JP4994711B2 - エレベータの荷重検出装置 - Google Patents

エレベータの荷重検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4994711B2
JP4994711B2 JP2006138903A JP2006138903A JP4994711B2 JP 4994711 B2 JP4994711 B2 JP 4994711B2 JP 2006138903 A JP2006138903 A JP 2006138903A JP 2006138903 A JP2006138903 A JP 2006138903A JP 4994711 B2 JP4994711 B2 JP 4994711B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
detection plate
displacement
rope
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006138903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007308261A (ja
Inventor
重信 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006138903A priority Critical patent/JP4994711B2/ja
Publication of JP2007308261A publication Critical patent/JP2007308261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4994711B2 publication Critical patent/JP4994711B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

この発明は、主索の綱止部に設けられ、シャックルロッドの変位からかごの荷重を検出するエレベータの荷重検出装置に関するものである。
従来のエレベータの秤装置では、複数のプーリとプーリに巻き掛けられたワイヤとによって、かごの荷重を受けて変位するシャックルロッドに取り付けられた検出板の変位量が検出されることにより、かごの荷重が検出される(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−123351号公報
一般的なエレベータの綱止部では、主索毎の巻掛位置の違いや撓み具合等によりシャックルロッド毎に掛かる主索の張力にばらつきが発生している。この張力のばらつきにより、シャックルロッド毎の変位量にもばらつきが発生している。
これに対して、このようなエレベータの綱止部に取り付けられる上記のような従来のエレベータの秤装置では、ワイヤーロープの引き回し位置及び検出板の取り付け位置を調整することによって、シャックルロッド毎の変位量のばらつきによる検出板の傾きにより生じるかごの荷重の検出誤差を減少させている。
しかしながら、上記のような従来のエレベータの秤装置を、改修により既設の綱止部に取り付ける場合、シャックルロッドの変位量のばらつきを考慮するために、各部材の厳密な位置合わせを行う必要があり、シャックルロッドに掛かる主索の張力を抜く必要がある。そして、主索の張力を抜くには、昇降路の側壁部又は天井部にかごを直接吊り下げるかご吊り作業が必要となっており、エレベータの改修の作業効率が著しく低下していた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かごの荷重の検出精度を高めつつ、既設の綱止部に容易に取り付けることができるエレベータの荷重検出装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの荷重検出装置は、かごの荷重を受ける綱止部に取り付けられた綱止金に対して平行に設けられ、上下動可能な検出板、複数の主索の端部にそれぞれ接続され綱止金を貫通する複数のシャックルロッドのかごの荷重による変位を、それぞれ検出板に伝える複数の第1の検出用弾性体、検出板を綱止金側へ付勢する第2の検出用弾性体、綱止金に対して平行になるように検出板の上下動を案内するガイド部、及び検出板の上下動による変位を検出する変位検出手段を備えている。
この発明のエレベータの荷重検出装置では、複数の検出用弾性体からそれぞれ受けた複数のシャックルロッドの変位に応じて、綱止金側へ付勢された検出板が綱止金に対して平行なまま上下動するので、シャックルロッド毎の変位量のばらつきが平均化され、かごの荷重の変化に比例して検出板の上下動することにより、かごの荷重の検出精度を高めることができるとともに、既設の綱止金への取付時に検出板の厳密な位置合わせ作業が不要となることにより、既設の綱止部に容易に取り付けることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による1:1ローピングのエレベータを示す正面図である。
