JP4877986B2 - 陳列棚 - Google Patents

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Description

本発明は、裏面側に受けたプロジェクタ画像を表面に透過投影可能な透過型のスクリーンを備えた陳列棚に関する。
従来、品物を陳列する陳列棚は、代表的には小売業の店舗、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア、ホームセンター、デパート内の各種商品の売場等で広く用いられている。小売業の店舗では、陳列棚に商品を陳列し、陳列する商品に対応付けて棚札が付けられる。この棚札は、対応付けられる商品の価格やその他の情報を顧客に示すことを目的としている。例えば、特許文献1の図6には、例えば液晶パネルや有機ELパネル等によって棚札表示を行う陳列棚が開示されている。
特開2005−099888公報
特許文献1に開示されている陳列棚では、複数の小型の表示装置を横に連結して横長に形成することで横長の大きな棚札表示を実現している(図8参照)。しかし、このようにして実現された横長の大きな表示装置では、連結した表示装置同士の間に継ぎ目が生じてしまうために、継ぎ目の部分では自然で綺麗な表示をすることができず、顧客の目を惹くような大きく繋ぎ目のないPOP広告を表示することは難しい。
本発明の目的は、陳列棚に、棚札表示として品物の情報を綺麗に表示させることである。
本発明の陳列棚は、品物を載置可能であって異なる高さ位置に配置された複数個の載置台と、前記載置台に個々に対応付けて当該載置台の前方領域に位置付けられ、裏面側から投影されたプロジェクタ画像を表面側に透過投影可能な複数個の透過型スクリーンと、一又は二以上の前記透過型スクリーンの内縁を縁取る位置に設けられ前記投影されるプロジェクタ画像の一部を遮光する遮光部材と、一画面で構成されたプロジェクタ画像を投影するプロジェクタ装置が配置されるプロジェクタ設置部と、前記プロジェクタ装置から投影されたプロジェクタ画像を個々の前記透過型スクリーンの裏面側に分割して導く光学系と、を備える。
本発明によれば、透過型スクリーンにプロジェクタ画像が繋ぎ目を作ることなく表示され、プロジェクタ画像の外縁部分が遮光部材によって遮光されて透過型スクリーンにプロジェクタ画像が明確に縁取られて表示されるため、陳列棚の前方に、棚札表示として品物の情報を綺麗に表示させることができる。
[構造]
本発明の実施の一形態を図1ないし図10に基づいて説明する。本実施の形態は、スーパーマーケットへの適用に適した陳列棚システム101について紹介する。
図1は、陳列棚システム101の全体の模式図である。
本実施の形態の陳列棚システム101は、店舗内に設置される陳列棚1と、陳列棚1の内部に設置されるプロジェクタ装置14と、バックヤードに配置されるコンピュータ16とから構成されている。プロジェクタ装置14とコンピュータ16とは、ネットワーク102を介して接続されている。
陳列棚1は、品物4を載置可能な載置台6を備えている。載置台6は、側面を一対の側板3に支持されている棚板であり、それぞれ異なる高さ位置に三段設けられ、それぞれの載置台6(6a、6b、6c)の上部に品物4を載置可能な載置空間5を形成している。陳列棚1は、また、載置台6a、6bの前端から下方に、スクリーン7a、7bを鉛直に向けて備えている。このスクリーン7は、例えば磨りガラス様の構造を備え、裏面側から投影されるプロジェクタ画像を表面に透過投影可能な透過型のものであり、載置台6の幅一杯に切れ目無く形成されている。陳列棚1の上部を覆う天板2の前端の下方にも、スクリーン7a、7bと同様にトップスクリーン7dが設けられている。
