JP4978220B2 - 圧電振動子及びその製造方法 - Google Patents
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Description
圧電振動片と、
前記圧電振動片が固定される底部と、前記底部を囲む枠壁部と、を含み、前記底部の上方に開口を有するパッケージと、
前記底部及び前記枠壁部とオーバーラップして前記パッケージの前記開口を塞いで前記枠壁部に接合されてなる蓋と、
を有し、
前記蓋は、枠体と、前記枠体の内側に取り付けられて上面及び下面の少なくとも一方が凸レンズ面又は凹レンズ面になるように形成された透明体と、を含む。本発明によれば、透明体の上下面の少なくとも一方が凸又は凹レンズ面になっているので、研磨を省略することができ、割れが生じないように透明体を取り付けることができる。
(2)この圧電振動子において、
前記透明体は、前記上面が凸レンズ面になっていてもよい。
(3)この圧電振動子において、
前記透明体は、前記上面が凹レンズ面になっていてもよい。
(4)この圧電振動子において、
前記透明体は、前記下面が凸レンズ面になっていてもよい。
(5)この圧電振動子において、
前記透明体は、前記下面が凹レンズ面になっていてもよい。
(6)この圧電振動子において、
前記透明体は、上面部が厚み方向の他の部分よりも大きい幅を有するように形成されていてもよい。
(7)この圧電振動子において、
前記透明体は、下面部が厚み方向の他の部分よりも大きい幅を有するように形成されていてもよい。
(8)この圧電振動子において、
前記蓋は、フランジをさらに含み、前記フランジが前記枠壁部に接合されていてもよい。
(9)この圧電振動子において、
前記フランジは、前記枠体の上面とは面一であるが下面とは段差ができるように前記枠体の外側に延びてもよい。
(10)本発明に係る圧電振動子の製造方法は、
枠体の内側に透明材料を配置し、前記透明材料を溶融し、表面張力によって上面及び下面の少なくとも一方を凸レンズ面又は凹レンズ面にし、溶融した前記透明材料を再び凝固させて、前記透明材料からなる透明体が前記枠体に固定されてなる蓋を得る工程と、
底部と前記底部を囲む枠壁部とを含み前記底部の上方に開口を有するパッケージを用意して、前記底部に圧電振動片を固定する工程と、
前記底部及び前記枠壁部とオーバーラップするように前記蓋を配置し、前記枠壁部及び前記蓋を接合して、前記パッケージの前記開口を前記蓋によって塞ぐ工程と、
を含む。本発明によれば、透明体の上下面の少なくとも一方を凸又は凹レンズ面にするので、研磨を省略することができ、割れが生じないように透明体を取り付けることができる。
(11)この圧電振動子の製造方法において、
前記透明材料を、前記枠体の内側の空間の容積よりも大きい容積で設けることで、溶融した前記透明材料を前記枠体の表面から盛り上がらせて前記凸レンズ面を形成してもよい。
(12)この圧電振動子の製造方法において、
前記透明材料を、前記枠体の内側の空間の容積よりも少ない容積で設けることで、溶融した前記透明材料を前記枠体の表面から窪ませて前記凹レンズ面を形成してもよい。
(13)この圧電振動子の製造方法において、
前記圧電振動片は、基部と、前記基部から延びる一対の振動腕と、前記一対の振動腕に形成された錘としての金属膜と、を含み、
前記パッケージの前記開口を前記蓋によって塞いだ後に、前記透明体を通して、前記金属膜を光学的に認識してレーザで前記金属膜の一部を除去する工程をさらに含んでもよい。
図1(A)は、本発明の実施の形態に係る圧電振動子に含まれる圧電振動片(音叉型圧電振動片)を示す平面図である。なお、圧電振動片1の底面図は平面図と対称に表れるので記載を省略する。圧電振動片1は、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料からなる。圧電振動片1は、基部10と、基部10から延びる一対の振動腕12と、を含む。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る圧電振動子を示す図である。圧電振動子は、上述した圧電振動片1を有する。圧電振動片1の振動腕12には、錘としての金属膜58が形成されている。圧電振動子は、パッケージ60を有する。パッケージ60は、底部62及びに接合された枠壁部64を含み、圧電振動片1を収納する封止空間を形成し、底部62の上方に開口を有する。パッケージ60は、その全体を金属で形成してもよいが、主としてセラミック等の非金属で形成する場合には枠壁部64の非金属部の上に、金属メッキからなる上端面66を形成して、その上にシールリング80が設けられる。シールリング80は、溶融温度の比較的高いろう材(例えば銀ろう材)で構成される。シールリング80はメッキされた金属からなる上端面66に接合(固定)されている。底部62には、真空引きを行うための貫通穴68が形成されている。また、底部62が上下2層のセラミックで形成される場合、底部62の下層セラミックに貫通穴68が形成され、上層セラミックは枠壁部64との接合領域と、貫通穴68の一部を塞ぐ領域とを残した枠形状に形成されている。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る圧電振動子の変形例を示す図である。この変形例では、透明体121は、上面が凸レンズ面になっている。したがって、透明体121の上面から下面の方向に光学的に観察すると拡大像を得ることができ、しかも、金属膜58の一部を除去するためのレーザー光を集光することができる。透明体121は、上面部が厚み方向の他の部分よりも大きい幅を有するように形成されている。透明材料を、枠体111の内側の空間の容積よりも大きい容積で設けることで、溶融した透明材料を枠体111の表面から盛り上がらせて凸レンズ面を形成することができる。