JP4976165B2 - 火災監視機能付レンジフード - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロの上方に設置されるレンジフードであって、火災の発生を監視する機能を有するレンジフードに関する。
調理中、特に、コンロ上にて食用油を用いて調理を行っている場合に、その食用油への引火に起因する火災によって、例年大きな損害が発生している。この様な火災の発生要因は、主に調理者が調理中にコンロから離れた際にコンロの火を消し忘れたことによるものであり、人為的なミスと言える。調理中にコンロを離れる際に火を消すことの重要性は認識されていても、火の消し忘れというミスを根絶することはできていないのが実情である。
これに対して、人為的なミスを補う手段として、従来、コンロの上方に設置されているレンジフードに火災発生を検出するセンサを取り付け、火災発生を検出した場合には警報の発報やコンロへのガス遮断を行うことが提案されている。
例えば、特許文献1には、電磁誘導加熱調理器の上方に位置するレンジフードに火災検出ユニットを設け、炎を一定時間検出した場合に、警報の発報を行うと共に電磁誘導加熱器への通電停止を行う防火連動方法が記されている。
あるいは、ガスコンロの上方に位置するレンジフードに熱を感知するセンサを設け、このセンサで出火を検出した場合に、ガスコンロへのガス供給を遮断させると共に警告を行うシステムキッチン用ガスコンロ火災自動消火装置なども提案されている。
特開2005−300114号公報
しかしながら、このような火災発生を検出するレンジフードでは、次のような問題があった。すなわち、特許文献1に記載の防火連動方法は電磁誘導加熱調理器を対象としており、炎を一定時間検出した時点で火災発生と判断してしまうため、調理時に炎を使用するガスコンロに対しては適用することができなかった。
また、ガスコンロ火災自動消火装置については、火災の検出手段として熱感知センサを用いているため、火災発生後にセンサに熱が到達して火災が検出されるまでに相当の時間を要する可能性が高く、火災の早期検出が困難であった。
さらに、これら従来の技術は既に発生してしまった火災の検出を目的とするものであって、コンロの火の消し忘れ等火災に至る可能性の高い状況が発生した時点で何らかの処理を行うものではなく、火災の予防に対しては十分な効果を有していなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ガスコンロにおける火災発生を未然に防ぐ共に、火災が発生したとしてもこれを早期かつ確実に検出する機能を有するレンジフードを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のレンジフードは、ガスコンロの上方に配置されるレンジフードであって、前記ガスコンロにて使用されている炎を検出する第1のセンサと、火災による炎を検出する第2のセンサと、前記第1のセンサ、及び又は、前記第2のセンサが検出する情報に基づいて所定の処理を行う処理手段と、を備え、前記第1のセンサは、前記ガスコンロのバーナー近傍の領域を第1の監視領域として炎を検出し、前記第2のセンサは、前記第1の監視領域の上方にある領域を第2の監視領域として炎を検出すること、を特徴とする。
また、請求項2に記載のレンジフードは、請求項1に記載のレンジフードにおいて、前記第1のセンサは紫外線式炎センサであり、前記第2のセンサは赤外線式炎センサであること、を特徴とする。
また、請求項3に記載のレンジフードは、請求項1又は2に記載のレンジフードにおいて、前記処理手段は、前記第1のセンサによる炎の検出が所定時間継続した場合、及び又は、前記第2のセンサによる炎の検出があった場合に、所定の処理を行うこと、を特徴とする。
また、請求項4に記載のレンジフードは、請求項1から3のいずれか一項に記載のレンジフードにおいて、前記処理手段は、警報処理を行うこと、を特徴とする。
また、請求項5に記載のレンジフードは、請求項1から4のいずれか一項に記載のレンジフードにおいて、当該レンジフードと前記ガスコンロとの間で通信処理を行う通信手段を備え、前記処理手段は、前記通信手段を介してガスコンロの消火処理を行うこと、を特徴とする。
また、請求項6に記載のレンジフードは、請求項1から5のいずれか一項に記載のレンジフードにおいて、当該レンジフード近傍に消火剤タンクを設け、前記処理手段は、前記第1のセンサ、及び又は、前記第2のセンサが検出する情報に基づいて火災が発生したと判断した場合に、前記消火剤タンクから消火剤を前記ガスコンロに向けて放出するための処理を行うこと、を特徴とする。
