JP4504830B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気ディスク装置に係り、特に磁気ヘッドを含む制御対象の位置決め制御を行なう制御部を備えた磁気ディスク装置に好適なものである。
磁気ディスク装置では、磁気ヘッドが回転している磁気ディスク面上の目的とするトラックに追従してデータの記録(書き込み)、再生(読み出し)を行っている。このような磁気ディスク装置では、スピンドルモータの回転軸に記録媒体である磁気ディスクが固定されており、磁気ディスクはスピンドルモータに駆動されて定められた回転数で回転する。また、スピンドルモータの回転軸に保持された磁気ディスクの半径方向の外側に、ピボット軸受がスピンドルモータ軸に平行になるように設けられ、磁気ヘッドを先端に固定したキャリッジがピボット軸受に揺動可能に固定されている。キャリッジは、ボイスコイルモータ(VCM)により駆動されて、ピボット軸受を中心に揺動する。つまり、磁気ヘッドは、キャリッジの揺動により、磁気ディスクの面上を半径方向に移動して目的のトラックに到達し、そのトラックに追従してデータの記録、再生を行なう。
磁気ヘッドはVCMにより移動される。磁気ヘッドは磁気ディスク上のサーボセクターに記録されている位置信号を検出して現在位置を知る。磁気ヘッドにより検出された位置信号はヘッド信号増幅器により増幅され、サーボ信号復調器により復調されてサーボ信号となる。サーボ信号はAD変換器を経てデジタル位置信号となり、バスを介して制御部であるMPUに取り込まれる。
このバスには、AD変換器、DA変換器、MPU、ROM、RAM、インターフェースコントローラが接続されており、ROMにはMPUで実行する各種の制御プログラムが格納され、また各種の制御に必要なパラメータも格納されている。
MPUに取り込まれた位置信号はMPUで処理され、以下の方法でVCM制御信号が生成される。まず、インターフェースコントローラが、ホスト側コントローラのコマンドを受けて、MPUに対して記録、再生のアクセス要求を出す。データの記録、再生を要求するコマンドが発行されると、MPUはROMに記録されている位置決めの方法を実行して、取り込んだ位置信号で示される現在のヘッド位置から目標位置までの距離に応じて最適なVCM制御信号を生成する。生成されたVCM制御信号はバスに出力され、DA変換器を経てパワーアンプ制御信号となり、パワーアンプに入力される。入力されたパワーアンプ制御信号はパワーアンプで電流に変換され、VCMへ印加される。VCMは印加された電流に応じてアクチュエータの駆動力を発生し、磁気ヘッドを目標とする位置に位置決めする。
コンピュータの外部記憶装置である磁気ディスク装置では、記憶容量を増加させるためにトラック幅が年々微小になっており、磁気ヘッドをトラック幅に対して高精度に位置決めするためには、年々微小になるトラック幅に追随して位置決め精度を向上させることが必要であり、それを高速動作で達成することが必要である。位置決め精度を悪化させる要因であるディスクの回転に同期した振動や装置内部に発生する風の影響による振動などは、ある特定周波数において位置決め精度を悪化させることとなる。例えば、磁気ディスクの回転中心とトラックの中心が偏心していると、同じトラックを磁気ヘッドが追従するときでも、磁気ヘッドは半径方向に位置を変えてトラックを追従しなければならない。トラックが真円でなくて歪んでいても同じである。この場合の磁気ヘッドの動きは、磁気ディスクの回転に同期した周波数の振動となり、この周波数での追従の精度が悪化する。また、磁気ディスクの回転に伴なって磁気ディスク表面付近で風が生じ、この風によって磁気ヘッドの振動が生じ、位置決め精度を悪化させる。この振動は、磁気ヘッドやキャリッジの構造や磁気ディスクの回転数に影響される、ある特定の周波数で生じる。
上述したように、位置決め精度を悪化させる要因として、ディスクの回転に同期した位置信号の振動や機構系の振動があり、これらは位置信号の振動となって現れ、このような振動を十分に抑圧する制御が必要である。このための従来技術としては、例えば特開平5−298842号公報(特許文献1)があり、位置情報に含まれる偏心成分に追従して磁気ヘッドを位置決めする手法が開示されている。この特許文献1の磁気ディスク装置では、ディスク回転や外乱等に起因する振動周波数に共振点を持つ数学モデルと帯域を制限するローパスフィルタとを用いてその振動を抑制するための制御信号を生成し、この制御信号を磁気ヘッドの位置決めのためのサーボ制御信号として加えるという方法が示されている。
