JP4996069B2 - 磁気ディスク装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気ディスク装置及びその制御方法に係り、特に磁気ヘッドを含む制御対象の位置決め制御を行なう磁気ディスク装置及びその制御方法に好適なものである。
コンピュータの外部記憶装置である磁気ディスク装置は、磁気ヘッドが回転しているディスク面上の目標トラックに追従してデータの記録/再生を行っている。このヘッド位置決め制御系では、所定のサンプル時間毎にディスク面からヘッド位置情報を読み込み、サンプリング毎にディジタルコントローラにて制御を行なうサンプル値制御系が適用されている。
このような方式では、ナイキスト周波数よりも高い周波数領域の振動はエイリアシングにより異なった周波数成分の振動として観測される。そのため、ナイキスト周波数よりも高い周波数域で振動が発生した場合、位置決め精度を悪化させるだけでなく、エイリアシング先の周波数において制御系を不安定にさせる可能性がある。
このような問題に対して、特開平8−126370号公報(特許文献1)では、ノッチフィルタの出力の周波数をサンプリング周波数の整数倍の周波数とするマルチレートホールドを用いた制御系設計法を開示している。この特許文献1に開示され手法は、ナイキスト周波数よりも高い周波数に存在する機構共振が制御系によって励起されることを防ぐ手法である。
特開平8−126370号公報
特許文献1の手法は、ナイキスト周波数よりも高い周波数における振動に対して、その振動と同じ周波数成分を制御信号から除去する方法であり、実際に磁気ヘッドの振動振幅が小さくできる訳ではない。そのため、特許文献1の手法では、ナイキスト周波数よりも高い周波数にてヘッド位置が振動した場合、その振動は抑圧されることはなく、位置決め精度は悪化したままの状態である。
本発明は、ナイキスト周波数よりも高い周波数に存在する振動を抑圧することが可能な磁気ディスク装置及びその制御方法を得ることを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明は、磁気ディスク面に位置信号を書込んだ磁気ディスクと、前記磁気ディスク面に書込まれた位置信号を読み取る磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドで読み取られた位置信号をサンプリング時間毎にサンプリングするサンプラと、前記磁気ヘッドを駆動するアクチュエータと、フォロイング補償器、ホールド、マルチレートサンプラ、共振フィルタ、マルチレートホールドを含み、与えられた目標位置信号と前記サンプラによりサンプリングされた位置信号とに基づいて、前記磁気ヘッドが目標位置となるように制御する制御系と、を備える磁気ディスク装置であって、前記制御系は、前記サンプラからの位置信号を受ける部分から前記アクチュエータへの制御信号を出力する部分までの伝達特性において、前記サンプラのサンプリング時間により決定するナイキスト周波数よりも高い周波数にて共振点を有し、前記共振点でゲインが突出している構成にしたことにある。
係る本発明のより好ましい具体的な構成例は次の通りである。
(1)前記制御系は前記サンプリング時間の整数分の1のサンプリング時間で動作するマルチレートディジタルフィルタで前記共振点を実現するものであること。
(2)前記サンプラと同じサンプリング時間を用いて表現される制御系の一巡伝達特性は、前記共振点の周波数が前記位置信号をサンプリングするサンプラによりエイリアシングされる周波数にて共振特性を有し、該共振特性の描くベクトル軌跡がナイキスト線図上にて不安定点から遠ざかる方向の軌跡であること。
(3)前記制御系は前記目標位置信号と前記位置信号との差分信号をフォロイング補償器で所定の信号に生成してマルチレートディジタルフィルタに入力するものであること。
(4)前記フォロイング補償器は、外力が制御系に作用する場合にも定常偏差を生じないように1次の積分特性を与え、位相余裕として20〜40°を実現するような1次の位相進み特性を与え、ゲイン余裕として3〜10dBを持つように、かつ制御系の一巡伝達特性におけるゲイン0dBクロスオーバ周波数が設定値となるようにゲイン特性を与えるものであること。
また、本発明は、磁気ディスク面の位置信号を読み取る磁気ヘッドの位置を制御する磁気ディスク装置の制御方法において、前記磁気ヘッドで読み取られた位置信号をサンプラのサンプリング時間毎にサンプリングし、前記磁気ヘッドを駆動し、フォロイング補償器、ホールド、マルチレートサンプラ、共振フィルタ、マルチレートホールドを含み、与えられた目標位置信号と前記サンプラによりサンプリングされた位置信号とに基づいて、前記磁気ヘッドが目標位置となるように制御系により制御すると共に、前記制御系は、前記サンプラからの位置信号を受ける部分から前記アクチュエータへの制御信号を出力する部分までの伝達特性において、前記サンプラのサンプリング時間により決定するナイキスト周波数よりも高い周波数にて共振点を有し、前記共振点のゲインは前記共振点より低い周波数のゲインに対して突出していることにある。
