JP4979411B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、他の着用物品の肌面側に配置して使用され、使用者の排泄物を吸収する吸収性物品に関する。
他の着用物品の肌面側に配置して使用され使用者の排泄物を吸収する吸収性物品として、例えば、尿の吸収を主目的とした尿パッドが知られている。尿パッドは、使い捨てパンツ(パンツ型のおむつ)などの肌面側で、着用者の尿道口に対応する位置に配置して使用される。このような尿パッドを使用すれば、着用者の尿は尿パッドに吸収されるため、尿パッドの外側のアウター(使い捨てパンツなど)の汚れを防止できる。このため、着用者が排尿した場合は、アウターを取り替えずに尿パッドのみを取り替えるだけでよいため経済的である。
なお、本発明に関連する技術を開示する先行技術文献として、下記の文献がある。
特表2000−500052号公報
ところで、従来の尿パッドはおよそ平面的に形成されていたことから、尿パッドの外部に尿が漏れ出し、使い捨てパンツ等のアウターを汚してしまうことがあった。このため、尿などの排泄物の漏れを防止できるように、カップ形状の吸収性物品が要望されていた。しかしながら、吸収性物品をカップ形状に成形することは容易でなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、カップ形状の吸収性物品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、他の着用物品の肌面側に配置して使用され、使用者の排泄物を吸収する吸収性物品であって、前記排泄物を受けるシート部材と、前記シート部材に分散配置され、異なる少なくとも二つの方向に前記シート部材の面を収縮する複数の弾性部材と、を備え、前記シート部材の中央領域よりも周縁領域の方が、前記複数の弾性部材による収縮率が大きく、前記中央領域が周縁領域に対して凹むことでカップ形状が形成され、前記シート部材の前記中央領域と前記周縁領域との間にある中間領域の収縮率が、前記中央領域よりも大きく、かつ、前記周縁部よりも小さくなっている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の吸収性物品において、前記シート部材は、互いに目付の異なる第1シートと第2シートとを重ねて備え、前記複数の弾性部材は、第1シートと第2シートとの間に配置される。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の吸収性物品において、前記複数の弾性部材のうち隣り合う弾性部材同士の間隔は、前記シート部材の前記中央領域よりも前記周縁領域の方が小さい。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品において、前記複数の弾性部材の一つあたりの収縮力は、前記シート部材の前記中央領域よりも、前記周縁領域の方が大きい。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品において、前記排泄物を吸収する第1吸収体が、前記シート部材の前記中央領域に配置される。
また、請求項6の発明は、請求項5に記載の吸収性物品において、前記排泄物を吸収する第2吸収体が、前記第1吸収体に対して、カップ形状の前記シート部材の開口側に配置される。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の吸収性物品において、前記第1吸収体と前記第2吸収体との間に、カップ形状の前記シート部材の対向側面を掛け渡すバンド部材、をさらに備えている。
また、請求項8の発明は、他の着用物品の肌面側に配置して使用され、使用者の排泄物を吸収する吸収性物品であって、前記排泄物を受けるシート部材と、前記シート部材に分散配置され、異なる少なくとも二つの方向に前記シート部材の面を収縮する複数の弾性部材と、を備え、前記シート部材は、互いに目付の異なる第1シートと第2シートとを重ねて備え、前記複数の弾性部材は、前記第1シートと前記第2シートとの間に配置され、前記シート部材の中央領域が周縁領域に対して凹むことでカップ形状が形成され、前記シート部材の前記中央領域と前記周縁領域との間にある中間領域の収縮率が、前記中央領域よりも大きく、かつ、前記周縁部よりも小さくなってい
請求項1ないし7の発明によれば、シート部材の中央領域よりも周縁領域の方が複数の弾性部材による収縮率が大きいため、シート部材をカップ形状に容易に成形することができる。その結果、吸収性物品の外部への排泄物の漏れを防止できる。
