JP4984930B2 - バリスタ素子 - Google Patents

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Description

本発明は、バリスタ素子に関する。
従来から、電子素子と、当該電子素子に電気的に接続されたバリスタ素子とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された発光装置では、電子素子としての半導体発光素子にバリスタ素子が並列接続されており、半導体発光素子はバリスタによってESD(Electro Static Discharge:静電気放電)サージから保護されている。
特開2001−15815号公報
ところで、電子素子には、半導体発光素子やFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)等のように、その動作中に熱を発するものがある。電子素子が高温になると、電子素子自身の特性劣化を招き、その動作に影響が出る。このため、発生した熱を効率よく放散させる必要がある。
本発明は、熱を効率よく放散させることが可能なバリスタ素子を提供することを目的とする。
本発明に係るバリスタ素子は、第1及び第2の外表面を有するバリスタ素体と、少なくともその一部同士が互いに対向するようにバリスタ素体内に配された第1及び第2の内部電極と、第1の内部電極に電気的に接続されると共に、第1の外表面に形成された第1の外部電極と、第2の内部電極に電気的に接続されると共に、第1の外表面に形成された第2の外部電極とを備え、バリスタ素体内を通ると共に第1の外表面から第2の外表面へと向かうように熱伝導路が形成されていることを特徴とする。
本発明に係るバリスタ素子では、熱伝導路が第1の外表面から第2の外表面へと向かうようにバリスタ素体の内部に形成されている。そのため、その動作中に発熱する例えば半導体発光素子やFET等の電子素子をバリスタ素体の第1の外表面に配した場合に、電子素子において発生した熱が熱伝導路を通じてバリスタ素体の第2の外表面へと伝達されるようになる。その結果、バリスタ素子の第1の外表面から第2の外表面へと、熱を効率よく放散させることが可能となる。
また、熱伝導路が第1及び第2の内部電極と平行となるように延在していることが好ましい。このようにすると、熱伝導路による熱伝導が各内部電極によって妨げられにくくなるので、熱をより効率よく放散させることが可能となる。
また、第1の外表面と第2の外表面とが互いに対向しており、熱伝導路が前記第1及び第2の外表面の対向方向に延在していることが好ましい。このようにすると、熱伝導路が略直線状となるから、熱伝導路を形成しやすくなる。
また、熱伝導路は、熱伝導率がバリスタ素体の熱伝導率よりも高い熱伝導体を少なくとも含んでいることが好ましい。このようにすると、熱伝導路に含まれる熱伝導体によって、より効率よく熱を放散させることが可能となる。
また、熱伝導体は、その一端が第1の外表面に露出し、その他端が第2の外表面に露出していることが好ましい。このようにすると、熱伝導体の両端が外表面にそれぞれ露出しているため、電子素子からの熱が熱伝導体へと伝達されやすくなり、熱を更に効率よく放散させることが可能となる。特に、バンプ電極等によって電子素子と第1の外表面に露出している熱伝導体の一端とを物理的且つ熱的に接続すると、電子素子において発生する熱がバンプ電極等を介して熱伝導体へと直接伝達されるようになり、更なる放熱性の向上を図ることが可能となる。
また、熱伝導体は、第1及び第2の内部電極と同一の材質によって構成されていることが好ましい。このようにすると、熱伝導体を第1及び第2の内部電極と同一工程で形成することができるので、バリスタ素体の製造工程を簡略化することが可能となる。
本発明によれば、熱を効率よく放散させることが可能なバリスタ素子を提供することができる。
本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。以下の各実施形態は、本発明を積層型チップバリスタに適用した例である。
(第1実施形態)
図1〜図3を参照して、第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。図2は、(a)が第1実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のIIB−IIB線端面図である。図3は、第1実施形態に係る積層型チップバリスタを構成するバリスタ素体の分解斜視図である。
積層型チップバリスタV1は、バリスタ素体10と、一対の第1及び第2の内部電極12,14と、複数(第1実施形態においては6個)の熱伝導体16と、一対の第1及び第2の外部電極18,20と、複数(第1実施形態においては12個)の接続端子21を備えている。
バリスタ素体10は、略直方体形状を呈しており、互いに対向する第1及び第2の外表面22,24と、第1及び第2の外表面22,24に垂直で互いに対向する第1及び第2の側面26,27と、第1及び第2の外表面22,24及び第1及び第2の側面に垂直で互いに対向する第3及び第4の側面28,29とを有している。バリスタ素体10では、例えば長手方向の長さを1.0mm程度、幅を1.0mm程度、厚みを0.3mm程度に設定することができる。
