JP2502034B2 - エレベ―タ用秤装置及び秤装置用検出部ユニット - Google Patents

エレベ―タ用秤装置及び秤装置用検出部ユニット

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JP2502034B2
JP2502034B2 JP25310693A JP25310693A JP2502034B2 JP 2502034 B2 JP2502034 B2 JP 2502034B2 JP 25310693 A JP25310693 A JP 25310693A JP 25310693 A JP25310693 A JP 25310693A JP 2502034 B2 JP2502034 B2 JP 2502034B2
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elevator
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玉一 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターのかご
の積載荷重を検出するエレベータ用秤装置及び秤装置用
検出部ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平3−96976号公
報に示された従来のエレベータの機械室を示す平面図で
ある。図において、昇降路頂部に位置する機械室1内に
は、H形鋼からなる一対の機械台2が斜めに設置されて
いる。この機械台2上には、巻上機3が載置されてい
る。昇降路内に吊り下げられたかご4及び釣合重り5の
上部には、それぞれかご用吊り車6及び釣合重り用吊り
車7が設けられている。
【0003】図8は図7のエレベータ用秤装置を示す断
面図、図9は図8のIX−IX線に沿う矢視断面図であ
る。図において、機械台2の上下のフランジ部分には、
それぞれ貫通孔2a,2bが6箇所ずつ設けられてお
り、6本のシャックル8が上下動自在に貫通している。
シャックル8の上端部には、ナット9が螺着されてい
る。ナット9の下端部には、シャックル8が貫通したば
ね用ハウジング10が当接している。貫通孔2aの周縁
部には、ばね受け11が装着されている。ばね用ハウジ
ング10とばね受け11との間には、弾性部材としての
ばね12が介在している。
【0004】シャックル8のばね用ハウジング10の下
部には、シャックルパイプ13が通されている。シャッ
クルパイプ13とばね用ハウジング10との間には、座
金14が介在している。シャックルパイプ13の下端部
には、下端部が球面状になっている球面座15が螺着さ
れている。また、各シャックル8の下端部には、6本の
主索16のかご4側の端部が接続されている。
【0005】機械台2の下フランジには、6本のスタッ
ド17が立設されている。機械台2の上下フランジ間の
立梁部には、角孔2cが設けられている。この角孔2c
内には、略三角形状の2枚の検出板18が設けられてい
る。各検出板18には、3本のシャックル8が貫通する
シャックル孔18aと、3本のスタッド17が貫通する
スタッド孔18bとがそれぞれ設けられている。各スタ
ッド17の外周の検出板18と機械台2の下フランジと
の間には、座金19を介して検出板18を球面座15に
押し付ける検出板用ばね20が設けられている。
【0006】機械台2の下フランジ上には、検出板18
の変位によりかご4の積載荷重を検出する荷重検出器と
しての差動トランス21が設置されている。差動トラン
ス21には滑車21aが設けられており、この滑車21
aにはワイヤロープ22が巻き掛けられている。ワイヤ
ロープ22の両端部は、それぞれ滑車23を経由して検
出板18に接続されている。また、差動トランス21に
は、ワイヤロープ22に張力を与えるばね21bが設け
られている。
【0007】なお、6本の主索16の他端部は、釣合重
り5の吊り車7を介して同様に機械台2に接続されてい
る。これにより、かご4の速度が主索16の速度の1/
2になるように構成されている(2:1ローピング)。
【0008】次に、動作について説明する。かご4に乗
客が乗り込むと、その重みによりかご4が下降して主索
16を下方へ移動させる。これにより、シャックル8
は、ばね12を圧縮させつつ下動する。すると、各検出
板18を貫通するシャックル8のばね12の縮み量の平
均値に相当する量だけ、検出板用ばね20に逆らって検
出板18が下動する。これら2枚の検出板18の変位量
は、連動するワイヤロープ22及び差動トランス21の
滑車21bによってさらに平均化される。これによっ
て、差動トランス21の軸が移動し、かご4の積載荷重
に対応した電圧が発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のエレベータ用秤装置においては、シャックル8
を貫通させるための貫通孔2a,2bや検出板18を取
