JP4998838B2 - プローブピン及びそれを備えるicソケット - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハ等の第1の被接触物としての半導体装置と第2の被接触物としての配線基板との間を電気的に接続し、電気的に検査を行うために用いられるICソケットに使用されるプローブピン及びそれを備えるICソケットに関する。
半導体ウエハや集積回路パッケージ(「ICパッケージ」ともいう。)等の半導体装置の製造工程において、該半導体装置の不良の有無を検査するため、種々の試験が行われている。それらの試験の1つとして、テスト信号を被検査物である半導体装置に与え、半導体装置の電気的特性をチェックする検査が知られている。通常、このような試験は、被検査物とテストボードのような配線基板とを電気的に接続する半導体装置用電気接続装置(以下、単に、「ICソケット」という。)を介して行われる。そのようなICソケットとして、例えば、特許文献1に開示されるICソケットが知られている。
特許文献1に開示されるICソケットにおいては、金属薄板からプレス加工により所定形状に打ち抜かれたプランジャと、コイルバネユニットを有するコンタクトとしてのプローブピンが使用されている。プローブピンを構成するプランジャは、連結部を介してコ字状に折り曲げられた第1の部分と第2の部分を備え、ICソケットのソケット基板を構成する絶縁基板に形成された径小部と径大部を有する貫通孔内を上下動し得るように該貫通孔内に収容されている。プランジャは、また、平面的な広がりを持ち、半導体装置の外部接点に接触する3つの接点を有する上方接触片を有し、該プランジャの3つの接点先端が貫通孔より上方に突出するように、貫通孔内に収容されている。プランジャは、さらに、該プランジャを弾性的に上方に付勢するバネ部を含む、プローブピンを構成するコイルバネユニットの密着巻き部の細巻き部に弾性的に接触し得る2つの接点を有する下方接触片を備えている。
米国特許第7、677、901号明細書
近年、被検査物としての半導体装置の外部接点の配置が高密度化することに対応して、ICソケットのプローブピン(「コンタクト」ともいう。)の配置においても、微細ピッチ化(または、「挟ピッチ化」ともいう。)が求められている。上記特許文献1に開示されるICソケットにおけるプローブピンは、信頼性、耐久性及び半導体装置の外部接点との接触安定性に優れている。しかしながら、プランジャの第1の部分と第2の部分が連結部を介してコ字状に折り曲げられ、該第1の部分と第2の部分とが間隔を有して配置されている。したがって、プローブピンの配置に関し微細ピッチ化に対応することが難しい。
本発明の目的は、微細ピッチ化に対応し得るとともに、従来のプローブピンが有する信頼性、耐久性及び接触信頼性をできるだけ損なうことがないICソケットに使用されるプローブピン及びそれを備えるICソケットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るプローブピンは、金属薄板からなるプランジャ及び該プランジャをその上に保持する金属線からなるコイルバネユニットからなプローブピンであって、プランジャは、展開された状態で、上方接触片、幅広部及び下方接触片をそれぞれ備える第1及び第2の部分を有し、該第1及び第2の部分は、それぞれに形成された上記幅広部を介して連結されるとともに、プランジャは、それぞれに形成された幅広部の境界線に沿って折り畳まれ、少なくともそれぞれに形成された幅広部が互いに密着することで一体に形成され、前記第1及び第2の部分それぞれに形成された前記下方接触片には、それぞれその下方に弾性変形部が形成され、前記第1及び第2の部分それぞれに形成された前記下方接触片は、前記第1の部分と第2の部分とが折り畳まれ前記プランジャを形成するとき、前記弾性変形部を除いて互いに密着し、一体に形成されるとともに、前記弾性変形部は、互いに対して弾性変形し得る一対の弾性変形部を形成することを特徴とする。
さらに、第1及び第2の部分それぞれに形成された前記上方接触片には、それぞれその上方に接点部が形成され、第1及び第2の部分それぞれに形成された上方接触片は、第1の部分と第2の部分とが折り畳まれた前記プランジャを形成するとき、接点部を除いて互いに密着し、一体に形成されるとともに、接点部は、複数の接点が平面的な広がりを持って配置され接点部を形成してもよい。あるいは、第1及び第2の部分それぞれに形成された上方接触片は、第1の部分と第2の部分とが折り畳まれプランジャを形成するとき、互いに密着し、一体に形成されるとともに、接点部は、単一の接点部を形成してもよい。
また、本発明に係るプローブピンは、第1の部分または第2の部分のいずれか一方に突部を形成され、他方に、第1の部分と第2の部分が折り畳まれプランジャを形成するとき、突部が圧入される開口または凹部が形成されることが好ましい。
本発明に係るプローブピンは、プランジャが、第1の部分と第2の部分が折り畳まれ、互いに密着され、一体化されることにより、2枚重ねとされたプランジャの強度が増すとともに、プランジャの厚みを薄くすることができる。それにより、プランジャの耐久性を損なうことなく、その幅及び厚さを小さくすることができ、挟ピッチ化に対応することが可能となる。また、プローブピンを上述のように挟ピッチ化対応に形成しても、該一対の弾性変形部の弾性変形のための間隔を確保することで、一対の弾性変形部と密着巻き部分の内周面とを確実に接触させ、短絡回路を作り出し、従来と同様に高速伝送を可能とする。さらに、上方接触片の接点部についても、プローブピンが挟ピッチ化対応に形成されても、従来と同様の接触信頼性を維持することが可能となる。
