JP4985183B2 - 基板処理装置及び基板処理方法並びに記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、処理室内において、例えば半導体デバイスやLCD(液晶ディスプレイ)基板等に例えば疎水化処理等の所定の基板処理を行う技術に関する。
半導体デバイスやLCD基板等の製造プロセスにおける、レジストパターンの形成処理の一連の工程の一つに、基板例えば半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)に対する疎水化処理がある。この処理は、ウエハにレジスト液を塗布する前に、下地膜とレジスト膜との密着性を向上させるために行われるものであり、ウエハの表面に対してHMDS(hexamethyl disilazane)の蒸気を吹き付けて薄い被膜を形成し、親水性のウエハWの表面を疎水性に変化させるために行われる。この際、疎水化処理はウエハW表面とベベル部(外周部端面)まで行なうことが好ましい。このように疎水化処理が行なわれることで、後の工程にて、ウエハWと露光機との間に水を介在させて露光を行う液浸露光処理を行う場合においても、レジスト膜が剥がれにくくなるという利点もある。
この疎水化処理について、当該処理を行う装置の構成と合わせて図13及び図14を用いて説明する。先ずウエハWを容器本体11と蓋体12とからなる処理室10内に搬入し、載置部13上に載置する(ステップS11)。つまり蓋体12を容器本体11に対して上昇させることにより、これらの間に開口部を形成してウエハWを搬入し、次いで蓋体12を下降させて容器本体11と蓋体12とを接触させ、前記開口部を閉じる。この際載置部13に外部の搬送手段からウエハWを受け渡すときには載置部13内に内蔵された昇降ピン14が用いられる。
次いで処理室10を密閉する(ステップS12)。このように処理室10を密閉する理由は、前記HMDSガスがクリーンルーム中に放出されるとパーティクルの原因となったり、空気中の水分と反応して、レジストパターンの形状に悪影響を及ぼすアンモニアを生成してしまうので、HMDSガスの漏洩を防止するためである。具体的には、処理室10の密閉は、容器本体11と蓋体12との接触部に形成された排気路15を密閉用排気手段16により排気して、容器本体11と蓋体12とを吸着して密着させることにより行う。図中15aは排気路15の周囲に設けられたシール部材である。
続いてHMDSガスを処理室10内に供給して、疎水化処理を行なう(ステップS13)。蓋体12のほぼ中央部には、ガス供給口17が形成され、HMDSガスはガス供給管16、蓋体12の内部に形成されたガス供給路17aを介してガスノズル17からスプレー状に処理室10内に供給されるようになっている。こうして処理室10内にHMDSガスを満たして疎水化処理を行うが、この際HMDSガスは、容器本体11と載置台13の側壁部との間に形成された隙間や、載置台13の内部に形成された昇降ピン14の移動領域、載置台13の下方側に形成された昇降ピン14の昇降領域を覆う筐体14a内に拡散していき、前記隙間や筐体14aに接続された排気路18から押し出されて、処理室10の外部に排気されていく。なおこの工程は前記排気路18に接続された排気手段19は作動させずに行われる。
こうして疎水化処理が終了した後、蓋体12を開く前にガスの置換処理を行なう(ステップS14)。このように置換処理を行うのは、処理室10内のHMDSガスが放出されることを防ぐためである。この処理では、前記ガス供給管16に置換ガスであるN(窒素)ガスを供給すると共に、前記排気手段19を作動させる。この際処理室10外部へのガスの漏洩を防止するために、Nガスの供給量よりも排気手段19の排気量を若干大きく設定しているので、処理室10内が密閉されていることと合わせて、処理室10内は負圧になる。次いで置換処理終了後、排気手段19を停止して処理室10内を大気圧に戻すと共に、密閉用排気手段16を停止して、処理室10を開放する(ステップS15)。そして蓋体12を上昇させて処理室10を開口させ、ウエハWを処理室10から搬出する(ステップS16)。
このような疎水化処理装置では、既述のように処理室10が密閉されているため、ガスの置換処理時に処理室10内が負圧となり、昇降ピン14の移動領域や筐体14a内も負圧になってしまう。このためHMDSガスがウエハWの裏面側まで回り込んでしまい、ウエハW裏面の不要な部分まで疎水化処理されてしまうという問題がある。ウエハの裏面側については外周部から1cm程度までは疎水化処理が行われても問題ないが、ウエハWの裏面側まで大きく回り込んで疎水化されてしまうと、レジストを塗布した後の工程において、ウエハWの裏面側の汚れを除去するためにシンナーを供給して裏面側を洗浄する処理を行う際に、シンナー液をはじき易くなり、汚れが残存してしまうという問題が発生する。
また処理室10の密閉化を達成するためには、容器本体11と蓋体12との間に、排気路15やシール部材15a、密閉用排気手段16等の密閉化機構を設ける必要があって構成部品が増加し、構造が複雑になるので装置の組み立て作業に手間がかかるという問題が生じる。さらに構造が複雑になる分、装置の組み立て誤差が発生しやすく、その調整作業や、組み立て誤差の有無の検査や管理なども必要となり、作業者の負担が増大するという問題がある。
さらにまた前記ガスノズル17は、処理室10内にHMDSガスやNガスが行き渡るようにテーパ状に形成され、ここからウエハWに向かって下方向にスプレー状にHMDSガス等を吹き付けるように構成されているが、このような構成では、ガスが強く吹き付けられる領域とそれ以外の領域とが存在するため気流が乱れやすく、ウエハWと蓋体12との間で乱流が発生しやすくなる。このためガスの速やかな拡散が阻害されるので、HMDSガスとNガスとの置換が進みにくく、置換処理に時間がかかるという問題もある。