図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機3及びそらせ車4が設けられている。巻上機3のシーブとそらせ車4には、主索としての複数の主ロープ5が巻き掛けられている。主ロープ5には、かご6及び釣合おもり7が吊り下げられている。かご6及び釣合おもり7は、巻上機3の駆動力により昇降路1内を昇降される。
かご6は、かご枠8と、かご枠8に支持されているかご室本体9とを有している。かご枠8は、一対の縦枠10と、一対の縦枠10の下端部の間に設けられた下枠11と、一対の縦枠10の上端部の間に設けられた上梁12とにより構成されている。また、かご6は、上梁12に設けられた第1の綱止部13aを介して、主ロープ5の一端部に接続されている。釣合おもり7は、釣合おもり7の上部に設けられた第2の綱止部13bを介して、主ロープ5の他端部に接続されている。
図2は、図1の第1の綱止部13aを拡大して示す正面図である。図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。図において、第1の綱止部13aは、上梁12の下面部に設けられた綱止金14、主ロープ5の端部に接続され綱止金14を貫通する複数のシャックルロッド15、シャックルロッド15の一部を囲繞する複数のシャックルばね16を有している。シャックルロッド15の反主ロープ5側には、シャックルばね16の移動及び伸縮量を規制するばね座17が、複数のナット(ダブルナット)18の羅着により取り付けられている。また、シャックルロッド15は、主ロープ5からかご6の荷重を受ける。
シャックルばね16は、ばね座17と綱止金14との間に配置されている。また、シャックルばね16は、シャックルロッド15に掛かる荷重を受けて、ばね座17と綱止金14との間で伸縮し(撓んで)、荷重を綱止金14に伝達する。即ち、シャックルロッド15及びシャックルばね16は、かご6の荷重に応じて上下方向に変位する。ここで、シャックルロッド15は、主ロープ5毎の撓みのばらつきを均すために、ナット18の羅着位置(ばね座17の取付位置)を調整可能となっており、シャックルロッド15毎の反主ロープ5側の端部の位置には、上下方向の段差が生じている。なお、第2の綱止部13bは、第1の綱止部13aと同様の構造である。
また、第1の綱止部13aには、シャックルロッド15の変位量を検出することによりかご6の荷重を検出する荷重検出装置本体20が設けられている。荷重検出装置本体20は、ケース21、ガイド部としての複数(4本)のガイド軸(支柱)22、検出用弾性体としての複数の検出ばね(検出ばねA)23、検出板24、複数のドライベアリング(摺動材)25、押上用弾性体としての複数の押上ばね(検出ばねB)26、センサ取付部材27、及び変位検出手段としての距離センサ28を有している。
ケース21は、綱止金14に取り付けられている。また、ケース21は、綱止金14に対して平行な底面部21aを有している。ガイド軸22は、シャックルばね16の下部投影面よりも検出板24の中心部から外側になるように、底面部21aに立設されている。また、ガイド軸22の長さ寸法は、検出板24の厚さ寸法よりも十分長くなっている。各検出ばね23の一端部は、各ばね座17の反シャックルばね16側にそれぞれ接続されている。また、検出ばね23の外径寸法は、ばね座17の外径寸法よりも小さい。さらに、検出ばね23の内径寸法は、ナット18の外径寸法よりも大きく、検出ばね23は、ナット18を囲繞している。
検出板24は、検出ばね23の他端部(反ばね座17側の端部)に当接するように綱止金14と底面部21aとの間に配置されている。また、検出板24は、検出ばね23を介して、シャックルばね16の伸縮(撓み)による変位を受ける。さらに、検出板24は、シャックルばね16の伸縮に応じて上下動する。さらにまた、検出板24には、シャックルロッド15の反主ロープ5側の端部に挿通される複数(3つ)の挿通孔24aと、ガイド軸22に挿通される複数の摺動孔24bが設けられている。
ドライベアリング25は、摺動孔24bに取り付けられている。また、ドライベアリング25の中心は、ガイド軸22に挿通されている。さらに、ドライベアリング25、ガイド軸22上を摺動可能となっている。さらにまた、ドライベアリング25は、例えば固形潤滑剤により一部を構成され、ガイド軸22との摺動を円滑にする。押上ばね26は、ガイド軸22を囲繞するように、底面部21aと検出板24との間に配置されている。また、押上ばね26は、検出板24を綱止金14の方向へ付勢する。
