JP4987064B2 - シート検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート検知装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
シートを検知する従来のシート検知装置としては、アクチュエータ型のものが多用されている。このシート検知装置は、例えば、シートを検知するための検知領域へアクチュエータ部の被当接部を突出させ、検出すべきシートに該被当接部が当接されることで、該アクチュエータ部が回動軸を中心として回動され、これによりシートを検知する。
かかるシート検知装置では、通常状態ではアクチュエータ部が検知領域に突出しているために、該検知領域に突出したアクチュエータ部が邪魔になり、例えば、アクチュエータ部の近傍に設けられる部材を着脱する際に、慎重に作業しなければ、アクチュエータ部が外れたりするため、アクチュエータ部の近傍に設けられる部材の着脱作業の作業性が悪化する。
例えば、特許文献1には、画像形成装置から排出されたシートを積載するトレイ上に排出されたシートの積載量に追従して、移動可能に支持された第1の検知部材と、該トレイが装置本体に装着されている時に該トレイの一部と接触し、かつ該トレイの装置本体からの着脱に応じて移動可能に支持された第2の検知部材と、これらを検知可能とした検知手段とが装置本体に設けられた画像形成装置が提案されている。
この画像形成装置では、検知部材及び検知手段が装置本体側に設けられることで、通常状態では第1検知部材が検知領域(外装カバーよりも外側)へ突出しているために、アクチュエータ部の近傍に設けられる部材(例えば外装カバー等の外装部材)の着脱が煩雑になるという不都合がある。
この点に関し、アクチュエータ部の近傍に設けられる部材側にシート検知装置を設ける場合には、着脱作業の作業性を向上させることができる。
例えば、画像形成装置において、当該画像形成装置で処理されるシート(具体的には画像形成に使用される記録シート、或いは、原稿読取装置での原稿読み取りに使用される原稿シート)が載置されるシートトレイを備え、該シートトレイに載置されているシートをシート検知装置で検知する構成とする場合において、シート検知装置をシートトレイ側に設けると、該シートトレイの交換やオプション取り付け等の着脱作業を容易化することが可能となる。
しかしながら、このようにシート検知装置をシートトレイ側に設けると、シートトレイの着脱時に、シート検知装置における接続ケーブルのコネクタを画像形成装置の本体側のコネクタに対して着脱する必要があり、このことがシートトレイの着脱作業の妨げになっている。
特開2006−290540号公報
そこで、本発明は、シートを検知するシート検知装置であって、アクチュエータ部の近傍に設けられる部材(例えば排出トレイや外装部材等)の着脱作業の作業性を向上させることが可能なシート検知装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、次のシート検知装置及び画像形成装置を提供する。
(1)シート検知装置
シートを検知するシート検知装置であって、シートを検知するための検知領域へ突出した突出姿勢と、前記検知領域から退避した退避姿勢との何れかをとるように回動軸を中心として回動自在とされたアクチュエータ部と、前記アクチュエータ部を前記退避姿勢とする退避状態と、前記アクチュエータ部を前記突出姿勢とする突出状態とを切り替え可能とされた作動部と、前記アクチュエータ部を検知する検知部とを備えており、前記アクチュエータ部は、検知すべきシートに当接される被当接部と、前記検知部で検知される被検知部と、前記作動部に作動される被作動部とを有し、前記被当接部、前記被検知部及び前記被作動部は、何れも前記回動軸に該回動軸の径方向の外方へ突出して設けられており、前記被当接部と前記被検知部とが前記回動軸の周方向において鈍角を構成するように設けられ、かつ、前記被作動部が前記回動軸の周方向において鈍角を構成する前記被当接部と前記被検知部との間に設けられており、前記検知部は、前記被検知部を検知し、前記作動部は、該作動部がオフのときには前記退避状態を維持して前記アクチュエータ部を前記退避姿勢にし、かつ、該作動部がオンのときに前記突出状態に切り替えて前記アクチュエータ部を前記突出姿勢にする構成とされており、前記回動軸の軸方向に沿って往復移動自在とされた可動部材と、前記可動部材を移動させる駆動装置と、前記可動部材に設けられて該可動部材の移動によって前記回動軸を中心として前記被作動部を回動させる回動部材とを備えていることを特徴とするシート検知装置。
(2)画像形成装置
前記発明に係るシート検知装置を備えた画像形成装置であって、前記シート検知装置は、当該画像形成装置の本体に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
本発明に係るシート検知装置及び画像形成装置によれば、前記作動部によって、前記退避状態を維持して前記アクチュエータ部を前記退避姿勢で保持することができる。従って、通常状態(例えば電源がオフの状態や待機状態等の着脱作業を行える状態)において前記アクチュエータ部を前記検知領域から退避させることができ、これにより、前記アクチュエータ部が邪魔になることがなく、前記アクチュエータ部の近傍に設けられる部材(例えば、排出トレイや外装部材等)の着脱作業の作業性を向上させることが可能となる。
さらに、前記アクチュエータ部は、検知すべきシートに当接される前記被当接部と、前記検知部で検知される前記被検知部と、前記作動部に作動される前記被作動部とを有し、前記検知部は、前記被検知部を検知し、前記作動部は、前記回動軸を中心として前記被作動部を回動させるので、前記作動部による前記アクチュエータ部に対する前記退避状態を前記アクチュエータ部の簡単な構成によって実現することができる。さらに、前記被当接部、前記被検知部及び前記被作動部は、何れも前記回動軸に該回動軸の径方向の外方へ突出して設けられており、前記被当接部と前記被検知部とが前記回動軸の周方向において鈍角を構成するように設けられ、かつ、前記被作動部が前記回動軸の周方向において鈍角を構成する前記被当接部と前記被検知部との間に設けられているので、前記アクチュエータ部に対して前記作動部及び前記検知部をバランスよく設けることができ、これにより、当該シート検知装置のコンパクト化を実現することが可能となる。
さらに、前記作動部は、該作動部がオフのときには前記退避状態を維持して前記アクチュエータ部を前記退避姿勢にし、かつ、該作動部がオンのときに前記突出状態に切り替えて前記アクチュエータ部を前記突出姿勢にする構成とされているので、電源をオフした状態で前記アクチュエータ部の前記退避姿勢を保持することができる。これにより、電源をオフした状態での前記着脱作業の作業性の容易化を実現することが可能となる。さらに、前記作動部は、前記回動軸の軸方向に沿って往復移動自在とされた前記可動部材と、前記可動部材を移動させる前記駆動装置と、前記可動部材に設けられて該可動部材の移動によって前記回動軸を中心として前記被作動部を回動させる前記回動部材とを備えているので、前記可動部材の前記往復移動を前記回動部材によって前記被作動部を介した前記回動軸の回転運動に変換するという簡単な構成で前記回動軸を中心として前記アクチュエータ部を回動させることが可能となる。
しかも、本発明に係る画像形成装置によれば、前記シート検知装置が当該画像形成装置の本体に設けられていることで、前記シート検知装置の近傍に設けられる部材の着脱時に前記シート検知装置における接続ケーブルのコネクタの着脱を考慮する必要がなく、それだけ前記シート検知装置の近傍に設けられる部材の着脱作業の作業性を向上させることが可能となる。