また、他の従来技術としては、特開2002−352534号公報(特許文献2)及び特開2003−331543号公報(特許文献3)に記載されたものがあり、位置決め精度を改善する周波数付近に共振点を持つ機構共振モードを実現する共振フィルタを設計する方法が示されている。特許文献2の磁気ディスク装置では、安定な位相条件を持つ共振フィルタを制御対象に対して直列に結合する方法が示されており、特許文献3の磁気ディスク装置では、安定な位相条件を持つ共振フィルタを制御対象に対して並列に結合する方法が示されている。
特開平5−298842号公報 特開2002−352534号公報 特開2003−331543号公報
特許文献1に示されるような、帯域を制限するローパスフィルタを用いた手法では、生成する共振制御信号の周波数が制御系の開ループ伝達特性におけるゲイン0dBクロスオーバ周波数(入出力の振幅比が1となる周波数)や制御帯域を制限している機構系の一次共振(主共振)の周波数を超える場合に、その安定性を保証することが出来ず、制御系が発散することが起こり得る。
また、特許文献2及び特許文献3に示す方法では、位相条件の安定な共振モードが存在する周波数領域においては外乱による位置決め誤差を低減できるが、位相条件によらず共振モードが不安定となる周波数(開ループ位相特性が−180°付近となる周波数)領域においてはその安定性を保証することが困難であるということが分かった。特に、外乱振動が増幅される(感度関数のゲインが1より大きい)領域は、開ループ位相特性が−180°付近となる周波数であるため、その周波数での適用に制限があることは重大な制約である。
本発明の目的は、制御帯域や主共振を超えた周波数及び開ループ位相特性が不安定となる周波数においても、制御系の安定性を損なうことなく位置決め精度を向上させることができる磁気ディスク装置を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明は、情報を記録する磁気ディスクと、前記磁気ディスクに情報を記録しまたは前記磁気ディスクの情報を再生する磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを駆動するアクチュエータと、与えられた目標位置信号と前記磁気ヘッドにより再生された位置信号とに基づいて、前記磁気ヘッドが目標位置となるように制御するための制御信号を生成して、前記磁気ヘッド及び前記アクチュエータを含む制御対象を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、与えられた目標位置信号と前記磁気ヘッドにより再生された位置信号とに基づく誤差信号を入力とし、前記制御対象に存在する機構振動モードを安定化するように位相補償を行なう制御信号を生成する補償器と、前記補償器で生成された制御信号を入力とし、与えられた位置決め精度向上対象周波数もしくはその近傍にその共振特性を有する共振フィルタと、前記共振フィルタに対して位相特性を操作するモード位相フィルタと、を備え、前記制御部と前記制御対象とを接続したときの開ループ伝達特性に制御対象の機構共振周波数以外の周波数に共振特性が存在し、かつ前記開ループ伝達特性のゲイン特性が0dBとなる周波数よりも前記共振特性の周波数の方が高い周波数であり、かつ前記共振特性の周波数で前記開ループ伝達特性のベクトル軌跡の座標を(Rop,Iop)としたときに、前記共振特性の周波数で前記開ループ伝達特性の位相がアークタンジェント(Iop/(Rop+1))となるように前記制御部を構成したものである。
係る本発明におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記制御部と前記制御対象とを接続したときの開ループ伝達特性をナイキスト線図上で表したベクトル軌跡が、位置決め精度向上対象周波数の近傍で周波数の増大と共にナイキスト線図上の不安定点の座標(−1,0)から遠ざかる方向の右回りの円軌跡を生成する特性を有すること。
(2)前記制御部は、前記与えられた目標位置信号と前記磁気ヘッドにより再生された位置信号との差を誤差信号として取り出しこの誤差信号を前記補償器に出力する誤差検出部と、前記モード位相フィルタで生成された制御信号と前記補償器で生成された制御信号とを加算し前記制御対象に制御信号として出力する加算部と、を備えること。
