JP2008228980A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿の吸収効率を向上できる袋状の吸収性物品を提供する。
【解決手段】採尿袋1aは、平面状の吸収パッドを折り曲げて形成される。この吸収パッドは、内部相当側から、透液性の表面シート4と、尿を吸収する吸収体3と、撥水性の背面シート5とを層状に備えている。そして、吸収体3は、表面シート4に固定される一方で、背面シート5とは非接着とされる。また、表面シート4は、吸収体3が存在しない領域で背面シート5と接着される。このため、採尿袋1aの内部において吸収体3と背面シート5との間に第2空間R2を形成できる。採尿袋1aでは、この第2空間R2にも尿を蓄積させることができるため、尿の吸収効率を向上できることになる。また、背面シート5を伸ばすことができるため、尿を蓄積させるために比較的広いスペースを確保できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、平面状の吸収パッドを折り曲げて袋状に形成された吸収性物品に関する。
従来より、使い捨てパンツなどのアウターの内側に配置して使用される平面状の吸収パッドが知られている。このような吸収パッドは、吸収体を有しており、使用者の尿の吸収を主目的としている。吸収パッドを使用した場合には、使用者が排尿したときに、アウター全体を取り替えずに吸収パッドのみを取り替えるだけでよいため、経済的である。
また、近年では、平面状の吸収パッドを折り曲げて袋状に形成された採尿袋と呼ばれる男性用の吸収性物品も提案されている。この採尿袋は、その内部空間に使用者の男性器を収容して使用する。このため、使用者の尿は、全て採尿袋の内部空間に入り込むため、効率よく尿を吸収できる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−336285号公報
ところで、採尿袋の内部空間に進入した尿は、採尿袋が有する吸収体に吸収されるが、この吸収体に吸収されるまでには、採尿袋の内部空間に蓄積される。
しかしながら、採尿袋の内部空間は限定された空間であることから、蓄積された尿が吸収体に吸収される前に、採尿袋の外部へ漏れ出すことがある。このため、このような外部への尿の漏れ出しを防止するために、採尿袋において尿の吸収効率を向上できる技術が要望されていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、尿の吸収効率を向上できる吸収性物品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、平面状の略長方形の吸収パッドを短手方向に沿った折曲線で折り曲げ、対向する側縁部同士を接着して袋状に形成された吸収性物品であって、前記吸収パッドは、尿を吸収する吸収体と、前記吸収体が固定される固定シートと、前記袋状の前記吸収性物品において、前記固定シート及び前記吸収体の外側に配置される背面シートと、を備え、前記吸収体は、前記背面シートと非接着とされ、前記固定シートは、前記吸収体が固定されていない領域で前記背面シートと接着される。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の吸収性物品において、前記背面シートは、所定方向に沿った線で折り畳まれ、一または複数の襞を有する。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の吸収性物品において、前記複数の襞は、前記所定方向の両端部で熱融着により固定される。
また、請求項4の発明は、請求項2または3に記載の吸収性物品において、前記所定方向は、前記吸収パッドの長手方向である。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の吸収性物品において、前記袋状の前記吸収性物品において、前記固定シートと前記背面シートとは、前記吸収パッドの長手方向の両端部に相当する位置のみにおいて接着される。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品において、前記背面シートは、撥水性の第1シートと、前記袋状の前記吸収性物品において、前記第1シートの内側に配置される透液性の第2シートと、前記第1シートと前記第2シートとの間に分散配置される多数の粒状の高分子吸水体と、を備えている。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品において、前記吸収体は、互いに離間して配置される複数のサブ吸収体、で構成される。
また、請求項8の発明は、請求項7に記載の吸収性物品において、前記複数のサブ吸収体同士の一の境界領域は、前記吸収パッドの短手方向の中央の線に沿っている。
また、請求項9の発明は、請求項7または8に記載の吸収性物品において、前記複数のサブ吸収体同士の一の境界領域は、前記折曲線に沿っている。
また、請求項10の発明は、請求項9に記載の吸収性物品において、前記固定シートには、前記折曲線に沿って透孔が形成される。
また、請求項11の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の吸収性物品において、前記吸収パッドの長手方向において、前記折曲線から前記吸収体の一方の端部までの長さと、前記折曲線から前記吸収体の他方の端部までの長さとは異なる。