スクリーン7(7a、7b、7d)には、遮光部材8(図3ないし図5参照)が貼り付けられている。遮光部材8は、不透明で遮光性を備える部材であり、スクリーン7aと同じ大きさである矩形枠形状に形成されている。遮光部材8の表面には、投影されたプロジェクタ画像を反射しないような反射防止加工が施されている。このような遮光部材8には、例えば、表面に遮光紙を貼り付けた黒色不透明のアクリル板や、表面に低反射クロム遮光膜を形成した金属板が用いられる。遮光部材8は、スクリーン7の裏面側に、そのスクリーン7の内縁を縁取る位置に貼り付けられている。
陳列棚1の内部には、プロジェクタ装置14が配置されるプロジェクタ設置部19aが設けられている。プロジェクタ設置部19aに配置されるプロジェクタ装置14は、レンズ15(図4参照)からスクリーン7に向けて一画面で構成されたプロジェクタ画像を投射する、例えば液晶プロジェクタである。プロジェクタ装置14は、ネットワーク102を介してバックヤードに設置されたコンピュータ16と接続する。コンピュータ16は、その外観態様として、本体タワー103、ディスプレイ104、キーボード105、およびマウス等のポインティングデバイス106を備えて構成され、プロジェクタ装置14が投射するプロジェクタ画像の画像データを管理する。
プロジェクタ装置14は、コンピュータ16から送信された画像データを受信し、受信した画像データに基づく一画面で構成されたプロジェクタ画像を生成し、生成したプロジェクタ画像をスクリーン7に投影する。
続いて、陳列棚1の構成について説明する。
図2は、陳列棚1の全体の斜視図である。図3は、陳列棚1の全体の正面図である。陳列棚1の外観構成について、図2および図3に基づいて説明する。
陳列棚1は、その枠組みを、一対の側板3に挟まれる天板2、背板10(図4参照)および下部前板11によって構成される。
天板2は、陳列棚1の最上部に位置づけられ一対の側板3に挟まれて、陳列棚1の上部を覆うように水平となるように固定されている。天板2の前端の下方には、トップスクリーン7dが天板2および一対の側板3に固定されて鉛直方向に設置されている。
背板10は、陳列棚1の背面に、下辺を床面に接し、上辺を天板2に接続して、一対の側板3に挟まれて鉛直となるように固定されている。
下部前板11は、陳列棚1の前面の下方に、一対の側板3に挟まれて下辺を床面に接して、鉛直となるように固定されている。
陳列棚1には、品物4を載置可能な三段の載置台6が配置されている。すなわち、陳列棚1の下方には最下段の載置台6cが配置され、順次上方に向け中段の載置台6b、最上段の載置台6aが配置されている。各載置台6(6a、6b、6c)はそれぞれ一対の側板3に挟まれて水平となるように固定され、各載置台6の上部に品物4を載置可能な載置空間5を形成している。最下段の載置台6cの前端は、下部前板11の上端と接続されている。また、載置台6a、6bの前端の下方には、載置台6a、6bおよび一対の側板3に固定されてスクリーン7a、7bが配置されている。つまり、スクリーン7aは載置台6aに、スクリーン7bは載置台6bに、トップスクリーン7dは天板2にそれぞれ対応付けて、載置台6a、6bおよび天板2の前方領域に位置づけられることになる。
各スクリーン7(7a、7b、7d)は、陳列棚1の内部に設けられる複数枚の反射鏡を備える反射光学系において、プロジェクタ装置14の内部に設けられている液晶表示装置を物体面として、その液晶表示装置と共役の関係にある像面29(図4参照)に近い位置に配置される。また、各スクリーン7(7a、7b、7d)の裏面側には、遮光部材8が貼り付けられている。
各載置台6の奥側端部には、載置台6の奥行きを規定する奥板12が立設配置される。各奥板12の最上部からは、載置台6の設置方向に沿って載置台6の天井部をなす天井板9(図4参照)が配置されている。天井板9はスクリーン7の裏面側に、プロジェクタ装置14から投影されるプロジェクタ画像を遮らないように水平にそれぞれ配置されている。各天井板9は、その前端を各天井板9の上方に配置されている各スクリーン7の下端に接続する。すなわち、最上段の載置台6aの天井部をなす天井板9aはその前端をトップスクリーン7dの下端に接続し、中段の載置台6bの天井部をなす天井板9bはその前端をスクリーン7aの下端に接続し、最下段の載置台6cの天井部をなす天井板9cはその前端をスクリーン7bの下端に接続する。