なお、本発明に係るシート検知装置にて検知される「シート」には、前記画像形成装置で画像形成に使用される記録用紙等の記録シートや、前記画像形成装置に備えられる画像読取装置で原稿画像の読み取りに使用される原稿シートを含む概念である。
本発明に係るシート検知装置及び画像形成装置において、前記アクチュエータ部は、前記退避姿勢をとる退避方向への付勢状態とされており、前記可動部材は、前記軸方向の一方側への付勢状態とされており、前記駆動装置は、前記作動部がオンのときに前記可動部材を前記軸方向の他方側に移動させるように駆動し、前記回動部材は、前記軸方向の一方側と他方側との間で該軸方向に傾斜する傾斜部を有しており、前記被作動部は、前記可動部材の前記軸方向の他方側への移動に伴って前記アクチュエータ部の前記退避方向への付勢力に抗して前記傾斜部に摺動することで、前記退避方向とは反対側の突出方向へ回動される態様を例示できる。
この態様では、前記作動部がオフのときの前記作動部による前記アクチュエータ部に対する前記退避状態を簡単な構成で実現でき、しかも、前記被当接部に負荷がかかって前記アクチュエータ部が前記突出姿勢をとっている状態において前記被当接部にかかっている負荷が解除されたときに前記アクチュエータ部に対する付勢力によって該アクチュエータ部を前記退避姿勢に自動的に戻すことが可能となる。
本発明に係るシート検知装置及び画像形成装置において、プランジャー及びソレノイドを有するプランジャー型ソレノイド装置を備え、前記プランジャーが前記可動部材とされ、かつ、前記ソレノイドが前記駆動装置とされている態様を例示できる。
この態様では、汎用のプランジャー型ソレノイド装置を用いることができ、これにより、前記作動部がオフのときの前記作動部による前記アクチュエータ部に対する前記退避状態を安価にかつ簡単な構成で実現することができる。
本発明に係るシート検知装置及び画像形成装置において、前記検知部は、光センサであることが好ましい。
この場合、汎用の光センサを用いることができ、これにより、安価にかつ確実に前記被検知部を検知することができる。
本発明に係る画像形成装置において、シートが載置されるシートトレイを備え、前記シート検知装置は、前記シートトレイにおけるシートの有無を検知するものとされている態様を例示できる。
この態様では、前記シート検知装置が当該画像形成装置の本体に設けられていることで、前記シートトレイの着脱時に前記シート検知装置の接続ケーブルのコネクタを着脱する必要がなく、これにより前記シートトレイの着脱作業性の容易化を実現することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置において、前記シートトレイは、当該画像形成装置の本体内で搬送されて該本体から外部に排出されたシートが載置される排出トレイであり、前記排出トレイは、当該画像形成装置の本体に対して着脱可能とされている態様を例示できる。
この態様では、例えば、前記排出トレイがオプションとして付設される場合に好適に用いることができる。
本発明に係る画像形成装置において、シートの排出方向において前記排出トレイよりも上流側でシートを検知する上流側シート検知部を備え、前記上流側シート検知部にてシートの搬送を検知すると、前記シート検知装置の前記作動部をオンにし、前記上流側シート検知部によるシートの搬送検知開始から該シートが前記排出トレイに載置されるまでのシート排出時間の経過後に前記シート検知装置の前記作動部をオフにすることが好ましい。
この場合、前記シート検知装置の前記作動部をオフにした後、前記排出トレイに載置されたシートが前記排出トレイに残っている場合には、前記アクチュエータ部がシートの重みにより前記突出姿勢のままとなって前記シート検知装置がシートの有を検知している状態を維持する状態となる。また、前記排出トレイにおけるシートが取り除かれた後は、前記アクチュエータ部が自動的に前記退避姿勢になって前記シート検知装置がシートの無を検知している状態となる。
これにより、前記作動部への電力供給を行うことなしにシートの重みを利用して、前記排出トレイに載置されたシートにより、前記突出状態が維持されて前記アクチュエータ部が前記突出姿勢にされ、その後に前記排出トレイからシートが取り除かれると、前記アクチュエータ部に対する付勢力によって該アクチュエータ部が前記突出姿勢から前記退避姿勢へと移行して前記突出状態から前記退避状態へと前記作動部を自動的に切り替えることが可能となる。
以上説明したように、本発明に係るシート検知装置及びそれを備えた画像形成装置によると、前記作動部によって、前記退避状態を維持して前記アクチュエータ部を前記退避姿勢で保持することができるので、通常状態(例えば電源がオフの状態や待機状態等の着脱作業を行える状態)において前記アクチュエータ部を前記検知領域から退避させることができ、これにより、前記アクチュエータ部が邪魔になることがなく、前記アクチュエータ部の近傍に設けられる部材(例えば、排出トレイや外装部材等)の着脱作業の作業性を向上させることができる。
しかも、本発明に係る画像形成装置によると、前記シート検知装置が当該画像形成装置の本体に設けられていることで、前記シート検知装置の近傍に設けられる部材の着脱時に前記シート検知装置における接続ケーブルのコネクタの着脱を考慮する必要がなく、それだけ前記シート検知装置の近傍に設けられる部材の着脱作業の作業性を向上させることができる。
図本発明の実施の形態に係るシート検知装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置において記録用紙を排出する際の搬送経路を説明するための説明図である。 シート検知装置を説明するための概略構成図であって、(a)は、アクチュエータ部が退避姿勢をとっているシート検知装置を上から視た平面図を示す図であり、(b)は、(a)に示すシート検知装置を側方から視た側面図を示す図であり、(c)は、アクチュエータ部が突出姿勢をとっているシート検知装置を上から視た平面図であり、(d)は、(c)に示すシート検知装置を側方から視た側面図である。 図4に示すシート検知装置の斜視図であって、(a)は、アクチュエータ部が退避姿勢をとっている退避状態を示す図であり、(b)は、アクチュエータ部が退避姿勢と突出姿勢との間の姿勢をとっているときの作動状態を示す図である。(c)は、アクチュエータ部が突出姿勢をとっている突出状態を示す図である。 シート排出時間を説明するための説明図であって、(a)は、上流側シート検知部が記録用紙の先端を検知する場合でのシート排出時間の説明図であり、(b)は、上流側シート検知部が記録用紙の後端を検知する場合でのシート排出時間の説明図である。 図3のβ部分を示す概略構成図であって、(a)は、上流側シート検知部が記録用紙を検知する前の通常状態を示す図であり、(b)は、上流側シート検知部が記録用紙の搬送タイミングを検知している搬送検知状態を示す図であり、(c)は、シート検知装置が排紙トレイに載置されている記録用紙の有無を検知している有無検知状態を示す図である。 画像形成装置における上流側シート検知部とシート検知装置とが連動した検知動作を行う制御部の制御の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[画像形成装置20の全体構成]
図1は、本発明の実施の形態に係るシート検知装置200を備えた画像形成装置20の概略構成を示す断面図である。また、図2は、画像形成装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示す画像形成装置20は、ここでは、原稿の画像を読み取って画像を印刷する複写機能と、ファクシミリ通信を行うファクシミリ機能と、情報端末装置等の外部装置(図示せず)からの画像データを印刷するプリンタ機能とを備えたデジタル複合機とされている。