また、請求項12の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の吸収性物品において、前記袋状の前記吸収性物品の開口部の一部が接着され、前記開口部の開口幅が狭くされる。
また、請求項13の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の吸収性物品において、前記袋状の前記吸収性物品の開口部の近傍に、一端が固定され、他端が前記背面シートに着脱可能な止着部材、を備えている。
また、請求項14の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の吸収性物品において、前記袋状の前記吸収性物品の開口部の近傍に、前記吸収パッドの短手方向に相当する方向に沿って収縮する弾性部材、を備えている。
請求項1ないし14の発明によれば、吸収体が背面シートと非接着とされ、固定シートは吸収体が固定されていない領域で背面シートと接着される。このため、吸収性物品の内部において吸収体と背面シートとの間に空間が形成され、形成された空間にも尿を蓄積させることができ、尿の吸収効率を向上できる。
また、特に請求項2の発明によれば、背面シートの面積を広げることができるため、吸収体と背面シートとの間の空間として比較的広いスペースを確保でき、多くの量の尿を蓄積させることができる。
また、特に請求項3の発明によれば、複数の襞が熱融着により固定されていることから、端部のみで複数の襞を固定したとしても比較的強く固定でき、製品における複数の襞の安定性を向上できる。
また、特に請求項4の発明によれば、吸収パッドの短手方向に相当する方向に背面シートが伸びるため、背面シートを伸ばしやすい。
また、特に請求項5の発明によれば、吸収パッドの短手方向に相当する方向に吸収性物品を引っ張ることで、背面シートを簡単に伸ばすことができる。また、尿を蓄積させる空間を広く確保することができる。
また、特に請求項6の発明によれば、背面シートに多数の高分子吸水体が分散配置される。このため、吸収体と背面シートとの間の空間に蓄積された尿を、背面シートでも吸収することができ、吸収性物品全体での尿の吸収効率を向上できる。
また、特に請求項7の発明によれば、吸収体が、互いに離間して配置される複数のサブ吸収体で構成されるため、各サブ吸収体は他のサブ吸収体の影響を受けずに尿を吸収できる。また、サブ吸収体同士の境界領域が存在するために、当該領域の吸収体が膨張によって尿の進入を阻害することを防止できる。
また、特に請求項8の発明によれば、吸収性物品において尿が通過する位置に、吸収体が配置されない。このため、尿が通過する位置の吸収体が膨張しすぎて、尿の移動を阻害することを有効に防止できる。
また、特に請求項9の発明によれば、吸収性物品において尿が溜まる底部に、吸収体が配置されない。このため、吸収性物品の底部の吸収体が膨張しすぎて、尿の進入を阻害することを有効に防止できる。
また、特に請求項10の発明によれば、吸収性物品において尿が溜まる底部の位置においては、吸収体が配置されず、さらに、固定シートに透孔が形成される。このため、底部に溜まった尿を、吸収体と背面シートとの間の空間に迅速に移行させることができる。
また、特に請求項11の発明によれば、吸収性物品においては、吸収体の長さが比較的長い側面と比較的短い側面とが存在することになる。吸収体の長さが比較的短い側面を肌面側とは逆側に配置して吸収性物品を使用することで、尿が直接的に接触する部分の吸収体が膨張して、尿の進入を阻害することが防止される。
また、特に請求項12の発明によれば、接着により開口部の開口幅が狭くされるため、吸収性物品を安定して装着できるとともに、尿の漏洩を防止できる。
また、特に請求項13の発明によれば、開口部の開口幅を調整できるため、吸収性物品を安定して装着できるとともに、尿の漏洩を防止できる。
また、特に請求項14の発明によれば、開口部の開口幅を調整できるため、吸収性物品を安定して装着できるとともに、尿の漏洩を防止できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.採尿袋の構成>
図1は、第1の実施の形態に係る吸収性物品である採尿袋1aを示す図である。この採尿袋1aは、主に男性用の補助吸収具として、使い捨てパンツなど他の着用物品(アウター)の内側に配置して使用され、使用者の排泄物(主に尿)を吸収する。
図1に示すように、採尿袋1aは、開口部19を有する袋形状を有している。採尿袋1aを使用する場合は、この開口部19に着用者の男性器が挿入される。これにより、着用者の尿は、採尿袋1aの内部空間に放出され、内部の吸収体に吸収されるようになっている。このような採尿袋1aは、平面状の吸収パッドを折り曲げて袋状とすることで形成される。
図2は、折り曲げて袋状とする前の採尿袋1aである吸収パッド2aを示す図であり、採尿袋1aの内側に相当する側からの様子を示している。また、図3は図2のIII−III位置における断面図であり、図4は図2のIV−IV位置における断面図である。なお、以下では、採尿袋1aの内側に相当する吸収パッド2aの側を「内部相当側」といい、採尿袋1aの外側に相当する吸収パッド2aの側を「外部相当側」という。
図に示すように、吸収パッド2aは、全体として略長方形の形状となっている。吸収パッド2aは、尿を吸収する吸収体3を、表面シート4と背面シート5とで挟んだ積層構造を有している(図3及び図4参照。)。これら3つの部材は、内部相当側から、表面シート4、吸収体3、背面シート5の順で配置される。すなわち、吸収体3及び表面シート4の外部相当側に背面シート5が配置される。
