発明の第2の実施例として、電車内の広告に本発明の表示装置を応用した場合について説明する。
【0071】
図19は、本実施例の表示装置の動作を表す模式図である。
電車の網棚300の背面には、さまざまな広告が掲載されている。電車が空いていて、網棚300に荷物20が載っていない場合は、広告としての機能を果たしているから問題はない。しかし、混雑している場合など、手荷物を網棚に載せると、その後ろの一部が見えなくなってしまう。
広告を紙ではなく、本発明の表示装置により表示する。この場合、曲面に取り付ける必要があれば、フレキシブルなディスプレイ装置を利用すればよい。そのようなディスプレイ装置としては、例えば、液晶ディスプレイや、ELディスプレイなどの薄型ディスプレイ装置を用いることができる。
【0072】
また、ディスプレイの表示部18、または、表示部18の周囲には、ひとつないし複数のセンサ(表示遮蔽物検出部)を設ける。このセンサとしては、例えば、CCDやCMOS方式の撮像センサや、赤外線センサなどを用いることができる。このようなセンサにより、手荷物(表示遮蔽物)20までの距離とその形状やサイズを検出することができる。この場合、センサは、網棚300の先端までの範囲において、手荷物20の位置や形状、サイズを認識できれば十分である。
【0073】
センサにより検出された手荷物20の位置や形状、サイズに応じて、表示遮蔽領域確定部14が表示遮蔽領域を確定する。そして、そのデータに基づき、表示レイアウト部16が、表示すべき文字列や図形の表示位置とサイズを算出する。表示部18は、その結果に基づいて、所定の表示データ24を表示する。
【0074】
本実施例の場合も、必要に応じて、ディスプレイ駆動用の電源や、表示データを格納するメモリや、データを入力する有線もしくは無線の入力機能などを設けることができる。また、表示すべきデータを、複数種類保存しておき、混雑状況や時間帯などに応じて、それら複数のデータから適当なものを選んで表示させる機能を設けても良い。
【0075】
以下、図19を参照しつつ説明すると、まず網棚300になにも載っていない状態では、図19(a)に表したように、「新築○○マンション、好評発売中!! 駅から徒歩10分 東京駅まで30分」ような広告24が表示されている。
次に、図19(b)に表したように、網棚300に手荷物20を載せると、センサ(表示遮蔽物検出部)により、その手荷物20までの距離とその形状やサイズが測定される。これらのデータは、表示遮蔽領域確定部14に出力され、表示遮蔽領域と表示可能領域とが決定される。すると、表示レイアウト部16は、表示すべき文字列や図形を表示可能領域内にレイアウトする。この時に、元の表示内容を縮小してそのまま表示してもよい。
【0076】
また一方、図19(c)に表したように、表示可能領域のサイズに合わせて、「新築○○マンション 東京駅まで30分」の如く、表示データを要約して表すようにしてもよい。また、さらに大きな手荷物20が載せられたときは、表示を休止状態にしてもよい。
【0077】
図20及び図21は、本実施例の変型例をそれぞれ表す模式図である。
すなわち図20に表した具体例の場合、手荷物20により縮小された表示可能領域に、元の表示データ24をそのまま縮小して表示する。
【0078】
また、図21に表した具体例の場合、手荷物20により遮られた表示データのうちの一部24A(同図においてケーキの画像とスプーンの画像)のみを移動させて表示する。
【0079】
これらいずれの具体例の場合も、見せたい(知らせたい)情報を確実に見せるようにすることが可能である。
【0080】
(第3の実施例)
次に、本発明の第3の実施例として、電車のホームにおける大型広告板としての実施例について説明する。
【0081】
図22は、本実施例の表示装置を説明するための模式図である。
すなわち、ホーム701から見てレールの反対側に大型広告板702が設置してある。この場合、人703は、列車がない時は、同図(a)に表したように、広告板702の全体を見渡すことができる。しかし、同図(b)に表したように、列車704が到着すると、ホーム701から広告板702は見えなくなり、また、人703が列車704に乗って、窓越しに広告板702を見ても、その全体が見えにくいため広告効果が弱まる。
【0082】
そこで、広告板702として、本発明の表示装置を用いる。この場合、ディスプレイ装置としては、例えば、LED表示装置やプラズマ表示装置などの大型ディスプレイ装置を用いることができる。また、この表示装置には、列車704の存在や位置を検出する表示遮蔽物検出部が設けられている。表示遮蔽物検出部は、外部から信号を受け取ることによって、列車704がホーム701に停車したことを検出してもよい。
【0083】