本発明に係るプローブピンの実施態様であり、(a)は、正面図、(b)は、側面図である。 図1に示されるプローブピンを構成するプランジャの詳細図であり、(a)は、上面図、(b)は、正面図、(c)は、底面図、(d)は、側面図、(e)は、展開図である。 図2に示されるプランジャの第2の変形例を示し、(a)は、側面図、(b)は、展開図である。 図2に示されるプランジャの第3の変形例を示し、(a)は、側面図、(b)は、展開図である。 図1に示されるプローブピンが組み込まれているICソケットの概略断面図である。 図1に示されるプローブピンの動作を説明するためのICソケットの部分拡大断面図であり、(a)は、プローブピンがICソケットに取付けられた図5と同様の状態を示し、(b)は、ICソケットが配線基板に取付けられた状態を示し、(c)は、さらに、ICソケットに半導体装置が取付けられた状態を示す。 本発明に係るプローブピンの下方接触片とコイルバネユニットの密着巻き部との接触を説明するための図6(c)のVII−VII断面線に沿う部分拡大断面図であり、(a)は、図2に示されるプランジャの接触態様を示し、(b)は、図2に示されるプランジャの第1の変形例の接触態様を示し、(c)は、図2に示されるプランジャの第2の変形例の接触態様を示し、(d)は、図2に示されるプランジャの第3の変形例の接触態様を示す。 図2に示されるプランジャの上方接触片の変形例の部分拡大図を示し、(a)は、上面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。 図2に示されるプランジャの上方接触片の別の変形例の部分拡大図を示し、(a)は、上面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。 図2に示されるプランジャの上方接触片のさらに別の変形例の部分拡大図を示し、(a)は、図9に示されるプランジャのさらなる変形例の上面図と正面図を示し、(b)は、図10(a)に示されるプランジャのさらなる変形例の上面図と正面図、(c)は、図8に示されるプランジャのさらなる変形例の上面図と正面図を示す。 図1に示されるプローブピンのコイルバネユニットの変形例を示す部分拡大図であり、(a)は、密着巻き部が細巻き部のみで形成される例を示し、(b)は、密着巻き部がバネ部と同じ外径及び内径を有する例を示す。 図2に示されるプランジャの第1の部分と第2の部分とを固定するための手段を示し、(a)は、第1の手段を示し、(b)は、第2の手段を示す。
以下、図面を用いて本発明に係るプローブピンの好ましい実施態様について説明する。
最初に、本発明に係るプローブピンが適用されるICソケットについて図5を用いて簡単に説明する。本発明に係るプローブピンが適用されるICソケットは、本質的に従来のものと同様の構造を備えており、したがって、該ICソケットの詳細は、例えば、上記特許文献1を参照されたい。
図5に示されるように、ICソケット10は、概略、第1ベース部材20、第2ベース部材30、及び複数のコンタクトとしてのプローブピン40を備えている。図において、80は、ICソケット10のプローブピン40に接触する第2の被接触物であって、ICソケット10が取り付けられるテストボードのような配線基板である。90は、ICソケット10のプローブピン40に接触する第1の被接触物であって、ICソケット10に搭載されるICパッケージである。第1の被接触物としてのICパッケージ90は、ICソケット10を介して第2の被接触物としての配線基板80に電気的に接続される。
第1ベース部材20は、電気的に絶縁性の合成樹脂材料から成形され、概略直方体をなしており、第2ベース部材30に形成される収容凹部31内に収容される。
第1ベース部材20の中央部分には、ICパッケージ90が収容される載置凹部21が形成される。第1ベース部材20の下面23と載置凹部21の底面22との間には、搭載されるICパッケージ90に設けられている複数の半田ボールのような外部接点92に対応して、複数の第1貫通孔25が形成される。複数の第1貫通孔25は、ICパッケージ90の複数の外部接点92の配列と同じくマトリックス状に配列される。第1貫通孔25は、後述する第2ベース部材30に設けられた、対応する第2貫通孔35とともに、後述するプローブピン40を収容するプローブピン収容空間を形成する。なお、本実施態様では、搭載されるICパッケージ90は、半田ボールのような外部接点92を有するBGA(Ball Grid Array)タイプのものが示されているが、搭載されるICパッケージはこれに限られるものではなく、LGA(Land Grid Array)タイプやガルウィング形に形成されたQFP(Quad Flat Package)タイプなど、どのようなタイプのものであってもよい。
第1貫通孔25それぞれは、図6(a)〜(c)により詳細に示されるように、上から、円筒状の小径部分25a、肩部分25b及び円筒状の大径部分25cを有する。小径部分25aには、プローブピン40を構成するプランジャ41の上方接触片43が収容される。この場合、上方接触片43の接点部42が底面22から上方に十分突出するように小径部分25aの長さが設定される。大径部分25cには、プローブピン40を構成するプランジャ41の幅広部44及びコイルバネユニット51のバネ部分53が収容される。小径部分25aと大径部分25cの間には、肩部分25bが形成される。該肩部分25bは、図5、6(a)に示されるようにICソケット10として組み立てられたとき、プランジャ41の幅広部44に当接し、プローブピン40を若干圧縮した状態でプローブピン収容空間内に保持する。