)前記制御部は、前記モード位相フィルタで生成された制御信号と前記磁気ヘッドにより再生された位置信号とを加算する加算部と、前記与えられた目標位置信号と前記加算部で生成された位置信号との差を誤差信号として取り出しこの誤差信号を前記補償器に出力する誤差検出部と、を備えること。
前記(2)または(3)において、前記制御部と前記制御対象とを接続したときの開ループ伝達特性をナイキスト線図上で表したベクトル軌跡が、位置決め精度向上対象周波数の近傍で周波数の増大と共にナイキスト線図上の不安定点の座標(−1,0)から遠ざかる方向の右回りの円軌跡を生成する特性を有すること。
前記(2)または(3)において、前記制御部は複数の共振フィルタと複数のモード位相フィルタとを備えること。
本発明の磁気ディスク装置によれば、制御帯域や主共振を超えた周波数及び開ループ位相特性が不安定となる周波数においても、制御系の安定性を損なうことなく位置決め精度を向上させることができる。
以下、本発明の複数の実施例について図を用いて説明する。各実施例の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
本発明の第1実施例の磁気ディスク装置を図1から図10を用いて説明する。
まず、本実施例の磁気ディスク装置100の全体構成に関して図1を参照しながら説明する。図1は本実施例の磁気ディスク装置の構成図である。磁気ディスク装置100は、磁気ディスク5と、スピンドルモータ6と、ピボット軸受3と、キャリッジ4と、ボイスコイルモータ2と、磁気ヘッド1と、位置決め制御装置90と、を含んで構成されている。
磁気ディスク5は、情報を記録する円盤状の記録媒体であり、各トラックの所定位置に予め位置情報等を含むサーボ情報を記録したサーボセクター7を有している。スピンドルモータ6は、この磁気ディスク5の中心部に配置され、磁気ディスク5を定められた回転数で回転させるものである。ピボット軸受3は、磁気ディスク5の半径方向の外側に配置され、ピボット軸受3の軸線がスピンドルモータ軸に平行になるように設けられている。キャリッジ4は、このピボット軸受3に固定され、このピボット軸受3と共に揺動可能になっている。ボイスコイルモータ(VCM)2は、このキャリッジ4を駆動するものであり、ピボット軸受3を中心にキャリッジ4を揺動させる。磁気ヘッド1は、このキャリッジ4の先端に固定され、キャリッジ4の揺動により磁気ディスク5の面上を半径方向に移動されて目的のトラックに到達し、そのトラックに追従してデータの記録、再生を行なう。このように、磁気ヘッド1を移動させるための動力はボイスコイルモータ2により発生する。また、キャリッジ4とVCM2とは磁気ヘッド1に対するアクチュエータ80を構成する。
位置決め制御装置90は、磁気ヘッド1とVCM2とに接続され、磁気ヘッド1から位置信号等を含むサーボ信号を受取り、VCM2にVCM制御信号を与えるものである。この位置決め制御装置90は、磁気ヘッド1に信号線で接続されたヘッド信号増幅器8と、ヘッド信号増幅器8に接続されたサーボ信号復調器9と、サーボ信号復調器9に接続されたAD変換器10と、AD変換器10に接続されたバス13と、バス13に接続されたRAM14、ROM15、MPU16及びインターフェースコントローラ17と、入力側をバス13に接続され出力側をパワーアンプ12に接続されたDA変換器11と、入力側をDA変換器11に接続され出力側をVCM2に接続されたパワーアンプ12と、を含んで構成されている。
磁気ディスク5上のサーボセクター7に記録されている位置情報を含むサーボ情報は、磁気ヘッド1により検出され、ヘッド信号増幅器8により増幅され、サーボ信号復調器9により復調される。復調されたサーボ信号19はAD変換器10によりデジタル化される。このデジタル化されたサーボ信号には位置信号20も含まれている。こうして得られた位置信号20はバス13を介して制御部であるMPU16に取り込まれる。
MPU16に対してはバス13を介してROM15、RAM14が接続されている。ROM15にはMPU16で実行する各種の制御プログラムが格納され、また各種の制御に必要なパラメータも格納されている。また、MPU16に対してはバス13を介してインターフェースコントローラ17が接続されており、ホスト側コントローラ18からのコマンドを受けて、MPU16に対して記録、再生のアクセス要求を出す。データの記録、再生を要求するコマンドが発行されると、MPU16はROM15に格納されている位置決め制御用のプログラムを実行して、入力された位置信号20から目標位置までの距離を求め、この移動距離に応じて最適なVCM制御信号21を生成する。生成されたVCM制御信号21は、DA変換器11を介してパワーアンプ制御信号22となり、パワーアンプ12を介して電流23に変換され、VCM2へ操作信号として印加される。これによって磁気ヘッド1は磁気ディスク5の目標とする位置に位置決めされる。
