JP2008284168A - 陳列棚 - Google Patents

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喜彦 池田
Hiroki Mochizuki
啓希 望月
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Abstract

【課題】陳列棚において遠くからでも人目を惹きつける広告表示と、商品に関する棚札表示との両方を簡易な構成で実現する。
【解決手段】陳列棚101の前面側には、商品102を載置可能に略水平に配置される載置台103に対応付けて設けられる透過型スクリーン105が設けられている。また、陳列棚101の上方には、載置台103の後端よりも後方で透過型スクリーン105よりも上方に反射型スクリーン109が設けられている。プロジェクタ装置201から投影される一画面構成のプロジェクタ画像の投影領域には、プロジェクタ画像を分割して反射型スクリーン109の反射面109aおよび透過型スクリーン105の背面側まで導く位置に光学系が配置される。各スクリーンに到達したプロジェクタ画像は、陳列棚101の前面側に向けて、広告表示および棚札表示として表示される。
【選択図】図7

Description

本発明は、店舗やショールームに設置される陳列棚に関する。
商品を陳列する陳列棚は、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、デパートなどの店舗、および、商品を展示するショールームなどにおいて、各種商品の売場等で広く用いられている。
従来、陳列棚に陳列される商品の価格やその他の情報を顧客に示すことを目的として、商品に対応付けて陳列棚の前面に棚札が付されることが多い。この点、薄型表示装置に商品に関する情報を表示可能な薄型表示装置を陳列棚の前面に付し、薄型表示装置を電子棚札の態様で用いた陳列棚の発明が開示されている(特許文献1の図6)。
また、従来、陳列棚に陳列した商品を顧客に注目させ、より多くの購買に繋げる手法として、紙などの記録媒体に商品名と価格、またはキャッチコピーや説明文、イラストを描いたPOP広告(Point Of Purchase)が用いられている。この点、陳列棚の天壁に備えた透過型スクリーンの裏面側に向けてプロジェクタ画像を投影するショーケース(特許文献2の図1)、および、前面位置から間隔をあけて対面配置されたプロジェクタ装置から陳列棚の天壁に備えた反射型のスクリーンの表面側にプロジェクタ画像を投影するショーケース(特許文献2の図2)の発明が開示されている。
特許文献1および特許文献2に開示されている発明によれば、商品情報を表示した棚札やPOP広告が印刷された記録媒体の取付作業および付替作業を行うことなく、棚札表示や広告表示を行うことが可能になり、陳列棚に載置された商品の販促効果が高まる。
特開2005−099888公報 特開2001−245756公報
しかし、特許文献1に記載されている陳列棚の前面に付されている電子棚札では、情報を表示する表示面の面積が小さいため、陳列棚の近くにいる顧客に対し商品に関する情報を提供できるがPOP広告のように大きく人目を惹きつける広告表示を行うことが難しい。この点を解決すべく、特許文献1に記載されている陳列棚の上部に、特許文献2に記載されているショーケースに設けられているスクリーンと、当該スクリーンにプロジェクタ画像を投影するためのプロジェクタ装置を新たに追加して、プロジェクタ装置からスクリーンに向けてプロジェクタ画像を投影し、棚札表示と広告表示とを同時に実現しようとする場合、棚札表示と広告表示とのそれぞれに別個に表示機構を設けることになり、構造上の無駄が生じてしまう。
本発明の目的は、陳列棚において遠くからでも人目を惹きつける広告表示と、商品に関する棚札表示との両方を簡易な構成で実現することである。
本発明において上記の課題を解決するための手段は、商品を載置可能に配置される載置台と、前記載置台に対応付けて設けられ、背面側から入射するプロジェクタ画像を前面側に透過投影する透過型スクリーンと、前記透過型スクリーンよりも上方に設けられ、プロジェクタ画像を前面側で反射投影する反射型スクリーンと、プロジェクタ装置から投影される一画面構成のプロジェクタ画像の投影領域内の少なくとも一部に配置され、当該一画面構成のプロジェクタ画像を前記透過型スクリーンの背面側および前記反射型スクリーンの前面側のそれぞれに分割して導く光学系と、を備える陳列棚である。