またさらに、表示遮蔽物検出部は、列車704の窓の位置やサイズを検出するようにしてもよい。または、列車704の種類に応じて、これらのデータを予め格納しておいてもよい。
【0084】
表示遮蔽領域確定部は、列車704がホームに停車すると、これらのデータに基づいて、列車の窓に合わせて表示装置702の表示内容をレイアウトする。
【0085】
例えば、図23に例示したように、列車704がないときの表示領域702Aに対して、列車704があるときの表示領域702Bは限定されている。
【0086】
図24は、本実施例における表示の具体例を表す模式図である。 すなわち、列車704がない場合には、同図(a)に表したように、表示装置702の前面に所定の表示を表す。一方、列車704がある場合には、同図(b)に表したように、列車の窓704Aの位置とサイズに合わせて、表示内容を変更する。つまり、列車が到着すると、車窓に合わせて、広告が縮小し、その全体を見られるように、表示部分を変化させる。このとき、あらかじめ列車の窓の位置をデータとして入力しておくと、それぞれの列車の車窓に合わせて、広告が表示されるようになり、広告の効果を落とすことがない。また、列車の行き先の情報を表示してもよい。このようにして、見せたい(知らせたい)情報を確実に見せるようにする。
【0087】
(第4の実施例)
次に、本発明の第4の実施例として、PDA(Personal Data Assistant)などと呼ばれる、小型情報端末などの表示部に、本発明を応用した具体例について説明する。
【0088】
図25は、本実施例の表示装置を表す模式図である。PDAなどの場合、これまでは、ガラス基板を用いた液晶などのパネルを表示部として用いている。これに対して、持ち歩くときは小さく、見るときは大きく、という要求を満たすために、ディスプレイをフレキシブルにし、持ち歩くときは、図25(a)に表したようにディスプレイ部分を巻物のように収納し、見るときは、図25(b)及び(c)に表したように本体800から引き出し部801を引っ張ることにより、ディスプレイ802を引き出して用いることができるものが提案されている。このとき、引き出したディスプレイに面積により、表示内容を変えることができる。
【0089】
すなわち、表示遮蔽物検出部12は、ディスプレイ802をどのくらい引き出したかを、ディスプレイの巻き取り軸の回転数などのデータから検出することができる。そして、図25(b)に表したように、ディスプレイの一部802Aのみが引き出されている状態においては、表示遮蔽領域確定部14が表示遮蔽領域を確定し、表示レイアウト部16がそのサイズに合わせて表示内容を適宜決定する。例えば、図25(b)のように、ディスプレイの一部のみが引き出された状態において、一番近い時刻のスケジュールなどの優先度の高いデータを表示するようにしてもよい。そして、ディスプレイ802の全体を引き出したときは、さらに先のスケジュールやtodoリストなどを表示させることができる。
【0090】
つまり、図25(b)に表したように、ディスプレイ802の一部のみが引き出された状態においては、表示すべき内容のうちで、もっとも優先度が高いデータ、あるいは緊急度が高いデータなどをまず表示させ、ディスプレイ802の全体が順次引き出されるに従って、優先度や緊急度の低いデータを順次追加的に表示させるようにすることができる。
【0091】
(第5の実施例)
次に、本発明の第5の実施例として、表示遮蔽領域に特定の情報を表示させる表示装置について説明する。
【0092】
図26は、本実施例の表示装置の動作を説明するための模式図である。
例えば、ファーストフード・レストランなどで使用されるトレイに本発明を応用した場合を例示する。例えば、図26(a)に斜視図、図26(b)に平面図として表したように、食品などが入った2つの容器301および302がトレイ303の上に置かれているとする。
【0093】
このトレイ303は、本発明の表示装置を備えており、その上に置かれた物体(表示遮蔽物)を検出し、表示可能領域と表示遮蔽領域を区別することができる。図26(b)に表したように、容器(表示遮蔽物)301および302にそれぞれ対応して、トレイ303の表示領域には、表示遮蔽領域304、305が存在する。また、トレイ303の上には、たとえば、矩形状の表示可能領域307が存在する。
【0094】
このような状況において、本発明の表示装置は、まず、表示可能領域307にクイズなどを表示する。また、表示遮蔽領域304、305には、それぞれ、そのクイズの解答に対応する情報を表示する。お客は、表示可能領域307に表示されたクイズの解答を考え、容器301、302のいずれかをトレイ303から持ち上げる。すると、それらの底に隠されていた「正解」もしくは「外れ」などの回答を知ることができる。
【0095】