吸収体3は、略長方形の形状を有しており、その長手方向が吸収パッド2aの長手方向に沿うように配置される。吸収体3は、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状のポリマー(高分子吸水体)を混合した吸収コアを、ティッシュペーパー等の被覆シートで包んで構成される。
表面シート4は、略長方形の形状を有しており、吸収体3の内部相当側の主面全体を覆うように配置される。吸収体3は、この表面シート4に対して、内部相当側の主面全体が接着材により接着される。この表面シート4の素材としては、透液性の不織布が採用される。
背面シート5も、略長方形の形状を有しているが、吸収パッド2aの長手方向に沿った線で蛇腹状に折り畳まれ、複数の襞59を有している(図3参照。)。これにより、背面シート5は、その主面が吸収パッド2aの短手方向に縮まった状態となっている。この縮まった状態での背面シート5の主面のサイズは、表面シート4の主面のサイズと略同一となっている。
背面シート5は、透液性の不織布で構成される透液シート51と、撥水性の不織布で構成される撥水シート52との2つのシートを接着して構成される(図3及び図4参照。)。したがって、背面シート5の全体としては撥水性となる。透液シート51は、撥水シート52よりも内部相当側に配置される。また、透液シート51と撥水シート52との相互間には、多数の粒状のポリマー(高分子吸水体)53が分散して配置されている。
表面シート4や透液シート51に用いられる透液性の不織布としては、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布、あるいは、疎水性繊維(ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエステル,ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理して透液性とした不織布が挙げられる。
一方、撥水シート52に用いられる撥水性の不織布としては、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)を用いた不織布が挙げられる。なお、撥水性の不織布に代えて、プラスチックフィルムや、不織布とプラスチックフィルムとの複合材料等が利用されてもよい。
表面シート4と、背面シート5とは、吸収パッド2aの長手方向の両端部の接着部21において熱融着により接着されている。また、背面シート5の複数の襞59も、この接着部21において熱融着により固定される。このように複数の襞59が熱融着により固定されることから、接着剤などを利用して固定するよりも強く固定できる。このため、複数の襞59をその端部のみで固定しても、その折り畳み状態を安定させることができる。
上述のように、吸収体3は表面シート4に対して固定される一方で、背面シート5に対しては非接着とされる。また、表面シート4は、吸収体3が固定されていない端部の領域で、背面シート5と接着される。したがって、吸収体3と背面シート5との間には空間が形成される。吸収パッド2aにおいて吸収体3は、表面シート4によりその位置が固定されることから、表面シート4は吸収体3が固定される固定シートであると表現できる。
採尿袋1aは、以上のように構成される吸収パッド2aを折り曲げて袋状とすることで形成される。すなわち、内部相当側を内側にして、吸収パッド2aが、短手方向に沿った折曲線Lで折り曲げられる。折曲線Lは、吸収パッド2aの長手方向の略中央の線である。そして、図1に示すように、折り曲げによって対向した側縁部(吸収パッド2aの短手方向の両端部)29同士が、接着部11において熱融着により接着される。この接着部11の位置には、吸収体3は存在していない。これにより、開口部19を有する略長方形の袋状の採尿袋1aが形成される。
吸収パッド2aの長手方向の両端部に相当する位置が、採尿袋1aの開口部19となる。また、採尿袋1aにおいて、背面シート5は最外側(表面シート4及び吸収体3の外側)に配置される。このため、背面シート5の襞59は、採尿袋1aの外側に露出する。なお、吸収パッド2aの長手方向は採尿袋1aの長手方向に対応し、吸収パッド2aの短手方向は採尿袋1aの短手方向に対応する。したがって、背面シート5の襞59は、採尿袋1aの長手方向に沿って配置される。
図5は、図1のV−V位置における、採尿袋1aの短手方向に沿った断面図である。採尿袋1aの短手方向の両端部にある接着部11においては、折り曲げによって対向した側縁部29(表面シート4と背面シート5とで構成される層)同士が接着されている。すなわち、表面シート4と背面シート5とは、接着部11において接着される。
また、採尿袋1aの内部には、対向する表面シート4同士の間の第1空間R1と、吸収体3と背面シート5との間の第2空間R2とが存在している。第1空間R1は、開口部19を介して直接的に外部に繋がる。
採尿袋1aにおいては、第2空間R2の存在により、背面シート5の襞59を伸ばすことが可能である。採尿袋1aは、製品としては襞59を伸ばしていない状態(図1の状態)で出荷され、実際に使用する際に襞59が伸ばされるようになっている。
<1−2.採尿袋の使用>
次に、採尿袋1aの使用の態様について説明する。図6は、採尿袋1aにおいて、背面シート5の襞59を伸ばした様子を示す図である。また、図7は図6のVII−VII位置における断面図であり、図8は図6のVIII−VIII位置における断面図である。