本発明によれば、プロジェクタ装置から投影される一画面構成のプロジェクタ画像が、反射型スクリーンの前面側と透過型スクリーンの背面側とに向けて分割されて導かれた後に、陳列棚の前面側に向けて投影表示され、したがって、陳列棚において遠くからでも人目を惹きつける広告表示と、商品に関する棚札表示との両方を簡易な構成で実現することができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図7に基づいて説明する。本実施の形態では、デパートのショーウィンドウへの適用に適した陳列棚システム11について紹介する。
[システム構成の概要]
図1は、陳列棚システム11を示す模式図である。本実施の形態の陳列棚システム11は、店舗内に設置される陳列棚101と、プロジェクタ設置部200に設置されるプロジェクタ装置201と、バックヤードに配置されるコンピュータ301とから構成されている。プロジェクタ設置部200は陳列棚101の内部に設けられている。プロジェクタ装置201とコンピュータ301とは、ネットワーク320を介して接続されている。
陳列棚101は、商品102(本実施の形態においては、マネキンに着飾られた衣類)を載置して陳列可能な載置台103を備えている。載置台103は床面FLと平行になるように陳列棚101の下方に設けられ、その側面を一対の側板104に支持されている。
載置台103の上方には、載置台103の後端103bに接続して、鉛直に奥板106が立設されている。奥板106の上方には奥板106の左右幅一杯に切れ目なく、透過型スクリーン105が設けられている。透過型スクリーン105は、載置台103に対応付けて当該載置台103の後方領域に上方に向けて延出して設けられている。透過型スクリーン105は、例えば磨りガラス様の構造を備え、背面側から投影されるプロジェクタ画像を表面側に透過投影する。
陳列棚101の上部は、奥板106の上端106aから陳列棚101の後方に向けて、奥行き方向に開口している。その開口している開口部107の奥側で背板108の上辺108aには、陳列棚101の背面を構成する背板108に接続して、反射型スクリーン109が設けられている。反射型スクリーン109の前面側は、塩化ビニルを基礎とし、その上に亜鉛、アルミニウム、マグネシウム等の酸化物を含有する油性塗料、もしくは、アルミニウム粉末やガラス粉末を均一に塗布された、プロジェクタ画像を受けて反射投影する反射面109aが形成されている。反射型スクリーン109は、載置台103の後端103bよりも後方で透過型スクリーン105よりも上方に設けられ、反射面109aを下方向に向けて傾斜する向きに配置されている。
プロジェクタ装置201は、陳列棚101の内部に備わる光学系110を経由して透過型スクリーン105および反射型スクリーン109に向けて、レンズ202から一画面構成のプロジェクタ画像を投影する、例えば液晶プロジェクタである。プロジェクタ装置201から投影される一画面構成のプロジェクタ画像は、バックヤードに設置されたコンピュータ301から送信された画像データ400(図6参照)を受信し、受信した画像データ400に基づいて生成されるものである。
コンピュータ301は、その外観態様として、本体タワー302、ディスプレイ303、キーボード304、及びマウス等のポインティングデバイス305を備えて構成されている。
[構造]
図2は、陳列棚101の正面図である。図3は、陳列棚101の左断面図である。陳列棚1は、その枠組みを、一対の側板104に挟まれる奥板106、背板108、底板111および下部前板112によって構成される。
底板111は、側板104に挟まれ床面FLと平行に配置され陳列棚101の底面部をなしている。底板111の下面側には、床面FLに載置される陳列棚101が床面FLに対し滑り出さないよう滑り止め効果を奏する滑り止め部材111a(例えば、ゴム足)が接着されている。
背板108は、側板104に挟まれ下辺を底板111の後端に接続して陳列棚1の背面をなしている。背板108の上部には、側板104の形状に合わせて背面上方を向く向きに傾斜している傾斜部108bが形成されている。
下部前板112は、側板104に挟まれ下辺を底板111の前端に接続し、上辺を載置台103の前端103aに接続して陳列棚101の前面をなしている。
本実施の形態の陳列棚101には、一対の側板104に挟まれて略水平となるように固定されている載置台103が一段配置されている。載置台103の上部には、商品102を載置可能な載置空間SPが形成されている。
載置台103の後端103bには、載置台103の奥行きを規定する奥板106が立設配置される。奥板106の上方の一部には、矩形形状の透過型スクリーン105が左右幅一杯に鉛直に設けられている。