また、特に請求項2の発明によれば、複数の弾性部材は目付の異なる第1シートと第2シートとの間に配置されることから、目付の小さいシートの側を内側として、シート部材をカーブさせることができる。その結果、シート部材をカップ形状にさらに容易に成形することができる。
また、特に請求項3の発明によれば、隣り合う弾性部材同士の間隔がシート部材の中央領域よりも周縁領域の方が小さいことから、シート部材の中央領域よりも周縁領域の方が複数の弾性部材による収縮率を容易に大きくすることができる。
また、特に請求項4の発明によれば、弾性部材の一つあたりの収縮力はシート部材の中央領域よりも周縁領域の方が大きいことから、シート部材の中央領域よりも周縁領域の方が複数の弾性部材による収縮率を容易に大きくすることができる。
また、特に請求項5の発明によれば、カップの底面となるシート部材の中央領域に第1吸収体が配置されるため、カップの底面に蓄積する排泄物を効率よく第1吸収体に吸収させることができる。
また、特に請求項6の発明によれば、第1吸収体に対してカップ形状のシート部材の開口側に第2吸収体が配置されるため、第2吸収体が尿道口に近接して、尿を効率よく吸収することができる。
また、特に請求項7の発明によれば、バンド部材により第2吸収体の位置が安定し、第2吸収体を尿道口に確実に密接させるができる。また、第2吸収体と第1吸収体とが離間するため、それぞれが他の吸収体の影響を受けず、効率よく排泄物を吸収できる。
また、請求項8の発明によれば、複数の弾性部材は目付の異なる第1シートと第2シートとの間に配置されることから、目付の小さいシートの側を内側としてシート部材をカーブさせてカップ形状に容易に成形することができる。その結果、吸収性物品の外部への排泄物の漏れを防止できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.尿パッドの構成>
図1は、第1の実施の形態に係る吸収性物品である尿パッド1aを示す斜視図である。また、図2は図1のII−II位置における断面図であり、図3は図1のIII−III位置における断面図である。この尿パッド1aは、主に女性用の補助吸収具として、使い捨てパンツ(パンツ型のおむつ)など他の着用物品(アウター)の肌面側に配置して使用され、使用者の排泄物(主に尿)を吸収する。
図1ないし図3に示すように、尿パッド1aは全体として、およそ直方体の内部空間10を有するカップ形状となっている。具体的には、尿パッド1aは、カップの底となる底面部13と、カップの側面となる側面部12と、カップの開口部から外側に張り出したつば部11とを有している。
底面部13はおよそ長方形の形状を有し、長方形の各辺に相当する位置から側面部12が配置される。したがって、側面部12は、尿パッド1aの長手方向及び短手方向のそれぞれで対向している。これらの底面部13及び側面部12により、およそ直方体の空間(以下、「カップ空間」という。)10が形成される。このカップ空間10が、排泄物を蓄積する空間として機能する。つば部11は、カップ空間10の開口部の周縁全体を囲むように、側面部12の端部から外側に張り出して形成されている。
また、底面部13には、尿などの排泄物を吸収する略長方形状の吸収体4が配置される。この吸収体4が、カップ空間10の底に蓄積された排泄物を吸収する。吸収体4は、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状のポリマー(高分子吸水体)を混合した吸収コアを、ティッシュペーパー等の被覆シートで包んで構成される。
このような尿パッド1aを構成する主要素は、一つのシート部材2である。図2及び図3に示すように、シート部材2は、表面シート21、中層シート22、及び、背面シート23の3つのシートを重ねて構成されている。これら3つのシートは、カップ空間10が形成される側から、表面シート21、中層シート22、背面シート23の順で配置される。
表面シート21と背面シート23とは、略同一サイズの不織布で構成される。一方、中層シート22は、表面シート21及び背面シート23よりも小さいサイズの不織布で構成される。これにより、中層シート22はその全体が、表面シート21と背面シート23との間に挟まれた状態とされる。
表面シート21の素材としては透液性の不織布が採用され、中層シート22の素材としては撥水性の不織布が採用される。また、背面シート23の素材としては、透液性及び撥水性のいずれの不織布が採用されてもよい。