画像形成装置20は、図1に示すように、原稿の画像を読み取って記録用紙等の記録シート(シートの一例、以下、記録用紙という)Pに印刷する複写モードと、原稿の画像を読み取って送信し、かつ、原稿の画像を受信して記録用紙Pに印刷したりするファクシミリモードと、外部装置からネットワーク回線等の通信手段を通じて受信した画像を記録用紙Pに印刷するプリンタモードとを選択的に切り替えできようになっている。
画像形成装置20の本体21は、原稿画像を読み取り可能な原稿読取装置(ここでは原稿搬送読取部)22、電子写真形成プロセスにより原稿搬送読取部22で読み取った画像をその色を再現して記録用紙P上に形成する印刷出力を行う画像形成部24、画像形成処理に関する各機能の設定が可能な操作部36、給紙部26及び排紙処理装置28を備えている。また、画像形成装置20は、図2に示すように、制御部100、記憶部101、HDD(Hard Disk Drive)等の大容量記憶装置112、通信部106及びタイマ110をさらに備えている。なお、図2において、図1に示す給紙部26及び排紙処理装置28は図示を省略している。また、上流側シート検知部30及びシート検知装置200については、のちほど詳しく説明する。
ここで、複写モードでの動作説明を行いながら画像形成装置20の内部構成を説明する。
原稿が原稿搬送読取部22の原稿セットトレイ32にセットされると、原稿検出センサ34が原稿のセットされたことを検出する。そして、操作部36(図1では図示せず、図2参照)を操作することにより、印刷用紙のサイズ及び変倍率等が入力設定される。その後、操作部36の操作内容に応じて複写開始の指示がなされる。なお、操作部36は、各種処理の指示操作、各種処理情報の入力操作或いは選択操作を行う操作パネル114と、指示操作、入力操作或いは選択操作された各種処理情報を表示する表示パネル116とを備えている。
操作部36の操作に応答して、原稿搬送読取部22では、ピックアップローラ38により原稿セットトレイ32上の原稿を1枚ずつ引出し、原稿を捌き板40及び搬送ローラ42間を介してプラテンガラス44へと送り出し、原稿をプラテンガラス44上で副走査方向に搬送して原稿排出トレイ46へと排出する。
このとき、第1の読取部48によって原稿の表面(下側面)が読み取られる。この第1の読取部48の第1の走査ユニット50を所定位置に移動して位置決めすると共に、第2の走査ユニット52を所定位置に位置決めしておく。第1の走査ユニット50の露光ランプによりプラテンガラス44を介して原稿の表面を照射し、原稿の反射光を第1の走査ユニット50及び第2の走査ユニット52の各反射ミラーにより結像レンズ54へと導き、原稿の反射光を結像レンズ54によりCCD(Charge Coupled Device)56に集光させ、原稿の表面の画像をCCD56上に結像させて原稿の表面の画像を読み取る。
また、第2の読取部58によって原稿の裏面(上側面)が読み取られる。この第2の読取部58は、プラテンガラス44の上方に配置されている。第2の読取部58は、LED(Light Emitting Diode)アレイや蛍光灯等の光源を含み、かつ、原稿の裏面を照射する露光ランプと、画素毎に原稿の反射光を集光するセルフォックレンズアレイと、セルフォックレンズアレイを通じて受光した原稿の反射光を光電変換してアナログの画像信号を出力する密着イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)とを備えている。
さらに、画像形成装置20では、原稿搬送読取部22の上部筐体を開いて、プラテンガラス44上に原稿を載置し、この状態で第1の読取部48により原稿の表面を読み取ることが可能である。この場合は、第1の走査ユニット50及び第2の走査ユニット52を相互に所定の速度関係を維持しつつ副走査方向に移動させ、第1の走査ユニット50によってプラテンガラス44上の原稿を露光し、第1の走査ユニット50及び第2の走査ユニット52によって原稿からの反射光を結像レンズ54へと導き、結像レンズ54によって原稿の画像をCCD56上に結像する。
上記のようにして原稿の片面又は両面が読み取られると、原稿の片面又は両面の画像を示す画像データがマイクロコンピュータを含む制御部100(図2参照)に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データが画像形成部24へと出力される。
画像形成部24は、画像データによって示される原稿の画像を記録用紙Pに印刷するものであって、感光体ドラム60、帯電装置62、レーザスキャンユニット(以下、LSUという)64、現像装置68、転写装置70、クリーニング装置72、定着装置74及び図示しない除電装置を備えている。
また、画像形成部24には、主搬送路76を含む搬送経路が設けられており、給紙部26から送られてきた記録用紙Pが主搬送路76に沿って搬送される。給紙部26は、用紙カセット80に収納された記録用紙P、又は手差トレイ82に載置された記録用紙Pを1枚ずつ引出して記録用紙Pを画像形成部24の主搬送路76へと送り出す。
画像形成部24の主搬送路76に沿って記録用紙Pが搬送されている途中で、記録用紙Pが感光体ドラム60と転写装置70との間を通過し、さらに定着装置74を通過して、記録用紙Pに対する印刷が行われる。
感光体ドラム60は、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置72と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置62により均一に帯電される。
LSU64は、原稿搬送読取部22からの画像データに基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光によって感光体ドラム60の表面を主走査方向に繰り返し走査して、静電潜像を感光体ドラム60の表面に形成する。
現像装置68は、トナーを感光体ドラム60の表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム60の表面に形成する。
転写装置70は、感光体ドラム60との間を通過していく記録用紙Pに感光体ドラム60上に形成されたトナー像を転写する。
定着装置74は、記録用紙Pを加熱及び加圧して記録用紙P上のトナー像を定着させる。
制御部100は、画像形成装置20全体の制御を司るものであって、CPU(Central Processing Unit)を含んでいる。制御部100は、信号経路118を介して原稿搬送読取部22、画像形成部24、操作部36、記憶部101、大容量記憶装置112、通信部106及びタイマ110に接続されている。
記憶部101は、ROM(Read Only Memory)102及びRAM(Random Access Memory)104等の記憶装置を含んでいる。記憶部101におけるROM102には、画像形成装置20の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータ等の情報が記憶されている。制御部100は、ROM102に格納されているプログラム及びデータに従って画像形成装置20の制御を行い、かつ、画像形成装置20の各機能に関する制御を実行する。
記憶部101におけるRAM104は、制御部100による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、カウント値、JAM及びサービスエラーの履歴情報、並びに消耗部品の情報等を記憶するバックアップメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを備えている。