陳列棚101の上部には、奥板106、一対の側板104、背板108のそれぞれの上辺に囲まれて矩形形状に開口された開口部107が設けられている。背板108の上辺108aには、反射面109aを陳列棚101の前方に向けて、109aを下方に傾斜させて反射型スクリーン109が設けられている。反射型スクリーン109の横幅は、載置台103の横幅よりも広くなっている。側板104の上端部には台形形状の切欠部104a(図1参照)が設けられている。この切欠部104aが設けられていることによって、陳列棚101の内部から上方に向けて進行するプロジェクタ画像は、開口部107を通過する際に開口部107の横幅に規制されることなく、反射面109aの横幅一杯に反射投影される。
陳列棚101の外観を構成する側板104、載置台103、奥板106、背板108、底板111および下部前板112は、いずれも遮光性のある平板部材(例えば、スチール平板)で形成されており、これらは互いに、陳列棚1の内部に光が侵入しないように、隙間を形成することなく接続されている。
載置台103の下方で背板108および下部前板112に挟まれる下部空間113aには、陳列棚101の左右中央位置に位置させて、底板111の上にプロジェクタ設置部200が設けられている。プロジェクタ設置部200は、プロジェクタ装置201の光軸Oを後方水平方向に向けてプロジェクタ装置201を設置可能な形状に構成されている。
背板108および奥板106の間には、奥板106と平行に鉛直方向の広がりをもった奥側内部空間113が形成されている。奥側内部空間113には、主反射鏡114および投影鏡115により構成される光学系110が配置されている。主反射鏡114および投影鏡115はいずれも、プロジェクタ装置201から投影されるプロジェクタ画像を反射する鏡面を一方の面に備える平面鏡である。
主反射鏡114は、奥側内部空間113の下方でレンズ202の高さに位置づけられ、プロジェクタ装置201から陳列棚101の後方に向けて水平方向に投射されるプロジェクタ画像を、上方向に偏向させる向きに配置される。
投影鏡115は、奥側内部空間113の奥側で主反射鏡114の上方に透過型スクリーン105の高さに位置付けられて配置される。投影鏡115は、主反射鏡114によって偏向され下方から入射され反射型スクリーン109に至るプロジェクタ画像の投影領域A内で、反射型スクリーン109との前後位置を違えて、反射型スクリーン109に到達するプロジェクタ画像を遮らない位置に配置される。そして、投影鏡115は、主反射鏡114によって偏向され下方から入射されたプロジェクタ画像の一部を分割して透過型スクリーン105に偏向する向きに配置される。
上記のように陳列棚101の奥側内部空間に配置される主反射鏡114および投影鏡115で構成される光学系110は、プロジェクタ装置201から投影されるプロジェクタ画像を透過型スクリーン105の背面側および上方スクリーンの反射面109aに導く折り返し光学系を構成している。
反射型スクリーン109および透過型スクリーン105は、陳列棚101の内部に設けられて折り返し光学系を構成する光学系110において、プロジェクタ装置201の内部に設けられている液晶表示装置201aを物体面として、物体面と共役の関係にある図示しない像面に近い位置に配置される。そのため、反射型スクリーン109および透過型スクリーン105に投影されるプロジェクタ画像は、プロジェクタ装置201のレンズ202の被写界深度によって、陳列棚101に対面する顧客にとって表示内容を十分に認識することができる程度のピントで結像する。
[ハードウェア構成]
図4は、プロジェクタ装置201に画像データ400(図6参照)を送信するコンピュータ301のハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ301は、情報処理部としてのマイクロコンピュータ306を有している。マイクロコンピュータ306は、各種演算処理を実行するCPU307と、BIOS等の固定データを固定的に記憶するROM308と、各種可変データを書き替え自在に記憶してワークエリアとして使用されるRAM309とを備えて構成されている。マイクロコンピュータ306には、HDD311とCD−ROMドライブ312とが、バスラインBLを介してデータ通信自在に接続されている。一例として、OS313(オペレーティングシステム、図5参照)や各種のアプリケーションプログラムを記憶するCD−ROM314からCD−ROMドライブ312が情報を読み取り、これをHDD311にインストールすることができるように構成されている。
また、図1に外観態様を示した前述のディスプレイ303、キーボード304およびポインティングデバイス305も、バスラインBLを介してマイクロコンピュータ306に接続されている。ディスプレイ303は、マイクロコンピュータ306に対する出力機器となり、キーボード304およびポインティングデバイス305は、マイクロコンピュータ306に対する入力機器となる。