第2ベース部材30は、第1のベース部材と同様、電気的に絶縁性の合成樹脂材料から成形され、概略直方体をなしている。第2ベース部材30の中央部分には、上方に向って開口する概略直方体形の収容凹部31が形成される。該収容凹部31内には第1のベース部材20が収容され、ボルトなどの固定部材を用いて固定される。
第2ベース部材30の下面33と収容凹部31の底面32との間には、第1のベース部材20に設けられている複数の第1貫通孔25に対応して、複数の第2貫通孔35が形成される。第2貫通孔35は、第1ベース部材20に設けられた、対応する第1貫通孔25とともに、プローブピン40を収容するプローブピン収容空間を形成する。したがって、第2貫通孔35は、ICソケット10として組み立てられたとき、対応する第1貫通孔25とその中心線を同じくするとともに、複数の第2貫通孔35は、マトリックス状に配列されている。
第2貫通孔35それぞれは、図6(a)に示されるように、上から、円筒状の大径部分35a、肩部分35b及び円筒状の小径部分35cを有する。大径部分35aには、プローブピン40を構成するコイルバネユニット51のバネ部分53の下方部分及び密着巻き部分55の誘い込み部55aを収容する。小径部分35cには、プローブピン40を構成するコイルバネユニット51の細巻き部分55bを収容する。この場合、細巻き部分55bの接点55cが底面33から下方に十分突出するように小径部分35cの長さが設定される。また、大径部分35aと小径部分35cの間には、第1貫通孔25と同様、肩部分35bが形成される。該肩部分35bは、図5、6(a)に示されるようにICソケット10として組み立てられたとき、コイルバネユニット51の密着巻き部分55の誘い込み部分55aに当接し、プローブピン40をコンタクト収容空間内に保持する。
次に、本発明に係るプローブピン40の実施態様について図1〜12を用いて説明する。図1(a)、(b)に本発明に係るプローブピン40の1つの実施態様が示されている。図に示されるように、プローブピン40は、プランジャ41及びコイルバネユニット51を備えている。プローブピン40は、図1(a)に示されるように、正面から見て中心線O−Oを有し、図1(b)に示されるように、側面から見て中心線O1−O1を有する。プローブピン41は、中心線O−O及び中心線O1−O1に対してほぼ左右対称に形成されている。プローブピン40は、図5、6(a)に示されるように、ICソケット10として組み立てられたとき、プローブピン収容空間内に収容される。
図1(a)、(b)に示される本発明に係るプローブピン40を構成するプランジャ41は、図2(a)〜(e)にその詳細が示されている。図2(a)に示されるように、プランジャ41は、上方接触片43、幅広部44及び下方接触片45を備えている。プランジャ41は、導電性の金属薄板から打ち抜き加工及び曲げ加工により形成される。
具体的には、プランジャ41は、先ず、図2(e)の展開図に示されるように、概略同じ形状を有し、折り曲げ線O’−O’に対してほぼ対称に形成された第1の部分41aと第2の部分41bが連結された形で金属薄板から打ち抜かれる。第1及び第2の部分41a、41bは、それぞれ、上方接触片43a、幅広部44a、下方接触片45a及び上方接触片43b、幅広部44b、下方接触片45aを含んでいる。第1及び第2の部分41a、41bは、それぞれの幅広部44a、44bを介して連結されている。続いて、幅広部分44a、44bの境界線である折り曲げ線O’−O’に沿って第1の部分41aと第2の部分41bが折り畳まれることによりプランジャ41が形成される。すなわち、折り曲げ線O’−O’に沿って第1の部分41aと第2の部分41bが折り畳まれ、第1の部分41aと第2の部分41bが互いに密着するように重ね合わされることにより、一体化されたプランジャ41が形成される。なお、本実施態様では、上方接触片43の上端部に形成される接点部42及び下方接触片45の下端部に形成される弾性変形部46a、46bは、後述されるように、密着していない。むしろ、図2(d)に示されるように、これらの部分においては、第1の部分41aと第2の部分41bとは互いに間隔をおいて離れた状態に配置される。このことから、本発明に係るプローブピン40は、第1の部分41aと第2の部分41bが折り畳まれた後、少なくとも幅広部44の部分が互いに密着することで、一体化されていればよいことが理解されよう。
第1の部分41aと第2の部分41bとの密着度を高めるために、図12(a)、(b)に示されるような結合手段が適用され得る。図12(a)に示される結合手段について説明する。第1の部分41aの幅広部44aには幅広部44aを貫通する開口44a1が、第2の部分41bの幅広部44bには開口44a1に嵌合する(または、圧入される)突部44b1が、それぞれ、予め形成されている。第1の部分41aと第2の部分41bを折り畳むと同時に、該突部44b1が開口44a1に嵌合し(または、圧入され)、幅広部44aと44bを結合させることにより、第1の部分41aと第2の部分41bが互いに密着し、一体化される。なお、開口44a1と突部44b1とは、図12(a)とは逆に、それぞれ、第2の部分41b及び第1の部分41aに設けられてもよい。また、開口44a1に代えて、図12(b)に示されるように、第1の部分41aの幅広部に突部44b1が嵌合する(または、圧入される)凹部44a2を設けて、一体化させてもよい。図12(b)の場合、第1の部分41aと第2の部分41bを折り畳んだ後、第2の部分41bの突部44b1を第1の部分41aの凹部44a2に嵌合(または圧入)させることで第1の部分41aと第2の部分41bを一体化させる。本実施態様においては、第1の部分41aと第2の部分41bとの結合手段は、図12(a)、(b)に示されるように、幅広部に設けられているがこれに限られるものではなく、該結合手段は、上方接触片または下方接触片に設けられてもよい。このように、第1の部分41aと第2の部分41bとの密着度を高めることにより、ICパッケージ90とプローブピン40とが接触した際においても、第1の部分41aと第2の部分41bとの密着度が維持される。したがって、ICパッケージ90とプローブピン40との安定した接触が可能となる。