陳列棚1の外観を構成する天板2、側板3、載置台6、天井板9、背板10、下部前板11および奥板12は、いずれも遮光性のある平板形状の部材で形成されており、またこれらは互いに、陳列棚1の内部に光が侵入しないように、隙間を形成することなく接続されている。
図4は、陳列棚1の縦断側面図である。陳列棚1の内部構成について、図4に基づいて説明する。
陳列棚1の内部空間で各天井板9の上方には、載置台6や天板2と平行に平面状の広がりをもった段部画像投影空間18が形成されている。より詳細には、トップスクリーン7dに接続する天井板9aと天板2との間の領域には段部画像投影空間18aが、スクリーン7aに接続する天井板9bと載置台6aとの間の領域には段部画像投影空間18bが、スクリーン7bに接続する天井板9cと載置台6bとの間の領域には段部画像投影空間18cが、それぞれ形成されている。これらの段部画像投影空間18(18a、18b、18c)は、陳列棚1の後方から前方に向かって、各スクリーン7の裏面側に投影されるプロジェクタ画像が通過する空間である。プロジェクタ画像が投影される各スクリーン7の裏面側には、遮光部材8が貼り付けられている。
また、陳列棚1の載置台6cの下方で下部前板11と背板10との間には、下部空間19が形成されている。下部空間19には、下部前板11に接して陳列棚1の底面を構成する底板13の上にプロジェクタ設置部19aが設けられている。プロジェクタ設置部19aは、プロジェクタ装置14の光学軸を後方水平方向に向けてプロジェクタ装置14を配置する形状に構成されている。
また、陳列棚1の内部空間の奥側で背板10と奥板12との間には、背板10と平行に鉛直方向の広がりをもった奥側画像投影空間17が形成されている。
陳列棚1は、また、奥側画像投影空間17および下部空間19に、主反射鏡21と、3枚の投影鏡24(24a、24b、24d)とから構成される光学系23を備えている。主反射鏡21および投影鏡24はいずれも、プロジェクタ画像を反射する鏡面を一方の面に備える平面鏡である。
主反射鏡21は、陳列棚1の下部空間19の奥側でレンズ15の高さに位置づけられ、プロジェクタ装置14から陳列棚1の後方に向けて水平方向に投射されるプロジェクタ画像を、上方向に偏向させる向きに配置される。
投影鏡24は、陳列棚1の奥側画像投影空間17で主反射鏡21の上方に、各スクリーン7に対応づけて3枚配置される。これらの投影鏡24はその上端を対応するスクリーン7の上縁部の高さ位置に合わせ、プロジェクタ画像をスクリーン7の裏面側に投影する向きに配置される。すなわち、投影鏡24aはプロジェクタ画像をスクリーン7aの裏面側に投影する向きに、投影鏡24bはプロジェクタ画像をスクリーン7bの裏面側に投影する向きに、投影鏡24dはプロジェクタ画像をトップスクリーン7dの裏面側に投影する向きに、それぞれ配置される。そして、投影鏡24a、24b、24dはそれぞれ、陳列棚1の前後方向に位置を違えて、主反射鏡21によって偏向され下方から入射されるプロジェクタ画像を互いに遮らない位置関係に配置される。
以上のような位置関係に配置された主反射鏡21および投影鏡24で構成される光学系23によって、プロジェクタ装置14から投影されたプロジェクタ画像は、個々のスクリーン7の裏面側に分割して導かれる。
図5は、載置台6aの前方部分の分解斜視図である。スクリーン7aに貼り付けられている遮光部材8について、図5に基づいて説明する。
載置台6aの前端下方には、透過型のスクリーン7aが設けられている。このスクリーン7aは平板形状であり、上辺を載置台6aの前端に、両側辺を一対の側板3に、下辺を天井板9bの前端にそれぞれ接続して、鉛直に設けられている。