さらに、マイクロコンピュータ306には通信インターフェイス315も接続されている。この通信インターフェイス315は、ネットワーク320を介してプロジェクタ装置201との間の通信を可能とするプロトコルをサポートしている。
図5は、プロジェクタ装置201が投射するプロジェクタ画像の基礎となる画像データ400を編集生成するためのコンピュータ301上での仕組みを例示する模式図である。コンピュータ301のHDD311には、プロジェクタ装置201から投影される画像データ400の編集および生成を可能とするアプリケーションプログラムとして、画像形成ソフトウェア316がインストールされている。また、HDD311には、画像形成ソフトウェア316と共に利用される画像ライブラリ317がインストールされている。画像ライブラリ317には、風景写真やアニメーション効果を備えるアイコンなどの各種画像がデータとして記憶されている。
このような画像形成ソフトウェア316としては、例えばマイクロソフト社のパワーポイント(商品名)や、アドビシステムズ社のフラッシュ(商品名)が用いられる。画像形成ソフトウェア316によれば、コンピュータ301上で画像データ400を編集生成することが可能であり、生成した画像データ400の上に文字を重畳させることも可能である。また、画像形成ソフトウェア316によれば、画像データ400の編集生成に際して、画像ライブラリ317に含まれている各種データを利用し、これを編集生成した画像上に貼り付けることが可能である。
画像形成ソフトウェア316は、その起動に伴って、そのプログラムコードの全部又は一部がRAM309にコピーされ、画像形成ソフトウェア316に基づく処理速度の高速化が図られる。また、このような画像形成ソフトウェア316のRAM309へのコピーに付随して、画像ライブラリ317の全部又は一部もRAM309にコピーされ、処理速度の高速化が図られる。そして、マイクロコンピュータ306は、画像形成ソフトウェア316によって編集生成した画像データ400を、通信インターフェイス315からネットワーク320を介してプロジェクタ装置201に送信することができる。
図6は、コンピュータ301上で編集生成されたプロジェクタ画像の基礎となる画像データ400の一例を示す模式図である。ここで、図6に示す画像データ400は、コンピュータ301のディスプレイ303に表示された態様として示している。
図6に示すように、画像データ400は一画面で構成されている。その画面データには、第1部分画像401と、第2部分画像402とが含まれる。
第1部分画像401は、プロジェクタ装置201のレンズ202から投射されて、投影鏡115を経由することなく反射型スクリーン109の反射面109aに到達するプロジェクタ画像の一部領域の基礎となる。第1部分画像401は、反射型スクリーン109の反射面109aの形状に合わせた矩形形状の第1エリア401aに格納される。
第2部分画像402は、プロジェクタ装置201のレンズ202から投射されて、投影鏡115に入射して偏向され透過型スクリーン105の背面側に到達するプロジェクタ画像の一部領域の基礎となる。第2部分画像402は、透過型スクリーン105の形状にあわせた帯形状の第2エリア402aに格納される。
第1エリア401aに格納される第1部分画像401、第2エリア402aに格納される第2部分画像402はいずれも、画像ライブラリ317に格納されている各種データや、画像形成ソフトウェア316によって描画されるテキストデータ等の描画オブジェクトをレイヤ合成して生成される。画像形成ソフトウェア316によっては、レイヤ合成した描画オブジェクトに個々に動作情報を与えて、アニメーション効果を与えたり色調を変更したりすることも可能である。また、画像データ400中、第1エリア401aおよび第2エリア402a以外の領域403は、ブラックアウトされている。
図6に示した一例について説明する。画像データ400のうち第1エリア401aには、左上から右下方向にかけて白色からディープスカイブルーに変化するグラデーション模様の背景画像401pに、筆記体フォントで表示される「Cool/Summer/Beauty」という文字表示401qを第1エリア401aの右下位置に重層させて構成される第1部分画像401が含まれている。同様に、画像データ400のうち第2エリア402aには、夏の海辺の風景を表現した背景画像402pに、上空を飛行するカモメや海上を走行するヨットを模して動作情報が与えられたアイコン402qと、載置台103に載置される商品102の情報を表示した棚札表示402rとを重層させて構成される第2部分画像402が含まれている。