本発明によれば、ナイキスト周波数よりも高い周波数に存在する振動を抑圧することが可能な磁気ディスク装置及びその制御方法を得ることができる。

以下、本発明の一実施形態について図を用いて説明する。
まず、本実施形態の磁気ディスク装置100の全体構成に関して図1を参照しながら説明する。図1は本実施形態の磁気ディスク装置100の構成図である。
磁気ディスク装置100は、磁気ディスク5と、スピンドルモータ6と、ピボット軸受3と、キャリッジ4と、ボイスコイルモータ2と、磁気ヘッド1と、位置決め制御系90と、を備えて構成されている。
磁気ディスク5は、情報を記録する円盤状の記録媒体であり、各トラックの所定位置に位置情報等を含むサーボ情報を記録したサーボセクター7を有している。スピンドルモータ6は、この磁気ディスク5の中心部に配置され、磁気ディスク5を定められた回転数で回転させるものである。ピボット軸受3は、磁気ディスク5の半径方向の外側に配置され、ピボット軸受3の軸線がスピンドルモータ軸に平行になるように設けられている。キャリッジ4は、このピボット軸受3に固定され、このピボット軸受3と共に揺動可能になっている。ボイスコイルモータ(VCM)2は、このキャリッジ4を駆動するものであり、ピボット軸受3を中心にキャリッジ4を揺動させる。磁気ヘッド1は、このキャリッジ4の先端に固定され、キャリッジ4の揺動により磁気ディスク5の面上を半径方向に移動されて目的のトラックに到達し、そのトラックに追従してデータの記録、再生を行なうと共に、磁気ディスク上のサーボセクター7に記録されている位置信号を検出して現在位置を知ることが可能になっている。磁気ヘッド1を移動させるための動力はボイスコイルモータ2により発生する。また、キャリッジ4とVCM2とは磁気ヘッド1に対するアクチュエータ80を構成する。
位置決め制御系90は、磁気ヘッド1とVCM2とに接続され、磁気ヘッド1から位置信号等を含むサーボ信号を受取り、VCM2にVCM制御信号23を与えるものである。この位置決め制御系90は、磁気ヘッド1に信号線で接続されたヘッド信号増幅器8と、ヘッド信号増幅器8に接続されたサーボ信号復調器9と、サーボ信号復調器9に接続されたAD変換器10と、AD変換器10に接続されたバス13と、バス13に接続されたRAM14、ROM15、MPU16及びインターフェースコントローラ17と、入力側をバス13に接続され出力側をパワーアンプ12に接続されたDA変換器11と、入力側をDA変換器11に接続され出力側をVCM2に接続されたパワーアンプ12と、を備えて構成されている。
磁気ディスク5上のサーボセクター7に記録されている位置情報を含むサーボ情報は、磁気ヘッド1により検出され、ヘッド信号増幅器8により増幅され、サーボ信号復調器9により復調される。復調されたサーボ信号19はAD変換器10によりデジタル化される。このデジタル化されたサーボ信号には位置信号20も含まれている。こうして得られた位置信号20はバス13を介して制御部であるMPU16に取り込まれる。
MPU16に対してはバス13を介してROM15、RAM14が接続されている。ROM15にはMPU16で実行する各種の制御プログラムが格納され、また各種の制御に必要なパラメータも格納されている。また、MPU16に対してはバス13を介してインターフェースコントローラ17が接続されており、ホスト側コントローラ18からのコマンドを受けて、MPU16に対して記録、再生のアクセス要求を出す。データの記録、再生を要求するコマンドが発行されると、MPU16はROM15に格納されている位置決め制御用のプログラムを実行して、入力された位置信号20から目標位置までの距離を求め、この移動距離に応じて最適なVCM制御信号21を生成する。生成されたVCM制御信号21は、DA変換器11を介してパワーアンプ制御信号22となり、パワーアンプ12を介して電流23に変換され、VCM2へ操作信号として印加される。これによって磁気ヘッド1は磁気ディスク5の目標とする位置に位置決めされる。
以上により、本実施形態の位置決め制御系90に関してその動作方法を説明した。本発明は、上記の現在位置と目標位置の差に基づいてVCM制御信号21を生成する位置決めに関する。本実施形態による位置決め制御の詳細を以下に説明する。
