JP4976980B2 - 刷版加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、新聞等の印刷に使用する輪転機の版胴に装着する刷版の対向する側縁に位置決め孔および係止片を形成するための刷版加工装置に関する。
新聞用輪転機の版胴に刷版を装着するために、刷版の対向する側縁に、位置決めのための位置決め孔を形成するとともに、側縁を所定の形状に折り曲げて取り付けのための係止片を形成する。
図13(a)は刷版の平面図、(b)および(c)は断面図、(d)および(e)は版胴に装着した状態を示す図である。新聞紙面内容および基準マーク(いわゆるトンボマーク)1Mの画像が形成された刷版1の天側および地側に相対して2箇所の基準となる位置決め孔2が刷版用のパンチャーなどで形成されている。また、刷版用のベンダーなどで刷版1のくわえ側(地側)およびくわえ尻側(天側)の版曲げ加工を行って、刷版1を版胴に装着するための係止片3が形成されている。
刷版1の版胴4への装着は 図13(b)に示すいわゆるナローギャップ式の刷版1の場合、図13(d)に示すように、版胴4のスリット溝5にくわえ側およびくわえ尻側の係止片3を挿入して取り付ける。図13(c)に示す刷版1の場合、図13(e)に示すように、くわえ側の係止片3を引っ掛け、くわえ尻側の係止片3を版締め機構5のバネ5aをカム5bで押して引っ張ることにより装着する。
このように係止片の折り曲げの形状や角度、さらには折り曲げ長さなどは、輪転機メーカーや機種によって様々であるが、印刷中の版浮き等による版切れトラブルを避けるため、係止片は所望の位置に正確に形成する必要があり、そのためには係止片を形成する際に刷版を正確に位置決めして曲げ加工を行うことが必要である。
このような刷版の位置決め機能を備えた刷版加工装置として、本願出願人は先に特許文献1の刷版加工装置を開発した。この刷版加工装置は、CCDカメラで刷版の基準マークを認識した後、入力しておいた、基準マークからパンチ位置および曲げ位置までの距離のデータに基づき位置決め孔のパンチ位置および係止片の曲げ位置がテーブルの移動によりパンチユニットおよび曲げユニットに位置決めされるようにしたものである。よって、精度よく位置決め孔および係止片を加工することができる。
ところが、この刷版加工装置では、刷版の天側および地側に配置されるパンチユニットおよび曲げユニットが固定されていることから、異なる長さの刷版の加工を行うことができない。すなわち、天側および地側の間隔が例えば2頁周長の刷版を加工するために設計されている場合、1頁周長の刷版を加工することができず、別途に1頁周長の刷版を加工するための刷版加工装置が必要となっていた。
これに対して、特許文献2には、パンチユニットおよび曲げユニットを刷版の天地方向に移動可能とすることにより、異なる長さの刷版の加工を行うことができるようにした刷版加工装置が開示されている。
しかし、この特許文献2の刷版加工装置が対応しようとしている刷版の長さの差異は、輪転機の種類によって生じる程度の刷版の長さの差異であり、1頁周長、2頁周長といった刷版の長さの差異には対応できない。すなわち、2頁周長の刷版を加工するために設計されている場合、1頁周長の刷版の加工を行うためにパンチユニットおよび曲げユニットの天地方向の間隔を狭くしようとしても、2頁周長の刷版を載置するために配置されているテーブルが障害になり、1頁周長の刷版の加工を行うことができる位置まで移動させることができない。
特許第3554313号公報 特許第3280371号公報
本発明が解決しようとする課題は、1頁周長、2頁周長といった刷版の長さの差異に対応できる刷版加工装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、刷版を載置するテーブルを刷版の載置面から退避可能、あるいはテーブルの長さを可変にすることにより、パンチユニットおよび曲げユニットを天地方向に移動させる際の移動代を大きくしたものである。