そこで本発明者らは、処理室を密閉させずに、処理室からのガスの漏洩を防止する構成について検討している。ところで特許文献1には、クランプを使用せずに上側構成部材と下側構成部材とを接合して、処理室内を気密に維持する構成が提案され、特許文献2には、処理ガスと置換ガスとを互いに異なる流路を介して処理室内に供給する技術が提案されているが、これらの技術は処理室を密閉させずに疎水化処理を行うものではなく、上述の課題を解決するものではない。
特開平11−214292号公報 特開平10−135125号公報
本発明は、このような事情の下になされたものであり、その目的は、処理室を密閉させずに処理室からのガスの漏洩を防止し、基板裏面側へのガスの回り込みを抑えることにある。
このため本発明の真空処理装置は、基板の載置台を備え、上部側が開口している容器本体と、
この容器本体の周縁部にその周縁部が隙間を介して接近した状態または接触した状態で当該容器本体を覆うことにより基板の処理室を区画形成する蓋体と、
前記処理室の中央上部から前記載置台上の基板に処理ガスを供給する処理ガス供給部と、
この処理ガス供給部から処理ガスが処理室内に供給されているときに、前記載置台上の基板よりも外側から処理室内を排気するための処理ガス排気路と、
前記容器本体の周縁部と前記蓋体の周縁部との間に、前記処理室の周方向に沿って開口したパージガス供給路と、
このパージガス供給路から前記周縁部間に供給されたパージガスが処理室の外に流れ出すように、処理室の周方向に沿って形成された流出路と、
前記容器本体の周縁部と蓋体の周縁部との間において、前記パージガス供給路の開口部から処理室内に亘って、かつ処理室の周方向に沿って形成されたガスの通流用の隙間と、
前記処理ガス供給部からの処理ガスの供給流量は、処理ガス排気路における排気流量よりも小さく、これらの流量の差により生じた処理室内の負圧により、前記パージガス供給路から供給されたパージガスが前記ガスの通流用の隙間を介して処理室内に引き込まれることを特徴とする。
この際、前記容器本体の周縁部と蓋体の周縁部との間において、前記パージガス供給路の開口部に臨むように、かつ処理室の周方向に沿って設けられ、パージガスが一旦溜められるバッファ室を備えるように構成してもよい。また前記流出路は、容器本体または蓋体に設けられ、前記ガスの通流用の隙間に開口するように形成することができる。さらに前記流出路は、容器本体または蓋体に設けられ、前記ガスの通流用の隙間に開口すると共に、前記バッファ室に開口するように形成してもよい。さらにまた前記流出路は、前記パージガス供給路の開口部から外側位置にて容器本体の周縁部と蓋体の周縁部との間に形成された隙間であってもよい。前記処理ガス排気路は、前記載置台上の基板よりも上方側の外側から処理室内を排気するように形成することが好ましい。
また本発明の基板処理方法は、上部側が開口している容器本体の内部に設けられた載置台に基板を載置する工程と、
次いで前記容器本体の周縁部に、その周縁部が隙間を介して接近した状態または接触した状態で、蓋体により前記容器本体を覆うことにより基板の処理室を区画形成する工程と、
次いで前記処理室の中央上部から前記載置台上の基板に処理ガスを供給する工程と、
処理ガスが前記処理室内に供給されているときに、前記載置台上の基板よりも外側に設けられた処理ガス排気路から処理室内を排気する工程と、
前記容器本体の周縁部と前記蓋体の周縁部との間に、当該容器本体の周方向に沿って開口したパージガス供給路からパージガスを供給する工程と、を含み、
前記処理室内へ処理ガスが供給されているときには、処理室内への処理ガスの供給流量を、処理ガス排気路における排気流量よりも小さくして、これらの流量の差により生じた処理室内の負圧により、前記パージガス供給路から供給されたパージガスが、前記容器本体の周縁部と蓋体の周縁部との間において、前記パージガス供給路の開口部から処理室内に亘って、かつ処理室の周方向に沿って形成されたガスの通流用の隙間を介して処理室内に引き込まれる状態を形成することを特徴とする。
さらにまた本発明の記憶媒体は、処理室内において基板に処理ガスを供給する基板処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記プログラムは、前記基板処理方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする。
本発明によれば、処理室に供給される処理ガスの供給流量は、処理室から排気される排気流量よりも小さく、これらの流量の差により生じた処理室内の負圧により、処理室の周縁部の隙間からパージガスが処理室内に引き込まれるようになっているので、このパージガスにより処理室内のガスの漏洩が防止される。また処理室内にパージガスが引き込まれることによって、処理室内が負圧になることを防いでいるので、基板の裏面側へのガスの回り込みが抑えられる。
以下、本発明の実施の形態について、基板例えばウエハWに対して疎水化処理を行うための疎水化処理装置に本発明の基板処理装置を適用した場合を例にして説明する。図1は前記疎水化処理装置の縦断断面図である。この疎水化処理装置2は、上部側が開口する容器本体2と、この容器本体2の上部開口を覆うように設けられた蓋体3とを備えている。
前記容器本体2は、側壁部21と底壁部22と、この底壁部22にて支持されるように設けられたウエハWの載置台4とを備えており、この例では、前記底壁部22は載置台4の周縁部を支持する領域までのみ形成され、前記載置台4も容器本体2の一部を成している。ここで前記底壁部22を載置台4の裏面全体を支持するように構成し、容器本体2を側壁部21と底壁部22とにより構成するようにしてもよい。前記載置台4の内部には、図示しない加熱手段が設けられている。
