JP4992642B2 - 含油軸受機構及びブラシレスモータ - Google Patents
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Description
さらに、連通溝に保持された潤滑剤が直接端面に流出し難い。従って、寿命の長い含油軸受機構を提供することができる。また、傾斜面と、連通溝とを一度に成形できるので加工が容易となる。
図1は、本発明における含油軸受機構を用いたブラシレスモータを、回転中心軸を含む平面で軸方向に切断した断面図である。
次に、含油軸受60、80について詳述する。
2 回転部
3 固定部
6 含油軸受機構
20 シャフト
21 回転中心軸
22 ロータホルダ
23 円筒部
24 締結補助部材
26 ロータマグネット(永久磁石)
28 動力伝達部
30 ハウジング
32 中空円筒部
34 延出部
36 湾曲部
38 保持部
40 突出部
42 キャップ部材
44 軸受保持部
50 ステータ
52 回路基板
54 電子部品
56 挿通部
58 コネクタ
60 含油軸受(動力伝達部側)
62 内側軸受
64 外側軸受
66 凹部
68 連通溝
70 連通部
72 第一の傾斜面
74 第二の傾斜面
75 外側の傾斜面
76 第一ワッシャ
78 第二ワッシャ
80 含油軸受
82 内側軸受
84 外側軸受
86 凹部
87 連通溝
88 連通部
96 第三ワッシャ
98 第四ワッシャ
C シャフト回転方向
Claims (17)
- 含油軸受機構であって、
シャフトと、
略中空円筒形状であり前記シャフトを回転自在に支持する軸受面となる内周面を有し潤滑剤を含む多孔質材料製の内側軸受と、略中空円筒形状でありその内周面が前記内側軸受の外周面を径方向に外囲し潤滑剤を含む多孔質材料製の外側軸受と、で構成される含油軸受を備え、
前記外側軸受の軸方向一端側端面の径方向内側には第一の傾斜面が形成され、
前記外側軸受の軸方向他端側端面の径方向内側には第二の傾斜面が形成され、
前記第一の傾斜面は前記外側軸受の軸方向一端側端面と前記内側軸受の外周面との間に形成され、
前記第二の傾斜面は前記外側軸受の軸方向他端側端面と前記内側軸受の外周面との間に形成され、
前記内側軸受の外周面と前記外側軸受の内周面との間には、外部と連通し、内側軸受の外周面の一部と外側軸受の内周面の一部とによって形成される少なくとも1以上の連通溝が形成され、
前記連通溝は、前記外側軸受の軸方向一端側他端面及び他端側端面より径方向内側に設けられ、
該連通溝は、前記内側軸受の軸方向一端側の空間と軸方向他端側の空間とを連通することを特徴とする含油軸受機構。 - 含油軸受機構であって、
シャフトと、
略中空円筒形状であり前記シャフトを回転自在に支持する軸受面となる内周面を有し潤滑剤を含む多孔質材料製の内側軸受と、略中空円筒形状でありその内周面が前記内側軸受の外周面を径方向に外囲し潤滑剤を含む多孔質材料製の外側軸受と、で構成される含油軸受を備え、
前記シャフトにはワッシャが嵌合され、
前記外側軸受の軸方向一端側端面は、前記内側軸受の軸方向一端側端面よりも軸方向一端側に位置し、
前記ワッシャの外径は前記内側軸受の内径より大きく、且つ、前記外側軸受の内径よりも小さく、
前記ワッシャの少なくとも一部が、前記外側軸受の前記軸方向一端側端面より軸方向他端側かつ前記内側軸受の軸方向一端側端面より軸方向一端側に位置し、前記ワッシャの外周面の少なくとも一部が、前記外側軸受の内周面若しくは前記第一の傾斜面と径方向に対向し、
前記内側軸受の外周面と前記外側軸受の内周面との間には、外部と連通し、内側軸受の外周面の一部と外側軸受の内周面の一部とによって形成される少なくとも1以上の連通溝が形成され、
該連通溝は、前記内側軸受の軸方向一端側の空間と軸方向他端側の空間とを連通することを特徴とする含油軸受機構。 - 前記内側軸受の径方向の肉厚が周方向において略均一であることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の含油軸受機構。
- 前記外側軸受は、前記内側軸受よりも空孔率が高いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の含油軸受機構。
- 前記内側軸受は、前記外側軸受よりも耐磨耗性に優れる材料からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の含油軸受機構。
- 前記内側軸受の多孔質材料は、焼結材料であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の含油軸受機構。
- 前記外側軸受は、その軸方向一端側端面の表面層における空孔率及び軸方向他端側端面の表面層における空孔率が、その内周面の表面層における位置する空孔率と比較して少ないことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の含油軸受機構。
- 前記連通溝は、前記外側軸受の内周面の一部が径方向外方に向かって凹むことにより形成される凹部が内側軸受の外周面と間隙を介して対向することで形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の含油軸受機構。
- 前記連通溝は、周方向に複数、等間隔に設けられることを特徴とする請求項8に記載の含油軸受機構。
- 前記外側軸受の前記凹部は径方向外側に凹む曲面形状であり、前記内側軸受の外周面から凹部における最も径方向外側の位置までの径方向の長さは、略0.4mm以上であることを特徴とする請求項8若しくは請求項9に記載の含油軸受機構。
- 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載された含油軸受機構と、
前記シャフトに連結され、永久磁石を備えるロータと、
前記外側軸受の外周面を保持部において嵌合して保持するハウジングと、
前記ハウジングに連結され、前記永久磁石と間隙を介して対向し回転磁界を発生させるステータと、を備えるブラシレスモータ。 - 請求項11に記載のブラシレスモータにおいて、
前記外側軸受の外周面の一部には、径方向内方に向かって凹み、前記外側軸受の軸方向一端側の空間と前記外側軸受の軸方向他端側の空間とを連通する空間を形成する連通部が形成されることを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項12に記載のブラシレスモータにおいて、
前記凹部の周方向の位置と、前記連通部の周方向の位置とは互いに異なることを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項11乃至請求項13のいずれかに記載のブラシレスモータにおいて、
前記保持部はバーリング加工により形成され、
前記ハウジングの前記保持部の軸方向一端側には、前記保持部から前記外側軸受の軸方向一端側端面の一部を覆うように径方向内側に突出する突出部が形成されることを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項11乃至請求項14のいずれかに記載のブラシレスモータにおいて、
前記ハウジングは、前記保持部の軸方向他端側から径方向外方に延出する延出部を備え、
前記ロータは、略有底円筒形状であり、その外周面に前記永久磁石が固定されるロータホルダを備え、
前記ロータホルダは、前記含油軸受に向かって開口し、その開口側端面が前記延出部と間隙を介して対向することを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項11乃至請求項14のいずれかに記載のブラシレスモータにおいて、
前記ハウジングはプレス加工により成形され、
前記ハウジングの前記保持部は、前記外側軸受の軸方向他端側端面よりも軸方向一端側に位置し、
前記ハウジングの前記保持部の軸方向他端側には、前記保持部から径方向外方に湾曲する湾曲部が形成されることを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項11乃至請求項16のいずれかに記載のブラシレスモータであって、
前記ハウジングは略中空円筒形状であり、前記保持部より軸方向他端側の内周面において前記ステータを保持し、
前記永久磁石は、前記ステータの径方向内方に前記ステータと間隙を介して対向し、
前記ハウジングは前記ステータより軸方向他端側においてキャップ部材と連結され、前記キャップ部材には、さらに前記含油軸受が固定され、
該含油軸受の径方向内方には前記シャフトが挿通されることを特徴とするブラシレスモータ。
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