すなわち、本発明の第1の形態は、搬送装置で搬入されてきた刷版を載置可能なテーブルと、位置決めした刷版の天側および地側にそれぞれ配置され、位置決め孔を形成するパンチユニットと、位置決めした刷版の天側および地側にそれぞれ配置され、回動可能な曲げ棒とアンビルとで刷版を曲げ加工して係止片を形成する曲げユニットとを備え、前記パンチユニットおよび曲げユニットによって刷版の天側および地側にそれぞれ位置決め孔と係止片を加工する刷版加工装置において、前記テーブルのうちの少なくとも1つを刷版の載置面から退避可能とし、このテーブルが退避した領域を利用して、刷版の天側に配置されるパンチユニットと曲げユニット、および/または、刷版の地側に配置されるパンチユニットと曲げユニットを天地方向に移動可能としたことを特徴とするものである。
また、本発明の第2の形態は、搬送装置で搬入されてきた刷版を載置可能なテーブルと、位置決めした刷版の天側および地側にそれぞれ配置され、位置決め孔を形成するパンチユニットと、位置決めした刷版の天側および地側にそれぞれ配置され、回動可能な曲げ棒とアンビルとで刷版を曲げ加工して係止片を形成する曲げユニットとを備え、前記パンチユニットおよび曲げユニットによって刷版の天側および地側にそれぞれ位置決め孔と係止片を加工する刷版加工装置において、前記テーブルの少なくとも一部を刷版の天地方向に並べて配列される複数の分割テーブルから構成し、これらの分割テーブル間の間隔を変更とし、この分割テーブル間の間隔の変更に合わせて、刷版の天側に配置されるパンチユニットと曲げユニット、および/または、刷版の地側に配置されるパンチユニットと曲げユニットを天地方向に移動可能としたことを特徴とするものである。
このような構成とすることで、パンチユニットと曲げユニットを天地方向に大きく移動させることが可能となり、1頁周長、2頁周長といった刷版の長さの差異に対応できるようになる。
本発明によれば、1台の刷版加工装置で、1頁周長、2頁周長といった刷版の長さの差異に対応できるようになる。したがって、刷版の長さに応じて複数の刷版加工装置を製作する必要がなく、刷版の加工コストを大幅に低減できる。
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の刷版加工装置の第1実施例を示す平面図、図2はその正面図である。この図1および図2は、2頁周長2頁幅の刷版を加工するときの状態を示す。
まず、刷版の搬送および位置決め機構について説明する。刷版1をバキューム付の昇降可能な4つの昇降テーブル6a〜6d、固定式の中央テーブル7、および位置決めテーブル8の上に搬入する搬送機構として、4条のベルト9a〜9dからなる搬送コンベア9が配置されている。9eはスプライン軸で、ベルト9a〜9dをガイドするプーリーを回転可能に軸支している。なお、ベルト9aのプーリーは曲げユニット18aの架台に、ベルト9dのプーリーは曲げユニット18bの架台に、ベルト9b,9cのプーリーは搬送コンベア9を昇降させるシリンダーブロック9fに、それぞれ連結させている。
この搬送コンベア9によって刷版1は、その天地方向と直交する方向(図1の矢印方向)に搬送され、各テーブル6a〜6d,7,8の上に搬入され、加工後には同方向に搬出される。搬送コンベア9は昇降可能であり、刷版1の搬出入時には各テーブル6a〜6d,7,8より高いレベルに上昇した状態で作動し、下降により刷版1を各テーブル6a〜6d,7,8上に載置する。
位置決めテーブル8は、搬送コンベア9の中央側のベルト9b,9c間に配置されており、前後方向(刷版搬送方向)に直線移動可能でかつ回転可能である。この位置決めテーブル8は、搬送コンベア9によって搬入されてきた刷版1を吸着保持し移動させて位置決めする。なお、天地方向の刷版の仮位置決めは、天側および地側のプッシャー13によって行う。
