JP4998480B2 - セラミック電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、セラミック電子部品に関する。
セラミック電子部品として、セラミック素体と、当該セラミック素体の表面に配置された外部電極とを備えたものが知られている。例えば特許文献1に記載のチップアレイでは、セラミック素体における高さ方向の一面に露出させた内部電極の引出部分にそれぞれ外部電極を接続することにより、小型化を図っている。セラミック電子部品の実装にあたっては、例えば半田からなる突起状の電極(半田電極)を外部電極に設ける場合がある。
特開2002−57066号公報
上述したようなセラミック電子部品において、セラミック素体と外部電極との剥離を防止するため、その接続強度を向上させることが技術的課題となっていた。しかしながら、セラミック素体と外部電極との接続強度が強固になると、セラミック素体と半田電極との間で生じる応力が外部電極に影響したときに、半田電極の形成位置に対応してセラミック素体にクラックが発生することが考えられる。
このとき、従来のセラミック電子部品のように、内部電極と外部電極との接続部分が外部電極における半田電極の形成領域の中に含まれていると、セラミック素体にクラックが発生したときに内部電極の引出部分が断裂し、導通不良が早期に生じてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、セラミック素体にクラックが発生するような場合であっても、導通不良の発生時期を遅らせることにより、長寿命化を図ることができるセラミック電子部品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るセラミック電子部品は、セラミック素体と、セラミック素体の内部に配置された内部電極と、セラミック素体の表面に配置され、ガラス物質を含んで構成された外部電極と、を備え、外部電極は、内部電極の引出部分が接続される第1の領域を含む第1の面と、実装用の半田電極が接続される第2の領域を含む第2の面とを有し、第1の領域は、第1及び第2の面の少なくとも一方に垂直な方向からみて、第2の領域の輪郭の一部を跨ぐように位置することを特徴とする。
本発明に係るセラミック電子部品では、外部電極にガラス物質が含まれているため、セラミック素体と外部電極とが強固に接続され、外部電極の耐衝撃性が向上する。一方、このセラミック電子部品では、外部電極において、内部電極の引出部分が接続される第1の領域が、第1及び第2の面の少なくとも一方に垂直な方向からみて、実装用の半田電極が接続される第2の領域の輪郭の一部を跨ぐように位置している。このため、半田電極の形成位置(例えば半田電極の周縁)に対応してセラミック素体にクラックが発生するような場合であっても、第1の領域がクラック発生の起点となることを内部電極の引出部分(接続部分)によって回避し、第1の領域以外の部分からクラックを発生させるようにする。この結果、内部電極の引出部分が最初に断裂してしまうことが抑制され、内部電極から半田電極に至る導通経路が維持される。
また、本発明に係るセラミック電子部品では、第1の領域が第2の領域の輪郭を跨ぐように位置していることから、第1の領域は、第2の領域と重ならない部分を有している。このため、第1の領域付近で仮にクラックが発生してしまった場合であっても、第2の領域と重ならない部分により、内部電極の引出部分は電気的接続を維持できる。したがって、本発明に係るセラミック電子部品では、上述したクラック発生の起点回避又は電気的接続の維持若しくは両者により、クラックが進行して半田電極が完全に剥離してしまうまで導通不良の発生時期を遅らせることが可能となり、長寿命化が図られる。さらに、本発明に係るセラミック電子部品では、第1の領域と第2の領域とが一部で重なるように位置している。このため、第1の領域と第2の領域とが完全に重ならないように位置する場合に比べ、内部電極間等で発生するクロストークを抑制しつつ半田電極や内部電極等の配置を狭ピッチ化することができる。
好ましくは、内部電極は、少なくとも第1の面近傍においてセラミック素体よりも柔らかい導電材料からなる。この場合、半田電極の形成位置に対応してセラミック素体にクラックが発生するような場合であっても、セラミック素体よりも柔らかい内部電極の引出部分により、第1の領域以外の部分からクラックを発生させることが一層確実に行われる。その結果、内部電極の引出部分が最初に断裂してしまうことが更に抑制され、内部電極から半田電極に至る導通経路が維持される。