スクリーン7aの裏面側には、図5に示すように、そのスクリーン7aの内縁を縁取るように、スクリーン7aと同じ大きさである矩形枠形状の遮光部材8が貼り付けられている。載置台6bの前端下方に設けられているスクリーン7b、および、天板2の前端下方に設けられているトップスクリーン7dにも、スクリーン7aと同様に、その裏面側にスクリーン7の内縁を縁取るように遮光部材8が貼り付けられている。
以上に述べたような外観構成および内部構成の陳列棚1において、プロジェクタ装置14がスクリーン7に投影するプロジェクタ画像について、図6ないし図8に基づいて説明する。
図6は、プロジェクタ装置14に画像データを送信するコンピュータ16のハードウェア構成を示すブロック図である。図6に基づいて、コンピュータ16のハードウェア構成について説明する。
コンピュータ16は、情報処理部としてのマイクロコンピュータ301を有している。マイクロコンピュータ301は、各種演算処理を実行するCPU302と、BIOS等の固定データを固定的に記憶するROM303と、各種可変データを書き替え自在に記憶してワークエリアとして使用されるRAM304とを備えて構成されている。マイクロコンピュータ301には、HDD306とCD−ROMドライブ307とが、バスライン305を介してデータ通信自在に接続されている。一例として、OS310(オペレーティングシステム、図7参照)や各種のアプリケーションプログラムを記憶するCD−ROM308からCD−ROMドライブ307が情報を読み取り、これをHDD306にインストールすることができるように構成されている。
また、図1に外観態様を示した前述のディスプレイ104、キーボード105およびポインティングデバイス106も、バスライン305を介してマイクロコンピュータ301に接続されている。ディスプレイ104は、マイクロコンピュータ301に対する出力機器となり、キーボード105およびポインティングデバイス106は、マイクロコンピュータ301に対する入力機器となる。
さらに、マイクロコンピュータ301には通信インターフェイス309も接続されている。この通信インターフェイス309は、ネットワーク102を介してプロジェクタ装置14との間の通信を可能とするプロトコルをサポートしている。
図7は、プロジェクタ装置14が投射するプロジェクタ画像の基礎となる画像データを編集生成するためのコンピュータ16上での仕組みを例示する模式図である。図7に基づいて、コンピュータ16上で画像データを編集生成する仕組みについて説明する。
コンピュータ16のHDD306には、プロジェクタ装置14から投影される画像データの編集および生成を可能とするアプリケーションプログラムとして、画像形成ソフトウェア311がインストールされている。また、HDD306には、画像形成ソフトウェア311と共に利用される画像ライブラリ312がインストールされている。このような画像形成ソフトウェア311としては、例えばマイクロソフト社のパワーポイント(商品名)が用いられる。このような画像形成ソフトウェア311によれば、コンピュータ16上で画像データを編集生成することが可能であり、生成した画像データ上に文字を重畳させることも可能である。また、画像形成ソフトウェア311によれば、画像データの編集生成に際して、画像ライブラリ312に含まれている各種のモデル画像を利用し、これを編集生成した画像上に貼り付けることができる。画像ライブラリ312には、例えば、各種の食品等の写真データや絵柄データをモデル画像として記憶している。
画像形成ソフトウェア311は、その起動に伴って、そのプログラムコードの全部又は一部がRAM304にコピーされ、画像形成ソフトウェア311に基づく処理速度の高速化が図られる。また、このような画像形成ソフトウェア311のRAM304へのコピーに付随して、画像ライブラリ312の全部又は一部もRAM304にコピーされ、処理速度の高速化が図られる。そして、マイクロコンピュータ301は、画像形成ソフトウェア311によって編集生成した画像データを、通信インターフェイス309からネットワーク102を介してプロジェクタ装置14に送信することができる。