具体的には、搬送コンベア9で搬送されてきた刷版1は、搬送コンベア9の下降によって各テーブル6a〜6d,7,8の上に載せられ、仮位置決め後、位置決めテーブル8の真空による吸着機能で保持され、位置決めテーブル8の刷版搬送方向への移動や回転、あるいは曲げユニット18a,18bの天地方向の移動により位置決めされる。このように、位置決めテーブル8は位置決め時および位置決め後の刷版1を真空により吸着して保持する機能を有する。また、昇降テーブル6a〜6dおよび中央テーブル7も真空による吸着機能を有しており、刷版1の位置決め後に行う位置決め孔のパンチ工程あるいは係止片の曲げ加工工程の際、刷版1全体を位置決めテーブル8と協働してしっかりと保持固定する。当然、位置決めテーブル8等により刷版1の位置決めを行う際は、昇降テーブル6a〜6dおよび中央テーブル7は刷版1の吸着は行わない。逆に、刷版1が搬送コンベア9により搬出入される際や、位置決めテーブル8が位置決めを行う間は、昇降テーブル6a〜6dや中央テーブル7からエアーを吹き出させ、搬送コンベア9による刷版1の搬出入時や位置決めテーブル8の位置決め移動時の補助をするようにしてもよい。
このような搬送コンベア9による刷版1の搬入および位置決めを補助(仮位置決め)するため、本実施例の刷版加工装置では、搬送コンベア9で搬送されてきた刷版1を停止させる進入ストッパー10が出没可能(昇降可能)に配置されている。また、刷版1を進入ストッパー10位置で確実に停止させるために、刷版1を搬入方向に押すプッシャー11が中央テーブル7に配置されている。さらに、刷版1の天地方向の初期位置を固定するために、プッシャー13が天側および地側の曲げユニット18a,18bのアンビル20a,20bに配置され、このプッシャー13により刷版1を移動させて停止させるようにしている。なお、位置決めテーブル8に配置したプッシャー12は、1頁幅の刷版を加工する際に使用するもので、2頁幅の刷版を加工する際には、下降したままとなっている。
次に、刷版1に位置決め孔および係止片を加工するための構成について説明する。刷版1に位置決め孔を加工するために、刷版加工装置の架台の両側にパンチユニット14a,14bが配置されている。
これらのパンチユニット14a,14bは、従来のプレートパンチャーと同じく、パンチ15a,15bと穴あきのダイス16a,16bで構成され、昇降するパンチ15a,15bの下方に穴あきのダイス16a,16bが配置されている。
刷版1に位置決め孔を加工するためのパンチユニット14a,14bには、刷版1に形成された基準マークの位置を認識する位置認識手段としてCCDカメラ17a,17bが固定されている。このCCDカメラ17a,17bによって認識された刷版1の基準マークの位置に基づいて、刷版1の位置決めを行う。
刷版1に係止片を加工するために、刷版加工装置の架台の両側に曲げユニット18a,18bが配置されている。
図3は曲げユニットの一例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。曲げユニット18a(18b)は、回動可能な曲げ棒19a(19b)とアンビル20a(20b)とを主要な構成とする。曲げ棒19a(19b)の外側には、その回動中心と一致させてタイミングプーリー21が取り付けられ、このタイミングプーリー21はタイミングベルト22を介してタイミングプーリー23を軸にもつモータ24に連結されている。モータ24としてはサーボモータ、ステッピングモータなど回転位置制御可能なものを使用する。この構成により、モータ24に所定の制御パルス(例えば、所望の任意の曲げ角度に準じたデータ)を入力することにより、モータ24はこのパルスに見合った分だけ回転し、タイミングプーリー21,23とタイミングベルト22を通して、その回転は曲げ棒19a,19bの回転角度として伝えられ、刷版1がアンビル20a,20bに押さえられ、必要とする曲げ角度に刷版1を曲げ加工して係止片を形成することができる。なお、25a(25b)は曲げ加工の際に下降して刷版を押さえる押さえ部材である。
ここでモータ24と曲げ棒19a(19b)の連結は位相ズレをしないもの、たとえばリンクチェーンで行ってもよい。また、曲げ棒19a(19b)の回動中心軸とモータ軸をカップリング等で直結してもよい。さらに、曲げ棒19a(19b)の片方のみからモータ24の駆動力を伝達してもよいが、図3(b)に示すように連結軸26を用いて他方の軸27も同時に駆動してもよい。この方法を用いれば版曲げ作用時の曲げ棒19a(19b)のねじれを最小限に抑えることができ、刷版1の曲げ精度の向上に結びつく。