好ましくは、外部電極は、セラミック素体の表面に形成され、Ag及びガラス物質を含む第1の電極層と、第1の電極層上に形成され、Ptを含むと共に、複数箇所において第1の電極層に至る孔が形成された第2の電極層とによって形成されている。この場合、外部電極の耐衝撃性の向上と共に、外部電極の半田濡れ性及び耐半田喰われ性が向上する。さらに、第2の電極層上に半田電極を付着させて当該半田を溶融させた場合、溶融した半田が第2の電極層に形成された孔を通って第1の電極層に接する。半田と第1の電極層とが接すると、これらの界面近傍で半田に含まれるSnと第1の電極層に含まれるAgとの金属間化合物が形成される。したがって、熱サイクル環境下において、半田と外部電極との間にクラックが生じることを抑制でき、外部電極の接続信頼性が向上する。
好ましくは、内部電極及び第1の電極層は、Pdを含んでいる。内部電極がPdを含み、第1の電極層がAgを含んでいる場合、AgがPdに拡散する速度とPdがAgに拡散する速度との差によって、内部電極がセラミック素体の表面から突出するように伸びてしまうことがある。この場合、セラミック素体と第1の電極層との密着性が低下し、接続強度が低下してしまうおそれがある。これに対し、内部電極及び第1の電極層が共にPdを含んでいると、内部電極の突出が抑えられ、セラミック素体と第1の電極層との接続強度を十分に確保できる。
好ましくは、第1の電極層は、Ag粉末及びガラス粉末を含む導電性ペーストを焼き付けることによって形成された焼き付け電極層である。第2の電極層は、Pt粉末を含む導電性ペーストを焼き付けることによって形成された焼き付け電極層である。この場合、上述した第1の電極層及び第2の電極層を好適に形成できる。
好ましくは、本発明に係るセラミック電子部品は、半球形状からなる半田電極を備え、第1の領域は、第2の領域の円周の一部を跨ぐように位置している。この場合、内部電極の引出部分の断裂抑止が好適に為される。また、表面が方形形状からなる半田電極を備え、第1の領域は、第2の領域の角部を跨ぐように位置している。この場合、応力が集中し易い第2領域の角部の何れかに内部電極の引出部分が接続されることから、引出部分が接続されない他の角部からクラックを発生させるようにすることができる。この結果、内部電極の引出部分が最初に断裂してしまうことが一層、抑制され、内部電極から半田電極に至る導通経路が維持される。
本発明によれば、セラミック素体にクラックが発生するような場合であっても、導通不良の発生時期を遅らせることにより、長寿命化を図ることができるセラミック電子部品を提供することができる。
本発明に係るセラミック電子部品の一実施形態である積層チップバリスタの構成を接続導体側から示す斜視図である。 本発明に係るセラミック電子部品の一実施形態である積層チップバリスタの構成を外部電極側から示す斜視図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 図1に示した積層チップバリスタの実装面側の構成を示す平面図である。 図4におけるV−V線断面図である。 外部電極及び半田電極の構成を説明するための模式図である。 図1に示した積層チップバリスタの等価回路を示す図である。 積層チップバリスタの製造手順を示すフローチャートである。 積層チップバリスタが製造される様子を示す図である。 従来構成における積層チップバリスタの導通経路を示す模式図である。 図1に示した積層チップバリスタの導通経路を示す模式図である。 LGAの積層チップバリスタの実装面側の構成を示す平面図である。 図12に示した積層チップバリスタの断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るセラミック電子部品の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係るセラミック電子部品の一実施形態である積層チップバリスタの構成を示す斜視図である。図3は、図1におけるIII−III線断面図であり、図4は、図1に示した積層チップバリスタの実装面側の構成を示す平面図である。また、図5は、図4におけるV−V線断面図である。
