JP4975455B2 - クラッチ操作検出装置及び当該装置を利用した車両質量推定装置 - Google Patents
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Description
車両の駆動経路に設けられるクラッチの切断操作を検出するためのクラッチ操作検出装置であって、
運転者によるクラッチの切断操作に連動してオン作動するクラッチスイッチからの信号に基づいてクラッチ切断操作開始時を検出するクラッチ操作開始時検出手段と、
前記クラッチスイッチがクラッチ切断操作開始時からオン作動している継続時間を検出するクラッチ切断操作継続時間検出手段と、
前記クラッチ切断操作継続時間が、第1所定期間を超えたか否かを判断する第1判断手段と、
前記クラッチ切断操作継続時間が、前記第1所定期間より長い期間である第2所定期間を超えたか否かを判断する第2判断手段と、
車両の駆動源の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
を備え、
前記クラッチ切断操作継続時間が、前記第1所定期間を超え、且つ前記第2所定期間以下である場合に、クラッチの切断操作であると検出すると共に、
前記クラッチ切断操作継続時間が、前記第2所定期間を超えた場合に、前記運転状態検出手段により検出された車両の駆動源の運転状態に基づいて、クラッチの切断操作であるか否かを検出することを特徴とする。
当該クラッチ操作検出装置がクラッチの切断操作であると検出した場合に、クラッチスイッチのオン作動中における車両の加速度の最大値と最小値とに基づいて、車両の質量を推定することを特徴とする。
車両走行速度を検出する車速検出手段と、
前記車速検出手段により検出される車両走行速度に基づいて車両加速度を算出する車両加速度算出部と、
クラッチスイッチのオン作動中における車両の加速度の最大値と最小値とに基づいて、車両質量を推定して車両推定質量を得る第1車両質量推定部と、
車両推定質量と、車両を駆動する駆動力と、駆動力が駆動輪に伝達されている状態における車両加速度と、に基づいて、車両の走行路面の勾配を算出する路面勾配算出部と、
前記路面勾配算出部により算出された勾配と、車両推定質量と、車両を駆動する駆動力と、駆動力が駆動輪に伝達されている状態における車両加速度と、車両走行速度と、に基づいて、駆動力が駆動輪に伝達されている状態における車両質量を推定して第2の車両推定質量を得る第2車両質量推定部と、
前記第1車両質量推定部により得られた車両推定質量と、前記第2車両質量推定部により得られた第2の車両推定質量と、に基づいて、車両質量を推定して新たな車両推定質量を得る第3車両質量推定部と、
を含み、
前記第3車両質量推定部において新たな車両推定質量が得られた後に、前記勾配算出部が当該新たな車両推定質量を用いて勾配の算出を行うと共に、前記第2車両質量推定部が当該新たな車両推定質量を用いて駆動力が駆動輪に伝達されている状態における車両質量を推定して第2の車両推定質量を得るように構成されることができる。
F=(T×ηm×iT/M×idif)/RTIRE
に代入して車両の駆動力F(N)を算出するようになっている。
具体的には、例えば、図2に示すフローチャートを実行することにより、本実施の形態に係るクラッチ操作検出及び車両質量推定は実行される。
ここで、S9が、本発明に係るクラッチ操作開始時検出手段として機能する。
ここで、S3が、本発明に係るクラッチ切断操作継続時間検出手段として機能する。
当該S11において行われる判断が、本発明に係る第1判断手段において行われる判断に相当する。
YESの場合には、加速度データが所定数以上存在するため、車両質量推定は有効であるとして、S12へ進み、バッファに蓄えられた加速度データの中から最大値α1と最小値α2を抽出して、車両質量推定を実行する。また、クラッチペダル操作開始判定フラグ(フラグ1)をOFF、足載せ運転判定フラグ(フラグ2)をOFFにリセットすると共に、バッファに蓄えられている加速度データをクリアして、本フローを終了する。
一方、NOの場合には、S13へ進む。S13では、加速度データの蓄積数が少なく所定の推定精度が得られないとして車両質量推定を無効とし、クラッチペダル操作開始判定フラグ(フラグ1)をOFF、足載せ運転判定フラグ(フラグ2)をOFFにリセットすると共に、バッファに蓄えられている加速度データをクリアして、本フローを終了する。
S7では、速度データをサンプリングしてバッファに蓄える処理を行い本フローを終了する。
ここで、当該S4における判断が、本発明に係る第2判断手段において行われる判断に相当する。
YESの場合には、エンジン回転数が所定値TNeより低く、アクセル操作などはなされておらず、クラッチペダルを踏み込んで変速操作が継続されている状態であると判断し、S6へ進む。NOの場合には、クラッチスイッチ8がON状態であるにも拘わらず、エンジン回転数が所定値TNe以上であるため、クラッチペダルに足を載せたまま運転している足載せ運転状態であると判断し、S8へ進む。
dRWM=F1/(α1−α2) ・・・(1)
に代入することにより車両推定質量(dRWM:変速時車両推定質量)を算出する。