[作用]
本実施の形態の陳列棚101によれば、商品102に関する情報を内容としてプロジェクタ装置201から投影されるプロジェクタ画像が、反射型スクリーン109の反射面109aと透過型スクリーン105の背面とに向けて分割されて導かれた後に、陳列棚101の前面側に向けて投影表示され、したがって、陳列棚101において遠くからでも人目を惹きつける広告表示と、商品に関する棚札表示との両方を簡易な構成で実現することができる。
さらに、本実施の形態の陳列棚101によれば、反射型スクリーン109は前面側を下方向に向けて傾斜して設けられ、反射面109aの垂線とプロジェクタ画像の入射光とがなす入射角を小さくさせてスクリーン反射輝度を高めることができ、したがって、陳列棚101の前面に向けて鮮明な広告表示を行うことができる。
さらに、本実施の形態の陳列棚101によれば、反射型スクリーン109の横幅は、載置台103の横幅よりも広くなっているため、陳列棚101の前面に向けて大きくインパクトのある広告表示を行うことができる。
すなわち、陳列棚101の内部に備えられたプロジェクタ装置201は、広告表示と棚札表示との両方の内容を含んだ一画面構成のプロジェクタ画像を投射する。プロジェクタ装置201から投射されたプロジェクタ画像は、主反射鏡114を経て上方に偏向される。投影鏡115と反射型スクリーン109の反射面109aとは、下方から上方に向けて進行するプロジェクタ画像を互いに遮らない位置関係をなして配置されている。そのため、下方から上方に向けて進行するプロジェクタ画像は、投影鏡115によって分割される。プロジェクタ画像のうち投影鏡115に入射しなかった一部は、そのまま直進して反射型スクリーン109の反射面109aに入射し、陳列棚101の前方に向けて反射投影される。また、プロジェクタ画像のうち投影鏡115に入射して分割された一部は、透過型スクリーン105の背面側に向けて偏向された後、背面側に入射して表面側まで透過投影される。このような投射経路を経て、プロジェクタ装置201から投射される一画面構成のプロジェクタ画像は、陳列棚101の上方に設けられた反射型スクリーン109、および、奥板106に設置された透過型スクリーン105のそれぞれに分割されて投影される。
コンピュータ301で編集生成される画像データ400のうち第1エリア401aは反射型スクリーン109に対応している。そこで、コンピュータ301を操作する操作者は、第1エリア401aに反射型スクリーン109に投影させたい画像や文字などの描画オブジェクトを配置して第1部分画像401を編集生成することによって、コンピュータ301で生成した第1部分画像401を顧客に対する広告表示として、反射型スクリーン109に反射投影させて表示させることができる。
また、コンピュータ301で編集生成される画像データ400のうち第2エリア402aは透過型スクリーン105に対応している。そこで、コンピュータ301を操作する操作者は、第2エリア402aに透過型スクリーン105に投影させたい画像や文字などの描画オブジェクトを配置して第2部分画像402を編集生成することによって、コンピュータ301で生成した第2部分画像402を顧客に対する棚札表示として、透過型スクリーン105に透過投影させて表示させることができる。
図7は、コンピュータ301上で編集生成された画像データ400が投影された状態の一例を示す陳列棚101の模式図である。
コンピュータ301を操作する操作者は、コンピュータ301を操作して画像データ400を通信インターフェイス315(図4参照)からネットワーク320を介してプロジェクタ装置201に送信することができる。例えば、操作者が図6に一例として示した画像データ400を生成した場合、図7に示すように、反射型スクリーン109の反射面109aには、グラデーション模様の背景画像401pに「Cool/Summer/Beauty」という文字表示401qを重層させて構成されたPOP広告となる画像を投影させることができる。また、透過型スクリーン105には、夏の海辺の風景を表現した背景画像402pに動きのあるアイコン402qと商品102の情報を示す棚札表示402rとを重層させた画像を投影させることができる。
また、第1部分画像401を格納する第1エリア401a、および、第2部分画像402を格納する第2エリア402aのそれぞれに、揺れる表示効果やスクロール表示効果などのアニメーション効果を持ち合わせた各種の描画オブジェクトを配置することによって、各スクリーンに投影させるプロジェクタ画像にアニメーション効果を持たせ、より顧客の目を惹く広告表示や棚札表示を表示することができる。