本実施例の位置決め制御装置90は、位置信号20を入力してVCM制御装置信号21を生成するためのMPU16による処理方法に大きな特徴がある。
次に、位置決め制御装置90に関して図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、本実施例の磁気ディスク装置の制御系のブロック線図であり、共振フィルタ30を制御対象27に対して直列に結合する方式の構成例を示すものである。図3はこのときの制御対象27の伝達特性P(z)を示し、図3(A)がそのゲイン特性41を示し、図3(B)がその位相特性42を示す。
図2における制御系は、制御対象27及びフォロイング制御部28から構成されている。制御対象27は、磁気ヘッド1及びアクチュエータ80を含んで構成されるものであり、具体的には、MPU16で算出されたVCM制御信号21を入力とし、デジタル化された位置信号20を出力するところの、DA変換器11からAD変換器10に至るまでの部分で構成されるものである。この制御対象27の入出力特性を表したものが伝達特性P(z)である。
フォロイング制御部28は、誤差検出部32と、共振フィルタ30(伝達特性をCr(z)とする)とモード位相フィルタ31(伝達特性をCp(z)とする)と、フォロイング補償器29(伝達特性をCf(z)とする)と、加算部33と、を備えて構成されている。共振フィルタ30は、安定な位相条件を有する共振特性を実現するためのものであり、フォロイング補償器29は望ましい制御性能を実現するためのものである。
このフォロイング制御部28において、ホスト側コントローラ18から目標位置信号24を含むコマンドが発行されると、この与えられた目標位置信号24と磁気ヘッド1より再生された位置信号20との差分信号である誤差信号PES(position error signal)25を誤差検出部32により生成する。この誤差信号PES25をフォロイング補償器29に入力することにより、フォロイング補償器29で制御対象27に存在する機構振動モードを安定化するように位相補償を行なうための制御信号Up26を生成して出力する。この制御信号Up26を共振フィルタ30へ入力する。共振フィルタ30は、与えられた位置決め精度向上対象周波数もしくはその近傍にその共振特性を有しており、制御信号Up26をフィルタリングして出力する。共振フィルタ30からの出力をモード位相フィルタ31へ入力する。モード位相フィルタ31は、共振フィルタ30に対して位相特性を操作するものであり、共振フィルタ30からの出力をフィルタリングして出力する。モード位相フィルタ31から出力された制御信号とフォロイング補償器29から出力された制御信号Up26とを加算部33により加算してVCM制御信号21を生成し、このVCM制御信号21を制御対象27に出力する。
制御対象27及びフォロイング制御部28の具体例をさらに詳細に説明する。まず、制御対象27は、剛体モードと1つの機構共振モードとからなる式(数1)の機構系モデルP(s)を、デジタル制御系であることを想定して零次ホールド付で離散化したものとする。その際のサンプリング時間をTsとする。なお、式(数1)において、剛体モードが1/sであり、機構共振モードがα/s+2・ζ・s+ω である。
Figure 0004504830
例えば、式(数1)において、モード影響定数α=−1、粘性係数ζ=0.03、共振周波数ω=6000×2π[rad/s]とし、サンプリング時間Tsを50μsとする。この場合における制御対象27の伝達特性P(z)のゲイン特性41を図3(A)に示し、その位相特性42を図3(B)に示す。図3の制御対象27においては、機構共振モードのモード影響定数αは負であり、剛体モードのモード影響定数1とは正負が反対(逆相)である。なお、ここでいう共振周波数ωは、例えばキャリッジ4等の固有振動周波数である。