図2(a)〜(e)に戻って、プランジャ40を構成する上方接触片43は、その上端部に、ICパッケージ90の外部接点92に接触する接点部42を有する。本実施態様にかかる上方接触片43は、図2(d)に示されるように、接点部42を除いて、第1の部分41aの上方接触片43aと第2の部分41bの上方接触片43bは互いに密着している。本実施態様では、図2(e)に示される展開図の段階で、第1及び第2の部分41a、41bそれぞれに設けられた接点部42a、42bは、予めプレス加工などにより押し潰され(圧潰され)、薄く形成される。それにより、第1及び第2の部分41a、41bを折り畳んだとき、図2(d)に示されるように、接点部42は、密着することがない。本実施態様では、また、第1及び第2の部分41a、41bそれぞれに設けられた接点部42a、42bには、それぞれ、2つずつの接点42a1、42a2、42b1及び42b2が形成されている(図2(e)参照)。したがって、本実施態様における接点部42は、複数の接点が平面的な広がりを持って配置され得る。本実施態様では、第1及び第2の部分41a、41bそれぞれに設けられた接点は、図2(b)に示されるように、正面から見て、重なるように配置されているが、これに限られるものではなく、設計上許されるのであれば、正面から見てずれて形成されていてもよい。また、第1及び第2の部分41a、41bそれぞれに設けられた接点の数は、同じであってもよいし異なっていてもよい。実施態様においては、上方接触片43は、補強用のリブ43a1、43b1を備えている。該リブ43a1、43b1を設けることは、挟ピッチ化に伴い、プローブピン40の厚さや幅が小さく設定されることで、ICパッケージ90の外部接点92に当接する接点部42を支える上方接触片43の耐久性が低下することを防止することができる。
なお、接点部42の構成に関しては、上述のような構造に限られるものではなく、図3、4及び図8(a)〜(c)に示される変形例のように、接点部が完全に密着するように形成されていてもよい。また、図9(a)〜(c)、図10(a)、(b)に示されるように、接点部が第1の部分または第2の部分のいずれか一方にのみ形成されるようにしてもよい。また、接点部42を含む上方接触片43の構成に関しても、図10(c)に示される変形例のように、第1及び第2の部分41a、41bそれぞれに形成される上方接触片43a、43bを予めプレス加工などにより押し潰し(圧潰し)、薄く形成してもよい。図10(c)に示される上方接触片43は、したがって、第1及び第2の部分41a、41bそれぞれの上方接触片43a、43bは、大部分が密着していない。また、図10(c)に示される上方接触片43は、本実施態様のように補強用のリブ43a1,43b1を設ける代わりに、幅方向に湾曲させることで上方接触片43a、43bを補強している。いずれにしても、接点部42及び該接点部42を含む上方接触片43の形状は、接触するICパッケージ90の外部接点92の形状などに対応して適宜の形状に設定され得る。
本実施態様におけるプランジャ41を構成する幅広部44は、それぞれ、左右に上肩部44c、44dを有し、該上肩部44c、44dを介して対応する上方接触片43に階段状に連続している。幅広部44の左右の上肩部44c、44dは、ICソケット10として組み立てられたとき、第1貫通孔25の肩部分25aに当接し、プローブピン40をコンタクト収容空間内に保持する。
また、本実施態様におけるプランジャ41を構成する幅広部44は、左右に下肩部44e、44fを有し、該下肩部44e、44fを介し下方接触片45に階段状に連続する。幅広部44の下肩部44e、44fは、ICソケット10として組み立てられたとき、コイルバネユニット51を構成するバネ部分53の支持部52に当接する。下肩部44e、44fが支持部52に当接することで、プランジャ41は、プローブピン収容空間内を上下動自在にコイルバネユニット51に支持される。これらのことから、幅広部44の幅は、第1貫通孔25の小径部分25a及びバネ部分53の内径より大きく、バネ部分53の外径とほぼ同じ大きさに設定されることが好ましい。
次に、本実施態様におけるプランジャ41を構成する下方接触片45は、図1(a)及び(b)に示されるように、プローブピン40として組み立てられたとき、コイルバネユニット51を構成するバネ部分53内に配置される。本実施態様における下方接触片45は、その下方に形成される一対の弾性変形部46a、46b(以下、まとめて「弾性変形部46」ともいう。)を含んでいる。該一対の弾性変形部46a、46bは、図6(c)に示されるようにプランジャ41が押し下げられたとき、コイルバネユニット51を構成する細巻き部分55bの内周面に接触する。また、下方接触片45に突起45c、45dを形成することによりバネコイルユニット51をプランジャ41に保持し得るように構成することが好ましい。このように構成することにより、プローブピン40としての取り扱いが容易となり、ICソケット10の組み立てを容易にする。
本実施態様においては、下方接触片45は、第1及び第2の部分41a、41bそれぞれに形成される下方接触片45a、45bは、折り畳まれることでプランジャ41を形成するとき、一対の弾性変形部46を除いて、互いに密着している。すなわち、一対の弾性変形部46a及び46bは、図2(c)及び(d)に示されるように、互いに対して密着しておらず、間隔をおいて配置されるように形成され、それにより互いに対して変形することが可能に形成される。