[別の実施の形態]
次いで、別の実施の形態を図8に基づいて説明する。この場合、図1ないし図7に基づいて前述した実施の一形態と同一の部分は同一符号で示し、説明も省略する。
本発明の別の実施の一形態の陳列棚101は、プロジェクタ設置部200を載置台103の内部に備えていない点が、前述した実施の形態と相違する。
図8は、本実施の形態の陳列棚101の左側面図である。
本実施の形態のプロジェクタ装置201は、陳列棚101の背板108よりも後方の天井面151に取り付けられた保持機構152によって固定され、鉛直に設けられた透過型スクリーン105に向けて前方水平方向に光軸Oを向けて配置される。このプロジェクタ装置201は、一画面構成のプロジェクタ画像を透過型スクリーン105に直接投影する。すなわち、天井面151に取り付けられた保持機構152が、図1ないし図7に基づいて前述した実施の形態のプロジェクタ設置部200に相当する。
本実施の形態の投影鏡115は、プロジェクタ装置201から投影されるプロジェクタ画像の投射領域Aに位置させて、プロジェクタ装置201から投影される一画面構成のプロジェクタ画像の一部を分割し反射型スクリーン109の反射面109aに入射させる向きに配置される。
本実施の形態の陳列棚101によれば、図1ないし図7に基づいて前述した実施の形態と同様、反射型スクリーン109および透過型スクリーン105にプロジェクタ画像が投影され、広告表示と棚札表示との両方を簡易な構成で実現することができる。
さらに、本実施の形態の陳列棚101では、プロジェクタ装置201は下部空間113aに配置されないために、載置台103の更に低い高さ位置に設置して載置空間SPの高さ方向を有効活用することが可能になる。
さらに、本実施の形態の陳列棚101では、上方に鏡面を向けて設置される主反射鏡114が奥側内部空間113に設けられていないために、陳列棚101自体の製造コストを抑えることが可能になる。
また、図示はしないが、さらに別の実施の一形態として、一画面構成のプロジェクタ画像を反射型スクリーン109の反射面109a、および、透過型スクリーン105の背面側に直接投影する向きにプロジェクタ装置201を設置できなくても、プロジェクタ装置201から投影される一画面構成のプロジェクタ画像の投影領域Aに反射型スクリーン109および透過型スクリーン105のそれぞれに対応付けて2枚の投影鏡115を配置し、一画面構成のプロジェクタ画像を透過型スクリーン105の背面側および反射型スクリーン109の前面側をなす反射面109aのそれぞれに分割して導くことも可能である。
[別の実施の形態]
次いで、別の実施の形態を図9および図10に基づいて説明する。この場合、図1ないし図7に基づいて前述した実施の一形態、および、図8に基づいて前述した実施の一形態と同一の部分は同一符号で示し、説明も省略する。
本発明の別の実施の一形態の陳列棚101は、載置台103を複数段備えている点が、前述した実施の形態と相違する。
図9は、本実施の形態の陳列棚101の正面図、図10は本実施の形態の陳列棚101の左断面図である。
本実施の形態の載置台103は、上下方向に三段設けられている。以下、説明の便宜上、これらの載置台103を上から下に向けて第1載置台103x、第2載置台103y、第3載置台103zとする。第1載置台103xの前端103aから下方に向けて、第1載置台103xと対応付けて第1透過型スクリーン105xが鉛直に配置されている。また、第2載置台103yの前端103aから下方に向けて、第2載置台103yと対応付けて第2透過型スクリーン105yが鉛直に配置されている。第1透過型スクリーン105xおよび第2透過型スクリーン105yのそれぞれの下端には、第2載置台103yおよび第3載置台103zの上部に広がる載置空間SPの天井を構成する天井板117が接続されている。天井板117は、第1透過型スクリーン105xおよび第2透過型スクリーン105yのそれぞれの下端から陳列棚101の奥側に向けて水平に配置され、載置空間SPの奥行きを規定する奥板106に接続している。上記に述べた第1載置台103x、第1透過型スクリーン105xおよびそれに接続する天井板117、側板104に囲われて、陳列棚101の内部には第1段部投影空間113xが形成されている。同様に、第2載置台103y、第2透過型スクリーン105yおよびそれに接続する天井板117、側板104に囲われて、陳列棚101の内部には、第2段部投影空間113yが形成されている。
本実施の形態の投影鏡115は、奥側内部空間113で主反射鏡114の上方に、第1透過型スクリーン105xおよび第2透過型スクリーン105yのそれぞれに対応づけて2枚配置される。これらの投影鏡115はその高さ位置を対応する透過型スクリーン105に合わせ、下方から入射されるプロジェクタ画像を対応する透過型スクリーン105の裏面側に向けて投影する向きに配置される。2枚の投影鏡115および反射型スクリーン109の反射面109aはそれぞれ、陳列棚101の前後方向に位置を違えて、主反射鏡114によって偏向され下方から入射されるプロジェクタ画像を互いに遮らない位置関係に配置される。
本実施の形態の陳列棚101によれば、図1ないし図7に基づいて前述した実施の形態や図8に基づいて前述した実施の形態と同様、反射型スクリーン109および透過型スクリーン105にプロジェクタ画像が投影され、広告表示と棚札表示との両方を簡易な構成で実現することができる。
さらに、本実施の形態の陳列棚101では、載置台103が複数段設けられ、載置台103の前端103aから下方に延出して透過型スクリーン105が設けられ、したがって、より多くの商品102を陳列して個々の商品102に対応してきめ細かい棚札表示を透過型スクリーン105に行うことができる。
なお、以上に述べたいずれの実施の形態の陳列棚システム11においても、プロジェクタ装置201から投影される一画面構成のプロジェクタ画像が反射型スクリーン109の反射面109aおよび透過型スクリーン105に到達するまでに経由する反射鏡の枚数が偶数枚であるか奇数枚であるかによって、各スクリーンに投影されるプロジェクタ画像の上下が反転する。この場合、プロジェクタ画像の画像データのうち上下反転して分割プロジェクタ画像が投影されてしまうスクリーンに対応する領域の画像データ400自体を予め上下反転させて画像データ400を作成する必要がある。
陳列棚システムを示す模式図である。 陳列棚の正面図である。 陳列棚の左断面図である。 プロジェクタ装置に画像データを送信するコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 プロジェクタ装置が投射するプロジェクタ画像の基礎となる画像データを編集生成するためのコンピュータ上での仕組みを例示する模式図である。 コンピュータ上で編集生成されたプロジェクタ画像の基礎となる画像データの一例を示す模式図である。 コンピュータ上で編集生成された画像データが投影された状態の一例を示す陳列棚の模式図である。 陳列棚の左側面図である。 陳列棚の正面図である。 陳列棚の左断面図である。
符号の説明
101…陳列棚、102…商品、103(103x、103y、103z)…載置台、105…透過型スクリーン、109…反射型スクリーン、110…光学系(折り返し光学系)、200…プロジェクタ設置部、201…プロジェクタ装置、A…投影領域

Claims (8)

  1. 商品を載置可能に配置される載置台と、
    前記載置台に対応付けて設けられ、背面側から入射するプロジェクタ画像を前面側に透過投影する透過型スクリーンと、
    前記透過型スクリーンよりも上方に設けられ、プロジェクタ画像を前面側で反射投影する反射型スクリーンと、
    プロジェクタ装置から投影される一画面構成のプロジェクタ画像の投影領域内の少なくとも一部に配置され、当該一画面構成のプロジェクタ画像を前記透過型スクリーンの背面側および前記反射型スクリーンの前面側のそれぞれに分割して導く光学系と、
    を備える陳列棚。
  2. 前記一画面構成のプロジェクタ画像を前記透過型スクリーンの背面側および前記反射型スクリーンの前面側の少なくとも一方に導く折り返し光学系を備える、請求項1記載の陳列棚。
  3. 前記一画面構成のプロジェクタ画像を投影するプロジェクタ装置を設置可能なプロジェクタ設置部を備える、請求項1または2記載の陳列棚。
  4. 前記透過型スクリーンは、前記載置台の前方領域に下方に向けて延出して設けられている、請求項1から3のいずれか一に記載の陳列棚。
  5. 前記透過型スクリーンは、前記載置台の後方領域に上方に向けて延出して設けられている、請求項1から4のいずれか一に記載の陳列棚。
  6. 前記載置台は複数段設けられ、
    前記透過型スクリーンは、前記複数段の載置台のうち少なくとも一の載置台に対応付けて設けられる、
    請求項1から5のいずれか一に記載の陳列棚。
  7. 前記反射型スクリーンは、前面側を下方向に向けて傾斜している、請求項1から6のいずれか一に記載の陳列棚。
  8. 前記反射型スクリーンの横幅は、前記載置台の横幅よりも広い、請求項1から7のいずれか一に記載の陳列棚。
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