JP4974108B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、着脱可能な交換ユニットが純正品か非純正品かを識別する識別手段と、前記識別手段による識別結果に基づいて前記交換ユニットの交換履歴を管理する交換履歴管理手段と、前記識別手段による識別結果に基づいてメッセージを出力する報知手段とを備えてなる画像形成装置に関する。
画像形成装置には、トナー等の消耗品をユーザが容易に交換することができるように交換ユニットとして構成しているものが多い。
前記交換ユニットには、前記画像形成装置のメーカーが製造元である純正品と、前記メーカー以外のサードパーティが製造元である非純正品があり、前記非純正品の交換ユニットを前記画像形成装置に装着して使用すると、前記画像形成装置によって形成された画像品質の低下や、前記画像形成装置に使用されている部品の寿命の短縮を招く等の虞があった。
上述の弊害を防止するために、前記画像形成装置は、搭載されている前記交換ユニットが純正品か否かによってユーザに注意を促すような構成を採用している。
例えば、トナー交換ユニットの場合、トナーの種類、トナー容量、製造番号、機種コード、出荷地域コード、シリアルナンバー等の製造情報を前記トナー交換ユニットに設けられた不揮発性メモリ等に記憶しておき、前記トナー交換ユニットを前記画像形成装置に装着した直後等に、前記画像形成装置は、前記不揮発性メモリから前記製造情報を読み出して、当該トナー交換ユニットが純正品であるか否かを判定する。
前記判定の結果は前記画像形成装置に設けられているLCDパネル等によってユーザに通知される。
また、特許文献1では、非純正品の交換ユニットが使用された場合に動作保証が可能な印刷枚数等の上限値である基準使用量を予め設定しておき、画像形成装置に装着された交換ユニットが純正品か否かの判定結果と、当該交換ユニットによって行なわれた印刷処理の履歴情報とから、非純正品の累積使用量が前記基準使用量を超えた場合にその旨の通知を行ない、前記画像形成装置の制御を変更する技術が提案されている。
特開2005−326737号公報
上述の構成によると、前記画像形成装置に非純正品の交換ユニットが装着された場合に、非純正品の交換ユニットが装着された旨を通知するメッセージが出力されるが、通常、前記メッセージは「非純正品の交換ユニットが装着された」との情報で構成され、他の情報が出力されることはない。
また、特許文献1では、基準使用量を超えるまでは何らメッセージは出力されず、基準使用量を超えるとメッセージが出力されるが、前段と同様に前記メッセージは同意味の情報、つまり「非純正品の交換ユニットが装着された結果、累積使用量が基準使用量を超えた」との情報で構成され、他の情報が出力されることはない。
よって、非純正品を何回続けて使用しても警告内容が同一であることから、新たに非純正品を装着した場合の警告メッセージの出力が常態化して、非純正品の使用回数が多くなるほど、前記メッセージのユーザに対する警告効果が薄れてしまう。
つまり、本来は、交換ユニットを純正品から非純正品に替えた場合や、非純正品を継続して使用している場合等によって、ユーザに警告すべき内容が異なるにもかかわらず、警告メッセージの内容が固定されているために、前記メッセージのユーザへの警告効果が低くなってしまっている。
本発明の目的は、上述の問題に鑑み、過去の純正品判定結果の履歴に基づいて、今回の純正品判定結果の通知内容や通知方法を変更し、ユーザへの警告効果を高めることのできる画像形成装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像形成装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、着脱可能な交換ユニットが純正品か非純正品かを識別する識別手段と、前記識別手段による識別結果に基づいて前記交換ユニットの交換履歴を管理する交換履歴管理手段と、前記識別手段による識別結果に基づいてメッセージを出力する報知手段とを備えてなる画像形成装置であって、前記報知手段は、前記識別手段により識別された交換ユニットが純正品であるかまたは非純正品であるかに応じて、かつ、当該交換ユニットが過去に純正品または非純正品の何れが使用されていたかを示す前記交換履歴に応じて、当該交換ユニットの現在に到る交換過程が認識可能な異なる内容のメッセージを出力する点にある。