具体的には、本実施態様では、図2(e)に示される展開図の段階で、第1及び第2の部分41a、41bそれぞれに設けられた弾性変形部46a、46bは、上記接点部42と同様に、予めプレスなどで押し潰され、薄く形成される。それにより、第1及び第2の部分41a、41bを折り畳んだとき、図2(d)に示されるように、弾性変形部46a、46bは、密着することがなく、互いに向って弾性変形することができるように形成される。本実施態様では、さらに、図2(e)に示されるように、弾性変形部46a及び46bは、いずれも、中心線O−Oを跨いで入るが、該中心線O−Oに対して左側に偏って配置され、従って、該中心線O−Oに対して対称的には形成されていない。加えて、弾性変形部46a及び46bは、折り曲げ線O’−O’に対して、弾性変形部46a及び46bが対称的に位置するようにも形成されていない。すなわち、本実施態様に係る弾性変形部46a及び46bは、図2(b)〜(d)に示されるように、正面から見ると互いに左右にずれ、側面から見ると中心線O1−O1に対して互いに対称的に配置される。言い換えれば、本実施態様における一対の弾性変形部46aと46bは、図2(c)に示されるように、間隔をおいて対角線上に配置される。プローブピン40を構成するプランジャ41が、図6(c)に示されるように押し下げられると、一対の弾性変形部46a、46bは、細巻き部55c内に入り込む。それにより、本実施態様の弾性変形部46aと46bは、図7(a)に示されるように、細巻き部55cの内周面に接触することで、一点鎖線部分から実線部分へ互いに向って斜め方向に弾性変形し得る。図7(a)において、一点鎖線で示される弾性変形部46a、46bは、該弾性変形部46a、46bがコイルバネユニット55を構成するバネ部分53内にあって、該弾性変形部46a、46bに力が加えられていないフリーの状態を示す。
本実施態様では、上述したように、弾性変形部46a、46bが斜め方向に互いに向って弾性変形するため、弾性変形部46a、46bそれぞれの細巻き部55cの内周面に接触する部分を面取りすることが好ましい。それにより、弾性変形部46a、46bの斜め方向への移動が円滑に行われるとともに、弾性変形部46a、46bと細巻き部分55cの内周面との接触性が向上する。
なお、対をなす弾性変形部46a、46bの構成に関しては、上述のような構造に限られるものではなく、図7(b)から(d)に示されるように形成されていてもよい。図7(b)に示される一対の弾性変形部46′a、46′bは、図2(b)に示されるようにプランジャ41を正面から見たとき、前後に(紙面に対して垂直方向に)重なるように配置されている。すなわち、この実施態様においては、第1及び第2の部分41a、41bそれぞれに形成される弾性変形部46′a、46′bは、図2(e)に示される展開図において、中心線O−Oに対して左右対称になるように形成される。図7(c)及び(d)にそれぞれ示される一対の弾性変形部146a、146b及び246a、246bは、それぞれ、図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)のプランジャ141、142の変形例において採用されているものであり、後述する図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)の説明の欄を参照されたい。
また、弾性変形部46a、46bを含む下方接触片45の構成に関しても、下方接触片45を構成する第1及び第2の部分41a、41bそれぞれの下方接触片45a、45bを予めプレスなどで押し潰し、薄く形成してもよい。いずれにしても、一対の弾性変形部46及び該一対の弾性変形部46を含む下方接触片45の形状は、接触する密着巻き部分55の形状などに対応して適宜の形状に設定され得る。
次に、本実施態様に係るコイルバネユニット51は、上記特許文献1などに示されるような従来のコイルバネユニットとほぼ同様の構造を有する。本実施態様におけるコイルバネユニット51は、プローブピン40を構成する部材であって、上記プランジャ41を上下動可能に、該コイルバネユニット51の上に保持する部材である。コイルバネユニット51は、例えば、ステンレスやピアノ線のような金属線で形成され、概略、バネ部分53及び密着巻き部分55を含んでいる。
コイルバネユニット51を構成するバネ部分53は、その上端に形成される支持部52でプランジャ41を上下動可能に保持する。該プランジャ41を安定して保持するために、バネ部分53の支持部52は、図1(a)、(b)に示されるように、概略2回りほど密着状に形成されることが好ましい。バネ部分53は、圧縮コイルバネとして伸縮可能であり、図5に示されるようにICソケット10として組み立てられたとき、プローブピン収容空間内で圧縮され、プランジャ41を上方に向けて付勢するとともに、密着巻き部分55を下方に付勢する。本実施態様においては、バネ部分53の長さ(負荷が掛けられていない自由な状態にあるときの長さ)は、プランジャ41を構成する下方接触片45の長さより若干長く形成されている。
コイルバネユニット51を構成する密着巻き部分55は、バネ部分53に連続して形成され、コイルが螺旋状に密着して巻かれており、バネとしては機能しない部分である。本実施態様に係る密着巻き部分55は、概略円錐状の誘い込み部分55aとバネ部分53より小さい外径を有する円筒状に形成される細巻き部分55bを含んでいる。