バリスタ素体10は、電圧非直線性(以下、「バリスタ特性」と称する)を発現する複数のバリスタ層A10〜A13(図3参照)がシート積層工法によって積層された積層体として構成されている。実際の積層型チップバリスタV1では、バリスタ層A10〜A13同士の間の境界が視認できない程度に一体化されている。バリスタ層A10〜A13は、ZnO(酸化亜鉛)を主成分として含むと共に、副成分として希土類金属元素、Co、IIIb族元素(B、Al、Ga、In)、Si、Cr、Mo、アルカリ金属元素(K、Rb、Cs)及びアルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)等の金属単体やこれらの酸化物を含む素体からなる。バリスタ層A10〜A13の厚みは、それぞれ10μm〜100μm程度とすることができる。
第1及び第2の内部電極12,14は、共に略矩形状の薄肉板状体となっている。第1及び第2の内部電極12,14は、その一端面12a,14aが第1の外表面22に臨むように第1の外表面22に引き出されており、その他端面12b,14bが第2の外表面24に臨むように第2の外表面24に引き出されている。すなわち、第1及び第2の内部電極12,14の各端面12a,12b,14a,14bが、第1及び第2の外表面22,24にそれぞれ露出することとなる。
第1の内部電極12は、バリスタ層A12上において、第1の側面26寄りとなるよう、第1の側面26側から所定の間隔を有して配置されている。第2の内部電極14は、バリスタ層A14上において、第2の側面27寄りとなるよう、第2の側面27側から所定の間隔を有して配置されている。このため、第1の内部電極12と第2の内部電極14とは、バリスタ層A10〜A13の積層方向(以下、単に「積層方向」と称する)から見て、バリスタ層A10を挟んでその一部同士が互いに対向するようになっている。従って、積層方向から見て第1の内部電極12と第2の内部電極14とが重なるバリスタ層A10,A12における領域が、バリスタ特性を発現する領域として機能する。
第1及び第2の内部電極12,14は、導電材を含んでいる。第1及び第2の内部電極12,14に含まれる導電材としては、特に限定されないが、Ag、Pd又はAg−Pd合金からなることが好ましい。第1及び第2の内部電極12,14では、その厚みを例えば2μm〜100μm程度とすることができる。
各熱伝導体16は、それぞれ略矩形状の薄肉板状体であり、第1及び第2の内部電極12,14を間に位置させるようにバリスタ素体10内に設けられている。熱伝導体16は、バリスタ層A11上において、第1及び第2の側面26,27から所定の間隔を有すると共に、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有して配置されている。熱伝導体16は、その一端面16aが第1の外表面22に臨むように第1の外表面22に引き出されており、その他端面16bが第2の外表面24に臨むように第2の外表面24に引き出されている。すなわち、熱伝導体16は、第1の外表面22から第2の外表面24へと向かう方向(第1の外表面22と第2の外表面24との対向方向)に延在すると共に第1及び第2の内部電極12,14に対して平行に延在するようにバリスタ素体10内に形成され、熱伝導体16の各端面16a,16bは、第1及び第2の外表面22,24にそれぞれ露出することとなる。
熱伝導体16は、例えばPd又はAg−Pd合金や窒化アルミ(AlN)、BN、TiN、TaC、Si等のセラミックス等、バリスタ素体10の熱伝導率(第1実施形態では、バリスタ素体10の主成分であるZnOの熱伝導率)よりも高い熱伝導率を有する材質を用いることができるが、第1及び第2の内部電極12,14と同一の材質によって構成されていると製造工程を簡便にすることができるため好ましい。熱伝導体16では、その厚みを例えば10μm〜300μm程度とすることができる。
第1及び第2の外部電極18,20は、第1の外表面22に垂直な方向から見て略矩形状を呈しており、バリスタ素体10の第1の外表面22上にそれぞれ形成されている。第1の外部電極18は、第1の外表面22に露出している第1の内部電極12の一端面12aのうちバリスタ素体10の第1の側面26寄りの領域を覆うように、該領域と物理的且つ電気的に接続されている一方、第1の外表面22に露出している第2の内部電極14の一端面14aとは物理的にも電気的にも接続されないようになっている。第2の外部電極20は、第1の外表面22に露出している第2の内部電極14の一端面14aのうちバリスタ素体10の第2の側面27寄りの領域を覆うように、該領域と物理的且つ電気的に接続されている一方、第1の外表面22に露出している第1の内部電極12の一端面12aとは物理的にも電気的にも接続されないようになっている。すなわち、第1及び第2の外部電極18,20は、第1及び第2の内部電極12,14と一対一に対応するようにこれらの各端面12a,14aと物理的且つ電気的に接続されている。
各接続端子21は、第1の外表面22に垂直な方向から見て略方形状を呈しており、互いに物理的に接続されないようにバリスタ素体10の第1の外表面22上にそれぞれ形成されている。各接続端子21は、第1の外表面22に露出している第1の内部電極12の一端面12aにおける所定領域、第1の外表面22に露出している第2の内部電極14の一端面14aにおける所定領域及び第1の外表面22に露出している熱伝導体16の一端面16aをそれぞれ覆うように、これらと物理的且つ熱的に接続されている。
