JP4980816B2 - 卵パック用の保護ケース - Google Patents
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Description
この卵パックは、合成樹脂製又は紙製とされるが、いずれも卵の上半部分及び卵の下半部分をそれぞれ収容する収容空間を複数形成するように凹凸成形し、卵の上半部分の収容空間を有する部分と卵の下半部分の収容空間を有する部分とを対向する状態で重ね、その上下収容空間に卵を封止する構造が一般的である。
但し、上述したように10個パックと6個パックとがあり、同じ10個パックでも卵のサイズによって外形寸法に違いがあるという現状から、これらのすべてに対応可能な卵パック用の保護ケースを提供することを目的としている。
略長方形の底部材と、ヒンジ部を介して前記底部材の各辺に連設された4枚の壁部材と、ヒンジ部を介して前記壁部材の1枚に連設された蓋部材とからなり、
前記4枚の壁部材それぞれを起立姿勢にすると前記底部材と前記4枚の壁部材とで、10個入り卵パックを収容し得る内法寸法の収容部を形成し、
該収容部が形成された状態で前記蓋部材を前記底部材と対面状にすれば前記収容部が閉鎖される
展開構造のケースであり、
弾性材の弾性凸部と、前記弾性凸部の底面に接合された基板部とを有するアジャスタが、前記基板部を前記底部材に対面させて、前記収容部に収容した前記卵パックの凹部のいずれかに対応する位置に取り付けられる
ことを特徴とする。
アジャスタは、請求項2に記載のように、前記底部材に着脱可能に取り付けられてもよいし、接着剤などを用いて固着されてもよい。請求項4に記載のように、前記基板部に設けられた突起を前記底部材に設けられた穴に嵌合させることで、前記底部材に取り付けられる構成とすれば、容易に着脱できる。
収容部の高さ(蓋部材を閉じたときの蓋部材と底部材の間隔)を、Sサイズ用の卵パックの高さよりもわずかに小さくしておけば、蓋部材と底部材とで卵パックを挟持するので、上下方向のがたつきも防止できる。
このアジャスタの機能は弾性凸部が1つあれば果たせるが、これを複数にすれば、すなわち請求項3記載のように、前記アジャスタは、前記底部材に取り付けられた状態で前記底部材の長軸に沿って列をなす複数の前記弾性凸部を有している構成とすれば、より効果的である。
[実施例]
図1に示すように、本実施例の卵パック用の保護ケース(以下、単に保護ケース)1は硬質の合成樹脂(本実施例ではポリプロピレン)の射出成形品であり、略長方形の底部材2、4枚の壁部材3、4及び蓋部材5とからなる6面体構造をしている。
蓋部材5は、ヒンジ部15を屈曲させることで、図示のように開いた状態から底部材2と対面する状態まで、ヒンジ部15を中心にして約180度に変位できる。また、蓋部材5の外周部には、ヒンジ部15にて壁部材4に連設されている辺を除いて、コの字状に小壁17が設けられている。この小壁17には、係止突起14と対をなす係止部18が設けられている。
アジャスタ20は、弾性凸部に該当する錐台部21と基板部22とで構成されている。錐台部21は四角錐台の稜部分を面取りして八角状にした形状である。
アジャスタ20は、2本の嵌合突起25を嵌合穴8a、8bに、又は嵌合穴8b、8cに嵌合させることで底部材2に取り付けられるが、この嵌合を解除して取り外すこともできる。すなわち、着脱可能になっている。
10個入り卵パック30は、透明な合成樹脂シートを例えば真空成形したものであり、卵の上半部分を収容するための上収容空間31が5×2列形成された上半部32と、卵の下半部分を収容するための下収容空間33が5×2列形成された下半部34とを上下の収容空間31、32同士が対向する状態で重ね、その上下収容空間31、32に卵を封止する構造である。
錐台部21は弾性材(スポンジ)であり、凹部35に対して大きめに製造されているので、凹部35としっかりと嵌め合いになる。また、錐台部21と凹部35とに多少の位置ずれがあっても、確実に嵌め合いになる。
本実施例の保護ケース1に6個用の卵パックを収容する場合、アジャスタ20を嵌合穴8b、8cにて取り付ければ、6個用の卵パックの2つの凹部35をともに錐台部21に嵌め合わせできるから安定性が高まる。
[その他]
実施例の保護ケースは、これを使用しない場合には、図1に示す展開状態としておけるので、買い物袋などに入れても大きなスペースをとらない。また、アジャスタ20を取り外せば、壁部材3を底部材2と対面するように折りたたみ、壁部材4と蓋部材5をヒンジ12にて一括して折りたたんで壁部材3の上に重ね合わせることができるので、更に小型化できる。
2・・・底部材、
3・・・壁部材、
4・・・壁部材、
5・・・蓋部材、
8a、8b、8c・・・嵌合穴、
10、12、15・・・ヒンジ部、
20、20a・・・アジャスタ、
21・・・錐台部(弾性凸部)、
22・・・基板部、
25・・・嵌合突起、
30・・・卵パック、
35・・・凹部。
Claims (4)
- 略長方形の底部材と、ヒンジ部を介して前記底部材の各辺に連設された4枚の壁部材と、ヒンジ部を介して前記壁部材の1枚に連設された蓋部材とからなり、
前記4枚の壁部材それぞれを起立姿勢にすると前記底部材と前記4枚の壁部材とで、10個入り卵パックを収容し得る内法寸法の収容部を形成し、
該収容部が形成された状態で前記蓋部材を前記底部材と対面状にすれば前記収容部が閉鎖される
展開構造のケースであり、
弾性材の弾性凸部と、前記弾性凸部の底面に接合された基板部とを有するアジャスタが、前記基板部を前記底部材に対面させて、前記収容部に収容した前記卵パックの凹部のいずれかに対応する位置に取り付けられる
ことを特徴とする卵パック用の保護ケース。 - 前記アジャスタが、前記底部材に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の卵パック用の保護ケース。
- 前記アジャスタは、前記底部材に取り付けられた状態で前記底部材の長軸に沿って列をなす複数の前記弾性凸部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の卵パック用の保護ケース。
- 前記アジャスタは、前記基板部に設けられた突起を前記底部材に設けられた穴に嵌合させることで、前記底部材に取り付けられることを特徴とする請求項1、2又は3記載の卵パック用の保護ケース。
Priority Applications (1)
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JP2007203164A JP4980816B2 (ja) | 2007-08-03 | 2007-08-03 | 卵パック用の保護ケース |
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JP2007203164A JP4980816B2 (ja) | 2007-08-03 | 2007-08-03 | 卵パック用の保護ケース |
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JP2009035324A JP2009035324A (ja) | 2009-02-19 |
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- 2007-08-03 JP JP2007203164A patent/JP4980816B2/ja not_active Expired - Fee Related
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