図8は、コンピュータ16上で編集生成されたプロジェクタ画像の基礎となる画像データの一例を示す模式図である。図6および図7に基づいて前述したハードウェア構成およびソフトウェア構成のコンピュータ16を用いて編集生成された画像データについて、図8に基づいて説明する。なお、図8に示す画像データは、コンピュータ16のディスプレイ104に表示された態様として示している。
図8に示すように、画像データは一画面で構成されている。その画面データには、投影鏡24に偏向されて、その投影鏡24に対応する各スクリーン7に投影される部分画像401の領域が含まれる。より詳細には、プロジェクタ画像の基礎となる画面データには、投影鏡24aに偏向されてスクリーン7aに投影される部分画像401aの領域と、投影鏡24bに偏向されてスクリーン7bに投影される部分画像401bの領域と、投影鏡24dに偏向されてトップスクリーン7dに投影される部分画像401dの領域とが含まれる。部分画像401a、401b、401dの領域はそれぞれ、対応するスクリーン7a、7b、7dの形状にあわせた帯状の矩形形状である。これらの各領域の中には、各スクリーン7の表面側まで透過投影される画像データが格納されている。このように格納されている画像データは、例えば、各種の食品等のモデル画像や、POP書体の文字を表現した画像である。
また、画像データ中、部分画像401(401a、401b、401d)以外の領域は、ブラックアウトされている。
図8に示した一例について説明する。画像データのうち部分画像401aの領域には、「特売セール中」および「全品10%OFF」という文字表示と、野菜の絵柄表示とが含まれている。これらの絵柄表示は、画像ライブラリ312から取得可能なものである。そして、画像形成ソフトウェア311がパワーポイントであれば、絵柄表示を揺れる表示にすることができる。同様に、画像データのうち部分画像401bの領域には、「産地直送!!」、「お鍋に!炒め物に!」および「新鮮野菜!」という文字表示と、各種のイラスト画像とが含まれている。また、同様に、画像データのうち部分画像401dの領域には、部分画像401d一杯に拡大された「大特価!!野菜セール」というPOP書体の文字表示が含まれている。これらのイラスト画像も、画像ライブラリ312から取得可能である。
[作用]
本実施の形態の陳列棚1では、品物4に関する情報を内容としたプロジェクタ画像が、スクリーン7の裏面側から表面側に透過投影される。表面側まで透過投影されたプロジェクタ画像は、スクリーン7の全面に表示される。つまり、本実施の形態の陳列棚1では、載置台6の前方領域に配置されるスクリーン7の全面に、棚札表示として、繋ぎ目を作ることなく、品物4の情報が綺麗に表示される。
すなわち、陳列棚1の内部に備えられたプロジェクタ装置14は、棚札表示の内容を含んだ一画面構成のプロジェクタ画像を投射する。プロジェクタ装置14から投射されたプロジェクタ画像は、主反射鏡21を経て投影鏡24に入射される。3枚の投影鏡24はそれぞれ、入射されるプロジェクタ画像を互いに遮らない位置関係に配置されているため、投影鏡24に入射されるプロジェクタ画像はこれらの反射鏡によって分割される。分割された分割プロジェクタ画像は、それぞれスクリーン7の裏面側に投影され、表面側まで透過投影される。このような投射経路を経て、プロジェクタ装置14から投射される一画面構成のプロジェクタ画像は、陳列棚1の上部に設けられたトップスクリーン7d、および、載置台6の前面領域に設けられたスクリーン7a、7bに、分割され透過投影されて表示される。
コンピュータ16で編集生成されるデータ画像のうち部分画像401の領域はスクリーン7に対応している。そこで、コンピュータ16を操作して部分画像401の領域内にスクリーン7に投影したいモデル画像や文字を配置して画像データを編集生成し、部分画像401の領域内で作成した画像データをスクリーン7に透過投影させることにより、コンピュータ16で生成した画像を顧客に棚札表示として表示することができる。
