JP5942764B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は,着用者の股下に配置され,尿などの液体を吸収し保持するための吸収性物品に関する。具体的に説明すると,本発明の吸収性物品は,レッグギャザーを形成するための弾性伸縮部材を備え,この弾性伸縮部材と着用者の両脚部とのフェット性を高めることで,このレッグギャザーを,尿などの液体の漏れを防ぐ防漏壁として機能させるための構成を持つものである。
従来から,尿取りパッド,吸収パッド,使い捨ておむつ,又は生理用ナプキンなどのように,体液を吸収保持することを目的とした吸収性物品が知られている。一般的な吸収性物品は,液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収体を配置して構成されている。
また,特開平10−243960号公報(特許文献1)には,トップシートとバックシートの間に介在する吸収体が矩形に形成された吸収性物品が開示されている。また,この特許文献1の吸収性物品は,矩形状の吸収体の短手方向両端部分に,レッグギャザーが設けられている。さらに,この特許文献1の吸収性物品は,吸収体の短手方向両端に,着用者の肌に当接する方向に向かって起立する立体ギャザーを備えている。
しかし,特許文献1の吸収性物品のように,吸収体を矩形状とし,その幅方向両端部にレッグギャザーや立体ギャザーを形成すると,これらのギャザーを形成する伸縮部材が収縮したときに,矩形の吸収体に歪みが生じ,股下部近傍がもたつくという不具合があった。
この点,特開2007−000339号公報(特許文献2)には,吸収体の股下部に,吸収体の内側に向かって括れた部分を形成した吸収性物品が開示されている。また,この特許文献2の吸収性物品は,吸収体の短手方向両端に立体ギャザーを備えている。このように,吸収体の股下部の位置に括れを形成することで,立体ギャザーを形成する弾性伸縮部材が収縮した場合であっても,吸収体の撓みを低減させ,股下部近傍のもたつきを防止し,フィット性を向上させることができるとされている。また,この特許文献2の吸収性物品では,吸収体を挟み込むトップシートとバックシートについても,吸収体の括れに合わせてカットされている。
特開平10−243960号公報 特開2007−000339号公報
しかしながら,上記特許文献2に記載の吸収性物品は,着用時において,着用者の肌と当接する方向に向かって起立するものは立体ギャザーのみであった。このため,特許文献2の吸収性物品は,立体ギャザーのみが,尿などの液体の漏れを防ぐ防漏壁として機能するものであり,確実に尿漏れを防止することができないという問題があった。
なお,特許文献2の発明は,トップシート,バックシート,吸収体,及び立体ギャザーからなる組成対(吸収性本体)を被覆する外装体の脚部周りの部分には,弾性伸縮部材が配置されている。しかし,この外装体に設けられた弾性伸縮部材は,トップシートやバックシートに接合されたものではないため,着用時においても起立性に乏しく,防漏壁として機能を果たし得るものではなかった。
また,特許文献2の吸収性物品は,立体ギャザーを備えてはいるものの,この立体ギャザーは,その先端部分に設けられた立体ギャザー用の伸縮部材の収縮力のみによって起立するものであり,吸収体に対して,それ程高く起立することは出来なかった。この点,防漏効果を高めるために,立体ギャザーを高く起立させることが考えられるが,特許文献2等の従来の文献には,立体ギャザー伸縮部材を固定する位置や,立体ギャザーの伸長率(テンション率)を調整することによって,立体ギャザーの起立性を向上することしか記載されていない。しかし,立体ギャザー伸縮部材の固定位置や伸長率を調節しただけでは,立体ギャザーは効果的に起立しないことが判明している。すなわち,立体ギャザー伸縮部材を固定する長さを長くしたり,立体ギャザーを固定する際の伸長率を過度に高めれば立体ギャザーの起立時の高さは向上するものの,伸縮部材の強い収縮力の影響を受けて吸収体が大きく湾曲し,吸収性物品を装着しにくくなったり,吸収体の外観が損なわれたり,伸縮部材に触れる着用者の肌を傷つけてしまう恐れがある等の弊害が生じる。
このため,本発明は,立体ギャザーだけでなく,吸収体の短手方向両端側に形成されたレッグギャザーを効果的に起立させて,レッグギャザーをも尿などの液体の漏れを防ぐ防漏壁として機能させることを解決課題とする。
また,本発明は,レッグギャザーと立体ギャザーを連動的に起立させることで,立体ギャザーを効果的に起立させることを別の解決課題とする。
そこで,本発明の発明者は,上記の従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,トップシートとバックシートの間に介在する吸収体に括れ部を形成し,吸収体の短手方向両側にレッグギャザー伸縮部材を設け,このレッグギャザー伸縮部材の収縮時の長さを,吸収体の括れ部に収まる長さとすることにより,収縮時のレッグギャザー伸縮部材が吸収体の括れ部内に引き込まれ易くなると共に,レッグギャザーが,防漏壁として機能する程に効率的に起立するようになるという知見を得た。そして,本発明者は,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明は,吸収性物品に関する。
本発明の吸収性物品は,トップシート10と,バックシート20と,吸収体30と,一又は複数のレッグギャザー伸縮部材40と,を備える。
トップシート10は,液透過性の材料により形成される。
バックシート20は,液不透過性の材料により形成される。
吸収体30は,トップシート10とバックシート20の間に介在し,長手方向に延び,短手方向に所定の幅を持つ。
レッグギャザー伸縮部材40は,吸収体30の長手方向に沿って延び,吸収体30の短手方向の左右両側において,トップシート10又はバックシート20に対し,伸長状態で接合される。
本発明において,吸収体30は,長手方向の一部分に,左右の両側縁が吸収体30の内側に向かって湾曲又は屈折して幅狭となった括れ部31を有する。
また,レッグギャザー伸縮部材40は,収縮状態における長手方向の長さが,括れ部31の長手方向の長さより短くなる。
さらに,レッグギャザー伸縮部材40は,収縮状態となったときに,括れ部31の長手方向の範囲内に位置する。
上記構成のように,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40が吸収体30の括れ部31内に収まるようにすることで,レッグギャザー伸縮部材40が,収縮時において,括れ部31に引き込まれるように起立し,レッグギャザーの起立性が高まり,吸収性物品の見栄えも良くなる。また,後述する好ましい形態のように,レッグギャザーと立体ギャザーが連動的に起立する構成を採用することで,レッグギャザーの起立に伴って,立体ギャザーがさらに高く効率的に起立するようになる。また,レッグギャザー伸縮部材40が吸収体30の括れ部31に引き込まれるように起立することで,吸収体の両側に,便や尿などを一時的に貯蔵可能なポケット(空間)が形成される。このようにして,伸縮部材の収縮時にポケットを形成することで,着用者が両脚部を動かしたり,排泄を繰り返したりしても,尿や便が漏れにくくなる。以上のとおり,本発明の構成によれば,レッグギャザーのフィット性や防漏性が高まり,見栄えも良く,着用者に対して安心感を与えることが可能な吸収性物品を提供できる。
