JP4988759B2 - 半導体デバイスの製造法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の上に下側エッチング停止層、その上に犠牲層、その上に上側エッチング停止層、その上に半導体層を有す積層構造の形成するステップと、第1トレンチのセットおよび第2トレンチのセットを半導体層および上側エッチング層に貫通して形成するステップと、第1トレンチのセットを経て犠牲層を上側エッチング停止層および下側エッチング停止層まで選択的にエッチングして、空洞の上方に半導体層の支持部分を設けるステップと、を有する半導体デバイスの製造法に関する。とくに、本発明は、半導体薄膜を基板上で加工処理し、この基板から半導体薄膜を取り外移転することに関するが、それに限定されない。
現代の半導体デバイス技術では、様々な種類のデバイスを処理することのできる、より薄い半導体ボディに対する要求が高まっている。この薄さに対する要求は、より高速でより小型でより信頼性の高い最終製品を得るためのデバイス・パラメータの要求により推し進められる。半導体薄膜は、デバイス加工を行う間に、薄膜をそれぞれ絶縁体または空洞上に支持するシリコン・オン・インシュレータ(SOI)技術またはシリコン・オン・ナッシング(SON)技術を採用することによって実現可能である。ラインフロントエンド・オブ・ライン加工(Front-End of Line : FEOL)およびバックエンド・オブ・ライン加工(Back-End of Line : BEOL)が完了した後、最終製品での使用のため、デバイスをウエハに移転する。
特許文献1(国際公開第2005/093824号)には、半導体デバイスを製造する方法の実施例が記載されており、ここでは半導体ボディを絶縁体または空洞上のキャリヤ基板によって支持するものであり、この特許文献を参考までに本明細書に付記する。アンダーエッチング技術を用いて、半導体ボディと基板との間にある犠牲層を除去する。特許文献1に記載処理の概要を、図1A〜図1Dにつき説明する。特許文献1で使用されている参照符号を可能な限り本明細書でも使用する。
基板1を含む半導体ボディ2からスタートすることにより、積層構造を形成する。基板1上に、SiGeのエピタキシャル層11を成長させる。その上にシリコン層12を成長させる。シリコン層12上に、他のSiGe層8を成長させる。第2SiGe層8上にシリコンの層9を成長させる。この積層構造上にハードマスク層Mを堆積させる。フォトリソグラフィを用いて、ハードマスクMにパターン形成を施す。2種類の窪みまたはトレンチのセットを、シリコン層9および第2SiGe層8に貫通させて形成する。図1B(i)の断面図に示すように、第1トレンチ4のセットおよび第2トレンチ5のセットを形成する。図1B(ii)に示す平面図は、積層構造の上方から見た、これらトレンチのレイアウトを示す。図1の断面図は、図1B(ii)中の直線III−III線上の断面である。
図1に示したトレンチのレイアウトは、特許文献1による記載と完全には一致しないと理解されたい。しかし、この特許文献1に使用した方法の概要を説明する上で逸脱しない。第2トレンチ5のセットは溝のような形状をしており、第1トレンチ4のセットよりも幅が狭い。
図1Cにつき説明すると、誘電体層6を半導体ボディ2の表面上に堆積させる。この誘電体層6の厚さ、およびトレンチ4およびトレンチ5の寸法は、トレンチ4のセットが誘電体層6による均一なコーティングを生ずる一方で、第2トレンチ5または溝のセットは、誘電体層6で完全に埋まるように、選択する。
この後、第1トレンチ4のセットを経て等方性湿式エッチングを行うことにより、空洞20を形成する。シリコン層12は、上側エッチング停止層および下側エッチング停止層として作用する2個のSiGe層8,11まで、選択的にエッチングされる。
国際公開第2005/093824号パンフレット
この特許文献1に記載された方法によって、空洞20の上方に支持された半導体ボディ9が得られる。続いて空洞を酸化させて、SOIタイプのデバイスを形成することができる。懸垂された半導体ボディ9は、誘電体で充填されたトレンチ5および残存するシリコン材料12によって水平方向に支持される。この水平方向支持のため、実施することができるアンダーエッチングの程度に制限がかかる。シリコンの、懸垂される部分の横方向寸法を増大させる場合、構造が破壊する可能性が増大するでだろう。したがって、この方法はウエハ全体の面積に比較して比較的小さい面積のSOIまたはSONを設けるのに限定される。
本発明は、半導体デバイスを製造する方法を提供し、以下のステップ、すなわち
−基板上に下側エッチング停止層、その上に犠牲層、その上に上側エッチング停止層、その上に半導体層を有する積層構造を形成するステップと、