図9は、コンピュータ16上で編集生成された画像データが投影された状態の一例を示す陳列棚1の模式図である。
コンピュータ16は、画像データを通信インターフェイス309からネットワーク102を介してプロジェクタ装置14に送信することができる。そのため、コンピュータ16を用いて、図8に示す画像データを編集生成し、トップスクリーン7dに陳列される品物4を顧客に知らしめるアイキャッチャーとなる画像を、スクリーン7a、7bに棚札表示となる画像を表示させることによって、顧客に対し品物4に関する情報をスクリーン7に表示させることができる。
すなわち、コンピュータ16を操作して、部分画像401aの領域に、「特売セール中」などの文字表示と野菜の絵柄表示とにより構成された棚札表示としての画像を、部分画像401bの領域に「産地直送!!」、「お鍋に!炒め物に!」および「新鮮野菜!」の文字表示と各種のイラスト画像とにより構成された棚札表示としての画像を、部分画像401dの領域に「大特価!!野菜セール」という文字表示で構成されたPOP広告としての画像をそれぞれ生成して、図9に示すように、スクリーン7a、7bには棚札表示を、トップスクリーン7dにはPOP広告を、それぞれ透過投影させることができる。
また、プロジェクタ画像のうちスクリーン7に投影される部分に対応する部分画像401に、揺れる表示効果やスクロール表示効果などのアニメーション効果を持ち合わせたモデル画像を配置することによって、スクリーン7に透過投影させるプロジェクタ画像にアニメーション効果を持たせ、より顧客の目を惹くPOP広告や棚札表示を表示することができる。
図10は、コンピュータ16上で編集生成された画像データが投影された状態の一例を示すスクリーン7aの正面図である。
陳列棚1に備わるスクリーン7には、コンピュータ16で編集生成された画像が投影される。このスクリーン7は、プロジェクタ装置14の内部に設けられている液晶表示装置を物体面とした、その液晶表示装置と共役の関係にある像面29(図4参照)に近い位置に配置されている。そのため、スクリーン7に投影されたプロジェクタ画像は、プロジェクタ装置14のレンズ15の被写界深度によって、顧客にとって表示内容を十分に認識することができる程度のピントで結像する。
ここで、スクリーン7aに遮光部材8が貼り付けられていない状態を想定する(図10(a))。スクリーン7aは鉛直に設置されているため、像面29とは向きが一致しない。そのため、コンピュータ16を用いて部分画像401aをスクリーン7aに合わせて矩形形状に編集生成した場合、スクリーン7aには部分画像401aが台形形状に歪曲されて表示される。
そこで、本実施の形態の陳列棚1のように、スクリーン7aの裏面側に、スクリーン7aの内縁を縁取る位置に遮光部材8を設けることによって、スクリーン7aの裏面側に投影されるプロジェクタ画像の外縁部分が遮光部材8によって遮られる。その結果、スクリーン7aには、投影されるプロジェクタ画像の外縁部分が遮光部材8によって遮られ、矩形形状に明確に縁取られた部分画像401aが表示される(図10(b))。さらに、遮光部材8の表面には反射防止加工が施されており、遮光部材8の表面に当たって遮光されるプロジェクタ画像の外縁の一部分は、遮光部材8の表面に投影された後に段部画像投影空間18aに乱反射して、スクリーン7aに映りこむことはない。
[別の実施の形態]
次いで、別の実施の形態を図11および図12に基づいて説明する。この場合、図1ないし図10に基づいて説明した実施の一形態と同一の部分は同一符号で示し、説明も省略する。
本発明の別の実施の一形態の陳列棚1は、遮光部材8がスクリーン7の表面側に設けられている点が、前述した実施の形態と相違する。
図11は、本実施の形態の載置台6aの前方部分の分解斜視図である。