本発明において,レッグギャザー伸縮部材40は,吸収体30の長手方向に沿って,直線状に伸長された状態で,トップシート10又はバックシート20に接合されていることが好ましい。
上記構成のように,レッグギャザー伸縮部材40を直線状に伸長してバックシート20等に接合することで,レッグギャザー伸縮部材40が収縮したときに,吸収体30の括れ部31内に引き寄せられる幅が大きくなり,レッグギャザーを効果的に起立させることができる。すなわち,従来の技術には,レッグギャザー伸縮部材40を吸収体の括れ部31の形状に合わせて湾曲又は屈折させて接合する技術も存在しているが,この従来技術のように,レッグギャザー伸縮部材40を吸収体の括れ部31の形状に合わせて固定してしまうと,レッグギャザー伸縮部材40が,その収縮時に,吸収体に引き寄せられる幅が少なくなる。このようにレッグギャザー伸縮部材40の引き寄せ幅が少ないと,レッグギャザーは効果的に起立しない。そこで,本発明の好ましい形態では,上記構成のように,レッグギャザー伸縮部材40を直線状に伸長して接合し,レッグギャザー伸縮部材40が収縮したときに,吸収体30の括れ部31内に引き寄せられる幅を大きく確保することで,レッグギャザーを効果的に高く起立させることとしている。
本発明の吸収性物品は,立体ギャザーを備えることが好ましい。
すなわち,本発明の吸収性物品は,上記構成に加え,一対のサイドシート50と,立体ギャザー伸縮部材60を,さらに備える。
一対のサイドシート50は,トップシート10の左右両側の肌当接面側に位置し,トップシート10及びバックシート20の両方又はいずれか一方に接合されている。
立体ギャザー伸縮部材60は,一対のサイドシート50のそれぞれに対し,吸収体30の長手方向に沿って伸長状態で接合されている。
このとき,吸収性物品を長手方向に引張し,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60を接合時の伸長状態まで伸ばした状態(以下,「展開状態」ともいう)を,平面視した場合に,吸収体30の括れ部31の最狭部31aは,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60の間に位置することが好ましい。
上記構成のように,展開状態にある吸収性物品を平面視した場合に,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60の間に,吸収体30の括れ部31の最狭部31aが位置することで,レッグギャザー伸縮部材40が括れ部31に引き寄せされて起立しても,立体ギャザーの起立性を阻害することがない。また,このような配置とすることで,吸収体30の括れ部31の位置を視覚的に認識し易くなるため,吸収性物品を装着させる際に,着用者の股下の位置に,吸収体30の括れ部31を合わせ易くなる。
本発明において,立体ギャザー伸縮部材60の収縮状態の長さは,レッグギャザー伸縮部材40の伸長状態の長さと同じであるか,それ以上であることが好ましい。
上記構成のように,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さを長く確保することにより,吸収体30の括れ部31が形成された部分(例えば吸収性物品の股下部)がモコモコすることなく,装着感が良好になる。
本発明において,伸長状態におけるレッグギャザー伸縮部材40の長手方向の長さは,吸収体30の前記括れ部31の長手方向の長さより短いことが好ましい。
上記構成のように,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40長さを,括れ部31の長さよりも短くして,トップシート10又はバックシート20の接合することで,レッグギャザーの起立性が良化され,上記した本発明の作用をさらに効果的に発揮できる。
本発明において,バックシート20は,短手方向の両端部が,トップシート10の肌当接面に当接するように折り返されて,折返面21を形成していることが好ましい。
この場合において,一対のサイドシート50は,バックシート20の折返面21と,トップシート10の間に位置し,少なくとも折返面21に接合されていることが好ましい。また,一対のサイドシート50は,バックシート20の折返面21と,トップシート10の間に位置し,バックシート20の折返面21とトップシート10に接合されているものであってもよい。
上記構成のように,バックシート20の折返面21と,サイドシート50を接合することにより,レッグギャザーと立体ギャザーが連動的に起立するようになる。すなわち,レッグギャザー伸縮部材40が収縮することで,トップシート10やバックシート20が,吸収体30の括れ部31に引き寄せられて起立し,レッグギャザーを形成する。そして,バックシート20とサイドシート50が互いに接合していることにより,バックシート20がレッグギャザー伸縮部材40の収縮力を受けて起立した際に,サイドシート50も合わせて起立する。また,サイドシート50は,立体ギャザー伸縮部材60の収縮力を受けて,さらに高く起立する。このように,レッグギャザーと立体ギャザーを連動させることで,立体ギャザーの起立性をさらに向上させることができる。
上記の通り,本発明は,吸収体の短手方向両端側に形成されたレッグギャザーが効果的に起立し,立体ギャザーだけでなく,レッグギャザーもが尿などの液体の漏れを防ぐ防漏壁として機能する吸収性物品を提供できる。
また,本発明は,レッグギャザーと立体ギャザーが連動的に起立し,立体ギャザーが効果的に起立する吸収性物品を提供できる。
図1は,第1の実施形態に係る吸収性物品を示す平面図であり,吸収性物品の展開状態を示している。 図2は,第1の実施形態に係る吸収性物品を示す斜視図であり,吸収性物品の湾曲状態を示している。 図3は,第1の実施形態に係る吸収性物品を示す断面図である。図3(a)は,図1のX1−X1線における断面形状を示し,図3(b)は,図2のX2−X2線における断面形状を示す。 図4は,第2の実施形態に係る吸収性物品を示す平面図である。 図5は,第3の実施形態に係る吸収性物品を示す平面図である。 図6は,第4の実施形態に係る吸収性物品を示す平面図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
なお,図面においては,本発明の構造を分かりやすく示すために,X軸,Y軸,及びZ軸の直交座標系を設定した。図において,X軸は吸収性物品の短手方向を示し,Y軸は吸収性物品の長手方向を示し,Z軸は吸収性物品の厚み方向を示している。
また,本願明細書において,「A〜B」というときは,「A以上B以下」であることを意味する。
以下では,本発明に係る吸収性物品の実施形態を説明をする。本発明の吸収性物品は,例えば使い捨ておむつ,尿取りパッド,吸収パッド,又は生理用ナプキンのように,体液を吸収保持することを目的として着用者に装着される物品に適用することができる。