第1及び第2の外部電極18,20並びに端子電極21は、例えば、印刷法又はめっき法により形成することができる。印刷法を用いる場合には、Au粒子あるいはPt粒子を主成分とする金属粉末に、有機バインダ及び有機溶剤を混合した導電性ペーストを用意し、その導電性ペーストをバリスタ素体10上に印刷し、焼付け又は焼成することにより形成することができる。めっき法を用いる場合には、真空めっき法(真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等)により、AuあるいはPtを蒸着させることにより形成することができる。
続いて、図4及び図5を参照して、上述の構成を有する積層型チップバリスタV1が半導体発光素子30に接続された発光装置LE1について説明する。図4は、第1実施形態に係る積層型チップバリスタを用いた発光装置の分解斜視図である。図5は、図4のV−V線端面図である。
発光装置LE1は、積層型チップバリスタV1、半導体発光素子30及び積層型チップバリスタV1が載置される基板40を備えている。
半導体発光素子30は、例えばGaN(窒化ガリウム)系半導体の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)である。半導体発光素子30は、図示しないアノード電極とカソード電極との間に所定の電圧が印加されて電流が流れると、発光領域において発光する。
半導体発光素子30には、積層型チップバリスタV1におけるバリスタ素体10の第1の外表面22に対向する対向面32に、第1〜第3のバンプ電極34〜36がそれぞれ複数形成されている。各第1のバンプ電極34は、半導体発光素子30における図示しないアノード電極と接続されており、第1の外部電極18に対応する位置にそれぞれ配置されている。各第2のバンプ電極35は、半導体発光素子30における図示しないカソード電極と接続されており、第2の外部電極20に対応する位置にそれぞれ配置されている。これらの第1及び第2のバンプ電極34,35は、はんだリフローによって第1又は第2の外部電極20と物理的且つ電気的に接続されることとなる。このように、半導体発光素子30が複数の第1及び第2のバンプ電極34,35によって第1及び第2の外部電極18,20と接続されているので、半導体発光素子30と積層型チップバリスタV1との接合強度の向上が図られている。
なお、第1及び第2の外部電極18,20とこれらに対応するバンプ電極32とは、電気的にも接続されている。そのため、第1の内部電極12と、第2の内部電極14と、バリスタ層A10,A12における第1及び第2の内部電極12,14が重なる領域とにより構成されるバリスタが、半導体発光素子30に並列接続されることとなる。よって、積層型チップバリスタV1により、半導体発光素子30をESD(Electro Static Discharge:静電気放電)サージから保護することができる。このとき、積層型チップバリスタV1の第1及び第2の外部電極18,20は、積層型チップバリスタV1の入出力端子電極として機能する。
一方、各バンプ電極36は、半導体発光素子30における電極部分でない本体部分と接続されており、各接続端子21と一対一に対応する位置にそれぞれ配置されている。各バンプ電極36は、はんだリフローによって各接続端子21と物理的且つ熱的に接続されることとなる。このため、各バンプ電極36は、半導体発光素子30において発生される熱を第1及び第2の内部電極12,14並びに熱伝導体16へと伝達する。
以上のように、第1実施形態においては、熱伝導体16が、第1の外表面22から第2の外表面24へと向かう方向に延在すると共に第1及び第2の内部電極12,14に対して平行に延在するようにバリスタ素体10の内部に形成されている。この熱伝導体16は、バリスタ素体10の熱伝導率(第1実施形態では、バリスタ素体10の主成分であるZnOの熱伝導率)よりも高い熱伝導率を有する材質となっている。そして、熱伝導体16の一端面16aが第1の外表面22に露出し、熱伝導体16の他端面16bが第2の外表面24に露出している。そのため、半導体発光素子30において発生した熱が、熱伝導体16の一端面16aと半導体発光素子30とを物理的且つ熱的に接続している接続端子21及びバンプ電極36を介して、熱伝導体16を通じて第1の外表面22から第2の外表面24へと伝達されるようになる(図5の矢印H1参照)。その結果、半導体発光素子30の熱を、積層型チップバリスタV1によって効率よく基板40へと放散させることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図6及び図7を参照して、第2実施形態に係る積層型チップバリスタV2の構成を説明する。図6は、第2実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。図7は、(a)が第2実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のVIIB−VIIB線端面図である。第2実施形態に係る積層型チップバリスタV2では、熱伝導体16の形状の点で、上述した第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1と相違する。