り付けるための角孔2c等を機械台2に設ける必要があ
り、特にH形鋼の立梁部に角孔2cが設けられているの
で、機械台2の機械的な強度が低下してしまい、機械台
2全体を大形化する必要があるという問題点があった。
【0010】また、重量物である機械台2に秤装置を予
め据え付けてからこれらを機械室1内に搬入すると、搬
入を慎重に行う必要があり、搬入に長時間かかってしま
い、逆に機械台2を設置した後に秤装置を据え付ける
と、据付に余分な時間がかかるという問題点もあった。
【0011】さらに、複数の検出板18を使用する場
合、各検出板18が異なった動きをするため、それらが
互いに接触しないように配置する必要があり、シャック
ル8の取付ピッチを広くする必要がある。このため、一
般的に吊り車6での主索16のピッチに対して、機械台
2でのシャックル8の取付ピッチは大きくなる。かご4
が最上階にあるときには、これらのピッチ寸法差に対し
て高さ寸法が最小となるため、シャックル8及び主索1
6の傾きが大きくなり、このため吊り車6のロープ溝で
の主索16の摩耗が促進されてしまうという問題点もあ
った。
【0012】さらにまた、ナット9と検出板18との間
には、ばね用ハウジング10,ばね受け11,ばね1
2,シャックルパイプ13,座金14,球面座15及び
座金19の多くの部品が配置されているため、これらの
部品のシャックル8への挿入順序を正しくすることは勿
論、現地での組立作業に手間がかかるという問題点もあ
った。
【0013】また、エレベータの容量や機械台2の支持
スパンによって、機械台2のH形鋼のサイズが大きくな
る場合、シャックル8のための貫通孔2a,2bの径を
非常に大きくしてシャックル8と貫通孔2a,2bの周
縁部との接触を回避する必要があるという問題点もあっ
た。
【0014】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、長大な重量物
である機械台への加工を削減することができ、また機械
台への据付作業を簡単にすることができ、シャックルの
取付ピッチを小さくして、シャックル及び主索の傾きを
小さくすることができ、これにより主索の摩耗を防止す
ることができ、さらに部品点数を削減することができる
エレベータ用秤装置及び秤装置用検出部ユニットを得る
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
レベータ用秤装置は、機械台上に取付台を設け、この取
付台にシャックルや検出板を取り付けたものである。
【0016】請求項2の発明に係るエレベータ用秤装置
は、複数個のシャックルの所定位置にそれぞれ独立して
変位可能に、かつシャックルの移動方向に沿って重なり
合うように、検出板を配置したものである。
【0017】請求項3の発明に係るエレベータ用秤装置
は、シャックルの移動方向に沿う取付位置を異にして検
出板を複数個設けるとともに、同心円周上に所定の間隔
でシャックルを配置したものである。
【0018】請求項4の発明に係るエレベータ用秤装置
は、一端部に検出板が当接する断面半円状で環状を成す
当接部を設けたシャックルパイプ内にシャックルを挿通
させ、シャックルパイプとシャックルとが一体で変位す
るようにしたたものである。
【0019】請求項5の発明に係るエレベータ用秤装置
は、取付台でのシャックルの配置に対応した配置で主索
を貫通させる複数個の主索孔を穿設したロープクリート
を、機械台の近傍に設けたものである。
【0020】請求項6の発明に係る秤装置用検出部ユニ
ットは、機械台に取り付けられる取付台と、取付台に弾
性部材を介して移動自在に取り付けられ、エレベータ用
のかごを吊り下げる主索の端部が接続される複数個のシ
ャックルと、スタッドに案内され、かつシャックルの移
動により変位する検出板と、検出板の変位した位置に基
づいてかごの積載荷重を検出する荷重検出器と、スタッ
ドに設けられ、検出板の変位の発生を強制的に止めるス
トッパとを具備したものである。請求項7の発明に係る
エレベータ用秤装置は、複数個のシャックルの移動量の
ほぼ平均値分変位するように検出板を構成したものであ
る。
【0021】
【作用】この発明においては、機械台上に秤装置用の取
付台を設け、この取付台に装置の構成部品を取り付ける
ことにより、機械台への加工を少なくする。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1によるエレベータ
用秤装置を一部断面で示す側面図であり、図7ないし図
9と同一又は相当部分には同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0023】図において、図7ないし図9に示した従来
のものと同様に機械室1に設置された機械台31上に
は、受板32を介して取付台33が据え付けられてい
る。取付台33は、上枠34と下枠35とを複数本の支