従って、押上ばね26により検出板24が綱止金14の方向へ付勢され、ガイド軸22とドライベアリング25との摺動により検出板24の上下動が綱止金14に対して平行に案内されている。これによって、シャックルロッド15毎の変位量のばらつきが平均化されて検出板24の上下動に変換され、かご6の荷重の変動に比例して検出板24が上下動する。
センサ取付部材27は、綱止金14に取り付けられている。距離センサ28は、センサ取付部材27に取り付けられている。また、距離センサ28は、検出板24までの距離(矢印24x)を測定することにより、検出板24の上下動による変位を検出する。さらに、距離センサ28は、例えば投光器及び受光器による非接触式センサ等であり、検出板24へ光を照射し、反射した光の強弱(偏光具合)により、検出板24までの距離を測定する。さらにまた、距離センサ28は、かご6の昇降を制御するエレベータ制御装置(図示せず)に接続され、検出板24までの距離(矢印24x)をエレベータ制御装置に知らせる。また、距離センサ28の検出範囲は、エレベータの無負荷状態から過負荷状態(かご6の定格積載容量の110%)までの検出板24の変位範囲を含むように設定されている。
ここで、検出ばね23及び押上ばね26のばね定数は、シャックルばね16のばね定数の例えば1/100以下である。このため、検出ばね23及び押上ばね26の伸縮によるシャックルばね16の伸縮への影響は、極めて小さくなっている。なお、検出ばね23及び押上ばね26のばね定数は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
次に、動作について説明する。かご6の荷重が変化すると、シャックルロッド15が上下方向へ変位されるとともに、シャックルばね16が伸縮され、シャックルばね16毎(シャックルロッド15毎)の変位量が各検出ばね23にそれぞれ伝達される。そして、各検出ばね23に伝達されたシャックルばね16毎の変位量が、押上ばね26によって綱止金14側へ付勢された検出板24にそれぞれ伝達される。ドライベアリング25とガイド軸22との摺動により綱止金14に対して平行になるように検出板24の上下動が案内されていることによって、シャックルばね16毎の変位量が平均化されて、検出板24の上下動に変換される。これにより、距離センサ28によって検出板24の上下動の変位(矢印24x)が検出され、かご6の荷重が検出される。
上記のようなエレベータの荷重検出装置では、複数の検出ばねからそれぞれ受けたシャックルばね毎の変位に応じて、綱止金側へ付勢された検出板が綱止金に対して平行なまま上下動するので、シャックルばね毎の変位量のばらつきが平均化され、かごの荷重の変動に指令して検出板が上下動することにより、かごの荷重の検出精度を高めることができるとともに、既設の綱止金への取付時に検出板の厳密な位置合わせ作業が不要となることにより、既設の綱止部に容易に取り付けることができる。
また、従来のエレベータの秤装置では、複数のプーリ及びワイヤ等を用いていたが、上記のようなエレベータの荷重検出装置では、これらが不要となることにより、部品点数を削減することができるとともに、構造を単純化させることができる。これによって、既設の綱止部への取付時の作業効率を向上させることができる。
さらに、摺動孔にドライベアリングを取り付けたので、検出板の上下動による動作ロスを軽減させることができるとともに、摺動孔及びガイド軸への給油等の保守作業を省くことができ、保守性を向上させることができる。
さらにまた、距離センサによって検出板の上下動の変位を検出し、かごの荷重をエレベータ制御装置に常に知らせるので、エレベータ制御装置がかごの荷重に応じて運転可能となることにより、かご内過負荷検出等を含めた細かな運転制御を行うことができる。
なお、実施の形態1では、ガイド軸22の本数が4本であったが、ガイド軸の本数が3本であっても、5本以上であってもよい。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1では、1:1ローピングのエレベータの第1の綱止部13aに荷重検出装置本体20が適用されていたが、実施の形態2では、2:1ローピングのエレベータの第1の綱止部13aに荷重検出装置本体20が適用されている。図4は、実施の形態2による2:1ローピングのエレベータを示す正面図である。
図において、釣合おもり7は、釣合おもり7の上部に設けられた吊り車32によって、主ロープ5に吊り下げられている。かご6は、上梁12に設けられた吊り車31によって、主ロープ5に吊り下げられている。第1及び第2の綱止め部13a,13bは、機械室2の床部に配置されている。荷重検出装置本体20は、第1の綱止め部13aに配置されている。なお、荷重検出装置本体20の構造は、実施の形態1と同様であるが、図2は天地逆向きに使用されている。他の構成及び動作は実施の形態1と同様である。