また、本実施例の変型例として、トレイ303の上に置かれた品物(表示遮蔽物)の形状や、温度、重量などを表示遮蔽物検出部12によって検出し、その検出結果から、どのような品物が置かれているのかを把握することが可能となる。その判定結果を基に、例えば、トレイ303の上に置かれている品物に関する説明などの情報を表示可能領域307に表示したり、また、熱いものが置かれている時に、「熱いので注意してください」などの警告を表示させることも可能である。
【0096】
つまり、トレイ303の上に置かれている品物に応じて、表示内容を適宜変更することも可能となる。
【0097】
(第6の実施例)
次に、本発明の第6の実施例として、大型掲示板に本発明を適用した具体例について説明する。
【0098】
図27は、街頭テレビや大型掲示板など大画面を備えた表示装置に本発明を応用した具体例を表す模式図である。同図(a)に表したように、表示装置10の画面の前に大勢の人200が立っている場合を考える。この場合、画面の下の方には、これらの人200によって隠蔽される領域が存在する。つまり、表示可能領域は、画面の上の方に限定されるため、実効的な表示領域の面積が減少するという問題がある。そこで、このような場合に、表示遮蔽物検出部12が人200の存在を検出し、表示遮蔽領域確定部14が表示遮蔽領域を判定し、表示レイアウト部16が、図27(b)に表したように、表示すべきデータを縦スクロールして表示させることにより、縮小された表示可能領域にすべてのデータを表示させることが可能となる。
【0099】
(第7の実施例)
次に、本発明の第7の実施例として、表示遮蔽物の周囲に装飾パターンなどを表示する表示装置について説明する。
【0100】
図28は、本発明の表示装置を備えたテーブルやトレイの上に置かれた物体(表示遮蔽物)の周囲に装飾などを施して表示を行う具体例を表す模式図である。すなわち、同図(a)は、2つの物体301および302がテーブル303の上に置かれている状態を表す斜視図である。また、同図(b)は、テーブルを真上から見下ろした平面図である。
【0101】
それぞれの物体301、302によって、テーブル303の上に、表示遮蔽領域304および305が存在する。これら表示遮蔽領域304、305の周囲に、装飾パターン24Rを表示し、それぞれの物体を装飾することができる。装飾パターンを複数用意しておき、時間の経過とともに動的に切り替えてもよいし、色や大きさを変更してもよい。また、表示遮蔽領域304、305の形状や面積に基づいて置かれている物体を特定し、特定の物体のみを強調するように表示してもよい。またさらに、これら物体301、302の温度や重量などを検出し、それに基づく説明や警告などを表示させてもよい。
【0102】
(本発明の関連技術)
次に、本発明に関連した技術として、可変表示部を有する在庫管理システムについて説明する。すなわち、本システムによれば、商店などにおいて、商品の陳列棚に商品の在庫情報を客に呈示するディスプレイ装置により、商品の売り逃しを低減することができる。
【0103】
図29は、本システムの全体構成を例示する模式図である。すなわち、この在庫管理システムは、ディスプレイ1002と在庫管理コンピュータ1004とを有する。ディスプレイ1002は、商品1000の背後に配置されている。また、在庫管理コンピュータ1004は、棚管理ファイル1005、在庫管理ファイル1006、発注管理ファイル1007、ディスプレイ表示内容ファイル1008を内蔵し、またはこれらに接続されている。
【0104】
図30は、商品1000の背後に配置されたディスプレイ1002を例示する模式図である。ディスプレイ1002としては、例えば反射型LCD(液晶表示装置)を用いることができる。このディスプレイ1002は、また、光センサとしてフォトダイオード1011を有し、また、通信部1012を介して在庫管理コンピュータ1004と通信可能とされている。そして、フォトダイオード1011により検出した商品1000の有無の情報を、通信部1012を介して在庫管理コンピュータ1004に送信する。また、ディスプレイ1002の表示内容を、通信部1012を介して在庫管理コンピュータ1004から受信する。
【0105】
図31は、商品1000が無くなった場合を例示する模式図である。ディスプレイ1002の前に商品1000が無くなると、ディスプレイ1002は、在庫情報や商品補充予定などを表示する。
【0106】
図32は、商品の陳列棚全体の様子を例示する模式図である。このように、複数種類の商品1000が陳列され、そのうちで、商品が無くなったものは、背後のディスプレイ1002が見えた状態になる。ディスプレイ1002に設けられた光センサ1011は、店内の照明などを利用して、前面に商品があるかないかを光量の変化で検出する。このようにして商品の有無を判断し、通信部1012を介して在庫管理コンピュータ1004に商品の有無に関する情報を発信する。