第2実施形態に係る積層型チップバリスタV2は、6個の熱伝導体16をバリスタ素体10内に備える。各熱伝導体16は、それぞれ略円柱形状を呈しており、第1の外表面22と第2の外表面24との対向方向に延びている。そのため、第1変形例に係る積層型チップバリスタV2では、上述の第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1よりも、熱伝導体16の延在方向における断面積が大きくなっているから、半導体発光素子30の熱をより効率よく放散させることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、図8及び図9を参照して、第3実施形態に係る積層型チップバリスタV3の構成を説明する。図6は、第3実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。図7は、(a)が第3実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のIXB−IXB線端面図である。第3実施形態に係る積層型チップバリスタV2では、熱伝導体16の形状及び熱伝導体16が設けられている数の点で、上述した第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1と相違する。
第3実施形態に係る積層型チップバリスタV3は、12個の熱伝導体16をバリスタ素体10内に備える。各熱伝導体16は、それぞれ略円柱形状を呈しており、第1の外表面22と第2の外表面24との対向方向に延びている。そのため、第3実施形態に係る積層型チップバリスタV3では、上述の第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1よりも、熱伝導体16の延在方向における断面積が大きくなっていると共に、熱伝導体16の数も多くなっているから、半導体発光素子30の熱を更に効率よく放散させることが可能となる。
(第4実施形態)
次に、図10及び図11を参照して、第4実施形態に係る積層型チップバリスタV4の構成を説明する。図10は、第4実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。図11は、(a)が第4実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXIB−XIB線端面図である。第4実施形態に係る積層型チップバリスタV4では、第1及び第2の内部電極の形状及び熱伝導体16の形状の点で、上述した第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1と相違する。
第4実施形態に係る積層型チップバリスタV4は、一対の第1及び第2の内部電極12,14並びに6個の熱伝導体16をバリスタ素体10内に備える。第1及び第2の内部電極12,14は、共に略矩形状の厚肉板状体となっている。各熱伝導体16は、それぞれ略円柱形状を呈しており、第1の外表面22と第2の外表面24との対向方向に延びている。そのため、第4実施形態に係る積層型チップバリスタV4では、上述の第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1よりも、第1及び第2の内部電極12,14並びに熱伝導体16の延在方向における断面積が大きくなっているから、半導体発光素子30の熱を更に効率よく放散させることが可能となる。
なお、図11(b)に示されるように、第4実施形態に係る積層型チップバリスタV4では、第1及び第2の内部電極12,14に挟まれるバリスタ層の厚みt1が10μm以上であると好ましい。厚みt1を10μm以上とすることで、積層型チップバリスタV4におけるバリスタ電圧を一定電圧以上にすることができる。また、第4実施形態に係る積層型チップバリスタV4では、厚みt1が300μm以下であると好ましい。厚みt1を300μm以下とすることで、より確実にバリスタ電圧を得ることができるが、厚みt1が300μmを超える場合には、焼成温度をより高くする必要があると共に製造が困難となる。
また、図11(b)に示されるように、第4実施形態に係る積層型チップバリスタV4では、第1及び第2の内部電極12,14の厚みt2の総和をΣt2とし、バリスタ素体10の幅をWとしたときに、Σt2が10μm≦Σt2≦W−30μmの関係を満たすと好ましい。このようにすると、第1及び第2の内部電極12,14によって有効な放熱特性を発現させることができる。
(第5実施形態)
次に、図12及び図13を参照して、第5実施形態に係る積層型チップバリスタV5の構成を説明する。図12は、第5実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。図13は、(a)が第5実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXIIIB−XIIIB線端面図である。第5実施形態に係る積層型チップバリスタV2では、第1及び第2の内部電極12,14並びに熱伝導体16のバリスタ素体10内における配置等の点で、上述した第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1と相違する。