上記のようなエレベータの荷重検出装置では、2:1ローピングのエレベータに適用された場合であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。実施の形態1,2では、主ロープ5及びシャックルロッド15の本数が3本であり、3つの挿通孔24aが検出板24に設けられていたが、実施の形態3では、主ロープ5及びシャックルロッド15の本数が4本であり、4つの挿通孔24aが検出板24に設けられている。なお、図5は、実施の形態3による検出板24を示す正面図である。他の構成及び動作は実施の形態1,2と同様である。
上記のようなエレベータの荷重検出装置では、主ロープ及びシャックルロッドの本数が4本の場合であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。実施の形態3では、主ロープ5及びシャックルロッド15の本数が4本であり、4つの挿通孔24aが検出板24に設けられていたが、実施の形態4では、主ロープ5の本数が6本であり、6つの挿通孔24aが検出板24に設けられている。他の構成及び動作は実施の形態3と同様である。なお、図6は、実施の形態4による検出板24を示す正面図である。
上記のようなエレベータの荷重検出装置では、主ロープ及びシャックルロッドの本数が6本の場合であっても、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5について説明する。実施の形態1〜4の検出板24では、複数の挿通孔24aが設けられていたが、実施の形態5の検出板24では、一対の長孔24cが設けられている。また、実施の形態1〜4では、検出板24と複数の検出ばね23とが互いに当接していたが、実施の形態5では、検出板24と複数の検出ばね23との間には、キャップ部材としてのばねキャップ40が介在している。図7は、実施の形態5による検出板40を示す正面図である。図8は、図7の検出板40に検出ばね23及びばねキャップ40を取り付けた状態を示す正面図である。図9は、図8のIX−IX線に沿う断面図である。
図において、検出ばね23の反ばね座17側の端部には、ばねキャップ40が取り付けられている。ばねキャップ40の底面部21a側の端部には、嵌入部40aが設けられている。検出板24には、一対の長孔24cが検出板24の長手方向に平行するように直線的に設けられている。長孔24cは、シャックルロッド15の反主ロープ5側の端部により挿通される。また、長孔24cは、嵌入部40aに嵌入される複数の嵌入孔24dを連続形成している。即ち、検出ばね23は、ばねキャップ40によって、検出板24に取り付けられている。他の構成及び動作は、実施の形態1〜4と同様である。
上記のようなエレベータの荷重検出装置では、ばねキャップの嵌入部が長孔により形成される嵌入孔へ嵌入されるので、シャックルロッドの配置に対応する挿通孔が設けられた検出板を用意する必要が無くなることにより、主ロープ及びシャックルロッドの本数が異なるエレベータ毎に共通の検出板を用いることができ、製産コストを軽減させることができる。これとともに、類似部品の誤品製作、及び誤品出荷を防ぐことができる。
なお、実施の形態5では、一対の長孔24cが検出板24の長手方向に平行するように直線的に設けられていたが、この例に限るものではなく、検出板上の任意の位置に長孔を設けてもよい。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6について説明する。実施の形態1では変位検出手段として距離センサ28を用いたが、実施の形態6では変位検出手段として差動トランス51を用いる。図10は、この発明の実施の形態6によるエレベータの荷重検出装置を示す正面図である。図11は、図10のXI−XI線に沿う断面図である。図において、綱止金14には、L字状のトランス取付部材50が取り付けられている。トランス取付部材50には、複数のコイルを有する差動トランス51が取り付けられている。検出板40の差動トランス51に対応する位置には、測定子としての測定軸(可動鉄心)52が綱止金14方向に向けて立設されている。
測定軸52は、差動トランス51の各コイルの中心を貫通している。差動トランス51の各コイルには、検波増幅回路(図示せず)が接続されている。検波増幅回路は、差動トランス51の各コイルにかかる電圧の変化を検出する。また、検波増幅回路は、検出した電圧の変化分を増幅し、増幅した電圧をエレベータ制御装置へ送る。従って、測定軸52の変位により差動トランス51の各コイルにかかる電圧が変化し、この電圧の変化によって、検出板24の上下動による変位が検出され、かご6の荷重が検出される。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
上記のようなエレベータの荷重検出装置では、差動トランスによって検出板の上下動による変位量を検出し、かごの荷重をエレベータ制御装置に常に知らせるので、エレベータ制御装置がかごの荷重に応じて運転可能となることにより、かご内過負荷検出等を含めた細かな運転制御を行うことができる。
実施の形態7.