誘い込み部分55aは、バネ部分53から細巻き部分55bまで円錐状に縮径している部分を含んでいる。上述したように、誘い込み部分55aの円錐状に縮径している部分は、第2ベース部材30の第2貫通孔35の肩部分35bに当接し、コイルバネユニット51をプローブピン収容空間内に保持するとともに、該空間からのコイルバネユニット51の抜けを防止する。また、細巻き部分55bは、第2貫通孔35の小径部分35c内に収容され、その下端部は、接点55cとして配線基板80の外部接点と電気的に接続される。
本実施態様では、密着巻き部分55は、誘い込み部分55a及び細巻き部分55bを備えているが、密着巻き部分55の構成は、これに限定されるものではない。図11(a)に示されるように、密着巻き部分55’を構成する誘い込み部分55’aが、円錐状に縮径している部分のみで形成されていてもよい。あるいは、図11(b)に示されるように、密着巻き部分55”は、バネ部分53と同じ外径を有する円筒形状であってもよい。すなわち、誘い込み部分55aの円錐状縮径部分及び細巻き部分55bが省略されてもよい。この場合、プランジャ41の一対の弾性変形部46a、46bは、密着巻き部分55”の内周面に接触するように、該内周面に向って突出する部分が形成され得る。また、第2ベース部材30の第2貫通孔35に設けられた肩部35bも省略され、第2貫通孔35は、大径部分35cのみとなる。
本実施態様に係るプローブピン40は、以上のような構成を備える。特に、プランジャ41は、第1の部分41aと第2の部分41bが折り畳まれ、密着されることにより、2枚重ねとされたプランジャ41の強度が増すとともに、プランジャ41の厚み(図2(d)において左右方向の長さ)を薄くすることができる。したがって、プランジャ41の強度を落とすことなく、その幅(図2(b)において左右方向の長さ)及び厚みを薄くすることができ、挟ピッチ化に対応することが可能となる。また、プランジャ41の下方接触片45の一対の弾性変形部46a、46bを予め圧潰しておくことで、プローブピン40を上述のように挟ピッチ化対応に形成しても、該一対の弾性変形部46a、46bの弾性変形のための間隔を確保することが可能となる。それにより、一対の弾性変形部46a、46bと密着巻き部分55(本実施態様では、密着巻き部分55の細巻き部分55b)の内周面とを確実に接触させ、短絡回路を作り出し、高速伝送を可能とする。
本実施態様に係るICソケット10の組み立て及びICパッケージ90が配線基板80と電気的に接続される動作について以下簡単に説明する。
プローブピン40は、ICソケット10として組み立てられた状態において、図6(a)、(b)に詳細に示されるように、そのコイルバネユニット51のバネ部分53が若干圧縮された状態で貫通孔25、35内に配置される。
ICソケット10の組み立てについては、先ず、プランジャ41の下方接触片45をコイルバネユニット51の支持部52からバネ部分53内に嵌め込むことで、プローブピン40を図1(a)、(b)に示されるように組み立てる。
次に、プローブピン40を第1及び第2ベース部材20及び30それぞれに設けられた第1及び第2貫通孔25、35で形成されるプローブピン収容空間内に組み込むことで、図5、図6(a)に示されるように、ICソケット10が組み立てられる。
図6(a)に示されるように、プローブピン40は、コイルバネユニット51を構成するバネ部分53が若干圧縮された状態で、一部を除いてコンタクト収容空間内に収容されている。このとき、プランジャ41の幅広部44の上肩部44c、44dは、第1貫通孔25の肩部分25bに、コイルバネユニット51の誘い込み部55aは、第2貫通孔35の肩部分35bにそれぞれ当接している。それにより、プローブピン40は、第1のベース部材20の第1貫通孔及び第2のベース部材30の第2貫通孔35から形成されるプローブピン収容空間内に保持されている。
図6(b)には、ICソケット10がテストボードのような配線基板80に取付けられた状態が示されている。この状態において、プローブピン40を構成するコイルバネユニット51の細巻き部分55bは、その接点55cが配線基板80の外部接点(不図示)に接触するとともに、配線基板80により上方に押し上げられ、バネ部分53をさらに若干圧縮させている。
次に、図6(c)には、配線基板80に取付けられたICソケット10の載置凹部21にICパッケージ90が装着された状態が示されている。この状態において、プローブピン40上に案内されたICパッケージ90は、上方から図示されない押圧体によりプローブピン40に向けて所定量だけ下方に押し下げられる。プローブピン40を構成するプランジャ41の上方接触片43の接点42a1、42a2、42b1及び42b2がICパッケージ90の外部接点である半田ボール92の下方部分を取り囲むように4箇所で接触している。プローブピン40を構成するプランジャ41は、ICパッケージ90の押し下げ量に相当する距離だけ下方に変位し、プローブピン40を構成するコイルバネユニット51のバネ部分53を圧縮する。コイルバネユニット51のバネ部分53が圧縮されることで、該バネ部分53の反発力により、4つの接点42a1、42a2、42b1及び42b2と半田ボール92との接触圧力及び接点55cと配線基板80の外部接点との接触圧力が決定される。また、プランジャ41を構成する下方接触片45の一対の弾性変形部46a、46bが、図7(a)に示されるように、コイルバネユニット51の細巻き部55bの内周面に弾性的に接触し、短い電気経路(信号回路)を形成する。それにより、配線基板80とICパッケージ90との間で信号を高速に伝送することが可能となる。
続いて、本実施態様に係るプローブピンの変形例について、図3(a)、(b)、4(a)、(b)及び図8〜11を用いて簡単に説明する。