−半導体層および上側エッチング停止層を貫通して、第1トレンチのセットを形成するステップと、
−半導体層、上側エッチング停止層、犠牲層、および下側エッチング停止層を貫通して、第2トレンチのセットを形成するステップと、
−第2トレンチのセットを充填し、半導体層と基板との間における支持構造体を設けるステップと、
−第1トレンチのセットを介して、犠牲層を、選択的に上側エッチング停止層および下側エッチング停止層までエッチングするステップと
を有することを特徴とする。
本発明によれば、半導体層と基板との間に垂直方向の支持構体を生ずることにより、半導体層のより多くの面積をアンダーエッチングすることが可能となる。この利点を利用して、バルク基板に取り付けるべきウエハ全体にわたる半導体薄膜を実現化させることが可能で、これにより関連した利点および用途を多数もたらし、このことを以下により詳細に説明する。さらに、本発明により得られる垂直方向の支持構体は、上述の従来方法による製品よりも増強された機械的安定性を示す。
本発明の好適な実施形態においては、前記第2トレンチのセットを形成するステップは、第1トレンチのセットを形成するのと同一加工ステップ中に形成し、双方のトレンチのセットを、前記半導体層および上側エッチング停止層に貫通させて形成するものとし、本発明方法は、さらに、
−第2トレンチのセットの底面を経て犠牲層および下側エッチング停止層をエッチングする前に、第1トレンチのセットの底面に、露出した犠牲層の表面を覆うためのバリア材料を堆積させるステップと、
−犠牲層を選択的にエッチングするステップの前に、バリア材料の少なくとも一部をエッチング除去して、犠牲層を露出させるステップと
を有するものとする。第1および第2の双方のトレンチセットを同一ステップで形成することにより、有利なことに、一回のマスクセットしか必要としない。
この場合、好適には第1および第2のトレンチセットのうち一方を他方よりも幅広にし、本発明方法は、さらに、各トレンチを形成した後、半導体層上に、幅が狭い方のトレンチを埋める(充填する)が、幅広いトレンチは埋めない(充填しない)厚さを有する層を堆積させるステップを有するものとする。有利なことに、トレンチの大きさの違いを利用して片方のトレンチセットのみを充填することによって、使用するマスクセットの数を最小化することができる。
第1の好適な実施形態においては、第2トレンチセットを、第1トレンチのセットよりも幅広にし、前記堆積させた層は、前記第1トレンチのセットの底面で、犠牲層の露出した表面をカバーするよう堆積させたバリア材料として作用するようにする。有利なことに、犠牲層へのアクセスをもたらすトレンチが、支持構体に相当するトレンチよりも幅狭い。典型的には第1トレンチのセットのほうが第2トレンチのセットよりもより多くのトレンチを必要とするため、この実施形態はシリコン層の面積のうちトレンチによって使用される部分、すなわちデバイス製造に利用できない部分、が減少する。
第2の好適な実施形態においては、第1トレンチのセットを、第2トレンチのセットよりも幅広にし、第1トレンチのセットの底面にバリア材料を堆積させるステップは、その底面を酸化させることを含むものとし、本発明方法は、さらに、第2トレンチのセットの底面を経てエッチングする前に第2トレンチのセットから堆積させた層を除去するステップを有するものとする。酸化のステップは簡単であり、第2トレンチのセットを深くエッチングする際に第1トレンチのセットの底部にバリア材料をもたらすよう作用する。
好適には、本発明方法は、さらに、セミコンダクター・オン・ナッシング構造を提供すべく、犠牲層をエッチング除去した後、第1トレンチのセットを絶縁材料で充填し、セミコンダクター・オン・ナッシング構造を得るステップを有するものとする。続いて、支持された半導体層上での半導体デバイスおよび/または回路の加工処理を行うことができる。
このウエハ全体にわたる垂直方向の支持構体によってもたらされる1つの重要な利点は、単に垂直方向のリンクを破壊することによって、半導体層または薄膜を簡単に基板から取り外すことができる点である。この破壊は、単に半導体層および基板をエッチング溶液に浸す、または代案として、加圧した水または空気をリンクに当てることによって実行できる。
本発明によってもたらされる他の重要な利点は、支持された薄膜を、バルク基板に取り付けたまま、複数の個別チップに簡単に分割することができる点である。これは、加工した半導体層の取り外しステップの前に、加工処理した半導体層上にマスク層を堆積させるステップと、半導体層表面の選択した部分を露光してマスク層をパターン形成するステップと、露光した部分にドライエッチングを行い、加工処理した半導体層を、支持構体のそれぞれに対応する部分によって支持された、複数の互いに離散した島状体に分割するステップとのすべてを、支持構体の対応部分によって支持して実行できる。さらに、薄膜を分割するために標準的なエッチングを利用することにより、使用するソー(切断)レーン(またはソーイングレーン)の幅を減少させることができる。例えば、マスク層により露光される部分の寸法は1μm未満とすることができる。