(1.第1の実施形態)
(1−1.吸収性物品の全体構成について)
まず,図1から図3を参照して,本発明の吸収性物品の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態に係る吸収性物品100は,長手方向において,着用者の腹部に接する前身頃1と,着用者の背部に接する後身頃2と,前身頃1と後身頃2の間に位置し着用者の股下に接する股下部3に区分される。図1から図3に示されるように,吸収性物品100は,基本的に,トップシート10と,バックシート20と,吸収体30と,レッグギャザー伸縮部材40と,一対のサイドシート50と,立体ギャザー伸縮部材60を備える。
図1は,吸収性物品100を長手方向に引張り,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60を接合時の伸長状態まで伸ばした状態(以下,「展開状態」ともいう)となった,吸収性物品100を示す平面図である。図2は,吸収性物品100の引張が解放され,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60が収縮し,吸収体30が湾曲した状態(以下,「湾曲状態」ともいう)となった,吸収性物品100を示す斜視図である。また,図3は吸収性物品100の断面図であり,図3(a)は図1におけるX1−X1線の断面図を示し,図3(b)は図2におけるX1−X2線の断面図を示している。なお,図3では,吸収性物品の構造を分り易くするために各シート部材に厚みを持たせているが,実際の各シート部材は極めて薄いシート状の部材である。
図1から図3に示されるように,吸収性物品100は,液透過性のトップシート10と液不透過性のバックシート20によって被包された吸収体30を持つ。第1の実施形態において,吸収体30は,フラッフパルプ及び高吸収性ポリマーを含む吸収性材料をマット状にして形成されたものであり,尿などの液体を吸収して保持する機能を有する。
図1及び図2に示されるように,第1の実施形態において,吸収体30の形状は,いわゆる砂時計型とされている。ここにいう砂時計型とは,吸収体30が,股下部3において,左右の両側縁が吸収体30の短手方向内側に向かって屈折又は湾曲して幅狭となった括れ部31を有し,前身頃1及び後身頃2において,左右の両側縁が短手方向外側に向かって幅広となった拡幅部32を有していることを意味する。括れ部31が形成された領域の内,吸収体30の幅が最も狭くなった部分を最狭部31aといい,拡幅部32が形成された領域の内,吸収体30の幅が最も広くなった部分を最広部32aという。ここで,最狭部31aにおける吸収性体30の短手方向の幅は,最広部32aにおける吸収体30の短手方向の幅に対して,例えば50%〜95%,又は60%〜90%であることが好ましく,70%〜80%であることが特に好ましい。
より具体的に説明すると,吸収体30の括れ部31とは,前身頃1側の拡幅部32の最広部32aから,後身頃2側の拡幅部32の最広部32aまでの間の長手方向の領域である。図1及び図2において,吸収体30の括れ部31の長手方向の長さは,符号Cによって示されている。ここで,括れ部31の長さCは,例えば,吸収体30全体の長手方向の長さに対して,30%〜80%,又は40%〜70%であることが好ましく,50%〜60%であることが特に好ましい。なお,吸収体30自体は非伸縮性の部材であるため,その全長や,括れ部31の長さCは,一定である。ただし,製造後に吸収体30を延伸させた場合には,その延伸後の全長や,括れ部31の長さを基準とする。
また,第1の実施形態において,砂時計側の吸収体30を被包するトップシート10とバックシート20は,いわゆるストレート型とされている。ストレート型のトップシート10とバックシート20は,その外縁が矩形となる。このため,ストレート型である場合,トップシート10とバックシート20は,矩形のシート部材を用いればよく,吸収体30の形状とに合わせてカット処理等を施す必要がないため,製造時にゴミの発生等を抑えることができる。
また,図1に示されるように,吸収性物品100の展開状態において,吸収体30の短手方向の左右両側には,長手方向に沿って直線状に伸長された状態のレッグギャザー伸縮部材40が配置されている。図1から図3に示されるように,本実施形態において,吸収体30の肌非当接面側を被覆するバックシート20は,短手方向の左右両端部分において,吸収体30の肌当接面側に向かって折り返されている。このため,本実施形態において,レッグギャザー伸縮部材40は,バックシート20に対し,伸長状態で接合されている。レッグギャザー伸縮部材40は,吸収体30の左右両側のそれぞれに,少なくとも一本ずつ設けられていればよく,複数本ずつ設けることも可能である。
図1は,レッグギャザー伸縮部材40の伸長状態を示している。ここにいう伸長状態とは,レッグギャザー伸縮部材40が,バックシート20に対し接合された時点における伸長状態を意味する。図1において,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長手方向の長さは,符号Lによって示されている。図1に示されるように,本実施形態において,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLは,吸収体30の括れ部31の長さCよりも短く形成されている(L≦C)。具体的には,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLは,括れ部31の長さCに対し,50%〜100%,又は60%〜90%であることが好ましく,70%〜80%であることが特に好ましい。
他方,図1に示された展開状態から,伸長状態にあるレッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60を解放すると,吸収性物品100は,図2に示されるように,全体が湾曲した湾曲状態となる。吸収性物品100が湾曲すると,レッグギャザー及び立体ギャザーが起立する。より具体的に説明すると,図2では,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60に伸長力(テンション)が一切負荷されていない収縮状態を概念的に示している。このため,図2に示された各伸縮部材40,60の長さは,自然状態の長さである。図2では,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40の長手方向の長さが,符号Lによって示されている。図2に示されるように,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLは,吸収体30の括れ部31の長さCよりも短くなる(L≦C)。具体的には,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLは,括れ部31の長さCに対し,10%〜60%,又は20%〜50%であることが好ましく,30%〜40%であることが特に好ましい。このように,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLが,括れ部31の長さCよりも短くなるように,レッグギャザー伸縮部材40をバックシート20に接合する際のレッグギャザー伸縮部材40の長さや伸長率を調節することで,収縮したレッグギャザー伸縮部材40が,吸収体30の括れ部31内に引き寄せられるようになる。図2においても,レッグギャザー伸縮部材40が吸収体30の括れ部31内に収納されている。このように,レッグギャザー伸縮部材40が,吸収体30の括れ部31によって形成された空間(ポケット)に収納されることで,吸収体30の左右両側において,レッグギャザーが効率的に高く起立する。