一方、蓋体3は、側壁部31と上壁部32とを備えている。この例では、容器本体2の周縁部をなす側壁部21の上面に、蓋体3の周縁部をなす側壁部31の下面が隙間Gを介して接近した状態で、前記容器本体2を蓋体3で覆うことにより、容器本体2の上部側開口が蓋体3により閉じられ、これらの間に処理室20が区画形成されるようになっている。ここで前記隙間Gは、この例では容器本体2の側壁部31上面の外縁近傍と、蓋体3の下面との外縁近傍との間に形成される0.5mm〜2mm程度の隙間のことを言う。こうして形成された処理室20の高さ方向の大きさ、つまり載置台4表面と上壁部31の下面との距離L1は例えば3mm〜10mm程度に設定される。
前記載置台4には、図示しない外部の搬送手段との間でウエハWの受け渡しを行なうための複数本の昇降ピン41が設けられており、この昇降ピン41は昇降機構42により昇降自在に構成されている。図中43は、載置台4の裏面側に設けられた、この昇降機構42の周囲を囲むカバー体である。前記容器本体2と蓋体3は、互いに相対的に昇降自在に構成されており、この例では、蓋体3側が昇降機構23により、容器本体2と接続される処理位置と、容器本体2の上方側に位置する基板搬出入位置との間で昇降自在に構成されている。
また前記処理室20の内部には、前記載置台4上の基板に対して、前記処理室20の中央上部から処理ガスを供給するように、例えば前記蓋体3の裏面側中央部に処理ガス供給部5が設けられている。このガス供給部5は、図1(b)に示すように、縦断面形状が下側が狭い略台形状に構成され、上端面よりも下端面の方が小さい、テーパのついた円柱体形状をなしており、その内部には略垂直なガス流路51が形成されている。またその側面には、例えば直径が0.5mm〜2mm程度の大きさの多数のガス供給孔52が、前記側面の周方向全体に亘って所定の間隔をいて形成されている。
さらに前記蓋体3の内部には、前記ガス供給部5のガス流路51と接続されるガス供給路33が形成されている。この例では、前記ガス供給路33は蓋体3の上方側にて屈曲されて略水平に伸びるように形成され、このガス供給路33の上流端は、ガス供給管61を介して疎水化処理用のガスであるHMDSガスの供給源62に接続されると共に、置換ガスであるNガスの供給源63に接続されている。
前記ガス供給管61にはHMDSガスの供給源62とガス供給路33との間に、HMDSガスの供給流量を調整するための第1の流量調整バルブV1が設けられると共に、Nガスの供給源63とガス供給路33との間に、Nガスの供給流量を調整するための第2の流量調整バルブV2が設けられている。これら流量調整バルブV1,V2は、開閉機能と流量調整機能とを備えており、これら流量調整バルブV1,V2によって、ガス供給路33へ供給されるガスが、HMDSガスとNガスとの間で切り換えられると共に、夫々のガスがその供給流量が調整された状態で処理室20内に供給されるようになっている。
また前記容器本体2の周縁部と蓋体3の周縁部との間には、処理室20の周方向に沿ってバッファ室7が形成されている。この例では、前記バッファ室7は、前記容器本体2の側壁部21の上面と、蓋体3の側壁部31の下面との間に、蓋体3の側壁部31の内部に、前記処理室20の内部に載置されたウエハWの周囲を囲むように環状に連続した空間として形成されている。
このバッファ室7には、パージガス供給路71を介して、パージガスであるNガスが供給され、前記パージガスが一旦溜められるようになっている。このパージガス供給路71は、例えば直径が0.5mm〜2mm程度に設定され、容器本体2の側壁部21の内部に当該側壁部21を貫通するように略垂直に形成されており、処理室20が形成されたときに、パージガス供給路71の下流端がバッファ室7に開口するように、多数のパージガス供給路71が容器本体2の周方向に沿って環状に並ぶように形成されている。こうしてパージガス供給路71は、容器本体2の周縁部と蓋体3の周縁部との間に、処理室20の周方向に沿って開口するように構成されている。
また容器本体2の下面には、前記パージガス供給路71の上流端と接続されるように、容器本体2の周方向に沿って環状の連続したガス供給室72が設けられており、このガス供給室72には、第3の流量調整バルブV3を備えたパージガス供給管73を介して、パージガスであるNガスの供給部(置換ガス供給部)63が接続されている。この例では、パージガスの供給部は、処理ガス供給部5にNガスを供給する供給部と共通の供給部を用いたが、夫々別の供給部を用意するようにしてもよい。
さらに前記容器本体2の周縁部と蓋体3の周縁部との間には、前記バッファ室71内のパージガスを処理室20内に供給するためのパージガス供給孔74が、前記バッファ室71に連通すると共に、このバッファ室71に周方向に沿って形成されている。このパージガス供給孔74は、パージガス供給路71の開口部から処理室20内に亘って、かつ処理室20の周方向に沿って形成されたガス通流用の隙間に相当するものである。この例では、このパージガス供給孔74は、容器本体2の側壁部21の上面と、蓋体3の側壁部31の下面との間に形成された隙間であって、連続したスリット状に形成されており、その高さ方向の大きさL2は例えば1mm〜3mm程度に設定される。
ここでこの例では、容器本体2の周縁部の高さ位置は、載置台4上のウエハW表面よりも僅かに上方側、例えば1mm〜3mm程度上方側に位置するように設定されているので、パージガス供給孔74の高さ位置も載置台4上のウエハW表面よりも僅かに上方側に設定されることになる。
一方、前記蓋体3には、前記処理ガス供給部5から処理室20内に処理ガスが供給されているときに、前記載置台4上のウエハWよりも外側から処理室20内を排気するための排気路81が形成されている。この排気路81は、例えば直径が1〜2mm程度に設定され、その上流端が前記載置台4上のウエハWの外方に開口するように、例えば側壁部31の内部に、その上流端が前記ガス供給孔74に開口する状態で、蓋体3の周方向に沿って環状に等間隔に形成されている。ここで前記排気路81の開口部と載置台4上のウエハWの外縁との距離は例えば20mm〜40mm程度に設定することが好ましい。