【0107】
図33乃至図36は、それぞれ棚管理ファイル1005、在庫管理ファイル1006、発注管理ファイル1007、ディスプレイ表示内容ファイル1008の内容を例示する表である。
すなわち、棚管理ファイル1005は、ディスプレイ1002が配置された棚の商品名を管理する。在庫管理ファイル1006は、納期から求めた発注ラインを管理する。発注管理ファイル1007は、販売ペースと最低在庫数、納期から、適正な発注頻度になるように、発注個数を管理する。ディスプレイ表示内容ファイル1008は、在庫の有無、納期等から陳列棚に商品が無くなった場合に、ディスプレイ1002に表示する内容を管理する。
【0108】
図37は、本システムにおいて実行される処理の流れを表すフローチャートである。
【0109】
すなわち、商品1000が棚にある場合は、商品1000によって光センサ1011へ入射する光が遮れられていることから、ディスプレイ1002は商品が有ることを検出し、そのまま終了する。
【0110】
陳列棚から商品1000が無くなり、光センサ1011に入射する店内の光量が増加することで、ディスプレイ1002は商品1000が無くなったことを検出する。すると、ディスプレイ1002は、商品1000が無いという情報を在庫管理コンピュータ1004に送信する。
在庫管理コンピュータ1004は、商品1000の在庫の有無を確認し、在庫がある場合は、“ただいま店員が補充に参ります”と表示するよう、ディスプレイ1002に信号を送信すると同時に、店員に補充を適宜指示する。このための指示手段としては、店員が携帯する信号受信手段を利用しても良いし、店員が定常的に確認できるPOS端末などのディスプレイを利用しても良い。
【0111】
陳列棚のディスプレイ1002には、受信した信号のとおり、“ただいま店員が補充に参ります”と表示がされる。これにより、商品1000が無い陳列棚に、該当商品を購入する目的で客が来た場合は、速やかに商品が補充されることが分かり、陳列棚の前で待つことができる。在庫管理コンピュータ1004から指示された店員は、商品の補充を行うが、何らかの理由で補充ができない場合は、陳列棚に商品1000が補充されていないことがディスプレイ1002から検出されることから、従業員が携帯する信号受信手段あるいはその他にエラー表示をすると同時に、ディスプレイ1002に“補充に時間がかかる”との内容を掲示する。このようにして、商品1000の購入を目的とする客が陳列棚の前にいた場合に、補充までに時間がかかることを通知できる。
【0112】
在庫がありながら補充が遅れることを通知された客は、店員に在庫を持ってくるよう依頼することもできるし、他の売り場を回ってから再度戻ることも可能である。いずれにしても店に在庫があることが分かることによって、客は確実に商品を購入することができる。商品陳列棚に商品が補充された後は、在庫量を再確認し、発注の要・不要を判断する。
【0113】
在庫が無い場合や、商品1000を陳列棚に補充したために在庫が最低在庫数を割った場合は、既に発注がかかっているかどうかを確認してから、発注がかかっていない場合は発注をかける必要がある。発注してある、無いに関わらず、在庫が無い場合は、納期をディスプレイ1002に表示する。これによって、商品購入目的で陳列棚まできた客には、在庫が無い場合は、納期を通知することができる。客は、納期が通知されたことで、納期後に再度来店すると判断することが可能になる。
【0114】
以上説明したように、本システムによれば、ディスプレイ1002によりリアルタイムのフィードバックが可能であり、迅速且つ的確な在庫管理が可能となる。 仮に、このようなディスプレイが無いとすると、陳列棚に商品1000が無い場合に、お客は、在庫の有無を店員に確認しない限り、その場で待つか、または購入を諦めるしかない。品揃えの悪さは店舗のイメージにも影響する。
【0115】
これに対して、本システムによれば、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの陳列棚に設置されたディスプレイに在庫情報を表示することで、売り逃しを低減することができる。
【0116】
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、上述した各具体例に限定されるものではない。
【0117】
例えば、本発明の表示部は、液晶ディスプレイを用いたものには限定されず、その他、EL(ElectroLuminescent)ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、冷陰極型ディスプレイ、をはじめとした、各種の表示方式を用いることができる。
【0118】