本発明により得られる他の重要な利点は、半導体層を取り外した後、基板を、この方法を繰り返すのに何度でも再利用することができ、製造プロセス全体の基板コストを大幅に削減することができる点である。
SON構造を形成する代わりに、除去した犠牲層によって生ずる空洞を絶縁層で埋めることによりSOI構造を得ることもできる。
本発明の実施形態について、以下添付図面につき、単なる例示として説明する。
図面は単に線図的に示したものであることを理解されたい。図面にわたり、同一参照符号を、同一または類似の部分に付して示す。
本発明による第1の実施形態は、特許文献1(国際公開第2005/093824号)に記載のものと初期処理ステップをいくつか共有し、したがって、まず図1A、図1B、図1Cにつき説明する。本発明方法においては、特許文献1に記載された方法に使用されているように、半導体薄膜とバルク基板との間に配置する犠牲層の選択的なエッチングを利用する。図1Aに示す通り、基板1上に下側エッチング停止層11、その上に犠牲層12、その上に上側エッチング停止層8、その上に半導体層9を有する、層状構造または積層構造を形成する。この実施例におけるバルク基板1は、シリコン半導体基板である。この基板上にSiGeのエピタキシャル層である層11を1nm〜50nmの範囲の厚さで成長させ、この層11を下側エッチング停止層として作用する。この層11のゲルマニウム含有量は10%〜30%の範囲である。つぎに、エッチング停止層11の上にシリコンのエピタキシャル層である層12を20nm〜1000nmの厚さで成長させる。このシリコン層12は、後にエッチング停止層まで選択的にエッチング除去する犠牲層として作用する。この後シリコン犠牲層12上に再度SiGe層を成長させることにより、上側エッチング層8を形成する。
つぎに、上側エッチング停止層上にシリコン層9を、約2μmの厚さになるよう堆積することにより、半導体層を形成する。続いて、積層構造2の上に、例えば窒化ケイ素のハードマスク層Mを堆積させる。これは、例えば窒化ケイ素の単層、または酸化物−窒化物−酸化物のような誘電体層の組合せとすることができる。
図1Bにつき説明すると、ハードマスクMは後にフォトリソグラフィおよびエッチングを用いてパターン形成するが、エッチングする部分はトレンチ形成を意図する位置に対応する。つぎに、トレンチ4の第1セットおよびトレンチ5の第2セットを、半導体層9および上側エッチング停止層8を貫いてエッチングすることによって形成する。
用語「トレンチ」は当業界でよく知られており、マスクMを貫く異方性エッチングによって生じる窪みを含むことを意図すると理解されたい。用語「トレンチ」には、窪み、孔、または溝を含み、その横断面形状は例えば、円、長方形、または細長い形状とすることができる。各トレンチの横断面形状は、その深さ全域にわたってほぼ一定でほぼ垂直な側壁を有する、または有さないこともできる。図1Bは、トレンチ4の第1セットが、その深さ全域にわたって一定である、長方形の横断面形状を有することを示す。
トレンチ5の第2セットは細長い形状をしており、半導体層9にわたって、図1B(ii)に部分的に示す通り、トレンチのグリッドを形成する。グリッドは積層構造の区域上に延びて存在し(延在し)、この実施形態においては、トレンチ幅は100nm〜300nmの範囲とある。以下、本明細書においては、このトレンチの第2セットをサポートトレンチと称する。
トレンチ4の第1セットは、それぞれ長方形の横断面を有し、サポートトレンチ5で形成したグリッドから離れて積層構造上に、規則的な繰り返しパターンにして配置する。これらトレンチの幅は200nm〜600nmの範囲(サポートトレンチの約2倍の幅)である。以下、本明細書においては、このトレンチの第1セットをアクセストレンチと称する。
図1Bから明らかなように、アクセストレンチはサポートトレンチよりも幅広にする。積層構造上に誘電体層6を堆積させる。誘電体層6は典型的には薄い酸化物層およびそれより厚い窒化物層から成り、薄い酸化物層の主な役割はハードマスクMの側面の窒化物層を覆うことである。トレンチ幅に違いがあるため、また選択した誘電体層6の厚さにより、より幅の狭いサポートトレンチ5はほぼ完全に充填されるとともに、より幅広のアクセストレンチ4においては側壁に沿って誘電体層によって内張りされる。図1Cに示すように、アクセストレンチ4の底面およびハードマスクMの表面から誘電材料6を取り除くためにスペーサエッチング(異方性エッチング)を行う。