これらの図に示すように、採尿袋1aは襞59を伸ばすことで、背面シート5の面積を短手方向に広げることができる。その結果、採尿袋1aの内部において、吸収体3と背面シート5との間の第2空間R2を拡大できる。
採尿袋1aを使用する際は、まず、このように背面シート5の襞59を伸ばした後、使用者の男性器を開口部19から挿入し、採尿袋1aの内部の第1空間R1に収容する。そして、図9に示すように、使い捨てパンツ(パンツ型のおむつ)や一般的な下着などのアウター9を使用者に着用させ、採尿袋1aをアウター9の内側に配置する。
図9は、採尿袋1aとアウター9との配置関係を、使用者の左側に相当する方向からみた図である。図9において、図中左側が、使用者の前側に相当する。また、採尿袋1aの図中右側が使用者が存在する肌面側となり、その逆の採尿袋1aの図中左側がアウター9が存在するアウター側となる。
このような使用状態で、使用者が排尿した場合を想定する。男性器が採尿袋1aの第1空間R1に収容されているため、使用者の尿はまず、採尿袋1aの第1空間R1に全て放出される。
第1空間R1に放出された尿は、第1空間R1の底部に向けて進入するとともに、透液性の表面シート4を透過する。そして、表面シート4を透過した尿の一部は、吸収体3にそのまま吸収される。その一方で、表面シート4を透過した尿の他の一部は、吸収体3と背面シート5との間の第2空間R2に進入し、この第2空間R2に蓄積される。
これにより、吸収体3には、第1空間R1と第2空間R2との双方から尿が進入することになる。つまり、吸収体3の尿との接触面積を増やすことができるため、尿は吸収体3に効率よく吸収され、尿の吸収効率を向上できる。また、第2空間R2は開口部19と繋がっていないことから、第2空間R2に進入した尿は外部に漏れ出しにくくなる。これらの結果、採尿袋1aにおける外部への尿の漏れ出しを有効に防止できる。
また、採尿袋1aでは、背面シート5の複数の襞59を伸ばすことで、第2空間R2として比較的広いスペースを確保することができる。このため、多くの量の尿を第2空間R2に蓄積させることができる。その結果、尿の吸収効率をさらに向上できるとともに、外部への尿の漏れ出しをさらに有効に防止できる。
また、背面シート5は、内側の透液シート51と外側の撥水シート52との間に多数の粒状のポリマー53を備えている。このため、第2空間R2に蓄積された尿は、背面シート5の透液シート51を通過して、ポリマー53にも吸収される。すなわち、吸収体3のみならず、背面シート5においても、第2空間R2に蓄積された尿を吸収できる。したがって、採尿袋1aの全体としての尿の吸収効率を大きく向上できる。
以上のように、本実施の形態の採尿袋1aは、平面状の吸収パッド2aを折り曲げて形成される。この吸収パッド2aは、内部相当側から、透液性の表面シート4と、尿を吸収する吸収体3と、撥水性の背面シート5とを層状に備えている。そして、吸収体3は、表面シート4に固定される一方で、背面シート5とは非接着とされる。また、表面シート4は、吸収体3が存在しない領域で背面シート5と接着される。このため、採尿袋1aの内部において吸収体3と背面シート5との間に第2空間R2を形成できる。そして、形成された第2空間R2にも尿を蓄積させることができるため、尿の吸収効率を向上できることになる。また、背面シート5の複数の襞59を伸ばすことができるため、尿を蓄積させるために比較的広いスペースを確保することができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態の採尿袋も、平面状の吸収パッドを折り曲げて袋状とすることで形成される。ただし、吸収パッドの構造が、第1の実施の形態と異なっている。
図10は、第2の実施の形態の採尿袋を形成するための吸収パッド2bの内部相当側からの様子を示している。また、図11は図10のXI−XI位置における断面図であり、図12は図10のXII−XII位置における断面図である。
本実施の形態においても、吸収パッド2bは、吸収体3と、表面シート4と、背面シート5とを備えて構成される。これらの部材の素材は、第1の実施の形態と同様である。また、第1の実施の形態と同様に、背面シート5は複数の襞59を有している。
ただし、吸収体3は、その全体が表面シート4によって包まれた状態となっている。そして、この表面シート4は、吸収体3を包んだ状態で、吸収パッド2bの長手方向の両端部の接着部21において、熱融着により背面シート5に固定される。この接着部21の位置には、吸収体3は存在していない。
したがって、本実施の形態の吸収パッド2bにおいても、吸収体3は、表面シート4に固定され、背面シート5とは非接着とされる。これとともに、表面シート4は、吸収体3が固定されていない端部の領域で、背面シート5と接着される。これにより、吸収体3と背面シート5との間には空間(第2空間R2)が形成される。本実施の形態の吸収パッド2bにおいても、表面シート4は、吸収体3が固定される固定シートであると表現できる。
また、吸収パッド2bの短手方向に関して、吸収体3を包んだ状態の表面シート4の長さは、折り畳んだ状態の背面シート5よりも短くなっている。このため、側縁部29には、表面シート4は存在しておらず、背面シート5のみが存在している状態となっている。
