JP4999417B2 - 研磨装置、研磨方法、処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研磨テープを研磨対象物に当接し、両者の相対的運動で該研磨対象を研磨するする研磨装置、及び研磨方法に関し、特に半導体ウエハ等の基板の周縁部を研磨するのに好適な研磨装置、研磨方法、及び該研磨装置を用いた処理装置に関するものである。
従来、この種の研磨装置として、研磨テープ供給リール機構と、研磨ヘッドと、研磨テープ回収リール機構を備えると共に、研磨テープ供給リールから供給される研磨テープを研磨ヘッドを通して研磨テープ回収リール機構に回収する研磨テープ供給・回収機構を備え、研磨ヘッドを通る研磨テープを半導体ウエハ等の研磨対象物の周縁部に当接し、該研磨テープと研磨対象物の相対的運動により該研磨対象物を研磨するようにしたものがある。
図1は、上記研磨装置の概略構成を示す図で、図2は研磨装置の研磨テープ供給・回収機構の平面構成例を示す図である。図示するように、研磨装置100は研磨テープ供給リール機構101と、研磨ヘッド103と、研磨テープ回収リール機構102を備え、研磨テープ供給リール機構101からガイドローラ104を経由して供給される研磨テープ105は、研磨ヘッド103を通って、更にガイドローラ106を経由して研磨テープ回収リール機構102に巻取り回収される。研磨ヘッド103を通る研磨テープ105に基板保持ステージ120に保持された基板(半導体ウエハ等)Wの周縁部を当接し研磨テープと研磨対象物の相対的運動により、基板Wの周縁部を研磨する。
研磨テープ供給リール機構101、研磨テープ回収リール機構102はそれぞれ駆動モータ107、駆動モータ108で駆動されるようになっており、更に駆動モータ107、駆動モータ108にはそれぞれその回転角度を検出するロータリーエンコーダ109、ロータリーエンコーダ110を備えている。駆動モータ107及び駆動モータ108の回転トルクを制御して研磨テープ105に付与する張力を一定に保持している。なお、研磨テープ105は研磨テープ供給リール機構101のリール板114aと114bの間に研磨テープ巻体111として収容され、回収された研磨テープ105は研磨テープ回収リール機構102のリール板115aと115bとの間に研磨テープ巻体111として収容される。
研磨テープ105は図3に示すように、研磨テープ供給リール機構101の内径Dci、外径Dcoの中空円筒型の芯(コア)101aに研磨テープ巻体111として巻かれている。新しい研磨テープ供給リール機構101は、研磨テープ105が消費されていくので、その巻体111の外径が小さくなる。一方、研磨テープ回収リール機構102は研磨テープ105を巻き取っていくので、その巻体111の外径は大きくなる。仮に、駆動モータ107.108の回転トルクを一定に保ち、研磨テープ105が消費されて研磨テープ巻体111の外径が変化すると研磨テープ105に付与される張力が変化してしまう。研磨テープ105の張力は研磨テープ105と研磨対象物である基板Wの研磨荷重として作用する。従って、研磨テープ105の消費量によらず、研磨荷重を一定に保つためには、研磨テープ105の張力を研磨テープ105の巻体111の外径の変化によらず一定にする必要がある。このため、研磨テープ105の巻体111の外径変化に応じて駆動モータ107及び駆動モータ108の出力を制御して研磨テープ供給リール機構101及び研磨テープ回収リール機構102に与える回転トルクを制御する必要がある。
従来、研磨テープ供給リール機構101や研磨テープ回収リール機構102の研磨テープ105の巻体111の外径を検知するための構成は、図4に示すように、研磨テープ供給リール機構101の研磨テープ巻体111を挟み込むように一対のレーザセンサからなる外径センサ112と外径センサ113を設け、一方の外径センサ112を投光側とし、他方を外径センサ113を受光側とし、研磨テープ105の巻体111で遮光される距離を検出してその外径に換算していた。図4に示す構成例は、研磨テープ供給リール機構101の研磨テープ105の巻体111の外径のみを測定する外径センサ112、113を設けている。
上記研磨テープ105の巻体111の外径を検知する方法では、研磨テープ供給リール機構101と研磨テープ回収リール機構102に研磨テープ105の巻体111の外径を検出する外径センサが必要がある。また、従来技術のように光学式センサを用いた場合には、投光から受光までの遮光量を研磨テープ巻体111の外径に換算する関係式をリール毎に調整する必要がある。更に、外径センサ112、113が研磨テープ供給リール機構101の近傍と研磨テープ回収リール機構102の近傍に配置されるため、研磨テープ105の交換時にこの外径センサ112、113が邪魔であった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、研磨前後の簡単な操作で研磨テープ供給リールや研磨テープ回収リールの研磨テープの巻体の外径が算出でき、該外径から研磨テープの残量、使用量等を算出できると共に、研磨テープに加わる張力を制御できる研磨装置、研磨方法、及び該研磨装置を用いた処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、研磨テープ供給リールと、研磨ヘッドと、前記研磨ヘッドを傾斜させる研磨ヘッドチルト機構と、前記研磨テープ供給リールから研磨テープを前記研磨ヘッドを通して回収する研磨テープ供給・回収機構を備え、前記研磨ヘッドを通る前記研磨テープを研磨対象物に当接し、該研磨テープと該研磨対象物の相対的運動により該研磨対象物を研磨する研磨装置において、前記研磨ヘッドチルト機構は、前記研磨ヘッドを所定角度だけ傾斜させることにより、前記研磨テープを前記研磨テープ供給リールから所定の長さだけ引き出すようになっており、前記研磨テープ供給・回収機構は、前記研磨テープ供給リールに回転トルクを与え、前記研磨ヘッドを通る前記研磨テープに所定の張力を付与するモータと、該研磨テープ供給リールの回転角度を検出する回転角度検出器を備え、前記研磨ヘッドチルト機構により前記研磨ヘッドを傾斜させて前記研磨テープを所定の長さだけ引き出したときの前記回転角度検出器により検出した研磨テープ供給リールの回転角度から、前記研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径を算出する研磨テープ巻体外径算出手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の研磨装置において、前記研磨ヘッドチルト機構で引き出された研磨テープを巻き取り回収する研磨テープ回収リールを設けたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、研磨テープ供給リールから引き出される研磨テープを研磨ヘッドを通して回収すると共に、前記研磨ヘッドを通る研磨テープに研磨対象物を当接し、該研磨テープと該研磨対象物の相対的運動により該研磨対象物を研磨する研磨方法において、研磨ヘッドチルト機構により前記研磨ヘッドを所定の角度だけ傾斜させることによって、前記研磨テープを所定の長さ引き出し、該引き出し前後の前記研磨テープ供給リールの回転角度を検出し、該回転角度から前記研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径を算出することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の研磨方法において、前記研磨テープの所定長さの引き出し及び研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径の算出は前記研磨処理前又は後に行うことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項3又は4に記載の研磨方法において、前記算出した前記研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