係止片を形成した刷版1を排出するとき、曲げ形成された係止片とアンビル20a,20bのくわえ込みを引き離すため、アンビル20a、20bは一時退避するが、曲げ加工時は後述する移動機構によって規定位置に移動して正確な位置が保持される。なお、天側のアンビル20bのみを移動させて一時退避するようにしてもよい。
次に、刷版に位置決め孔および係止片を加工する手順を説明する。図4Aおよび図4Bはその加工手順を示す正面図である。
(1)図4A(a)に示すように、基準マークを含む画像が形成された刷版1を、各テーブル6a〜6d,7,8より高いレベルに上昇している搬送コンベア9で搬入し、上昇させた進入ストッパー10(図1参照)に突き当てて停止させる。なおプッシャー11は、刷版1が進入ストッパー10に当接するまでは下降させておき、当接後、上昇させて刷版1を押す。
(2)図4A(b)に示すように、刷版1を天側および地側のプッシャー13で押し当てて停止させ、その後、搬送コンベア9を下降させて刷版1を各テーブル6a〜6d,7,8の上に載せ、位置決めテーブル8の真空吸着により仮位置決めする。
(3)図4A(c)に示すように、パンチユニット14a,14bに固定されたCCDカメラ17a,17bにより刷版1の基準マークの位置を認識し、基準マークがCCDカメラ17a,17bの基準マークの位置情報に一致するように位置決めテーブル8、パンチユニット14a,14bおよび曲げユニット18a,18bを動作させて位置決めする。なお、地側のパンチユニット14aと曲げユニット18a、天側のパンチユニット14bおよび曲げユニット18bは、それぞれ共通の架台に搭載されているので連動して同時に移動する。具体的には、予め入力しておいた、基準マークから位置決め孔のパンチ位置までの距離のデータに基づき、その位置決め孔のパンチ位置が位置決めテーブル8およびパンチユニット14a,14b(曲げユニット18a,18b)の移動により所定のパンチ位置に来るように位置決めする。その後、昇降テーブル6a〜6dおよび中央テーブル7でも真空吸着を行い、刷版1全体を位置決めテーブル8と協働で保持、固定し、位置決めがズレないようにする。そして、両方のパンチユニット14a,14bのパンチ15a,15bをダイス16a,16bに下降させて位置決め孔を加工する。
(4)位置決め孔を形成した後、図4B(d)に示すように、天側の1段曲げができる位置まで曲げユニット18bを移動させ位置決めする。このときも、予め入力しておいた、基準マークから曲げ位置までの距離データに基づき天側の1段曲げ位置が曲げユニット18bの移動によって位置決めされる。また、曲げユニット18bを移動させる際には、昇降テーブル6a〜6dおよび中央テーブル7の真空吸着を解除し、その後、曲げユニット18bによる位置決めが終わった後に、再び昇降テーブル6a〜6dおよび中央テーブル7が真空吸着を行い位置決めテーブル8と協働して刷版1を固定する。そして、曲げユニット18bの曲げ棒19bとアンビル20bとで天側の1段曲げを行う。
(5)天側の1段曲げの後、図4B(e)に示すように、天側の2段曲げおよび地側の曲げができる位置まで曲げユニット18a,18bを移動させ位置決めする。この場合も、予め入力しておいた、基準マークから曲げ位置までの距離データに基づき、曲げユニット18a,18bを移動させ位置決めする。また、曲げユニット18a,18bによる位置決めが終わったら、昇降テーブル6a〜6dおよび中央テーブル7でも真空吸着を行い位置決めテーブル8と協働して刷版1を固定する。そして、それぞれの曲げユニット18a,18bの曲げ棒19a,19bとアンビル20a,20bとで天側の2段曲げおよび地側の曲げを行い、係止片の加工が完了する。
(6)係止片の加工終了後、図4B(f)に示すように、天側および地側の曲げユニット18a,18bを地側および天側に移動させて係止片3を逃がした後、真空吸着を解除し、搬送コンベア9を上昇させて刷版1を載せて搬出する。