さらに、これら表示装置を構成する各要素の構造、形状、材料、寸法などに関しても、当業者が適宜設計変更したものも、本発明の特徴を有する限り本発明の範囲に包含される。
【0119】
すなわち、本発明は各具体例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが可能であり、これらすべては本発明の範囲に包含される。
【0120】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、表示面の前方に遮蔽物が存在するときに、これを考慮したレイアウトにて表示を可能とした表示装置を提供することができ産業上のメリットは多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる表示装置の全体構成を例示するブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の表示装置10の各部において実行される処理を表すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態の表示装置の動作を例示する模式図である。
【図4】本発明の実施形態の表示装置の上に表示遮蔽物20が置かれた状態を表す模式斜視図である。
【図5】本発明の実施形態の表示装置の動作を説明するための模式平面図である。
【図6】本発明の実施形態の表示装置の動作を説明するための模式平面図である。
【図7】本発明の実施形態の表示装置の動作を説明するための模式平面図である。
【図8】本発明の具体例の表示装置を説明するための模式斜視図である。
【図9】本発明の具体例の表示装置を説明するための模式斜視図である。
【図10】本発明の具体例の表示装置を説明するための模式斜視図である。
【図11】表示レイアウト部における処理の一例を説明するための模式図である。
【図12】表示レイアウト部における処理の一例を説明するための模式図である。
【図13】表示レイアウト部16における処理の手順の一例を表すフローチャートである。
【図14】表示レイアウト部16における処理のもうひとつの例を表すフローチャートである。
【図15】本発明の第1実施例の表示装置を搭載したトレイを表す模式図である。
【図16】第1実施例の表示装置の動作の全体を表すフローチャートである。
【図17】第1実施例の表示装置の動作をさらに詳細に表したフローチャートである。
【図18】本発明の第1実施例の表示装置のもうひとつの動作を表す模式図である。
【図19】本発明の第2実施例の表示装置の動作を表す模式図である。
【図20】第2実施例の変型例を表す模式図である。
【図21】第2実施例の変型例を表す模式図である。
【図22】本発明の第3の実施例の表示装置を説明するための模式図である。
【図23】列車704の有無の状態を表す模式図である。
【図24】第3実施例における表示の具体例を表す模式図である。
【図25】本発明の第4実施例の表示装置を表す模式図である。
【図26】第4実施例の表示装置の動作を説明するための模式図である。
【図27】街頭テレビや大型掲示板など大画面を備えた表示装置に本発明を応用した具体例を表す模式図である。
【図28】本発明の表示装置を備えたテーブルやトレイの上に置かれた物体(表示遮蔽物)の周囲に装飾などを施して表示を行う具体例を表す模式図である。
【図29】在庫管理システムの全体構成を例示する模式図である。
【図30】商品1000の背後に配置されたディスプレイ1002を例示する模式図である。
【図31】商品1000が無くなった場合を例示する模式図である。
【図32】商品の陳列棚全体の様子を例示する模式図である。
【図33】棚管理ファイル1005の内容を例示する表である。
【図34】在庫管理ファイル1006の内容を表示する表である。
【図35】発注管理ファイル1007の内容を表示する表である。
【図36】ディスプレイ表示内容ファイル1008の内容を例示する表である。
【図37】 本システムにおいて実行される処理の流れを表すフローチャートである。
【図38】従来のトレイを表す模式図である。
【符号の説明】
10 表示装置
12 表示遮蔽物検出部
14 表示遮蔽領域確定部
16 表示レイアウト部
18 表示部
18A 表示遮蔽領域
18B 表示可能領域
18C 円
18P 画素
20 手荷物(表示遮蔽物)
20A 接触部
22 視線
24 表示データ
101 トレイ
102 紙
103 品物
200 人
300 網棚
301 容器(物体)
303 テーブル
303 トレイ
304 表示遮蔽領域
306 装飾パターン
307 表示可能領域
503 長方形
504、505 点
701 ホーム
702 広告板(表示装置)
702A、702B 表示領域
703 人
704 列車
704A 窓
800 本体