第2の実施の形態の採尿袋1bは、以上のように構成される吸収パッド2bを折り曲げて袋状とすることで形成される。このようにして形成される採尿袋1bの外観は、図1に示すものと同様となる。本実施の形態においても、内部相当側を内側にして吸収パッド2bが折曲線Lで折り曲げられ、対向する側縁部29同士が、接着部11において熱融着により接着される。
図13は、図1のV−V位置に相当する位置における、本実施の形態の採尿袋1bの短手方向に沿った断面図である。採尿袋1bの短手方向の両端部の接着部11においては、折り曲げによって対向した側縁部29同士が接着されている。すなわち、背面シート5同士が接着部11において接着される。
したがって、本実施の形態の採尿袋1bの短手方向の両端部においては、背面シート5と表面シート4とは接着されていない。すなわち、採尿袋1bにおいては、表面シート4は、吸収パッド2bの長手方向の両端部に相当する開口部19の近傍位置のみにおいて、背面シート5と接着されることになる。
このように本実施の形態の採尿袋1bでは、短手方向の両端部において背面シート5と表面シート4とが接着されない。このため、採尿袋1bの内部においては、対向する表面シート4同士(すなわち、それに包まれた吸収体3同士)の間の第1空間R1と、吸収体3と背面シート5との間の第2空間R2とは繋がった状態となる。これとともに、採尿袋1bは、背面シート5の襞59を簡単に伸ばすことができるようになっている。
図14は、本実施の形態の採尿袋1bにおいて、背面シート5の襞59を伸ばした様子を示す図である。また、図15は、図14のXV−XV位置における断面図である。本実施の形態の採尿袋1bでは、その短手方向の両端部において背面シート5と表面シート4とが接着されていないため、採尿袋1bの短手方向に沿って、表面シート4に影響されずに背面シート5を引き伸ばすことができる。
上述した第1の実施の形態の採尿袋1aでは、図5ないし図7を参照して分るように、短手方向の両端部において背面シート5と表面シート4とが接着されている。このため、第1の実施の形態の採尿袋1aにおいて、その短手方向に沿って背面シート5の両端部を引っ張っても、表面シート4の長さ以上に背面シート5を引き伸ばすことはできない。これに対して、図13ないし図15に示す第2の実施の形態の採尿袋1bでは、その短手方向に沿って、表面シート4に影響されずに背面シート5を引き伸ばすことができる。このため、採尿袋1bの短手方向に沿って背面シート5の両端部を引っ張るだけで、背面シート5の襞59を簡単に伸ばすことができる。
この採尿袋1bも、第1の実施の形態と同様に使用できる。本実施の形態の採尿袋1bの内部においては、第1空間R1と第2空間R2とが繋がっているため、第1空間R1に進入した尿を、第2空間R2に迅速に移行させて蓄積させることが可能である。
なお、上記形態では、吸収パッド2bにおいて表面シート4は吸収体3を包んでいると説明した。これに対して、図16に示す吸収パッド2cのように、吸収パッド2cの短手方向に関して、折り畳んだ状態の背面シート5よりも長さの短い表面シート4を設け、この表面シート4に対して吸収体3を接着してもよい。この場合も、側縁部29には、背面シート5のみが存在している状態となる。したがって、この吸収パッド2cを折り曲げて採尿袋を形成した場合においても、その短手方向の両端部において背面シート5と表面シート4とが接着されない状態とすることができる。
また、上記形態では、吸収パッド2bの長手方向の両端部において、表面シート4と背面シート5とが直接的に接着されていた。これに対して、図17及び図18に示す吸収パッド2dのように、表面シート4の長手方向の両端部にエンドシート41を接着し、このエンドシート41と背面シート5とを接着してもよい。なお、図18は、図17のXVIII-XVIII位置における断面図である。
このようなエンドシート41としては、撥水性の不織布が採用できる。このように、表面シート4の長手方向の両端部にエンドシート41を配置することで、表面シート4を確実に固定できるとともに、表面シート4の長手方向の両端部から尿が外部にしみ出すことが防止される。この場合は、吸収体3は、表面シート4とエンドシート41との双方によりその位置が固定されることから、表面シート4とエンドシート41とを組み合わせた構造が、吸収体3が固定される固定シートであると表現できる。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態の採尿袋は、第1の実施の形態とほぼ同様であるが、吸収体3が複数のサブ吸収体で構成されている点で相違している。
図19は、第3の実施の形態の採尿袋を形成するための吸収パッド2eの内部相当側からの様子を示している。図に示すように、本実施の形態においては、吸収体3は、2つのサブ吸収体31で構成されている。これらの2つのサブ吸収体31は、互いに離間して、折曲線Lに関して線対称となるように配置される。すなわち、2つのサブ吸収体31同士の境界領域32は、折曲線Lに沿っている。換言すれば、吸収体3が、折曲線Lに沿って二つに分割されているとも表現できる。
これらの2つのサブ吸収体31はそれぞれ、第1の実施の形態と同様に、表面シート4に対して接着される。サブ吸収体31の素材自体は、第1の実施の形態の吸収体3の素材と同一のものを採用できる。
また、2つのサブ吸収体31同士の境界領域32に対応する表面シート4の部分には、吸収体3と背面シート5との間の空間(第2空間R2)と外部とを貫通する複数(図中では3つ)の透孔42が形成されている。換言すれば、表面シート4に、複数の透孔42が折曲線Lに沿って形成されているとも表現できる。