大容量記憶装置112は、画像形成装置20の入力画像データを記憶するためのドキュメントファイリング機能を実現するために備えられている。このドキュメントファイリング機能とは、スキャナで読み取られた画像、並びにパーソナルコンピュータ(以下、PCという。)及びファクシミリ装置等の外部から送信された画像を受信し、この受信した画像を大容量記憶装置112に記憶することをいう。大容量記憶装置112内に記憶された画像は、RAM104で管理される。記憶された画像は、PCにより読み出されたり、操作パネル114を操作することによって印刷が行われたり、FAX及びメール等の送信ツールを用いて外部に送信されたりする。
通信部106は、ファクシミリ装置及びPC等の外部装置(図示せず)に接続されたネットワーク回線等の通信手段Lに対するインターフェイスとしての機能を有している。
タイマ110は、制御部100の指示の下、後述する記録用紙Pの検知動作の制御によってシート排出時間Tを計測する。
そして、制御部100は、画像形成部24で印刷された記録用紙Pを排出する際に各種制御を行う。
図3は、図1に示す画像形成装置20において記録用紙Pを排出する際の搬送経路を説明するための説明図である。
図1及び図3に示すように、画像形成装置20には、記録用紙Pが搬送される搬送経路として、主搬送路76と副搬送路77と排出搬送路78と反転搬送路76dとが設けられている。
主搬送路76は、給紙部26と排紙処理装置28との間で記録用紙Pを搬送する搬送経路とされている。
副搬送路77は、主搬送路76における定着装置74と排紙処理装置28との間の搬送経路から第1分岐部R1で分岐(ここでは斜め左上方に分岐)した搬送経路とされている。排出搬送路78は、主搬送路76における第1分岐部R1よりも定着装置74側の搬送経路から第2分岐部R2で分岐(ここでは水平に分岐)した搬送経路とされている。また、反転搬送路76dは、定着装置74と第2分岐部R2との間の搬送経路から第3分岐部R3で分岐(ここでは斜め右下方に分岐)し、かつ、画像形成部24と給紙部26との間の接続部R4に接続された搬送経路とされている。
第1分岐部R1と第2分岐部R2との間の主搬送路76には、正回転及び逆回転可能な第1搬送ローラ対85aが設けられている。副搬送路77には、正回転及び逆回転可能な第2搬送ローラ対85bが設けられている。また、排出搬送路78には、逆回転する排出ローラ対85cが設けられている。なお、正回転は記録用紙Pを搬送方向(図中矢印C1方向)に搬送する方向である。また、逆回転は正回転とは反対方向の回転であり、搬送方向C1とは逆方向の逆搬送方向に搬送する方向である。ここで、逆搬送方向は、記録用紙Pが排出搬送路78を通って排出口Saへ向かう排出方向(図中矢印C2方向)と、記録用紙Pが反転搬送路76dを通って接続部R4へ向かう反転方向(図中矢印C3方向)とがある。
第1から第3分岐部R1,R2,R3には、第1から第3分岐爪84a,84b,84cがそれぞれ配設されている。
第1分岐爪84aは、第1搬送ローラ対85aからの記録用紙Pを排紙処理装置28の方に導く第1姿勢(図3の実線で示す姿勢)と、第1搬送ローラ対85aからの記録用紙Pを第2搬送ローラ対85bの方に導く第2姿勢(図3の2点鎖線で示す姿勢)をとるように構成されている。
第2分岐爪84bは、定着装置74からの記録用紙Pを第1搬送ローラ対85aの方に導くか、又は、第2姿勢とされた第1分岐爪84aを経て第1及び第2搬送ローラ対85a,85bの逆回転により逆搬送される記録用紙Pを第3分岐爪84cの方に導く第1姿勢(図3の実線で示す姿勢)と、第2姿勢とされた第1分岐爪84aを経て第1及び第2搬送ローラ対85a,85bの逆回転により逆搬送される記録用紙Pを逆回転された排出ローラ対85cの方に導く第2姿勢(図3の2点鎖線で示す姿勢)をとるように構成されている。
第3分岐爪84cは、定着装置74からの記録用紙Pを第2分岐爪84bの方に導く第1姿勢(図3の実線で示す姿勢)と、第2姿勢とされた第1分岐爪84a及び第1姿勢とされた第2分岐爪84bを経て第1及び第2搬送ローラ対85a,85bの逆回転により逆搬送される記録用紙Pを接続部R4の方に導く第2姿勢(図3の2点鎖線で示す姿勢)をとるように構成されている。
かかる構成を備えた画像形成装置20では、複写画像及びプリント画像の印刷が行われる場合は、第1から第3分岐爪84a〜84cが何れも第1姿勢にされ、定着装置74からの記録用紙Pが排紙処理装置28に搬送される。
また、ファクシミリ画像の印刷が行われる場合には、まず、第1分離爪84aが第2姿勢に、第2及び第3分岐爪84b,84cが第1姿勢にされ、定着装置74からの記録用紙Pが一旦副搬送路77に移送された後、第2分岐爪84bが第2姿勢にされて副搬送路77からの記録用紙Pが排出方向C2に搬送され、排出トレイ(シートトレイの一例、以下、排紙トレイという)86に排出される。すなわち、排紙トレイ86は、画像形成装置20の本体21内で搬送されて本体21から外部に排出された記録用紙Pが載置されるものとされている。
なお、記録用紙Pの両面に印刷が行われる場合は、まず、第1分離爪84aが第2姿勢に、第2及び第3分岐爪84b,84cが第1姿勢にされ、定着装置74からの記録用紙Pが一旦副搬送路77に移送された後、第3分岐爪84cが第2姿勢にされて副搬送路77からの記録用紙Pが反転方向C3に搬送され、記録用紙Pの表裏が反転されて接続部R4に搬送される。
また、排紙処理装置28では、複数の記録用紙Pを各排紙トレイ88に仕分けして排出する処理、各記録用紙Pにパンチングする処理、及び各記録用紙Pにステープルする処理を施す。例えば、複数部の印刷物を作成する場合は、各排紙トレイ88に印刷物の一部ずつが割り当てられるように、各記録用紙Pを各排紙トレイ88に仕分けして排出し、排紙トレイ88毎に、排紙トレイ88上の各記録用紙Pにパンチング処理又はステープル処理を施して印刷物を作成する。
以上のようにして印刷された記録用紙Pは、排紙処理装置28の方へと導かれて排紙処理装置28の各排紙トレイ88の何れかに排出されるか、或いは排紙トレイ86の方へと導かれて排紙トレイ86に排出される。
そして、画像形成装置20においては、ファクシミリ受信の画像データによって印刷されて排紙トレイ86に排出された記録用紙Pの排紙トレイ86における有無に応じた処理動作(ここではファクシミリ受信を示す表示の消灯動作)を行うようになっている。このため、シート検知装置200によって、排紙トレイ86における記録用紙Pの有無を検知する。
本実施の形態では、排紙トレイ86は、画像形成装置20の本体21に対して着脱可能とされている。具体的には、排紙トレイ86は、後付け可能なオプション部材とされている。
[シート検知装置200について]
ところで、画像形成装置20において、排紙トレイ86の交換やオプション取り付け等の着脱作業を容易化するためには、シート検知装置200を排紙トレイ86側に設けることが考えられるが、この場合、排紙トレイ86の着脱時に、シート検知装置200における接続ケーブルのコネクタ(図示せず)を着脱する必要があり、このことが排紙トレイ86の着脱作業の妨げになっている。
そこで、本実施の形態の画像形成装置20においては、シート検知装置200は、本体21に設けられており、次のように構成されている。
シート検知装置200は、図3に示すように、排紙トレイ86の基端部86aの近傍に配置されている。シート検知装置200は、駆動装置222がオフとなってアクチュエータ部210が退避姿勢をとるときには、外装部材87の内面87aよりも内側(本体21側)の位置に配置されるようになっている。また、シート検知装置200は、駆動装置222がオンとなってアクチュエータ部210が突出姿勢をとるときには、被当接部211の少なくとも先端部211aが排紙トレイ86における記録用紙Pが載置されるシート載置領域Wとオーバーラップする位置に配置されるようになっている。