径から前記研磨テープ供給リールを駆動するモータと前記引き出された研磨テープを巻き取り回収する研磨テープ回収リールを駆動するモータの回転トルクを制御し、前記研磨テープに加わる張力を制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項3又は4に記載の研磨方法において、前記算出した研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径から前記研磨テープの供給残量を算出することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の研磨方法において、前記算出した研磨テープの供給残量から研磨テープの交換無しで研磨対象物の研磨処理可能数を算出し、研磨処理不可能な研磨対象物は研磨処理対象としないことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の研磨方法において、前記算出した研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径と、前記研磨前後の前記研磨テープ供給リールの回転角度から、研磨処理前又は後に前記研磨テープの供給長さ及び回収長さを検知することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、処理ハウジング内に配置された処理対象物保持ステージに保持された処理対象物の周縁部の研磨を含む処理を施す処理装置において、前記処理対象物の周縁部の研磨に1台又は複数台の請求項1又は2に記載の研磨装置を使用することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、研磨ヘッドチルト機構は、研磨ヘッドを所定角度だけ傾斜させることにより研磨テープを研磨テープ供給リールから所定の長さだけ引き出すようになっており、研磨テープ供給・回収機構は、研磨テープ供給リールに回転トルクを与え、研磨ヘッドを通る研磨テープに所定の張力を付与するモータと、該研磨テープ供給リールの回転角度を検出する回転角度検出器を備え、研磨ヘッドチルト機構により研磨ヘッドを傾斜させて研磨テープを所定の長さだけ引き出したときの回転角度検出器により検出した研磨テープ供給リールの回転角度から、研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径を算出する研磨テープ巻体外径算出手段を備えたので、簡単な操作により、研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径を算出できる。
請求項2に記載の発明によれば、研磨ヘッドチルト機構により研磨ヘッドを所定の角度だけ傾斜させることによって、研磨テープを所定の長さ引き出し、該引き出し前後の研磨テープ供給リールの回転角度を検出し、該回転角度から研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径を算出するので、研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径を基に研磨テープ供給リールと研磨テープ引出機構を回転するモータの出力トルクを制御して、研磨テープに付与される張力を一定に保持することができる。
請求項3及び4に記載の発明によれば、研磨処理に影響することなく、簡単な操作により研磨テープを所定の長さ引き出し、該引き出し前後の研磨テープ供給リールの回転角度を検出し、該回転角度から研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径を算出することができる。
請求項に記載の発明によれば、算出した研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径から研磨テープ供給リールを駆動するモータと引き出された研磨テープを巻き取り回収する研磨テープ回収リールを駆動するモータの回転トルクを制御し、研磨テープに加わる張力を制御することにより、研磨テープに付与される張力を一定に保持することができる。
請求項に記載の発明によれば、格別なセンサを用いることなく、算出した研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径から研磨テープの供給残量を算出することができる。
請求項に記載の発明によれば、算出した研磨テープの供給残量から研磨テープの交換
無しで研磨対象物の研磨処理可能数を算出し、研磨処理不可能な研磨対象物は研磨処理対象としないので、研磨処理対象とした研磨対象物(研磨装置に投入した研磨対象物)が研磨処理不能となることはない。即ち、研磨テープの供給残量内で研磨処理対象とした研磨対象物を研磨処理できる。
請求項に記載の発明によれば、格別なセンサを用いることなく、算出した研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径と、研磨前後の研磨テープ供給リールの回転角度から、研磨テープの供給長さ及び回収長さを検知することができる。また、この研磨テープの供給長さは研磨テープが伸びない限り同じであるから、この長さを比較することにより、研磨中に研磨テープが正常に供給されていることを判断することができるので装置の異常判断にも利用することができる。
請求項に記載の発明によれば、処理対象物の周縁部の研磨に1台又は複数台の請求項1又は2に記載の研磨装置を使用するので、処理対象物の周縁部の研磨等の優れた処理を行うことができる。また、複数の研磨装置を使用する場合、1台の研磨装置のテープ残量に応じて他方の処理可能状態を判断することができるため、算出した研磨テープの供給残量から研磨テープの交換無しで研磨対象物の研磨処理可能数を算出し、研磨処理不可能な研磨対象物は研磨処理対象としないので、研磨処理対象とした研磨対象物(研磨装置に投入した研磨対象物)が研磨処理不能となることはない。即ち、研磨テープの供給残量内で研磨処理対象とした研磨対象物を研磨処理できる。

以下、本願発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図5〜図7は本発明に係る研磨装置を用いる基板処理装置の構成例を示す図である。図5は本基板処理装置の平断面図、図6は図5のA−A断面図、図7は図5のB−B断面図である。基板処理装置10は基板を保持するための基板保持ステージ23を有する基板保持ステージユニット20と、該基板保持ステージユニット20を基板保持ステージ23の表面と平行な方向に移動させるための基板保持ステージ移動手段60、及び基板保持ステージ23に保持した基板Wの周縁を研磨するための2以上の研磨部から構成される。なお、本実施形態では基板Wとして半導体ウエハを例に説明するが、基板Wは半導体ウエハに限定されるものではない。
ここで、図示する例では、これら2以上の研磨部として、代表的に基板保持ステージ23に保持された基板Wのノッチを研磨するノッチ研磨部40、及び基板保持ステージ23に保持された基板Wのベベル部(周縁部)を研磨するベベル研磨部50の2つの研磨部を有する基板処理装置について説明するが、2以上の研磨部として、更に多数のノッチ研磨部やベベル研磨部を備えてもよい。即ち、例えばノッチ研磨部及びベベル研磨部のそれぞれの第1の研磨部で粗研磨を行い、第2の研磨部で仕上げ研磨を行い、第三の研磨部でクリーニングを行うことができる。
ハウジング11は、仕切板14によって二つの空間に区画され、上の空間を上室15、下の空間を下室16としている。上室15に基板保持ステージユニット20、ノッチ研磨部40及びベベル研磨部50が収容配置され、下室16に基板保持ステージ移動手段60が収容配置されている。