上述の構成によれば、前記報知手段が過去から現在における交換ユニットの交換履歴に基づいて、当該交換ユニットの現在に到る交換過程が認識可能な異なるメッセージを出力する、例えば、過去に使用された交換ユニットが、純正品が多い場合と非純正品が多い場合とで異なるメッセージを出力するので、ユーザに警告を発する場合に常に同一のメッセージしか出力されないことによるユーザへの警告効果の低減を防止することができる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記報知手段は、前記識別手段により識別された交換ユニットが純正品であるかまたは非純正品であるかに応じて、かつ、当該交換ユニットが過去に純正品または非純正品の何れが使用されていたかを示す前記交換履歴から求まる非純正品の交換ユニットの使用頻度に応じて、純正品の交換ユニットの使用を推奨する異なる内容のメッセージを出力する点にある。
例えば、純正品と非純正品の使用頻度といった内容に基づいて交換履歴のグループを設定しておき、前記交換履歴のグループ毎に純正品の交換ユニットの使用の推奨の程度が異なる内容のメッセージを出力することができるので、ユーザにメッセージを発する場合に常に同一の内容のメッセージしか出力されないことによるユーザへの純正品の交換ユニットを使用することを推奨する効果の低減を防止することができる。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二特徴構成に加えて、前記報知手段は、前記識別手段により識別された交換ユニットが純正品であるかまたは非純正品であるかに対応し、かつ、当該交換ユニットが過去に純正品または非純正品の何れが使用されていたかを示す前記交換履歴に対応して異なるメッセージが設定されたメッセージテーブルを備え、前記メッセージテーブルに基づいて特定されるメッセージを出力する点にある。
上述の構成によれば、過去の交換履歴に対応した複数のメッセージテーブルによって今回の識別メッセージが示されることから、今回の識別結果を示すだけでなく過去の識別結果と比較した今回の識別結果を示されるので、ユーザに現在使用している交換ユニットをより明確に把握させて警告効果を高めることができる。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第三特徴構成に加えて、前記メッセージテーブルに設定されたメッセージには、非純正品の交換ユニットの使用により前記画像形成装置に及ぼす弊害情報を伝達する警告メッセージであって、前記交換履歴に対応して異なる警告メッセージが含まれる点にある。
上述の構成によれば、前記メッセージテーブルには、非純正品の交換ユニットの使用により前記画像形成装置に及ぼす弊害情報を伝達する警告メッセージが、交換履歴に対応して異ならせて記憶され、非純正品の交換ユニットの使用頻度に応じて異なる警告メッセージとして表示されるので、ユーザが非純正品の使用による弊害等を認識することによってユーザへの警告効果を高めることができる。
以上説明した通り、本発明によれば、過去の純正品判定結果の履歴に基づいて、今回の純正品判定結果の通知内容や通知方法を変更し、ユーザへの警告効果を高めることのできる画像形成装置を提供することができるようになった。
以下に、本発明を適用した画像形成装置として、複写機能を備えた複写機について説明する。
当該複写機は、図2に示すように、原稿画像を原稿画像データとして読み取る画像読取部1と、前記画像読取部1により読み取られた原稿画像データに所定の処理を施して出力画像データを生成する出力画像データ生成部2と、前記出力画像データ生成部2からの出力画像データに基づいて記録媒体である用紙Dに画像を形成して出力する画像形成部3と、当該複写機の複写動作を起動するプリントキーや複写枚数などを設定する数値キーなどのハードキー群とタッチパネル式のカラー液晶表示部からなる操作パネル部4と、前記各部の図示しない制御部を統括制御するシステム制御部5とを備えて構成されている。
前記画像読取部1は、原稿が載置される原稿トレイ101と、前記原稿トレイ101に載置された原稿を給紙する原稿給紙部(図示せず)と、前記原稿給紙部により給紙された原稿の画像を読み取るCCDリニアセンサ(図示せず)を備えて構成されている。
前記画像形成部3は、前記出力画像データに基づいて感光体302にトナー画像を形成するトナー画像形成部31と、前記トナー画像を加熱して用紙上に定着させる定着部32と、用紙を搬送する搬送部とを備えて構成されている。
前記トナー画像形成部31は、前記感光体311と、前記感光体311の周囲に順に配置され、表面を均一にコロナ帯電する帯電チャージャー312と、帯電された前記感光体311を露光して静電潜像を形成するプリントヘッド313と、形成された静電潜像にトナーを静電付着させてトナー像を顕像化する現像部314と、トナーが充填されており前記現像部314へトナーを供給する交換ユニットとしてのトナーカートリッジ315と、前記トナー像を用紙Dに転写する転写部316と、転写後に前記感光体311に残存するトナーを除去するクリーニング部317と、前記感光体302表面の残留電位を落して均一にする除電ランプ318とを備えて構成されている。
前記搬送部は、給紙カセット331と、前記給紙カセット6から前記用紙Dを1枚ずつ搬送する給紙搬送部332と、給紙された用紙Dを前記転写部316に搬送して、トナー像が転写された前記用紙Dを前記定着部32に向けて搬送する定着搬送部333と、前記定着部32を通過した前記用紙Dを排紙トレイ334に排紙する排紙搬送部335とを備えて構成されており、前記搬送部の各々には搬送用のローラが設けられている。
前記給紙カセット331は、用紙Dを補充する場合に、当該複写機から手前に引き出せる構造となっており、引き出した前記給紙カセット331に必要に応じて新たな用紙Dを補充して再び当該複写機に押し入れるように構成されている。
前記操作パネル部4は、前記画像読取部1の手前側に配置され、図3に示すように、中央部に配置され、複数のメニューキー等が表示され各メニューキーに対する操作を検出するタッチパネル式の表示部40と、前記表示部40の上部に配置されプリント・送信・受信・メモリ・エラーの各状況をLED表示する状況表示部41と、主電源の状態をLED表示する主電源LED42と、また前記表示部40の両側に設けられた種々の入力キー43を備えて構成されている。
前記システム制御部5は、図1に示すように、所定の制御プログラムに基づいて前記操作パネル部4の表示の制御や、後述する画像読取制御部100、画像形成制御部300、および操作制御部400等の各制御部の制御を行うCPU(図示せず)と、前記制御プログラムが格納されるROM(図示せず)と、作業領域等として使用されるRAM(図示せず)とを備えて構成されている。
また、前記システム制御部5は、前記画像読取部1による原稿の読取動作を制御する画像読取制御部100や、前記出力画像データ生成部2と前記画像形成部3を制御する画像形成制御部300や、前記操作パネル部4の入出力信号を制御する操作制御部400等の各制御部の各々と内部バス500を介して接続されており、前記各制御部の動作タイミング等を制御することによって当該複写機の複写動作を制御している。
前記複写機の動作としては、オペレータによる操作パネル部4の操作を受け、原稿トレイ101に載置された原稿を画像読取部1で読取ることで取得された画像データに対して出力画像データ生成部2で所定の処理が施され、出力画像データが生成される。または、画像形成部3に備えられた図示しないハードディスク等の記録媒体に保存された画像データが前記操作パネル4の操作から呼び出され、前記画像データに対して前記出力画像データ生成部2で所定の処理が施され、出力画像データが生成される。
一方、給紙カセット331から給紙された用紙Dは、給紙搬送部332と定着搬送部333によりトナー画像形成部31へ搬送され、前記トナー画像形成部31において、前記出力画像データに基づいて形成されたトナー像が前記用紙Dに転写される。
トナー像を転写された前記用紙Dは、前記定着搬送部333により定着部32に搬送され、前記定着部32において、前記トナー像を定着させられてから、排紙搬送部335により排紙トレイ334に排紙される。
以下に、交換ユニットとしてのトナーカートリッジ315について説明する。
前記トナーカートリッジ315は、図2および図4に示すように、画像形成装置のカバーを開くことで着脱可能に構成されている。例えば、前記画像形成装置が前面のカバーを開くことによって前記トナーカートリッジ315を交換するタイプである場合は、オペレータがグリップ340を握りながら押引することで、前記トナーカートリッジ315が前記画像形成装置に着脱可能に構成されており、前記トナーカートリッジ315は、前記グリップ340と、トナーが充填されているカートリッジ本体341と、前記カートリッジ本体の内部に備えられている図示しないトナー攪拌部によって攪拌されたトナーを、図4の二点鎖線矢印で示す経路によって前記現像部314へ供給するに当たってのトナーの出口部分に相当するトナー排出部342と、前記カートリッジ本体341の表面に貼付された無線チップ343とを備えて構成されている。
前記無線チップ343は、自身が貼付されているトナーカートリッジ315に充填されているトナーの種類、トナー容量、製造番号、機種コード、出荷地域コード、シリアルナンバーといった製造情報が記憶されているメモリ(図示せず)を備えて構成されている。
前記メモリは、前記画像形成装置への給電を停止しても記憶されている製造情報が消えてしまわないように不揮発性であって、例えば、EEPROM、フラッシュメモリ、FeRAM等で構成されている。
また、前記画像形成装置において、前記トナーカートリッジ315が装着されたときの前記無線チップ343の位置の近傍には、前記無線チップ343に記憶された製造情報を読み取るための読取器344が備えられており、前記読取器344は、図4に一点鎖線で示すように、電波によって前記無線チップ343と製造情報を無線にて送受信可能に構成されている。
なお、図4に示すように、前記無線チップ343と前記読取器344の通信を支障なく行なうために、前記トナーカートリッジ315が前記画像形成装置に挿入された状態では、前記無線チップ343と前記読取器344が対向した位置となるように構成されている。
前記読取器344によって前記無線チップ343から読み取られた前記トナーカートリッジ315の製造情報は、前記システム制御部5によって処理される。
前記システム制御部5は、図1に示すように、交換ユニットとしての前記トナーカートリッジ315が純正品か非純正品かを識別する識別手段81と、前記識別手段81による識別結果に基づいて前記トナーカートリッジ315の交換履歴を管理する交換履歴管理手段82と、前記識別手段81による識別結果に基づいてメッセージを出力する報知手段83とを備えて構成されており、これらの手段は、前記ROMに記憶されているプログラムやデータを、前記RAM上に展開された製造情報等のデータに基づいて、前記CPUによって演算実行されることにより実現されている。
前記識別手段81は、新しく画像形成装置に装着されたトナーカートリッジ315の無線チップ343に記憶されている製造情報を前記画像形成装置の本体、例えば、前記ROMに記憶されている製造情報と照合することによって、当該トナーカートリッジ315が純正品であるか否かの識別を行なうように構成されている。比較照合は、例えば、両製造情報を作業領域としての前記RAMに転送することによって行なう。
詳述すると、前記識別手段81は、前記読取器344が前記無線チップ343から読み取った製造情報のうちの機種コードと出荷地域コードを読み取るとともに、前記ROMに記憶されている製造情報のうちの対応する機種コードと出荷地域コードを読み取り、両者を比較して正規の対応関係にない場合は当該トナーカートリッジ315は非純正品であると判定する。
正規の対応関係とは、例えば、前記機種コードであれば、同種のトナーカートリッジ315を使用することができる機種である関係、前記出荷地域コードであれば、トナーカートリッジの規格が同一の国または地域向けに輸出する製品である関係である。
次に、前記識別手段81は、前記読取器344が前記無線チップ343から読み取った製造情報のうちのトナー切れ回数を読み取って、前記トナー切れ回数が零であるか否かを判定し、零でない場合には当該トナーカートリッジ315は非純正品であると判定する。つまり、この場合は、当該トナーカートリッジ315が純正品であるか否かにかかわらず、当該トナーカートリッジ315に含まれるトナーのみが交換されていると擬制して非純正品であると判定するのである。
以上の比較照合を行なった結果、非純正品であると判定されなかったトナーカートリッジ315は純正品であると判定される。
前記交換履歴管理手段82は、トナーカートリッジ315の交換日付毎に区分された複数のレコードを備えて構成され、各レコードは装着されたトナーカートリッジ315の純正品、非純正品の種別フィールド、前記トナーカートリッジ315の製造情報フィールド等の各フィールドデータで構成されている。また、前記製造情報フィールドは、トナーの種類、トナー容量、製造番号、機種コード、出荷地域コード、シリアルナンバー等のフィールドデータより構成されている。
前記報知手段83は、前記識別手段81による識別結果、および、前記交換履歴管理手段82により管理される交換履歴に基づいて異なるメッセージを出力するように構成されている。
以下に詳述する。前記報知手段83は、前記交換履歴に対応した複数のメッセージテーブルを備え、前記変換履歴と前記メッセージテーブルに基づいて特定されるメッセージを出力するように構成されている。
前記メッセージテーブルは、前記識別手段81により識別された前記トナーカートリッジ315の識別メッセージであり、例えば、図5に示すように、前回の判定結果と今回の判定結果の4種類の異なるメッセージが出力されるように構成されている。
また、前記メッセージテーブルは、前記トナーカートリッジ315の使用による前記画像形成装置に対する影響度合を伝達する警告メッセージであり、例えば、図6に示すように、今回の判定結果と過去に非純正品が装着された回数とに基づいて7種類の異なるメッセージが出力されるように構成されている。
前記報知手段83は、図5と図6に示す判定結果のメッセージを、図7に示すように、前記操作パネル部4に表示させる。なお、前記画像形成装置が、外部接続されているPC上の操作画面への表示を行なう構成である場合は、前記PC上の操作画面へ判定結果を表示してもよい。
以下、画像形成装置によって行なわれるトナーカートリッジ315の純正品、非純正品の判定動作を、図8から図11のフローチャートに基づいて説明する。図8では純正品、非純正品の判定動作を、図9では判定動作におけるカートリッジ交換判定処理の詳細を、図10では判定動作における純正品表示処理の詳細を、図11では判定動作における非純正品表示処理の詳細を説明する。