第5実施形態に係る積層型チップバリスタV5は、一対の第1及び第2の内部電極12,14を2組と、4個の熱伝導体16とをバリスタ素体10内に備える。1個の第1の内部電極12と2個の熱伝導体16とは、同一バリスタ層上において、積層方向に平行な側面から所定の間隔を有すると共に、互いに電気的に絶縁されるように所定の間隔を有して配置されており、そのうち第1の内部電極12は、バリスタ素体10の側面26寄りに配置されている。第2の内部電極14は、第1の内部電極12と積層方向に交互に並ぶように配置されている。この第1の内部電極12と第2の内部電極14とは、バリスタ素体10の側面26寄りの部分において対向面を形成しており、積層方向から見て第1の内部電極12と第2の内部電極14とが重なるバリスタ層における領域が、バリスタ特性を発現する領域として機能する。このような構成を有する第5実施形態に係る積層型チップバリスタV5においても、半導体発光素子30の熱を効率よく放散させることが可能となる。
(第6実施形態)
次に、図14及び図15を参照して、第6実施形態に係る積層型チップバリスタV6の構成を説明する。図14は、第6実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。図15は、(a)が第6実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXVB−XVB線端面図である。第6実施形態に係る積層型チップバリスタV6では、第1及び第2の内部電極12,14の形状の点で、上述した第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1と相違する。
第6実施形態に係る積層型チップバリスタV6は、一対の第1及び第2の内部電極12,14をバリスタ素体10内に備える。第1及び第2の内部電極12,14は、共に略L字形状の薄肉板状体となっている(図14参照)。第1及び第2の内部電極12,14では、その略L字形状となっている先端部分の端面12a,14aのみが第1の外表面22に臨むように第1の外表面22に引き出されており、第1の外表面22に露出している。そして、第1の外表面22から露出している第1及び第2の内部電極12,14の端面12a,14aとそれぞれ物理的且つ電気的に接続されるように、第1及び第2の外部電極18,20が第1の外表面22上にそれぞれ形成されている。
そのため、第6実施形態に係る積層型チップバリスタV6が半導体発光素子30に接続された発光装置LE2においては、第1及び第2の内部電極12,14とバンプ電極34とが物理的に接続されず(図16参照)、熱伝導体の一端面16aとバンプ電極34とが物理的且つ熱的に接続される。従って、このような構成を有する第6実施形態に係る積層型チップバリスタV6においても、バンプ電極34を介して、半導体発光素子30の熱が第1の外表面22から第2の外表面24へと熱伝導体16を通じて伝達されるようになるから(図16の矢印H1参照)、半導体発光素子30の熱を効率よく放散させることが可能となる。
(第7実施形態)
次に、図17を参照して、第7実施形態に係る積層型チップバリスタV7の構成を説明する。図17は、第7実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。第7実施形態に係る積層型チップバリスタV7では、熱伝導体41,42を2個ずつバリスタ素体10内に備える点で、上述した第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1と相違する。
各熱伝導体41は、それぞれ略L字状に屈曲した薄肉板状体であり、その一端面41aが第1の外表面22に臨むように第1の外表面22に引き出されており、その他端面41bが第1の側面26に臨むように第1の側面26に引き出されている。すなわち、各熱伝導体41は、第1の外表面22から第1の側面26に向かう方向に延在するようにバリスタ素体10内に形成され、熱伝導体41端面41aは、第1の外表面22に露出し、熱伝導体41の端面41bは、第1の側面26に露出することとなる。
各熱伝導体42は、それぞれ略L字状に屈曲した薄肉板状体であり、その一端面42aが第1の外表面22に臨むように第1の外表面22に引き出されており、その他端面42bが第2の側面27に臨むように第2の側面27に引き出されている。すなわち、各熱伝導体42は、第1の外表面22から第1の側面27に向かう方向に延在するようにバリスタ素体10内に形成され、熱伝導体42の端面42aは、第1の外表面41aに露出し、熱伝導体42の端面42bは、第2の側面27に露出することとなる。
そのため、第7実施形態に係る積層型チップバリスタV7では、半導体発光素子30の熱が、熱伝導体16を通じて第1の外表面22から第2の外表面24へと伝達されるのに加え、熱伝導体41,42を通じて第1及び第2の側面26,27へと伝達されるようになる。その結果、第6変形例に係る積層型チップバリスタV7の第2の外表面24及び第1〜第4の側面26〜29を覆うように積層型チップバリスタV7をヒートシンク等に設置することによって、効率よく半導体発光素子30の熱を放散させることが可能となる。なお、第1の外表面22から第3の側面28又は第4の側面29へと向かう方向に延在する熱伝導体を更にバリスタ素体10内に設けるようにしてもよい。
(第8実施形態)