また前記蓋体3の上壁部32の内部には、前記ガス供給部5が設けられる中央領域以外の領域に面状に伸び、例えば平面形状がリング形状であって、厚さが
1mm〜3mm程度の大きさの極めて扁平な空洞部82が形成されている。前記排気路81の下流端はこの空洞部82に接続されている。さらにこの空洞部82には、例えば蓋体3の中央近傍領域にて、複数本例えば6本の排気管83が接続されており、この排気管83の下流端は排気流量調整バルブV4を介して排気手段84をなすエジェクターに接続されている。図2中83aは、排気管83に接続される排気口である。この例では処理ガス排気路は、蓋体3の内部に形成された排気路81と空洞部82とにより構成されている。
さらにまた、前記蓋体3には、バッファ室7から蓋体31を貫通するように上方側に伸びる流出路75が、例えば処理室20の周方向に沿って所定の間隔で設けられている。この流出路75は、前記パージガス供給路71から容器本体2の周縁部と蓋体3の周縁部との間に供給されたパージガスを処理室20の外に流出させるために形成されている。
前記疎水化処理装置は制御部8により制御されるように構成されている。この制御部8は例えばコンピュータからなり、プログラム、メモリ、CPUを備えている。前記プログラムには制御部8から疎水化処理装置の各部に制御信号を送り、所定の疎水化理を進行させるように命令(各ステップ)が組み込まれている。このプログラムは、コンピュータ記憶媒体例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)等の記憶部に格納されて制御部8にインストールされる。
ここで前記プログラムには、蓋体3の昇降機構23や、排気手段84、流量調整バルブV1,V2,V3や、排気流量調整バルブV4を制御するためのプログラムも含まれており、制御部8のメモリに予め記憶されたプロセスレシピに応じて、前記昇降機構23や排気手段84の駆動や、各バルブV1〜V4の開度が制御されるようになっている。ウエハWに対して疎水化処理や置換処理を行うときの流量調整バルブV1,V2,V3及び排気流量調整バルブV4の制御については、処理ガス供給部5からのHMDSガスやNガスの供給流量が、処理ガス排気路における排気流量よりも小さくなるように制御される。
続いて、本発明の疎水化処理方法について図3〜図5を用いて説明する。先ず制御部8により、目的の疎水化処理のプロセスレシピを選択する。制御部8では、このプロセスレシピに基づいて、疎水化処理装置の各部に制御信号を出力し、こうしてウエハWに対して所定の疎水化処理が施される。
具体的には、先ず図4(a)に示すように、蓋体3を前記搬出入位置まで上昇させ、こうして形成された開口部からウエハWを処理室20内に搬入し、図示しない外部の搬送手段と昇降ピン41との協働作業により、ウエハWを載置台4上に載置する。次いで図4(b)に示すように、蓋体3を前記処理位置まで下降させて、処理室20を形成する。(ステップS1)。
続いて図4(b)に示すように、処理室20内にHMDSガスを供給して疎水化処理を行う(ステップS2)。この疎水化処理では、載置台4に内蔵された加熱手段によりウエハWを例えば90℃に加熱すると共に、第1の流量調整バルブV1を所定の開度で開き、HMDSガスを例えば3000ccm程度の流量で処理室20内に供給する。一方第3の流量調整バルブV3、排気流量調整バルブV4を夫々所定の開度で開くと共に、排気手段84を作動させ、処理室20内を例えば処理ガス排気路における排気流量が5000ccm〜15000ccm程度の排気流量で排気する。こうして処理室20に供給されるHMDSガスの供給流量が、処理ガス排気路における排気量よりも小さくなるように、第1の流量調整バルブV1、排気量調整バルブV4を制御しながら、処理室20内へのHMDSガスの導入とバッファ室7へのパージガスの導入と、処理室20内の排気を行い、この状態で処理室20内にHMDSガスを充満させてウエハWに対して30秒程度疎水化処理を行う。この際、パージガスの供給量は例えば5000ccm〜15000ccm程度に設定されることが望ましい。
次いで図5(a)に示すように、処理室20内にNガスを供給して置換処理を行う(ステップS3)。つまり第1の流量調整バルブV1を閉じ、第2の流量調整バルブV2を所定の開度で開いて、Nガスを例えば3000〜10000ccm程度の流量で処理室20内に供給する。一方第3の流量調整バルブV3、排気量調整バルブV4及び排気手段84は、例えば疎水化処理時と同じ状態にしておく。こうして処理室20に供給されるNガスの流量が、処理ガス排気路における排気流量よりも小さくなるように、第2の流量調整バルブV2、排気量調整バルブV4を制御しながら、処理室20内へのNガスの導入とバッファ室7へのパージガスの導入と、処理室20内の排気を行ない、10秒程度置換処理が実施される。この際、バッファ室7に導入されるパージガスの供給流量は、例えば疎水化処理時と同様に設定される。こうして処理室20内が窒素ガスで置換された後、流量調整バルブV2、V3、排気流量調整バルブV4を閉じると共に、排気手段84を停止し、次いで蓋体3を前記搬出入位置まで上昇させ、ウエハWを外部へ搬出する(図5(b)参照、ステップS4)。
ここで処理室20内におけるガスの流れについて、処理ガス供給部5からHMDSガスが供給される場合を例にして、図6を参照しながら説明する。HMDSガスは載置台4上のウエハWのほぼ中央部の上方側から供給され、前記ウエハWの上方側外方であって、バッファ室7の手前側に開口する排気路81から排気されていくので、ウエハWの上方側を中央部から外縁部に向かって拡散していき、処理室20内がHMDSガスにより満たされた状態となる。こうしてウエハWの表面側及び外端縁等のHMDSガスに接触する領域が疎水化される。