次に、フォロイング補償器29に関して図4から図7を参照しながら説明する。図4は上述の場合におけるフォロイング補償器29の伝達特性Cf(z)を示し、図4(A)がそのゲイン特性43を示し、図4(B)がその位相特性44を示す。図5は図3の特性を持つ制御対象27と図4の特性を持つフォロイング補償器29を直列に結合した場合の開ループ伝達特性Cf(z)・P(Z)を示し、図5(A)がそのゲイン特性45を示し、図5(B)がその位相特性46を示す。図6は図5の開ループ伝達特性Cf(z)・P(z)のナイキスト線図上のベクトル軌跡47を示し、図7は図5及び図6に示す開ループ伝達特性Cf(z)・P(Z)に対応する感度関数のゲイン特性48を示す。
フォロイング補償器29は、例えば次のような特性を持つように設定される。外力が制御系に作用する場合にも定常偏差を生じないように、低周波数域において1次の積分特性が与えられる。また、剛体モードを安定化するために、1kHz〜2kHzでの位相進みが大きくなるような位相進み特性が与えられる。また、機構共振モードの位相を安定化するために、5kHz以降の位相を遅らせる位相遅れ特性が与えられる。また、フォロイング補償器29の比例ゲインは、制御系の開ループ伝達特性におけるゲイン0dBクロスオーバ周波数(入出力の振幅比が1となる周波数)が1700Hzとなるように、そのゲイン特性が与えられる。このときのフォロイング補償器29の伝達特性Cf(z)は、図4(A)のゲイン特性43、図4(B)の位相特性44で表される。
制御系が安定である場合、ある任意の周波数における感度関数の大きさは、ナイキスト線図上における開ループ伝達特性のベクトル軌跡47と不安定点の座標(−1,0)との距離の逆数となる。そのため、対象周波数の近傍で周波数の増大と共に不安定点の座標(−1,0)から遠ざかる方向の右回りの円軌跡を有する場合、対象周波数での感度関数のゲインは小さくなる。図5の開ループ伝達特性Cf(z)・P(Z)及び図6のベクトル軌跡47から、制御対象27の有する機構共振モードの周波数にて、制御系のベクトル軌跡47が不安定点(−1,0)から遠ざかる円軌跡となっていることが確認できる。これは、フォロイング補償器29により制御対象27の有する機構共振モードが安定化されていることを意味する。
次に、本発明の特徴とする位相条件の安定な共振モードを共振フィルタ30及びモード位相フィルタ31により実現する設計方法を示す。共振モードF(s)の伝達特性を式(数2)に定義する。
Figure 0004504830
ここで、αはモード影響定数、ζは粘性係数、ωnvは共振周波数を示す。機構系モデルP(s)に共振モードF(s)を付加した伝達特性は式(数3)のように示すことが出来る。
Figure 0004504830
式(数3)は、機構系モデルP(s)に共振モードF(s)を付加するには(1+F(s)/P(s))を制御対象27に対して直列結合すれば良いことを示している。よって、共振フィルタ30の伝達特性Cr(z)は(F(s)/P(s))を双一次変換や整合Z変換等により離散化した伝達特性と定義する。
モード位相フィルタ31の伝達特性Cp(z)は、共振フィルタにより付加される共振モードF(s)の共振周波数ωnv付近にて、開ループ伝達特性のベクトル軌跡が不安定点(−1,0)から遠ざかる軌跡となるように位相を調整する。共振周波数ωnvでは、開ループ伝達特性のベクトル軌跡の座標を座標(Rop,Iop)とすると、不安定点の座標(−1,0)から遠ざかる方向の位相Drm[rad]は式(数4)で表される。なお、式(数3)における「arctan」はアークタンジェントの略号である。
Figure 0004504830
ここで、共振周波数ωnvでの共振フィルタCr(z)の位相をDcr[rad]、共振周波数ωnvでの開ループ伝達特性の位相をDop[rad]とするとき、共振周波数ωnvでのモード位相フィルタ31の位相Dcp[rad]がDrm−Dcr−Dopとなれば、共振モードの共振周波数にて、制御系のベクトル軌跡が不安定点(−1,0)から遠ざかる軌跡とすることができる。
以下では、モード位相フィルタ31の伝達特性Cp(z)を式(数5)で表すように双一次変換にて離散化したフィルタとした場合について説明する。
Figure 0004504830
ここで、モード位相フィルタ31の最大ゲインを1とする。周波数ωnvでのモード位相フィルタの位相Dcpが−π以上で−0.5π以下である場合、式(数5)のパラメータは式(数6)のようになる。
Figure 0004504830
周波数ωnvでのモード位相フィルタの位相Dcpが−0.5π以上で0以下である場合、式(数5)のパラメータは式(数7)のようになる。
Figure 0004504830