以上の手順により2頁周長2頁幅の刷版に位置決め孔および係止片を加工することができる。なお、天側の1段曲げと同時に地側の曲げを行ってもよい。
次に、1頁周長2頁幅の刷版を加工する場合について説明する。図5は、1頁周長2頁幅の刷版を加工する状態を示す平面図である。
図1に示した2頁周長2頁幅の刷版を加工する状態から、図5に示す1頁周長2頁幅の刷版を加工する状態にするには、図1に示した昇降テーブル6a〜6dを下降させて刷版1の載置面から退避させ、この昇降テーブル6a〜6dが退避した領域を利用して地側のパンチユニット14aと曲げユニット18aおよび天側のパンチユニット14bと曲げユニット18bを中央側に移動させる。そして、この移動に合わせて、CCDカメラ17a,17b、プッシャー13、両側のベルト9a,9dも中央側に移動させる。
図6は上述の移動機構の構成例を示す。この例では、地側および天側にそれぞれサーボモータ28a,28bを設け、サーボモータ28a,28bにボールネジ29a,29bを連結し、その先端を固定体30a,30bに回転可能に支持している。そして、ボールネジ29a,29bの途中に可動体31a,31bを螺着している。
このような構成とすることで、サーボモータ28a,28bを正転または逆転させることにより、可動体31a,31bが天地方向に移動する。そして、この可動体31a,31bにスライドプレート等を介して地側および天側の各ユニットとCCDカメラ等の付帯物を連結することにより、これらを天地方向に移動させることができる。なお、本実施例では、この天地方向の移動をガイドするため、2本のガイド軸32を設置している。このガイド軸32にスライダ32aを設け、このスライダ32aで上述のスライドプレート等を支持し、その天地方向の移動をガイドする。
次に、昇降テーブル6a〜6dを昇降させる昇降機構の構成例を図7を参照して説明する。図7では代表的に昇降テーブル6aを示している。
図7に示すように、位置決めテーブル8および中央テーブル7の架台(図示せず)に固定され上下方向に設置されたガイド体33にスライダ34が昇降可能に装着されている。そして、このスライダ34に昇降テーブル6aが固定されるとともに、ジャッキ35の先端が回動可能に軸支されている。また、ジャッキ35の基端部は、刷版加工装置の架台の地側に回動可能に軸支されている。
このような構成において、ジャッキ35を伸ばすとスライダ34がガイド体33に沿って上昇し、これに伴い昇降テーブル6aも上昇する。一方、ジャッキ35を縮めるとスライダ34がガイド体33に沿って下降し、これに伴い昇降テーブル6aも下降する。
なお、昇降テーブル6a〜6dを昇降させる昇降機構としては、図7の例のほかに、単純に上下方向に伸縮するジャッキの先端に昇降テーブル6a〜6dを連結し、ジャッキの伸縮により直接、昇降テーブル6a〜6dを昇降させる構成としてもよい。
実施例1では、1頁周長2頁幅の刷版を加工するために、昇降テーブル6a〜6dを下降させて刷版1の載置面から退避させ、この昇降テーブル6a〜6dが退避した領域を利用して地側のパンチユニット14aと曲げユニット18aおよび天側のパンチユニット14bと曲げユニット18bを中央側に移動させるようにしたが、本実施例では、基準となる地側のパンチユニット14aと曲げユニット18aを固定し、天側のパンチユニット14bと曲げユニット18bを地側に移動させるようにしたものである。
図8は、本実施例において、1頁周長2頁幅の刷版を加工するときの状態を示す。同図に示すように、天側のパンチユニット14bと曲げユニット18bを地側に移動させる際に、その移動に合わせて、天側のCCDカメラ17b、プッシャー13、中央テーブル7、位置決めテーブル8、昇降テーブル6b,6dおよびベルト9b〜9dも地側に移動させる。
図9は、上述の移動機構の構成例を示す。この例は、天側のパンチユニット14bおよび曲げユニット18bの移動を示すもので、サーボモータ36aにボールネジ37aを連結し、その先端を天側に設けた固定体38aに回転可能に支持している。そして、ボールネジ37aの途中に可動体39aを螺着している。
