JPH0569544U - 消火機能を有する厨房装置 - Google Patents

消火機能を有する厨房装置

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JPH0569544U
JPH0569544U JP836392U JP836392U JPH0569544U JP H0569544 U JPH0569544 U JP H0569544U JP 836392 U JP836392 U JP 836392U JP 836392 U JP836392 U JP 836392U JP H0569544 U JPH0569544 U JP H0569544U
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JP
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hood
ventilation
kitchen
fire extinguishing
range
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Application number
JP836392U
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English (en)
Inventor
彰三 徳永
Original Assignee
彰三 徳永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家庭等の台所における火災の防止を行うこと
ができる。 【構成】 レンジ(3) の上方に配設した換気装置(4) の
フード(5) を降下可能に構成して、同フード(5) により
レンジ(3) 上で炎上する鍋(a) 等を被覆可能とし、さら
に、レンジ(3) の上方に配設した換気装置(4) のフード
(5) に、同フード(5) を固定するロック装置(14)を取付
けるとともに、同ロック装置(14)に、その検出信号にも
とづいてロック装置(14)の解除を行う炎感知センサ(21)
を接続している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、換気扇のフードを降下させて、火災防止を行うことができる消火機 能を有する厨房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭の台所の厨房装置としては、流し台の上方に換気扇を配設し、流し 台上のレンジに鍋等を載せて煮炊きする際に、同鍋からの熱気、蒸気或いは油分 を換気扇によって外方に排気して、台所の換気を行うようにしたものが一般的で あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の厨房装置は、未だ、以下のような課題を有していた。即ち、主 婦がてんぷら等の料理を行う際に、台所からちょっと離れたすきに鍋中の油が高 温となって、その油に引火し、油が燃焼して、鍋が炎上し、これが原因となって 、火災となる場合があった。
【0004】 このように、厨房装置には、消火機能を有した装置がないので、主婦が消火器 等を使用して消火作業を行っていたが、炎上した鍋に直面すると、焦ってしまい 、的確な消火作業を行うことかできない。
【0005】 本考案は、上記の課題を解決する消火機能を有する厨房装置を提供することを 目的とする。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】
本考案では、レンジの上方に配設した換気扇のフードを降下可能に構成して、 同フードによりレンジ上の炎上する鍋を被覆可能としたことを特徴とする消火機 能を有する厨房装置を提供するものである。
【0007】 また、本考案は、レンジの上方に配設した換気扇のフードに、同フードに、フ ードを固定するロック装置を取付けるとともに、同ロック装置に、その検出信号 にもとづいてロック装置の解除を行う炎感知センサを接続したことを特徴として いる。
【0008】 また、本考案は、レンジの上方に配設した換気扇のフードに、ワイヤを介して カウンタウェイトを連動連結したことを特徴としている。
【0009】 また、本考案は、換気扇のフードに設けた換気口に、同換気口を開閉する遮蔽 板をスライド自在に設け、さらに、フードの降下に連動して開放した遮蔽板をス ライドさせる自動閉塞装置を設けたことを特徴とする また、本考案は、換気扇のフードの降下に連動して、レンジへのガス栓を停止 可能に構成したことを特徴としている。
【0010】
【考案の効果】
本考案では、厨房装置のレンジに鍋をかけて、鍋を加熱する際に、鍋内の油に 引火して鍋が炎上した場合、その炎を炎感知センサが検出して、同センサからの 検出信号をロック装置に送り、同ロック装置によって、換気装置のフードを降下 させて、同フードで炎上する鍋を覆って、その炎を鎮火し、火災を防止すること ができる。しかも、カウンタウェイトの上昇に連動して、その上方のフードを降 下させることにより、同フードを衝撃なく円滑にレンジ上に降下させることがで きる。
【0011】 さらに、フードの降下にともなって自動閉塞装置が作動して、フードに設けた 換気口をスライドする遮蔽板で閉塞するので、その内部を密閉状態とし、同フー ド内を酸欠状態とし、可及的に炎を鎮火させることができる。
【0012】 また、フードの降下にともなってガス栓を操作して、ガスの供給を停止するこ とにより、消火作業の安全性を向上させることができる。
【0013】
【実施例】
以下本考案の実施例を参照しながら説明すると、図1において、1は家庭等 の台所に設けた厨房装置1を示し、同厨房装置1は、流し台2の上面に、レンジ 3を載置するとともに、その上方に換気装置4を配設しており、同換気装置4に よって、台所の換気を行うようにしている。かかる換気装置4は、台所の天井部 Aに、その下部が開放したフード5を取付け、同フード5の上部に、換気扇6を 設けている。
【0014】 本考案では、上記の厨房装置1において、換気扇4のフード5をレンジ3上に 降下させて、レンジ3上の鍋aが炎上した際の消火を行うように構成しており、 その構成について図2〜図6を参照して詳説する。即ち、台所の天井部Aにおい て、図2に示すように、その下面が開放したフード外殻7を取付け、同外殻7内 に可動フード8を収納するとともに、フード外殻7の天井板に換気扇6を取付け 、同フード8の天井板8aの換気扇6位置に、換気口9を穿設し、同換気口9を介 して換気扇6による換気を行うようにしている。
【0015】 本実施例では、図2に示すように、流し台2の背面部に背側板2aを立設すると ともに、同背側板2aの上部にフード外殻7を連結して、厨房装置1の流し台2と 換気装置4とを一体的に構成している。
【0016】 さらに、フード外殻7の天井板には、固定滑車10を取付け、同固定滑車10に懸 架したワイヤ11の一端部を可動フード8の上面に接続するとともに、同ワイヤ11 の他端部を背側板2aと、台所の壁面Bとの間に通して、流し台2内に収納したカ ウンタウェイト12に接続している。また、壁面Bには、左右のレール13,13 を上 下方向に配設しており、同レール13,13 にカウンタウェイト12の両側縁部を装着 して、同レール13,13 に沿って昇降させている。
【0017】 また、流し台2内には、可動フード8のロック装置14を収納しており、同ロッ ク装置14によってカウンタウェイト12を固定させて、可動フード8を上方位置に 固定している。
【0018】 このロック装置14は、図2〜図4に示すように、流し台2内のカウンタウェイ ト12の前方にL字状の基台15を載置して、同基台15の水平部15a 上に、同カウン タ12方向に付勢したステー16を突設し、同ステー16に、ワンウェイクラッチ機能 を有するロックギア17を取付けて、同ロックギア17を同カウンタ12の前面に係合 させている。なお、18はステー16をカウンタウェイト12方向に付勢したスプリン グを示す。
【0019】 さらに、ステー16の上端部には、解除フレーム19の先端部を連結するとともに 、同フレーム19の基端部を基台15の垂直部15b に係合させて、同フレーム19を引 くことにより、ロックギア17とカウンタウェイト12の係合部12a との係合を解除 して、可動フード8を降下させるようにしている。
【0020】 また、解除フレーム19の先端部には、制御装置を具備した駆動部20が取付けら れており、同駆動部20は、台所の壁面Bに設けた炎感知センサ21と接続されてお り、同センサ21からの検出信号によって作動して、同フレーム19を引いてロック 装置14の解除を行う。
【0021】 また、流し台2内には、レンジ3へのガス管22を配設するとともに、その中途 部に、閉塞方向に付勢されたガス栓23を取付け、同ガス栓23に、解除フレーム19 に突設したアーム24を係合させて、同フレーム19の作動によってアーム24の係合 が解除されて、ガス栓23を自動的に停止させるようにしている。
【0022】 本考案の他の実施例として、流し台2の近傍に、手動用レバー25を設けて、同 レバー25と駆動部20とを接続して、手動によって可動フード8を降下させるよう にしている。
【0023】 また、換気装置4内には、換気口9の閉塞を行う自動閉塞装置26を設けており 、以下、その構成を詳説すると、可動フード8には、換気口用の遮蔽板27を設け ており、同フード8が降下した際に、自動的に換気口9を閉塞して、鍋aの炎を 鎮火させている。本実施例では、図5及び図6に示すように、可動フード8の後 側部に換気口9を穿設しており、同換気口9の左右側部に、前方に伸延した遮蔽 板レール28,28 を配設し、同遮蔽板レール28,28 に遮蔽板27の両側部をスライド 自在に装着している。
【0024】 さらに、遮蔽板27には、閉塞スプリング29を取付けて、遮蔽板27を換気口9を 閉塞する方向に付勢して、しかも、同遮蔽板27の前端部に、傾斜状の突起部27a を突設し、同突設部27a をフード外殻7の天井部Aに設けた換気ガイド板6aに係 合させて、同遮蔽板27を開放状態で固定するとともに、その傾斜面によって、換 気ガイド板6aから遮蔽板27が押圧されて、遮蔽板27を開放状態にセットするもの である。
【0025】 なお、29a はフード外殻7の天井部Aに設けた換気扇6の停止用スイッチ、30 は可動フード8に突設した停止用スイッチ29の連動杆を示し、可動フード8に連 動して換気扇6を停止させる。
【0026】 また、遮蔽板27には、図6に示すように、フック31a を突設するとともに、可 動フード8の天井面に、同フック31a に係合させる係合体32b を取付けて、可動 フード8によって消火作業を行った後に、遮蔽板27を開放状態に固定して、その セットを容易に行うようにしている。さらに、フード外殻7の前面には、開閉扉 32が設けられており、同開閉扉32によってフード外殻7を開放して、遮蔽板27の 開放操作及びその点検等を行うようにしている。
【0027】 次いで、上記の厨房装置1の使用方法について詳説すると、即ち、レンジ3に よって鍋aを加熱し、その上方の換気装置4で台所の換気を行っており、鍋a内 の油に引火して鍋aが炎上した場合、炎感知センサ21がその炎bを検出して、同 センサ21からの検出信号を流し台2内のロック装置14に送り、同ロック装置14の 駆動部20の作動により、解除フレーム19を操作して、ロックギア17とカウンタウ ェイト12とのロック解除を行う。
【0028】 そして、カウンタウェイト12の上昇に連動して、その上方の可動フード8が降 下して、同フード8で炎上する鍋aを覆い、その炎bを鎮火させるものである。
【0029】 しかも、可動フード8の換気口9は、自動閉塞装置26の遮蔽板27で閉塞されるの で、同フード8内を酸欠状態とし、可及的に炎bを鎮火させることができる。
【0030】 また、カウンタウェイト12の上昇に連動して、その上方の可動フード8を降下 させることにより、同フード8を衝撃なく円滑にレンジ3上に降下させることが できる。さらに、可動フード8の降下にともなってガス栓23を操作して、ガスの 供給を停止することにより、消火作業の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る台所の斜視図である。
【図2】同厨房装置の側面断面図である。
【図3】同厨房装置の正面断面図である。
【図4】図2のI−I線断面図である。
【図5】図3のII−II線断面図である。
【図6】図3のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
1 厨房装置 2 流し台 3 レンジ 4 換気装置 5 フード 9 換気口 12 カウンタウェイト 14 ロック装置 21 炎感知センサ 26 自動閉塞装置 27 閉塞板

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンジ(3) の上方に配設した換気装置
    (4) のフード(5) を降下可能に構成して、同フード(5)
    によりレンジ(3) 上で炎上する鍋(a) 等を被覆可能とし
    たことを特徴とする消火機能を有する厨房装置。
  2. 【請求項2】 レンジ(3) の上方に配設した換気装置
    (4) のフード(5) に、同フード(5) を固定するロック装
    置(14)を取付けるとともに、同ロック装置(14)に、その
    検出信号にもとづいてロック装置(14)の解除を行う炎感
    知センサ(21)を接続したことを特徴とする請求項1に記
    載の消火機能を有する厨房装置。
  3. 【請求項3】 レンジ(3) の上方に配設した換気装置
    (4) のフード(5) に、カウンタウェイト(12)を連動連結
    したことを特徴とする請求項1又は2に記載の消火機能
    を有する厨房装置。
  4. 【請求項4】 換気装置(4) のフード(5) に設けた換気
    口(9) に、同換気口(9) を開閉する遮蔽板(27)をスライ
    ド自在に設け、さらに、フード(5) の降下に連動して開
    放した遮蔽板(27)をスライドさせる自動閉塞装置(26)を
    設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の消火機
    能を有する厨房装置。
  5. 【請求項5】 換気装置(4) のフード(5) の降下に連動
    して、レンジ(3) へのガス栓(23)を停止可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の消火機能を有
    する厨房装置。
JP836392U 1992-02-25 1992-02-25 消火機能を有する厨房装置 Pending JPH0569544U (ja)

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ID=11691155

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008215718A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Hochiki Corp 火災監視機能付レンジフード
JP2019118453A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 東京瓦斯株式会社 厨房システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63105330A (ja) * 1986-10-21 1988-05-10 Matsushita Seiko Co Ltd レンジフ−ド

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