柱36で連結して構成されている。上枠34,下枠3
5,受板32及び機械台31のフランジ部には、それぞ
れシャックル8を貫通させるための貫通孔34a,35
a,32a,31aが設けられている。シャックル8の
上端部にはナット9が螺着されており、このナット9と
上枠34との間には、ばね用ハウジング10,ばね受け
11及びばね12が介在している。
【0024】シャックル8のばね用ハウジング10の下
部には、非鉄材からなるシャックルパイプ37が通され
ている。シャックルパイプ37の上端部はラッパ状に成
形されており、下端部には断面半円状で環状を成す当接
部37aが成形されている。2枚の検出板18を案内す
る6本のスタッド17は、上枠33に下向きに立設され
ている。各検出板18は、スタッド17に設けられた検
出板用ばね20により支持されており、座金19を介し
て当接部37aに当接している。
【0025】上枠34には、その側方へ延びる略Z字形
のトランス台38が固定されている。トランス台38上
には、図2にも示すように、押さえ部材39により差動
トランス21が固定されている。差動トランス21の滑
車21aにはワイヤロープ22が巻き掛けられており、
このワイヤロープ22の両端部は、それぞれ上枠34の
下面に取り付けられた滑車23を経由して2枚の検出板
18に接続されている。また、ワイヤロープ22は、ト
ランス台38に設けられた通し孔を貫通している。各ス
タッド17の中間部には、シャックル8やシャックルパ
イプ37が組み合わされる前に検出板18の上動を規制
するストッパとしてのピン40が設けられている。
【0026】また、2枚の検出板18は、上下方向に互
いに位置をずらして配置されており、互いに干渉しない
距離をおいて一部が重なっている。さらに、この実施例
1の秤装置用検出部ユニット41は、取付台33,シャ
ックル8,スタッド17,検出板18,検出板用ばね2
0,トランス台38,差動トランス21,ワイヤロープ
22,滑車23及びピン40等から構成されている。
【0027】次に、動作について説明する。かご4の荷
重によりシャックル8が下動すると、これとともにシャ
ックルパイプ37が下動し、その当接部37aにより検
出板18が押し下げられる。この検出板18の変位は、
各シャックル8の移動量のほぼ平均値分であり、ワイヤ
ロープ22を介して差動トランス21に伝達され、かご
4の積載荷重に相当する電圧が発生される。
【0028】また、この実施例1の秤装置は、工場で秤
装置用検出部ユニット41を組み立て、これを現地でシ
ャックル8等と組み合わせて機械台31上に据え付け
る。工場での秤装置用検出部ユニット41の組立時に
は、スタッド17に打設したピン40に検出板18が当
接するまで差動トランス21をスライドさせ、さらに差
動トランス21の端部のばね21bに撓みを与えてワイ
ヤロープ22に張力を与えるようにした後、差動トラン
ス21を押さえ部材39で固定する。これにより、ワイ
ヤロープ22が滑車21a,23から外れるのが防止さ
れるとともに、運搬中の検出板18の移動が防止され
る。
【0029】このような秤装置では、機械台31上に取
付台33を設置し、この取付台33にスタッド17や検
出板18等の構成部品を取り付けているため、機械台3
1には上述の従来例のような角孔等を設ける必要がな
く、機械台31への加工は少なくなる。従って、機械台
31の機械的な強度の低下が防止され、また取付台33
により機械台31が補強され、機械台31が小形化され
る。
【0030】また、スタッド17にピン40を設けたこ
とにより、ワイヤロープ22に張力を与えた状態で秤装
置用検出部ユニット41を運搬することができ、秤装置
を現地にて簡単に据え付けることができる。
【0031】さらに、2枚の検出板18の位置を上下方
向にずらすことにより、2枚の検出板18を互いに干渉
させることなく重ねて配置したので、シャックル8の取
付ピッチが小さくなり、主索16の傾きが小さくなる。
このため、吊り車6のロープ溝や主索16の摩耗が抑制
される。
【0032】さらにまた、シャックルパイプ37の上端
部をラッパ状に形成するとともに、下端部に球面状の当
接部37aを一体に形成したので、シャックルパイプ3
7の上下に別部品の座金や球面座を取り付ける必要がな
く、部品点数が削減され、組立作業が簡単になる。
【0033】また、この実施例1では押さえ部材39に
より差動トランス21を固定しているため、差動トラン
ス21の本体に固定用の取付孔を加工する必要がなく、
製造コストが低減される。さらに、従来、ダム等の水滴
の多い場所で使用する場合には、シャックル8とシャッ
クルパイプ37との錆結合を防止するため、これらの表
面に特殊コーティングを施していたが、この実施例1で
はシャックルパイプ37の材質をシャックル8とは違え
て非鉄材としたので、シャックル8とシャックルパイプ
37との錆結合が容易に防止される。
【0034】実施例2.次に、図3はこの発明の実施例