図2Aにつき説明すると、その後、酸化ステップを行い、各アクセストレンチの底面の領域を酸化する。酸化した領域22は、アクセストレンチの底面で犠牲層12の露出した表面を覆うバリアとして作用する。つぎに、誘電材料6を、例えば窒化物湿式エッチングを用いて、図2Bに示すようにトレンチ4,5から取り除く。
その後、異方性エッチングを実行し、トレンチ5の第2セットの底面、犠牲層12、および下側エッチング停止層11を貫通してエッチングを行う(図2C)。アクセストレンチ4の底面の酸化領域22は、その部分でエッチングが起こるのを防ぐ。
その後、例えば、酸化ケイ素の誘電体層を半導体層上に堆積させる。図2Dで示すように、やはり、サポートトレンチ5をほぼ完全に充填するが、アクセストレンチ4の壁を内張りする程度に誘電体の厚さを選択する。つぎに、異方性エッチングを実行し、犠牲層12の表面を露出させ、ハードマスクMの頂面から誘電体を除去する(図2E参照)。
特許文献1(国際公開第2005/093824号)に記載されているプロセスと同様に、シリコン犠牲層12を、上側エッチング停止層8および下側エッチング停止層11まで、これらがほぼ除去される程度まで選択的にエッチングし、シリコン薄膜9の下方に空洞30を形成する。しかし、本発明によれば、充填したトレンチ5を垂直方向の支持構体として用い空洞30上方のシリコン薄膜9を支持することによって、ウエハ全域にわたって犠牲層全体を除去することもできる。図2Fに示す通り、上側および下側のSiGeエッチング停止層8,11も除去するが、このことは重要でないと認識されたい。
アンダーエッチングしたシリコン薄膜9は、下側のバルクシリコン1と垂直方向アタッチメントで結合されている。このウエハ規模のアタッチメントによって得られる機械的安定性は、薄膜9上で半導体デバイスを加工処理することを可能とする。さらに、SiGeエッチング停止層8,11を除去する場合、処理温度の選択自由度が大きくなる。
図2Gにつき説明すると、犠牲層12をエッチング除去した後、アクセストレンチ4を絶縁材料28で充填し、SON構造を形成する。この場合、材料28は酸化物とし、この酸化物を、例えばTEOSまたは他の低圧CVD法などの、共形(コンフォーマル)酸化物堆積法によって堆積させる。理想的な共形堆積の結果、アクセストレンチの側壁、薄膜9の下側、およびウエハ1の頂面側にわたり等量の酸化物が堆積する。アクセストレンチ4の幅は空洞30の深さよりも十分に小さい必要があり、そうでないと空洞が完全に埋まってしまう。
代案として、非共形酸化物堆積、例えばHDP酸化物を生ずる高密度プラズマCVD、またはプラズマ増強CVD法を行うことができる。この場合、アクセストレンチの側壁、または薄膜9の下部には酸化物が堆積しない。酸化物はアクセストレンチの開口部分で初期ウエハ1頂部、および全ての上向き表面上にのみ堆積する。したがって、アクセストレンチは底部から上向きに充填され、アクセストレンチ4を経由した、薄膜9から基板1までの垂直方向リンクが追加される。これにより、空洞30の大部分が充填されないまま残されるが、有利にも、最終分離ステップ中に追加リンクを破断することになるものの、初期基板1に対する薄膜の結合堅牢度を向上させることができる。
空洞30を充填すること(コンフォーマル堆積)と、支持構体の追加リンクを設けること(非コンフォーマル堆積)のバランスをとるために、アクセストレンチの側壁における堆積の結果空洞30が完全に充填される前にトレンチが完全に充填されるよう、セミ−コンフォーマルな堆積層を形成することもできる。
アクセストレンチ4を充填するために、他の絶縁材料、例えば窒化シリコンを使用することもできると理解されたい。
アクセストレンチ4の充填の後、図2Gに示すように、平坦化(例えば、CMP)ステップを実施する。
これまでに示した部分断面図とウエハ全体との関係の理解を容易にするため、図3に、ウエハの一部分の平面図を、充填されたサポートトレンチ5によって形成されたグリッドにおける1つの「セル」の拡大断面図とともに示す。
図3に示すように、すべてのウエハ薄膜9は、例えばシリコン酸化物で形成した細い(典型的には数100nmの幅)リンクのアレイによってバルクシリコン1に結合されている。この状態でウエハを処理し、半導体デバイスおよび/または回路を、フロント・エンド・オブ・ライン処理(Front-End of Line)またはバック・エンド・オブ・ライン処理(Back-End of Line)によって支持された半導体層9上に加工することができる。この加工が完了した後、支持基板をシリコン薄膜の裏側にに取り付ける。好都合にも、支持構体を壊すことによって、半導体層は基板から簡単に分離することができる。
