JP4986576B2 - 咬合器 - Google Patents

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この発明は、フェースボウを用いることなく生体の下顎頭の位置を正確に再現することができる咬合器に関する。
義歯等の製作において用いられる咬合器には、幾つかのタイプがあるが、例えば、アルコンタイプの平均値咬合器は、下部フレームの上面で後部両側に支柱を立設し、この支柱の上端に顆頭球を設け、上顎模型フレームの後部で両側に設けたハウジングを前記顆頭球に嵌め込み、この顆頭球を支点にして前記上顎模型フレームを上下に回動自在とした構造を有し、上記顆頭球の上下高さ位置を調整可能とし、かつ、下顎模型と上顎模型の前後の位置調整が可能なものもある。
上記のような咬合器は、下部フレーム上の下部マウンティングディスクに下顎模型を取り付け、また、上顎模型フレームの下面に設けた上部マウンティングディスクに上顎模型を取り付け、上顎模型フレームの回動性を利用して下顎模型に上顎模型を咬合させることにより、顆頭の位置関係を、咬合器上で再現して診断するものであり、従って、咬合器の元来の目的は、人の顎の動きを模型上で再現するというものである(例えば、特許文献1参照)。
義歯等の咬合において、中心位という言葉は、顎関節内の下顎頭の位置を表す用語であり、その位置で咬合することを中心咬合位といい、また、歯の噛み合わせから得られる下顎位を習慣性咬合位という。
従って、正しい下顎頭の位置で咬合したときと、歯の噛み合わせから得られる下顎位が同じ位置にある場合は問題ないが、その両方の位置がずれた場合、習慣性咬合位は中心咬合位とは呼ばない。
このように、中心咬合位と習慣性咬合位が一致しないと、顎関節症等の疾病を起す原因になる。
ところで、正しい咬合位を調べるためには、種々の診察方法があるが、顆頭の正常な位置から正しい咬合を調べる方法が一番理にかなっており、顆頭の正常な位置は三次元的なレントゲンでの撮影やM.R.Iで調べることができるが、問題はそのような機器類を使って、顆頭の正常な位置が分かったとしても、その正常な位置に戻すために、どのくらい咬合位を変えればよいのかが問題になる。
現在、顆頭の位置を検出してこれを咬合器に取出すためにフェースボウが使用されているが、このフェースボウの基本的な目的は、下顎頭の位置を見つけ、咬合器の動きを生体の動きにより近づけることである。これは、回転軸を見つけることであり、生体の開口軌跡と咬合器の開口軌跡を同じ軌跡にするために非常に重要になる。
生体の開口25mmまでは下顎頭を中心とした回転運動であり、故に下顎頭の正確な位置を知ることは非常に重要な要素となり、歯科医師が補綴物をつくるときに、上述した咬合器を使用するが、顎関節症の場合もこの咬合器を使用する。
この場合、顆頭の正常な位置が分かっても、咬合器にそのデータがフィードバックされなければ、顎関節症の治療ができないことになる。
特開2000−42004号公報
しかし、現在のフェースボウはあくまでも平均値であるので、平均値に合わない生体では使用できないことになると共に、従来の咬合器は、顆頭球の上下高さ位置を調整可能とし、かつ、下顎模型と上顎模型の前後の位置調整を可能とした構造になっているものもあるが、顆頭球が上下に移動する構造では、顆頭の正常な位置が変化することになり、顆頭の正常な位置が分かっても、咬合器にそのデータをフィードバックすることができず、結果として正確な中心咬合位を見つけることができず、正確な義歯の製作や顎関節症等の診断や治療等ができないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、定位置に配置した両側の顆頭球に対してハウジングとこれに取付けた上顎模型フレームを上下及び前後方向に位置調整できるようにし、リヤウォールの移動量とトップウォールの移動量を上顎模型フレーム自身の移動に変えることで、フェースボウを使用しないで生体の下顎頭の位置を正確に映し出すことができる咬合器を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、下