この違いに起因する内容を除き、その他の構成及び製造方法並びに効果については、第1の実施の形態の説明が該当する。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る圧電振動子を示す図である。本実施の形態では、透明体220は、下面が凹レンズ面になっている。したがって、透明体220の上面から下面の方向に光学的に観察すると、下面が凹レンズ面であることから、透明体220の投影面よりも広い面積を認識することができる。透明体220は、下面部が厚み方向の他の部分よりも大きい幅を有するように形成されている。この違いに起因する内容を除き、その他の構成及び効果については、第1の実施の形態の説明が該当する。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る圧電振動子の変形例を示す図である。この変形例では、透明体221は、下面が凸レンズ面になっている。したがって、透明体221の上面から下面の方向に光学的に観察すると拡大像を得ることができ、しかも、金属膜58の一部を除去するためのレーザー光を集光することができる。透明体221は、上面部が厚み方向の他の部分よりも大きい幅を有するように形成されている。透明材料140を、枠体211の内側の空間の容積よりも大きい容積で設けることで、溶融した透明材料140を枠体211の表面から盛り上がらせて凸レンズ面を形成することができる。この違いに起因する内容を除き、その他の構成及び製造方法並びに効果については、第2の実施の形態の説明が該当する。
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る圧電振動子を示す図である。本実施の形態では、透明体320は、上面及び下面の両方が凸レンズ面になっている。したがって、透明体320の上面から下面の方向に光学的に観察すると拡大像を得ることができ、しかも、金属膜58の一部を除去するためのレーザー光を集光することができる。透明体320は、上面部が厚み方向の他の部分よりも大きい幅を有するように形成されている。この違いに起因する内容を除き、その他の構成及び効果については、第1の実施の形態の説明が該当する。
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る圧電振動子の変形例を示す図である。この変形例では、透明体321は、上面及び下面の両方が凹レンズ面になっている。したがって、透明体321の上面から下面の方向に光学的に観察すると、凹レンズ面であることから、透明体321の投影面よりも広い面積を認識することができる。透明体321は、下面部が厚み方向の他の部分よりも大きい幅を有するように形成されている。透明材料140を、枠体311の内側の空間の容積よりも少ない容積で設けることで、溶融した透明材料140を枠体311の表面から窪ませて凹レンズ面を形成することができる。この違いに起因する内容を除き、その他の構成及び製造方法並びに効果については、第3の実施の形態の説明が該当する。
Claims (8)
- 圧電振動片と、
前記圧電振動片が固定される底部と、前記底部を囲む枠壁部と、を含み、前記底部の上方に開口を有するパッケージと、
前記底部及び前記枠壁部とオーバーラップして前記パッケージの前記開口を塞いで前記枠壁部に接合されてなる蓋と、
を有し、
前記蓋は、枠体と、前記枠体の内側に取り付けられて上面及び下面の一方が凸レンズ面又は凹レンズ面になるように形成され、かつ、前記上面及び前記下面の他方が平坦な面であって前記枠体の上面又は下面と面一であるように形成された透明体と、を含む圧電振動子。 - 請求項1に記載された圧電振動子において、
前記透明体は、上面部又は下面部が厚み方向の他の部分よりも大きい幅を有するように形成されてなる圧電振動子。 - 請求項1または2に記載された圧電振動子において、
前記蓋は、フランジをさらに含み、前記フランジが前記枠壁部に接合されてなる圧電振動子。 - 請求項3に記載された圧電振動子において、
前記フランジは、前記枠体の上面とは面一であり下面とは段差ができるように前記枠体の外側に延びる圧電振動子。 - 枠体の内側に透明材料を配置し、前記透明材料を溶融し、表面張力によって上面及び下面の一方を凸レンズ面又は凹レンズ面にし、かつ、上面及び下面の他方を平坦な面であって前記枠体の上面又は下面と面一であるようにし、溶融した前記透明材料を再び凝固させて、前記透明材料からなる透明体が前記枠体に固定されてなる蓋を得る工程と、
底部と前記底部を囲む枠壁部とを含み前記底部の上方に開口を有するパッケージを用意して、前記底部に圧電振動片を固定する工程と、
前記底部及び前記枠壁部とオーバーラップするように前記蓋を配置し、前記枠壁部及び前記蓋を接合して、前記パッケージの前記開口を前記蓋によって塞ぐ工程と、
を含む圧電振動子の製造方法。 - 請求項5に記載された圧電振動子の製造方法において、
前記透明材料を、前記枠体の内側の空間の容積よりも大きい容積で設けることで、溶融した前記透明材料を前記枠体の表面から盛り上がらせて前記凸レンズ面を形成する圧電振動子の製造方法。 - 請求項5に記載された圧電振動子の製造方法において、
前記透明材料を、前記枠体の内側の空間の容積よりも少ない容積で設けることで、溶融した前記透明材料を前記枠体の表面から窪ませて前記凹レンズ面を形成する圧電振動子の製造方法。 - 請求項5から7のいずれか1項に記載された圧電振動子の製造方法において、
前記圧電振動片は、基部と、前記基部から延びる一対の振動腕と、前記一対の振動腕に形成された錘としての金属膜と、を含み、
前記パッケージの前記開口を前記蓋によって塞いだ後に、前記透明体を通して、前記金属膜を光学的に認識してレーザで前記金属膜の一部を除去する工程をさらに含む圧電振動子の製造方法。
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