また、画像形成装置20は、上流側シート検知部30をさらに備えている。上流側シート検知部30は、記録用紙Pの排出方向C2において排紙トレイ86よりも上流側で記録用紙Pを検知する。
詳しくは、上流側シート検知部30は、排出搬送路78(ここでは排出口Saの近傍)に設けられている。
上流側シート検知部30は、制御部100の入力系に接続されており(図2参照)、記録用紙Pの搬送タイミングを示す検知信号を制御部100に送信するようになっている。
本実施の形態では、制御部100において、上流側シート検知部30が排出方向C2に搬送される記録用紙Pの排出方向C2の下流側端(以下、先端という)のタイミングを検知する場合と、上流側シート検知部30が排出方向C2に搬送される記録用紙Pの排出方向C2の上流側端(以下、後端という)のタイミングを検知する場合と、上流側シート検知部30が排出方向C2に搬送される記録用紙Pの先端P1及び後端P2の双方を検知する場合とを例示できる。なお、上流側シート検知部30は、従来公知のシート検知センサを用いることができ、ここでは詳しい説明を省略する。
図4は、シート検知装置200を説明するための概略構成図である。図4(a)は、アクチュエータ部210が退避姿勢をとっているシート検知装置200を上から視た平面図を示しており、図4(b)は、図4(a)に示すシート検知装置200を側方(記録用紙Pの搬送方向C2に直交する幅方向)から視た側面図を示している。また、図4(c)は、アクチュエータ部210が突出姿勢をとっているシート検知装置200を上から視た平面図を示しており、図4(d)は、図4(c)に示すシート検知装置200を側方(記録用紙Pの幅方向)から視た側面図を示している。
また、図5は、図4に示すシート検知装置200の斜視図である。図5(a)は、アクチュエータ部210が退避姿勢をとっている退避状態を示している。図5(b)は、アクチュエータ部210が退避姿勢と突出姿勢との間の姿勢をとっているときの作動状態を示している。図5(c)は、アクチュエータ部210が突出姿勢をとっている突出状態を示している。
シート検知装置200は、アクチュエータ部210と、作動部220と、第1付勢部材SPaとを備えている。
アクチュエータ部210は、記録用紙Pを検知するための検知領域α(図4参照)へ突出した突出姿勢(図4(c)、図4(d)及び図5(c)参照)と、検知領域αから退避した退避姿勢(図4(a)、図4(b)及び図5(a)参照)との何れかをとるように回動軸210aを中心に回動自在とされている。ここでは、検知領域αは、記録用紙Pの有無を検知するための領域であって、アクチュエータ部210の近傍に設けられる部材(例えば外装カバー等の外装部材87)の内面87aを基準にした外側の領域とされている。
シート検知装置200は、アクチュエータ部210を検知する検知部(ここでは、非接触で検知するセンサ、具体的には光センサ)230をさらに備えている。
アクチュエータ部210は、検知すべき記録用紙Pに当接される被当接部211と、検知部230で検知される被検知部212と、作動部220に作動される被作動部213とを有している。
本実施の形態では、被当接部211、被検知部212及び被作動部213は、何れも回動軸210aに、径方向(図4(b)の矢印Y方向)の外方へ突出して設けられている。被当接部211と被検知部212とが回動軸210aの周方向において鈍角(図4(d)参照)を構成するように設けられている。すなわち、被当接部211の中心線と被検知部212の中心線とのなす角度θは、90°よりも大きくなっている。さらに、被作動部213が回動軸210aの周方向において被当接部211と被検知部212との間(鈍角を構成する側)に設けられている。ここでは、アクチュエータ部210は、回動軸210aと被当接部211と被検知部212と被作動部213とが一体形成されたものとされている。なお、被当接部211と被検知部212と被作動部213とのうち、少なくとも二つを一つのものとし、それらを兼用するようにしてもよい。すなわち、被当接部211と被検知部212とを一つのものとして被当接部211と被検知部212とを兼用してもよいし、被検知部212と被作動部213とを一つのものとして被検知部212と被作動部213とを兼用してもよい。また、被当接部211と被作動部213とを一つのものとして被当接部211と被作動部213とを兼用してもよく、さらに、被当接部211と被検知部212と被作動部213とを一つのものとして被当接部211と被検知部212と被作動部213とを兼用してもよい
検知部230は、制御部100の入力系に接続されており(図2参照)、被検知部212を検知して記録用紙Pの有無を示す検知信号を制御部100に送信するようになっている。詳しくは、検知部230は、発光部231及び受光部232を有する透過型光センサとされている。検知部230は、発光部231から受光部232に入射される入射光を回動軸210aの回転に伴う被検知部212の回動によって遮断又は通過させることで、該入射光の有無を受光部232で検知するようになっている。なお、検知部230は、反射型光センサであってもよい。
第1付勢部材SPaは、アクチュエータ部210が退避姿勢をとる退避方向(図中矢印Q1方向)にアクチュエータ部210を付勢する。すなわち、アクチュエータ部210は、第1付勢部材SPaによって退避方向Q1に付勢された状態とされている。ここでは、第1付勢部材SPaは、スプリングバネとされており、一端部がアクチュエータ部210(具体的には被当接部211)に係止され、かつ、他端部が本体21側(具体的には本体フレームF)に接続された状態で回軸210aに挿通されている。
作動部220は、アクチュエータ部210を退避姿勢とする退避状態と、アクチュエータ部210を突出姿勢とする突出状態とを切り替え可能に作動するようになっている。
本実施の形態では、作動部220は、オフのときには退避状態を維持してアクチュエータ部210を退避姿勢にし、かつ、オンのときに突出状態に切り替えてアクチュエータ部210を突出姿勢にする構成とされている。
詳しくは、作動部220は、回軸210aを中心に被作動部213を回動させるようになっている。ここでは、作動部220は、回軸210aの軸方向(図4(a)、図4(c)及び図5の矢印X方向)に沿って往復移動自在とされた可動部材221と、可動部材221を軸方向Xの一方側X1(図4(a)及び図5(a)参照)へ付勢する第2付勢部材SPbと、可動部材221を移動させる駆動装置222と、可動部材221に設けられて可動部材221の移動によって回軸210aを中心に被作動部213を回動させる回動部材223とを備えている。
可動部材221は、第2付勢部材SPbによって軸方向Xの一方側X1に付勢された状態とされている。ここでは、可動部材221は、円柱状の部材とされている。可動部材221の先端には係止部221aが設けられている。係止部221aは、可動部材221の径よりも大きな径の円板状に形成とされており、可動部材221の先端に設けられている。第2付勢部材SPbは、スプリングバネとされており、駆動装置222と可動部材221の係止部221aとの間に可動部材221に挿通された状態で配置されている。なお、可動部材221の駆動装置222からの抜けを防止するために、可動部材221の軸方向Xの一方側X1への移動を規制する規制部材(図示せず)が設けられていてもよい。