次に、図18及び図19を参照して、第8実施形態に係る積層型チップバリスタV8の構成を説明する。図18は、第8実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。図19は、(a)が第8実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXIXB−XIXB線端面図である。第8実施形態に係る積層型チップバリスタV8では、熱伝導体16の形状の点で、上述した第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1と相違する。
第8実施形態に係る積層型チップバリスタV8は、バリスタ素体10内に複数(第8実施形態においては5個)の熱伝導体16を二組(熱伝導体群16A,16B)備える。熱伝導体群16Aは、バリスタ素体10の第3の側面28寄りに配置されている。熱伝導体群16Bは、バリスタ素体10の第4の側面29寄りに配置されている。
各熱伝導体16は、それぞれ略矩形状の薄肉板状体となっている。各熱伝導体16は、第1及び第2の側面26,27の対向方向における幅が、第1及び第2の外部電極18,20の直線距離よりも短い大きさとなるように設定されており、第1及び第2の外部電極18,20と電気的に接続されないようになっている。各熱伝導体16は、その厚みが内部電極12,14の厚みよりも大きくなるように設定されていると好ましい。
熱伝導体16は、その一端面16aが第1の外表面22に臨むように第1の外表面22に引き出されており、その他端面16bが第2の外表面24に臨むように第2の外表面24に引き出されている。そのため、第3の側面28寄りに配置されていると共に第1及び第2の側面26,27の対向方向に並ぶ3つの接続端子21(接続端子群21A)は、熱伝導体群16Aを構成する各熱伝導体16の一端面16aにおける所定領域をそれぞれ覆うように、これらと物理的且つ熱的に接続されている。第4の側面29寄りに配置されていると共に第1及び第2の側面26,27の対向方向に並ぶ3つの接続端子21(接続端子群21B)は、熱伝導体群16Bを構成する各熱伝導体16の一端面16aにおける所定領域をそれぞれ覆うように、これらと物理的且つ熱的に接続されている。
以上のように、第8実施形態に係る積層型チップバリスタV8では、熱伝導体群16A,16Bがそれぞれ複数の熱伝導体16によって構成されているので、上述の第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1よりも、熱伝導体16の延在方向(第1及び第2の外表面22,24の対向方向)における断面積が大きくなっている。そのため、半導体発光素子30の熱をより効率よく放散させることが可能となる。
(第9実施形態)
次に、図20及び図21を参照して、第9実施形態に係る積層型チップバリスタV9の構成を説明する。図20は、第9実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。図21は、(a)が第9実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXXIB−XXIB線端面図である。第9実施形態に係る積層型チップバリスタV9では、第1及び第2の内部電極12,14の配置並びに熱伝導体16の配置、及び、熱伝導体16の形状の点で、上述した第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1と相違する。
第9実施形態に係る積層型チップバリスタV9は、バリスタ素体10内に、第1及び第2の内部電極12,14、及び、5個の熱伝導体16を二組(熱伝導体群16A,16B)備える。第1及び第2の内部電極12,14は、バリスタ素体10の第4の側面29寄りに配置されており、第1の内部電極12は、第2の内部電極14よりも外側に配置されている。熱伝導体群16A,16Bは、バリスタ素体10の第3の側面28寄りに配置されており、熱伝導体群16Aは、熱伝導体群16Bよりも外側に配置されている。
各熱伝導体16は、それぞれ略矩形状の薄肉板状体となっている。各熱伝導体16は、第1及び第2の側面26,27の対向方向における幅が、第1及び第2の外部電極18,20の直線距離よりも短い大きさとなるように設定されており、第1及び第2の外部電極18,20と電気的に接続されないようになっている。各熱伝導体16の厚は、その厚みが内部電極12,14の厚みよりも大きくなるように設定されていると好ましい。
熱伝導体16は、その一端面16aが第1の外表面22に臨むように第1の外表面22に引き出されており、その他端面16bが第2の外表面24に臨むように第2の外表面24に引き出されている。そのため、最も第3の側面28寄りに配置されていると共に第1及び第2の側面26,27の対向方向に並ぶ3つの接続端子21(接続端子群21A)は、熱伝導体群16Aを構成する各熱伝導体16の一端面16aにおける所定領域をそれぞれ覆うように、これらと物理的且つ熱的に接続されている。第3の側面28寄りで且つ接続端子群21Aよりも第4の側面29寄りに配置されていると共に第1及び第2の側面26,27の対向方向に並ぶ3つの接続端子21(接続端子群21B)は、熱伝導体群16Bを構成する各熱伝導体16の一端面16aにおける所定領域をそれぞれ覆うように、これらと物理的且つ熱的に接続されている。
以上のように、第9実施形態に係る積層型チップバリスタV9では、熱伝導体群16A,16Bがそれぞれ複数の熱伝導体16によって構成されているので、上述の第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1よりも、熱伝導体16の延在方向(第1及び第2の外表面22,24の対向方向)における断面積が大きくなっている。そのため、半導体発光素子30の熱をより効率よく放散させることが可能となる。