図1〜図5に示す積層チップバリスタ1は、いわゆるBGA(ボールグリッドアレイ)パッケージ対応タイプのバリスタ素子である。このような積層チップバリスタ1は、実装面側に設けた半田バンプをリフローすることにより、例えばノートパソコンや携帯電話機などの小型電子機器に対して高密度に実装される。
同図に示すように、積層チップバリスタ1は、略直方体形状のバリスタ素体(セラミック素体)11と、内部電極対21と、接続導体41と、外部電極51と、半田電極57とを備えている。バリスタ素体11は、外表面として、互いに対向する一対の主面13,15を有している。
接続導体41は、バリスタ素体11の一方の主面13上に2つ配置され、外部電極51は、バリスタ素体11の他方の主面15上に4つ配置されている。主面15は、積層チップバリスタ1が実装される面に対向する面となる。バリスタ素体11の外表面のうち、接続導体41及び外部電極51から露出している部分は、絶縁保護層(不図示)によって覆われている。絶縁保護層は、例えばグレーズガラス(例えば、SiO、ZnO、B、Al等からなるガラス)を付着させ、これを所定温度にて焼き付けることにより形成される。
バリスタ素体11は、電圧非直線性(バリスタ特性)を有する複数のバリスタ層が積層された積層体であり、例えば縦1mm、横1mm、厚さ0.5mmに設定されている。実際の積層チップバリスタ1では、複数のバリスタ層は、互いの境界が視認できない程度に一体化されている。バリスタ素体11は、半導体セラミックにて構成されるセラミック素体である。
バリスタ層は、1層当たりの厚さが例えば5〜60μmとなっている。バリスタ層は、例えばZnOを主成分とし、副成分として希土類元素であるPrと、アルカリ土類金属元素であるCaとを含んでいる。また、バリスタ層は、他の副成分として例えばCo、Cr、Si、K、Alなどを含んでいる。各バリスタ層におけるZnOの含有量は特に限定されないが、好ましくは、バリスタ層全体の材料を100原子量%とした場合、69.0原子量%〜99.8原子量%とされる。バリスタ素体11の主成分であるZnOのヤング率は、13.2×1010Paである。
内部電極対21は、バリスタ素体11の内部において、2行×2列のマトリクス状に4対配置されている。各内部電極対21は、略矩形状をなす第1の内部電極23及び第2の内部電極33によって構成され、例えば厚さ0.5〜5μmに設定されている。第1の内部電極23は、バリスタ層の面内方向に延在しており、第1の内部電極23の一端は、引出部分23aを経てバリスタ素体11の主面13に露出し、第1の内部電極23の他端は、バリスタ素体11の主面15から所定の距離だけ内側に位置している。
また、第2の内部電極33は、第1の内部電極23と略平行に配置されている。第2の内部電極33の一端は、引出部分33aを経てバリスタ素体11の主面15に露出し、第2の内部電極33の他端は、バリスタ素体11の主面13から所定の距離だけ内側に位置している。すなわち、図3及び図5に示すように、第1の内部電極23と第2の内部電極33とは、バリスタ素体11の側面側から見て互い違いに配置されており、その略半分の領域が互いに対向した状態となっている。
第1の内部電極23と第2の内部電極33との間には、少なくとも一層のバリスタ層が介在しており、第1の内部電極23と第2の内部電極33とは、互いに電気的に絶縁されている。第1の内部電極23と第2の内部電極33とは、Pdを主成分としており、副成分として例えばAgを含んでいる。
第1の内部電極23と第2の内部電極33の主成分であるPdのヤング率は、11.3×1010Paであり、副成分であるAgのヤング率は、8.3×1010Paであり、第1の内部電極23等は、上述したバリスタ素体11よりも低いヤング率を有する材料、つまり、柔らかい材料からなっている。第1の内部電極23等は、このように柔らかい材料から構成されており、外部から付加される応力に応じて変形することで、大きな内部応力は発生しないようになっている。
接続導体41は、図1及び図3に示すように、例えば長辺0.8mm、短辺0.4mmの略長方形状をなし、バリスタ素体11の主面13側に配置されている。各接続導体41は、4つの内部電極対21のうち、バリスタ層の積層方向に並んで位置する2つの内部電極対21の第1の内部電極23がバリスタ素体11の主面15に露出している部分を覆っている。これにより、上述した第1の内部電極23,23同士は、接続導体41を介して互いに電気的に接続されている。