上室15の側面に開口部12を有する。この開口部12は、シリンダー(図示せず)により駆動されるシャッター13により開閉される。基板Wは、この開口部12を通じて、ハウジング11の内外に搬入、搬出される。基板Wの搬入、搬出は、搬送ロボットハンド(後に詳述)のような既知の基板搬送手段により行われる。なお、シャッター13によりハウジング11の開口部12を閉じることで、ハウジング11の内部が外部から完全に遮断され、研磨中、ハウジング11内のクリーン度及び気密性が維持され、これにより、ハウジング11の外部からの基板Wの汚染や、研磨中にハウジング11の内部からの研磨液やパーティクル等の飛散によるハウジング11外部の汚染を防止できる。
本基板処理装置10は、ハウジング11内に搬入された基板Wを基板保持ステージ23に載置し、又は基板保持ステージ23に保持された基板Wを基板保持ステージ23から取り上げるための基板チャック機構80を備えている。
基板チャック機構80は、図8(a)に示すように、2個又はそれ以上の個数のコマ83を有する第1のチャックハンド81、2個又はそれ以上の個数のコマ83を有する第2のチャックハンド82を備えている。また、この第1及び第2のチャックハンド81、82を、基板保持ステージ23で保持した基板Wの表面と平行な方向(矢印T1方向)に開閉させるためのチャックハンド開閉手段84、第1及び第2のチャックハンド81、82を、基板保持ステージ23に保持された基板Wの表面に垂直な方向(矢印T2)に往復動させるためのチャックハンド移動手段85を備えている。第1及び第2のチャックハンド81、82を閉じると、第1及び第2のチャックハンド81、82のそれぞれのコマ83が基板Wの周縁に当接し、基板Wを挟持する。
チャックハンド開閉手段84は、図8(a)に示すように、第1及び第2のチャックハンド81、82に螺合させたボールネジ90、該ボールネジ90を駆動するためのサーボモータ91、及び第1及び第2のチャックハンド81、82に貫挿させた矢印T1の方向に伸びるリニアガイド87を備えている。ガイド86及びカップリング89がボールネジ90に連結されており、サーボモータ91を駆動すると、第1及び第2のチャックハンド81、82が矢印T1方向に開閉移動する。第1及び第2のチャックハンド81、82で基板Wを挟持したとき、この基板Wの中心は、基板保持ステージ23の中心(後述する基板保持ステージ23の回転軸Cs)上に位置する。
チャックハンド移動機構は、図8(b)に示すように、第1及び第2のチャックハンド81、82を取り付けた昇降台88を備え、該昇降台88をボールネジ(図示せず)に螺合させ、該ボールネジをサーボモータ(図示せず)により駆動して、第1及び第2のチャックハンド81、82を基板保持ステージ23の表面に垂直な方向(矢印T2の方向)に往復移動させるものである。図8(b)において、符号L1は退避位置、符号L2は基板受渡位置(搬送ロボットハンド18上の基板Wを第1及び第2のチャックハンド81、82で挟持し、又は搬送ロボットハンド18へ半導体ウエハWを載置する位置)、符号L3は基板載置位置(基板保持ステージ23上へ基板Wを載置し、又は基板保持ステージ23に保持した基板Wを第1及び第2のチャックハンド81、82で挟持する位置)とする。
図5〜図7に示すように、基板保持ステージユニット20は基板保持ステージ23を回転させるための基板保持ステージ回転手段、及び基板保持ステージ23に保持した基板Wのノッチ部に対して基板保持ステージ23を、該基板保持ステージ23に保持した基板Wの表面と同一平面内で旋回往復動(矢印R5の方向に往復動)させるためのステージ旋回往復移動手段を更に備える。
基板保持ステージ23は図5〜図7及び図9に示すように、真空ポンプ(図示せず)に連通した1個又は複数個の吸引孔25(図示の例では1個)を設けた平坦な表面を有する。この表面には、吸引孔25を塞がないように、一定の高さ(厚さ)の弾力性のあるパッド24が貼り付けられている。基板Wは、このパッド24上に載置される。吸引孔25は、中空のシャフト27の下端に回転可能に取り付けたパイプ28、及び中空のシャフト61を通じて、外部の真空ポンプ(図示せず)に連通している。
パッド24の上面には、吸引孔25に連通する溝26a、26bが形成されている。好適には、パッド24の上面に、同心円状の複数個の環状の溝26aと該環状の溝26aを連結する複数個の溝26bとが形成され、これらの環状の溝26aと放射状の溝26bは、上記真空ポンプに連通している。パッド24上に基板Wを載置すると、これら溝26a、26bは、基板Wの裏面によって、気密にシールされる。そして、真空ポンプを駆動すると基板Wは吸引され、パッド24上に支持され、変形(湾曲)することなく、基板保持ステージ23に吸着保持される。
上記のように第1及び第2のチャックハンド81、82に挟持された基板Wは、チャックハンド移動手段85により、基板保持ステージ23上のパッド24上に載置される。そして、チャックハンド開閉手段84により、これらチャックハンド81、82が開かれ、これと同時に、真空ポンプが駆動して、基板Wの裏面側の空間(即ち、パッド24の上面に形成した溝26a、26bの内部)が減圧され、パッド24に押し付けられてやや沈み込む。これにより、基板Wが基板保持ステージ23にしっかりと吸着されて保持される。
他方、このように基板保持ステージ23に吸着して保持されている基板Wは、第1及び第2のチャックハンド81、82に挟持された後、チャックハンド移動手段85により、上方へ持ち上げられる。そして、少し浮き上がったところ(0.5mm〜1.0mm)で、真空ポンプが停止され、真空吸着が解除される。これにより、基板保持ステージ23上の基板Wを離脱するとき、大きな離脱力(基板Wを基板保持ステージ23から離脱させるのに要する力)が基板Wに瞬時にかかることがなくなった。即ち、基板Wを変形させることなく、また破損させることもなく、基板Wを基板保持ステージ23から離脱させることができる。
基板保持ステージ回転手段は、図6及び図7に示すように、基板保持ステージ23の裏側に回転軸Csと同軸に取り付けたシャフト27、及びこのシャフト27にプーリー30及びベルト31を介して連結したモータ33から構成される。シャフト27は、ユニット本体21の支持体22に軸受を介して回転可能に取り付けられている。モータ33は、支持体22に固定されている。基板保持ステージ23は、モータ33を駆動すると、シャフト27を中心に回転する。
ステージ旋回往復移動手段は、基板保持ステージ23の表面と同一平面内で、基板保持ステージ23を旋回往復移動させるためのものである。このステージ旋回往復移動手段は、基板保持ステージ23の回転軸Csから基板Wの略半径の長さ分だけオフセットした位置で、ハウジング11の仕切板14の開口部17を貫通して、基板保持ステージユニット20のユニット本体21の支持体22の下面に固定したシャフト61、及び仕切板14の下側で、シャフト61にプーリー67とベルト68を介して連結したモータ69から構成される。シャフト61は、中空筒状の軸台29に軸受を介して回転可能に取り付けられている。この軸台29の下面は、ハウジング11の仕切板14の下方に位置する支持板62に固定され、軸台29の上面は、ユニット本体21の下面に当接して該ユニット本体21を支持している。
また、モータ69は、支持板62に固定されている。基板保持ステージユニット20は、このモータ69を駆動すると、このオフセットした位置、即ち旋回軸Ctに関して、基板保持ステージ23の表面と同一平面内で旋回往復動移動(図5(a)及び図5(b)に矢印R5で示す方向に往復動)する。好適には、ステージ旋回往復移動手段は、基板Wを保持した基板保持ステージ23を、基板Wのノッチに関して、基板保持ステージ23の表面と同一平面内で旋回往復移動させる。
基板保持ステージ移動手段60は、図6及び図7に示すように、ステージ旋回往復移動手段の軸台29を固定した支持板62、及びこの支持板62を、基板保持ステージ23の表面と平行な方向に移動させるために構成される。