図2は本実施形態の位置制御系の数式モデルによるブロック線図である。説明上、制御対象の数式モデル30をP(s)で表しておく。ここで、制御対象とは、図1において、DA変換器11の出力22からAD変換器10への入力19までを表し、その入出力特性を表したものが伝達関数P(s)である。
フォロイング制御系は、主として、安定な位相条件を有する共振特性を実現する共振フィルタ29(伝達関数をCm(z)とする)と、望ましい制御性能を実現するためのフォロイング補償器28(伝達関数をCf(z)とする)と、から構成される。
以下図2の信号の流れに沿って説明する。目標位置信号24と位置信号20との差分信号であるPES(position error signal)25を誤差検出部32により生成する。このPES25をフォロイング補償器Cf(z)28に入力する。フォロイング補償器29で所定の信号を生成して出力する。フォロイング補償器Cf(z)28のサンプリング時間はTsである。フォロイング補償器Cf(z)28の出力は、サンプリング時間Tsのホールド33を通過後、サンプリング時間Ts÷n(nは整数)のマルチレートサンプラ34へ入力される。本実施形態では、このnを2とする。
マルチレートサンプラ34によりサンプルされた信号は共振フィルタCm(z)29への入力となる。共振フィルタCm(z)29のサンプリング時間は、Ts÷nとなる。マルチレートホールド35はサンプリング時間がTs÷nであるD/Aコンバータであり、離散時間信号である共振フィルタCm(z)29の出力を連続時間信号に変換する。本実施形態では、ホールド33及びマルチレートホールド34は、共に零次ホールド特性であるとする。
フォロイング補償器Cf(z)28は次のような特性を持つように設定する。外力が制御系に作用する場合にも定常偏差を生じないように1次の積分特性を与え、かつ所望の位相余裕として通常20〜40°を実現するような1次の位相進み特性を与え、かつ所望のゲイン余裕として通常3〜10dBを持つように、かつ制御系の一巡伝達特性におけるゲイン0dBクロスオーバ周波数(入出力の振幅比が1となる周波数)が設定値となるようにゲイン特性を与える。
本実施形態の共振フィルタCm(z)29は、位置決め精度を向上する目標周波数Ftにて共振点を有するマルチレートディジタルフィルタである。共振フィルタCm(z)29と制御対象P(s)とを直列結合したものをサンプリング時間Tsにて離散化した特性をP2(z)とした場合、オープンループ特性P2(z)・Cf(z)上に現れる共振フィルタCm(z)29に起因する共振特性のベクトル軌跡が、ナイキスト線図上において不安定点である座標(−1,0)から遠ざかる方向に円軌跡を描くように、共振フィルタCm(z)29のパラメータを設計する。
本実施形態による特定周波数での位置決め精度を向上する制御系の設計法についての一例を数値例を挙げながら説明する。本実施形態では、制御対象P(s)30は剛体モードからなる次の式(数1)の機構系モデルとする。
Figure 0004996069
その際、サンプリング時間Tsは100μsとする。ここで、制御対象P(s)をサンプリング時間Tsの零次ホールドで離散化した伝達特性をP(z)とする。制御対象P(s)の周波数応答を図3に示す。図3(A)はそのゲイン特性であり、図3(B)はその位相特性である。また、伝達特性P(z)の周波数応答を図4に示す。図4(A)はそのゲイン特性であり、図4(B)はその位相特性である。
フォロイング補償器Cf(z)は、一巡伝達特性におけるゲイン0dBクロスオーバ周波数が1kHzとなるように、次の式(数2)のように設計した。
Figure 0004996069
フォロイング補償器Cf(z)の周波数応答を図5に示す。図5(A)はそのゲイン特性であり、図5(B)はその位相特性である。また、共振フィルタが無い場合の一巡伝達特性であるP(z)・Cf(z)の周波数応答を図6に示す。図6(A)はそのゲイン特性であり、図6(B)はその位相特性である。
共振フィルタCm(z)29により位置決め精度を向上させる周波数を7kHzと設定する。本実施形態では、制御量のサンプリング時間Tsが100μsであるので、ナイキスト周波数は5kHzとなり、7kHzの振動がエイリアシングにより折り返される周波数は3kHzとなる。このエイリアシング先の周波数である3kHzにおける一巡伝達特性P(z)・Cf(z)のベクトル軌跡の座標は(−0,182、0,161)であり、この座標を出発点とした場合に不安定点(−1,0)から反対方向へ向かうベクトルの位相は−348.83°(−360°から0°にて規格化した場合)となる。