接続導体41は、金属とガラス物質とを含んでいる。接続導体41は、金属として、Ag及びPdを含んでいる。接続導体41は、金属粉末(Ag−Pd合金粉末)及びガラス粉末を含む導電性ペーストを焼き付けることにより形成された焼付け電極層である。接続導体41の厚みは、例えば1〜20μmである。
外部電極51は、図2及び図4に示すように、例えば一辺が0.4mmの略正方形の薄板形状をなし、内部電極対21に対応するように、2行×2列のマトリクス状にバリスタ素体11の主面15側に配置されている。各外部電極51は、内部電極対21の第2の内部電極33がバリスタ素体11の主面15に露出している部分をそれぞれ覆っている。これにより、外部電極51と第2の内部電極33とは、互いに電気的に接続されている。外部電極51は、バリスタ素体11の主面15に面する第1の面53と、第1の面53に対向して半田電極57に面する第2の面55とを有している。
半田電極57は、Snを含む半田によって半球形状に形成され、外部電極51の第2の面55上に配置されている。半田は、いわゆる鉛フリー半田であって、例えばSn−Ag−Cu系の半田や、Sn−Zn系の半田等である。半田電極57は、例えば印刷法により形成することができる。ここで用いる半球形状には、完全な半球形状だけでなく、球を所定箇所で切断した略半球形状が含まれる。
図6は、外部電極51と半田電極57との接続構造を示す模式図である。同図に示すように、外部電極51は、第1の電極層51aと、第2の電極層51bとを有している。第1の電極層51aは、バリスタ素体11の主面15上に形成されており、Ag、Pd及びガラス物質を含んでいる。第1の電極層51aは、金属粉末(Ag−Pd合金粉末)及びガラス粉末を含む導電性ペーストを焼き付けることにより形成された焼付け電極層である。第1の電極層51aの厚みは、例えば1〜20μmである。
第2の電極層51bは、第1の電極層51a上に形成されており、Ptを含んでいる。第2の電極層51bは、Pt粉末を含む導電性ペーストを焼き付けることにより形成された焼付け電極層である。第2の電極層51bは、ガラス物質を含んでいてもよい。第2の電極層51bには、複数箇所において第1の電極層51aに至る孔51cが形成されている。第2の電極層51bの厚みは、第1の電極層51aの厚みよりも薄く、例えば0.1〜5μmである。第2の電極層51bは、導電性ペーストの焼き付け以外にも、蒸着法やめっき法によっても形成することができる。
ここで、半田電極57は、上述した半田ペーストを、第2の電極層51bの電極形成部に対応する開口が形成されたメタルマスクを用いて、第2の電極層51bにスクリーン印刷した後に、加熱して溶融させることにより半球形状に形成することができる。このとき、溶融した半田ペーストが第2の電極層51bに形成された複数の孔51c内に入り込み、半田電極57と第1の電極層51aとは、孔51cを通して電気的に接続される。なお、半田電極57は、印刷法以外にも、ディスペンス法、ボール搭載法、蒸着法、又はめっき法等によっても形成することができる。
内部電極対21と外部電極51との接続、及び外部電極51と半田電極57との接続に関し、対向する第1及び第2の面53,55を有する外部電極51では、内部電極対21における第2の内部電極33の引出部分33aが接続される第1の領域61が第1の面53に含まれ、半田電極57が接続される第2の領域62が第2の面55に含まれる。
図3及び図4に示すように、第1の領域61(図4で第2の内部電極33として示される領域)は、外部電極51の1つの角部側に偏在しており、第2の領域62(図4で半田電極57として示される領域)は、外部電極51の中央に位置している。そして、第1の領域61は、第1及び第2の面53,55に対して垂直な方向(法線方向)から見て、第2の領域62の輪郭である円周の一部を跨ぐように位置している。第1の領域61は、面積の略半分程度が第2の領域62と重なると共に、残りの略半分程度が第2の領域62と重ならない部分61aとなっている。
このような積層チップバリスタ1では、バリスタ層において第1の内部電極23と第2の内部電極33とが互いに対向している領域が、バリスタ特性を発現する。したがって、積層チップバリスタ1では、図7に示すように、直列で接続される2つのバリスタBが2対存在することとなる。
続いて、積層チップバリスタ1の製造方法について説明する。図8は、積層チップバリスタ1の製造手順を示すフローチャートである。また、図9は、積層チップバリスタが製造される様子を示す図である。