このような構成とすることで、サーボモータ36aを正転または逆転させることにより、可動体39aが天地方向に移動する。そして、この可動体39aにスライドプレート等を介して天側の各ユニットとCCDカメラ等の付帯物、昇降テーブル6b,6dおよびベルト9dを連結することにより、これらを天地方向に移動させることができる。また、中央側の中央テーブル7、位置決めテーブル8、およびベルト9b,9cの移動は、サーボモータ36b、ボールネジ37b、固定体38b、可動体39bを使用する。なお、本実施例では、この天地方向の移動をガイドするため、2本のガイド軸40を設置している。このガイド軸40にスライダ40a,40bを設け、このスライダ40a,40bで上述のスライドプレート等を支持し、その天地方向の移動をガイドする。
次に、昇降テーブル6a〜6dを昇降させる昇降機構の構成例を図10を参照して説明する。図10では代表的に昇降テーブル6a,6cを示している。
昇降テーブル6a,6cは、図10に示すように、アンビル20aの側面に上下方向に設置されたガイド体41a,41cにスライダ42a,42cが昇降可能に装着されている。そして、このスライダ42a,42cに昇降テーブル6a,6cが固定されるとともに、ジャッキ43a,43cの先端が回動可能に軸支されている。また、ジャッキ43a,43cの基端部は、アンビル20aの架台に回動可能に軸支されている。
このような構成において、ジャッキ43a,43cを伸ばすとスライダ42a,42cがガイド体41a,41cに沿って上昇し、これに伴い昇降テーブル6a,6cも上昇する。一方、ジャッキ43a,43cを縮めるとスライダ42a,42cがガイド体41a,41cに沿って下降し、これに伴い昇降テーブル6a,6cも下降する。
昇降テーブル6b,6dの昇降機構は、上述の昇降テーブル6a,6cの昇降機構と対称に配置されており、アンビル20bが地側に移動する際にそれと連動して移動する。
以上の実施例1,2では、昇降テーブル6a〜6dを下降させることにより、刷版の載置面から退避させるようにしたが、これに限定されず、例えば、図11に示すようにテーブル6a〜6dを回動させることにより、刷版の載置面から退避させるようにしてもよい。
また、テーブルを刷版の載置面から退避させる代わりに、図12に示すように、テーブルTを刷版の天地方向に並べて配列される複数の分割テーブルT1,T2,T3…から構成し、これらの分割テーブルT1,T2,T3…間の間隔を変更可能とし、この分割テーブルT1,T2,T3…間の間隔の変更に合わせて、刷版の天側に配置されるパンチユニットと曲げユニット、および/または、刷版の地側に配置されるパンチユニットと曲げユニットを天地方向に移動可能に構成することもできる。すなわち、この構成によれば、図12(a)の状態で例えば2頁周長の刷版を加工でき、分割テーブルT1,T2,T3…間の間隔を狭くして図12(b)の状態とすれば例えば1頁周長の刷版を加工できる。なお、テーブルのすべてを分割テーブルで構成するのではなく、テーブルの一部を分割テーブルで構成し、その間隔を変更可能としてもよい。
さらに、以上の実施例では、刷版を1枚ずつ加工するようにしたが、2頁周長2頁幅の刷版を加工可能な大きさの刷版加工装置であれば、刷版搬送方向の中央部分(1頁幅)にストッパーを設けるようにすれば、2頁周長1頁幅または1頁周長1頁幅の刷版を同時に2枚加工できるようになる。このとき、CCDカメラ、天地方向のプッシャーを追加するとともに、中央テーブルも位置決めテーブルのように直線移動および回転可能とする必要がある。すなわち、本発明によれば、1台の刷版加工装置によって、2頁周長2頁幅、2頁周長1頁幅、1頁周長2頁幅、1頁周長1頁幅の4種類の刷版の加工が可能となる。