これは、共振フィルタCm(z)29を適用した場合の一巡伝達特性であるP2(z)・Cf(z)において、3kHzに存在する共振点での位相が37.3°近傍となっていれば良い事をあらわしている。本実施形態では、7kHzにて共振点を有し、一巡伝達特性P2(z)・Cf(z)において3kHzの共振点での位相が37.3°近傍とする共振フィルタCm(z)29を次の式(数3)のように設計した。
Figure 0004996069
共振フィルタCm(z)29の周波数応答を図7に示す。図7(A)はそのゲイン特性であり、図7(B)はその位相特性である。また、離散化特性P2(z)の周波数応答を図8に示す。図8(A)はそのゲイン特性であり、図8(B)はその位相特性である。さらには、一巡伝達特性P2(z)・Cf(z)の周波数応答を図9に示す。図9(A)はそのゲイン特性であり、図9(B)はその位相特性である。
本実施形態における効果を図10及び図11を参照して説明する。図10に共振フィルタCm(z)を使用しない場合のナイキスト線図を示し、図11に共振フィルタCm(z)を適用した場合のナイキスト線図を示す。これらの図から、本実施形態により、エイリアシング先の3kHzにおいて、不安定点(−1,0)から遠ざかる方向に円軌跡を描く安定な共振特性が実現されていることを確認できる。
制御対象P(s)とサンプラ36との間に外乱信号を加算し、サンプラ36への入力信号を評価信号とするシミュレーションを行った。サンプラへの入力信号を評価信号とすることにより、サンプル点間応答を含む連続時間系でのヘッド位置を評価することが可能となる。シミュレーションを行った制御系のブロック線図を図12に示す。外乱信号は振幅100、周波数7kHzの正弦波とする。本発明を適用しない場合の評価信号の時刻歴応答(定常状態)を図13に示す。この図13から、本実施形態を適用しない場合、ヘッド位置の連続時間信号を表す評価信号が外乱信号の約1.3倍にて振動することが確認できる。本実施形態を適用した場合の評価信号の時刻歴応答(定常状態)を図14に示す。この図14から、本実施形態を適用することにより、評価信号の振幅が外乱信号の約半分まで改善されていることを確認できる。
なお、本実施形態では、共振フィルタはディジタルフィルタとしているが、アナログフィルタとすることも可能である。
また、本実施形態では、制御対象P(s)は一入力一出力系としているが、VCM駆動系のほかに微動アクチュエータ等を有する多入力多出力系の制御系に対しても適用可能である。その場合には、各入力から各出力までの伝達関数のそれぞれに対して直列にそれぞれの共振フィルタを結合すれば良い。
本発明の一実施形態を示す磁気ディスク装置の構成図である。 図1の磁気ディスク装置の位置決め制御系のブロック図である。 本実施形態の制御対象の周波数応答を示す図である。 本実施形態の制御対象をサンプリング時間の零次ホールドで離散化した後の周波数応答を示す図である。 本実施形態に用いるフォロイング補償器の周波数応答を示す図である。 本発明を適用しない場合の一巡伝達特性の周波数応答を示す図である。 本実施形態に用いる共振フィルタの周波数応答を示す図である。 本実施形態における共振フィルタと制御対象とを直列結合したものをサンプリング時間にて離散化した特性の周波数応答を示す図である。 本実施形態における一巡伝達特性の周波数応答を示す図である。 本発明を適用しない場合の一巡伝達特性のナイキスト線図を示す図である。 本実施形態における一巡伝達特性Pのナイキスト線図を示す図である。 本実施形態における制御系シミュレーションのブロック線図である。 本発明を適用しない場合の制御系シミュレーション結果を示す図である。 本発実施形態における制御系シミュレーション結果を示す図である。
符号の説明
1…磁気ヘッド、2…ボイスコイルモータ(VCM)、4…キャリッジ、5…磁気ディスク、6…スピンドルモータ、10…AD変換器、11…DA変換器、20…位置信号、21…VCM制御信号、24…目標位置、25…PES(誤差信号)、28…フォロイング補償器、29…共振フィルタ、30…制御対象、32…誤差検出部、33…ホールド、34…マルチレートサンプラ、35…マルチレートホールド、36…サンプラ、80…アクチュエータ、90…ヘッド位置決め制御系、100…磁気ディスク装置。

Claims (10)

  1. 磁気ディスク面に位置信号を書込んだ磁気ディスクと、
    前記磁気ディスク面に書込まれた位置信号を読み取る磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドで読み取られた位置信号をサンプリング時間毎にサンプリングするサンプラと、
    前記磁気ヘッドを駆動するアクチュエータと、
    フォロイング補償器、ホールド、マルチレートサンプラ、共振フィルタ、マルチレートホールドを含み、与えられた目標位置信号と前記サンプラによりサンプリングされた位置信号とに基づいて、前記磁気ヘッドが目標位置となるように制御する制御系と、を備える磁気ディスク装置であって、