まず、バリスタ層を構成する主成分であるZnOと、副成分であるPr、Caと、その他の副成分であるCo、Cr、Si、K、Alとを所定の割合で混合し、バリスタ材料を調整する(S101)。調整後、バリスタ材料に、有機バインダ、有機溶剤、有機可塑剤等を加え、ボールミル等を用いて20時間程度の混合・粉砕を行ことにより、スラリーを得る。
次に、例えばドクターブレード法を用いることにより、例えばポリエチレンテレフタラートからなるフィルム(図示しない)上にスラリーを塗布し、これを乾燥して厚さ30μm程度の膜を形成する。こうして得られた膜をフィルムから剥離することで、グリーンシートを得る(S103)。
次に、グリーンシート上の所定の箇所に、金属粉末(Ag−Pd合金粉末)を含む導電性ペーストを焼き付けて、第1の内部電極23に対応する電極部分EL1を形成する。また、別のグリーンシート上の所定の箇所に、金属粉末(Ag−Pd合金粉末)を含む導電性ペーストを焼き付けて、第2の内部電極33に対応する電極部分EL2を形成する(S105)。
次に、電極部分が形成されたグリーンシートと、電極部分が形成されていないグリーンシートとを所定の順序で重ねてシート積層体を形成する(S107)。そして、シート積層体をチップ単位に切断することにより、図9に示すように、分割された複数のグリーン体LS1を得る(S109)。
得られたグリーン体LS1では、第1の内部電極23に対応する電極部分EL1が形成されたグリーンシートGS1と、第2の内部電極33に対応する電極部分EL2が形成されたグリーンシートGS2と、電極部分EL1,EL2が形成されていないグリーンシートGS3とが順次積層されている。なお、グリーンシートGS3は、必要に応じて複数層積層してもよい。
次に、例えば180℃〜400℃の温度で0.5時間〜24時間程度グリーン体LS1を加熱処理し、脱バインダを行う。さらに、例えば850℃〜1400℃の温度で0.5時間〜8時間程度グリーン体LS1を焼成する(S111)。この焼成により、グリーンシートGS1〜GS3がバリスタ層となり、電極部分EL1,EL2がそれぞれ第1の内部電極23及び第2の内部電極33となり、バリスタ素体11を得る。
バリスタ素体11が完成した後、次に、バリスタ素体11の主面13及び主面15に接続導体41及び外部電極51をそれぞれ形成する(S113)。より具体的には、接続導体41及び第1の電極層51aの形成にあたり、まず、Pd及びAgを含む金属粉末(Ag−Pd合金粉末)に、ガラス粉末、有機バインダ、有機溶剤を混合した導電性ペーストを用意する。
次に、用意した導電性ペーストを、例えばスクリーン印刷によってバリスタ素体11の主面13,15に付着させ、これを乾燥させることによって、接続導体41に対応する導体部分及び第1の電極層51aに対応する導体部分を形成する。ガラス粉末には、B、Bi、Al、Si、Sr、Ba、Pr、Zn、Pbのうちの少なくとも一種が含まれるガラスフリットを用いることができる。
また、第2の電極層51bの形成にあたり、まず、Ptを含む金属粉末(Pt粉末)に、有機バインダ、有機溶剤を混合した導電性ペーストを用意する。次に、用意した導電性ペーストを、例えばスクリーン印刷によって第1の電極層51a上に付着させ、これを乾燥させることによって、第2の電極層51bに対応する導体部分を形成する。
そして、形成した導体部分を例えば900℃で焼き付けることにより、各導体部分がそれぞれ接続導体41及び外部電極51(第1の電極層51a及び第2の電極層51b)となる。従来のように、外部電極51の表面にNiやSnといったメッキ層の形成は行わず、焼き付けられた導電性ペーストの外表面は、そのまま外部電極51の外表面となる。
上記導電性ペーストの焼き付けによって第2の電極層51bを形成する際、第2の電極層51bに孔51cが形成される。導電性ペーストを焼き付ける際、Pt粉末同士が焼結してPtからなる大きな塊が形成されていき、このPtからなる塊が第2の電極層51bを形成する。このとき、Pt粉末同士が互いに引き合うため、第2の電極層51bに複数の孔51cが分散して形成される。孔51cは、導電性ペーストの付着厚みやPt粉末の含有量等を調整することにより、形成状態を制御できる。例えば、導電性ペーストの付着厚みを薄くしたり、Pt粉末の含有量を少なくしたりすると、孔51cが形成され易くなる傾向にある。