なお,当然ではあるが,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLは,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さL(図1参照)未満となる(L<L)。例えば,バックシート20に接合された時点におけるレッグギャザー伸縮部材40の伸長率は,150%〜300%,170%〜260%,又は200%〜230%程度であることが好ましい。ここにいう「伸長率」とは,収縮状態(自然状態)の弾性伸縮部材の長さを100%として,伸長状態の弾性伸縮部材の長さの増加分を示した割合であり,例えば,長さ10cmのものを20cmに伸長すると,その伸長率は200%とされる。
さらに,本実施形態の吸収性物品100は,一対のサイドシート50と,立体ギャザー伸縮部材60とによって立体ギャザーが形成される。本実施形態において,一対のサイドシート50は,トップシート10の左右両側の肌当接面側に位置する。一対のサイドシート50は,バックシート20の折返面21とトップシート10の間に位置し,バックシート20の折返面21に接合されている。また,一対のサイドシート50は,その長手方向両端部が,トップシート10の肌当接面側に接合され,長手方向の中央部にはトップシート10に接合されない自由端を有している。そして,一対のサイドシート50それぞれの自由端には,長手方向に沿った伸長状態で,一又は複数の立体ギャザー伸縮部材60が接合されている。立体ギャザー伸縮部材60が収縮することにより,一対のサイドシート50が起立し,立体ギャザーが形成される。
図1において,伸長状態の立体ギャザー伸縮部材60の長手方向の長さが,符号Sによって示されている。図1に示されるように,伸長状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さSは,吸収体30の括れ部31の長さCよりも長いことが好ましい(S≧C)。具体的には,伸長状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さSは,括れ部31の長さCに対し,100〜200%,120%〜180%であることが好ましく,140%〜160%であることが特に好ましい。また,図1に示されるように,伸長状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さSは,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLよりも長いことが好ましい(S≧L)。具体的には,伸長状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さSは,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLに対し,160%〜250%,180%〜230%であることが好ましく,200%〜210%であることが特に好ましい。上記のように,伸長状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さSが,括れ部31の長さC及び伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さL以上であることにより,立体ギャザー及びレッグギャザーの身体に対するフィット性が向上する。
また,図1に示されるように,本実施形態では,展開状態にある吸収性物品100を平面視したときに,吸収体30の括れ部31の最狭部31aは,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60の間に位置する。このように,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60の間に,吸収体30の括れ部31の最狭部31aが位置することで,レッグギャザー伸縮部材40が括れ部31に引き寄せされて起立しても,立体ギャザーの起立性を阻害することがない。また,このような配置とすることで,吸収体30の括れ部31の位置を視覚的に認識し易くなるため,吸収性物品を装着させる際に,着用者の股下の位置に,吸収体30の括れ部31を合わせ易くなる。
また,図2において,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長手方向の長さが,符号Sによって示されている。図2に示されるように,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さSは,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLよりも長いことが好ましい(S≧L)。具体的には,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さSは,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLに対し,160%〜250%,180%〜230%であることが好ましく,210%〜220%であることが特に好ましい。
さらに付言すると,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さSと,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLとを比較した場合に,長さSは,長さLと同じであるか,それ以上であることが好ましい(S≧L)。具体的には,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さSは,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLに対し,100%〜120%,又は100%〜110%であることが好ましい。このように,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さを,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さと同じとするか,それよりも長くすることにより,吸収体30の括れ部31が形成された部分(例えば吸収性物品の股下部)がモコモコすることのない良好な装着感を得られる。