801 引き出し部
802 ディスプレイ
1000 商品
1002 ディスプレイ
1004 在庫管理コンピュータ
1005 棚管理ファイル
1006 在庫管理ファイル
1007 発注管理ファイル
1008 ディスプレイ表示内容ファイル
1011 フォトダイオード
1012 通信部

Claims (11)

  1. 情報を表示する表示面を有する表示部と、
    前記表示面と前記表示を見る観察者との間に介在し前記表示面の少なくとも一部を前記観察者から遮蔽する表示遮蔽物を検出する表示遮蔽物検出部と、
    前記表示遮蔽物検出部により検出された結果に基づいて、前記表示面のうちで表示が遮蔽される表示遮蔽領域を決定する表示遮蔽領域確定部と、
    前記表示遮蔽領域確定部により決定された前記表示遮蔽領域に応じて前記情報のレイアウトを決定し前記表示部に出力する表示レイアウト部と、
    を備え、
    前記表示遮蔽領域確定部は、前記表示遮蔽物検出部により検出された前記表示遮蔽物が前記表示面と接触する領域のサイズよりも膨張させた領域を前記表示遮蔽領域と決定することを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示レイアウト部は、前記表示遮蔽領域の外側において前記情報をスクロール表示させることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記表示レイアウト部は、前記表示遮蔽領域のサイズに応じて前記表示部の表示を休止させることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 前記表示レイアウト部は、前記表示遮蔽物検出部が前記表示遮蔽物を検出する前に前記表示面に表示させた前記情報の要約を前記表示遮蔽領域の外側に表示させることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 前記表示レイアウト部は、前記表示遮蔽物検出部が前記表示遮蔽物を検出する前に前記表示面に表示させた前記情報のうちの一部のみを前記表示遮蔽領域の外側に移動させて表示させることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  6. 情報を表示する表示面を有する表示部と、
    前記表示面と前記表示を見る観察者との間に介在し前記表示面の少なくとも一部を前記観察者から遮蔽する表示遮蔽物を検出する表示遮蔽物検出部と、
    前記表示遮蔽物検出部により検出された結果に基づいて、前記表示面のうちで表示が遮蔽される表示遮蔽領域を決定する表示遮蔽領域確定部と、
    前記表示遮蔽領域確定部により決定された前記表示遮蔽領域に応じて前記情報のレイアウトを決定し前記表示部に出力する表示レイアウト部と、
    を備え、
    前記表示レイアウト部は、前記表示遮蔽領域のサイズに応じて前記表示部の表示を休止させることを特徴とする表示装置。
  7. 情報を表示する表示面を有する表示部と、
    前記表示面と前記表示を見る観察者との間に介在し前記表示面の少なくとも一部を前記観察者から遮蔽する表示遮蔽物を検出する表示遮蔽物検出部と、
    前記表示遮蔽物検出部により検出された結果に基づいて、前記表示面のうちで表示が遮蔽される表示遮蔽領域を決定する表示遮蔽領域確定部と、
    前記表示遮蔽領域確定部により決定された前記表示遮蔽領域に応じて前記情報のレイアウトを決定し前記表示部に出力する表示レイアウト部と、
    を備え、
    前記表示レイアウト部は、前記表示遮蔽物検出部が前記表示遮蔽物を検出する前に前記表示面に表示させた前記情報のうちの一部のみを前記表示遮蔽領域の外側に移動させて表示させることを特徴とする表示装置。
  8. 前記表示レイアウト部は、前記情報の少なくとも一部を前記表示遮蔽領域の内側にレイアウトすることを特徴とする請求項1、2、4、5及び7のいずれか1つに記載の表示装置。
  9. 前記表示遮蔽物検出部は、前記表示遮蔽物を接触方式により検出することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の表示装置。
  10. 前記表示遮蔽物検出部は、前記表示遮蔽物を非接触方式により検出することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の表示装置。
  11. 前記表示遮蔽領域確定部は、前記観察者の位置または視線に基づいて前記表示遮蔽領域を決定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の表示装置。
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