請求項1に記載のレンジフードによれば、ガスコンロにて使用されている炎を検出するための第1のセンサと、火災による炎を検出するための第2のセンサとを備えているので、処理手段は、第1のセンサからの情報に基づいてガスコンロの火の消し忘れを検出し、これに対する所定の処理を行うことができる。また、第2のセンサによって、火災による炎をガスコンロにて使用されている炎と区別して検出することができる。これにより、火災発生を迅速に検出し、所定の処理を行うこともできる。
また、第1のセンサはガスコンロのバーナー近傍の第1の監視領域における炎を検出するので、ガスコンロにて使用されている炎を確実に検出することができる。一方、第2のセンサは第1の監視領域の上方にある第2の監視領域における炎を検出するので、ガスコンロにて使用されている炎は検出せず、火災時においてコンロ上の調理器具から上方に向かって立ち上がる炎のみを確実に検出することができる。
また、請求項2に記載のレンジフードによれば、ガスコンロにて使用されている炎を検出するための第1のセンサとして紫外線式炎センサを用いているので、ガスコンロにて使用されている青い色の炎に範囲を限定して炎を確実に検出できる。さらに、火災による炎を検出するための第2のセンサとして赤外線式炎センサを用いているので、ガスコンロの炎と区別して確実に火災による炎を検出できる。
また、請求項3に記載のレンジフードによれば、処理手段は、第1のセンサによる炎の検出が所定の時間継続した場合において、ガスコンロの火が消し忘れの状態にあると判定し、所定の処理を行う。従って、ガスコンロの火の消し忘れに起因する火災の発生を未然に防ぐことができる。また、処理手段は、第2のセンサによって炎が検出された場合において、火災が発生していると判定し、所定の処理を行う。従って、火災の発生を迅速に検出しそれに対する処理を行うことができる。
また、請求項4に記載のレンジフードによれば、処理手段の警報処理に基づいて出力される警報によって、ガスコンロの消火や火災に対する消火活動の必要性を迅速に通知することができる。
また、請求項5に記載のレンジフードによれば、ガスコンロの火の消し忘れや火災の発生が検出された場合に、通信手段を介してガスコンロの消火制御を行うことができるので、自動的にガスコンロの消火を行うことができる。これにより、火災発生の可能性を著しく低減することができ、火災発生時においては被害を最小限に抑制することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るレンジフードの各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕各実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。本発明に係るレンジフードは、コンロの上方に設置され、主に調理中に発生する油煙や燃焼ガス、水蒸気等を屋外に排気するために用いられるものである。
レンジフードの具体的な種類や形態は任意であり、壁に接して取り付けられるものや、天井から吊り下げて取り付けられるものを含む。また、レンジフードの設置対象は任意であり、例えば、一般住宅のキッチンや、レストランの厨房等に設置することができる。
各実施の形態に係るレンジフードの特徴は、概略的に、ガスコンロにて使用されている炎を検出するための第1のセンサと、火災による炎を検出するための第2のセンサとを備えている点にある。従って、第1のセンサによってガスコンロの火の消し忘れを検出し、警報出力やガスコンロの消火を行うことが可能である。また、第2のセンサによって、火災による炎をガスコンロにて使用されている炎と区別して検出することで、火災発生を迅速に検出し、警報出力やガスコンロの消火を行うこともできる。
〔II〕各実施の形態の具体的内容
次に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について説明する。
〔実施の形態1〕
まず実施の形態1について説明する。この形態は、互いに異なる監視領域にて炎を検出する紫外線式炎センサと赤外線式炎センサとを備え、ガスコンロの火の消し忘れや火災を検出した場合に警報処理を行う基本的な形態である。
(レンジフードの構成)
まず、レンジフードの構成を説明する。図1は実施の形態1に係るレンジフードの外観を示す斜視図、図2はレンジフードの電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。図1及び図2に示すように、レンジフード1はガスコンロ2の上方に配置され、紫外線式炎センサ10、赤外線式炎センサ11、警報出力部12、表示部13、操作部14、排気ファン15、及び、制御部16を備えている。