図3(a)、(b)に示される変形例は、プローブピンを構成するプランジャの変形例である。本変形例におけるプランジャ141を構成する接点部142を含む上方接触片143は、図3(b)に示される展開図における第1及び第2の部分141a、141bそれぞれの上方接触片143a、143bが完全に重なり合い密着することで形成される。より具体的には、第1及び第2の部分141a、141bそれぞれに形成された接点部142a、142bを含む上方接触片143a、143bが折り曲げ線O’−O’に沿って折り畳まれ、互いに密着し、一体化された上方接触片142が形成される。なお、本変形例における第1及び第2の部分141a、141bそれぞれに形成された接点部142a、142bには、折り畳まれたとき互いに重なり合うように複数の接点が形成され、したがって、本変形例における接点部142には、複数の接点が形成される。また、本変形例では、幅広部144及び一対の弾性変形部146a、146bを除く下方接触片145も同様に密着され、一体化される。なお、ここでは、本変形例に係るプランジャ141のその他の構成は、上記実施態様におけるプランジャ41の構成と同じであり、説明を省略している。しかしながら、本変形例にかかるプランジャ141のその他の構成は、図3(a)、(b)の参照番号についている100番を取り去ることで、上記実施態様に係るプランジャ41の説明から本変形例におけるその他の構成が理解されるだろう。
本変形例においては、下方接触片145を構成する一対の弾性変形部146a、146bは、第1及び第2の部分141a、141bそれぞれの中心線O−Oより左右いずれか一方の側に偏って形成される。本変形例においては、図3(b)の展開図に示されるように、中心線O−Oより左側に偏って形成される。このように形成することで、第1及び第2の部分141a及び141bが折り畳まれて密着されると、図7(c)の一点鎖線で示されるように、弾性変形部146a、146bは、図7(c)において互いに対して左右方向に間隔をあけ、かつ斜めに対をなして配置される。図3(a)の側面図においては、一対の弾性変形部146a、146bは、互いに接触しているように見えるが、同図3(a)においては、紙面に直交する方向に間隔をおいて配置されている。したがって、本変形例においては、一対の弾性変形部146a、146bそれぞれは、該図7(c)において実線で示されるように左右及び上下方向に変形可能に形成される。
図4(a)、(b)に示される変形例は、プローブピンを構成するプランジャのさらに別の変形例である。本変形例におけるプランジャ241は、上記図3(a)、(b)に示される変形例と比べて、下方接触片245を構成する一対の弾性変形部246a、246bの構成が若干異なるのみでその他の構成は全く同じである。したがって、ここでは、一対の弾性変形部246a、246bの構成についてのみ説明し、その他の構成については説明を省略する。なお、図4(a)、(b)の示される変形例の一対の弾性変形部246a、246bを除くその他の構成は、図4(a)、(b)の参照番号についている200番を100番に置き換えることで、あるいは、200番を取り去ることで、上記図3(a)、(b)あるいは上記実施態様に係るプランジャ41の説明からその構成が理解されるであろう。
本変形例においては、下方接触片245を構成する一対の弾性変形部246a、246bは、図4(b)の展開図に示されるように、第1及び第2の部分241a、241bそれぞれの中心線O−Oより左側に偏って形成される。ここまでは、上記図3(a)、(b)に示される変形例と同じであるが、本変形例では、さらに、図4(b)の展開図の段階で、第1及び第2の部分241a、241bそれぞれに形成された弾性変形部246a、246bは、その付け根部において階段状に折り曲げられることで、図4(b)の展開図において前方に(紙面に垂直方向手前に)配置される(図4(a)参照)。このように形成することで、第1及び第2の部分141a及び141bが折り畳まれて密着されると、一対の弾性変形部246a、246bは、図4(a)に示されるように、側面から見ると、重なって見える。一対の弾性変形部246a、246bは、このように形成されることで、図7(d)に一点鎖線で示されているように、互いに対して左右方向に間隔をあけて対をなして配置される。したがって、本変形例においては、一対の弾性変形部146a、146bそれぞれは、図7(d)に実線で示されるように、左右方向に変形可能に形成される。
次に、図8(a)から図10(c)に示す変形例について説明する。これらの変形例は、いずれも、上記実施態様におけるプローブピン40を構成するプランジャ41の接点部42を含む上方接触片43の変形例である。
図8(a)〜(c)に示される上方接触片の変形例は、上記図3(a)、(b)、図4(a)、(b)に示された変形例と同様、接点部42′を含む上方接触片43′は、例えば、図3(b)の展開図に示されるような第1及び第2の部分それぞれに形成された上方接触片が一体に密着することで形成されている。本変形例では、第1及び第2の部分それぞれに形成される接点部42′a1、42′b1が1つであり、したがって、第1及び第2の部分が折り畳まれ、密着されたとき、接点部42′a1、42′b1が重なり合い、単一の接点部42′を作り出している。
図9(a)〜(c)に示される上方接触片の変形例は、展開図においてプランジャを構成する第1または第2の部分のいずれか一方にだけ接点部42"a1が形成されるようにした点でのみ、図8(a)〜(c)に示される変形例と異なる。したがって、本変形例では、接点部42"a1で形成される単一の接点部42"が作り出される。本変形例では、接点部42a1が上方接触片43"に対して傾けられているがこれに限定されるものではない。例えば、図10(a)、(b)それぞれに示される変形例のように、接点部42"(実質的には、42"a2または42"a3)は、上方接触片43"に沿って真っ直ぐ上方に延在するように形成されてもよい。なお、図10(a)と図10(b)に示される徐プ方接触片の変形例は、接点部の形状が異なっている点でのみ両者は相違する。