周波数ωnvでのモード位相フィルタの位相Dcpが0以上で0.5π以下である場合、式(数5)のパラメータは式(数8)のようになる。
Figure 0004504830
周波数ωnvでのモード位相フィルタの位相Dcpが0.5π以上でπ以下である場合、式(数5)のパラメータは式(数9)のようになる。
Figure 0004504830
Dcpが−2πから−πもしくはπから2πの間の値の場合は、モード影響定数αの正負を反転し、再度、計算を行なう。
次に、具体的な数値例を挙げながら制御系を説明する。本実施例を適用する前の開ループ伝達特性は図6に示すものとする。例えば、抑制する外乱の周波数を、開ループ伝達特性の位相が−180°に近い3300Hzとする。共振モードF(s)の共振周波数ωnvを3300×2π[rad/s]に設定する。また、モード影響定数αを0.01、粘性係数ζを0.001とする。3300Hzにおける開ループ伝達特性のベクトル軌跡の座標は(−0.601,−0.456)である。この結果、共振周波数ωnvでのモード位相フィルタ31の位相Dcpは0.44×π[rad]となれば良い。従って、式(数5)のパラメータを、αcp=9.25×10−6、β=4.91×10−5、β=0、と選定した。
図8に図2に示す本実施例の制御系を適用した場合の開ループ伝達特性のゲイン特性49及び位相特性50を示す。この図8より、目標周波数である3300Hzにて、共振特性が実現されていることを確認できる。図9に図8で示した開ループ伝達特性のベクトル軌跡51を示す。図10に、図8及び図9に示す開ループ伝達特性に対応する感度関数ゲイン特性52を示す。これらの図より、本実施例による共振フィルタ30とモード位相フィルタ31とを適用することにより、開ループ伝達特性の位相が−180°付近である感度関数ゲインが増大している周波数においても、制御系の安定性を損なうことなく外乱の存在する局所的な周波数での感度関数を大きく改善することが確認できる。
以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、制御帯域や主共振を超えた周波数及び開ループ位相特性が不安定となる周波数においても、制御系の安定性を損なうことなく位置決め精度を向上させることができる磁気ディスク装置100を実現できる。
次に、本発明の第2実施例の磁気ディスク装置100について図11から図13を用いて説明する。図11は第2実施例である磁気ディスク装置100の制御系のブロック線図であり、共振フィルタ30を制御対象27に対して並列に結合する方式の構成例を示すものである。図12は第2実施例における制御系の開ループ伝達特性のベクトル軌跡53を示す。図13は第2実施例における制御系の開ループ伝達特性の感度関数ゲイン特性54を示す。この第2実施例は、次に述べる点で第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
図11に示す制御系の構成では、誤差信号PES25をフォロイング補償器29に入力することにより、フォロイング補償器29で制御信号Up26を生成する。この制御信号Up26はVCM制御信号21となり制御対象27及び共振フィルタ30への入力となる。そして、共振フィルタ30からの出力をモード位相フィルタ31へ入力し、モード位相フィルタ31の出力信号を次サンプル時において位置信号20に加算する。
この第2実施例での共振フィルタ30及びモード位相フィルタ31の設計方法を説明する。第2実施例では、共振フィルタ30を共振モードF(s)を離散化したディジタルフィルタとする。ここで、共振周波数ωnvでの共振フィルタ30の伝達特性Cr(z)の位相をDcr[rad]、共振周波数ωnvでのフォロイング補償器の伝達特性Cf(z)の位相をDf[rad]とする。このとき、周波数ωnvでのモード位相フィルタ31の位相Dcp[rad]がDrm−Dcr−Dfとなれば、共振モードの周波数にて、制御系のベクトル軌跡が不安定点の座標(−1,0)から遠ざかる軌跡とすることができる。
以下、第2実施例について具体的な数値例を挙げながら説明する。第2実施例を適用する前の開ループ伝達特性は図6に示すものとする。例えば、抑制する外乱の周波数を、開ループ伝達特性の位相が−180°に近い3300Hzとする。共振モードF(s)の共振周波数ωnvを3300×2π[rad/s]に設定する。また、モード影響定数αを0.01、粘性係数ζを0.001とする。3300Hzにおける開ループ伝達特性のベクトル軌跡の座標は座標(−0.601,−0.456)である。この結果、周波数ωnvでのモード位相フィルタ31の位相Dcpは0.27×π[rad]となれば良い。従って、式(数5)のパラメータを、αcp=4.25×10−5、β=6.43×10−5、β=0、と選定した。