駆動装置222は、オンのときに可動部材221を軸方向Xの他方側X2に移動させるように駆動するようになっている。また、回動部材223は、軸方向Xの一方側X1と他方側X2との間で軸方向Xに傾斜する傾斜部224を有している。そして、被作動部213は、可動部材221の軸方向Xの他方側X2への移動に伴って第1付勢部材SPaの付勢力に抗して傾斜部224に摺動することで、退避方向Q1とは反対方向である突出方向(図中矢印Q2方向)へ回動されるようになっている。これにより、被作動部213が傾斜部224よりも軸方向Xの他方側X2に居るときにはアクチュエータ部210が退避姿勢にされ、かつ、被作動部213が傾斜部224よりも軸方向Xの一方側X1に居るときにはアクチュエータ部210が突出姿勢にされる。従って、作動部220は、アクチュエータ部210を退避姿勢とする退避状態と、アクチュエータ部210を突出姿勢とする突出状態とを切り替えることができる。
詳しくは、回動部材223は、傾斜部224に加えて、軸方向Xの他方側X2で可動部材221に連結され、かつ、一方側X1で傾斜部224に連設された第1連設部225と、軸方向の他方側X2で傾斜部224に連設された第2連設部226とを有している。回動部材223は、ここでは、傾斜部224と第1連設部225と第2連設部226とが一体的に形成されたものとされている。
具体的には、第1連設部225は、アクチュエータ部210が退避姿勢をとるときに、被作動部213と平行に接触する当接面225a(図4(d)参照)を有している。第2連設部226は、アクチュエータ部210が突出姿勢をとるときに、被作動部213と平行に接触する当接面226a(図4(d)参照)を有している。第1連設部225の当接面225aと第2連設部226の当接面226aとのなす角度φは、アクチュエータ部210が退避姿勢と突出姿勢との間で移行するときの回軸210aの回転角度(ここでは略90°)とされている。そして、被検知部212は、アクチュエータ部210が突出姿勢をとるときに検知部230で検知されるように(ここでは発光部231と受光部232との間を遮光するように)、かつ、アクチュエータ部210が退避姿勢をとるときに検知部230で検知されないように(ここでは発光部231から受光部232へ光が通過するように)回軸210aに設けられている。そして、第1連設部225が連結部225dを介して係止部221aに連結されている。
本実施の形態では、シート検知装置200は、プランジャー(鉄心)、ソレノイド及びスプリングバネを有するプランジャー型ソレノイド装置227を備えており、プランジャーが可動部材221とされ、かつ、ソレノイドが駆動装置222とされ、さらにスプリングバネが第2付勢部材SPbとされている。
駆動装置222は、制御部100の出力系に接続されており(図2参照)、制御部100から電力が供給されてオン状態のときに、磁界を発生させるものである。
駆動装置222は、可動部材221を軸方向Xに摺動自在に挿通する。駆動装置222は、制御部100から電力が供給されてオン状態にされると、可動部材221に電磁力を付与する一方、制御部100からの電力が遮断されてオフ状態にされると、可動部材221への電磁力が解除される。詳しくは、駆動装置222は、制御部100から電力が供給されると、軸方向Xの他方側X2へ発生する駆動力により第2付勢部材SPbの付勢力に抗して可動部材221を引き込む一方、制御部100からの電力が遮断されて駆動力が解除されると、第2付勢部材SPbの付勢力により可動部材221が突出されるようになっている。
かかる構成を備えたシート検知装置200では、アクチュエータ部210が第1付勢部材SPaの付勢力によって退避方向Q1に付勢されており、可動部材221が第2付勢部材SPbの付勢力によって軸方向Xの一方側X1に付勢されているので、被作動部213が傾斜部224の軸方向Xの他方側X2(ここでは第1連接部225)に位置しており、これによりアクチュエータ部210が退避姿勢となり、被作動部213が第1連設部225の当接面225aに当接した状態とされる。この状態で駆動装置222がオン状態になると、可動部材221が第2付勢部材SPbの付勢力に抗して軸方向Xの他方側X2に移行し、それに伴い、被作動部213が第1付勢部材SPaの付勢力に抗して傾斜部224の軸方向Xの縁224aに摺動して傾斜部224を登り、アクチュエータ部210が突出方向Q2に回動する(図5(b)参照)。可動部材221がさらに軸方向Xの他方側X2に移行すると、被作動部213が傾斜部224の軸方向Xの一方側X1(ここでは第2連接部226)に位置され、これによりアクチュエータ部210が突出姿勢となり、被作動部213が第2連設部226の当接面226aに当接した状態とされる。そして、駆動装置222がオフ状態となると、可動部材221が第2付勢部材SPbの付勢力によって軸方向Xの一方側X1に移動して元の位置(初期位置)に戻る。また、被作動部213が第1付勢部材SPaの付勢力によって退避方向Q1に回動して傾斜部224を経て傾斜部224の軸方向Xの他方側X2に位置されて第1連設部225の当接面225aに当接した状態とされ、これによりアクチュエータ部210が退避姿勢に戻る。
そして、制御部100は、上流側シート検知部30にて記録用紙Pの搬送タイミング(ここでは記録用紙Pの先端P1)を検知すると、シート検知装置30の駆動装置222をオンにする。また、制御部100は、タイマ110を用いて、上流側シート検知部30による記録用紙Pの搬送検知開始から該記録用紙Pが排出トレイ86に載置されるまでのシート排出時間の経過後にシート検知装置200の駆動装置222をオフにする。
図6は、シート排出時間Tを説明するための説明図である。図6(a)は、上流側シート検知部30が記録用紙Pの先端P1を検知する場合でのシート排出時間Tを示す図であり、図6(b)は、上流側シート検知部30が記録用紙Pの後端P2を検知する場合でのシート排出時間Tを示す図である。
図6(a)に示すように、上流側シート検知部30が記録用紙Pの先端P1を検知する場合には、シート排出時間Tは、記録用紙Pの排出方向C2における長さL1を記録用紙Pの搬送速度Vで割った第1時間T1に、記録用紙Pが上流側シート検知部30の検知位置Sbから排出口Saを経て排紙トレイ86に載置されるまでの第2時間T2を加算した値とすることができる。なお、記録用紙Pのサイズは従来公知のサイズ検知手段によって検知することができる。また、各サイズの記録用紙Pの排出方向C2における長さL1、搬送速度V及び第2時間T2は予め記憶部101に記憶しておくことができる。また、制御部100は、記憶部100に予め記憶したシート排出時間Tを用いてもよい。この場合、最大サイズの記録用紙Pで算出したシート排出時間Tとし、最大サイズの記録用紙Pで算出したシート排出時間Tを予め記憶部101に記憶しておくことができる。
また、図6(b)に示すように、上流側シート検知部30が記録用紙Pの後端P2を検知する場合には、シート排出時間Tは、第2時間T2とすることができる。シート排出時間Tである第2時間T2を予め記憶部101に記憶しておくことができる。
図7は、図3のβ部分を示す概略構成図である。図7(a)は、上流側シート検知部30が記録用紙Pを検知する前の通常状態を示す図である。図7(b)は、上流側シート検知部30が記録用紙Pの搬送タイミングを検知している搬送検知状態を示す図である。また、図7(c)は、シート検知装置200が排紙トレイ86に載置されている記録用紙Pの有無を検知している有無検知状態を示す図である。また、図8は、画像形成装置20における上流側シート検知部30とシート検知装置200とが連動した検知動作を行う制御部100の制御の流れを示すフローチャートである。
[通常状態]
画像形成装置20において、図7(a)に示す通常状態では、制御部100は、駆動装置222をオフにし、アクチュエータ部210を退避姿勢にして、被当接部211を本体21内に収納しておく。このとき、制御部100は、記録用紙Pが搬送されて上流側シート検知部30にて記録用紙Pの搬送タイミング(ここでは先端P1)を検知するまでの待機している(ステップS1:NO)。