(第10実施形態)
次に、図22及び図23を参照して、第10実施形態に係る積層型チップバリスタV10の構成を説明する。図22は、第10実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。図23は、(a)が第10実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXXIIIB−XXIIIB線端面図である。第10実施形態に係る積層型チップバリスタV10では、第1及び第2の内部電極12,14の形状並びに熱伝導体16の形状の点で、上述した第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1と相違する。
第10実施形態に係る積層型チップバリスタV10は、バリスタ素体10内に、第1及び第2の内部電極12,14、及び、5個の熱伝導体16を二組(熱伝導体群16A,16B)備える。第1及び第2の内部電極12,14は、共に略T字形状の薄肉板状体となっている(図22参照)。第1及び第2の内部電極12,14では、その略T字形状となっている一方の先端部分の端面12a,14aが第1の外表面22に臨むように第1の外表面22に引き出されており、第1の外表面22に露出していると共に、その略T字形状となっている他方の先端部分の端面12b,14bが第2の外表面24に臨むように第2の外表面24に引き出されており、第2の外表面24に露出している。そして、第1の外表面22から露出している第1及び第2の内部電極12,14の端面12a,14aとそれぞれ物理的且つ電気的に接続されるように、第1及び第2の外部電極18,20が第1の外表面22上にそれぞれ形成されている。
熱伝導体群16Aは、バリスタ素体10の第3の側面28寄りに配置されている。熱伝導体群16Bは、バリスタ素体10の第4の側面29寄りに配置されている。
各熱伝導体16は、それぞれ略直方体形状を呈している。各熱伝導体16は、第1及び第2の側面26,27の対向方向における幅が、第1及び第2の外部電極18,20の直線距離よりも短い大きさとなるように設定されており、第1及び第2の外部電極18,20と電気的に接続されないようになっている。各熱伝導体16は、その厚みが内部電極12,14の厚みよりも大きくなるように設定されていると好ましい。
熱伝導体16は、その一端面16aが第1の外表面22に臨むように第1の外表面22に引き出されており、その他端面16bが第2の外表面24に臨むように第2の外表面24に引き出されている。そのため、第3の側面28寄りに配置されていると共に第1及び第2の側面26,27の対向方向に並ぶ3つの接続端子21(接続端子群21A)は、熱伝導体群16Aを構成する各熱伝導体16の一端面16aにおける所定領域をそれぞれ覆うように、これらと物理的且つ熱的に接続されている。第4の側面29寄りに配置されていると共に第1及び第2の側面26,27の対向方向に並ぶ3つの接続端子21(接続端子群21B)は、熱伝導体群16Bを構成する各熱伝導体16の一端面16aにおける所定領域をそれぞれ覆うように、これらと物理的且つ熱的に接続されている。
以上のように、第10実施形態に係る積層型チップバリスタV10では、熱伝導体群16A,16Bがそれぞれ複数の熱伝導体16によって構成されているので、上述の第1実施形態に係る積層型チップバリスタV1よりも、熱伝導体16の延在方向(第1及び第2の外表面22,24の対向方向)における断面積が大きくなっている。そのため、半導体発光素子30の熱をより効率よく放散させることが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の外表面22と第2の外表面24とが互いに対向するものでなくてもよい。このときも、熱伝導体16が第1の外表面22から第2の外表面24へと向かう方向に延在するように配設されることで、熱伝導体16を通じて第1の外表面22から第2の外表面24へと半導体発光素子30の熱を効率よく放散することが可能となる。
また、熱伝導体16の各端面16a,16bは、第1及び第2の外表面22,24からそれぞれ露出していなくてもよい。このとき、熱伝導体16及びバリスタ素体10の一部によって熱伝導路が形成されることとなり、この熱伝導路を通じて半導体発光素子30からの熱が第1の外表面22から第2の外表面24へと伝達されることとなる。
また、積層型チップバリスタV1〜V10におけるバリスタ素体10の形成方法としては、シート積層工法の他、印刷積層工法も用いることができる。
また、熱伝導体16のバリスタ素体10内への形成方法としては、バリスタ素体10の形成後、第1及び第2の外表面を貫通するようにバリスタ素体10に貫通孔を形成し、その貫通孔に熱伝導体16を充填するように形成してもよい。
また、半導体発光素子30だけでなく、動作中に熱を発するような電子素子の熱の放散を行うために、本発明に係る積層型チップバリスタをその電子素子と接続するようにしてもよい。
また、第8〜第10実施形態に係る積層型チップバリスタV8〜V10では各熱伝導体群16A,16Bを構成する熱伝導体16を5層としていたが、これに限られず、各熱伝導体群16A,16Bを構成する熱伝導体16が1層又は2層以上であってもよく、熱伝導体群16Aを構成する熱伝導体の数と熱伝導体群16Bを構成する熱伝導体16の数とが異なっていてもよい。