(レンジフードの構成−紫外線式炎センサ10)
紫外線式炎センサ10は、炎から放射される光に含まれる紫外線を検出することにより炎を検出するものであり、特許請求の範囲における第1のセンサに対応している。紫外線式炎センサ10は、炎から発生する微量の紫外線を検出することができるため、ガスコンロ2にて使用されている炎のように、範囲が限定され大きな揺らぎのない炎の検出にも適している。紫外線式炎センサ10の設置位置は任意であるが、照明灯等から放射される光に含まれている紫外線が紫外線式炎センサ10に入射することにより外乱要因となることを防ぐため、紫外線式炎センサ10はこれらの光が届かないレンジフード1の内側面に設置されることが望ましい。紫外線式炎センサ10の具体的な構成については、公知技術であるので説明を省略する。
(レンジフードの構成−赤外線式炎センサ11)
赤外線式炎センサ11は、燃焼ガス中に含まれる高温の二酸化炭素から共鳴放射される赤外線を検出することにより火災による炎を検出するものであり、特許請求の範囲における第2のセンサに対応している。赤外線式炎センサ11の設置位置は任意であるが、太陽光に含まれる赤外線が赤外線式炎センサ11に入射することにより外乱要因となることを防ぐため、赤外線式炎センサ11は太陽光の届かないレンジフード1の内側面に設置されることが望ましい。また、白熱球などによる炎の誤検出を防止するため、炎のゆらぎを検出したり、赤外線の複数の波長を検出して炎を判断してもよい。赤外線式炎センサ11の具体的な構成については、公知技術であるので説明を省略する。
なお、紫外線式炎センサ10及び赤外線式炎センサ11のそれぞれにおける監視領域についての詳細は後述する。
(レンジフードの構成−警報出力部12)
警報出力部12は、ガスコンロ2の火の消し忘れや火災発生に関する警報を出力するためのものであり、後述する制御部16によって制御される。なお、警報出力部12の設置場所は任意であるが、調理者等に警報が認識されやすい場所であることが望ましく、例えば、レンジフード1の外表面に設置される。また、警報出力部12によって出力される警報の具体的な態様は任意であり、例えば、音声や画面表示によって出力させてもよい。
(レンジフードの構成−表示部13)
表示部13は、レンジフード1の動作状態やガスコンロ2の使用状態を表示するものであり、レンジフード1の外表面に設置されている。また、表示部13は後述する制御部16によって制御される。表示部13に表示させる具体的な内容は任意であるが、排気ファン15の動作状態や、ガスコンロ2の点火状態、点火時間等を表示させても良い。
(レンジフードの構成−操作部14)
操作部14は、レンジフード1に対する操作を受け付ける部分であり、レンジフード1の外表面に設置されている。レンジフード1に対する操作項目の具体的な内容は任意であるが、例えば、後述する排気ファン15の作動や、警報出力の停止等に関する操作項目を含めることができる。
(レンジフードの構成−排気ファン15)
排気ファン15は、ガスコンロ2の使用に伴い発生する燃焼ガスや油煙、又は、水蒸気等を排気するためのものであり、レンジフード1の内部に設置されている。排気ファン15は、操作部14に対する操作入力や、制御部16による制御動作によって制御される。なお、排気ファン15の具体的な構成については公知技術であるため、説明を省略する。
(レンジフードの構成−制御部16)
制御部16は、レンジフード1における各種の処理を実施するためのものであり、特許請求の範囲における処理手段に対応している。制御部16は、機能概念的には検出処理部160、警報処理部161、ファン制御部162、及び、タイマー163を備えている。検出処理部160は、紫外線式炎センサ10又は赤外線式炎センサ11の少なくとも一方からの検出情報に基づいて、ガスコンロ2の火の消し忘れや火災の発生の有無を判定し、この判定に基づく処理を行うためのものである。警報処理部161は、ガスコンロ2の火の消し忘れや火災の発生が検出された場合に、検出処理部160からの指示に基づいて警報処理を行う。ファン制御部162は、操作部14や検出処理部160からの指示に基づいて排気ファン15の制御を行う。タイマー163は、ガスコンロ2の点火継続時間を計測するために用いられるもので、検出処理部160により制御される。なお、制御部16の具体的構成は任意であるが、例えば、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラム、所要データを格納するための内部メモリ、及び、これらのプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を備えて構成される。