次に、この発明の実施の形態7について説明する。実施の形態6では、変位検出手段として差動トランス51を用いたが、実施の形態7では変位検出手段として複数のマイクロスイッチ61〜63を用いる。図12は、実施の形態7によるエレベータの荷重検出装置を示す正面図である。図13は、図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。
図において、綱止金14には、L字状のスイッチ取付部材60が設けられている。スイッチ取付部材60には、複数のマイクロスイッチ61〜63が取り付けられている。また、各マイクロスイッチ61〜63は、エレベータ制御装置によって接点の開閉状態を監視されている。さらに、各マイクロスイッチ61〜63は、検出板24に取り付けられた操作子としての操作板64により操作される。さらにまた、各マイクロスイッチ61〜63は、操作板64により操作されたときに、かご6の荷重がそれぞれ定格積載容量の110%、80%及び50%となるように配置されている。即ち、かご6の負荷が上昇すると、検出板24が綱止金14側へ変位し、検出板24の変位に伴って変位した操作板64により、各マイクロスイッチ61〜63が操作され、かご6の荷重が検出される。他の構成及び動作は実施の形態6と同様である。
上記のようなエレベータの荷重検出装置では、マイクロスイッチによって所定のかごの荷重のみを検出するので、安価な構成とすることができる。
なお、実施の形態7では、かご6の定格積載容量の110%、80%及び50%を検出するようにマイクロスイッチ61〜63が配置されていれていたが、この例に限るものではなく、任意のかごの荷重の値を検出するように接点スイッチが配置されていればよい。
また、実施の形態1〜7では、機械室2が昇降路1の上部に配置された昇降路直上部機械室のエレベータについて説明したが、この発明は、機械室無(レス)のエレベータ、及び横引駆動(ベースメント)のエレベータについても適用できる。
この発明の実施の形態1による1:1ローピングのエレベータを示す正面図である。 図1の第1の綱止部を拡大して示す正面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 この発明の実施の形態2による2:1ローピングのエレベータを示す正面図である。 この発明の実施の形態3による検出板を示す正面図である。 この発明の実施の形態4による検出板を示す正面図である。 この発明の実施の形態5による検出板を示す正面図である。 図7の検出板に検出ばね及びばねキャップを取り付けた状態を示す正面図である。 図8のIX−IX線に沿う断面図である。 この発明の実施の形態6によるエレベータの荷重検出装置を示す正面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。 この発明の実施の形態7によるエレベータの荷重検出装置を示す正面図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。
符号の説明
5 主ロープ(主索)、6 かご、13a 綱止部、14 綱止金、15 シャックルロッド、16 シャックルばね、17 ばね座、21 ケース、21a 底面部、22 ガイド軸(ガイド部)、23 検出ばね(検出用弾性体)、24 検出板、24c 長孔、24d 嵌入孔、26 押上ばね(押上用弾性体)、28 距離センサ(変位検出手段)、40 ばねキャップ(キャップ部材)、51 差動トランス(変位検出手段)、52 測定軸(測定子)、61〜63 マイクロスイッチ(変位検出手段、接点式スイッチ)、64 操作板(操作子)。

Claims (6)

  1. かごの荷重を受ける綱止部に取り付けられた綱止金に対して平行に設けられ、上下動可能な検出板、
    複数の主索の端部にそれぞれ接続され上記綱止金を貫通する複数のシャックルロッドの上記かごの荷重による変位を、それぞれ上記検出板に伝える複数の検出用弾性体、
    上記検出板を上記綱止金側へ付勢する押上用弾性体、
    上記綱止金に対して平行になるように上記検出板の上下動を案内するガイド部、及び
    上記検出板の上下動による変位を検出する変位検出手段
    を備え、
    上記ガイド部は、上記検出板を上記綱止金に対して平行に上下動させる少なくとも3本のガイド軸である、
    ことを特徴とするエレベータの荷重検出装置。
  2. 上記シャックルロッド及び上記検出板を覆うように上記綱止金に設けられ、上記綱止金に対して平行な底面部を有するケース
    をさらに備え、
    上記検出用弾性体は、上記シャックルロッドの反主索側の一部を囲繞するシャックルばねのばね座の反主索側と上記検出板との間に設けられており、
    上記押上用弾性体は、上記検出板と上記底面部との間に設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータの荷重検出装置。
  3. 上記検出用弾性体の上記検出板側の端部には、嵌入部を有するキャップ部材が取り付けられており、
    上記検出板には、上記嵌入部に嵌入される複数の嵌入孔を形成する長孔が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの荷重検出装置。
  4. 上記変位検出手段は、上記検出板までの距離を測定する非接触式の距離センサであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータの荷重検出装置。
  5. 上記変位検出手段は、上記検出板に接続された測定子から上記検出板の変位を受ける差動トランスであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータの荷重検出装置。
  6. 上記変位検出手段は、上記検出板に設けられた操作子により操作される接点式スイッチであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータの荷重検出装置。
JP2006138903A 2006-05-18 2006-05-18 エレベータの荷重検出装置 Expired - Fee Related JP4994711B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006138903A JP4994711B2 (ja) 2006-05-18 2006-05-18 エレベータの荷重検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006138903A JP4994711B2 (ja) 2006-05-18 2006-05-18 エレベータの荷重検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007308261A JP2007308261A (ja) 2007-11-29