本発明の刷版加工装置の第1実施例を示す平面図である。 図1に示す刷版加工装置の正面図である。 図1に示す刷版加工装置における曲げユニットの一例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図1に示す刷版加工装置による刷版の加工手順を示す正面図である。 図1に示す刷版加工装置による刷版の加工手順を示す正面図である。 図1に示す刷版加工装置によって1頁周長2頁幅の刷版を加工する状態を示す平面図である。 パンチユニット、曲げユニット等の移動機構の構成例を示す図である。 昇降テーブルを昇降させる昇降機構の構成例を示す図である。 本発明の刷版加工装置の第2実施例において1頁周長2頁幅の刷版を加工する状態を示す平面図である。 第2実施例においてパンチユニット、曲げユニット等の移動機構の構成例を示す図である。 第2実施例において昇降テーブルを昇降させる昇降機構の構成例を示す図である。 テーブルを刷版の載置面から退避させるための他の構成例を示す概念図である。 本発明の他の実施態様を示す説明図である。 (a)は刷版の平面図、(b)および(c)は断面図、(d)および(e)は刷版を版胴に装着した状態を示す図である。
符号の説明
1刷版
1M 基準マーク
2 位置決め孔
3 係止片
4 版胴
5 版締め機構
5a バネ
5b カム
6a〜6d 昇降テーブル
7 中央テーブル
8 位置決めテーブル
9 搬送コンベア
9a〜9d ベルト
9e スプライン軸
9f シリンダーブロック
10 進入ストッパー
11,12,13 プッシャー
14a,14b パンチユニット
15a,15b パンチ
16a,16b ダイス
17a,17b CCDカメラ(位置認識手段)
18a,18b 曲げユニット
19a,19b 曲げ棒
20a,20b アンビル
21 タイミングプーリー
22 タイミングベルト
23 タイミングプーリー
24 モータ
25a,25b 押さえ部材
26 連結軸
27 他方の軸
28a,28b サーボモータ
29a,29b ボールネジ
30a,30 固定体
31a,31b 可動体
32 ガイド軸
32a スライダ
33 ガイド体
34 スライダ
35 ジャッキ
36a,36b サーボモータ
37a,37b ボールネジ
38a,38b 固定体
39a,39b 可動体
40 ガイド軸
40a,40b スライダ
41a,41c ガイド体
42a,42c スライダ
43a,43c ジャッキ

Claims (2)

  1. 搬送装置で搬入されてきた刷版を載置可能なテーブルと、
    位置決めした刷版の天側および地側にそれぞれ配置され、位置決め孔を形成するパンチユニットと、
    位置決めした刷版の天側および地側にそれぞれ配置され、回動可能な曲げ棒とアンビルとで刷版を曲げ加工して係止片を形成する曲げユニットとを備え、
    前記パンチユニットおよび曲げユニットによって刷版の天側および地側にそれぞれ位置決め孔と係止片を加工する刷版加工装置において、
    前記テーブルのうちの少なくとも1つを刷版の載置面から退避可能とし、このテーブルが退避した領域を利用して、刷版の天側に配置されるパンチユニットと曲げユニット、および/または、刷版の地側に配置されるパンチユニットと曲げユニットを天地方向に移動可能としたことを特徴とする刷版加工装置。
  2. 搬送装置で搬入されてきた刷版を載置可能なテーブルと、
    位置決めした刷版の天側および地側にそれぞれ配置され、位置決め孔を形成するパンチユニットと、
    位置決めした刷版の天側および地側にそれぞれ配置され、回動可能な曲げ棒とアンビルとで刷版を曲げ加工して係止片を形成する曲げユニットとを備え、
    前記パンチユニットおよび曲げユニットによって刷版の天側および地側にそれぞれ位置決め孔と係止片を加工する刷版加工装置において、
    前記テーブルの少なくとも一部を刷版の天地方向に並べて配列される複数の分割テーブルから構成し、これらの分割テーブル間の間隔を変更とし、この分割テーブル間の間隔の変更に合わせて、刷版の天側に配置されるパンチユニットと曲げユニット、および/または、刷版の地側に配置されるパンチユニットと曲げユニットを天地方向に移動可能としたことを特徴とする刷版加工装置。
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