一方バッファ室7にはパージガス供給路71からパージガスが供給されており、既述のように、処理室20では、処理ガス供給部5からのHMDSガスの供給流量よりも、処理ガス排気路における排気流量の方が大きくなるように、第1の流量調整バルブV1及び排気流量調整バルブV4の夫々の開度を制御しているので、前記HMDSガスの供給流量と前記排気流量との差により処理室20内が負圧となる。このためこの処理室20内の負圧によりバッファ室7内のパージガスは、パージガス供給孔74を介して、処理室20側へ引き込まれていく。こうしてパージガス供給孔74から処理室20側に向けて常にパージガスが引き込まれる状態となり、このパージガスは、HMDSガスと共に排気路81を介して排気されていく。
さらにバッファ室7には流出路75が形成されているため、バッファ室7内へのパージガスの供給流量が多い場合には、ここからパージガスが処理室20の外へ流出していき、こうして処理室20内がほぼ大気圧に維持される。なお流出路75から流出したパージガスは、疎水化処理装置が収納される図示しない筐体に設けられた排気路を介して装置の外部へ排気される。ここで常にバッファ室7から処理室20内にパージガスを供給するためには、バッファ室7内へのパージガスの供給流量は、バッファ室7から処理室20へ引き込まれるパージガスの量よりも多く設定する必要があり、前記パージガスの供給流量は、処理室20内へのHMDSガスの供給流量と、処理室20からの排気流量とを勘案して設定される。この際、バッファ室7へのパージガスの供給量が多過ぎたとしても、既述のように、流出路75から処理室20外部へ排気されるので問題はない。
置換処理時におけるNガスの流れは、疎水化処理時におけるHMDSガスの流れと同様であり、処理ガス供給部5からのNガスの供給流量よりも、処理ガス排気路における排気流量の方が大きくなるように制御しているので、前記Nガスの供給流量と前記排気流量との差により生じた処理室20内の負圧により、バッファ室7内のパージガスが処理室20側に引き込まれ、Nガスと共に排気路81を介して排気されていく。またバッファ室7内の余剰のパージガスは、流出路75を解して処理室20の外へ流出していき、こうして処理室20内がほぼ大気圧に維持される。
このように本発明の疎水化処理装置では、疎水化処理や置換処理が行われている間は、容器本体2の周縁部と蓋体3の周縁部との間において、処理室20の周方向に沿って形成された隙間(パージガス供給孔74)から処理室20側にパージガスが引き込まれた状態であるので、処理室20内部側から見れば、処理室20の外周の容器本体2と蓋体3との間の隙間から、処理室20を囲むように常にパージガスの気流が導入され、パージガスのエアカーテンが存在する状態となる。従ってこのエアカーテンにより、処理室20内部のHMDSガスやNガスが、容器本体2と蓋体3との間の隙間に入り込むことが阻まれるので、前記HMDSガス等の処理室20の外部への漏洩が抑えられる。このため処理室20を密閉構造にしなくても、容器本体2と蓋体3との隙間からの処理室20内のガスの漏洩が防止される。
以上のように本発明では処理室20を密閉して疎水化処理や置換処理を行う必要がないので、処理室20を密閉化する機構が不要となり、排気手段も一つで済むため、構成部品や用力部品等の使用部品点数が削減され、部品コストが安価になる。また構造の簡素化を図ることができるので装置の組み立て作業や容易にななる。さらに簡易構造であるため、装置の組み立て誤差が発生しにくく、その調整作業や、組み立て誤差の有無の検査工程や管理工程も簡素化でき、作業者の負担が軽減されるという利点や、密閉化用用力が削減できるのでエネルギーコストが低減できるという利点もある。
さらにまた処理室20を密閉する必要がないことから、従来行っていた、処理室へのウエハ搬入後の処理室密閉工程や、置換処理後処理室からウエハ搬出前の処理室開放工程(図14参照)が不要となり、図3に示すように、処理室20へのウエハ搬入→疎水化処理→置換処理→処理室20からのウエハ搬出というように、処理ステップを削減することができ、これより従来に比べてトータルの処理時間を短縮でき、スループットの向上を図ることができる。
さらに本発明では、バッファ室7に流出路75を設けているので、処理室20へのHMDSガスの供給流量よりも処理ガス排気路における排気流量の方が大きく、かつバッファ室7へのパージガスの供給流量を、バッファ室7から処理室20側に引き込まれるパージガスの流量よりも大きくなるように夫々制御することにより、自動的に処理室20が大気圧になるようにバッファ室7から処理室20側へパージガスが供給され、処理室20を大気圧に維持するための圧力制御が容易になる。
このように疎水化処理時や置換処理時に、処理室20内が負圧になることが防止されるので、昇降ピン41の移動領域やカバー体43内が負圧になって、これによりHMDSガスがウエハWの裏面側まで回り込むといった現象の発生を防ぐことができ、ウエハWの裏面側まで疎水化処理が実施されることが防止される。これによりウエハWの裏面側の疎水化が抑えられるので、レジストを塗布した後のウエハWの裏面側の汚れを除去する工程において、速やかに前記裏面側がシンナー液により洗浄でき、当該工程を容易に行うことができる。
さらに排気路81は、蓋体3の内部にウエハWの外縁部上方側に開口するように形成されていることから、HMDSガスは処理室20の内部において、ウエハWの上方側中央部から外縁部に向かって流れ、さらにバッファ室7の手前で81排気路を介してさらに上方側に通気していく。このように処理室20内では、ウエハWの中央部から外縁部に向かい、さらに上方側に向かうガス流れが形成されるので、ウエハWの裏面側へ向かう経路ではガスが流れにくく、この点からもウエハWの裏面側へのHMDSガスの回り込み現象が発生しにくい。
また前記処理ガス排気路は、その上流端が載置台4上のウエハの上方側外方に開口し、次いで蓋体3の内部において屈曲して水平に伸び、蓋体3の中央部近傍に設けられた排気管83に接続されている。このように構成することにより、処理ガス排気路を長く取ることができるので、ガスをより均一に排出できるという利点がある。