(紫外線式炎センサ10及び赤外線式炎センサ11の監視領域)
次に、紫外線式炎センサ10及び赤外線式炎センサ11の監視領域について説明する。図3は、紫外線式炎センサ10及び赤外線式炎センサ11の監視領域を併せて示したレンジフード1を示す図であり、図3(a)はレンジフード1の正面図、図3(b)はレンジフード1の側面図である。
図3に示すように、紫外線式炎センサ10はガスコンロ2のバーナー20近傍の紫外線監視領域10aにおける炎を検出する。ここで、紫外線監視領域10aは特許請求の範囲における第1の監視領域に対応している。ガスコンロ2にて使用される炎が発生する領域は、ガスコンロ2のバーナー20近傍に限定されている。従って、紫外線監視領域10aをバーナー20の近傍の領域に限定することにより、ガスコンロ2にて使用されている炎を確実に検出することができる。
また、赤外線式炎センサ11は紫外線監視領域10aの上方にある赤外線監視領域11aにおける炎を検出する。赤外線監視領域11aは、特許請求の範囲における第2の監視領域に対応している。ガスコンロ2にて調理中に火災が発生した場合、炎は主としてガスコンロ2上の調理器具から上方に向かって立ち上がる。従って、赤外線監視領域11aを紫外線監視領域10aの上方の領域に限定することで、ガスコンロ2にて使用されている炎は検出せず、火災による炎のみを確実に検出することができる。
(レンジフードによる火災監視制御の流れ)
次に、レンジフード1による火災監視制御の流れについて説明する。図4は火災監視制御の流れを示したフローチャートである。
図4に示すように、まず、検出処理部160は紫外線式炎センサ10によって炎が検出されたか否かを判定する(ステップSA−1)。炎が検出された場合(ステップSA−1、Yes)、検出処理部160はガスコンロ2が点火されたと判定し、タイマー163を起動する。さらに、表示部13に対して点火表示及び継続点火時間表示を指示する(ステップSA−2)。
続いて、検出処理部160は、紫外線式炎センサ10による炎の検出が停止したか否かを判定する(ステップSA−3)。炎の検出が停止した場合(ステップSA−3、Yes)、検出処理部160はガスコンロ2が消火されたと判定し、タイマー163を停止させる。さらに、表示部13に対して点火表示及び継続点火時間表示の停止を指示する(ステップSA−4)。
一方、紫外線式炎センサ10による炎の検出が停止していない場合(ステップSA−3、No)、検出処理部160はガスコンロ2が継続点火中と判定し、赤外線式炎センサ11による炎の検出の有無を判定する(ステップSA−5)。炎が検出されない場合(ステップSA−5、No)、検出処理部160は火災は発生していないと判定する。
次に、検出処理部160はタイマー163を参照し、ガスコンロ2の点火時から所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップSA−6)。所定の時間が経過していない場合(ステップSA−6、No)、検出処理部160は再び紫外線式炎センサ10による炎の検出の有無を判定する(ステップSA―3)。所定の時間が経過している場合(ステップSA−6、Yes)、検出処理部160はガスコンロ2の火が消し忘れの状態にあると判定し、警報処理部161に対して継続点火の警報処理を指示する。警報処理部161は、検出処理部160からの指示に基づいて、警報出力部12に継続点火警報を音声や画面表示にて出力させる(ステップSA−7)。さらに警報処理部161は、操作部14に対する警報停止操作の有無を判定し(ステップSA−8)、警報停止操作があった場合には(ステップSA−8、Yes)、警報出力部12に対して警報出力を停止させる(ステップSA−9)。また、警報停止が行われた場合、検出処理部160はタイマー163の再起動を行う(ステップSA−10)。その後、検出処理部160は紫外線式炎センサ10による炎の検出の判定を再開する(ステップSA―3)。