また,サイドシート50に接合された時点における立体ギャザー収縮部材60の伸長率は,150%〜320%,170%〜250%,又は190%〜220%程度であることが好ましい。特に,本実施形態では,立体ギャザー収縮部材60の伸長率と,上記したレッグギャザー伸縮部材40の伸長率を比較した場合に,立体ギャザー収縮部材60の伸長率が,レッグギャザー伸縮部材40の伸長率と同じ若しくは小さいものであることが好ましい。例えば,立体ギャザー収縮部材60の伸長率は,レッグギャザー伸縮部材40の伸長率よりも,5%〜40%,10%〜20%程度小さくする。これにより,立体ギャザーが効果的に高く立ち上がるとともに,立体ギャザーとレッグギャザーの締め付け力が適度なものとなり,吸収性物品の着用感が向上する。
(1−2.吸収性物品の各部構成について)
続いて,第1の実施形態に係る使い捨ておむつ100の各部の構成について具体的に説明する。図1から図3に示されるように,吸収性物品100は,トップシート10と,バックシート20と,吸収体30と,レッグギャザー伸縮部材40と,一対のサイドシート50と,立体ギャザー伸縮部材60を備える。
トップシート10は,着用者の股下部の肌に直接接し,尿などの液体を吸収体30に透過させるための部材である。このため,トップシート10は,柔軟性が高い液透過性材料で構成される。また,トップシート10は,吸収体30の表面(肌当接面側)を被覆するように配置される。トップシート10を構成する不透過性材料の例は,織布,不織布,又は多孔性フィルムである。また,例えばポリプロピレンやポリエチレン,ポリエステル,ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維を親水化処理してさらに不織布にしたものを用いることとしてもよい。
バックシート20は,トップシート10を透過し吸収体30に吸収された液体が,漏出することを防止するための部材である。このため,バックシート20,液不透過性材料によって構成される。そして,バックシート20は,吸収体30からの液漏れを防止するため,吸収体30の底面(肌非当接面側)を被覆するように配置される。バックシート20を構成する液不透過材料の例は,ポリエチレン樹脂からなる液不透過性のフィルムである。特に,0.1〜4μmの微細な孔が複数形成された微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。
また,本実施形態において,バックシート20は,図3(a)に示されるように,吸収体30の底面全体を被覆しつつ,短手方向(X軸方向)において吸収体30の左右外側に延出する。また,バックシート20の短手方向の幅は,トップシート10の短手方向の幅よりも幅広に形成されている。そして,このバックシート20のうち,トップシート10よりも幅広に形成された部分が,吸収体30の表面側(肌当接面側)に折り返されて,折返面21を形成している。
また,図1に示されるように,トップシート10とバックシート20は,吸収体30よりも長手方向に長く延出している。そして,トップシート10とバックシート20は,吸収体30よりも長手方向の長く延出した部分において接合される。トップシート10とバックシート20の接合は,ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いた接着方法により接着されてもよいし,ヒートシールのような熱溶着や超音波溶着により接着されていてもよい。このようにして,トップシート10とバックシート20は,吸収体30の全周囲を被包し,吸収体30からの液漏れ等を防止する。
吸収体30は,尿などの液体を吸収し,吸収した液体を保持するための部材である。吸収体30は,液透過性のトップシート10と,液不透過性のバックシート20の間に配置される。吸収体30は,尿などの液体を吸収する機能を有する吸収性材料により構成される。吸収体30を構成する吸収性材料には,公知の材料を採用できる。吸収性材料としては,例えば,粉砕パルプ(フラッフパルプ),高吸収性ポリマー,又は親水性シートのうち1種類を単独で用いてもよいし,2種類以上を併用することとしてもよい。吸収性材料は,通常,単層又は複数層のマット状に形成されて用いられる。
また,図1に示されるように,本実施形態において,吸収体30の形状は砂時計型とされる。砂時計型とは,上述した通り,吸収体30が,股下部3において,左右の両側縁が吸収体30の短手方向内側に向かって屈折又は湾曲して幅狭となった括れ部31を有し,前身頃1及び後身頃2において,左右の両側縁が短手方向外側に向かって幅広となった拡幅部32を有していることを意味する。なお,図3(a)及び図3(b)の断面図は,吸収体30の括れ部31が形成された領域において,吸収体30をX軸方向に沿って切断した状態を示している。
また,図3(a)及び図3(b)の断面図に示されるように,本実施形態の吸収体30は,粉砕パルプと高吸水性ポリマーの両方を含む上層33及び下層34と,上層33と下層34の間に位置し実質的に高吸水性ポリマーのみからなる中層35とを,ティッシュペーパー等の液透過性の高いコアラップシート36により被包することにより構成されている。上層33及び下層34は,複数の粉砕パルプを集積することにより形成され,繊維間の隙間に複数の高吸水性ポリマーが挿入されている。他方,中層35は,下層34の上面側に高吸水性ポリマーを散布し,そのさらに上部に上層33を重ねることで形成された層であり,実質的に高吸水性ポリマーのみからなる。なお,実質的に高吸水性ポリマーからなるという表現は,中層35に粉砕パルプが混入することを排除するものではなく,この中層35には,例えば中層35に含まれる高吸水性ポリマー全体の質量(g)の10%以下の粉砕パルプが含まれていても良い。例えば,上層33には,10g〜20gの粉砕パルプと,2g〜8gの高吸水性ポリマーが含まれる。また,下層34には,20g〜35gの粉砕パルプと,3g〜10gの高吸水性ポリマーが含まれる。さらに,中層35には,1g〜10g程度の高吸水性ポリマーが散布されている。このように,上層33と下層34の間に,実質的に高吸水性ポリマーからなる中層35を介在させることで,吸収体30による液吸収量を高めつつも,液を吸収することでゲル化した高吸水性ポリマーが表面側(又は裏面側)に露出しにくくなるため,吸収体30に押圧力が付与された場合であっても,一度吸収した液体が離水しにくくなる。結果として,吸収体30の吸液性能と液保持性能が向上する。
このような構造を持つ吸収体30にしようするパルプとしては,例えば,綿状パルプや合成パルプなどの公知の素材を用いることができる。また,パルプの原料繊維は,これらのものに限定されず,その他にも,機械パルプ,化学パルプ,又は溶解パルプ等の木材から得られるセルロース繊維や,レーヨン又はアセテート等の人工セルロース繊維を用いることができる。また,セルロース繊維の原材料となる木材は,針葉樹の方が広葉樹より長い繊維長を有するものであるため,空隙形成面などの機能及び価格の面を考慮して,主として針葉樹由来のセルロース繊維を用いることが好ましい。