この後、公知の形成方法により、外部電極51の第2の面55上において、バリスタ素体11の厚さ方向(第2の面55に対する法線方向)から見て、第1の領域61が第2の領域の輪郭である円周の一部を跨ぐような位置になるように、半田電極57をそれぞれ形成すると、上述した積層チップバリスタ1が完成する。
この積層チップバリスタ1では、バリスタ素体11に上記導電性ペーストを焼き付けることによって第1の電極層51aを形成する際、上記導電性ペーストに含まれるガラス粉末が軟化して溶融したガラス物質により、第1の電極層51aの内側(バリスタ素体11側)にガラス相と金属相とが混在した領域が形成される。ガラス相と金属相とが混在した領域では、図6に示したように、バリスタ素体11の外表面に付着したガラス物質Gがアンカー的な機能を果たす。これにより、バリスタ素体11と外部電極51との強固な接続が実現され、外部電極51の耐衝撃性が向上する。
ところで、積層チップバリスタ1は、ノートパソコンや携帯電話機などの小型電子機器に搭載されるにあたって、例えば樹脂等からなる基板に実装される。この基板に撓みなどが生じると、セラミック素体と半田電極との間で応力が発生する。バリスタ素体11と半田電極57との間で応力が発生すると、バリスタ素体11と半田電極57との間で生じる応力が外部電極51に影響することが考えられる。
ここで、上述したように、バリスタ素体11と外部電極51とが強固に接続されている場合、図10(a)に示す従来の積層チップバリスタのように、外部電極51において、第2の内部電極33の引出部分33aが接続される第1の領域61と、半田電極57が接続される第2の領域62とが互いに重なる位置、言い換えると、第1の領域61が第2の領域に含まれる位置に形成されていると、次のような問題が生じる。
すなわち、バリスタ素体11と半田電極57との間で生じる応力によって外部電極51にクラックが生じると、図10(b)に示すように、クラックは、外部電極51の第2の領域62の縁部(円周)に沿って進行する。クラックが円周に沿って進行していくと、第2の領域62が外部電極51の他の部分から徐々に剥離する。
このとき、バリスタ素体11と外部電極51とが強固に接続されていると、第2の領域62に接するバリスタ素体11の一部11aが、第2の領域62と共に剥離し、バリスタ素体11内の第2の内部電極33の引出部分33aが断裂する。したがって、従来の積層チップバリスタの構成では、クラックの進行によって、断裂した第2の内部電極33の引出部分33aにおいて導通経路Rが遮断され、半田電極57が完全に剥離する前の早い段階で導通不良が生じてしまうこととなる。
これに対し、図11(a)に示すように、積層チップバリスタ1では、外部電極51において、第1及び第2の面53,55の法線方向から見て、第2の内部電極33の引出部分33aが接続される第1の領域61が、半田電極57と接続される第2の領域62の輪郭である円周の一部を跨ぐ位置に形成されている。また、第2の内部電極33は、第1の面53の近傍を含み、バリスタ素体11よりも柔らかい材料であるPdやAg等からなっている。
このため、半田電極57等から応力が加えられてバリスタ素体11にクラックが発生してしまうような場合であっても、バリスタ素体11よりも柔らかい材料からなる第2の内部電極33の引出部分33a(接続部分)が半田電極57等からの応力に応じて変形し、応力を分散させるようになっている。第1の領域61近辺の応力が分散されるので、積層チップバリスタ1では、図11(b)に示すように、第1の領域61がクラック発生の起点となることが回避されて、第1の領域61以外の部分からクラックが発生することとなる。この結果、第2の内部電極33の引出部分33aが最初に断裂してしまうことが抑制され、第2の内部電極33から半田電極57に至る導通経路が維持され、断裂が生じることはない。
また、積層チップバリスタ1では、第1の領域61が第2の領域62の輪郭を跨ぐように位置していることから、第1の領域61は、第2の領域と重ならない部分61aを有している。このため、第1の領域61付近で仮にクラックが発生してしまった場合であっても、第2の領域62と重ならない部分61aにより、第2の内部電極33の引出部分33aは電気的接続を維持できる。したがって、積層チップバリスタ1では、上述したクラック発生の起点回避又は電気的接続の維持若しくは両者により、クラックが進行して半田電極57が完全に剥離してしまうまで導通不良の発生時期を遅らせることが可能となる。これにより、積層チップバリスタ1の長寿命化が図られる。