顎模型を取り付ける下部フレームの上部で後部両側の位置に顆頭球を配置し、上顎模型フレームの後部に設けたハウジングの両側を前記顆頭球に嵌め込んで載置し、この顆頭球を支点にして前記上顎模型フレームを上下に回動自在とした咬合器において、前記ハウジングに、顆頭球の上面に当接する状態で上下への移動と固定が自在となるトップウォールと、顆頭球の後面に当接する状態で前後への移動と固定が自在となるリヤウォールとを設け、このハウジングに対して上顎模型フレームを上下及び前後方向に位置調整できるようにした咬合器において、上記ハウジングの上面に固定した縦柱の前面に上顎模型フレームの保持部材を上下の位置調整ができるように取付け、この保持部材に上顎模型フレームを前後に位置調整ができるように取付け、上記トップウォールの移動量とリヤウォールの移動量、ハウジングに対する上顎模型フレームの上下及び前後方向の移動量をそれぞれ目盛りによって読み取れるようにした構成を採用したものである。
ここで、上記ハウジングのトップウォールは、ハウジングの下面後部の位置に固定したコ字状ブロックに後端が嵌り合って上下可動に誘導され、コ字状ブロックの後面に螺装した調整ねじの操作により、上下動の範囲の任意の位置で固定化できるようになっている。
また、リヤウォールは、トップウォールの下部水平面の下方位置に、トップウォールの上下動を許容する状態で配置され、後端側上面とコ字状ブロックの下面に設けた溝と突条からなる水平ガイドの嵌り合いによって、前後に移動が可能となるように保持され、リヤウォールの下面に螺装した調整ねじにより、前後動の範囲の任意の位置で固定化できるようになっている。
上記コ字状ブロックの側面前部とトップウォールの側面後部とにトップウォールの上下移動量を読み取る目盛りが付設され、コ字状ブロックの側面下部とリヤウォールの側面とに、リヤウォールの前後移動量を読み取る目盛りが付設されている。
また、上記ハウジングの上面に固定した縦柱に対して保持部材は、縦柱の前面と保持部材の後端に設けた溝と突条からなる垂直ガイドの嵌り合いによって、上下に移動が可能となるように保持され、縦柱を貫通して保持部材に螺装した調整ねじにより、上下動の範囲の任意の位置で固定化できるようになっており、縦柱と保持部材の側面に上顎模型フレームの上下移動量を読み取る目盛りが付設されている。
また、保持部材に対して上顎模型フレームは、保持部材の下面と上顎模型フレームの後端に設けた溝と突条からなる水平ガイドの嵌り合いによって前後に移動できるように保持され、保持部材の上から上顎模型フレームに螺装した調整ねじにより、前後動の範囲の任意の位置で固定化できるようになっており、上顎模型フレームの側面に保持部材の先端を読み取り縁とする前後移動量の読み取り目盛りが付設されている。
生体から厚みの異なったチェックバイトを二つ採り、厚みの薄いチェックバイトを咬ませた状態で咬合器に下顎模型と上顎模型を取り付け、次に厚みの厚いチェックバイトを下顎模型と上顎模型に咬ませ、この厚いチェックバイトと模型の歯形が合わない場合、トップウォールとリヤウォールの調整ねじを緩め、顆頭球に対してハウジングと上顎模型フレームの移動を可能にした状態で、厚いチェックバイトと模型の歯形の咬み合わせを行えば、厚いチェックバイトと模型の歯形が合わない状態から咬み合わせの位置に顎模型フレームが移動することになり、この移動距離をトップウォールとリヤウォールの目盛りによって測定してトップウォールとリヤウォールを一時的に固定する。
上記トップウォールの移動を縦軸、リヤウォールの移動を横軸とした場合に、この縦軸と横軸の移動量をハウジングと上顎模型フレームの移動に変える。
具体的には、ハウジングの縦柱に対して保持部材の調整ねじを緩め、ハウジングと上顎模型フレームを、上記縦軸の移動量に等しい距離だけ目盛りの読み取りにより移動させて固定し、また、保持部材と上顎模型フレームの調整ねじを緩め、ハウジングと上顎模型フレームを、上記横軸の移動量に等しい距離だけ目盛りの読み取りにより移動させて固定する。