また,高吸水性ポリマーとしては,基本的に,使い捨ておむつなどの一般的な吸収性物品に使用される公知のものを採用できる。高吸水性ポリマーとしては,例えば,カルボキシメチルセルロース,ポリアクリル酸およびその塩類,アクリル酸塩重合体架橋物,澱粉−アクリル酸グラフト共重合体,澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物,ポリオキシエチレン架橋物,カルボキシメチルセルロース架橋物,ポリエチレンオキサイド,ポリアクリルアミド等の水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの,又はイソブチレンとマレイン酸との共重合体等から選択できる。また,高吸水性ポリマーは,吸湿によるブロッキング性を抑制するために,ブロッキング防止剤が添加されたものであってもよい。また,高吸水性ポリマーは,粒状のものを採用することが好ましいが,その他にも粉体状,ペレット状,ゾル状,フィルム状,又は繊維状のものを採用することもできる。また,高吸水性ポリマーは抗菌剤や消臭剤を含有するものであってもよい。抗菌剤としては,例えば,塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼトニウム,各種金属,及びその塩等の公知ものもが挙げられる。また,消臭剤としては,例えば,活性炭,シリカゲル,活性アルミナ,酸化亜鉛,及び天然あるいは合成のゼオライト等各種のアルミノケイ酸塩等が挙げられる。
レッグギャザー伸縮部材40は,吸収体30の短手方向の左右両側に配置され,着用者の脚部周りに相当する位置にレッグギャザーを形成するための部材である。本実施形態において,レッグギャザー伸縮部材40は,上述した通り,吸収体30の括れ部31の長手方向範囲内において,バックシート20に伸長状態で接合される。また,レッグギャザー伸縮部材40は,収縮時において,吸収体30の括れ部31が形成する空間(ポケット)内に収納される。
具体的に説明すると,図3(a)の断面図に示されるように,吸収性物品100の展開状態において,吸収体30とバックシート20の間には,空間(ポケット)が生じている。すなわち,吸収体30の一部には幅狭となった括れ部31が形成されているため,この括れ部31が形成された領域において,吸収体30とバックシート20の間に空間が生まれる。また,吸収体30に括れ部31が形成された長手方向の領域において,バックシート20の内面側には,レッグギャザー伸縮部材40が伸長状態で接合されている。レッグギャザー伸縮部材40を形成する位置は,バックシート20をトップシート10の表面側に向かって折り返すことで形成される折返線(符号F)の位置よりも,バックシート20の裏面側(図3中下方)の位置であることが好ましい。このように,レッグギャザー伸縮部材40を,バックシート20の裏面側に多少ずらした位置に接合することで,レッグギャザーをより高く起立させることができる。
バックシート20の内面側に伸長状態で接合されたレッグギャザー伸縮部材40が収縮すると,図3(b)に示されるような状態となる。すなわち,図3(b)に示されるように,レッグギャザー伸縮部材40は,短手方向内側(図3(b)に示した矢印の方向)に引き寄せられて,吸収体30の括れ部31の空間に入り込む。このようにして,レッグギャザー伸縮部材40が短手方向内側に引き寄せられるに伴い,これに接合されたバックシート20も吸収体30の括れ部31内に入り込む。そして,レッグギャザー伸縮部材40の収縮力の影響を受けて吸収体30が椀型に湾曲するため,相対的に,バックシート20及びトップシート10の一部が立ち上がるようになる。これにより,レッグギャザーが形成される。レッグギャザーは,括れ部31が形成された箇所において,吸収体30の内側に入り込むようにして起立するため,トップシート10の表面側(肌当接面側)には,吸収体30の左右両側の位置に,新たな空間(ポケット)が生じる。このように,レッグギャザーを吸収体30の内側に傾倒させるようにして起立させることで,トップシート10の表面側に空間が生じ,この空間には,尿や便などの排泄物を一時貯蔵することができる。従って,本発明の吸収性物品は,局所的な排尿や,繰り返しの排尿があった場合でも,高い防漏効果を有している。また,後述するように,本実施形態では,レッグギャザーと立体ギャザーが連動して立ち上がる構成となっているため,起立したレッグギャザーは押し上げるようにして立体ギャザーをさらに高く起立させる。
立体ギャザーは,吸収体30の左右両側部に配置された一対のサイドシート50と,サイドシート50の先端近傍に伸長状態で接合された立体ギャザー伸縮部材60によって形成される。一対のサイドシート50は,吸収体30の両側縁部に沿って起立し,着用者が排泄した尿の横漏れを防止するため防漏壁として機能する。図1及び図2に示されるように,サイドシート50は,前身頃1側及び後身頃2側の両端部が,トップシート10の肌当接面側に接合されている。また,サイドシート50は,股下部3を含む長手方向の中央部には,トップシート10に接合されない自由端を有している。また,図3(a)及び(b)に示されるように,一対のサイドシート50は,自由端において,吸収体30の短手方向内側又は短手方向外側に折り返され,その折り返した部分には,一又は複数の伸長状態の立体ギャザー伸縮部材60が挟持固定される。
図3(a)に示されるように,吸収性物品100の展開状態において,一対のサイドシート50は,短手方向外側の端部が,バックシート20の折返面21と,トップシート10の間に位置している。このとき,バックシート20の折返面21と重なる部分において,一対のサイドシート50は,バックシート20の折返面21を接合されている。さらに,バックシート20の折返面21と重なる部分において,一対のサイドシート50は,トップシート10の表面(肌当接面)に接合されていてもよい。少なくとも,一対のサイドシート50の短手方向外側の端部と,バックシート20の折返面21とを互いに接合することで,レッグギャザーと立体ギャザーが連動して起立するようになる。すなわち,図3(a)及び図3(b)に示されるように,レッグギャザー伸縮部材40が収縮して,吸収体30の括れ部31内に引き寄せられることで,バックシート20の折返面21が起立してレッグギャザーを形成すると共に,立体ギャザー伸縮部材60が収縮してサイドシート50が起立し,立体ギャザーを形成する。そして,本実施形態では,バックシート20の折返面21とサイドシート50が互いに接合されていることから,バックシート20の折返面21が起立することで,サイドシート50を押し上げるようになる。このため,サイドシート50が高く起立し,効果的に立体ギャザーが形成される。立体ギャザーが高く立ち上がることで,図3(b)に示されるように,立体ギャザーの根本付近に形成された空間(ポケット)の容量も大きくなる。このため,上記構成のように,レッグギャザーと立体ギャザーを連動させる構成を採用することで,トップシート10の表面側に形成される空間が大きくなり,吸収性物品の防漏性がさらに高まる。