さらに、積層チップバリスタ1では、第1の領域61と第2の領域62とが一部で重なるように位置している。このため、第1の領域61と第2の領域62とが完全に重ならないように位置する場合に比べ、内部電極23,33で発生するクロストークを抑制しつつ半田電極57や内部電極23,33等の配置を狭ピッチ化することができる。これにより、積層チップバリスタ1の小型化が図られる。
また、積層チップバリスタ1では、外部電極51において、第1の電極層51aがAgを含み、第2の電極層51bは、Ptを含むと共に、複数箇所において第1の電極層51aに至る孔51cが形成されている。半田電極57と接する第2の電極層51bがPtを含んでいるので、外部電極51の半田濡れ性及び耐半田喰われ性が向上する。
さらに、第2の電極層51b上に半田電極57を付着させて当該半田を溶融させた場合、溶融した半田が第2の電極層51bに形成された孔51cを通って第1の電極層51aに接する。半田と第1の電極層51aとが接すると、これらの界面近傍で半田に含まれるSnと第1の電極層51aに含まれるAgとの金属間化合物が形成される。したがって、熱サイクル環境下において、SnとAgとの金属間化合物が熱サイクルに伴う繰り返し応力を吸収するように作用し、半田と外部電極51との間にクラックが生じることを抑制できる。
一方、第2の電極層51bと半田電極57との界面近傍には、第2の電極層51bに含まれるPtと、半田に含まれるSnとにより金属間化合物が形成される。このため、半田と第1の電極層51aとが第2の電極層51bを挟むようにして結合することとなり、仮に第2の電極層51bと半田電極57との間にクラックが生じたとしても、半田と第1の電極層51aとの間で電気的な接続が確保される。以上により、熱サイクル環境下において、外部電極51の接続信頼性が向上する。
また、積層チップバリスタ1では、第2の内部電極33及び第1の電極層51aが共にPdを含んでいる。第2の内部電極33がPdを含み、第1の電極層51aがAgを含んでいる場合、AgがPdに拡散する速度とPdがAgに拡散する速度との差によって、第2の内部電極33がバリスタ素体11の表面から突出するように伸びてしまうことがある。この場合、バリスタ素体11と第1の電極層51aとの密着性が低下し、接続強度が低下してしまうおそれがある。これに対し、第2の内部電極33及び第1の電極層51aに共にPdを含んでいると、第2の内部電極33の突出が抑えられ、バリスタ素体11と第1の電極層51aとの接続強度を十分に確保できる。
また、第1の電極層51aは、Ag粉末及びガラス粉末を含む導電性ペーストを焼き付けることによって形成された焼き付け電極層であり、第2の電極層51bは、Pt粉末を含む導電性ペーストを焼き付けることによって形成された焼き付け電極層である。第1の電極層51aがAgを含んでいることにより、外部電極51の低抵抗化が図られている。また、第2の電極層51bがPtを含んでいることにより、メッキ層の形成が不要となる。この結果、積層チップバリスタ1の製造工程数を削減でき、製造コストを低減できる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上述した実施形態では、セラミック電子部品の一例として積層チップバリスタについて説明したが、本発明は、セラミック素体を有するセラミック電子部品であれば、例えば積層チップコンデンサ、積層アクチュエータ、又は積層チップインダクタ等の電子部品にも適用できる。
また、上記実施形態では、第2の内部電極33がPdを主成分とするAg−Pd合金からなっているが、混合比率は適宜変更されてもよく、Agを主成分とするようにしてもよい。この場合、第2の内部電極33のヤング率が一層小さくなって柔らかくなるため、第1の領域61がクラックの発生起点となることがより抑制される。
また、上記実施形態では、積層チップバリスタ1がBGAパッケージ対応タイプのバリスタ素子である場合について説明したが、図12及び図13に示されるように、積層チップバリスタ1aがLGA(ランドグリッドアレイ)パッケージ対応タイプのバリスタ素子であってもよい。この場合、表面が方形形状からなるLGAを半田電極58として備え、第1の領域61は、方形形状からなる第2の領域63の角部を跨ぐように位置させてもよい。方形形状の場合、応力が集中し易い第2領域63の4つの角部の何れかに第2の内部電極33の引出部分33aが接続されることから、引出部分33aが接続されない他の角部からクラックを発生させるようにすることができる。そして、BGAの場合と同様に、内部電極33の引出部分33aが最初に断裂してしまうことを抑制して、第2の内部電極33から半田電極58に至る導通経路を維持できる。