透液性の不織布としては、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布、あるいは、疎水性繊維(ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエステル,ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理して透液性とした不織布が挙げられる。一方、撥水性の不織布としては、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)を用いた不織布が挙げられる。なお、中層シート22の素材としては、撥水性の不織布に代えて、プラスチックフィルムや、不織布とプラスチックフィルムとの複合材料等が利用されてもよい。
図2及び図3に示すように、吸収体4は、透液性の表面シート21と、撥水性の中層シート22との間に挟まれて配置される。したがって、カップ空間10に入り込んだ排泄物は、表面シート21に到達すると、表面シート21を透過して吸収体4に吸収される。そして、吸収体4に吸収された排泄物の外部への染み出しは、中層シート22によって防止されることになる。
また、表面シート21に採用される不織布と、背面シート23に採用される不織布とでは、その目付が異なっている。具体的には、表面シート21の不織布の方が、背面シート23の不織布よりも目付が小さくなっている。ここで「目付」とは、「単位面積あたりの重さ(g/平米)」である。
また、シート部材2の表面シート21と背面シート23との間には、複数の糸状の弾性部材3が挟まれて伸長状態で接着されている。正確には、側面部12では表面シート21と中層シート22との間、底面部13では吸収体4と中層シート22との間に、弾性部材3が配置される(図2及び図3参照。)。
シート部材2を構成する表面シート21、中層シート22及び背面シート23は、もともとは平面形状である。このような平面形状のシート部材2に、複数の弾性部材3を伸長状態で接着すれば、複数の弾性部材3によってシート部材2の面が収縮する。この収縮により、平面形状のシート部材2が、図1に示すようなカップ形状に成形される。すなわち、上述した尿パッド1aの形状は、複数の弾性部材3でシート部材2をカップ形状に成形することで得られたものとなる。
弾性部材3の素材としては、ポリウレタン糸や天然ゴム等の一般的な吸収性物品に用いられる弾性伸縮材料を用いることができる。また、弾性部材3の接着には、ホットメルト接着剤を用いた接着、熱溶着、超音波溶着等の接着手法が採用できる。
図4は、弾性部材3を伸張させた状態における尿パッド1aを示す図である。図4に示すように、弾性部材3を伸張させた状態では、シート部材2の面はおよそ正方形となる。
このシート部材2の面全体に、その面内に沿って、複数の弾性部材3が格子状に分散して配置されている。複数の弾性部材3は、シート部材2の面の辺で規定される互いに直交する二つの方向のそれぞれに沿って配置されている。図4中では、この互いに直交する二つの方向を、X方向、及び、Y方向としている。X方向及びY方向はそれぞれ、弾性部材3を収縮させた状態において、尿パッド1aの短手方向及び長手方向となる。
複数の弾性部材3は、シート部材2の面全体に均一に配置されるわけではなく、中央領域よりも周縁領域の方が、収縮率が大きくなるように配置されている。なお、本明細書において、「収縮率」とは「単位長さあたりの収縮幅」の意で用いる。
図4に示すように、X方向に関して、シート部材2の面は、中央部X3と、周縁部X1と、それらの間の中間部X2とに区分される。そして、Y方向に沿って配置される弾性部材3に注目すると、隣り合う弾性部材3の間隔は、周縁部X1が最も小さく、中間部X2が次に小さく、中央部X3が最も大きくなっている。したがって、弾性部材3によるY方向への収縮率は、周縁部X1、中間部X2、中央部X3の順に大きい。
同様に、Y方向に関しても、シート部材2の面は、中央部Y3と、周縁部Y1と、それらの間の中間部Y2とに区分される。そして、X方向に沿って配置される弾性部材3に注目すると、隣り合う弾性部材3の間隔は、周縁部Y1が最も小さく、中間部Y2が次に小さく、中央部Y3が最も大きくなっている。したがって、弾性部材3によるX方向への収縮率は、周縁部Y1、中間部Y2、中央部Y3の順に大きい。
