JP3972931B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
本構成によれば、画像形成部の側面部に画像読取部を配置し、その状態で縦型配置となる収容位置と、側方に張り出した作動位置との間で変位できるようになっているから、収容位置および作動位置の双方において、画像読取部を画像形成部の上方に配置する構成と比較して高さ方向にコンパクトにまとめることができ、高いところに設置した場合であっても、操作性が確保される。しかも、原稿載置面上に原稿を載置する必要がない。
本構成によれば、支持機構は、画像読取部の下端寄りに設けたヒンジ軸を中心として画像読取部を収容位置と作動位置との間で回動可能に支持するヒンジ機構であるから、簡易な構成で収容位置と作動位置との間の変位が可能となる。
請求項1と同じ。しかも、作動位置では画像読取部の原稿載置面が水平状態となるから、原稿の読み取り作業が容易になる。
本構成によれば、ロック機構により、画像読取部が作動位置に配された状態を維持することができる。
画像形成部の上方には、画像読取部が形成されず邪魔にならないから、排紙された用紙の取り出し作業が容易になる。
本構成によれば、画像読取部が収容位置に配された状態で、原稿載置面が直接使用できない場合であっても、自動給紙機構に原稿を給紙することにより、原稿画像の読み取りが可能になる。
本構成によれば、メンテナンスカバーを開放することにより、画像形成部の上方から行う画像形成部内部の部品の交換等の作業が容易になる。
本構成によれば、画像読取部が給紙カセットの引出し方向と同一の面側に設けられているので、用紙の補給を行うときと同じ面側から画像読取部を使用することができ、装置の利便性に優れている。
本構成によれば、画像形成後の用紙が排出される排紙トレイへの用紙排出方向と同一の面側に画像読取部が設けられているので、排紙トレイから用紙を取り出すときと同じ面側から画像読取部を使用することができ、装置の利便性に優れている。
図1ないし図4では、画像形成装置の一例である多機能装置10の全体の構成について説明する。なお、本実施形態において、排紙口39から排紙トレイ11に排出される用紙43の排出方向下流側を装置前方側、その反対側を後方側とし、この前後方向と直交する左右方向を幅方向としている。具体的には、多機能装置10の前方向、左手方向、右手方向、後方向、上面方向、底面方向をそれぞれ−Z方向、−X方向、+X方向、+Z方向、+Y方向、−Y方向とする。即ち、Z軸方向が前後方向に相当し、X軸方向が幅方向に相当する。
画像形成部30には、図3に示すように、用紙43を給紙するための給紙カセット41を含む給紙部40と、その上方に設けられて用紙43を搬送する用紙搬送部50と、その用紙搬送部50の上方で当該用紙搬送部50に沿うようにそれぞれ配され、搬送されてくる用紙43に各色の画像を形成する4つの形成部60とが備えられている。なお、本実施形態では、画像形成部30の前面部、左面部、右面部、後面が本発明の「側面部」に相当する。
給紙部40の給紙カセット41は、多機能装置10の前面の下部から手前側に引き出し可能に構成されている。
また、上記給紙カセット41の底面には、用紙押圧板(図示しない)が設けられている。この用紙押圧板(図示しない)は、後端部の幅方向に延びる軸を中心として回動可能に支持されるとともに、図示しないばねによって前端部が上方向に付勢されている。これにより給紙カセット41内に積層された用紙43の前端側が上方に付勢された状態となっている。
用紙搬送部50は、前後方向に並べられた駆動回転ローラ52と従動回転ローラ53とに保持されて用紙搬送ベルト51が循環移動するとともに、この用紙搬送ベルト51の前面側がやや高くなるように(即ち、トナーの転写方向下流側がやや下がるように)傾斜した姿勢とされている。この用紙搬送部50によって、上記一対の紙粉取りローラ46から送られてきた用紙43は、前面側から後面側へ(図3において矢印方向)と搬送されるようになっている。
形成部60は、例えば色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)に対応した4つプロセスカートリッジ70と、各プロセスカートリッジ70に対応した同じく4つのレーザ走査部80とを備えて構成されている。
画像読取部20は、略直方体状をなし、常時は、図1に示すように、多機能装置10の前面部に設けられた長方形状の開口部10Aにそのほぼ全体が収容される収容位置に配される(即ち、原稿載置面側が画像形成部側に向けられる縦型配置となる)。このとき、多機能装置10の前面(即ち原稿載置面20A側の反対側)には、原稿トレイ15に差込んだ原稿を自動的に読取らせるためのADF13(本発明の「自動給紙機構」に相当)が配されている。このADF13は、その下端部が原稿差込み口12(本発明の「原稿供給口」に相当)となっており、原稿トレイ15上に積載された原稿を原稿差込み口12を介して搬送して、内部に設けられたCCDイメージセンサ23に読取らせるとともに、読取った原稿を排出トレイ14から排出するようになっている。
さらに、画像読取部20の両端部の略中央と画像形成部30の開口部30Aの内壁とが、両端部38A,38Bを回転可能に構成されたストッパ棒38の当該両端部38A,38Bで接続されている。この開口部30Aの内壁には、水平方向に所定距離(次述する画像読取部20が水平となるまでの距離)だけ形成された溝部30Bを有し、ストッパ棒の一端部38Bがこの溝部内のみを水平移動可能となっている。