さらにパージガスは、リング状に形成されたガス供給室74に一旦供給され、ここからガス供給室74の上部に周方向に沿って設けられたパージガス供給路71を介してバッファ室7内に供給されるようになっている。これによりガス供給室74内のパージガスは、パージガス供給路71を介して周方向に均等にバッファ室7内に向かって供給されるので、パージガス供給孔74から処理室20の周方向においてほぼ均一な供給流量で、処理室20側へ引き込まれる。
また処理ガス供給部5から供給されるHMDSガスやNガスは、前記処理ガス供給部5に周方向に設けられたガス孔52を介して処理室20内に供給されるので、前記ガス孔52から押し出される状態で処理室20の中央部から周縁部に向かってゆっくりと拡散していくように供給される。このため従来のようにガスを下方向にスプレー状に吹き付ける構成のように、処理室20内において気流が乱れて乱流が発生するおそれがない。これによりガスが速やかに処理室20の中央部から周縁側に向かって拡散していくので、HMDSガスやNガスがより均一に処理室20内に行き渡り、疎水化処理時にウエハWの面内においてHMDSガスの濃度が不均一になるといったことが発生しにくく、面内均一性の高い疎水化処理を行うことができる。また前記置換処理の際にも、HMDSガスとNガスとの置換が速やかに進行し、ウエハWの面内において前記置換処理の進行の程度が不均一になるといったことも発生しにくく、当該置換処理に要する時間を短縮することができる。
また処理室20が使用中に何らかの原因にて変形し、処理室20外周部の隙間Gが周方向において不均一になることも想定され、このように隙間Gが周方向において不均一になると、処理室20内の気流の乱れや、当該疎水化処理装置の外部からの気流の流入等が発生するおそれがあるが、この例では、排気路81の処理室20側の開口部の位置を、蓋体3の側壁部31のバッファ室7の手前側近傍に形成し、前記排気路81の開口部とウエハWの外縁との距離をなるべく大きくとっているので、前記隙間Gが不均一になった場合でも処理室20内のガス流量と、バッファ室7から導入されるパージガス流量とのバランスを保ち易く、処理室20内の気流の乱れを抑えて、均一な疎水化処理を安定して行うことができる。さらに、排気路81の開口部とバッファ室7の内縁との距離を小さくすることにより、仮に当該疎水化処理装置の外部から気流が流入したとしても、排気路81から直ちに排気されるので、ウエハW近傍への前記気流の流入を防ぐことができる。
但し、前記排気路81の処理室20の開口部の位置は、処理室20内に載置されたウエハWの外方であって、パージガス供給孔71よりも内側であればよく、図7のように、蓋体3の上壁部32に形成されていてもよい。
続いて前記疎水化処理装置を組み込んだ塗布、現像装置に、露光部(露光装置)を接続したレジストパターン形成システムの一例について簡単に説明する。図8は前記システムの平面図であり、図9は同システムの斜視図である。この装置には、キャリアブロックS1が設けられており、このブロックS1では、載置台101上に載置された密閉型のキャリア100から受け渡しアームCがウエハWを取り出して、当該ブロックS1に隣接された処理ブロックS2に受け渡すと共に、前記受け渡しアームCが、処理ブロックS2にて処理された処理済みのウエハWを受け取って前記キャリア100に戻すように構成されている。
前記処理ブロックS2は、図9に示すように、この例では現像処理を行うための第1のブロック(DEV層)B1、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜の形成処理を行なうための第2のブロック(BCT層)B2、レジスト液の塗布処理を行うための第3のブロック(COT層)B3、レジスト膜の上層側に形成される反射防止膜の形成処理を行なうための第4のブロック(TCT層)B4を下から順に積層して構成されている。
前記第2のブロック(BCT層)B2と第4のブロック(TCT層)B4とは、各々反射防止膜を形成するための薬液をスピンコーティングにより塗布する塗布ユニットと、この塗布ユニットにて行われる処理の前処理及び後処理を行うための加熱・冷却系の処理ユニット群と、前記塗布ユニットと処理ユニット群との間に設けられ、これらの間でウエハWの受け渡しを行なう搬送アームA2,A4とを備えている。第3のブロック(COT層)B3においては、前記薬液がレジスト液であり、前記疎水化処理装置が組み込まれることを除けば同様の構成である。一方、第1の処理ブロック(DEV層)B1については、例えば一つのDEV層B1内に現像ユニット102が2段に積層されている。そして当該DEV層B1内には、これら2段の現像ユニット102にウエハWを搬送するための共通の搬送アームA1が設けられている。さらに処理ブロックS2には、図8及び図10に示すように、棚ユニットU5が設けられ、この棚ユニットU5の各部同士の間では、前記棚ユニットU5の近傍に設けられた昇降自在な受け渡しアームD1によってウエハWが搬送される。
このようなレジストパターン形成装置では、キャリアブロックS1からのウエハWは前記棚ユニットU5の一つの受け渡しユニット、例えば第2のブロック(BCT層)B2の対応する受け渡しユニットCPL2に受け渡しアームCによって順次搬送され、ここからウエハWは受け渡しユニットCPL3及び搬送アームA3を介して第3のブロック(COT層)B3に搬入され、疎水化処理装置においてウエハ表面が疎水化された後、レジスト膜が形成される。レジスト膜形成後のウエハWは、搬送アームA3により、棚ユニットU5の受け渡しユニットBF3に受け渡される。
その後、この場合はウエハWは受け渡しユニットBF3→受け渡しアームD1→受け渡しユニットCPL4を介して搬送アームA4に受け渡され、レジスト膜の上に反射防止膜が形成された後、搬送アームA4により受け渡しユニットTRS4に受け渡される。なおレジスト膜の上の反射防止膜を形成しない場合や、ウエハWに対して疎水化処理を行う代わりに、第2のブロック(BCT層)B2にて反射防止膜が形成される場合もある。