ここで、シート部材2の面において、中央部X3と中央部Y3とが重なる領域を「中央領域」、周縁部X1,Y1の領域を「周縁領域」、その他の領域を「中間領域」とすると、上述した弾性部材3の配置によって、シート部材2の面では、周縁領域、中間領域、中央領域の順で、複数の弾性部材3による収縮率が大きくなる。つまり、複数の弾性部材3を収縮させると、中央領域はあまり縮まないが、中間領域は中央領域よりも大きく縮み、周縁領域はさらに大きく縮むことになる。したがって、シート部材2は、その中央領域が凹んだ立体的な形状、すなわちカップ形状となる。
また、前述したように、複数の弾性部材3は、互いに目付の異なる表面シート21の不織布と背面シート23の不織布との間に配置される。したがって、複数の弾性部材3を収縮させると、目付の小さい表面シート21の側を内側としてシート部材2が立体的にカーブすることになる。これらの結果、シート部材2を、図1に示すような、カップ形状とすることができることになる。
シート部材2の中央領域は、弾性部材3を収縮させると、尿パッド1aの底面部13となる。このため、吸収体4は、その長手方向がY方向(すなわち、尿パッド1aの長手方向)に沿うようにして、シート部材2の中央領域に配置される。また、シート部材2の中間領域は、弾性部材3を収縮させると、尿パッド1aの側面部12となる。シート部材2において、Y方向の中央部Y3の方がX方向の中央部X3よりも広い。このため、複数の弾性部材3を収縮させると、Y方向を長手方向、X方向を短手方向とするカップ空間10が形成される。
また、周縁領域は、尿パッド1aのつば部11となる。このつば部11は、シート部材2において、尿パッド1aの側面部12となる中間領域の周縁側に、当該中間領域よりも複数の弾性部材3による収縮率がさらに大きくなる周縁領域を設けることで形成される。
<1−2.尿パッドの使用>
次に、上記のように構成される尿パッド1aを使用した場合の作用について説明する。前述のように、尿パッド1aは、使い捨てパンツなどのアウターの肌面側に配置して使用される。図5は、アウターとなる使い捨てパンツ9の肌面側に尿パッド1aを配置した様子を示す図である。図5では、使い捨てパンツ9については、使用者の股部に対応する一部分を示している。
なお以下では、使用者が使い捨てパンツ9を装着したときに、使用者の股部の前後方向(腹部から背中にかけての方向)に対応する使い捨てパンツ9の方向(図1の縦方向)を「前後方向」といい、使用者にとって左右方向に対応する使い捨てパンツ9の方向(図1の横方向)を「左右方向」という。図5は、左右方向に沿った使い捨てパンツ9及び尿パッド1aの断面図となっている。
使い捨てパンツ9は、尿などの排泄物を吸収する吸収体93を、トップシート91とバックシート92とで挟んだ積層構造を有している。また、使い捨てパンツ9の左右方向の両端部にはそれぞれ、サイドシート94が設けられている。このサイドシート94の内側の端部には糸ゴム96が配されており、この糸ゴム96の収縮によってサイドシート94の一部が肌面側に向かって立ち上がり、立体ギャザー95として機能する。
尿パッド1aは、このような使い捨てパンツ9の肌面側における、使用者の尿道口に対応する位置に配置される。この際、尿パッド1aの長手方向が使い捨てパンツ9の前後方向に沿い、かつ、尿パッド1aのカップ空間10の開口側が肌面側に向くように、尿パッド1aは配置される。また、尿パッド1aの底面部13及び側面部12(カップ形状の部分)は、一対の立体ギャザー95の相互間(立体ギャザー95の内側)に配置されるとともに、尿パッド1aのつば部11は立体ギャザー95の外側に配置される。
このようにして尿パッド1aを取り付けた使い捨てパンツ9を着用すると、尿パッド1aのカップ空間が、使用者の尿道口を覆うことになる。そして、尿パッド1aの側面部12の端部(側面部12とつば部11との境界部分)が使用者に密接し、カップ空間の開口部がふさがれる。
したがって、使用者が排尿した場合を想定すると、尿は全て尿パッド1aのカップ空間に入り込んで、その底面に蓄積される。そして、蓄積された尿は、尿パッド1aの底面部13にある吸収体4によって吸収される。尿はカップ空間の底面に蓄積されるとともに、そのカップ空間の開口部はふさがれた状態となっているため、尿パッド1aの外部への尿の漏れが確実に防止されることになる。これにより、尿の漏れによって、使い捨てパンツ9が汚れることも防止される。
また、このような使用中においては、尿パッド1aのつば部11が、図5において矢印A1に示す向きに使用者の脚によって押圧される。これにより、尿パッド1aの側面部12とつば部11とが立体ギャザー95を挟み込む状態となり、尿パッド1aの位置が安定する。その結果、尿パッド1aの外部への尿の漏れがさらに有効に防止されることになる。