加工したシリコン薄膜9を取り外すために支持構体を壊す方法の一実施例を図4に示す。半導体層9および基板1をHFエッチング溶液に浸す(図4a参照)。これによって支持構体5によるリンクが破断し、基板1から加工したデバイスを分離することができる(図4b参照)。分離したシリコン薄膜9は、支持基板40によって支持する。
加工したシリコン膜9を取り外すために支持構体を壊す他の方法の実施例を図5に示す。この場合、リンクを切断するのに加圧水流またはエアガンを用いる。
図6は、加工した回路42を有し、支持基板40板によって支持され、基板1から取り外された、半導体層9を示す。取り外しが済むと、元のバルク基板1は磨いて、新規の加工に再利用することができる。半導体膜9は基板1上にエピタキシャルに成長させるため、基板の厚さのロスは磨くことによってしか起こらず、よって基板1はこの加工に何度も使用することができる。
本発明方法により得られる構造の更なる利点は、基板1に取り付けた状態の加工済みの半導体薄膜9を分割するのに一般的なドライエッチングを用いることができる点である。図7Aは回路42が加工された、アンダーエッチング後のシリコン薄膜9を示す。図7Bに示すように、SAWマスク50(またはソーイングマスク、罫書きマスク、またはシールリング)をバックエンド42の上に堆積し、パターン形成する。マスク層50は、半導体層表面の選択した部分を露出するようパターン形成し、この選択部分は、薄膜9の、分割を必要とする部分に対応させる。逆に、SAWマスク50によってカバーされる領域は、半導体薄膜9における個別チップを画定する。
エッチングされる層には、合計の最大厚さが数ミクロンになる酸化物の多重スタックを有するのが典型的であるバックエンド層42、および1μm以下であるシリコン薄膜が含まれる。この比較的薄いスタックによれば、一般的エッチング処理を使用できる。ソー(切断)レーン52の大きさは10μmより小さく、好適には1μmよりも小さい。このことにより、従来の幅(=70μm)ソー(切断)レーンを用いるのと比較して、半導体面積損失を大幅に減少させる。ドライエッチングを実行し(図7C参照)、このとき、分離したチップは基板に残ったままである。
サポートトレンチ5によるグリッドのピッチよりも小さなピッチでチップを分割できないことは理解できるであろう。
チップを分離した後、上述した、支持基板1からの取り外し処理を実行する。しかし、例えばチップソート(選別)機を用いて、チップを別個に基板1から取り外すこともできる。このようなソート機は、チップを有するシリコン薄膜9の所望部分を、例えば真空ピンセットを用いて、単純に掴むことができる。チップを基板1から引き抜くことによって関連した支持構体が簡単に壊れ、その後チップを直接チップパッケージに配置することができる。このようにして、複数のチップが重なり合ったスタックを形成することができる。本発明方法によれば、チップを極めて薄い半導体薄膜上で製作し、この結果、極めて薄いチップスタックとなる。このことは、携帯電話のように小型化が重要となる用途にはとくに有用である。
本発明の第2の実施形態を、図8A〜図8Cにつき説明する。第1の実施形態では、アクセストレンチ4の幅をサポートトレンチ5の幅よりも大きくした。トレンチ幅の差は、選択した厚さでの単一誘電体の堆積を使用して、一方のトレンチセットを充填し、他方のトレンチセットを充填しないことを可能にする。第2の実施形態においては、サポートトレンチ5をアクセストレンチ4よりも幅広にする。第1実施形態におけるハードマスクMの堆積ステップ(図1A)までの初期ステップは、第2の実施形態においてもと同一なので、これ以上説明しない。図8Aにつき説明すると、ハードマスクMをパターン形成し、エッチングを行って2個のトレンチセットを形成し、比較的幅が狭い、すなわち100nm〜300nmの範囲の幅を有するアクセストレンチ4のセットは、200nm〜600nmの範囲の比較的広い幅を有すサポートトレンチ5のグリッド間で、互いに離して配置する。
第1実施形態と同様、トレンチアレイ上に、選択した厚さの誘電体層6を堆積させる。続いて誘電体層6のスペーサエッチング(異方性エッチング)を行い、サポートトレンチの底面を開放させる。しかし、この場合においては、図8Bに示すように、誘電体がアクセストレンチ4に充満し、誘電体がその底面で犠牲層12の露出表面を覆う、堆積したバリア材料として作用する。したがって好都合なことに、アクセストレンチ4の底面に酸化物のバリア層22を別工程で形成する必要がない。誘電体層6は、サポートトレンチ5を充填せず、その側壁のみをカバーする。
