JP4998612B2 - 苗移植機 - Google Patents
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Description
請求項3に記載した発明によると、請求項1又は請求項2に記載した発明の効果に加えて、散布装置4の左右移動に対して迅速に対応してローリング制御が行え、左右バランスを保持しながら安定した走行を行って薬剤又は肥料等の散布と苗植作業を同時にできる。
まず、苗移植機9は、図1、及び図2に示すように、機体1の前部には左右一対の前輪10,10を装備し、後部には左右の後輪11,11を軸架して設け、前輪10,10を操舵輪とし、後輪11,11を駆動輪として水田上を走行できる構成としている。そして、操縦座席12は、図面から解るように、機体1の中央位置に高く配置して設け、その前側、及び左右両側から後方に至る低い位置には、フロア13を構成している。そして、ステアリングハンドル14は、図面に示すように、前記操縦座席12からフロア13を隔てた前方に設け、パワステ機構を介して前輪10,10を、軽く舵取り操作ができる構成としている。
まず、田植装置16は、機体1の後部に設けた縦方向の取付杆17に四点平行リンク機構18を介して田植機体16aを連結して設け、植付圃場面の凹凸に順応しながら上下に昇降自由になる構成としている。そして、苗植付装置2は、田植機体16aの後部で、低い位置に設け、田植機体16aの定位置に固着されている前板20の苗取出口21と圃場面との間を植付け軌跡を描きながら循環回動して圃場面に苗を植え付けできる構成としている。
つぎに、散布装置4は、図2に側面図で示すように、タンク4aの下側に繰出し部4bを一体に連結し、更に、その下側に連結した散布口5を下向きに開口し、図1に平面図で示すように、左右の田植機体16aに下部を固着した2本の支持装置30を上方に延長して案内装置31を横向きにして架渡した状態に支持し、該案内装置31に取り付けて支持した構成となっている。この場合、散布装置4は、図面から解るように、苗載台3の上方位置に支持した構成としている。そして、散布装置4は、実施例の場合、散布時には、タンク4aに充填している薬剤、又は肥料等の粉粒物を、繰出し部4bが繰り出して散布口5から苗載台3上に載置されている苗に上側から散布できる構成となっているが、この場合、紛粒物にのみ拘るものではなく、液体肥料が散布できる構成にするのは自由である。
まず、この種の散布装置4を搭載した移植機1において、苗載台3の左右移動に関連させながらその載置苗に薬剤、又は肥料を散布する構成では、上記苗載台3に加えて散布装置4も横に往復移動するから、田植機体16aの左右バランスが崩れ易く、安定した走行が難しくなる課題がある。
このように、例1は、予め、散布装置4の位置を左右いずれかの検出センサ35で検出して制御装置に検出情報として入力することでローリング制御の基準値(「0」点)を、図5に示すように、+側、又は−側のいずれかに補正しておくことができる。したがって、苗移植機1は、散布装置4の左右移動に対して迅速に対応することが可能であって、田植装置16の傾斜を速目、速目に修正して左右バランスを保持しながら、安定した走行を行って薬剤等の散布と田植作業とが同時にできる。
例2は、図6、及び図7に示すように、散布装置4を構成しているタンク4aと繰出し部4bとを、田植機体16aのサイドフレーム39から上方に延長した取付アーム40の上部に取り付けて田植機体16aの定位置に固定支持して構成している。そして、散布ホース41は、図7に示すように、基部を繰出し部4bに連通して先端部位には散布口5を設け、苗載台3の上方で左右往復移動する構成としている。
まず、散布口5は、散布作業時において、マット状苗に対して横側から密植状態の苗の中に突入して葉茎に対して左右(横移動する方向に対して)に分草作用を行いながら苗の株元側(苗床)に薬剤や肥料等を散布するために、外周を角錐状に形成して分草作用が効果的にできる形状に形成している。この場合、散布口5は、図9に示すように、散布ホース41の先端部位に四角錐で下部をノズル状に細く形成したり、逆に下部を拡大した形状に形成して、横側から密植状態の苗の中に突入して横移動するとき、苗の葉茎を適確に分草作用ができるように構成している。