F1−R=dRWM×α1 ・・・(2)
として表されるのに対し、クラッチ断により実質的な駆動力が喪失する変速中の運動方程式は下記の関係式(3)
−R=dRWM×α2 ・・・(3)
として表されるので、関係式(2)−関係式(3)により先の関係式(1)が得られるので、ここに変速前の駆動力F1、最大値(変速前の加速度)α1、最小値(変速中の加速度)α2を代入すれば、変速時車両推定質量(dRWM)を推定することが可能となる。
第2の実施の形態に係る車両質量推定においては、変速回数が少ない使用状況の場合でも車両質量の推定精度を高めることができるように、変速操作開始前(駆動力が駆動輪に伝達されている状態、例えば、クラッチ接続中)の車両加速度と、変速操作中(駆動力が駆動輪に伝達されない状態、例えば、クラッチ切断中)の車両加速度と、から推定される車両推定質量(変速時車両推定質量)を得て、当該得られた変速時車両推定質量を平均化し、この平均化された変速時車両推定質量に基づいて車両走行路面の勾配を推定し、当該推定された勾配を加速式の質量公式に代入し平均化していくことにより、車両推定質量を真値に近づけていくように構成される。
なお、S103、S104が、本発明に係る路面勾配算出部に相当する。
なお、S109、S110が本発明に係る第2車両質量推定部に相当し、車両推定質量(dMAM)が本発明に係る第2の車両推定質量に相当する。
2 駆動力算出部
3 車両質量推定部
4 クラッチ操作検出装置
5 プロペラシャフト回転センサ(車速検出手段)
7 ギヤ位置スイッチ
8 クラッチスイッチ
9 路面勾配算出部
Claims (4)
- 車両の駆動経路に設けられるクラッチの切断操作を検出するためのクラッチ操作検出装置であって、
運転者によるクラッチの切断操作に連動してオン作動するクラッチスイッチからの信号に基づいてクラッチ切断操作開始時を検出するクラッチ操作開始時検出手段と、
前記クラッチスイッチがクラッチ切断操作開始時からオン作動している継続時間を検出するクラッチ切断操作継続時間検出手段と、
前記クラッチ切断操作継続時間が、第1所定期間を超えたか否かを判断する第1判断手段と、
前記クラッチ切断操作継続時間が、前記第1所定期間より長い期間である第2所定期間を超えたか否かを判断する第2判断手段と、
車両の駆動源の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
を備え、
前記クラッチ切断操作継続時間が、前記第1所定期間を超え、且つ前記第2所定期間以下である場合に、クラッチの切断操作であると検出すると共に、
前記クラッチ切断操作継続時間が、前記第2所定期間を超えた場合に、前記運転状態検出手段により検出された車両の駆動源の運転状態に基づいて、クラッチの切断操作であるか否かを検出することを特徴とするクラッチ操作検出装置。 - 前記クラッチ切断操作継続時間が前記第2所定期間を超えた場合に、駆動源の運転状態が所定の上限値を超えている場合は、クラッチの切断操作でないと検出することを特徴とする請求項1に記載のクラッチ操作検出装置。
- 請求項1又は請求項2に記載のクラッチ操作検出装置を含んで構成され、
当該クラッチ操作検出装置がクラッチの切断操作であると検出した場合に、クラッチスイッチのオン作動中における車両の加速度の最大値と最小値とに基づいて、車両の質量を推定することを特徴とする車両質量推定装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のクラッチ操作検出装置を含んで構成され、
車両走行速度を検出する車速検出手段と、
前記車速検出手段により検出される車両走行速度に基づいて車両加速度を算出する車両加速度算出部と、
クラッチスイッチのオン作動中における車両の加速度の最大値と最小値とに基づいて、車両質量を推定して車両推定質量を得る第1車両質量推定部と、
車両推定質量と、車両を駆動する駆動力と、駆動力が駆動輪に伝達されている状態における車両加速度と、に基づいて、車両の走行路面の勾配を算出する路面勾配算出部と、
前記路面勾配算出部により算出された勾配と、車両推定質量と、車両を駆動する駆動力と、駆動力が駆動輪に伝達されている状態における車両加速度と、車両走行速度と、に基づいて、駆動力が駆動輪に伝達されている状態における車両質量を推定して第2の車両推定質量を得る第2車両質量推定部と、
前記第1車両質量推定部により得られた車両推定質量と、前記第2車両質量推定部により得られた第2の車両推定質量と、に基づいて、車両質量を推定して新たな車両推定質量を得る第3車両質量推定部と、
を含み、
前記第3車両質量推定部において新たな車両推定質量が得られた後に、前記勾配算出部が当該新たな車両推定質量を用いて勾配の算出を行うと共に、前記第2車両質量推定部が当該新たな車両推定質量を用いて駆動力が駆動輪に伝達されている状態における車両質量を推定して第2の車両推定質量を得るように構成されたことを特徴とする車両質量推定装置。
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2007
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