図8Cにつき説明すると、その後、サポートトレンチ5の底面、犠牲層12、および下側エッチング停止層11を貫通し、サポートトレンチ5を深くする異方性エッチングを実行する。つぎに、サポートトレンチ5の底面を酸化し、基板1とシリコン薄膜9との間に支持構体80の少なくとも一部を設ける(図8D)。続いて誘電体スぺーサの窒化物部分6をサポートトレンチ5から除去し、薄い酸化物部分を残す。その後サポートトレンチ5の残りの部分を、例えば酸化ケイ素などの誘電体で充填する。その後、そのような余計な材料を薄膜9の頂面から除去し、薄膜9を平坦化するために、平坦化処理(CMP)または簡単な異方性ドライエッチングを実行する。
次に、図8Eに示すように、アクセストレンチ4から窒化物を除去するために湿式窒化物エッチングを行う。
サポートトレンチ5を充填し、アクセストレンチ4を経て犠牲層12にアクセスする本方法の他の変更例は、当業者には明らかであろう。例えば、サポートトレンチの充填は、単一ステップで、または部分毎に行うことができ、またスぺーサ6を除去しても除去しなくてもよい。
続いて、アクセストレンチ5を介して等方性エッチングを行い、犠牲層12をSiGeエッチング停止層8、12まで選択的に取り除き、支持された薄膜9の下方に空洞30を形成する。図8Fに示すように、その後エッチング停止層も取り除く。つぎに、アクセストレンチ4およびサポートトレンチ5の双方を充填するための酸化ステップ(図なし)を、最初に記載した実施形態と同様な方法で実行することができる。
本明細書の記載から、当業者にとっては他の変更や改変も明白であろう。このような変更や改変は、半導体の設計、製造および利用について既に周知である等価物または他の特徴に関連するものとすることができ、これらを本明細書内に記載した特徴に付加して、またはそれに代えて使用することができる。
例えば、上述の2つの実施形態においては、互いに異なった大きさのアクセストレンチおよびサポートトレンチを有することで、単一誘電体堆積によって細い方のトレンチを埋めること、またこれにより、細い方のトレンチにバリアを形成することができ、したがって、余分な加工ステップを省略することができる利点を利用している。しかし、本方法は、サポートトレンチおよびアクセストレンチを同様の、またはほぼ同じ幅にして実施することもでき、これも本発明の範囲内であり、本発明の利点を享受するものである。
上述の実施形態では、アクセストレンチおよびサポートトレンチを同一ステップ(工程)で形成し、このことはフォトリソグラフィの工程数を減らす観点からみると望ましい。しかし、本発明の範囲内でアクセストレンチおよびサポートトレンチを個別加工ステップで形成することも可能であり、その場合は典型的にはサポートトレンチは1回のエッチングで最終的な深さまでエッチングすることもでき、このことも本発明の範囲内であると認識されたい。また、第2トレンチ(サポートトレンチ)のセットを第1トレンチ(アクセストレンチ)のセットよりも先に形成することもできると理解されたい。
半導体薄膜9にシリコン以外の材料を使用することも可能で、エッチング停止層にSiGe以外の材料を使用することも可能であると認識されたい。しかし、犠牲層12および頂部デバイス層の無欠陥なエピタキシャル堆積を実現するために、エッチング停止層を、結晶学および格子定数の点で犠牲層および半導体薄膜と十分に類似した材料とすることが望ましい。同時に、選択的なエッチングを可能にするために、エッチング停止層の材料を犠牲層とは十分に異なったものにすべきである。SiGeを犠牲層および半導体薄膜に用い、エッチング停止層にシリコンを使用するのも1つの選択肢である。この場合、元の基板は、SiGeまたはシリコンのどちらかとすることができ、このとき、圧力を許容するため、分厚いSiGeバッファ層を成長させる(応力が高まるCMOSに使用するのと同様に)。代案として、SiC層(少量の炭素のみ有する)をエッチング停止層として使用できる。
上述した実施形態においては、サポートトレンチ5を誘電体で充填し、支持構体を形成するものとした。しかし、様々な材料を用いることもできることを想定しており、それらは当業者には明らかであろう。選択した材料は、薄膜を取り外すために支持構体を壊すのに用いる方法を決める、またはこの方法によって決定され得る。例えば、もし酸化物層を使用する場合、ウェットエッチングのためのHF溶液を使用することができるとともに、窒化物の支持構体の場合は、熱リン酸を使用することができる。
さらに、上述の実施形態はSON構造とした。しかし、空洞30を酸化ケイ素などの絶縁材料で埋めてSOI構造にすることも考えられる。この場合は、バルク基板から薄膜を簡単に分離することができる利点を利用することができないことは理解できるであろう。
添付図面に記載したグリッド構造とは異なる、代替的なサポートトレンチのレイアウトが可能であることも、当業者には明らかであろう。例えば、サポートトレンチのネットワークとして、六角形形状を代わりに採用できる。