[搬送検知状態]
図7(b)に示す搬送検知状態では、制御部100は、上流側シート検知部30にて記録用紙Pの搬送タイミングを検知すると(ステップS1:YES)、駆動装置222をオンにし(ステップS2)、アクチュエータ部210を突出姿勢にするように、被当接部211を排紙トレイ86の方に回動させて少なくとも先端部211aを排紙トレイ86におけるシート載置領域Wにオーバーラップさせる。
次に、タイマ110にてシート排出時間Tを計測してシート排出時間Tが経過するまで待機する(ステップS3:NO)。シート排出時間Tが経過すると(ステップS3:YES)、駆動装置222をオフにし(ステップS4)、第2付勢部材SPbの付勢力によって可動部材221が軸方向Xの一方側X1に戻るが、アクチュエータ部210の姿勢は、以下に説明するように排紙トレイ86上の記録用紙Pの状態によって異なる。
[記録用紙Pが排紙トレイ86にある場合]
排出口Saから排出された記録用紙Pは、アクチュエータ部210の被当接部211を間に介在させた状態で排紙トレイ86上に載置される(図7(c)参照)。
そして、排紙トレイ86に載置された記録用紙Pが排紙トレイ86に残っている場合には、駆動装置222をオフ状態にしてもアクチュエータ部210の被当接部211が記録用紙Pの重みで退避姿勢に戻らず、アクチュエータ部210が突出姿勢のままのために、検知部230にて記録用紙Pの有を検知し(ステップS5:YES)、記録用紙Pが排紙トレイ86に有ることを示す信号を制御部100に送る。こうして制御部100は、記録用紙Pが排紙トレイ86に有ることを認識し(ステップS6)、ステップS5に戻る。
[記録用紙Pが排紙トレイ86から取り除かれた場合]
一方、記録用紙Pが排紙トレイ86から取り除かれると、第1付勢部材SPaの付勢力によってアクチュエータ部210が退避姿勢に戻るために、検知部230にて記録用紙Pの無を検知し(ステップS5:NO)、記録用紙Pが排紙トレイ86に無いことを示す信号を制御部100に送る。こうして制御部100は、記録用紙Pが排紙トレイ86に無いことを認識し(ステップS7)、ステップS8に移行する。
そして、ステップS8により、処理が終了するまで、ステップS1〜S7の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施の形態に係るシート検知装置200及び画像形成装置20によると、作動部220によって、退避状態を維持してアクチュエータ部210を退避姿勢で保持することができる。従って、通常状態(例えば電源がオフの状態や待機状態等の着脱作業を行える状態)においてアクチュエータ部210を検知領域αから退避させることができ、これにより、アクチュエータ部210が邪魔になることがなく、アクチュエータ部210の近傍に設けられる部材(ここでは排出トレイ86)の着脱作業の作業性を向上させることが可能となる。
しかも、画像形成装置20によると、シート検知装置200が画像形成装置20の本体21に設けられていることで、排出トレイ86の着脱時にシート検知装置200における接続ケーブルのコネクタ(図示せず)の着脱を考慮する必要がなく、それだけ排出トレイ86の着脱作業の作業性を向上させることが可能となる。
また、作動部220は、オフのときには退避状態を維持してアクチュエータ部210を退避姿勢にし、かつ、オンのときに突出状態に切り替えてアクチュエータ部210を突出姿勢にするので、電源をオフした状態でアクチュエータ部210の退避姿勢を保持することができる。これにより、電源をオフした状態での排出トレイ86の着脱作業の作業性の容易化を実現することが可能となる。
また、アクチュエータ部210は、被当接部211と被検知部212と被作動部213とを有し、検知部230は、被検知部212を検知し、作動部220は、回軸210aを中心として被作動部213を回動させるので、作動部220によるアクチュエータ部210に対する退避状態をアクチュエータ部210の簡単な構成によって実現することができる。
また、アクチュエータ部210は、回動軸210aの周方向において被当接部211と被検知部212とが鈍角を構成するように設けられ、かつ、回動軸210aの周方向において被作動部213が鈍角を構成する被当接部211と被検知部212との間に設けられているので、アクチュエータ部210に対して作動部220及び検知部230をバランスよく設けることができ、これにより、シート検知装置20のコンパクト化を実現することが可能となる。
また、作動部220は、可動部材221と駆動装置222と回動部材223とを備えているので、可動部材221の往復移動を回動部材223によって被作動部213を介した回動軸210aの回転運動に変換するという簡単な構成で回軸210aを中心としてアクチュエータ部210を回動させることが可能となる。
また、アクチュエータ部210は、退避方向Q1に付勢された状態とされており、可動部材221は、軸方向Xの一方側X1に付勢された状態とされており、駆動装置222は、オンのときに可動部材221を軸方向Xの他方側X2に移動させるように駆動し、被作動部213は、可動部材221の軸方向Xの他方側X2への移動に伴ってアクチュエータ部210の退避方向Q1への付勢力に抗して回動部材223における傾斜部214に摺動することで、突出方向Q2へ回動されるので、オフのときの作動部220によるアクチュエータ部210に対する退避状態を簡単な構成で実現でき、しかも、被当接部211に負荷(ここでは記録用紙Pの重み)がかかってアクチュエータ部210が突出姿勢をとっている状態において被当接部にかかっている負荷が解除された(ここでは記録用紙Pが取り除かれた)ときにアクチュエータ部210に対する第1付勢部材SPaの付勢力によってアクチュエータ部210を退避姿勢に自動的に戻すことが可能となる。
また、プランジャー型ソレノイド装置227を備えているので、汎用のプランジャー型ソレノイド装置を用いることができ、これにより、オフのときの作動部220によるアクチュエータ部210に対する退避状態を安価にかつ簡単な構成で実現することができる。
また、検知部230は、光センサであるので、汎用の光センサを用いることができ、これにより、安価にかつ確実に被検知部212を検知することができる。
また、シート検知装置200が画像形成装置20の本体21に設けられているので、排紙トレイ86の着脱時にシート検知装置200の接続ケーブルのコネクタ(図示せず)を着脱する必要がなく、これにより排紙トレイ86の着脱作業性の容易化を実現することが可能となる。これにより、例えば、排出トレイ86がオプションとして付設される場合に好適に用いることができる。
また、制御部100によるシート検知制御では、上流側シート検知部30にて記録用紙Pの搬送タイミングを検知すると、作動部220をオンにし、シート排出時間Tの経過後に作動部220をオフにするので、排出トレイ86に記録用紙Pがあるときにシート検知装置200の作動部220をオフにすることができる。このとき作動部220がオフになっても、排出トレイ86に載置された記録用紙Pの重みによってアクチュエータ部210が突出姿勢のままとなり、シート検知装置200の検知部230にて排出トレイ86に記録用紙Pがあることを検知することができる。一方、作動部220がオフのときに退避状態を維持してアクチュエータ部210を退避姿勢にするので、排出トレイ86から記録用紙Pが取り除かれると、アクチュエータ部210が自動的に退避姿勢をとる。このように、作動部220がオフした後は、記録用紙Pの重みによるアクチュエータ部210の突出姿勢の状態で記録用紙Pを検知し、さらに記録用紙Pが取り除かれた後は、アクチュエータ部210が自動的に退避姿勢になる。