図12及び図13図より、第2実施例による共振フィルタ30とモード位相フィルタ31を適用することにより、開ループ伝達特性の位相が−180°付近である感度関数ゲインが増大している周波数において、制御系の安定性を損なうことなく外乱の存在する局所的な周波数での感度関数を改善することが確認できる。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを詳細に説明したが、そこで用いる共振フィルタとモード位相フィルタは一つであった。しかし、これを複数にすることも可能である。n個目の共振フィルタをCrn(z)、Crn(z)に対応するモード位相フィルタをCpn(z)とする。第1実施例に対して、n個の共振フィルタとモード位相フィルタを適用した場合の本発明の第3実施例における制御系のブロック線図は図14のようになる。図14において、n個の共振フィルタとモード位相フィルタからなる共振・モード位相フィルタ39の伝達特性は式(数10)で表される。また、第2実施例に対してn個の共振フィルタとモード位相フィルタを適用した場合の本発明の第4実施例における制御系のブロック線図は図15のようになる。図15において、n個の共振フィルタとモード位相フィルタからなる共振・モード位相フィルタ39の伝達特性は式(数10)で表される。第3実施例及び第4実施例によれば、外乱の存在する局所的な周波数での感度関数をさらに改善することができる。
Figure 0004504830
また、上述した第1実施例では、共振フィルタ30の設計に制御対象27の機構系モデルP(s)を用いた。しかしながら、制御対象27の機構系特性が複雑な特性を有している場合には、共振フィルタ30の次数が増大するという懸念がある。また、制御対象27の機構系特性が不安定零点を有しているときには、共振フィルタ30が不安定になるという問題がある。このような問題は、共振フィルタの設計に用いる機構系モデルP(s)を低次元化することで回避可能である。共振フィルタ30の設計に用いる機構系モデルP(s)は、共振モードF(s)の共振周波数付近のみで、不安定零点を用いずに制御対象27の機構系特性を再現可能であれば十分である。その際、F(s)/P(s)が適切な伝達特性でなければならない。例えば、共振モードF(s)の共振周波数付近で制御対象27の機構系特性の位相が−180°×n(nは整数)である場合、共振フィルタ30の設計に用いる機構系モデルPsは、定数Kpもしくは式(数11)とし、共振モードF(s)の共振周波数付近にて機構系モデルPsと制御対象27の機構系特性のゲインが一致するように定数Kpを選定すれば良い。
Figure 0004504830
また、第2実施例では、モード位相フィルタ31の出力は図11のように位置信号20に加えるとしているが、共振フィルタ31の出力を誤差信号PES25から差引くようにしてもよい。
本発明の第1実施例の磁気ディスク装置の構成図である。 図1の磁気ディスク装置の位置決め制御系のブロック線図である。 図2の制御対象の伝達特性を示し、(A)がそのゲイン特性、(B)が位相特性例である。 図3におけるフォロイング補償器の伝達特性を示し、(A)がそのゲイン特性、(B)が位相特性例である。 図3の特性を持つ制御対象と図4の特性を持つフォロイング補償器から構成される開ループ伝達特性を示し、(A)がそのゲイン特性、(B)が位相特性例である。 図5の開ループ伝達特性のベクトル軌跡である。 図5の開ループ伝達特性に対応する感度関数のゲイン特性である。 本発明の第1の実施例を適用した場合における開ループ伝達特性を示し、(A)がそのゲイン特性、(B)が位相特性例である。 図8の特性のベクトル軌跡である。 図8の特性に対応する感度関数のゲイン特性である。 本発明の第2実施例の磁気ディスク装置の位置決め制御系のブロック線図である。 第2実施例における位置決め制御系の開ループ伝達特性のベクトル軌跡を示す図である。 第2実施例における位置決め制御系の開ループ伝達特性の感度関数ゲイン特性を示す図である。 本発明の第3実施例の磁気ディスク装置の位置決め制御系のブロック線図である。 本発明の第4実施例の磁気ディスク装置の位置決め制御系のブロック線図である。
符号の説明