また、本発明の範囲内で、アクセストレンチのレイアウトを変更することも可能である。例えば、湿式エッチングと、犠牲層を除去するための等方性エッチングとして用いる場合は、アクセストレンチ孔を異なる方向に不規則な間隔で配置するのが望ましいことがある。そのようなエッチングは、結晶学的方向に優勢的に作用し、したがって、エッチングがより遅い速度で進行する方向ではより小さい間隔にするのが有利である。
要約すると、本発明は半導体デバイスを製造する方法であって、2個のエッチング停止層(8、11)間に挟み込み、また半導体薄膜(9)をバルク基板(1)から分離する犠牲層を有する積層構造を使用して、アンダーエッチングした構造を設ける。アクセストレンチおよびサポートトレンチを、積層構造で、半導体層および上側エッチング停止層の厚さを貫通して形成する。サポートトレンチは犠牲層および下側エッチング停止層を貫通してより深く延長させ、充填する。犠牲層を露出させ、エッチング停止層まで選択的にエッチングして空洞を形成し、充填したサポートトレンチを有する垂直方向の支持構体を介してバルク基板に取り付けた半導体薄膜を形成する。
半導体デバイスを製造する既知の方法の段階を示す。 (i),(ii)は半導体デバイスを製造する既知の方法の段階を示す。 半導体デバイスを製造する既知の方法の段階を示す。 半導体デバイスを製造する既知の方法の段階を示す。 本発明方法による第1実施形態の種々のステップにおける積層構造の部分断面図を示す。 本発明方法による第1実施形態の種々のステップにおける積層構造の部分断面図を示す。 本発明方法による第1実施形態の種々のステップにおける積層構造の部分断面図を示す。 本発明方法による第1実施形態の種々のステップにおける積層構造の部分断面図を示す。 本発明方法による第1実施形態の種々のステップにおける積層構造の部分断面図を示す。 本発明方法による第1実施形態の種々のステップにおける積層構造の部分断面図を示す。 本発明方法による第1実施形態の種々のステップにおける積層構造の部分断面図を示す。 図2で示した部分と、デバイス全体の関連を示す。 (A),(B)は半導体層を基板から取り外す方法の実施例を示す。 半導体層を基板から取り外す方法の別の実施例を示す。 図2で示した積層構造の部分断面図であり、支持基板から取り外されたときの半導体層および移転基板を示す。 本発明方法の第1実施形態により形成した積層構造における半導体層上の個別チップを分離する段階を示す部分断面図である。 本発明方法の第1実施形態により形成した積層構造における半導体層上の個別チップを分離する段階を示す部分断面図である。 本発明方法の第1実施形態により形成した積層構造における半導体層上の個別チップを分離する段階を示す部分断面図である。 本発明方法による第2実施形態の方法における種々の段階の積層構造を示す部分断面図である。 本発明方法による第2実施形態の方法における種々の段階の積層構造を示す部分断面図である。 本発明方法による第2実施形態の方法における種々の段階の積層構造を示す部分断面図である。 本発明方法による第2実施形態の方法における種々の段階の積層構造を示す部分断面図である。 本発明方法による第2実施形態の方法における種々の段階の積層構造を示す部分断面図である。 本発明方法による第2実施形態の方法における種々の段階の積層構造を示す部分断面図である。

Claims (14)

  1. 半導体デバイスを製造する方法であって、
    −基板上に下側エッチング停止層、その上に犠牲層、その上に上側エッチング停止層、その上に半導体層を有する積層構造を形成する第1のステップと、
    前記第1のステップの後、前記半導体層および前記上側エッチング停止層を貫通して、前記犠牲層に底部を有する第1トレンチのセットを形成する第2のステップと、
    前記第1のステップの後、前記半導体層、前記上側エッチング停止層、前記犠牲層、および前記下側エッチング停止層を貫通して、前記基板に底部を有する第2トレンチのセットを形成する第3のステップと、
    前記第3のステップの後、前記第2トレンチのセットを、誘電体を含むバリア材料で充填し、前記半導体層と前記基板との間における支持構体を設けるステップと、
    前記第2のステップの後、前記第1トレンチのセットの側壁に、露出した前記半導体層の表面をエッチングされないように覆うための前記バリア材料を形成し、次いで当該第1のトレンチのセットを経て、前記犠牲層を、選択的に前記上側エッチング停止層および下側エッチング停止層までエッチングするステップと