従って、作動部220への電力供給を行うことなしに記録用紙Pの重みを利用して、排出トレイ86に載置された記録用紙Pにより、突出状態が維持されてアクチュエータ部210が突出姿勢にされ、その後に排出トレイ86から記録用紙Pが取り除かれると、アクチュエータ部210に対する第1付勢部材SPaの付勢力によってアクチュエータ部210が突出姿勢から退避姿勢へと移行して突出状態から退避状態へと作動部220を自動的に切り替えることが可能となる。
なお、シート検知装置200の配設方向によっては、シート検知装置200は、第1付勢部材SPaに代えて、アクチュエータ部210が自重により退避姿勢Q1へ付勢されるようになっていてもよいし、第2付勢部材SPbに代えて、可動部材221が自重により軸方向Xの一方側X1へ付勢されるようになっていてもよい。また、本実施の形態では、シート検知装置200を排紙トレイ86の記録用紙Pの有無検知に適用したが、例えば、給紙トレイの有無検知に適用してもよい。また、シート検知装置200を画像形成装置20において搬送される記録用紙Pの検知(搬送タイミングの検知)に適用してもよい。この場合、画像形成装置20において搬送される記録用紙Pの検知は、記録用紙Pの搬送方向をアクチュエータ部210が突出方向Q2へ回動する方向とすることによって行うことができる。
また、本実施の形態では、シート検知装置200は、記録用紙Pを検出するものとしたが、原稿搬送読取部22で原稿の画像が読み取られる原稿シートや、原稿の画像が読み取られた原稿シートを検知するものとしてもよい。
P シート(本例では記録用紙)
20 画像形成装置
21 画像形成装置の本体
30 上流側シート検知部
86 シートトレイ(本例では排紙トレイ)
100 制御部
200 シート検知装置
210 アクチュエータ部
210a 回動軸
211 被当接部
212 被検知部
213 被作動部
220 作動部
221 可動部材(本例ではプランジャー)
222 駆動装置(本例ではソレノイド)
223 回動部材
224 傾斜部
227 ソレノイド装置
230 検知部(本例では光センサ)
SPa 第1付勢部材
SPb 第2付勢部材
C2 排出方向
Q1 退避方向
Q2 突出方向
T シート排出時間
W シート載置領域
X 軸方向
X1 軸方向の一方側
X2 軸方向の他方側
α 検知領域
θ 被当接部と被検知部とのなす角度

Claims (11)

  1. シートを検知するシート検知装置であって、
    シートを検知するための検知領域へ突出した突出姿勢と、前記検知領域から退避した退避姿勢との何れかをとるように回動軸を中心として回動自在とされたアクチュエータ部と、
    前記アクチュエータ部を前記退避姿勢とする退避状態と、前記アクチュエータ部を前記突出姿勢とする突出状態とを切り替え可能とされた作動部と
    前記アクチュエータ部を検知する検知部と
    を備えており、
    前記アクチュエータ部は、検知すべきシートに当接される被当接部と、前記検知部で検知される被検知部と、前記作動部に作動される被作動部とを有し、
    前記被当接部、前記被検知部及び前記被作動部は、何れも前記回動軸に該回動軸の径方向の外方へ突出して設けられており、
    前記被当接部と前記被検知部とが前記回動軸の周方向において鈍角を構成するように設けられ、かつ、前記被作動部が前記回動軸の周方向において鈍角を構成する前記被当接部と前記被検知部との間に設けられており、
    前記検知部は、前記被検知部を検知し、
    前記作動部は、該作動部がオフのときには前記退避状態を維持して前記アクチュエータ部を前記退避姿勢にし、かつ、該作動部がオンのときに前記突出状態に切り替えて前記アクチュエータ部を前記突出姿勢にする構成とされており、前記回動軸の軸方向に沿って往復移動自在とされた可動部材と、前記可動部材を移動させる駆動装置と、前記可動部材に設けられて該可動部材の移動によって前記回動軸を中心として前記被作動部を回動させる回動部材とを備えていることを特徴とするシート検知装置。
  2. 請求項に記載のシート検知装置であって、
    前記アクチュエータ部は、前記退避姿勢をとる退避方向への付勢状態とされており、
    前記可動部材は、前記軸方向の一方側への付勢状態とされており、
    前記駆動装置は、前記作動部がオンのときに前記可動部材を前記軸方向の他方側に移動させるように駆動し、
    前記回動部材は、前記軸方向の一方側と他方側との間で該軸方向に傾斜する傾斜部を有しており、
    前記被作動部は、前記可動部材の前記軸方向の他方側への移動に伴って前記アクチュエータ部の前記退避方向への付勢力に抗して前記傾斜部に摺動することで、前記退避方向とは反対側の突出方向へ回動されることを特徴とするシート検知装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシート検知装置であって、
    プランジャー及びソレノイドを有するプランジャー型ソレノイド装置を備え、
    前記プランジャーが前記可動部材とされ、かつ、前記ソレノイドが前記駆動装置とされていることを特徴とするシート検知装置。
  4. 請求項から請求項までの何れか一つに記載のシート検知装置であって、
    前記検知部は、光センサであることを特徴とするシート検知装置。
  5. 請求項1から請求項までの何れか一つに記載のシート検知装置を備えた画像形成装置であって、
    前記シート検知装置は、当該画像形成装置の本体に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項に記載の画像形成装置であって、
    シートが載置されるシートトレイを備え、
    前記シート検知装置は、前記シートトレイにおけるシートの有無を検知するものとされていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項に記載の画像形成装置であって、
    前記シートトレイは、当該画像形成装置の本体内で搬送されて該本体から外部に排出されたシートが載置される排出トレイであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記排出トレイは、当該画像形成装置の本体に対して着脱可能とされていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置であって、
    シートの排出方向において前記排出トレイよりも上流側でシートを検知する上流側シート検知部を備え
    記上流側シート検知部にてシートの搬送を検知すると、前記シート検知装置の前記作動部をオンにし、前記上流側シート検知部によるシートの搬送検知開始から該シートが前記排出トレイに載置されるまでのシート排出時間の経過後に前記シート検知装置の前記作動部をオフにすることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置であって、
    前記シート検知装置の前記作動部をオフにした後、前記排出トレイに載置されたシートが前記排出トレイに残っている場合には、前記アクチュエータ部がシートの重みにより前記突出姿勢のままとなって前記シート検知装置がシートの有を検知している状態を維持する状態となることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記排出トレイにおけるシートが取り除かれた後は、前記アクチュエータ部が自動的に前記退避姿勢になって前記シート検知装置がシートの無を検知している状態となることを特徴とする画像形成装置。
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