第1実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 (a)は第1実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)は(a)のIIB−IIB線端面図である。 第1実施形態に係る積層型チップバリスタを構成するバリスタ素体の分解斜視図である。 第1実施形態に係る積層型チップバリスタを用いた発光装置の分解斜視図である。 図4のV−V線端面図である。 第2実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 (a)は第2実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)は(a)のVIIB−VIIB線端面図である。 第3実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 (a)は第3実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)は(a)のIXB−IXB線端面図である。 第4実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 (a)は第4実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)は(a)のXIB−XIB線端面図である。 第5実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 (a)が第5実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXIIIB−XIIIB線端面図である。 第6実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 (a)が第6実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXVB−XVB線端面図である。 第6実施形態に係る積層型チップバリスタを用いた発光装置の縦断面図である。 第7実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 第8実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 (a)が第8実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXIXB−XIXB線端面図である。 第9実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 (a)が第9実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXXIB−XXIB線端面図である。 第10実施形態に係る積層型チップバリスタを示す斜視図である。 (a)が第10実施形態に係る積層型チップバリスタを示す平面図であり、(b)が(a)のXXIIIB−XXIIIB線端面図である。
符号の説明
10…バリスタ素体、12…第1の内部電極、14…第2の内部電極、16…熱伝導体、18…第1の外部電極、20…第2の外部電極、22…第1の外表面、24…第2の外表面、V1〜V10…積層型チップバリスタ。

Claims (5)

  1. 第1及び第2の外表面を有するバリスタ素体と、
    少なくともその一部同士が互いに対向するように前記バリスタ素体内に配された第1及び第2の内部電極と、
    前記第1の内部電極に電気的に接続されると共に、前記第1の外表面に形成された第1の外部電極と、
    前記第2の内部電極に電気的に接続されると共に、前記第1の外表面に形成された第2の外部電極と、
    前記第1の外表面において前記第1の外部電極と前記第2電極との間に形成された接続端子とを備え、
    前記バリスタ素体内を通ると共に前記第1の外表面から前記第2の外表面へと向かうように熱伝導路が形成されており、
    前記熱伝導路は、熱伝導率が前記バリスタ素体の熱伝導率よりも高い熱伝導体を少なくとも含み、
    前記熱伝導体は、前記接続端子に熱的に接続されていることを特徴とするバリスタ素子。
  2. 前記熱伝導が前記第1及び第2の内部電極と平行となるように延在していることを特徴とする請求項1に記載されたバリスタ素子。
  3. 前記第1の外表面と前記第2の外表面とが互いに対向しており、
    前記熱伝導が前記第1及び第2の外表面の対向方向に延在していることを特徴とする請求項2に記載されたバリスタ素子。
  4. 前記熱伝導体は、その一端が前記第1の外表面に露出し、その他端が前記第2の外表面に露出していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載されたバリスタ素子。
  5. 前記熱伝導体は、前記第1及び第2の内部電極と同一の材質によって構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載されたバリスタ素子。
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