この後、トップウォールとリヤウォールの調整ねじを緩め、トップウォールとリヤウォールを縦軸と横軸の各目盛りの0点の位置に戻して固定し、支柱に顆頭球取付け軸を固定するねじを緩め、上顎模型と下顎模型の間に最初の薄いチェックバイトを咬ませて強く締め付けておけば、咬合器に二つのチェックバイトが正確に入ることにより、顆頭球は生体の顆頭と同じ位置になり、生体の正しい中心咬合位を見つけることができる。
この発明によると、定位置に配置した両側の顆頭球に対してハウジングとこれに取付けた上顎模型フレームを上下及び前後方向に位置調整できるようにし、生体から採った厚みの異なる二枚のチェックバイトを使用して模型歯形に咬ませることで、歯形と厚みの異なる二枚のチェックバイトが咬み合うようにリヤウォールとトップウォールを移動させ、このリヤウォールとトップウォールの移動量を上顎模型フレーム自身の移動に変えることで、フェースボウを使用しないで生体の下顎頭の位置を正確に映し出すことができ、中心咬合位での咬み合いができる義歯の製作及び顎関節症の診断や治療が可能になる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図示のように、咬合器1は、平面T字状となる下部フレーム2の上面で中央部の位置に下部マウンティングディスク3を取り付け、この下部フレーム2の後部中央に上向きコ字状の支柱4を立設し、横方向に長い顆頭球取付け杆5の中央下面に支柱4へ嵌めこむ取付け片6を設け、支柱4に対して顆頭球取付け杆5を、前後と上下に移動可能でねじ7により固定化できるように取付け、顆頭球取付け杆5の両端にそれぞれ顆頭球8が設けられている。
横長の矩形板によって形成され、上記顆頭球取付け杆5の上部に配置されるハウジング9の前部に上顎模型フレーム10が前方に突出するように取付けられ、この上顎模型フレーム10には、下面側の略中央部の位置に上部マウンティングディスク11と、先端部に切歯指導杆12が取り付けられている。
上記ハウジング9の下面両側端部に前記顆頭球8への嵌め込み部分13が設けられ、嵌め込み部分13を顆頭球8へ上から嵌め込むことにより、ハウジング9は両端が顆頭球8で支持され、このハウジング9とこれに取付けた上顎模型フレーム10は、この顆頭球8を支点にして上下に回動自在となっている。
上記ハウジング9の顆頭球8への嵌め込み部分13は、左右対称状の配置と構造になっており、ハウジング9の下面後部の位置に固定したコ字状ブロック14と、コ字状ブロック14に対して、顆頭球8の上面に当接する状態で上下に位置調整自在となるトップウォール15と、コ字状ブロック14に対して、顆頭球8の後面に当接する状態で前後に位置調整自在となるリヤウォール16と、顆頭球8に対してハウジング9を横方向に位置決めするため、顆頭球8に当接する板ばね17とで形成され、トップウォール15とリヤウォール16を位置調整することにより、ハウジング9と上顎模型フレーム10は顆頭球8に対して上下及び前後方向に位置調整ができることになる。
上記トップウォール15は、図8のように、ハウジング9に固定したコ字状ブロック14に後端が嵌り合い、ハウジング9の下面で前後方向に固定した側壁18に沿って例えば上下に4〜5mm程度の移動が可能となるように誘導され、コ字状ブロック14の後面に設けた上下方向の長孔からこのトップウォール15に螺装した調整ねじ19の操作により、上下動の範囲の任意の位置で固定化できるようになっている。
トップウォール15は、下面が水平面となる水平板15aの前半下面に先端下がりの傾斜面を有する三角片15bを設けて形成され、その傾斜面が顆頭球8に対する当接面となる三角片15bは合成樹脂等を用いることにより水平板15aに対して別部材とし、水平板15aの長孔を貫通するねじ32で前後に位置調整ができるように取付け、この三角片15bを前後に移動させることにより、顆頭球8の位置を前後に動かすことができるようになっている。
また、リヤウォール16は、板状に形成され、トップウォール15の下方で後方位置に、トップウォール15の上下動を許容する状態で配置され、コ字状ブロック14の下面に設けた溝とリヤウォール15の上面に設けた突条からなる水平ガイド20の嵌り合いによって、前後に例えば4〜5mm程度の範囲で水平に移動が可能となるように保持され、リヤウォール16の下面に螺装した調整ねじ21を水平ガイド20に対して締め緩めすることにより、前後方向に任意の位置で固定化できるようになっている。
図2や図6のように、上記コ字状ブロック14の側面で垂直となる前縁部とトップウォール15の側面後部とにトップウォール15の上下移動量を読み取る一対の目盛り22が付設され、また、コ字状ブロック14の側面で水平となる下縁部とリヤウォール16の側面とに、リヤウォール16の前後移動量を読み取る一対の目盛り23が付設されている。
上記ハウジング9の上面中央位置に固定した縦柱24の前面に上顎模型フレーム10の保持部材25が上下に位置調整ができるように取付けられ、この保持部材25に上顎模型フレーム10が前後に位置調整ができるように取付けられている。
上記縦柱24に対して保持部材25は、縦柱24への取付け部25aと、この取付け部25aの前方下部の位置に連成した水平の保持部25bとで形成され、縦柱24の前面と取付け部25aの後端に設けた溝と突条からなる垂直ガイド26の嵌り合いによって、縦柱24に上下の移動が可能となるよう取付けられ、縦柱24の上下長孔を貫通して保持部材25に螺装した調整ねじ27により、上下動の範囲の任意の位置で固定化できるようになっており、縦柱24の側面でその前縁部と取付け部25aの側面にハウジング9に対する上顎模型フレーム10の上下移動量を読み取る一対の目盛り28が付設されている。
また、上顎模型フレーム10は、保持部材25の保持部25bの下面と上顎模型フレーム10の後端に設けた溝と突条からなる水平ガイド29の嵌り合いによって前後に移動できるように保持され、保持部25bに設けた長孔から上顎模型フレーム10に螺装した調整ねじ30により、長孔の範囲で前後の任意が調整できるように固定され、上顎模型フレーム10の側面に保持部25bの垂直先端縁を読み取り線とする前後移動量の読み取り目盛り31が付設されている。
この発明の咬合器1は、上記のような構成であり、次にこの咬合器の使用方法を説明する。
図9は、生体の開口時における下顎の回動と顆頭の関係を示し、点Aは閉口時の前歯の位置、点Bは閉口時の臼歯の位置、点Cは開口時の前歯の位置、点Dは開口時の臼歯の位置を示し、開口時に前歯は点Aから点Cに円弧の運動をし、臼歯は点Bから点Dに円弧の運動をする。
上記前歯の円弧は長線a上に半径の中心があり、この長線aは、点Aを中心とする任意の第1の円弧と点Cを中心とする第1の円弧の交点bと、点Aを中心とする任意の第2の円弧と点Cを中心とする第2の円弧の交点cを結ぶことによって得られ、また、臼歯の円弧は長線d上に半径の中心があり、この長線dは、点Bを中心とする任意の第1の円弧と点Dを中心とする第1の円弧の交点eと、点Bを中心とする任意の第2の円弧と点Dを中心とする第2の円弧の交点fを結ぶことによって得られ、両長線aとdの交点Oが下顎の回動中心、即ち顆頭となり、この発明の咬合器1は、前記顆頭の位置を咬合器上に再現しようとするものである。
先ず、生体に対して、ポステルトの理論により開口25mmまでの間(咬合嵌合位置から3mmは除く)で厚みの異なるチェックバイトvを二つ採る。
次に、上顎模型Eと下顎模型Fの間に厚みの薄いチェックバイトvを咬ませ、上顎模型Eを上顎模型フレーム10の下面に設けた上部マウンティングディスク11に、また、下顎模型Fを下部フレーム2の上面に設けた下部マウンティングディスク3にそれぞれ装着する。
この状態で、厚みの薄いチェックバイトvを取り除き、上顎模型Eと下顎模型Fの間に厚みの厚いチェックバイトvを咬ませる。このとき、トップウォール15とリヤウォール16及び上顎模型フレーム10の各目盛り22、23、28、31は0点にセットしておく。
二つの厚みが異なるチェックバイトvが総てその咬合器1上でマウントできたならば、顆頭球8を支点とする上顎模型フレーム10の上下の回動軌跡は、ポステルトのバナナの閉口時から開口25mm間で切歯の軌跡といえる。
上記上顎模型Eと下顎模型Fに対して厚みの厚いチェックバイトvが咬み合わない場合、調整ねじ19、21を緩め、トップウォール15とリヤウォール16の移動を可能にすると、上顎模型Eは下顎模型Fに対して咬み合う位置にあるチェックバイトvに対して上顎模型Eは安定した咬み合い位置に移動しようとするので、これによって、上顎模型Eは習慣性咬合の位置にスライドし、顆頭球8に対してトップウォール15は上下に、リヤウォール16は前後に移動することで、実質的に顆頭球8に対して上顎模型Eが移動し、上顎模型Eと下顎模型Fに対して厚みの厚いチェックバイトvが咬み合わせる。
このような顆頭球8に対するトップウォール15とリヤウォール16の移動量を目盛り22と23の読み取りによって測定し、トップウォール15の移動を縦軸、リヤウォール16の移動を横軸とした場合、その移動量を上顎模型フレーム10の移動に変える。
即ち、保持部材25の保持部25bに設けた調整ねじ30を緩めて上顎模型フレーム10を横軸の移動量だけ移動させ、この後調整ねじ30を締め付けて上顎模型フレーム10を固定する。
また、保持部材25の取付け部25aに設けた調整ねじ27を緩めて上顎模型フレーム10を縦軸の移動量だけ移動させ、この後調整ねじ27を締め付けて上顎模型フレーム10を固定する。
この後、ねじ7の操作でトップウォール15とリヤウォール16を目盛り22、23の0点に戻して固定すれば、トップウォール15とリヤウォール16の移動量を上顎模型フレーム10の移動に変えることができる。
最後に、上顎模型Eと下顎模型Fの間から厚みの厚いチェックバイトvを取り外し、支柱4に顆頭球取付け杆5を固定するねじ7を緩め、上顎模型Eと下顎模型Fの間に厚みの薄いチェックバイトvを咬ませてねじ7を締め付け、顆頭球取付け杆5を固定すれば、上顎模型Eと下顎模型Fの間に厚みの異なる二つのチェックバイトvが正確に咬み合うことになり、これによって咬合器1の顆頭球8の位置は生体の顆頭と同じ位置になり、生体の中心咬合位を咬合器1上において再現できるので、中心咬合位で咬み合う義歯の製作や顎関節症の治療が実現できる。
上顎模型と下顎模型の間にチェックバイトを咬ませた状態の咬合器の斜視図 同上の咬合器を示す正面図 同上の咬合器を示す縦断正面図 同上の咬合器を示す側面図 同上の咬合器を示す平面図 上顎模型と下顎模型を開いた状態の咬合器を示す正面図 上顎模型と下顎模型を開いた状態の咬合器を示す斜視図 上顎模型と下顎模型を開いた状態の咬合器を示す分解斜視図 生体の開口時における下顎の回動と顆頭の関係を示す説明図
符号の説明
1 咬合器
2 下部フレーム
3 下部マウンティングディスク
4 支柱
5 顆頭球取付け杆
6 取付け片
7 ねじ
8 顆頭球
9 ハウジング
10 上顎模型フレーム
11 上部マウンティングディスク
12 切歯指導杆
13 嵌め込み部分
14 コ字状ブロック
15 トップウォール
16 リヤウォール
17 板ばね
18 側壁
19 調整ねじ
20 水平ガイド
21 調整ねじ
22 目盛り
23 目盛り
24 縦柱
25 保持部材
26 垂直ガイド
27 調整ねじ
28 目盛り
29 水平ガイド
30 調整ねじ
31 読み取り目盛り
32 ねじ

Claims (1)

  1. 下顎模型を取り付ける下部フレームの上部で後部両側の位置に顆頭球を配置し、上顎模型フレームの後部に設けたハウジングの両側を前記顆頭球に嵌め込んで載置し、この顆頭球を支点にして前記上顎模型フレームを上下に回動自在とした咬合器において、前記ハウジングに、顆頭球の上面に当接する状態で上下への移動と固定が自在となるトップウォールと、顆頭球の後面に当接する状態で前後への移動と固定が自在となるリヤウォールとを設け、このハウジングに対して上顎模型フレームを上下及び前後方向に位置調整できるようにした咬合器において、
    上記ハウジングの上面に固定した縦柱の前面に上顎模型フレームの保持部材を上下の位置調整ができるように取付け、この保持部材に上顎模型フレームを前後に位置調整ができるように取付け、上記トップウォールの移動量とリヤウォールの移動量、ハウジングに対する上顎模型フレームの上下及び前後方向の移動量をそれぞれ目盛りによって読み取れるようにしたことを特徴とする咬合器。
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