JP5942764B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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しかし,特許文献1の吸収性物品のように,吸収体を矩形状とし,その幅方向両端部にレッグギャザーや立体ギャザーを形成すると,これらのギャザーを形成する伸縮部材が収縮したときに,矩形の吸収体に歪みが生じ,股下部近傍がもたつくという不具合があった。
なお,特許文献2の発明は,トップシート,バックシート,吸収体,及び立体ギャザーからなる組成対(吸収性本体)を被覆する外装体の脚部周りの部分には,弾性伸縮部材が配置されている。しかし,この外装体に設けられた弾性伸縮部材は,トップシートやバックシートに接合されたものではないため,着用時においても起立性に乏しく,防漏壁として機能を果たし得るものではなかった。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明の吸収性物品は,トップシート10と,バックシート20と,吸収体30と,一又は複数のレッグギャザー伸縮部材40と,を備える。
トップシート10は,液透過性の材料により形成される。
バックシート20は,液不透過性の材料により形成される。
吸収体30は,トップシート10とバックシート20の間に介在し,長手方向に延び,短手方向に所定の幅を持つ。
レッグギャザー伸縮部材40は,吸収体30の長手方向に沿って延び,吸収体30の短手方向の左右両側において,トップシート10又はバックシート20に対し,伸長状態で接合される。
本発明において,吸収体30は,長手方向の一部分に,左右の両側縁が吸収体30の内側に向かって湾曲又は屈折して幅狭となった括れ部31を有する。
また,レッグギャザー伸縮部材40は,収縮状態における長手方向の長さが,括れ部31の長手方向の長さより短くなる。
さらに,レッグギャザー伸縮部材40は,収縮状態となったときに,括れ部31の長手方向の範囲内に位置する。
すなわち,本発明の吸収性物品は,上記構成に加え,一対のサイドシート50と,立体ギャザー伸縮部材60を,さらに備える。
一対のサイドシート50は,トップシート10の左右両側の肌当接面側に位置し,トップシート10及びバックシート20の両方又はいずれか一方に接合されている。
立体ギャザー伸縮部材60は,一対のサイドシート50のそれぞれに対し,吸収体30の長手方向に沿って伸長状態で接合されている。
このとき,吸収性物品を長手方向に引張し,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60を接合時の伸長状態まで伸ばした状態(以下,「展開状態」ともいう)を,平面視した場合に,吸収体30の括れ部31の最狭部31aは,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60の間に位置することが好ましい。
この場合において,一対のサイドシート50は,バックシート20の折返面21と,トップシート10の間に位置し,少なくとも折返面21に接合されていることが好ましい。また,一対のサイドシート50は,バックシート20の折返面21と,トップシート10の間に位置し,バックシート20の折返面21とトップシート10に接合されているものであってもよい。
なお,図面においては,本発明の構造を分かりやすく示すために,X軸,Y軸,及びZ軸の直交座標系を設定した。図において,X軸は吸収性物品の短手方向を示し,Y軸は吸収性物品の長手方向を示し,Z軸は吸収性物品の厚み方向を示している。
また,本願明細書において,「A〜B」というときは,「A以上B以下」であることを意味する。
(1−1.吸収性物品の全体構成について)
まず,図1から図3を参照して,本発明の吸収性物品の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態に係る吸収性物品100は,長手方向において,着用者の腹部に接する前身頃1と,着用者の背部に接する後身頃2と,前身頃1と後身頃2の間に位置し着用者の股下に接する股下部3に区分される。図1から図3に示されるように,吸収性物品100は,基本的に,トップシート10と,バックシート20と,吸収体30と,レッグギャザー伸縮部材40と,一対のサイドシート50と,立体ギャザー伸縮部材60を備える。
図1は,吸収性物品100を長手方向に引張り,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60を接合時の伸長状態まで伸ばした状態(以下,「展開状態」ともいう)となった,吸収性物品100を示す平面図である。図2は,吸収性物品100の引張が解放され,レッグギャザー伸縮部材40と立体ギャザー伸縮部材60が収縮し,吸収体30が湾曲した状態(以下,「湾曲状態」ともいう)となった,吸収性物品100を示す斜視図である。また,図3は吸収性物品100の断面図であり,図3(a)は図1におけるX1−X1線の断面図を示し,図3(b)は図2におけるX1−X2線の断面図を示している。なお,図3では,吸収性物品の構造を分り易くするために各シート部材に厚みを持たせているが,実際の各シート部材は極めて薄いシート状の部材である。
さらに付言すると,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さScと,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLeとを比較した場合に,長さScは,長さLeと同じであるか,それ以上であることが好ましい(Sc≧Le)。具体的には,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さScは,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さLeに対し,100%〜120%,又は100%〜110%であることが好ましい。このように,収縮状態の立体ギャザー伸縮部材60の長さを,伸長状態のレッグギャザー伸縮部材40の長さと同じとするか,それよりも長くすることにより,吸収体30の括れ部31が形成された部分(例えば吸収性物品の股下部)がモコモコすることのない良好な装着感を得られる。