上記した一対のサイドシート50を構成する材料としては,撥水性を有するシート材料を用いることが好ましい。サイドシート50の材料の例としては,撥水性が高くかつ通気性が良いという観点から,スパンボンドやカードエンボスのような不織布を用いることが好ましい。また,サイドシート50としては,耐水圧が高いという理由から,SMS(スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド)や,SMMS(スパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド)のような目の詰まった不織布を用いることとしてもよい。
また,上記したレッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60には,公知の弾性伸縮部材を用いることができる。例えば,各弾性伸縮部材40,60には,糸状弾性ゴム又は平状弾性ゴムを適用することができる。このようなゴム部材としては,スチレン系ゴム,オレフィン系ゴム,ウレタン系ゴム,エステル系ゴム,ポリウレタン,ポリエチレン,ポリスチレン,スチレンブタジエン,シリコーン,又はポリエステル等の素材を用いることができる。また,各伸縮部材には,例えば熱可塑性エラストマー,プラスチックシート,又はゴムシート等の伸縮性を有する公知の部材を用いることもできる。
(2.第2の実施形態)
続いて,図4を参照して,本発明の第2の実施形態に係る吸収性物品について説明する。
図4は,本発明の第2の実施形態に係る吸収性物品200を示す平面図である。ここでは,第2の実施形態に係る吸収性物品200について,上説した第1実施の形態と異なる点を中心に説明を行う。なお,第2の実施形態を示す図4において,第1の実施形態と同一の要素には同一符号を付し,その説明を割愛する。
図4に示されるように,第2の実施形態に係る吸収性物品200は,上記した第1の実施形態と異なり,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長手方向の長さLが,吸収体30の括れ部31の長手方向の長さCよりも長く形成されている。
すなわち,図4に示されるように,吸収性物品200の展開状態において,吸収体30の短手方向の左右両側には,長手方向に沿って直線状に伸長された状態のレッグギャザー伸縮部材40が配置されている。第2の実施形態において,吸収体30の肌非当接面側を被覆するバックシート20は,短手方向の左右両端部分において,吸収体30の肌当接面側に向かって折り返されており,レッグギャザー伸縮部材40は,バックシート20に対し伸長状態で接合されている。
図4に示されるように,伸長状態のレッグギャザー伸長部材40の長手方向の長さLは,吸収体30の括れ部31の長さCよりも長く形成されている(L>C)。具体的には,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLは,括れ部31の長さCに対し,110%〜160%,又は120%〜150%であることが好ましく,130%〜140%であることが特に好ましい。
他方,図1に示された展開状態から,伸長状態にあるレッグギャザー伸縮部材40を開放すると,レッグギャザー伸縮部材40が収縮し,レッグギャザーが起立する。第2の実施形態においても,第1の実施形態と同様に,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLは,吸収体30の括れ部31の長さCよりも短くなる(L≦C)。具体的には,収縮状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLは,括れ部31の長さCに対し,10%〜60%,又は20%〜50%であることが好ましく,30%〜40%であることが特に好ましい。
このように,第2の実施形態において,レッグギャザー伸縮部材40は,伸長状態にあるときには,吸収体30の括れ部31よりも長く形成されているものの,伸縮状態となったときには,吸収体30の括れ部31よりも短くなるように,その接合時における伸長率が調節されている。例えば,バックシート20に接合された時点におけるレッグギャザー伸縮部材40の伸長率は,200%〜400%,220%〜340%,又は240%〜280%程度であることが好ましい。
上記第2の実施形態のように,レッグギャザー伸縮部材40が,伸長状態にあるときには,吸収体30の括れ部31よりも長く形成され,伸縮状態となったときには,吸収体30の括れ部31よりも短くなるように形成されていることで,レッグギャザーの起立高さがより高くなり,フィット感が向上するとともに,レッグギャザーによる防漏性が高まる。また,レッグギャザーが高く起立することで,立体ギャザーの起立高さも向上する。
(3.第3の実施形態)
続いて,図5を参照して,本発明の第3の実施形態に係る吸収性物品について説明する。
図5は,本発明の第3の実施形態に係る吸収性物品300を示す平面図である。ここでは,第3の実施形態に係る吸収性物品300について,上説した第1の実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
第3の実施形態に係る吸収性物品300は,第1の実施形態と異なり,吸収体30の形状が,いわゆる瓢箪型とされている。瓢箪型とは,吸収体30が,股下部3において,左右の両側縁が吸収体30の短手方向内側に向かって湾曲して幅狭となった括れ部31を有し,前身頃1及び後身頃2において,左右の両側縁が短手方向外側に向かって幅広となった拡幅部32を有し,かつ前身頃1側又は後身頃2側のいずれか一方の拡幅部32が,他方の拡幅部32よりも幅広となっている形状をいう。第3の実施形態では,前身頃1側の拡幅部32が,後身頃2側の拡幅部32よりも幅広となり,かつ吸収体30全体の周縁に角がなく,すべて曲線によって形成されている。
また,第3の実施形態に係る吸収性物品300は,吸収体30を被包するトップシート10及びバックシート20と,トップシート10の表面側に位置する一対のサイドシート50の外縁が,瓢箪型の吸収体30の形状に合わせて,カットされている。すなわち,これらのシート部材の外縁は,股下部3において幅狭となるように括れており,前身頃1側と後身頃2側において幅広とされる。また,前身頃1側と後身頃2側を比較すると,前身頃1側がより幅広の形状とされている。
本発明は,図5に示されるような瓢箪型の吸収体30を持つ吸収性物品300にも適用可能である。吸収体30が瓢箪型である場合であっても,括れ部31は,図5に示されるように,前身頃1側の拡幅部32の最広部32aから,後身頃2側の拡幅部32の最広部32aまでの間の長手方向の領域として区画される。その他の各種条件については,上記した第1の実施形態と同様である。すなわち,吸収性物品300は,吸収体30の長手方向に沿って延び吸収体30の短手方向の左右両側においてトップシート10又はバックシート20に対し伸長状態で接合された一又は複数のレッグギャザー伸縮部材40を有する。レッグギャザー伸縮部材40は,少なくとも,収縮状態における長手方向の長さが,括れ部31の長手方向の長さより短くなり,かつ,収縮状態となったときに括れ部31の長手方向の範囲内に位置するものである。
(4.第4の実施形態)