1…磁気ヘッド、2…ボイスコイルモータ(VCM)、4…キャリッジ、5…磁気ディスク、6…スピンドルモータ、10…AD変換器、11…DA変換器、20…位置信号、21…VCM制御信号、24…目標位置、25…PES、27…制御対象、28…フォロイング制御部、29…フォロイング補償器、30…共振フィルタ、31…モード位相フィルタ、32…誤差検出部、33…加算部、39…共振・モード位相フィルタ、80…アクチュエータ、90…位置決め制御装置、100…磁気ディスク装置。

Claims (6)

  1. 情報を記録する磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクに情報を記録しまたは前記磁気ディスクの情報を再生する磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドを駆動するアクチュエータと、
    与えられた目標位置信号と前記磁気ヘッドにより再生された位置信号とに基づいて、前記磁気ヘッドが目標位置となるように制御するための制御信号を生成して、前記磁気ヘッド及び前記アクチュエータを含む制御対象を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、与えられた目標位置信号と前記磁気ヘッドにより再生された位置信号とに基づく誤差信号を入力とし、前記制御対象に存在する機構振動モードを安定化するように位相補償を行なう制御信号を生成する補償器と、前記補償器で生成された制御信号を入力とし、与えられた位置決め精度向上対象周波数もしくはその近傍にその共振特性を有する共振フィルタと、前記共振フィルタに対して位相特性を操作するモード位相フィルタと、を備え、
    前記制御部と前記制御対象とを接続したときの開ループ伝達特性に制御対象の機構共振周波数以外の周波数に共振特性が存在し、かつ前記開ループ伝達特性のゲイン特性が0dBとなる周波数よりも前記共振特性の周波数の方が高い周波数であり、かつ前記共振特性の周波数で前記開ループ伝達特性のベクトル軌跡の座標を(Rop,Iop)としたときに、前記共振特性の周波数で前記開ループ伝達特性の位相がアークタンジェント(Iop/(Rop+1))となるように前記制御部を構成した
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、前記制御部と前記制御対象とを接続したときの開ループ伝達特性をナイキスト線図上で表したベクトル軌跡が、位置決め精度向上対象周波数の近傍で周波数の増大と共にナイキスト線図上の不安定点の座標(−1,0)から遠ざかる方向の右回りの円軌跡を生成する特性を有することを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、前記制御部は、前記与えられた目標位置信号と前記磁気ヘッドにより再生された位置信号との差を誤差信号として取り出しこの誤差信号を前記補償器に出力する誤差検出部と、前記モード位相フィルタで生成された制御信号と前記補償器で生成された制御信号とを加算し前記制御対象に制御信号として出力する加算部と、を備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、前記制御部は、前記モード位相フィルタで生成された制御信号と前記磁気ヘッドにより再生された位置信号とを加算する加算部と、前記与えられた目標位置信号と前記加算部で生成された位置信号との差を誤差信号として取り出しこの誤差信号を前記補償器に出力する誤差検出部と、を備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 請求項3または4に記載の磁気ディスク装置において、前記制御部と前記制御対象とを接続したときの開ループ伝達特性をナイキスト線図上で表したベクトル軌跡が、位置決め精度向上対象周波数の近傍で周波数の増大と共にナイキスト線図上の不安定点の座標(−1,0)から遠ざかる方向の右回りの円軌跡を生成する特性を有することを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 請求項3または4の何れかに記載の磁気ディスク装置において、前記制御部は複数の共振フィルタと複数のモード位相フィルタとを備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
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