続いて,第1の実施形態に係る使い捨ておむつ100の各部の構成について具体的に説明する。図1から図3に示されるように,吸収性物品100は,トップシート10と,バックシート20と,吸収体30と,レッグギャザー伸縮部材40と,一対のサイドシート50と,立体ギャザー伸縮部材60を備える。
続いて,図4を参照して,本発明の第2の実施形態に係る吸収性物品について説明する。
図4は,本発明の第2の実施形態に係る吸収性物品200を示す平面図である。ここでは,第2の実施形態に係る吸収性物品200について,上説した第1実施の形態と異なる点を中心に説明を行う。なお,第2の実施形態を示す図4において,第1の実施形態と同一の要素には同一符号を付し,その説明を割愛する。
続いて,図5を参照して,本発明の第3の実施形態に係る吸収性物品について説明する。
図5は,本発明の第3の実施形態に係る吸収性物品300を示す平面図である。ここでは,第3の実施形態に係る吸収性物品300について,上説した第1の実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
続いて,図6を参照して,本発明の第4の実施形態に係る吸収性物品について説明する。
図6は,本発明の第4の実施形態に係る吸収性物品400を示す平面図である。ここでは,第4の実施形態に係る吸収性物品400について,上説した第1の実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
例えば,上記の実施形態では,レッグギャザー伸縮部材40がバックシート20に接合された例を説明したが,レッグギャザー伸縮部材40は,トップシート10とバックシート20の間に挟持して接合されたものであってもよいし,トップシート10にのみ接合されたものであってもよい。また,レッグギャザー伸縮部材40は,バックシート20とサイドシート50に接合されたものであってもよいし,トップシート10とサイドシート50に接合されたものであってもよい。
また,上記の実施形態では,一対のサイドシート50が,バックシート20の折返面21に接合された例を説明したが,一対のサイドシート50は,トップシート10の表面や裏面に接合されるものであってもよいし,バックシート20の裏面に接合されるものであってもよい。
10…トップシート
20…バックシート 21…折返面
30…吸収体 31…括れ部 31a…最狭部 32…拡幅部 32a…最広部 33…上層 34…下層 35…中層 36…コアラップシート
40…レッグギャザー伸縮部材
50…サイドシート
60…立体ギャザー伸縮部材
100…吸収性物品(第1の実施形態)
Claims (5)
- 液透過性のトップシート(10)と,
液不透過性のバックシート(20)と,
前記トップシート(10)及び前記バックシート(20)の間に介在し,長手方向に延び,短手方向に所定の幅を持つ吸収体(30)と,
前記吸収体(30)の長手方向に沿って延び,前記吸収体(30)の短手方向の左右両側において,前記トップシート(10)又は前記バックシート(20)に対し,伸長状態で接合された一又は複数のレッグギャザー伸縮部材(40)と,を備える
吸収性物品であって,
前記吸収体(30)は,
長手方向の一部分に,左右の両側縁が吸収体(30)の内側に向かって湾曲又は屈折して幅狭となった括れ部(31)を有し,
前記レッグギャザー伸縮部材(40)は,
伸長状態における長手方向の長さが,前記括れ部(31)の長手方向の長さより長く,
収縮状態における長手方向の長さが,前記括れ部(31)の長手方向の長さより短くなり,かつ,
収縮状態となったときに,前記括れ部(31)の長手方向の範囲内に位置する
吸収性物品。 - 前記レッグギャザー伸縮部材(40)は,
前記吸収体(30)の長手方向に沿って,直線状に伸長された状態で,前記トップシート(10)又は前記バックシート(20)に接合されている
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記トップシート(10)の左右両側の肌当接面側に位置し,前記トップシート(10)及び前記バックシート(20)の両方又はいずれか一方に接合された一対のサイドシート(50)と,
前記一対のサイドシート(50)のそれぞれに対し,前記吸収体(30)の長手方向に沿って伸長状態で接合された一又は複数の立体ギャザー伸縮部材(60)と,をさらに備える
吸収性物品であって,
前記吸収性物品を長手方向に引張し,前記レッグギャザー伸縮部材(40)と前記立体ギャザー伸縮部材(60)を接合時の伸長状態まで伸ばした状態を,平面視した場合に,
前記吸収体(30)の括れ部(31)の最狭部(31a)は,前記レッグギャザー伸縮部材(40)と前記立体ギャザー伸縮部材(60)の間に位置する
請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。 - 前記立体ギャザー伸縮部材(60)の収縮状態の長さは,前記レッグギャザー伸縮部材(40)の伸長状態の長さと同じであるか,それ以上である
請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品。 - 前記レッグギャザー伸縮部材(40)は,
伸長状態において前記吸収体(30)の短手方向の左右両側に位置しており,
収縮状態となったときに,前記括れ部(31)の長手方向の範囲内に位置し,前記括れ部(31)が形成する空間内に収納される
請求項1から請求項4のいずれかに記載の吸収性物品。
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