続いて,図6を参照して,本発明の第4の実施形態に係る吸収性物品について説明する。
図6は,本発明の第4の実施形態に係る吸収性物品400を示す平面図である。ここでは,第4の実施形態に係る吸収性物品400について,上説した第1の実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
第4の実施形態に係る吸収性物品400は,第1の実施形態と異なり,吸収体30の形状が,いわゆる羽子板型とされている。羽子板型とは,吸収体30が,前身頃1側又は後身頃2側の一方から股下部3にかけて,左右の両側縁が吸収体30の短手方向内側に向かって屈折して幅狭となった括れ部31を有し,前身頃1側又は後身頃2側の他方において,左右の両側縁が短手方向外側に向かって幅広となる拡幅部32を有する形状をいう。第4の実施形態では,後身頃2側から股下部3に括れ部31が形成され,前身頃2に拡幅部32が形成されている。
また,第4の実施形態に係る吸収性物品400は,吸収体30を被包するトップシート10及びバックシート20と,トップシート10の表面側に位置する一対のサイドシート50の外縁が,羽子板型の吸収体30の形状に合わせて,カットされている。すなわち,これらのシート部材の外縁は,後身頃2側から股下部3にかけて,左右の両側縁が吸収体30の短手方向内側に向かって屈折して幅狭となり,前身頃1側において,左右の両側縁が短手方向外側に向かって幅広となっている。
本発明は,図6に示されるような羽子板型の吸収体30を持つ吸収性物品400にも適用可能である。吸収体30が羽子板型である場合,括れ部31は,図6に示されるように,前身頃1にかけて形成された拡幅部32の最広部32aよりも,後身頃2側に位置する長手方向の全領域として区画される。その他の各種条件については,上記した第1の実施形態と同様である。すなわち,吸収性物品400は,吸収体30の長手方向に沿って延び吸収体30の短手方向の左右両側においてトップシート10又はバックシート20に対し伸長状態で接合された一又は複数のレッグギャザー伸縮部材40を有する。レッグギャザー伸縮部材40は,少なくとも,収縮状態における長手方向の長さが,括れ部31の長手方向の長さより短くなり,かつ,収縮状態となったときに括れ部31の長手方向の範囲内に位置するものである。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を説明した。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
例えば,上記の実施形態では,レッグギャザー伸縮部材40がバックシート20に接合された例を説明したが,レッグギャザー伸縮部材40は,トップシート10とバックシート20の間に挟持して接合されたものであってもよいし,トップシート10にのみ接合されたものであってもよい。また,レッグギャザー伸縮部材40は,バックシート20とサイドシート50に接合されたものであってもよいし,トップシート10とサイドシート50に接合されたものであってもよい。
また,上記の実施形態では,一対のサイドシート50が,バックシート20の折返面21に接合された例を説明したが,一対のサイドシート50は,トップシート10の表面や裏面に接合されるものであってもよいし,バックシート20の裏面に接合されるものであってもよい。
本発明は,使い捨ておむつ,吸収パッド,又は生理用ナプキンのような吸収性物品に関するものである。このため,本発明の吸収性物品は,育児や介護に関する産業などにおいて好適に利用し得る。
1…前身頃 2…後身頃 3…股下部
10…トップシート
20…バックシート 21…折返面
30…吸収体 31…括れ部 31a…最狭部 32…拡幅部 32a…最広部 33…上層 34…下層 35…中層 36…コアラップシート
40…レッグギャザー伸縮部材
50…サイドシート
60…立体ギャザー伸縮部材
100…吸収性物品(第1の実施形態)

Claims (5)

  1. 液透過性のトップシート(10)と,
    液不透過性のバックシート(20)と,
    前記トップシート(10)及び前記バックシート(20)の間に介在し,長手方向に延び,短手方向に所定の幅を持つ吸収体(30)と,
    前記吸収体(30)の長手方向に沿って延び,前記吸収体(30)の短手方向の左右両側において,前記トップシート(10)又は前記バックシート(20)に対し,伸長状態で接合された一又は複数のレッグギャザー伸縮部材(40)と,を備える
    吸収性物品であって,
    前記吸収体(30)は,
    長手方向の一部分に,左右の両側縁が吸収体(30)の内側に向かって湾曲又は屈折して幅狭となった括れ部(31)を有し,
    前記レッグギャザー伸縮部材(40)は,
    伸長状態における長手方向の長さが,前記括れ部(31)の長手方向の長さより長く,
    収縮状態における長手方向の長さが,前記括れ部(31)の長手方向の長さより短くなり,かつ,
    収縮状態となったときに,前記括れ部(31)の長手方向の範囲内に位置する
    吸収性物品。
  2. 前記レッグギャザー伸縮部材(40)は,
    前記吸収体(30)の長手方向に沿って,直線状に伸長された状態で,前記トップシート(10)又は前記バックシート(20)に接合されている
    請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記トップシート(10)の左右両側の肌当接面側に位置し,前記トップシート(10)及び前記バックシート(20)の両方又はいずれか一方に接合された一対のサイドシート(50)と,
    前記一対のサイドシート(50)のそれぞれに対し,前記吸収体(30)の長手方向に沿って伸長状態で接合された一又は複数の立体ギャザー伸縮部材(60)と,をさらに備える
    吸収性物品であって,
    前記吸収性物品を長手方向に引張し,前記レッグギャザー伸縮部材(40)と前記立体ギャザー伸縮部材(60)を接合時の伸長状態まで伸ばした状態を,平面視した場合に,
    前記吸収体(30)の括れ部(31)の最狭部(31a)は,前記レッグギャザー伸縮部材(40)と前記立体ギャザー伸縮部材(60)の間に位置する
    請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記立体ギャザー伸縮部材(60)の収縮状態の長さは,前記レッグギャザー伸縮部材(40)の伸長状態の長さと同じであるか,それ以上である
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記レッグギャザー伸縮部材(40)は,
    伸長状態において前記吸収体(30)の短手方向の左右両側に位置しており,
    収縮状態となったときに,前記括れ部(31)の長手方向の範囲内に位置し,前記括れ部(31)が形成する空間内に収納される
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の吸収性物品。
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