一方、赤外線式炎センサ11によって炎が検出された場合(ステップSA−5、Yes)、検出処理部160は火災が発生していると判定し、警報処理部161に対して火災の警報処理を指示する。警報処理部161は、検出処理部160からの指示に基づいて、警報出力部12に火災警報を出力させる(ステップSA−11)。さらに警報処理部161は、操作部14に対する警報停止操作の有無を判定し(ステップSA−12)、警報停止操作があった場合には(ステップSA−12、Yes)、警報出力部12に対して警報出力を停止させる(ステップSA−13)。また、警報停止が行われた場合、検出処理部160はタイマー163の再起動を行う(ステップSA−14)。その後、検出処理部160は紫外線式炎センサ10による炎の検出の判定を再開する(ステップSA―3)。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、ガスコンロ2にて使用されている炎を検出するための紫外線式炎センサ10と、火災による炎を検出するための赤外線式炎センサ11とを備えているので、紫外線式炎センサ10からの情報に基づいてガスコンロ2の火の消し忘れを検出し、これに対する警報出力を行うことができる。また、赤外線式炎センサ11によって、火災による炎をガスコンロ2にて使用されている炎と区別して検出することができる。これにより、火災発生を迅速に検出し、火災警報出力を行うこともできる。
また、ガスコンロ2にて使用されている炎を検出するためのセンサとして紫外線式炎センサ10を用いているので、ガスコンロ2にて使用されている炎のように、範囲が限定され大きな揺らぎのない炎を確実に検出できる。さらに、火災による炎を検出するためのセンサとして赤外線式炎センサ11を用いているので、人工照明の存在には影響されずに確実に火災による炎を検出できる。
また、紫外線式炎センサ10はガスコンロ2のバーナー20近傍の紫外線監視領域10aにおける炎を検出するので、ガスコンロ2にて使用されている炎を確実に検出することができる。一方、赤外線式炎センサ11は紫外線監視領域10aの上方にある赤外線監視領域11aにおける炎を検出するので、ガスコンロ2にて使用されている炎は検出せず、火災時においてガスコンロ2上の調理器具から上方に向かって立ち上がる炎のみを確実に検出することができる。
また、制御部16は、紫外線式炎センサ10による炎の検出が所定の時間継続した場合において、ガスコンロ2の火が消し忘れの状態にあると判定し、継続点火警報を出力させるための処理を行う。従って、ガスコンロ2の火の消し忘れに起因する火災の発生を未然に防ぐことができる。また、制御部16は、赤外線式炎センサ11によって炎が検出された場合において、火災が発生していると判定し、火災警報を出力させるための処理を行う。従って、火災の発生を迅速に検出し警報を行うことができる。さらに、制御部16の処理に基づいて出力されたこれらの警報によって、ガスコンロ2の消火や火災に対する消火活動の必要性を迅速に通知することができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、通信手段を介してレンジフードからガスコンロの制御を行う形態である。
(レンジフードの構成)
まず、レンジフードの構成を説明する。図5は、実施の形態2に係るレンジフードの電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。なお、実施の形態2に係るレンジフードの構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(レンジフードの構成−通信部17)
図5に示すように、レンジフード1は紫外線式炎センサ10、赤外線式炎センサ11、警報出力部12、表示部13、操作部14、排気ファン15、及び、制御部16に加えて、通信部17を備えている。通信部17は、レンジフード1とガスコンロ2との間で通信を行うためのものであり、特許請求の範囲における通信手段に対応している。通信部17の具体的な構成は任意であり、例えば、赤外線通信装置を用いて赤外線通信を行わせることができる。あるいは、他の無線通信装置を用いてもよく、有線接続にて通信を行なわせてもよい。
(レンジフードの構成−制御部16)
また、制御部16は、コンロ消火制御部164を備えている。コンロ消火制御部164は、検出処理部160からの指示に基づき、上述の通信部17を介してガスコンロ2の消火制御を行う。以下、コンロ消火制御部164によるガスコンロ2に対する消火制御の流れについて説明する。
(ガスコンロ消火制御の流れ)
図6は、ガスコンロに対する消火制御の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、まず、検出処理部160は紫外線式炎センサ10によって炎が検出されたか否かを判定する(ステップSB−1)。炎が検出された場合(ステップSB−1、Yes)、検出処理部160はガスコンロ2が点火されたと判定し、タイマー163を起動する。さらに、表示部13に対して点火表示及び継続点火時間表示を指示する(ステップSB−2)。