最後に、図10(c)に示される上方接触片の変形例は、展開図においてプランジャを構成する第1及び第2の部分それぞれに形成された上方接触片43’’’a、43’’’bが折り畳まれたとき該上方接触片43’’’a、43’’’bが密着しないで上方接触片43’’’を形成している例である。本変形例では、プランジャを構成する上方接触片43’’’は、展開図の状態において第1及び第2の部分それぞれに形成される上方接触片43’’’a、43’’’bを予めプレス加工などにより押し潰し(圧潰し)、薄く形成することで形成される。続いて、上方接触片43’’’a、43’’’bが折り畳まれ、プランジャとしての上方接触片43を形成したとき、図10(c)の上面図に示されるように、該2つの上方接触片43’’’a、43’’’bは、水平断面が概略円形を成すように、予め円弧状にプレス加工される。その後、上記実施態様と同じように、折り曲げ線O’−O’に沿って折り畳むことによりプランジャが形成される。本変形例では、特に接点部が設けられておらず、上方接触片43’’’a、43’’’bそれぞれの上端が接点42’’’a4、42’’’b4として機能する。なお、本変形例のさらなる変形例として、上方接触片43’’’a、43’’’bを円弧状にプレス加工することを省略してもよいし、上方接触片43’’’a、43’’’bの上端に接点を設けるようにしてもよい。あるいは、上方接触片43’’’aまたは43’’’bのいずれか一方を省略し、残った上方接触片43’’’aまたは43’’’bを予め圧潰し、薄くして後、これを中心軸O−Oの周りに巻くようにして、上方接触片43’’’を概略円筒状に形成してもよい。
40 プローブピン
41 プランジャ
41a 第1の部分
41b 第2の部分
42 接点部
42a (第1の部分に形成される)接点部
42b (第2の部分に形成される)接点部
43 上方接触片
43a (第1の部分に形成される)上方接触片
43b (第2の部分に形成される)上方接触片
44 幅広部
44a (第1の部分に形成される)幅広部
44b (第2の部分に形成される)幅広部
45 下方接触片
45a (第1の部分に形成される)下方接触片
45b (第2の部分に形成される)下方接触片
46 一対の弾性変形部
46a (第1の部分に形成される)弾性変形部
46b (第2の部分に形成される)弾性変形部
51 コイルバネユニット

Claims (5)

  1. 金属薄板からなるプランジャ及び該プランジャをその上に保持する金属線からなるコイルバネユニットからなプローブピンであって、
    前記プランジャは、展開された状態で、上方接触片、幅広部及び下方接触片をそれぞれ備える第1及び第2の部分を有し、該第1及び第2の部分は、それぞれに形成された前記幅広部を介して連結されるとともに、
    前記プランジャは、前記それぞれに形成された幅広部の境界線に沿って折り畳まれ、少なくとも前記それぞれに形成された幅広部が互いに密着することで一体に形成され、
    前記第1及び第2の部分それぞれに形成された前記下方接触片には、それぞれその下方に弾性変形部が形成され、
    前記第1及び第2の部分それぞれに形成された前記下方接触片は、前記第1の部分と第2の部分とが折り畳まれ前記プランジャを形成するとき、前記弾性変形部を除いて互いに密着し、一体に形成されるとともに、前記弾性変形部は、互いに対して弾性変形し得る一対の弾性変形部を形成することを特徴とするプローブピン。
  2. 前記第1及び第2の部分それぞれに形成された前記上方接触片には、それぞれその上方に接点を有する接点部が形成され、
    前記第1及び第2の部分それぞれに形成された前記上方接触片は、前記第1の部分と第2の部分とが折り畳まれた前記プランジャを形成するとき、前記接点部を除いて互いに密着し、一体に形成されるとともに、前記接点部は、複数の前記接点が平面的な広がりを持って配置され接点部を形成することを特徴とする請求項1に記載のプローブピン。
  3. 前記第1及び第2の部分それぞれに形成された前記上方接触片には、それぞれその上方に接点を有する接点部が形成され、
    前記第1及び第2の部分それぞれに形成された前記上方接触片は、前記第1の部分と第2の部分とが折り畳まれ前記プランジャを形成するとき、互いに密着し、一体に形成されるとともに、前記接点部は、単一の接点を形成することを特徴とする請求項1に記載のプローブピン。
  4. 前記第1の部分または第2の部分のいずれか一方に突部を形成され、他方に、前記第1の部分と第2の部分が折り畳まれ前記プランジャを形成するとき、前記突部が嵌合する開口または凹部が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のプローブピン。
  5. 第1の被接触物としての半導体装置と第2の被接触物を電気的に接続するICソケットであって、
    前記半導体装置が収容される載置凹部及び複数の貫通孔を有するベース部材と、
    前記複数の貫通孔それぞれに形成されるプローブピン収容空間内に保持される請求項2または3に記載の複数のプローブピンと、を少なくとも備え、
    前記複数のプローブピンそれぞれの前記プランジャの前記上方接触片に設けられた前記接点は、前記第1の被接触物の外部接点に接触し、前記プローブピンを構成する前記コイルバネユニットに設けられた接点は、前記第2の被接触物の外部接点に接触することを特徴とするICソケット。
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