以上のように、本実施の形態の尿パッド1aは、排泄物を受けるシート部材2と、該シート部材2に分散配置されて異なる二つの方向にシート部材2の面を収縮する複数の弾性部材3とを備えている。そして、シート部材2の中央領域よりも周縁領域の方が、複数の弾性部材3による収縮率が大きいことから、シート部材2をカップ形状に容易に成形することができる。複数の弾性部材3はシート部材2の面全体に分散して配置されていることから、シート部材2の一部に無理な収縮力が加わることもなく、シート部材2はカップ形状にスムーズに成形される。また、面全体に分散配置された複数の弾性部材3により、外力が加わってもシート部材2の形状が崩れにくいため、シート部材2の形状を安定的にカップ形状とすることができる。
また、シート部材2は、互いに目付の異なる表面シート21と背面シート23とを重ねて備えており、複数の弾性部材3は表面シート21と背面シート23との間に配置されている。このため、複数の弾性部材3を収縮させると、目付の小さい表面シート21の側を内側としてシート部材2を立体的にカーブさせることができる。これにより、シート部材2をカップ形状にさらに容易に成形することができる。その結果、尿パッド1bの外部への排泄物の漏れを防止できる。
また、吸収体4は、尿パッド1aの底面部13となるシート部材2の中央領域に配置されるため、カップ空間の底面に蓄積された尿を効率よく吸収体4に吸収させることができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。図6は、第2の実施の形態に係る吸収性物品である尿パッド1bを示す斜視図である。また、図7は図6のVII−VII位置における断面図であり、図8は図6のVIII−VIII位置における断面図である。
第2の実施の形態の尿パッド1bは、第1の実施の形態の尿パッド1aと同様の構成に加え、さらに補助吸収体5を備えている。この補助吸収体5も、尿などの排泄物を吸収するものであり、底面部13に配置される吸収体(以下、「主吸収体」という。)4に対し、カップ空間10の開口部の側(つまり、使用時における肌面側)に配置される。補助吸収体5の形状も略長方形状であり、そのサイズは主吸収体4よりも小さくなっている。補助吸収体5は、その長手方向がカップ空間10の長手方向に沿うように配置される。
補助吸収体5は、主吸収体4と同様に、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状のポリマーを混合した吸収コアを、ティッシュペーパー等の被覆シートで包んで構成されている。
図7及び図8に示すように、この補助吸収体5は、透液性の不織布で構成される外装シート51で包まれている。尿パッド1bの長手方向(図8参照)では、外装シート51のサイズが補助吸収体5のサイズよりも大きくなっている。そして、外装シート51の長手方向の両端部51aはそれぞれ、カップ空間10の内側における側面部12の長手方向の対向部分(尿パッド1bの長手方向の対向側面)に、カップ空間10の底に向けた状態で接着される。これにより、補助吸収体5は、主吸収体4からカップ空間10の開口部の側に浮いた状態で、カップ空間10の開口部におよそ沿うように配置される。
第2の実施の形態の尿パッド1bも、第1の実施の形態と同様に使用することができる。尿パッド1bでは、カップ空間10の開口部に沿うように補助吸収体5が配置されていることから、使用中においては、補助吸収体5が使用者の尿道口に近接する。
したがって、使用者が排尿した場合を想定すると、尿は飛散することなく直接的に補助吸収体5に接触するため、補助吸収体5で尿を効率よく吸収することができる。また、補助吸収体5を包んでその位置を保持する外装シート52は、カップ空間10の底に向けて固定されることから、補助吸収体5から尿が漏れだしたとしても、尿はカップ空間10の底に導かれる。したがって、尿パッド1bの外部への尿が漏れることも有効に防止される。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。図9は、第3の実施の形態に係る吸収性物品である尿パッド1cを示す斜視図である。また、図10は図9のX−X位置における断面図である。
第3の実施の形態の尿パッド1cは、第2の実施の形態の尿パッド1bと同様の構成に加え、さらに主吸収体4と補助吸収体5との間に、バンド部材6を備えている。バンド部材6は、帯状の部材であり、その両端部はそれぞれ、カップ空間10の内側における側面部12の短手方向の対向部分に接着されている。すなわち、バンド部材6は、カップ空間10の補助吸収体5よりも底側に、尿パッド1bの短手方向の対向側面を掛け渡すように配置されている。