例4は、図10に示すように、苗載台3の上方に設けた左右案内装置31の一方側に散布装置4を吊持状に支持し、他方側に散布装置4の重量に相当する重さのバランスウエイト45を吊持ち状態に取り付けて構成する。この場合、散布装置4とバランスウエイト45とは、相互に逆方向に、略同一の速度で横移動するように前記左右案内装置31に設けた構成としている。
多条植田植機に装備した散布装置4は、苗載台3の上方に横向きに配置した案内装置31によって往復横移動する構成にするが、多条植の場合、路上走行時等では、左右両端の苗載台3を折り畳んで横幅を狭くする構成が普及している。そのような場合には、案内装置31は、該当部分を苗載台3と同様に折り畳むか、又は伸縮式にして側方に張り出した長い部分を収納する構成にして幅を狭くすることができる。
まず、補助苗枠50は、図11に示す例の場合、操縦座席12と苗載台3との間に設け、苗載台3の苗を植え終わったとき、又は残り苗が少量になると補充するための予備苗を搭載する構成にしている。
つぎに、構成例2は、図13に示すように、前記メイン苗枠50aの端部に側部補助枠50bを折り畳み自由にして接続しており、多量の予備苗を搭載するとき(例えば、7〜10条植田植機)にはその側部補助枠50bを水平に横に伸ばして止め具53で固定する構成にしている。そして、散布装置4は、図13に示すように、横側に伸ばして固定した側部補助枠50bの外側端部に取り付けた構成とする。そして、散布装置4は、上記した構成例1と同様に通過苗検出センサ52を予備苗の通る位置に設けて構成している。
まず、散布装置4は、上部のタンク4aの下側に散布ロール56が軸架され、この散布ロール56の回転によって定量の薬剤、例えば、除草剤が下側に散布できる構成としている。図16、及び図17に示す例は、補助苗枠50に苗を装填するとき、その予備苗の上に散布装置4を取り付けて移動すると、除草剤が散布ロール56によって定量づつ繰出されてマット苗に散布することができる。
Claims (4)
- 苗植付装置(2)と苗を供給する苗載台(3)とを機体(16a)に装備して設け、該苗載台(3)は、前記苗植付装置(2)に一株づつの苗を供給するために左右往復移動装置(6)の作動により左右に往復移動する構成とし、該苗載台(3)の上方位置には、前記苗載台(3)上に載置した苗に薬剤又は肥料等を散布する散布装置(4)を設け、散布装置(4)の散布口(5)を左右移動用モータ(32)の作動により左右に移動させる構成とし、左右往復移動装置(6)の作動による苗載台(3)の移動速度を検出するピックアップセンサを設け、散布口(5)と前記苗載台(3)がその移動方向を相互に逆にして連動して移動すると共に、苗載台(3)の左右移動における左端と右端の間の一工程分の移動に合わせて散布口(5)も左右移動における左端と右端の間の一工程分の移動をするべく、ピックアップセンサの検出に基づいて左右移動用モータ(32)を制御する構成とした苗移植機。
- 散布口(5)を、機体(16a)に支持させて設けると共に、苗載台(3)の上方において該苗載台(3)とは独立して左右移動用モータ(32)の作動により左右に移動させる構成とし、散布口(5)の左右移動幅を苗載台(3)の左右幅より狭く設定した請求項1に記載の苗移植機。
- 左右移動用モータ(32)は、散布装置(4)と共に散布口(5)を左右に移動させる構成とし、機体(16a)の左右傾きを検出する左右傾斜センサを設け、左右傾斜センサの検出に基づいてアクチュエータを駆動して機体(16a)の左右傾斜姿勢を修正するローリング制御装置を設け、散布装置(4)が左右何れの側に位置しているかを検出する検出センサ(34,35)を設け、検出センサ(34,35)の検出に基づいて散布装置(4)が位置する側が上位となるようローリング制御の基準値を補正する構成とした請求項1又は請求項2に記載の苗移植機。
- 左右移動用モータ(32)は、散布装置(4)と共に散布口(5)を左右に移動させる構成とし、散布装置(4)とは左右反対側で逆方向に移動するバランスウエイト(45)を設けた請求項1から請求項3の何れか1項に記載の苗移植機。
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