2によるエレベータ用秤装置の断面図、図4は図3の装
置の要部平面図である。この実施例2の装置では、シャ
ックル8が同心円周上に等間隔で配置されている。この
ため、3本のシャックル8の動きを平均化した動きに置
き換える検出板51,52は、図4に示すような略L字
形となっており、上下に間隔をおいて互いに交差してい
る。上側の検出板51は、1本のシャックル8を避ける
ために一部が切り欠かれており、下側の検出板52と形
状が若干異なっている。各検出板51,52には、シャ
ックル8用の貫通孔51a,52aが3箇所ずつ設けら
れている。他の構成については、上記実施例1とほぼ同
様である。
【0035】このような秤装置では、6本のシャックル
8の中心からそれぞれのシャックル8までの距離が最小
限になるため、主索16(図8)の傾きも最小限とな
り、吊り車6のロープ溝や主索16の摩耗がより一層抑
制される。
【0036】実施例3.次に、図5はこの発明の実施例
3によるエレベータ用秤装置の断面図である。図におい
て、機械台31の下部には、連結部材53を介して平板
状のロープクリート54が固定されている。このロープ
クリート54には、主索16を貫通させる複数の主索孔
54aがシャックル8の取付台33への取付ピッチと同
様のピッチで設けられている。また、主索孔54aに
は、低摩擦材からなる筒状のブッシュ55が嵌め込まれ
ている。他の構成については、上記実施例2と同様であ
る。
【0037】このような秤装置では、ロープクリート5
4によりシャックル8の傾きを強制的になくしているた
め、機械台31のH形鋼のサイズが大きくなる場合に
も、シャックル8と貫通孔31a,31bの周縁部との
接触が回避され、従って貫通孔31a,31bを大きく
する必要はなくなる。また、ロープクリート54を設け
た場合でも、主索16は傾き主索孔54aに接触する
が、主索孔54aに低摩擦材からなるブッシュ55が嵌
め込まれているので、主索16及び主索孔54aの摩耗
は抑制される。
【0038】実施例4.次に、図6はこの発明の実施例
4によるエレベータ用秤装置の断面図である。この実施
例4では、シャックル8が貫通している貫通孔35a,
32a,31aと貫通孔31bとにそれぞれ低摩擦材か
らなる筒状のブッシュ56,57が嵌め込まれている。
他の構成については、上記実施例2と同様である。
【0039】このような秤装置では、かご4が最上階に
あるときなど、シャックル8の傾きが大きくなり、貫通
孔35a,32a,31a,31bの周縁部に接触した
場合でも、摩擦によるかご4の積載荷重の伝達ロスが低
減する。
【0040】なお、上記各実施例ではストッパとしてピ
ン40を示したが、ストッパは検出板18の上動を規制
できれば他のものでもよく、例えばスタッド17に段差
を設けるなどしてもよい。また、上記各実施例では差動
トランス21を取付台33に支持されたトランス台38
上に設けたが、例えば機械台31上など、他の場所に設
けてもよい。
【0041】さらに、上記各実施例では荷重検出器とし
て差動トランス21を示したが、例えば検出板18の動
作により操作されるスイッチなど、検出板18の変位を
連続的又は断続的に検出できれば他のものであってもよ
い。さらにまた、上記各実施例ではシャックル8が6本
の場合について示したが、他の本数であってもよい。
【0042】また、上記各実施例では1枚の検出板が検
出するシャックルの本数を3本としたが、例えば2本で
あっもよい。これに応じて、検出板の形状も上記各実施
例に限定されるものではなく、例えば長方形状のものな
どであってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
エレベータ用秤装置は、機械台上に取付台を設け、この
取付台にシャックルや検出板を取り付けたので、長大な
重量物である機械台への加工を削減することができ、こ
れにより機械台の機械的な強度の低下を防止することが
でき、機械台を小形化することができるという効果を奏
する。
【0044】また、請求項2の発明のエレベータ用秤装
置は、シャックルの移動方向に沿う取付位置を異にして
検出板を複数個設けたので、上記請求項1の発明と同様
の効果に加えて、シャックルの取付ピッチを小さくし
て、シャックル及び主索の傾きを小さくすることがで
き、これにより主索の摩耗を防止することができるとい
う効果を奏する。
【0045】さらに、請求項3の発明のエレベータ用秤
装置は、シャックルの移動方向に沿う取付位置を異にし
て検出板を複数個設けるとともに、同心円周上に所定の
間隔でシャックルを配置したので、上記請求項3の発明
と同様の効果に加えて、シャックル及び主索の傾きをよ
り一層小さくすることができるという効果を奏する。
【0046】さらにまた、請求項4の発明のエレベータ
用秤装置は、一端部に検出板が当接する略球面状の当接
部を設けたシャックルパイプ内にシャックルを挿通させ
たので、上記請求項1の発明と同様の効果に加えて、部