このバンド部材6は、2枚の帯状の不織布シート61の間に、複数の糸状の弾性部材62を伸張状態で挟んで接着して構成されている。このため、バンド部材6は、その長手方向(すなわち、尿パッド1bの短手方向)に伸張可能となっている。なお、バンド部材6は、このような弾性部材62を設けていない、単なる帯状の不織布シートで構成してもよい。
このようなバンド部材6を配置すれば、補助吸収体5がバンド部材6に支持され、補助吸収体5の位置が安定する。このため、補助吸収体5を主吸収体4から安定して離間させることができるため、それぞれの吸収体4,5が、他の吸収体の影響を受けずに効率よく尿を吸収できることになる。
また、補助吸収体5の位置を、カップ空間10の開口部に沿った状態で安定させることができることから、使用中において、補助吸収体5を使用者の尿道口に密接させることができる。したがって、補助吸収体5で尿をさらに効率よく吸収することができる。
さらに、尿パッド1bの短手方向の対向側面がバンド部材6によって掛け渡されることから、尿パッド1bが短手方向に大きく拡がらず、尿パッド1bのカップ形状を保持することが可能である。その結果、尿パッド1bの外部への尿の漏れが有効に防止される。
<4.第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態に係る吸収性物品である尿パッドは、第2の実施の形態の尿パッド1bと略同様の構成であるが、補助吸収体5を保持する外装シート51の固定手法が異なっている。図11は、第4の実施の形態の尿パッド1dの長手方向の断面図である。
図11に示すように、尿パッド1dにおいては、外装シート51の長手方向の両端部51aが、つば部11に対して接着されている。そして、このつば部11においては、外装シート51の接着位置を覆うように、不織布である押えシート24が配置されている。その他の構成は、第2の実施の形態の構成(図6ないし図8の構成)と同一である。
このように、補助吸収体5を保持する外装シート51をつば部11に対して接着する構成を採用すると、外装シート51の接着が容易となり、尿パッド1dの製造コストを低減できる。また、補助吸収体5の位置がつば部11の位置によって規定されるため、補助吸収体5がカップ空間10の底側に大きく沈み込むこともない。このため、第3の実施の形態のようなバンド部材6が無くても、補助吸収体5を、主吸収体4から離間させてカップ空間10の開口部に沿う状態に安定させることができる。なお、第4の実施の形態の尿パッド1dにおいても、第3の実施の形態のようなバンド部材6を設けても良いことはもちろんである。
<5.他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような他の実施の形態について説明する。もちろん、以下で説明する形態を適宜に組み合わせてもよい。
上記実施の形態では、隣り合う弾性部材3の間隔を異ならせることで、シート部材2の中央領域、中間領域及び周縁領域で収縮率を変更するようにしていた。これに対して、隣り合う弾性部材の間隔は一定とし、弾性部材の一つあたりの収縮力を異ならせることで、シート部材2の中央領域、中間領域及び周縁領域で収縮率を変更するようにしてもよい。
すなわち、図4に示すシート部材2の周縁部X1,Y1に最も太い弾性部材3を配置し、中間部X2,Y2に次に太い弾性部材3を配置し、中央部X3,Y3に最も細い弾性部材3を配置する。つまり、弾性部材3の一本あたりの収縮力が、周縁領域が最も強く、中間領域が次に強く、中央領域が最も弱くなるようにする。これによっても、シート部材2の面では、周縁領域、中間領域、中央領域の順で、複数の弾性部材3による収縮率を大きくすることができる。なお、隣り合う弾性部材の間隔と、弾性部材の一つあたりの収縮力との双方を異ならせて、シート部材2の中央領域、中間領域及び周縁領域で収縮率を変更してもよい。
また、上記実施の形態では、複数の弾性部材3は、互いに直交する二つの方向(X方向及びY方向)にシート部材2の面を収縮するものであったが、異なる二つの方向にシート部材2の面を収縮すれば、収縮する方向は直交方向でなくてもよい。また、複数の弾性部材3は、三以上の方向にシート部材2の面を収縮するものであってもよい。
また、上記実施の形態では、シート部材2の面はおよそ正方形であるとして説明したが、長方形、円形、楕円形など他の形状であってもよい。