図20は、図19に示す吸収パッド2eを折り曲げて形成した本実施の形態の採尿袋1eの長手方向に沿った断面図である。この採尿袋1eでは、複数のサブ吸収体31が互いに離間して配置されることから、各サブ吸収体31は他のサブ吸収体31の影響を受けずに尿を効率よく吸収できる。
また、サブ吸収体31同士の境界領域32は折曲線Lに沿っているため、採尿袋1eの底部には吸収体が配置されない。この採尿袋1eの底部には尿が溜まりやすいため、底部に吸収体の一部が存在すると、その底部に対応する吸収体の部分は他の部分と比較して大きく膨張する。その結果、その膨張した吸収体の部分が、尿の第2空間R2への進入を阻害する可能性がある。これに対して、本実施の形態のように採尿袋1eの底部に吸収体が存在しないようにすることで、膨張した吸収体が尿の進入を阻害することが防止され、尿をスムーズに第2空間R2へ移行させることができる。
また、このサブ吸収体31同士の境界領域32に対応する表面シート4の部分に複数の透孔42が形成されるため、採尿袋1eにおいては底部に透孔42が配置される。そしてこの透孔42により、採尿袋1eの内部の第1空間R1と第2空間R2とが貫通して繋げられる。したがって、採尿袋1eの底部に蓄積される尿を、さらにスムーズに第2空間R2へ移行させることができる。
<4.第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、吸収体3が折曲線Lに沿って二つに分割されていたが、第4の実施の形態では、吸収体3が吸収パッドの短手方向の中央の線に沿って二つに分割されている。
図21は、第4の実施の形態の採尿袋を形成するための吸収パッド2fの内部相当側からの様子を示している。図に示すように、本実施の形態においても、吸収体3は、2つのサブ吸収体31で構成されている。そして、これらの2つのサブ吸収体31は、互いに離間して、吸収パッド2fの短手方向の中央の線Lcに関して線対称となるように配置される。すなわち、2つのサブ吸収体31同士の境界領域32は、吸収パッド2fの短手方向の中央の線Lcに沿っている。
この吸収パッド2fを折り曲げて形成した採尿袋では、その短手方向の中央部に吸収体が配置されない。通常、採尿袋の短手方向の中央部は、男性器から放出された尿の主な進入経路となる。
したがって、この中央部に吸収体の一部が存在すると、その中央部に対応する吸収体の部分は他の部分と比較して大きく膨張し、尿の内部への進入を阻害する可能性がある。これに対して、本実施の形態のように採尿袋の短手方向の中央部分に吸収体が存在しないようにすることで、膨張した吸収体が尿の進入を阻害することが防止され、尿をスムーズに進入させることができる。
<5.第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態について説明する。本実施の形態の採尿袋は、第1の実施の形態とほぼ同様であるが、吸収パッドにおいてその長手方向の一方側に吸収体3が偏って配置されている点で相違している。
図22は、第5の実施の形態の採尿袋を形成するための吸収パッド2gの内部相当側からの様子を示している。図に示すように、本実施の形態においては、吸収パッド2gの長手方向の一方側(図中では下側)に吸収体3が偏って配置されている。これにより、吸収パッド2gの長手方向において、折曲線Lから吸収体3の一方の端部までの長さと、折曲線Lから吸収体の他方の端部までの長さとが異なっている。
図23は、図22に示す吸収パッド2gを折り曲げて形成した本実施の形態の採尿袋1gの長手方向に沿った断面図である。採尿袋1gでは、吸収体3の長さが比較的長い側面12と、比較的短い側面13とが対向して存在することになる。この採尿袋1gは、吸収体3の長さが比較的長い側面12を肌面側に、吸収体3の長さが比較的短い側面13をアウター側にそれぞれ配置して使用することが望ましい。
通常、採尿袋の内部では、図中矢印A1に示すように、男性器から放出された尿は、まず、アウター側に配置された側面に接触する。したがって、この尿が直接的に接触する位置に吸収体の一部が存在すると、当該位置に対応する吸収体の部分は他の部分と比較して大きく膨張し、尿の内部への進入を阻害する可能性がある。これに対して、本実施の形態のように、吸収体3の長さが比較的短い側面13をアウター側に配置して使用することで、膨張した吸収体が尿の進入を阻害することが防止され、尿をスムーズに進入させることができる。
<6.第6の実施の形態>
次に、第6の実施の形態について説明する。本実施の形態の採尿袋は、第1の実施の形態とほぼ同様であるが、開口部19の一部が接着され、開口部19の開口幅が狭くされている点で相違している。
図24は、第6実施の形態の採尿袋1hの様子を示す図である。図に示すように、本実施の形態においては、採尿袋1hの短手方向の一端で開口部19の近傍の接着部14において、採尿袋1hの内部の対向側面が接着剤により接着されている。この接着部14は、採尿袋1hの短手方向(すなわち、開口部19の開口方向)に沿っていることから、開口部19の開口幅Hが狭くされる。
このように本実施の形態の採尿袋1hでは、接着により開口部19の開口幅Hを狭くされているため、この開口部19に男性器を挿入することで、採尿袋1hを安定して装着することができる。これとともに、開口部19の開口幅Hが狭いため、採尿袋1hの内部に蓄積された尿の漏洩を有効に防止できる。なお、図24に示す形態では、開口部19の一端のみを接着しているが、開口部19の両端を接着して開口幅Hを狭くしてもよい。