そして、原稿の読取終了後は、搬送ローラ(図示しない)により原稿が上方に搬送されて画像読取部20の上方側に設けられる図示しない排出口から排出されるようにすればよい。
このように、本実施形態によれば、画像形成部30の(前面部)側面部に画像読取部20を配置し、その状態で縦型配置となる収容位置と、側方に張り出した作動位置との間で変位できるようになっているから、収容位置および作動位置の双方において、画像読取部20を画像形成部30の上方に配置する構成と比較して高さ方向にコンパクトにまとめることができ、高いところに設置した場合であっても、操作性が確保される。
次に、本発明の実施形態2を図5ないし図8によって説明する。
実施形態2は、実施形態1と異なり、画像読取部90の収容位置において原稿載置面20Aが外方側に向けられた状態で配され、その上(前)の押さえカバー91にADF93が一体的に形成された構成とされている。したがって、収容位置におけるADF93の位置は、実施形態1と同様に前方に露出した位置に形成されている。なお、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
11…排紙トレイ
12…原稿差込み口
13…ADF
14…排出トレイ
15…原稿トレイ
19,98…ヒンジ軸
20,90 …画像読取部
20A 90A…原稿載置面
21,91…押さえカバー
30,96…画像形成部
Claims (9)
- 原稿載置面上に載置された原稿を押さえカバーによって押さえた状態で、前記原稿を走査して原稿の画像を読み取り可能な画像読取部と、
前記画像読取部で読み取った画像信号に基づき前記原稿の画像を用紙上に形成する画像形成部とを備えた画像形成装置において、
前記画像読取部は、前記画像形成部の側面部において前記原稿載置面側を前記画像形成部側に向けた縦型配置となる収容位置と、前記画像形成部の側方に張り出して前記原稿載置面を上面に向けて前記押さえカバーが開放可能となる作動位置との間で変位可能とする支持機構によって前記画像形成部に支持され、
前記画像読取部には自動給紙機構が設けられ、当該自動給紙機構は、前記画像読取部が前記収容位置にある状態で原稿を保持可能な原稿トレイを有し、その原稿トレイが保持した原稿を前記画像読取部が読み取りが可能な位置に給紙する構成であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記支持機構は、前記画像読取部の下端寄りに設けたヒンジ軸を中心として前記画像読取部を前記収容位置と前記作動位置との間で回動可能に支持するヒンジ機構であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 原稿載置面上に載置された原稿を押さえカバーによって押さえた状態で、前記原稿を走査して原稿の画像を読み取り可能な画像読取部と、
前記画像読取部で読み取った画像信号に基づき前記原稿の画像を用紙上に形成する画像形成部とを備えた画像形成装置において、
前記画像読取部は、前記画像形成部の側面部において前記原稿載置面側を前記画像形成部側とは反対側に向けた縦型配置となる収容位置と、前記画像形成部の側方に張り出して前記原稿載置面を上面に向けて前記押さえカバーが開放可能となる作動位置との間で変位可能とする支持機構によって前記画像形成部に支持され、
前記画像読取部には自動給紙機構が設けられ、当該自動給紙機構は、前記画像読取部が前記収容位置にある状態で原稿を保持可能な原稿トレイを有し、その原稿トレイが保持した原稿を前記画像読取部が読み取りが可能な位置に給紙する構成であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像読取部を前記作動位置に保持するロック機構を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成部において画像が形成された用紙を排出するための排紙機構の排出部は、前記画像形成部の上面に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像読取部が前記収容位置に配された状態における前記自動給紙機構の原稿供給口は前記画像形成部側とは反対側に位置していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成部内部の部品を交換する際に開閉されるメンテナンスカバーは、前記画像形成部の上面に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像読取部は、前記画像形成部において用紙を供給するために設けられた給紙カセットの引出し方向と同一の面側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像読取部は、前記画像形成部において画像が形成された用紙が排出される排紙トレイへの用紙排出方向と同一の面側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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