続いて、検出処理部160は、紫外線式炎センサ10による炎の検出が停止したか否かを判定する(ステップSB−3)。炎の検出が停止した場合(ステップSB−3、Yes)、検出処理部160はガスコンロ2が消火されたと判定し、タイマー163を停止させる。さらに、表示部13に対して点火表示及び継続点火時間表示の停止を指示する(ステップSB−4)。
一方、紫外線式炎センサ10による炎の検出が停止していない場合(ステップSB−3、No)、検出処理部160はガスコンロ2が継続点火中と判定し、赤外線式炎センサ11による炎の検出の有無を判定する(ステップSB−5)。炎が検出されない場合(ステップSB−5、No)、検出処理部160は火災は発生していないと判定する。
次に、検出処理部160はタイマー163を参照し、ガスコンロ2の点火時から所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップSB−6)。所定の時間が経過していない場合(ステップSB−6、No)、検出処理部160は再び紫外線式炎センサ10による炎の検出の有無を判定する(ステップSB―3)。所定の時間が経過している場合(ステップSB−6、Yes)、検出処理部160はガスコンロ2の火が消し忘れの状態にあると判定し、警報処理部161に対して継続点火の警報処理を指示する。警報処理部161は、検出処理部160からの指示に基づいて、警報出力部12に継続点火警報を音声や画面表示にて出力させる(ステップSB−7)。続いて、検出処理部160は、コンロ消火制御部164に対してガスコンロ2の消火制御の実施を指示する。コンロ消火制御部164は、検出処理部160からの指示に基づいて、通信部17にコンロ消火制御信号を出力させる(ステップSB−8)。ガスコンロ2は、コンロ消火制御信号を受信すると、当該ガスコンロ2の消火を行なう。次に、警報処理部161は、操作部14に対する警報停止操作の有無を判定し(ステップSB−9)、警報停止操作があった場合には(ステップSB−9、Yes)、警報出力部12に対して警報出力を停止させる(ステップSB−10)。警報停止が行われた後、検出処理部160は表示部13に対して点火表示及び継続点火時間表示の停止を指示する(ステップSB−4)。
一方、赤外線式炎センサ11によって炎が検出された場合(ステップSB−5、Yes)、検出処理部160は火災が発生していると判定し、警報処理部161に対して火災の警報処理を指示する。警報処理部161は、検出処理部160からの指示に基づいて、警報出力部12に火災警報を出力させる(ステップSB−11)。さらに検出処理部160は、コンロ消火制御部164に対してガスコンロ2の消火制御の実施を指示する。コンロ消火制御部164は、検出処理部160からの指示に基づいて、通信部17にコンロ消火制御信号を出力させる(ステップSB−12)。ガスコンロ2は、コンロ消火制御信号を受信すると、当該ガスコンロ2の消火を行なう。次に、警報処理部161は、操作部14に対する警報停止操作の有無を判定し(ステップSB−13)、警報停止操作があった場合には(ステップSB−13、Yes)、警報出力部12に対して警報出力を停止させる(ステップSB−14)。その後、検出処理部160は表示部13に対して点火表示及び継続点火時間表示の停止を指示する(ステップSB−4)。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、ガスコンロ2の火の消し忘れや火災の発生が検出された場合に、通信部17を介してガスコンロ2の消火制御を行うことができるので、警報出力によってガスコンロ2の消火や火災に対する消火活動の必要性を通知するだけでなく、自動的にガスコンロ2の消火を行うことができる。これにより、火災発生の可能性を著しく低減することができ、火災発生時においては被害を最小限に抑制することができる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(処理について)
実施の形態1又は実施の形態2では、制御部16は、火災が発生していると判定した場合において、警報出力処理又はガスコンロ2の消火処理を行っている。これに加えて、制御部16に、排気ファン15の停止制御を行なわせることもできる。すなわち、検出処理部160にて火災が発生したと判断された場合には、検出処理部160がファン制御部162に対して排気ファン15の停止制御を行なうように指示し、検出処理部160の指示に基づいてファン制御部162が排気ファン15を停止させるようにしてもよい。これにより、火災の炎に対する酸素供給の低減や、排気ファン15に接続されている排気ダクトへの延焼防止を実現することができる。