    前記制御系は、前記サンプラからの位置信号を受ける部分から前記アクチュエータへの制御信号を出力する部分までの伝達特性において、前記サンプラのサンプリング時間により決定するナイキスト周波数よりも高い周波数にて共振点を有し、前記共振点でゲインが突出している
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、前記制御系は前記サンプリング時間の整数分の1のサンプリング時間で動作するマルチレートディジタルフィルタで前記共振点を実現するものであることを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、前記サンプラと同じサンプリング時間を用いて表現される制御系の一巡伝達特性は、前記共振点の周波数が前記位置信号をサンプリングするサンプラによりエイリアシングされる周波数にて共振特性を有し、該共振特性の描くベクトル軌跡がナイキスト線図上にて不安定点から遠ざかる方向の軌跡であることを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 請求項2に記載の磁気ディスク装置において、前記制御系は前記目標位置信号と前記位置信号との差分信号をフォロイング補償器で所定の信号に生成してマルチレートディジタルフィルタに入力するものであることを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 請求項4に記載の磁気ディスク装置において、前記フォロイング補償器は、外力が制御系に作用する場合にも定常偏差を生じないように1次の積分特性を与え、位相余裕として20〜40°を実現するような1次の位相進み特性を与え、ゲイン余裕として3〜10dBを持つように、かつ制御系の一巡伝達特性におけるゲイン0dBクロスオーバ周波数が設定値となるようにゲイン特性を与えるものであることを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 磁気ディスク面の位置信号を読み取る磁気ヘッドの位置を制御する磁気ディスク装置の制御方法において、
    前記磁気ヘッドで読み取られた位置信号をサンプラのサンプリング時間毎にサンプリングし、
    前記磁気ヘッドを駆動し、
    フォロイング補償器、ホールド、マルチレートサンプラ、共振フィルタ、マルチレートホールドを含み、与えられた目標位置信号と前記サンプラによりサンプリングされた位置信号とに基づいて、前記磁気ヘッドが目標位置となるように制御系により制御すると共に、
    前記制御系は、前記サンプラからの位置信号を受ける部分から前記アクチュエータへの制御信号を出力する部分までの伝達特性において、前記サンプラのサンプリング時間により決定するナイキスト周波数よりも高い周波数にて共振点を有し、前記共振点でゲインが突出している
    ことを特徴とする磁気ディスク装置の制御方法。
  7. 請求項6に記載の磁気ディスク装置の制御方法において、前記サンプリング時間の整数分の1のサンプリング時間で動作するマルチレートディジタルフィルタで前記共振点を実現することを特徴とする磁気ディスク装置の制御方法。
  8. 請求項6に記載の磁気ディスク装置の制御方法において、前記サンプラと同じサンプリング時間を用いて表現される制御系の一巡伝達特性は、前記共振点の周波数が前記位置信号をサンプリングするサンプラによりエイリアシングされる周波数にて共振特性を有し、該共振特性の描くベクトル軌跡がナイキスト線図上にて不安定点から遠ざかる方向の軌跡であることを特徴とする磁気ディスク装置の制御方法。
  9. 請求項7に記載の磁気ディスク装置の制御方法において、前記目標位置信号と前記位置信号との差分信号をフォロイング補償器で所定の信号に生成してマルチレートディジタルフィルタに入力することを特徴とする磁気ディスク装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の磁気ディスク装置の制御方法において、外力が前記制御系に作用する場合にも定常偏差を生じないように1次の積分特性を与え、位相余裕として20〜40°を実現するような1次の位相進み特性を与え、ゲイン余裕として3〜10dBを持つように、かつ前記制御系の一巡伝達特性におけるゲイン0dBクロスオーバ周波数が設定値となるようにゲイン特性を与えるものであることを特徴とする磁気ディスク装置の制御方法。
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