<7.第7の実施の形態>
次に、第7の実施の形態について説明する。本実施の形態の採尿袋は、第1の実施の形態とほぼ同様であるが、止着部材によって開口部19の開口幅を調整できる点で相違している。
図25は、第7の実施の形態の採尿袋1iの様子を示す図である。図に示すように、本実施の形態の採尿袋1iでは、その短手方向の一方側において、側縁部29の開口部19近傍部分が接着されておらず、開口部19と繋がる切れ目15が形成される。そして、この切れ目15を結合するための止着部材6が設けられている。
切れ目15の位置では2つの側面が対向しているが、このうち一方の側面の外側面に止着部材6の一端61が固定され、他方の側面の外側面に止着部材6の他端62が着脱可能とされる。この止着部材6の他端62には、結合部材となる面ファスナ(正確には、面ファスナの雄型係合部材)が設けられ、この面ファスナにより止着部材6の他端62は、採尿袋1iの側面の外側面(すなわち、背面シート5)に着脱可能とされる。
この採尿袋1iを使用する際には、まず、使用者の男性器を開口部19から挿入し、切れ目15の近傍の側面を男性器に巻き付け、その巻き付けた部分を止着部材6で固定する。これにより、採尿袋1iを安定して装着することができる。また、このように採尿袋1iを装着することで実質的に開口部19の開口幅が狭くなるため、採尿袋1iの内部に蓄積された尿の漏洩を有効に防止できる。
<8.第8の実施の形態>
次に、第8の実施の形態について説明する。本実施の形態の採尿袋は、第1の実施の形態とほぼ同様であるが、開口部19の近傍に弾性部材を備えている点で相違している。
図26は、第8の実施の形態の採尿袋1jの様子を示す図である。図に示すように、本実施の形態においては、開口部19の近傍に、採尿袋1jの短手方向(すなわち、開口部19の開口方向)に沿って糸状の弾性部材16が設けられている。この弾性部材16は、吸収パッドの状態において、吸収パッドの短手方向に沿って伸張させた状態で、表面シート4と背面シート5との間に挟まれて接着される。このため、弾性部材16は、吸収パッドの短手方向に相当する方向、すなわち、採尿袋1jの短手方向に沿って収縮することになる。
したがって、弾性部材16の収縮により、採尿袋1jの開口部19の開口幅は狭くなる。また、弾性部材16を伸縮させることで、採尿袋1jの開口部19の開口幅を調整することも可能である。したがって、この開口部19に男性器を挿入することで、採尿袋1jを安定して装着できるとともに、その内部に蓄積された尿の漏洩も有効に防止できる。
<9.他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような他の実施の形態について説明する。
上記実施の形態では、対向する側縁部29同士が熱融着により接着されると説明した。これに対して、側縁部29同士を接着剤により接着するようにしてもよい。ただし、接着剤を使用する場合は、熱融着とした場合と比較して、接着部における尿の堰止め作用が弱くなる。このため、図27に示す吸収パッド2kのように、表面シート4の短手方向の両端部に撥水性の不織布で構成されるサイドシート43を接着し、透液性の不織布である表面シート4が側縁部29に存在しないようにすることが望ましい。これによれば、接着剤を使用しても、側縁部29から尿が漏れ出すことが防止される。この場合は、表面シート4とサイドシート43とを組み合わせた構造が、吸収体3が固定される固定シートであると表現できる。
また、上記実施の形態では、背面シート5は、透液シート51と撥水シート52と多数のポリマー53とを備えて構成されていたが、図28に示す吸収パッド2mのように、一枚の撥水性の不織布54のみで構成してもよい。
また、上記実施の形態では、吸収パッドの長手方向に沿った線で蛇腹状に折り畳まれて背面シート5の襞59が形成されていたが、吸収パッドの短手方向に沿った線で蛇腹状に折り畳まれることで背面シート5の襞が形成されてもよい。
また、上記実施の形態では、背面シート5は複数の襞59を有するものであったが、比較的大きな一つの襞を有し、この襞を伸ばすことで背面シート5の面積を広げることができるようになっていてもよい。
また、以上で説明した各種形態を適宜に組み合わせてもよいことはもちろんである。例えば、第2の実施の形態の採尿袋1bに関して、第3又は第4の実施の形態のように、複数のサブ吸収体31で構成される吸収体3を採用してもよい。
また、第3及び第4の実施の形態を組み合わせ、吸収体3を4つのサブ吸収体31で構成してもよい。この場合は、サブ吸収体31同士の一境界領域が折曲線Lに沿い、他の一の境界領域が吸収パッドの短手方向の中央の線に沿うことになる。
また、第6の実施の形態のように開口部19の一部を接着しつつ、第7の実施の形態のように止着部材6を設けるようにしてもよい。