あるいは、レンジフード1近傍に図示しない消火剤タンクを設置し、火災発生時には制御部16からの指示によって消火剤タンクに貯蔵されている消火剤を放出させるようにしてもよい。これにより、初期火災の段階で確実に火災を消火することができ、被害の拡大を防止することができる。
図6のフローチャートのステップSB−6で、継続点火時間が所定時間経過したときに、ステップSB−8でコンロの消火制御を行うようにしているが、消火制御は継続点火警報後すぐに行う必要はなく、警報してから所定時間以内にコンロの停止操作もしくは警報停止操作がされなかった場合に、コンロの自動消火制御を行うようにしてもよい。この方法であれば、長時間加熱が必要な調理の場合に不必要に消火制御を行うことを防ぐことができる。
また、実施の形態1又は実施の形態2では、制御部16は、ガスコンロ2の火が消し忘れの状態にあると判定した場合、又は、火災が発生していると判定した場合において、警報処理やガスコンロ2の消火処理を行っているが、ガスコンロ2の火の消し忘れと火災との両方を検出した場合にこれらの処理を行うようにしてもよい。
この発明に係るレンジフードは、ガスコンロの上方に設置されるレンジフードに適用でき、火災の発生を監視する機能を有するレンジフードに有用である。
本発明の実施の形態1に係るレンジフードの外観を示す斜視図である。 レンジフードの電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。 紫外線式炎センサ10及び赤外線式炎センサ11の監視領域を併せて示したレンジフード1を示す図であり、図3(a)はレンジフード1の正面図、図3(b)レンジフード1の側面図である。 火災監視制御の流れを示したフローチャートである。 実施の形態2に係るレンジフードの電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。 ガスコンロに対する消火制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 レンジフード
10 紫外線式炎センサ
10a 紫外線監視領域
11 赤外線式炎センサ
11a 赤外線監視領域
12 警報出力部
13 表示部
14 操作部
15 排気ファン
16 制御部
160 検出処理部
161 警報処理部
162 ファン制御部
163 タイマー
164 コンロ消火制御部
17 通信部
2 ガスコンロ
20 バーナー

Claims (6)

  1. ガスコンロの上方に配置されるレンジフードであって、
    前記ガスコンロにて使用されている炎を検出する第1のセンサと、
    火災による炎を検出する第2のセンサと、
    前記第1のセンサ、及び又は、前記第2のセンサが検出する情報に基づいて所定の処理を行う処理手段と、を備え、
    前記第1のセンサは、前記ガスコンロのバーナー近傍の領域を第1の監視領域として炎を検出し、
    前記第2のセンサは、前記第1の監視領域の上方にある領域を第2の監視領域として炎を検出すること、
    を特徴とするレンジフード。
  2. 前記第1のセンサは紫外線式炎センサであり、前記第2のセンサは赤外線式炎センサであること、
    を特徴とする請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記処理手段は、前記第1のセンサによる炎の検出が所定時間継続した場合、及び又は、前記第2のセンサによる炎の検出があった場合に、所定の処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のレンジフード。
  4. 前記処理手段は、警報処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレンジフード。
  5. 当該レンジフードと前記ガスコンロとの間で通信処理を行う通信手段を備え、
    前記処理手段は、前記通信手段を介してガスコンロの消火処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のレンジフード。
  6. 当該レンジフード近傍に消火剤タンクを設け、
    前記処理手段は、前記第1のセンサ、及び又は、前記第2のセンサが検出する情報に基づいて火災が発生したと判断した場合に、前記消火剤タンクから消火剤を前記ガスコンロに向けて放出するための処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のレンジフード。
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