一方DEV層B1内の上部には、棚ユニットU5に設けられた受け渡しユニットCPL11から棚ユニットU6に設けられた受け渡しユニットCPL12にウエハWを直接搬送するための専用の搬送手段であるシャトルアームEが設けられている。レジスト膜やさらに反射防止膜が形成されたウエハWは、受け渡しアームD1により受け渡しユニットBF3、TRS4を介して受け渡しユニットCPL11に受け渡され、ここからシャトルアームEにより棚ユニットU6の受け渡しユニットCPL12に直接搬送され、インターフェイスブロックS3に取り込まれることになる。なお図10中のCPLが付されている受け渡しユニットは、温調用の冷却ユニットを兼ねており、BFが付されている受け渡しユニットは、複数枚のウエハWを載置可能なバッファユニットを兼ねている。
次いで、ウエハWはインターフェイスアームBにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われた後、棚ユニットU6の受け渡しユニットTRS6に載置されて処理ブロックS2に戻される。戻されたウエハWは、第1のブロック(DEV層)B1にて現像処理が行われ、搬送アームA1により棚ユニットU5における受け渡しアームCのアクセス範囲の受け渡し台に搬送され、受け渡しアームCを介してキャリア100に戻される。なお図8においてU1〜U4は各々加熱部と冷却部等を積層した処理ユニット群であり、第3のブロック(COT層)B3では、この処理ユニット群に既述の疎水化処理装置が組み込まれる。
本発明では、処理ガス供給部5から処理室20内に供給される処理ガスには、HMDSガス以外に置換ガスも含まれる。また本発明の疎水化処理装置は、容器本体2の周縁部と蓋体3の周縁部とを互いに接触した状態で、蓋体3により前記容器本体2の上部側開口を覆うことにより、基板の処理室20を区画形成するように構成してもよい。
またバッファ室7は容器本体2と蓋体3の周縁部において、パージガス供給路71の開口部に臨むように、かつ処理室20の周方向に沿って設けられる構成であれば、容器本体2側に形成するようにしてもよく、その形状はパージガスが一旦溜められる構造であれば上述の例には限らない。
さらにバッファ室7を設けずに、容器本体2の周縁部と蓋体3の周縁部との間に、前記処理室20の周方向に沿って開口するようにパージガス供給路71を設け、前記パージガス供給路71の開口部から処理室20内に亘って、かつ処理室の周方向に沿ってガスの通流用の隙間が形成されるように構成してもよい。またパージガスの流出路75は、容器本体2または蓋体3に設けられ、前記ガスの通流用の隙間に開口していればよく、前記パージガス供給路71の開口部から外側位置にて容器本体2の周縁部と蓋体3の周縁部との間に形成された隙間であってもよい。
前記処理ガス供給部5からの処理ガスの供給流量は、マスフローメータにより調整するようにしてもよいし、処理ガス排気路内の排気流量は、排気ポンプ84の出力にて制御するようにしてもよい。この際、処理ガスの供給流量と処理ガス排気路内の排気流量とを、両方共に制御するようにしてもよいし、例えば排気流量を一定としておき、処理ガスの供給流量側を制御するようにしてもよい。
本発明は、疎水化処理以外に、低酸素濃度処理オーブン等の基板処理に適用することができる。また本発明は、半導体ウエハW以外に、例えばLCD基板、マスク基板などの処理にも適用できる。
以下に本発明の効果を確認するために行った実施例について説明する。以下の実験においては、図1に示す疎水化処理装置を用いて実験を行った。
前記疎水化処理装置にウエハWを搬入し、HMDSガス流量:3000ccm、ウエハ温度:90℃、処理ガス排気路内の排気流量:10000ccm、パージガス流量:10000ccmの条件で30秒間、既述の疎水化処理を行い、次いでNガス流量:5000ccm、処理ガス排気路内の排気流量:10000ccm、パージガス流量:10000ccmの条件で10秒間、既述の置換処理を行った後ウエハWを搬出し、この内の2枚のウエハW1、W2に対してウエハ裏面側が疎水化処理されているか否かについて、接触角を測定することにより評価を行った。
ここで前記接触角の測定は、測定器としてDrop−Master 500R(協和界面科学株式会社製)を用い、測定溶媒として純水とシクロヘキサノンを用いて行った。またこの接触角の測定は、ウエハWの中心を通り、かつノッチを通る第1の線上であって、ウエハW外縁から5mm内側の領域の31箇所と、ウエハWの中心を通り、かつ前記第1の線と直交する第2の線上であって、ウエハW外縁から5mm内側の領域の31箇所のポイントについて行った。ここで接触角は、ウエハWに対して疎水化処理が行われていない領域は0度に近く、疎水化処理が行われた領域は大きくなる。
測定溶媒として純水を用いた場合の接触角の測定データを図11に、測定溶媒としてシクロヘキサノンを用いた場合の接触角の測定データを図12に夫々示す。ここで図11(a)、図12(a)は、前記第2の線に沿って測定したときのデータ、図11(b)、図12(b)は、前記第1の線に沿って測定したときのデータを夫々示している。また図中□はウエハW1の測定データ、△はウエハW2の測定データ、◆は疎水化処理が行われていないウエハW0の測定データである。
この結果、いずれの場合も、ウエハW1及びウエハW2の測定データは、ウエハ外縁から10mm程度内側の領域では、疎水化処理が行われていないウエハW0の測定データに対して接触角が大きくなるものの、それよりも内側の領域ではウエハW1、W2の測定データは、ウエハW0の測定データとほとんど同じであることから、ウエハ外縁から10mm程度内側の領域では、疎水化処理が行われれるものの、それよりも内側の領域では疎水化処理が行われていないことが認められた。
これにより、本発明の疎水化処理装置を用いて疎水化処理を行うことによって、ウエハWの裏面側まで大きくHMDSガスが回り込んで疎水化処理が行われることが防止されることが理解される。またウエハW裏面側では、外縁から10mm程度内側の領域は疎水化されてしまうが、この程度であれば、後の裏面側洗浄工程において問題が発生することはない。