また、上記実施形態では、第1の電極層51aがPdを含んでいるが、内部電極に含まれる金属元素によっては、第1の電極層51aは、必ずしもPdを含んでいる必要はなく、Pdの代わりに他の金属元素を含んでいてもよい。
1…積層チップバリスタ(セラミック電子部品)、11…バリスタ素体(セラミック素体)、21…内部電極対、23…第1の内部電極、33…第2の内部電極、33a…引出部分、51…外部電極、51a…第1の電極層、51b…第2の電極層、51c…孔、53…第1の面、55…第2の面、57,58…半田電極、61…第1の領域、62,63…第2の領域。

Claims (10)

  1. セラミック素体と、
    前記セラミック素体の内部に配置された内部電極と、
    前記セラミック素体の表面に配置され、ガラス物質を含んで構成された外部電極と、を備え、
    前記外部電極は、前記内部電極の引出部分が接続される第1の領域を含む第1の面と、実装用の半田電極が接続される第2の領域を含む第2の面とを有し、
    前記第1の領域は、前記第1及び第2の面の少なくとも一方に垂直な方向からみて、その長手方向の幅が前記第2の領域の最長幅よりも短く、且つ、前記第1の領域の前記長手方向の一方が前記第2の領域内に位置し、他方が前記第2の領域外に位置することによって前記第1の領域が前記第2の領域の輪郭の一部を跨ぐように位置することを特徴とするセラミック電子部品。
  2. 前記内部電極は、少なくとも前記第1の面近傍において前記セラミック素体よりも柔らかい導電材料からなることを特徴とする請求項1に記載のセラミック電子部品。
  3. 前記外部電極は、前記セラミック素体の表面に形成され、Ag及び前記ガラス物質を含む第1の電極層と、前記第1の電極層上に形成され、Ptを含むと共に、複数箇所において前記第1の電極層に至る孔が形成された第2の電極層とによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセラミック電子部品。
  4. 前記内部電極及び前記第1の電極層は、Pdを含んでいることを特徴とする請求項3に記載のセラミック電子部品。
  5. 前記第1の電極層は、Ag粉末及びガラス粉末を含む導電性ペーストを焼き付けることによって形成された焼き付け電極層であることを特徴とする請求項3又は4に記載のセラミック電子部品。
  6. 前記第2の電極層は、Pt粉末を含む導電性ペーストを焼き付けることによって形成された焼き付け電極層であることを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載のセラミック電子部品。
  7. 半球形状からなる前記半田電極を備え、
    前記第1の領域は、前記第2の領域の円周の一部を跨ぐように位置することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のセラミック電子部品。
  8. 表面が方形形状からなる前記半田電極を備え、
    前記第1の領域は、前記第2の領域の角部を跨ぐように位置することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のセラミック電子部品。
  9. 前記外部電極は、前記セラミック素体の表面に形成されている第1の電極層と、前記第1の電極層上に形成されている第2の電極層と、を有しており、
    前記第1の電極層が、前記第1の領域を含む前記第1の面を有し、
    前記第2の電極層が、前記第2の領域を含む前記第2の面を有していることを特徴とする請求項1に記載のセラミック電子部品。
  10. 前記内部電極は、第1及び第2の内部電極から構成され、
    前記第1及び第2の内部電極は、互いに対向している領域においてバリスタ特性を発現する請求項1〜の何れか一項に記載のセラミック電子部品。
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