JP4994711B2 true JP4994711B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=38841482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006138903A Expired - Fee Related JP4994711B2 (ja) 2006-05-18 2006-05-18 エレベータの荷重検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4994711B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106044472A (zh) * 2016-06-29 2016-10-26 昆山苏梯机电科技有限公司 一体式钢丝绳固定装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220912A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの乗りかご
CN101580197B (zh) * 2009-06-12 2011-09-28 江苏省特种设备安全监督检验研究院苏州分院 电梯缓冲器复位时间检测仪
JP2010285277A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの積載荷重検出装置
JP5501159B2 (ja) * 2010-08-30 2014-05-21 株式会社日立製作所 ダブルデッキエレベーター
CN102351120A (zh) * 2011-09-29 2012-02-15 苏州富士电梯有限公司 电梯轿厢载荷称重装置
CN103086229A (zh) * 2013-01-05 2013-05-08 苏州海仑士科技有限公司 一种带称重弹簧装置的钢丝绳绳头固定座
JP6244281B2 (ja) * 2014-09-11 2017-12-06 株式会社日立ビルシステム エレベータの昇降体の重量測定方法及び重量測定装置
CN107738973A (zh) * 2017-10-11 2018-02-27 美迪斯智能装备有限公司 一种电梯用多功能绳头装置
CN109095320A (zh) * 2018-10-19 2018-12-28 苏州福特美福电梯有限公司 一种电梯缆绳防摆动装置
CN110426226B (zh) * 2019-08-09 2024-03-29 广东省特种设备检测研究院(广东省特种设备事故调查中心) 梯级挠度测试工装
JP7544578B2 (ja) * 2020-12-01 2024-09-03 株式会社日立製作所 エレベーターの乗りかご、及び、エレベーター

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0489802A (ja) * 1990-08-03 1992-03-24 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 天然ゴムの連続凝固方法
JP2502034B2 (ja) * 1993-10-08 1996-05-29 三菱電機株式会社 エレベ―タ用秤装置及び秤装置用検出部ユニット
JP4135338B2 (ja) * 2001-06-26 2008-08-20 フジテック株式会社 エレベータの荷重検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106044472A (zh) * 2016-06-29 2016-10-26 昆山苏梯机电科技有限公司 一体式钢丝绳固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007308261A (ja) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4994711B2 (ja) エレベータの荷重検出装置
CA2543848C (en) Elevator apparatus
JP4629669B2 (ja) エレベータの非常止めシステム
KR910006131A (ko) 승강기용 하중 검출장치
JP6203068B2 (ja) エレベータのかご着床位置ずれ検出装置、及びエレベータのかご着床位置ずれ検出方法
JP2010037060A (ja) エレベータシステム
JP5228330B2 (ja) エレベータ装置
JP2014114130A (ja) エレベータ
CN102874664A (zh) 曳引能力试验装置
CN105984773B (zh) 用于检测多个电梯绳索的总载荷的绳索载荷检测装置
KR102322670B1 (ko) 엘리베이터의 구동 로프 결함 검출 장치
CN108689274B (zh) 电梯的称重装置
JP5007498B2 (ja) エレベータの秤装置診断方法
JP2005320072A (ja) エレベーター装置
JP2502158B2 (ja) エレベ―タ用荷重検出装置
JP5776424B2 (ja) エレベータ装置
JP3694437B2 (ja) エレベータ装置
JP2010202391A (ja) エレベータの制御装置
KR102433066B1 (ko) 건물의 중량물 인양용 지지부재 테스트기 및 이를 구비하는 건물의 중량물 인양용 지지부재 테스트장치
WO2019130425A1 (ja) エレベーター
US20240059523A1 (en) Suspension device and use thereof in an elevator system, and method
JP7114991B2 (ja) エレベーターのブレーキライニングの測定治具
KR100678812B1 (ko) 엘리베이터 장치
CN109803911B (zh) 电梯用调速机及电梯装置
WO2013001639A1 (ja) エレベータのケーブル吊り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4994711

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees