JP3124870U - 呼出し機能付ロースター - Google Patents

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Abstract

【課題】安全状態・正常稼働状態を明確表示したり、異常発生個所をブザー・点灯告知すると共に、稼働を停止させるシートスイッチに、店員の『呼び出し』スイッチを組み込むことを可能にする。
【解決手段】ロースター1の所要個所に設けた、燃焼異常、吸引異常等を検知する複数のセンサー22、S1〜S5と、テーブル2の上面に設けた、正常状態の表示手段及び複数の異常状態の表示手段及び『呼び出し』スイッチ41を含む各種スイッチを備えたシートスイッチ34と、センサー22、S1〜S5及びシートスイッチ34と接続して、異常検知時に上記異常状態の表示手段を点灯させる制御装置33と、上記制御装置33と接続した、異常発生時の信号及び『呼び出し』信号の無線送信手段50と、ロースター1とは別個に設けた、無線送信手段50に対する受信手段を備え且つ各ロースター1の状況表示部52、52a …を設けた表示手段51とにより安全管理装置を構成する。
【選択図】図5

Description

本考案は、ガス加熱、セラミック炭加熱、木炭加熱等で肉類を加熱調理するロースターに関し、詳しくは、ロースターの稼働時における異常発生検知、稼働停止、外部表示、警告等を成し、且つ店員の呼び出し機能を具備させた呼出し機能付ロースターに関する。
従来、かかるロースターにおける異常発生検知は種々実施され、それらは異常検知時にブザー警告したり、ガス遮断・稼働停止するものであり、総合的な管理、或いは、表示が実施されておらず、飲食客、店舗管理者、従業員にとって不便さが存在していた。
そこで、本願出願人は、上記不具合を解消するために、燃焼異常、吸引異常等を検知する複数のセンサーを所要個所に設けると共に、正常状態の表示ランプと複数の異常状態の表示ランプを一体化したモニターを視認容易個所に設け、異常検知時に異常状態の表示ランプを点灯させると共に、正常状態の表示ランプを消灯させる手段を設けることによって、テーブル等に設けたモニターで正常稼働状態または異常発生個所を確認・一括表示する様にしたロースターの安全管理装置を開発した(例えば、特許文献1参照)。
又、ロースターに、それらに設置されたロースターのON/OFF検知手段からのON/OFF信号の無線送信手段を設置し、他方、上記ON/OFF信号の受信手段を制御装置に通信可能に接続すると共に、該制御装置に表示手段を設け、ロースター側の無線送信手段に呼び出しスイッチを接続すると共に、制御装置における表示手段に該当ロースターの識別要素を表示する様にしたので、上記システムを利用して来店者の要望に即時に対応可能にしたシステムも開発した(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−336135号公報(特許請求の範囲、図3、9、1) 特許第3740458号公報(特許請求の範囲、図1)
しかし、上記従来技術にあっては、加熱調理のための操作などを独自の入力手段及び無線送信手段を備えているが、店員の呼び出しスイッチはテーブルの上に、上記入力手段とは別個に設置しているため、少なくとも2種類の入力手段を設置せねばならないなど、解決せねばならない課題があった。
本考案は、上記従来技術に基づく、呼び出しスイッチが加熱調理用の入力手段と別個になる課題に鑑み、ロースターの所要個所に設けた、燃焼異常、吸引異常等を検知する複数のセンサーと、上記テーブルの上面に設けた、正常状態の表示手段及び複数の異常状態の表示手段と、『呼び出し』スイッチ及びロースター操作用の各種スイッチ類を備えたシートスイッチと、上記センサー及びシートスイッチと接続した制御装置と、上記制御装置と接続した無線送信手段と、上記ロースターとは別個に設けた、無線送信手段に対する受信手段を備え且つ各ロースターの状況表示部を設けた表示手段と、により構成し、上記制御装置により異常検知時にシートスイッチにおける表示手段を点灯させ、制御装置により検知する信号を無線送信手段により送信、上記状況表示部に表示する様にしたことによって、安全状態・正常稼働状態を明確表示したり、異常発生個所をブザー・点灯告知すると共に稼働を停止させるシートスイッチに、店員の呼び出し手段である『呼び出し』スイッチを組み込む様にして、上記課題を解決する。
要するに本考案は、ロースターの所要個所に設けた、燃焼異常、吸引異常等を検知する複数のセンサーと、上記テーブルの上面に設けた、正常状態の表示手段及び複数の異常状態の表示手段と、『呼び出し』スイッチ及びロースター操作用の各種スイッチ類を備えたシートスイッチと、上記センサー及びシートスイッチと接続した制御装置と、上記制御装置と接続した無線送信手段と、上記ロースターとは別個に設けた、無線送信手段に対する受信手段を備え且つ各ロースターの状況表示部を設けた表示手段と、により構成し、上記制御装置により異常検知時にシートスイッチにおける表示手段を点灯させ、制御装置により検知する信号を無線送信手段により送信して、上記状況表示部に表示する様にしたので、シートスイッチにより全ての操作、警報表示の確認を各ロースターで行うことが出来る、而も安全状態・正常稼働状態を明確表示したり、異常発生個所をブザー・点灯告知すると共に稼働を停止させるシートスイッチに、店員の呼び出し手段である『呼び出し』スイッチを組み込むことが出来るため、2重投資を避けることが出来る。
而も、検知信号を、『呼び出し』スイッチのON信号としたので、店員が待機スペースでどのロースターから呼び出しが掛かっているかを認識することか出来る。
尚、『呼び出し』スイッチのON信号以外の制御装置による検知信号を無線送信手段可能にし、而もロースターとは別個の表示手段における識別要素により、受信した信号毎に表示方法を変えれば、店員は該当するロースターに行く前に待機スペースでどの異常が発明したかを確認することが出来るため、無駄なく異常処置することが出来などその実用的効果甚だ大である。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図2〜4に示すロースター1は本願考案の呼出し機能付き安全管理装置を適用する一例であり、図示のロースター1は排ガスを床FL下から屋外排気するダクト式ロースターであり、テーブル2の略中央位置に上部が調理部3に開口し、一側部が連結箱4の流入口に連通開口した排気部を有する外箱5を嵌合支持し、該外箱5の内部に所定間隔の吸引流路6を外箱5との間に有する様にして内箱7を取付けている。
上記外箱5と内箱7は共に円形状であり、外箱5の外周上部をフランジを介してテーブル2に固定し、外箱5の底部中央に開口部9を設けると共に、底板の開口端縁部を上方立設状態で折曲し、更に、内箱7の下方部にドレンパン10を一体形成すると共に、該ドレンパン10の底板を外箱5に載置している。
11は環状のトップリングであり、該トップリング11は、外箱5と内箱7間(吸引流路6)の上方開口部を被冠閉塞する天板部と、内箱7の上方に設けた環状段部の載置部上方に位置させた垂直状の周壁12を、一体形成している。
そして、トップリング11の天板部の外周縁部を上記フランジに載上掛止すると共に、トップリング11の周壁12の全周にわたり吸引流路6に連通する所定数の吸気孔13、13a…を貫設している。
外箱5の下方にはバーナーボックス14を取付けると共に、該バーナーボックス14の上方にバーナー受けを有する保持板15を取り付け、該保持板15に内部炎口形式のバーナー16の下部を載置している。
又、バーナー16に予混合ガスを供給する基端側の混合管17は、外箱5下方の保持板15を貫通し、その先端(下端)は、バーナーボックス14内に設けたガスを供給するエゼクタノズル18に連繋されている。
エゼクタノズル18はガス供給管19に連結されると共に、該ガス供給管19の中間部には元栓20を介在させ、該元栓20はバーナーボックス14の側面に突出配置している。
バーナーボックス14の保持板15には、点火装置(パイロットバーナー等、図示せず)及び立ち消えセンサー22を垂設状態で立設し、該立ち消えセンサー22は電気信号を発する熱電対と温度調節計を組み合わせたものと成し、立ち消えセンサー22を本願考案の安全管理装置・回路・制御装置等に連繋させている。
尚、立ち消えセンサー22は熱電対で温度測定し、温度調節計による所定温度との対比で信号を発信する自己判定型のものであるが、測定値を別回路に送信して判定しても良く、或いは、熱を検知しているが光を検知する光センサーでも良い。
又、本願考案で使用する多数のセンサー等も同様で、センサーは自己判定型のもの、或いは、数値測定タイプのもので測定数値を判定するものでも良く、最終的に、異常時に信号を発信するものであれば良い。
内箱7上方の載置部上に加熱調理用の金網から成る調理物載置具23を載置しているが、金網に代えてロストルと成したり、五徳を選択載置して鍋加熱可能と成している(図示せず)。
内箱7下方のドレンパン10をリング状と成すと共に中央部を立ち上げて支持部24を構成し、該支持部24に保護板、輻射板、セラミック炭25等を載置している。
そして、本願考案の安全管理装置の一部として、外箱5の所要部には、吸引流路6へ吸引された排ガスの温度を検出する吸引温度監視センサーS1を吸引流路6内へ突出状態で設けると共に、外箱5又は連結箱4の所要部に箱体を形成する板材の異常加熱を検出するアウター温度監視センサーS2を外壁面に設けている。
以下、図2〜4に示すロースターをダクト式無煙ロースターと成す全体構成を簡単に説明する。
床FL下から立設した排気ダクト26の上端に調整ボックス27を取付けると共に、ロースター本体1の排気部と調整ボックス27を連通連結している連結箱4を脱脂ボックスと成し、外箱5と一体化した連結箱4(脱脂ボックス)の内部に、該連結箱4内壁面及び外箱5外壁面との間に通過流路28を有する様に、排ガスが通過自在な中空円筒状の油脂吸着体29を取付けている。
更に、本願考案の安全管理装置の一部として、排気ダクト26に防火ダンパー30及び排気風量監視センサー(排気確認センサー)S3を内装している。
図3、4に示す様に、バーナー16の燃焼状態を検知する立ち消えセンサー22を設けており、該立ち消えセンサー22に追加してバーナー16の背後(図面では下方)での逆火、火炎回り込み、火災を検知する逆火センサーS4を設けている。
図4に示す様に、熱源を木炭25a とする場合には、炭つぼの近傍に燃焼確認センサーを設けるか(図示せず)、図示する様に、外箱5の外部に吸引温度測定センサーS5を設け、吸引空気温度が所定温度以上であれば炭燃焼とみなし、更に、制御系に特定回路を設けている。
この機能・作用としては、吸引温度測定センサーS5により木炭25a の着火、撤去又は消火を温度で検知し、着火確認でバーナー16の”切”操作を行い、火種なしの状態の消火確認でモニタリング停止する。
更に、バーナー16の”切”操作は、監視開始のスイッチであると共に、監視対象は立ち消えセンサー22を含んでいるが、吸引温度測定センサーS5の”ON”確認により、バーナー16の”切”操作による監視停止に代えて、立ち消えセンサー22を除外した監視継続機能が作動する様に機能・回路構成を有している。
尚、木炭25a はバーナー16で着火する例を示したが、燃焼炭(着火炭)を炭つぼに入れても有効である。
尚、上記実施例では外箱5および吸引流路6の温度検知としてアウター温度監視センサーS2および吸引温度監視センサーS1を夫々設けているが、両者の検知個所は略同一個所であるため、吸引温度監視センサーS1を採用せずアウター温度監視センサーS2のみとしても良く、これは上記センサーによる検知対象が、排ガス温度上昇を直接検知するか、温度上昇排ガスで温度上昇する外箱5の温度を検知するか、の相違であり、メンテナンス性を考慮してアウター温度監視センサーS2のみとするのであって、2個のセンサーを採用しても良く、或いは、吸引温度監視センサーS1のみとしても良い。
そして、上述のセンサー類(立ち消えセンサー22、吸引温度監視センサーS1(吸引流路6)、アウター温度監視センサーS2、排気風量監視センサーS3、逆火センサーS4、吸引温度測定センサーS5(外箱5の外部)、防火ダンパー30)と、制御装置33、シートスイッチ34等は電気的に連繋させており、以下、これらの連繋構成・シートスイッチ34の機能等の安全管理装置を詳細に説明する。
テーブル2の下面から床FLの間で、ロースター本体及び排気系統の構成部材を囲繞するキャビネット31を設け、該キャビネット31にルーバー部材32を設け、ロースター1におけるテーブル2より下方部位(図面上、テーブル2の下面)に安全管理装置の制御装置33を設けると共に、テーブル2の上面その他の個所の視認容易個所に、正常・異常状態・異常個所を一括表示するモニター機能を備えたシートスイッチ34を取付けている。
上記シートスイッチ34には、主にロースター操作用のスイッチ類及びロースターの状況の表示手段が備わっており、必要に応じてタイマー表示部35を備える様にしている。
タイマー表示部35は4桁の数字表示が可能で、表示内容はスイッチ類の表示切替スイッチ37で2種類の表示が選択され、一方の表示はロースター1の店舗設置後、使用開始時からの通算(積算)時間であり、他方の表示は前回清掃時からの経過時間(清掃タイマーのカウント時間)が表示される。
シートスイッチ34におけるスイッチ類にあっては、少なくとも『点火』スイッチ37、『消』スイッチ38、『火力調節』スイッチ39、39a 及び『確認』スイッチ40などのロースター1の操作系スイッチと、『呼び出し』スイッチ41を備え、上記実施例の様に炭火対応のロースター1の場合には加熱源の『切替』スイッチ42を備え、タイマー表示部35が備えられている場合には、表示選択及びON/OFF用の『タイマ』スイッチ43が備えられている。
シートスイッチ34における状況の表示手段にあっては、主に『運転』ランプ44、上記『点火』スイッチ37に付設した『点火』ランプ45、及び上記『火力調節』スイッチ39、39a 間に列設した複数個の『火力表示』ランプ47、47a …が備わっており、上記実施例の様に炭火対応のロースター1の場合に備えれた『切替』スイッチ42に『送風』ランプ48及び『バーナ』ランプ49を付設している。
そして、上記各種ランプにより、ロースター1の正常稼働確認と、火力表示と、温度関係及び排気関係の2種類の警報表示とを行う様にしている。
特に警報表示は、主に『火力表示』ランプ47、47a …の夫々の消灯、点灯及び点滅を組み合わせる他、タイマー表示部35が備わっていれば、該タイマー表示部35の一部を点灯させることで、異なる警報表示として表示可能にしている。
上記『点火』スイッチ37にあっては、これを押して”点火”操作すると、バーナー16にガス供給されると共に、パイロットバーナー(図示せず)の種火でバーナー16を着火させる様にしている。しかし、単に『点火』スイッチ37だけで”点火”操作すると、誤って押してしまう可能性を否定出来ないため、『確認』スイッチ40を同時に押して”点火”操作する様にしても良い。
上記『消』スイッチ38にあっては、これを押して”切”操作すると、バーナー16へのガス供給が停止されでバーナー16の火を消す様にしている。しかし、単に『消』スイッチ38だけで”点火”操作すると、誤って押してしまう可能性を否定出来ないため、『確認』スイッチ40を同時に押して”切”操作する様にしても良い。
上記『火力調節』スイッチ39、39a にあっては、一方の『火力調節』スイッチ39を「弱」調節用、他方の『火力調節』スイッチ39a を「強」調節用とし、どちらか一方の『火力調節』スイッチ39、39a を押すことでバーナー16へのガス供給量を調節し火力を調節可能にしている。
上記『確認』スイッチ40にあっては、これを単独で押したり、他のスイッチと同時におすことで、警報ブザーを切ったり、異常状態のリセットを可能にしている。
上記『切替』スイッチ42にあっては、熱源をバーナー16又は木炭25a のどちらかに選択する際に押すもので、その選択はバーナー16を示す『バーナ』ランプ49、木炭25a を示す『送風』ランプ48の点灯により確認可能にしている。
上記『タイマ』スイッチ43にあっては、単に押したり、数秒間押し続けたり、『確認』スイッチ40と同時に押すことで、タイマー表示部35の表示を選択したり、清掃を実施した時にカウント時間を0(零)にセットしたり、タイマー表示部35を”ON/OFF”操作する様にしている。
図1〜4に示す様に、ロースター1におけるテーブル2より下方部位、具体的にはテーブル2の下面に無線送信手段50を設置し、該無線送信手段50に制御装置33を通信可能に接続している。
又、上記無線送信手段50からの信号の受信機能を有する表示手段51を、例えば給仕係の待機スペースに設置し、該表示手段51は各ロースター1の状況表示部52、52a …を備え、無線送信手段50からの信号を表示手段51で受信すると、表示手段51における状況表示部52、52a …を点滅させる様な識別要素を表示する様にし、該識別要素の消去スイッチ53を表示手段51とは別個に設け、該消去スイッチ53はリモコン式とするのが好ましい。
尚、上記状況表示部52、52a …は、少なくとも『呼び出し』スイッチ41が”ON”操作された場合に、その他の状況表示部52、52a …との識別要素を表示可能にすれば良い。
清掃モニターは、例えば、数10時間単位で設定されるものであって、ドレンパン10内の水量、内箱7の日常的な清掃、メインテナンスは含まず、油脂吸着体29の様に中期的な清掃を対象とし、制御装置33内にサイクルタイム(清掃必要周期)が記憶されると共に、ロースター1の稼働時間が積算され、両者が比較判定されて稼働時間が超過した時に信号発信、モニター表示される。
この清掃モニターの対象は、日々のロースター1の稼働可否には直接関与しないので、清掃モニターの判定表示に対してロースター1の稼働は選択可能である。
即ち、清掃時期の管理としては、清掃サイクルタイマーは必須に近いとしても、タイムアップ(清掃必要時期に到来)した時にロースター1を即時停止しない様に制御するのが好ましい。
ロースター1の稼働状態を監視(モニタリング)するものは、本願考案の実施例では、上述の清掃サイクルタイマーを含め6種類ある。
排気関係のものとしては、排気ダクト26に排気ファンによる吸引作用(静圧)が付与されているかを排気風量監視センサーS3で検知し、風圧異常が発生した時に、制御装置33を介してシートスイッチ34における『火力表示』ランプ47、47a …により『排気』警報表示を点灯させる。
排気ダクト26に内装した防火ダンパー30は、排気ダクト26内に高温の排ガスが通過した時に流路閉鎖すると共に信号発信し、制御装置33を介してシートスイッチ34における『火力表示』ランプ47、47a …により『ダンパ』警報表示を点灯させものであり、例えば、防火ダンパー30は、具備した温度ヒューズが高温溶解した時に、スプリングの作動で流路を閉鎖するものである。
上述の清掃サイクルタイマーは、制御装置33内に設定記憶された清掃サイクルとロースター1の積算稼働時間を比較し、清掃時期到来時にシートスイッチ34における『火力表示』ランプ47、47a …により『清掃』警報表示を点灯させたり、タイマー表示部35があればその一部を点灯させて『清掃』警報表示とすると共に、『運転』ランプ44を消灯又は点滅させる。
温度関係のものとしては、バーナー16近傍に配置された立ち消えセンサー22は、バーナー16の立ち消えを検知した信号を制御装置33に出力し、立ち消え異常時にシートスイッチ34における『火力表示』ランプ47、47a …により『失火』警報表示を点灯させる。
外箱5と内箱7の間の吸引流路6に配置された吸引温度監視センサーS1は、トップリング11の吸気孔13、13a…から吸引した排ガスの温度を検知し、異常高温時に制御装置33を介してシートスイッチ34における『火力表示』ランプ47、47a …により『吸温』警報表示を点灯させる。
外箱5の外壁面に設けたアウター温度監視センサーS2は、外箱5の異常高温を検知するものであり、異常高温時に制御装置33を介してシートスイッチ34の『高温』警報表示を点灯させる。
以下、ロースター1の稼働時における稼働状態と安全管理装置におけるシートスイッチ34の表示状況等の関連について説明する。
ロースター1の通常使用状態では、事前確認を行うと共に『バーナ』ランプ49の点灯を確認した後、シートスイッチ34の『点火』スイッチ37を押して”点火”操作すると、バーナー16にガス供給されると共に、パイロットバーナー(図示せず)の種火がバーナー16を着火させ、立ち消えセンサー22が熱電対の場合には、熱電対の温度上昇までの若干時間”点火”操作継続し、目視でバーナー16の点火確認して”点火”操作を終了する。
そして、バーナー16の火力を『火力調節』スイッチ39、39a により多段階で調整し、焼肉調理が可能となり、その時および調理中に、6種類の常時モニターで稼働状態を監視し、排気風圧OK、防火ダンパーOK、清掃サイクルOK、バーナー燃焼OK、排気温度OK、ケーシング温度OKであれば、シートスイッチ34の警報表示は非点灯となって『運転』ランプ44が点灯し、安全(正常)状態でロースター1は運転稼働され、焼肉調理される。
焼肉調理終了後には、『消』スイッチ38を押して”切”操作すると、『運転』ランプ44及び/又は『点火』ランプ45は消灯する。
そして、メインスイッチ(図示せず)を”OFF”操作し、ガス供給の元栓20を全閉操作してガス供給を遮断し、後片付けを行う。
尚、加熱源が炭火(木炭)の場合には、先ずシートスイッチ34における『切替』スイッチ42を押し『バーナ』ランプ49を点灯させて木炭を炙り、『切替』スイッチ42を押し『送風』ランプ48を点灯させて送風することを繰り返し、木炭が完全着火して調理に必要な火力に到達した時点で、『切替』スイッチ42を押し『送風』ランプ48が点灯した状態にし、『火力調節』スイッチ39、39a により風量を調整して送風し、調理終了時に、『切替』スイッチ42を押し『バーナ』ランプ49を点灯させる”OFF”操作して、送風を停止する。
この状態では吸引温度測定センサーS5で燃焼を検知すると共に、『消』スイッチ38を押して”切”操作することにより、立ち消えセンサー22による検知・監視を実行しないと共に、他の監視を実行しており、『運転』ランプ44が点灯すると共に、警報表示が消灯する様にしている。
そして、調理・飲食終了後に木炭25a の撤去または自然消火により、吸引排ガス温度が低下し、吸引温度測定センサーS5による検知温度が所定温度以下の時(火種なしの確認)に、『運転』ランプ44及び/又は『点火』ランプ45が消灯し、メインスイッチ(図示せず)を”OFF”操作し、ガス供給の元栓20を全閉操作してガス供給を遮断し、後片付けを行う。
異常信号を受信した制御装置33は、6種類全ての監視が実行されている場合、1個でも、複数でも、異常が発生した場合には、シートスイッチ34の『対応する警報』ランプを個別点灯させると共に、『運転』ランプ44を消灯又は点滅させ、且つ警報ブザーが鳴り、ガス供給管19に介在配置されている遮断弁が閉鎖してガス供給を停止し、バーナー16の燃焼が停止される。
その後、『確認』スイッチ40を押して警報ブザーを”切”操作すると共に、シートスイッチ34で異常内容(個所)を確認する。
異常内容が『清掃』警報表示以外の場合には、当該異常個所の調整、点検を行って異常状態を解除し、『確認』スイッチ40を押し”入”操作してリセットすることにより、異常発生の警報表示は消灯する。