本発明の疎水化処理装置の一実施の形態を示す断面図である。 前記疎水化処理装置の一部を示す斜視図である。 前記疎水化処理装置にて行われる疎水化処理方法を示す工程図である。 前記疎水化処理装置にて行われる疎水化処理方法を示す工程図である。 前記疎水化処理装置にて行われる疎水化処理方法を示す工程図である。 前記疎水化処理装置におけるガスの流れを示す部分断面図である。 前記疎水化処理装置の他の例を示す部分断面図である。 前記疎水化処理装置が組み込まれるレジストパターン形成装置を示す平面図である。 前記レジストパターン形成装置を示す斜視図である。 前記レジストパターン形成装置を示す断面図である。 本発明の効果を確認するために行った、ウエハWの裏面側の接触角の測定データを示す特性図である。 本発明の効果を確認するために行った、ウエハWの裏面側の接触角の測定データを示す特性図である。 従来の疎水化処理装置を示す断面図である。 従来の疎水化処理方法を示す工程図である。
符号の説明
2 容器本体
20 処理室
3 蓋体
4 載置台
5 処理ガス供給部
61 処理ガス供給路
7 バッファ室
71 パージガス供給路
74 パージガス供給孔
75 流出路
81 排気路
84 排気ポンプ
9 制御部
V1〜V3 流量調整バルブ
V4 排気流量調整バルブ
W 半導体ウエハ

Claims (8)

  1. 基板の載置台を備え、上部側が開口している容器本体と、
    この容器本体の周縁部にその周縁部が隙間を介して接近した状態または接触した状態で当該容器本体を覆うことにより基板の処理室を区画形成する蓋体と、
    前記処理室の中央上部から前記載置台上の基板に処理ガスを供給する処理ガス供給部と、
    この処理ガス供給部から処理ガスが処理室内に供給されているときに、前記載置台上の基板よりも外側から処理室内を排気するための処理ガス排気路と、
    前記容器本体の周縁部と前記蓋体の周縁部との間に、前記処理室の周方向に沿って開口したパージガス供給路と、
    このパージガス供給路から前記周縁部間に供給されたパージガスが処理室の外に流れ出すように、処理室の周方向に沿って形成された流出路と、
    前記容器本体の周縁部と蓋体の周縁部との間において、前記パージガス供給路の開口部から処理室内に亘って、かつ処理室の周方向に沿って形成されたガスの通流用の隙間と、
    前記処理ガス供給部からの処理ガスの供給流量は、処理ガス排気路における排気流量よりも小さく、これらの流量の差により生じた処理室内の負圧により、前記パージガス供給路から供給されたパージガスが前記ガスの通流用の隙間を介して処理室内に引き込まれることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記容器本体の周縁部と蓋体の周縁部との間において、前記パージガス供給路の開口部に臨むように、かつ処理室の周方向に沿って設けられ、パージガスが一旦溜められるバッファ室を備えたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記流出路は、容器本体または蓋体に設けられ、前記ガスの通流用の隙間に開口していることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記流出路は、容器本体または蓋体に設けられ、前記ガスの通流用の隙間に開口すると共に、前記バッファ室に開口していることを特徴とする請求項2または3のいずれか一に記載の基板処理装置。
  5. 前記流出路は、前記パージガス供給路の開口部から外側位置にて容器本体の周縁部と蓋体の周縁部との間に形成された隙間であることを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理装置。
  6. 前記処理ガス排気路は、前記載置台上の基板よりも上方側の外側から処理室内を排気することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一に記載の基板処理装置。
  7. 上部側が開口している容器本体の内部に設けられた載置台に基板を載置する工程と、
    次いで前記容器本体の周縁部に、その周縁部が隙間を介して接近した状態または接触した状態で、蓋体により前記容器本体を覆うことにより基板の処理室を区画形成する工程と、
    次いで前記処理室の中央上部から前記載置台上の基板に処理ガスを供給する工程と、
    処理ガスが前記処理室内に供給されているときに、前記載置台上の基板よりも外側に設けられた処理ガス排気路から処理室内を排気する工程と、
    前記容器本体の周縁部と前記蓋体の周縁部との間に、当該容器本体の周方向に沿って開口したパージガス供給路からパージガスを供給する工程と、を含み、
    前記処理室内へ処理ガスが供給されているときには、処理室内への処理ガスの供給流量を、処理ガス排気路における排気流量よりも小さくして、これらの流量の差により生じた処理室内の負圧により、前記パージガス供給路から供給されたパージガスが、前記容器本体の周縁部と蓋体の周縁部との間において、前記パージガス供給路の開口部から処理室内に亘って、かつ処理室の周方向に沿って形成されたガスの通流用の隙間を介して処理室内に引き込まれる状態を形成することを特徴とする基板処理方法。
  8. 処理室内において基板に処理ガスを供給する基板処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、請求項7に記載された基板処理方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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