品点数を削減することができ、組立を容易にすることが
できるなどの効果を奏する。
【0047】また、請求項5の発明のエレベータ用秤装
置は、取付台でのシャックルの配置に対応した配置で主
索を貫通させる複数個の主索孔を穿設したロープクリー
トを、機械台の近傍に設けたので、上記請求項1の発明
と同様の効果に加えて、機械台の大きさに関係なく、シ
ャックルに傾きが生じるのを防止することができ、これ
により機械台に設ける孔を大きくすることなく、シャッ
クルと機械台との接触を防止することができるという効
果を奏する。
【0048】さらに、請求項6の発明の秤装置用検出部
ユニットは、機械台に取り付けられる取付台と、取付台
に弾性部材を介して移動自在に取り付けられ、エレベー
タ用のかごを吊り下げる主索の端部が接続される複数個
のシャックルと、シャックルの移動によりスタッドに案
内されながら変位する検出板と、検出板の変位した位置
に基づいてかごの積載荷重を検出する荷重検出器と、検
出板の変位の発生を強制的に止めるストッパとを具備し
たので、ワイヤロープに張力を与えた状態で、検出板の
移動を防止して、ユニットを運搬することができ、これ
により機械台への据付作業を簡単にすることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるエレベータ用秤装置
を一部断面で示す側面図である。
【図2】図1の差動トランス取付部の断面図である。
【図3】この発明の実施例2によるエレベータ用秤装置
の断面図である。
【図4】図3の装置の要部平面図である。
【図5】この発明の実施例3によるエレベータ用秤装置
の断面図である。
【図6】この発明の実施例4によるエレベータ用秤装置
の断面図である。
【図7】従来のエレベータの機械室を示す平面図であ
る。
【図8】図7のエレベータ用秤装置を示す断面図であ
る。
【図9】図8のIX−IX線に沿う矢視断面図である。
【符号の説明】
1 機械室 4 かご 8 シャックル 12 ばね(弾性部材) 16 主索 17 スタッド 18 検出板 21 差動トランス(荷重検出器) 22 ワイヤロープ 31 機械台 33 取付台 37 シャックルパイプ 37a 当接部 40 ピン(ストッパ) 51 検出板 52 検出板 54 ロープクリート 54a 主索孔

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路頂部の機械室に設けられた機械台
    と、該機械台に着脱自在に取り付けられた取付台と、該
    取付台に弾性部材を介して移動自在に取り付けられ、エ
    レベータ用のかごを吊り下げる主索の端部が接続された
    複数個のシャックルと、該シャックルの移動により変位
    する検出板と、上記取付台に設けられ、該検出板の変位
    した位置に基づいて前記かごの積載荷重を検出する荷重
    検出器とを具備することを特徴とするエレベータ用秤装
    置。
  2. 【請求項2】 検出板は、複数個のシャックルの所定位
    置に設けられ、それぞれ独立して変位可能で、かつ該
    ャックルの移動方向に沿って重なり合うように配置され
    ていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ用秤
    装置。
  3. 【請求項3】 シャックルは、同心円周上に所定の間隔
    で配置されているものである請求項2記載のエレベータ
    用秤装置。
  4. 【請求項4】 シャックルは、一端部に検出板が当接す
    断面半円状で環状を成す当接部を設けたシャックルパ
    イプ内に挿通され、該シャックルパイプと一体で変位す
    ものである請求項1記載のエレベータ用秤装置。
  5. 【請求項5】 機械台の近傍に、主索孔を有するロープ
    クリートが設けられ、シャックルに接続された主索が該
    主索孔に案内されて遊貫されていることを特徴とする
    求項1記載のエレベータ用秤装置。
  6. 【請求項6】 昇降路頂部の機械室に設けられた機械台
    に取り付けられる取付台と、該取付台に弾性部材を介し
    て移動自在に取り付けられ、エレベータ用のかごを吊り
    下げる主索の端部が接続される複数個のシャックルと
    タッドに案内され、かつ該シャックルの移動により
    位する検出板と、該検出板の変位した位置に基づいて前
    記かごの積載荷重を検出する荷重検出器と、該スタッド
    に設けられ、前記検出板の変位の発生を強制的に止める
    ストッパとを具備することを特徴とする秤装置用検出部
    ユニット。
  7. 【請求項7】 検出板が、複数個のシャックルの移動量
    のほぼ平均値分変位するよう構成されていることを特徴
    とする請求項2記載のエレベータ用秤装置。
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