上記基板保持ステージ移動手段60は、図示するように、ハウジング11の仕切板14と支持板62との間に位置し、第1の方向(図5(a)及び図7に示す矢印Xの方向)に移動可能にリニアガイド65を介して仕切板14に取り付けた可動板63、この可動板63を矢印X方向に移動させるために、可動板63に連結したボールネジ70を駆動するための仕切板14の下面に固定したモータ71を有する。可動板63は、開口部63aを有し、この開口部63aを軸台29が通過する。また、この可動板63の下面に、支持板62が、第1の方向Xと直交する方向(図5及び図6に矢印Yで示す方向)に移動可能にリニアガイド64を介して取り付けられ、支持板62を矢印Yの方向に移動させるために、ボールネジ72が、可動板63に固定したモータ73によって駆動される。即ち、モータ71を駆動すると、可動板63に連結したボールネジ70が回転し、可動板63は矢印Xの方向に移動する。
また、可動板63に固定したモータ73を駆動すると、支持板62に連結したボールネジ72が回転し、支持板62が、可動板63に関して、矢印Y方向に移動する。なお、基板保持ステージユニット20の矢印X、Yの方向の移動の範囲は、仕切板14に設けた開口部17の大きさと、可動板63に設けた開口部63aの大きさに依存するので、基板保持ステージユニット20の移動範囲を大きくするときは、基板処理装置10の設計段階において、これらの開口部17、63aの大きさを大きくすればよい。
ノッチ研磨部40は本発明に係る研磨装置であって、図6及び図10に示すように、研磨テープ供給リール46と、研磨ヘッド44と、研磨テープ回収リール47を備え、研磨テープ供給リール46から供給される研磨テープ43を研磨ヘッド44を通して研磨テープ回収リール47に回収する研磨テープ供給・回収機構45を備え、研磨ヘッド44を通る研磨テープ43に研磨対象物である基板Wのノッチ部を当接し、研磨テープ43で基板Wのノッチ部を研磨する。
研磨ヘッド44は、相互に間隔をあけて平行に配列して取り付けた第1及び第2のローラ41、42を有し、基板Wのノッチ部が第1のローラ41と第2のローラ42との間を通過する研磨テープ43に押し付けられる。研磨テープ供給・回収機構45は、図11に示すように、研磨テープ供給リール46、研磨テープ回収リール47を備えている。研磨テープ供給リール46及び研磨テープ回収リール47にはそれぞれ回転駆動用の駆動モータMa、駆動モータMbが連結され、更に駆動モータMa、駆動モータMbにはそれぞれその回転角度を検出するロータリーエンコーダREa、ロータリーエンコーダREbが連結されている。研磨テープ供給リール46と駆動モータMaとロータリーエンコーダREaで研磨テープ供給リール機構を構成し、研磨テープ回収リール47と駆動モータMbとロータリーエンコーダREbで研磨テープ回収リール機構を構成している。
ノッチ研磨部40は、研磨テープ43を基板Wのノッチ部に押し付けた状態で、研磨ヘッド44を基板Wの表面に垂直な方向に往復動させるための垂直方向往復移動手段を備えている。この垂直方向往復移動手段は、図示しないが、基板保持ステージ23の表面に垂直な方向に長いリニアガイド、研磨ヘッド44をモータ駆動によって往復移動させるためのクランク・シャフト機構から構成されている。
また、ノッチ研磨部40は、基板Wのノッチの表面側が研磨されるように、研磨テープ43をノッチ部に押し付けた状態で、研磨ヘッド44を、ノッチ部に関して旋回往復移動(図10の矢印R3で示す方向)させる研磨ヘッドチルト機構を有している。この研磨ヘッドチルト機構は、図示しないが、研磨テープ43の走行方向と垂直な方向に伸びるシャフト、及びこのシャフトを回転させるモータから構成される。このシャフトは研磨テープ43に基板Wのノッチ部が押し付けられる位置に配置される。そして、このシャフト(このシャフトが研磨ヘッド44の旋回軸となる)は、研磨ヘッド44に連結されている。モータを駆動してこのシャフトを回転させると、研磨テープは押し付けられた状態で図10(a)の状態から同図(b)のようになる。これにより、基板Wのノッチ部の表面側と裏面側を研磨できる。
ノッチ研磨部40は、基板Wのノッチ部に水又は水ベースの反応に研磨材砥粒を分散させたスラリー状の研磨液や、冷却水を供給するためのノズル48を更に備えている。
研磨テープ43として、織布、不織布、発泡体等からなテープが使用できる。また、研磨テープ43として、可塑性を有する材料からなるテープ状のベースフィルム、及びこのベースフィルムの表面に形成した、研磨材砥粒を樹脂バインダーで固定した研磨層からなるテープを使用できる。研磨材砥粒として、例えば、平均粒径0.1μm〜5.0μmの間の範囲にあるダイヤモンド粒子や平均粒径0.1μmの間の範囲にあるSiC粒子が使用できる。樹脂バインダーとして、例えば、ポリエステル系、ポリウレタン系のものが使用できる。ベースフィルムとして、例えば、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレートなどの可撓性を有する材料からなるフィルムが使用できる。
ここで、研磨テープ43として研磨材砥粒を樹脂バインダーで固定した研磨層からなるテープを、水に研磨材粒子を分散させた研磨液や冷却水と併用して使用することが望ましい。これは、水ベースの反応液を使用せずに研磨できるので、基板Wの汚染、更にはハウジング11の内部の汚染(ハウジング11の内部に配置されている各構成部品等の汚染)をより防止できるからである。
実用的に、研磨テープ43の幅は、1mm〜10mmの範囲であり、研磨テープ43は、数メートルの長さにあり、円筒状の芯材(コア)に巻き付ける。
基板Wのノッチ部の研磨は、基板保持ステージ23に保持された基板Wを基板保持ステージ移動手段60により、基板保持ステージ23の表面に平行な方向に移動して、基板Wのノッチ部をノッチ研磨部40の研磨テープ43に押し付け、ステージ旋回往復移動手段により、ノッチ部に対して基板保持ステージ23を、該基板保持ステージ23に保持した半導体ウエハWの表面に同一平面内で旋回往復移動(図5(a)及び(b)に矢印R5で示す方向に往復移動)させることにより行われる。このとき研磨テープ43をノッチ部に押し付けた状態で、研磨ヘッド44を基板Wの表面に垂直な方向に往復移動させてもよいし、また、研磨テープ43をノッチ部に押し付け状態で、研磨ヘッド44をノッチ部に対して旋回往復移動(図10に矢印R3で示す方向に往復移動)させてもよい。
ベベル研磨部50は、図7及び図12に示すように、先端にコンタクトパッド51を取り付けたシリンダ52を有する研磨ヘッド54、及び研磨テープ53を研磨ヘッド54へ供給し、供給した研磨テープ53を巻き取る研磨テープ供給・回収機構55(図7参照)を備えている。
研磨テープ供給・回収機構55は、研磨テープ53を巻き付けた研磨テープ供給リール56、研磨テープ供給リール56からの研磨テープ53をコンタクトパッド51を介して、巻き取るための研磨テープ回収リール57、及び研磨テープ53を巻き取るために、研磨テープ回収リール57を駆動する駆動手段(図示せず)から構成される。コンタクトパッド51上を通過する研磨テープ53が、コンタクトパッド51を介して基板Wのベベル部に押し付けられ、これにより、ベベル部が研磨される。
ベベル研磨部50は、研磨テープ53をベベル部に押し付けた状態で、研磨ヘッド54を、ベベル部に対して、基板Wの正面と垂直な方向(図12に矢印R4で示す方向)に旋回往復移動させるための旋回往復移動手段を備えている。この旋回往復移動手段(チルト機構)は図示しないが、研磨テープ53の走行方向と垂直な方向に伸びるシャフト、及び該シャフトを回転させるモータから構成される。シャフトは、研磨テープ53が基板Wのベベル部に押し付けられる位置に配置される。そして、このシャフト(このシャフトが、研磨ヘッド54の旋回軸となる)がベベル研磨ヘッドに連結される。モータを駆動すると、研磨テープ53がベベルに押し付けられた状態で、研磨ヘッド54が、ベベル部に関して矢印R4の方向に旋回往復移動し、基板Wのベベル部の表面側と裏面側が研磨される。
ベベル研磨部50は、ベベルに、水又は水ベースの反応液に研磨材砥粒を分散させたスラリー状の研磨液や、冷却水を供給するためのノズル58(図7参照)を更に備えている。
研磨テープとして、織布、不織布、発泡体等からなるテープが使用できる。また、研磨テープとして、可塑性を有する材料からなるテープ状のベースフィルム、及びこのベースフィルムの表面に形成した、研磨材砥粒を樹脂バインダーで固定した研磨層からなるテープが使用できる。研磨材砥粒として、例えば、平均粒径0.1μm〜5.0μmの間の範囲にあるダイヤモンド粒子や、平均粒径0.1μm〜5.0μmの間の範囲にあるSiC粒子が使用できる。樹脂バインダーとして、例えば、ポリエステル系、ポリウレタン系のものが使用できる。ベースフィルムとして、例えば、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート等の可撓性を有する材料からなるフィルムが使用できる。
ここで、研磨テープ53として研磨材砥粒を樹脂バインダーで固定した研磨層からなるテープを、水に研磨材砥粒を分散させた研磨液や冷却水と併用して使用することが望ましい。これは水ベースの反応液を使用せず研磨できるので、基板Wの汚染、更にハウジング11の内部の汚染(ハウジング11の内部に配置されている各構成成分の汚染)をより防止できるからである。
実用的に研磨テープ53の幅は、1mm〜10mmの範囲にあり、研磨テープ53は数十mの長さにあり、円筒状の芯材(コア)に巻き付けられている。
ここで、平均粒径2.0μm以上の研磨材砥粒を固定した研磨層を形成した研磨テープを使用して基板Wのベベルを研磨すると、基板Wの直径寸法を所望の寸法に形成できる。また、平均粒径2.0μm未満の研磨材砥粒を固定した研磨層を形成した研磨テープを使用して基板Wのベベルを研磨すると、基板Wのベベル部の仕上げ研磨を行える。さらに、このように研磨層に固定する研磨材砥粒のサイズ(平均粒径)を選定して、研磨中に研磨ヘッド54をベベル部に対して矢印R4の方向に旋回往復移動させると、基板Wの上下斜面を所望の角度や形状に形成でき、また仕上げることができる。
基板Wのベベル部の研磨は、基板保持ステージ23に保持した基板Wを基板保持ステージ移動手段60により、基板保持ステージ23の表面と平行な方向に移動して、基板Wのベベル部を研磨テープ53に押し付け、基板保持ステージ回転手段により、基板保持ステージ23を回転させることにより行われる。
〔研磨テープ43の巻体外径の検出〕
上記構成のノッチ研磨部40を例として、研磨テープ供給リール46、研磨テープ回収リール47の研磨テープ43の巻体の外径を検出する方法を説明する。研磨ヘッド44による研磨をしていないとき、研磨ヘッド44を図10(a)の状態から角度αだけ傾斜させる。この傾斜させた様子を同図(b)に示す。研磨ヘッドを傾けることにより、研磨テープ供給46の研磨テープ43がチルト角度に応じた長さだけ引き出される。一方、研磨テープ回収リール47の研磨テープ43は、チルト角度αに応じた長さだけ巻き取られる。図10(a)における研磨テープ43上のA点は角度αだけ研磨ヘッド44をチルトさせると同図(b)におけるA点に移動する。一方、研磨テープ回収リール47では図10(a)のB点から同図(b)のB点に移動する。
この時、研磨テープ供給リール46、研磨テープ回収リール47ともに軸が回転するが、研磨テープ供給リール46、研磨テープ回収リール47ともにチルト時の回転角度をロータリーエンコーダREa、REbで検出する。研磨テープ43の巻体の外径が大きな時には傾斜前後の回転角度は小さく、外径が小さい場合は傾斜前後の回転角度は大きく検出される。図13に研磨テープ43の長さと巻体外径の関係の一例を示す。図13に示すように研磨テープの巻き長さに応じて非線形に外径が変化する関係があり、その傾きは研磨テープの巻き長さ(X軸)の大きさに従って、小さくなっていく。また、図13の曲線上の異なる2点において、傾きが同じになる箇所はない。
前述のように研磨テープ43は研磨テープ供給リール46のコア46a、研磨テープ回収リール47のコア47aに巻き取られており、巻き数によって巻体の外径が変化する。既知の長さ研磨テープ43を引き出すことにより、研磨テープ供給リール46、研磨テープ回収リール47の角度は図13の傾きに相当する。従って、ノッチ研磨部40のチルト機構において、チルト角度αを一定とした場合、研磨テープ供給リール46,研磨テープ回収リール47それぞれの研磨テープ43の巻き出し長さ、巻取り長さは研磨テープ43の巻体の外径が変化しても装置構造上一定である。このとき、研磨テープ43の巻き出し長さ及び巻き取り長さは巻き体の外径の円弧長さとなる。
図14は芯Coに研磨テープ43を巻いた巻体の、研磨テープ43を消費しない径が大きいとき(巻体外径Dt1)と、約半分を消費したとき(巻体外径Dt2)、残量が僅かになったとき(巻体外径Dt3)を同時に示した図である。図14に示すように、研磨テープ43の巻き径が大きなところでは、研磨テープ43の引き出し量がAからBまでに移動した円弧長さに相当する場合、回転角度はCとなる。研磨テープ43を約半分消費したところではDからEに移動した円弧長さに相当し、回転角度はFとなる。研磨テープ43の残量が僅かなところでは、GからHの円弧長さに相当し、回転角度はJとなる。このように研磨テープ43の引き出し長さが一定である場合、リールの回転速度が変化する。研磨テープ43の引き出し長さ(円弧長さ)とリールの回転角度が既知であれば、巻体外周までの半径、すなわち直径が計算により算出することができる。このようにして研磨テープ回収リール47の回転角度から研磨テープ43の巻体の外径を算出することができる。
装置としての稼働状況を考える。本研磨装置で研磨処理を終了した後、次の基板を装置に受け入れるまでに時間がある。この待機(図10(a)の状態)時に研磨ヘッド44のチルト角度を0度からα度傾斜させ(図10(b)の状態)、上記のように研磨テープ回収リール47の回転角度をロータリーエンコーダREbで検出し、また、待機角度に戻すことにより、研磨テープ43の巻体の外径を算出し、次に処理において研磨テープ43に付与する張力が所定の一定値になるように、駆動モータMa、Mbの出力トルクを算出し、該出力トルクになるように駆動モータMa、Mbをコントロールする。
上記ノッチ研磨部40の研磨ヘッド44は後述する研磨テープ送り機構を供え、研磨処理中に研磨テープ43を供給側から回収側へ微速送りを行い、常に研磨面に新しい未研磨の面を供給するようになっているが、この微速送りによる研磨テープ43の消費量及び巻体の外径の変化は僅かであるため、駆動モータMa、Mbの出力トルクは研磨直前に計算されたトルク値に一定に制御することが望ましい。
研磨テープ43は研磨テープ供給リール46のコア46a、研磨テープ回収リール47のコア47aに巻かれており、該コア46a、47aの内径及び外径寸法は固定である。このため、上記のように研磨テープ供給リール46の研磨テープ43の巻体の外径を算出することによって、研磨テープ供給リール46の研磨テープ43の残量を算出することができる。即ち、コア46aの外径に近い値になれば研磨テープ43の残量が少ないことを意味する。このため所定の閾値を設定して計算された研磨テープ43の巻体の外径が該閾値以下となった場合に研磨テープ43の交換を促すようにすることができる。
上記のような研磨テープ43の残量を検出する方法を採用することにより、従来研磨テープ43に付与していたエンドマークが不要になる。更に、研磨テープ43の交換を促す研磨テープ43の巻体の外径として、複数の研磨テープ43の残量を設定することができるので、比較的長く研磨テープが残っているところ、例えば残量8m位置で、第1の警報を出し、残量5m位置で第2の警報を出し、残量2m位置で第3の警報を出す。そして、第1の警報で交換用の研磨テープ43(研磨テープの巻体が規定値の研磨テープ供給リール46、研磨テープの巻体がゼロの研磨テープ回収リール47)を準備し、第2の警報で交換を行うようにし、第3の警報で次の基板処理を行わないようにインターロックをかけるということも可能である。
研磨テープを引き出す別な手段として研磨テープ送りによる引き出し方法を説明する。
上記ノッチ研磨部40の研磨ヘッド44は研磨テープ送り機構G1を備えている。この研磨テープ送り機構G1により、研磨テープ43を一定の速度で研磨テープ供給リール46から研磨テープ回収リール47に送ることができるようになっている。研磨テープ送り機構G1は図10に示すように、2のガイドローラG1a、G1bで研磨テープ43を挟み込み、一方のガイドローラG1a又はG1bを回転駆動することにより、一定の速度で研磨テープ43を送るようになっている。
研磨テープ43の送り開始する前の研磨テープ供給リール46の回転角度を検出しておき、次に所定の長さの研磨テープ43を送り、研磨テープ供給リール46の角度を検出し、研磨テープ43の送り前後の回転角度を検出する。この回転角度から、研磨テープ43の巻体の外径を算出する。そして、再度研磨テープ送り機構G1により逆方向に、研磨テープ43を元のテープ位置に戻すようにすれば、次の処理する基板Wに対して、研磨テープ43を無駄なく使用することができる。ここでは研磨テープ送り出し機構G1を研磨テープ引出機構として機能させている。
上記研磨ヘッド44のチルド動作により研磨テープ43を引き出す方法、テープ送り機構G1による研磨テープ43の引き出し方法ともに、研磨処理の合間に行うことが望ましい。即ち、研磨処理が終了し、次に研磨処理する基板Wが装置に投入される前に上記の一連の動作を行い、研磨テープ43の巻体の外径を算出しておく。このように研磨テープ43の巻体の外径の算出を研磨処理の合間に行うことによって、研磨処理直前に算出した研磨テープ43の巻体の外径から研磨テープ43に付与する張力を制御する駆動モータMa、Mbの出力トルクを算出することがきるので、研磨テープ43に精度の高い張力を付与することができる。また研磨テープ43の巻体の外径を算出を研磨処理の合間に行うので、研磨処理としての時間が長くなることがないので、装置のスループットへの影響がない。また、算出された研磨テープ43の巻体の外径から研磨テープの残量を検出できる。
更に、算出された研磨テープ供給リール46の研磨テープ43の巻体の外径から研磨中に供給された研磨テープ43の長さ、即ち使用量を計算することができる。同時に研磨テープ回収リール47の研磨テープ43の巻体の外径から研磨中に回収された研磨テープ43の長さ、即ち研磨テープ43の回収量を計算することができる。この研磨テープ43の供給長さと回収長さは研磨テープ43が伸びない限り同じであるから、この長さを比較することにより、研磨中の研磨テープ43が正常に供給され、回収されていることを判断することができ、装置の異常判断としても利用できる。
なお、上記ノッチ研磨部40の構成例では、研磨テープ回収リール47は駆動モータMbにより回転駆動され、研磨テープ43の引き出し作用と研磨テープ43の回収作用を兼ねているが、例えばテープ送り機構G1のように一対のローラで研磨テープ43を狭持するように構成し、該一対のローラのどちらか一方を駆動モータで研磨テープ43の張力が一定となるようにトルク制御するようにしてもよい。この場合、研磨テープ43は巻き取らず、回収箱等のテープ収容部に収容する。即ち、テープ引出部とテープ回収部を別構成としてもよい。
〔研磨テープ53の巻体外径の検出〕
上記構成のベベル研磨部50において、研磨テープ供給リール56、研磨テープ回収リール57の研磨テープ53の巻体の外径を検出する。研磨ヘッド54による研磨をしていないとき、研磨ヘッド54を図12の状態から矢印R4に所定の角度傾斜させた場合、図10に示すのと同様、研磨テープ供給リール56の研磨テープ53が該角度に応じた長さだけ引き出される。一方、研磨テープ回収リール57の研磨テープ53は、該角度に応じた長さだけ巻き取られる。
この時、研磨テープ供給リール56、研磨テープ回収リール57ともに軸が回転するが、研磨テープ供給リール56、研磨テープ回収リール57ともに回転角度をロータリーエンコーダ(図示せず)で検出する。ベベル研磨部50のチルト機構において、チルト角度αを一定とした場合、研磨テープ回収リール57の研磨テープ53の巻取り量は装置構造上同じであるから、研磨テープ回収リール57の回転角度から研磨テープ53の巻体の外径を算出することができる。
装置としての稼働状況を考える。本処理装置で研磨処理を終了した後、次の基板を装置に受け入れるまでに時間がある。この待機時に研磨ヘッド54を0度から所定角度傾斜させ、研磨テープ回収リール57の回転角度をロータリーエンコーダで検出し、また、待機角度に戻すことにより、研磨テープ43の巻体の外径を算出し、次に処理において研磨テープ53に付与する張力が所定の一定値になるように、研磨テープ供給リール56と研磨テープ回収リール57を駆動する駆動モータの出力トルクを算出し、該出力トルクになるように駆動モータをコントロールする。
研磨テープ53は研磨テープ供給リール56のコア、研磨テープ回収リール57のコアに巻かれており、該コアの内径及び外径寸法は固定である。このため、上記のように研磨テープ供給リール56の研磨テープ53の巻体の外径を算出することによって、研磨テープ供給リール56の研磨テープ53の残量を算出することができる。即ち、コアの外径に近い値になれば研磨テープ53の残量が少ないことになる。このため所定の閾値を設定して計算された研磨テープ53の巻体の外径が該閾値以下となった場合に、上記ノッチ研磨部40と同様、研磨テープ53を交換を促すようにすることができる。
上記ベベル研磨部50の研磨ヘッド54は研磨テープ送り機構G2を備えている(図12参照)。この研磨テープ送り機構G2により、研磨テープ53を一定の速度で研磨テープ供給リール56から研磨テープ回収リール57に送ることができるようになっている。研磨テープ送り機構G2は図12に示すように、2つのガイドローラG2a、G2bで研磨テープ53を挟み込み、一方のガイドローラG2aを回転駆動することにより、一定の速度で研磨テープ53を送るようになっている。
研磨テープ53を送り開始する前の研磨テープ供給リール56の回転角度を検出しておき、次に所定の長さの研磨テープ53を送り、研磨テープ供給リール56の角度を検出し、研磨テープ53の送り前後の回転角度を検出する。この回転角度から、研磨テープ53の巻体の外径を算出するようにする。そして、再度研磨テープ送り機構G2により逆方向に、研磨テープ53を元のテープ位置に戻すようにすれば、次の処理する基板Wに対して、研磨テープ53を無駄なく使用することができる。ここでは研磨テープ送り機構G2を研磨テープ引出機構として機能させている。
上記研磨ヘッド54のチルド動作により研磨テープ53を引き出す方法、テープ送り機構G2による研磨テープ53の引き出し方法ともに、研磨処理の合間に行うことが望ましい。即ち、研磨処理が終了し、次に研磨処理する基板Wが装置に投入される前に上記の一連の動作を行い、研磨テープ53の巻体の外径を算出しておく。このように研磨テープ53の巻体の外径の算出を研磨処理の合間に行うことによって、研磨処理直前に算出したテープ53の巻体の外径から研磨テープ53に付与する張力を制御する駆動モータの出力トルクを算出することがきるので、研磨テープ53に精度の高い張力を付与することができる。また研磨テープ53の巻体の外径の算出を研磨処理の合間に行うので、研磨処理としての時間が長くなることがないので、装置のスループットへの影響がない。また、算出された研磨テープ43の巻体の外径から研磨テープの残量を検出できる。
更に、算出された研磨テープ供給リール56の研磨テープ53の巻体の外径から研磨中に供給された研磨テープ53の長さ、即ち使用量を計算することができる。同時に研磨テープ回収リール57の研磨テープ53の巻体の外径から研磨中に回収された研磨テープ53の長さ、即ち研磨テープ53の回収量を計算することができる。この研磨テープ53の供給長さと回収長さは研磨テープ53が伸びない限り同じであるから、この長さを比較することにより、研磨中の研磨テープ53が正常に供給され、回収されていることを判断することができ、上記ノッチ研磨部40と同様、装置の異常判断としても利用できる。
なお、上記ベベル研磨部50の構成例では、研磨テープ回収リール57は駆動モータ(図示せず)により回転駆動され、研磨テープ53の引き出し作用と研磨テープ53の回収作用を兼ねているが、例えばテープ送り機構G2のように一対のローラで研磨テープ53を狭持するように構成し、該一対のローラのどちらか一方を駆動モータで研磨テープ53の張力が一定となるようにトルク制御するようにしてもよい。この場合、研磨テープ53は巻き取らず、回収箱等のテープ収容部に収容する。即ち、テープ引出部とテープ回収部を別構成としてもよい。
次に、上記ノッチ研磨部40の研磨テープ引き出し機構を備え、更に研磨テープ43に付与したエンドマークEMを併用した実施形態例を説明する。図15に示すように、研磨テープ43には残り数メートルの位置に、黒色の粘着テープの貼り付けや印刷によるエンドマークEMが設けられている。また図16に示すように、研磨テープ供給リール46から研磨ヘッド44側へ出た直後の研磨テープ位置に向けて光学式センサ49が設けられている。光学式センサ49は反射型センサであり、レーザー光を研磨テープ43に照射し、反射した光量を検出する。研磨テープ43のエンドマークEMが貼り付けられた面の研磨テープ43自体の反射光量と黒色のエンドマークEMの反射光量を検出して、エンドマークEMがきたことを検出するようになっている。
従来、このエンドマークEMの検知は研磨中に行っていたが、ここでは研磨処理前又は研磨処理後に所定の長さの研磨テープ43を研磨テープ送り出し機構G1によって送り出し、又は研磨ヘッド44を図10(b)に示すようにチルトさせ、研磨テープ43を所定長さ引き出し、該引き出した研磨テープ43の長さ領域についてエンドマークEMがあるかどうかを検出するようにする。この方法は1つの研磨対象物に使用する研磨テープの長さ、即ち処理単位当りの研磨テープ43の消費量が送り出した長さより短い場合に有効である。この方法によれば、研磨中ではなく、研磨処理前又は後に研磨テープ43を引き出すので、研磨中の動作や、研磨条件によって変化する研磨テープ長さに無関係にエンドマークEMを検出することができるので、エンドマークEMの検出の再現性が向上する。
また、上記構成及び方法によれば、研磨テープ43へのエンドマークEMの付与位置は予め決められているため、前述した引き出した研磨テープ43の長さと研磨テープ供給リール46の回転角によって研磨テープ供給リール46の研磨テープ43の外径及び残量を算出した値とエンドマークEMの検出位置を比較し、実残量に近い値になるように算出するための計算式を補正することができる。更に、算出値とエンドマークEMの検出位置が大きく異なる場合は、なんらかの異常としてユーザーに警報を上げることもできる。
また、上記のようにエンドマークEMは研磨テープ43の残り数メートルの位置に設けられているから、光学式センサ49がエンドマークEMを検知してからも、数枚の基板Wの研磨処理が可能であり、研磨処理前又は研磨処理後に引き出した所定の長さの研磨テープ43の領域にエンドマークEMを検知した場合、直ちに研磨処理を中止するのではなく余裕をもって対策を立てることができる。なお、上記例ではノッチ研磨部40の研磨テープ引き出し機構を備え、更に研磨テープ43に付与したエンドマークEMを併用した実施形態例を説明したが、図示は省略するが、ベベル研磨部50の研磨テープ引き出し機構を備え、更に研磨テープ53に付与したエンドマークEMを併用した実施形態例も当然可能である。
研磨テープ残量算出の他の利用方法について説明する。
図17は基板処理装置の全体構成を示す概略平面図である。同図に示す基板処理装置200は、ウエハ供給回収装置201A、201Bを設置したロードアンロードポート203と、ウエハ周縁部の形状等の測定を行う測定ユニット204と、主にロードアンロードポート203と測定ユニット204及び下記の洗浄・乾燥ユニット205の間でウエハを搬送する第1搬送ロボット206と、ウエハ周縁部の研磨を行う第1ベベル研磨ユニット207及び第2ベベル研磨ユニット208と、研磨後のウエハの洗浄を行う洗浄ユニット209と、1次洗浄されたウエハの洗浄及び乾燥を行う洗浄・乾燥ユニット205と、主に第1、第2ベベル研磨ユニット207,208と洗浄ユニット209と洗浄・乾燥ユニット205の各ユニット間でウエハを搬送する第2搬送ロボット210を備えて構成されている。また図示は省略するが、測定ユニット204によるウエハの測定結果に基づいて、第1、第2ベベル研磨ユニット207.208における研磨条件を決定する研磨条件決定機構を備えている。
基板処理装置200の各ユニットは、クリーンルーム2に設置されたハウジング211内に収納設置されており、クリーンルーム2の内部空間と基板処理装置200の内部空間がハウジング211の壁面によって区画されている。そして、ハウジング211の上部に設けた吸気部212からハウジング211内部に清浄な空気が導入されると共に、ハウジング211の下部に設けた図示しない排気部から空気が外部へ排出されるようになっており、ハウジング211内に清浄空気のダウンフローが形成されるようになっている。これにより基板処理装置200の内部気圧及び気流が基板処理に最適な状態で調節されている。さらにハウジング211内に設置された各ユニットもそれぞれ筐体内に収納配置されており、各ユニットの筐体内の気圧及び気流も基板処理に最適な状態に調節されている。
ロードアンロードポート203は、第1搬送ロボット206に隣接する側壁211aの外側に設置されている。このロードアンロードポート203には、処理対象のウエハを基板処理装置へ供給・回収するFOUP(Front opening unified pod)と称されるウエハ供給回収装置201A、201Bが2台並列に設置されている。そして複数のウエハを収容したウエハカセット(ウエハキャリア)202A又は202Bが、ウエハ供給回収装置201A、201Bのいずれかに搭載されると、ウエハカセット202A又は202Bの蓋が自動的に開くと共に側壁211aに設けた開閉窓(図示せず)が開くことで。ウエハカセット202A又は202Bに収容されているウエハを第1搬送ロボット206で取り出して基板処理装置200内へ搬入することができる状態になる。
ロードアンロードポート203にはウエハ供給回収装置201A、201Bが2台並列に設置されているので、これら2台のウエハ供給回収装置201A、201Bから並行してウエハを搬入搬出することができ、基板処理装置200の稼動率を向上させることができる。即ち、一方のウエハ供給回収装置201A又は201Bに搭載したウエハカセット202A又は202Bのウエハを搬入した後、続けて他方のウエハ供給回収装置201A又は201Bに搭載した他のウエハカセット202A又は202Bのウエハを搬入し、その間に空になった先のウエハカセット202A又は202Bを交換することで、基板処理装置200で連続してウエハを搬入し続けることが可能となる。
上記のようにベベル研磨部50で研磨テープ53の残量がいくらであるかを算出することができる。図17に示す基板処理装置において、第1、第2ベベル研磨ユニット207,208に上記構成のベベル研磨部50を使用すると、研磨テープ53の残量から、基板処理装置に投入されるウエハのベベル研磨処理時間及び研磨テープ53の送り量から、研磨テープ53を交換することなく、基板処理装置200で処理可能なウエハの枚数を算出することができる。このため、算出したベベル研磨処理可能数より多くのウエハを処理できないという警報を出すことや、基板処理装置200から研磨テープ53の交換を促すようにすることもできる。
研磨対象物が半導体ウエハの場合は、通常ウエハは25枚を1カセットとして処理される。ウエハカセット202A、202Bを基板処理装置200のロードアンロードポート203のウエハ供給回収装置201A、201Bに搭載し、そのウエハカセット202A、202B内のウエハの処理条件を基板処理装置200に登録する。この処理条件は研磨時間、研磨テープ53の送り量が入力されるので、上記ベベル研磨部50の研磨テープ53の残量を算出することにより、ローディングしたウエハカセット202A、202B内の全てのウエハが研磨テープ53の交換なくベベル研磨処理できるかどうかを判断することができる。