    を有する方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記第2トレンチのセットを形成するステップは、第1トレンチのセットを形成するのと同一加工ステップ中に形成し、双方のトレンチのセットを、前記半導体層および前記上側エッチング停止層に貫通させて形成するものとし、前記方法は、さらに、
    −前記第2トレンチのセットの底面を経て犠牲層および下側エッチング停止層をエッチングする前に、前記第1トレンチのセットの底面に、露出した犠牲層の表面を覆うための前記バリア材料を堆積させるステップと、
    −前記犠牲層を選択的にエッチングするステップの前に、前記第1トレンチのセットの底面に堆積された前記バリア材料の少なくとも一部をエッチング除去して、前記犠牲層を露出させるステップ
    を有するものとした方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、前記第1および第2のトレンチセットのうち一方を他方よりも幅広にし、
    前記方法は、さらに、
    −各トレンチを形成した後、前記半導体層上に、幅が狭い方のトレンチを充填するが幅広い方のトレンチを充填しない厚さを有する層を堆積させるステップ
    を有するものとした方法。
  4. 請求項3に記載の方法において、前記第2トレンチのセットを、前記第1トレンチのセットよりも幅広にし、前記堆積させた層は、前記第1トレンチのセットの底面で、前記犠牲層の露出した表面をカバーするよう堆積させたバリア材料として作用するようにした方法。
  5. 請求項3に記載の方法において、前記第1トレンチのセットを、前記第2トレンチのセットよりも幅広にし、前記堆積させた層は、前記第1トレンチのセットの側壁を被覆する非酸化層とし、前記第1トレンチのセットの底面にバリア材料を堆積させる前記ステップは、前記底面を酸化させることを含むものとし、
    前記方法は、さらに、
    −前記第2トレンチのセットの底面を経てエッチングする前に前記第2トレンチのセットから前記堆積させた層を除去するステップ
    を有するものとした方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法において、さらに、
    −前記犠牲層をエッチング除去した後、前記第1トレンチのセットを絶縁材料で充填し、セミコンダクター・オン・ナッシング構造を得るステップ
    を有するものとした方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、さらに、
    −前記支持構体により支持された前記半導体層上に半導体デバイスおよびの両方またはいずれか一方を加工処理するステップと、および、
    −前記支持構体を破壊することによって前記半導体層を前記基板から取り外すステップと
    を有するものとした方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、前記半導体層および基板をエッチング溶液に浸すことによって支持構体を破壊する方法。
  9. 請求項7に記載の方法において、加圧した水または空気を前記支持構体に当てることによって前記支持構体を破壊する方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項に記載の方法において、さらに、
    前記半導体層を取り外すステップの前に:
    半導体デバイスおよび回路の両方またはいずれか一方が加工処理され前記半導体層上にマスク層を堆積させるステップと、
    −前記半導体層表面の選択した部分を露光してマスク層をパターン形成するステップと、
    −露光した部分にドライエッチングを行い、加工処理した半導体層を、支持構体のそれぞれに対応する部分によって支持された、複数の互いに離散した島状体に分割するステップ
    を有するものとした方法。
  11. 請求項10に記載の方法において、前記露光した部分の寸法を1μm未満とした方法。
  12. 請求項7〜11のいずれか一項に記載の方法において、前記半導体層を取り外した後、前記基板を、再びこの方法を繰り返すために再利用する方法。
  13. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法において、前記除去した犠牲層によって生ずる空洞を絶縁層で埋めることによりSOI(semiconductor-on-insulator)構体を得る方法。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法において、第2トレンチのセットが、半導体層全域にわたってトレンチのグリッドを形成する方法。
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