第1の実施の形態に係る採尿袋を示す図である。 第1の実施の形態の吸収パッドを示す図である。 図2のIII−III位置における断面図である。 図2のIV−IV位置における断面図である。 第1の実施の形態の採尿袋の短手方向に沿った断面図である。 第1の実施の形態の採尿袋の背面シートを伸ばした様子を示す図である。 図6のVII−VII位置における断面図である。 図6のVIII−VIII位置における断面図である。 採尿袋とアウターとの配置関係を示す図である。 第2の実施の形態の吸収パッドを示す図である。 図10のXI−XI位置における断面図である。 図10のXII−XII位置における断面図である。 第2の実施の形態の採尿袋の短手方向に沿った断面図である。 第2の実施の形態の採尿袋の背面シートを伸ばした様子を示す図である。 図14のXV−XV位置における断面図である。 第2の実施の形態の吸収パッドの他の一例を示す図である。 第2の実施の形態の吸収パッドの他の一例を示す図である。 図17のXVIII-XVIII位置における断面図である。 第3の実施の形態の吸収パッドを示す図である。 第3の実施の形態の採尿袋の長手方向に沿った断面図である。 第4の実施の形態の吸収パッドを示す図である。 第5の実施の形態の吸収パッドを示す図である。 第5の実施の形態の採尿袋の長手方向に沿った断面図である。 第6の実施の形態の採尿袋を示す図である。 第7の実施の形態の採尿袋を示す図である。 第8の実施の形態の採尿袋を示す図である。 吸収パッドの他の一例を示す図である。 吸収パッドの他の一例を示す図である。
符号の説明
1a 採尿袋
2a 吸収パッド
3 吸収体
4 表面シート
5 背面シート
6 止着部材
19 開口部
31 サブ吸収体
32 境界領域
42 透孔
53 ポリマー
59 襞
L 折曲線

Claims (14)

  1. 平面状の略長方形の吸収パッドを短手方向に沿った折曲線で折り曲げ、対向する側縁部同士を接着して袋状に形成された吸収性物品であって、
    前記吸収パッドは、
    尿を吸収する吸収体と、
    前記吸収体が固定される固定シートと、
    前記袋状の前記吸収性物品において、前記固定シート及び前記吸収体の外側に配置される背面シートと、
    を備え、
    前記吸収体は、前記背面シートと非接着とされ、
    前記固定シートは、前記吸収体が固定されていない領域で前記背面シートと接着されることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品において、
    前記背面シートは、所定方向に沿った線で折り畳まれ、一または複数の襞を有することを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品において、
    前記複数の襞は、前記所定方向の両端部で熱融着により固定されることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項2または3に記載の吸収性物品において、
    前記所定方向は、前記吸収パッドの長手方向であることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項4に記載の吸収性物品において、
    前記袋状の前記吸収性物品において、前記固定シートと前記背面シートとは、前記吸収パッドの長手方向の両端部に相当する位置のみにおいて接着されることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記背面シートは、
    撥水性の第1シートと、
    前記袋状の前記吸収性物品において、前記第1シートの内側に配置される透液性の第2シートと、
    前記第1シートと前記第2シートとの間に分散配置される多数の粒状の高分子吸水体と、
    を備えることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記吸収体は、互いに離間して配置される複数のサブ吸収体、
    で構成されることを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項7に記載の吸収性物品において、
    前記複数のサブ吸収体同士の一の境界領域は、前記吸収パッドの短手方向の中央の線に沿っていることを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項7または8に記載の吸収性物品において、
    前記複数のサブ吸収体同士の一の境界領域は、前記折曲線に沿っていることを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項9に記載の吸収性物品において、
    前記固定シートには、前記折曲線に沿って透孔が形成されることを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記吸収パッドの長手方向において、
    前記折曲線から前記吸収体の一方の端部までの長さと、
    前記折曲線から前記吸収体の他方の端部までの長さとは異なることを特徴とする吸収性物品。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記袋状の前記吸収性物品の開口部の一部が接着され、前記開口部の開口幅が狭くされることを特徴とする吸収性物品。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記袋状の前記吸収性物品の開口部の近傍に、一端が固定され、他端が前記背面シートに着脱可能な止着部材、
    を備えることを特徴とする吸収性物品。
  14. 請求項1ないし11のいずれかに記載の吸収性物品において、
    前記袋状の前記吸収性物品の開口部の近傍に、前記吸収パッドの短手方向に相当する方向に沿って収縮する弾性部材、
    を備えることを特徴とする吸収性物品。
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