なお、図17の基板処理装置では、ベベル研磨部50を使用する基板処理装置について説明したが、ノッチ研磨部40を使用する基板処理装置も同じように構成できる。ベベル研磨部50で研磨テープ53の残量がいくらであるかを算出することができる。この場合もノッチ研磨部40の研磨テープ43の残量から、基板処理装置に投入されるウエハのベベル研磨処理時間及び研磨テープ43の送り量から、研磨テープ43を交換することなく、基板処理装置で処理可能なウエハの枚数を算出することができる。そして算出したノッチ研磨処理可能数より多くのウエハを処理できないという警報を出すことや、基板処理装置から研磨テープ43の交換を促すようにすることもできる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
従来の研磨装置の概略構成を示す図である。 従来の研磨装置の研磨テープ供給・回収機構の構成を示す図である。 研磨テープ供給リールの芯(コア)と研磨テープの巻体の状態を示す図である。 従来の研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体の外径検出状態を示す図である。 本発明に係る研磨装置を用いた基板処理装置の構成例を示す平断面図である。 図5のA−A断面図である。 図5のB−B断面図である。 本発明に係る研磨装置を基板チャック機構の構成を示す図である。 本発明に係る研磨装置の基板保持ステージの構成を示す図である。 本発明に係る研磨装置の概略構成を示す図である。 本発明に係る研磨装置の研磨テープ供給・回収機構の構成を示す図である。 本発明に係る研磨装置の概略構成を示す図である。 研磨テープの巻体外径と研磨テープの引き出し長さの関係を示す図である。 研磨テープの巻体外径と引き出し長さと回転角度の関係を示す図である。 研磨テープにエンドマークを設けた状態を示す図である。 ノッチ研磨部の研磨テープ供給リール側にエンドマークを検出する光学式センサを設けた例を示す図である。 本発明に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
2 クリーンルーム
10 基板処理装置
11 ハウジング
12 開口部
13 シャッター
14 仕切板
15 上室
16 下室
17 開口部
20 基板保持ステージユニット
21 ユニット本体
22 支持体
23 基板保持ステージ
24 パッド
25 吸引孔
26 溝
27 シャフト
28 パイプ
29 軸台
30 プーリー
31 ベルト
33 モータ
40 ノッチ研磨部
43 研磨テープ
44 研磨ヘッド
46 研磨テープ供給リール
47 研磨テープ回収リール
48 ノズル
49 光学式センサ
50 ベベル研磨部
51 コンタクトパッド
52 シリンダ
53 研磨テープ
54 ベベル研磨ヘッド
55 研磨テープ供給・回収機構
56 研磨テープ供給リール
57 研磨テープ回収リール
60 基板保持ステージ移動手段
61 シャフト
62 支持板
63 可動板
64 リニアガイド
67 プーリー
68 ベルト
69 モータ
70 ボールネジ
71 モータ
72 ボールネジ
73 モータ
80 基板チャック機構
81 チャックハンド
82 チャックハンド
83 コマ
84 チャックハンド開閉手段
85 チャックハンド移動手段
90 ボールネジ
91 サーボモータ
G1 研磨テープ送り機構
G2 研磨テープ送り機構
Ma 駆動モータ
Mb 駆動モータ
REa ロータリーエンコーダ
REb ロータリーエンコーダ
200 基板処理装置
201 ウエハ供給回収装置
202 ウエハカセット
203 ロードアンロードポート
204 測定ユニット
205 洗浄・乾燥ユニット
206 第1搬送ロボット
207 第1ベベル研磨ユニット
208 第2ベベル研磨ユニット
209 洗浄ユニット
210 第2搬送ロボット

Claims (9)

  1. 研磨テープ供給リールと、研磨ヘッドと、前記研磨ヘッドを傾斜させる研磨ヘッドチルト機構と、前記研磨テープ供給リールから研磨テープを前記研磨ヘッドを通して回収する研磨テープ供給・回収機構を備え、前記研磨ヘッドを通る前記研磨テープを研磨対象物に当接し、該研磨テープと該研磨対象物の相対的運動により該研磨対象物を研磨する研磨装置において、
    前記研磨ヘッドチルト機構は、前記研磨ヘッドを所定角度だけ傾斜させることにより、前記研磨テープを前記研磨テープ供給リールから所定の長さだけ引き出すようになっており、
    前記研磨テープ供給・回収機構は、前記研磨テープ供給リールに回転トルクを与え、前記研磨ヘッドを通る前記研磨テープに所定の張力を付与するモータと、該研磨テープ供給リールの回転角度を検出する回転角度検出器を備え
    前記研磨ヘッドチルト機構により前記研磨ヘッドを傾斜させて前記研磨テープを所定の長さだけ引き出したときの前記回転角度検出器により検出した研磨テープ供給リールの回転角度から、前記研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径を算出する研磨テープ巻体外径算出手段を備えたことを特徴とする研磨装置。
  2. 請求項1に記載の研磨装置において、
    前記研磨ヘッドチルト機構で引き出された研磨テープを巻き取り回収する研磨テープ回収リールを設けたことを特徴とする研磨装置。
  3. 研磨テープ供給リールから引き出される研磨テープを研磨ヘッドを通して回収すると共に、前記研磨ヘッドを通る研磨テープに研磨対象物を当接し、該研磨テープと該研磨対象物の相対的運動により該研磨対象物を研磨する研磨方法において、
    研磨ヘッドチルト機構により前記研磨ヘッドを所定の角度だけ傾斜させることによって、前記研磨テープを所定の長さ引き出し、該引き出し前後の前記研磨テープ供給リールの回転角度を検出し、該回転角度から前記研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径を算出することを特徴とする研磨方法。
  4. 請求項に記載の研磨方法において、
    前記研磨テープの所定長さの引き出し及び研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径の算出は前記研磨処理前又は後に行うことを特徴とする研磨方法。
  5. 請求項3又は4に記載の研磨方法において、
    前記算出した前記研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径から前記研磨テープ供給リールを駆動するモータと前記引き出された研磨テープを巻き取り回収する研磨テープ回収リールを駆動するモータの回転トルクを制御し、前記研磨テープに加わる張力を制御することを特徴とする研磨方法。
  6. 請求項3又は4に記載の研磨方法において、
    前記算出した研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径から前記研磨テープの供給残量を算出することを特徴とする研磨方法。
  7. 請求項に記載の研磨方法において、
    前記算出した研磨テープの供給残量から研磨テープの交換無しで研磨対象物の研磨処理可能数を算出し、研磨処理不可能な研磨対象物は研磨処理対象としないことを特徴とする研磨方法。
  8. 請求項に記載の研磨方法において、
    前記算出した研磨テープ供給リールの研磨テープの巻体外径と、前記研磨前後の前記研磨テープ供給リールの回転角度から、研磨処理前又は後に前記研磨テープの供給長さ及び回収長さを検知することを特徴とする研磨方法。
  9. 処理ハウジング内に配置された処理対象物保持ステージに保持された処理対象物の周縁部の研磨を含む処理を施す処理装置において、
    前記処理対象物の周縁部の研磨に1台又は複数台の請求項1又は2に記載の研磨装置を使用することを特徴とする処理装置。
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