また、上記実施の形態では、アウター(着用物品)として使い捨てパンツ9を使用する場合を例として説明したが、アウターとしては、テープタイプのおむつや一般的な下着などを使用してもよい。
また、第2ないし第4の実施の形態では、補助吸収体5を保持する外装シート51に関して、その長手方向の両端部をシート部材2に固定していたが、短手方向の両端部をシート部材2に固定してもよい。
第1の実施の形態の尿パッドを示す斜視図である。 図1のII−II位置における断面図である。 図1のIII−III位置における断面図である。 弾性部材を伸張させた状態における尿パッドを示す図である。 アウターに尿パッドを配置した様子を示す図である。 第2の実施の形態の尿パッドを示す斜視図である。 図6のVII−VII位置における断面図である。 図6のVIII−VIII位置における断面図である。 第3の実施の形態の尿パッドを示す斜視図である。 図9のX−X位置における断面図である。 第4の実施の形態の尿パッドの長手方向の断面図である。
符号の説明
2 シート部材
3 弾性部材
4 主吸収体
5 補助吸収体
6 バンド部材
10 カップ空間
11 つば部
12 側面部
13 底面部

Claims (8)

  1. 他の着用物品の肌面側に配置して使用され、使用者の排泄物を吸収する吸収性物品であって、
    前記排泄物を受けるシート部材と、
    前記シート部材に分散配置され、異なる少なくとも二つの方向に前記シート部材の面を収縮する複数の弾性部材と、
    を備え、
    前記シート部材の中央領域よりもその周縁領域の方が、前記複数の弾性部材による収縮率が大きく、前記中央領域が周縁領域に対して凹むことでカップ形状が形成され
    前記シート部材の前記中央領域と前記周縁領域との間にある中間領域の収縮率が、前記中央領域よりも大きく、かつ、前記周縁部よりも小さくなっていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品において、
    前記シート部材は、互いに目付の異なる第1シートと第2シートとを重ねて備え、
    前記複数の弾性部材は、第1シートと第2シートとの間に配置されることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品において、
    前記複数の弾性部材のうち隣り合う弾性部材同士の間隔は、前記シート部材の前記中央領域よりも前記周縁領域の方が小さいことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記複数の弾性部材の一つあたりの収縮力は、前記シート部材の前記中央領域よりも、前記周縁領域の方が大きいことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記排泄物を吸収する第1吸収体が、前記シート部材の前記中央領域に配置されることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品において、
    前記排泄物を吸収する第2吸収体が、前記第1吸収体に対して、カップ形状の前記シート部材の開口側に配置されることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項6に記載の吸収性物品において、
    前記第1吸収体と前記第2吸収体との間に、カップ形状の前記シート部材の対向側面を掛け渡すバンド部材、
    をさらに備えることを特徴とする吸収性物品。
  8. 他の着用物品の肌面側に配置して使用され、使用者の排泄物を吸収する吸収性物品であって、
    前記排泄物を受けるシート部材と、
    前記シート部材に分散配置され、異なる少なくとも二つの方向に前記シート部材の面を収縮する複数の弾性部材と、
    を備え、
    前記シート部材は、互いに目付の異なる第1シートと第2シートとを重ねて備え、
    前記複数の弾性部材は、前記第1シートと前記第2シートとの間に配置され、
    前記シート部材の中央領域が周縁領域に対して凹むことでカップ形状が形成され
    前記シート部材の前記中央領域と前記周縁領域との間にある中間領域の収縮率が、前記中央領域よりも大きく、かつ、前記周縁部よりも小さくなっていることを特徴とする吸収性物品。
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