本実施の形態の遮光部材8は、プロジェクタ画像が投影される各スクリーン7の表面側に貼り付けられている。そして、この遮光部材8は、スクリーン7aに貼り付けられている面に、反射防止加工が施されており、スクリーン7aを透過投影したプロジェクタ画像の外縁部分を反射することなく遮光する。
図12は、コンピュータ16上で編集生成された画像データが投影された状態の一例を示すスクリーン7aの正面図である。
本実施の形態のスクリーン7aに表示されるプロジェクタ画像は、プロジェクタ画像が表面側まで透過された後に遮光部材8によってプロジェクタ画像の外縁部分が遮られ、矩形形状に整えられて表示される(図12(b))。
本実施の形態の陳列棚1によっても、前述した実施の形態の陳列棚1と同様に、陳列棚1の前方領域に設けられたスクリーン7の全面に、棚札表示として品物4の情報を綺麗に表示させることができる。さらに、本実施の形態の陳列棚1では、遮光部材8がスクリーン7の表面側に、スクリーン7の外縁部分を縁取るように位置づけられているために、スクリーン7に表示されるプロジェクタ画像と遮光部材8とのコントラストによって、顧客にスクリーン7に表示されるPOP広告や棚札表示がさらに明確に表示される。
陳列棚システムの全体の模式図である。 陳列棚の全体の斜視図である。 陳列棚の全体の正面図である。 陳列棚の縦断側面図である。 載置台の前方部分の分解斜視図である。 プロジェクタ装置に画像データを送信するコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 プロジェクタ装置が投射するプロジェクタ画像の基礎となる画像データを編集生成するためのコンピュータ上での仕組みを例示する模式図である。 コンピュータ上で編集生成されたプロジェクタ画像の基礎となる画像データの一例を示す模式図である。 コンピュータ上で編集生成された画像データが投影された状態の一例を示す陳列棚の模式図である。 コンピュータ上で編集生成された画像データが投影された状態の一例を示すスクリーンの正面図である。 別の実施の形態の載置台の前方部分の分解斜視図である。 コンピュータ上で編集生成された画像データが投影された状態の一例を示すスクリーンの正面図である。
符号の説明
1…陳列棚、4…品物、6…載置台、7…透過型スクリーン、8…遮光部材、14…プロジェクタ装置、19a…プロジェクタ設置部、23…光学系

Claims (4)

  1. 品物を載置可能であって異なる高さ位置に配置された複数個の載置台と、

    前記載置台に個々に対応付けて当該載置台の前方領域に設置され、裏面側から投影されたプロジェクタ画像を表面側に透過投影可能な複数個の透過型スクリーンと、
    一画面で構成され前記透過型スクリーンの形状に合わせたプロジェクタ画像を、像面が前記透過型スクリーンとは向きが一致しない状態で投影するプロジェクタ装置が配置されるプロジェクタ設置部と、
    前記プロジェクタ装置から投影されたプロジェクタ画像を個々の前記透過型スクリーンの裏面側に分割して導く光学系と、
    一又は二以上の前記透過型スクリーンの内縁を縁取る位置に設けられ前記投影されるプロジェクタ画像の外周縁部を遮光する遮光部材と、
    を備える陳列棚。
  2. 前記遮光部材の一部である第1の遮光部材は、当該第1の遮光部材が設けられている前
    記透過型スクリーンの裏面側に設けられる、請求項1記載の陳列棚。
  3. 前記遮光部材の一部である第2の遮光部材は、当該第2の遮光部材が設けられている前
    記透過型スクリーンの表面側に設けられる、請求項1または2記載の陳列棚。
  4. 前記遮光部材の一部である第3の遮光部材は、前記プロジェクタ画像の一部を遮光する
    部分に当該遮光したプロジェクタ画像を反射させない反射防止処理が施されている、請求
    項1から請求項3のいずれか一に記載の陳列棚。
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