但し、『高温』警報表示等では、異常状態を解除しなくても(異常原因を処置しなくても)、ロースター1の稼働停止により異常状態でなくなるため、警報表示は自動的に消灯する。
そして、警報ランプが消灯した後、当該ロースター1の使用を中止する時はメインスイッチ(図示せず)を”OFF”操作し、再稼働に問題が無ければ『点火』スイッチ44を押して”点火”操作し、バーナー16を再着火し稼働を再開する。
異常原因が『清掃』の場合には、異常状態の解除として清掃を実施し、『確認』スイッチ40を押し”入”操作して、清掃サイクルタイマーのリセットを行い、警報表示が消灯して、他の異常が警報表示される。
尚、『清掃』の警報ランプが点灯すると共に、『運転』ランプ44の消灯又は点滅後も、清掃だけが原因の場合には、そのまま運転可能で稼働継続され、調理終了後にシートスイッチ34の『消』スイッチ38を押し”切”操作してバーナー16を消火し、清掃を実施し、正常状態に復帰させる。
本考案に係る呼出し機能付ロースターの安全管理装置の概略図である。 本考案に係る安全管理装置を適用する呼出し機能付ロースターの平面図である。 本考案に係る安全管理装置を適用するバーナーを熱源とする呼出し機能付ロースターの断面図である。 本考案に係る安全管理装置を適用する木炭を熱源とする呼出し機能付ロースターの断面図である。 シートスイッチの平面図である。
符号の説明
1 ロースター
2 テーブル
5 外箱
6 吸引流路
7 内箱
16 バーナー
22、S1〜S5 センサー
33 制御装置
34 シートスイッチ
41 『呼び出し』スイッチ
50 無線送信手段
51 表示手段
52、52a … 状況表示部

Claims (2)

  1. テーブルに吸引作用される外箱と該外箱の内部に所定間隔の吸引流路を有する様にして内箱を取り付け、該内箱下方位置にバーナーを取付けたロースターにおいて、
    上記ロースターの所要個所に設けた、燃焼異常、吸引異常等を検知する複数のセンサーと、
    上記テーブルの上面に設けた、正常状態の表示手段及び複数の異常状態の表示手段と、『呼び出し』スイッチ及びロースター操作用の各種スイッチ類を備えたシートスイッチと、
    上記センサー及びシートスイッチと接続した制御装置と、
    上記制御装置と接続した無線送信手段と、
    上記ロースターとは別個に設けた、無線送信手段に対する受信手段を備え且つ各ロースターの状況表示部を設けた表示手段と、
    により構成し、
    上記制御装置により異常検知時にシートスイッチにおける表示手段を点灯させ、制御装置により検知する信号を無線送信手段により送信して、上記状況表示部に表示する様にした
    ことを特徴とする呼出し機能付ロースター。
  2. 検知信号を、『呼び出し』スイッチのON信号としたことを特徴とする請求項1記載の呼出し機能付ロースター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012003459A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Yazaki Corp Coガス検出装置及びそれを備える無線呼出装置、無線呼出管理装置、並びに、無線呼出システム
JP2016131701A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 シンポ株式会社 ロースタ
JP2020028422A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 東京瓦斯株式会社 調理器および排気システム
JP2022017647A (ja) * 2020-07-14 2022-01-26 Necプラットフォームズ株式会社 テーブル清掃管理システム、管理装置、テーブル清掃検知装置、テーブル清掃管理方法、及びプログラム

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