以下、図8に示す純正品、非純正品の判定動作について説明する。
画像形成装置が、トナーカートリッジ315を取り出すために開閉可能となっているカバーが開いていること、または、電源投入直後であることを検知して(SA1)、その後、前記カバーが閉じていることを検知した場合は(SA2)、図9において後述するトナーカートリッジ315の交換判定処理を行なう(SA3)。
ステップSA3における交換判定処理の結果、トナーカートリッジ315が交換されたことが検知された場合には(SA4)、交換されたトナーカートリッジ315が純正品であるか否かの判定処理が識別手段81によって行なわれる(SA5)。
ステップSA5における判定処理の結果が、交換したトナーカートリッジ315が純正品であるとの結果である場合(SA6)、過去に純正品のトナーカートリッジが何回装着されたのかを示す純正品カウントのカウント値を1だけ増加させて(SA7)、図10において後述する当該トナーカートリッジ315が純正品である旨を操作パネル部4に表示する処理を行なう(SA8)。
一方、ステップSA5における判定処理の結果が、交換したトナーカートリッジ315が非純正品であるとの結果である場合(SA6)、過去に非純正品のトナーカートリッジが何回装着されたのかを示す非純正品カウントのカウント値を1だけ増加させて(SA9)、図11において後述する当該トナーカートリッジ315が非純正品である旨を操作パネル部4に表示する処理を行なう(SA10)。
最後に、交換履歴管理手段82が、今回のトナーカートリッジ315の交換に関する情報、つまり、今回の交換日付、装着されたトナーカートリッジ315の純正品、非純正品の種別、そして交換したトナーカートリッジ315の製造情報等の情報を画像形成装置のROMに格納させる(SA11)。
以下、図9に示す判定動作におけるカートリッジ交換判定処理について説明する。
識別手段81は、今回装着したトナーカートリッジ315の無線チップ343に記憶されている製造情報のうちシリアルナンバー等の当該画像形成装置を識別できるコードを読み込んで画像形成装置のRAMに記憶させるとともに(SB1)、前記画像形成装置のROMに記憶されている前回装着されていたトナーカートリッジの製造情報のうちシリアルナンバー等の当該画像形成装置を識別できるコードを読み込んで前記RAMに記憶させる(SB2)。
読み込んだ製造情報のうち、シリアルナンバーが一致していない場合は(SB3)、新しく装着されたトナーカートリッジ315は前回装着されていたものと異なる、つまり、トナーカートリッジは交換されたと判定される(SB4)。
一方、シリアルナンバーが一致している場合であって(SB3)、前回装着されていたトナーカートリッジがトナー切れであった場合、つまり、今回装着したトナーカートリッジ315がトナー切れ状態からの復帰を示す場合は(SB5)、今回装着したトナーカートリッジ315の無線チップ343に記憶されている製造情報のうちのトナー切れ回数を読み込んで前記RAMに記憶させるとともに(SB6)、前記ROMに記憶されている前回装着されていたトナーカートリッジの製造情報のうちのトナー切れ回数を読み込んで前記RAMに記憶させる(SB7)。
読み込んだ両トナー切れ回数を比較して一致している場合は(SB8)、新しく装着されたトナーカートリッジ315は前回装着されていたものと同一、つまり、トナーカートリッジは交換されていないと判定される(SB9)、一致していない場合は(SB8)、トナーカートリッジの中身が充填されたと判断し、実質的にトナーカートリッジが交換されたと判定される(SB4)。
以下、図10に示す判定動作における純正品表示処理について説明する。
識別手段81が、画像形成装置のROMに記憶されているトナーカートリッジの前回交換時の判定結果を読み込んで前記画像形成装置のRAMに記憶させる(SC1)。
報知手段83は、ステップSC1で記憶させられた前回交換時の判定結果を参照して、前回装着されていたトナーカートリッジが純正品である場合は(SC2)、図5に示すメッセージ番号MA1−1に対応するメッセージを操作パネル部4に表示させ(SC3)、前回装着されていたトナーカートリッジが非純正品である場合は(SC2)、図5に示すメッセージ番号MA1−2に対応するメッセージを前記操作パネル部4に表示させる(SC4)。
次に、前記報知手段83は、前記ROMに記憶されている非純正品カウント値を読み込んで前記RAMに記憶させて(SC5)、前記非純正品カウント値から過去に当該画像形成装置に非純正品が装着された回数を参照して、回数に応じたメッセージを前記操作パネル部に表示させる(SC6)。
つまり、図6に示すメッセージテーブルを使用する場合、回数が0回であれば、図6に示すメッセージ番号MA2−1に対応するメッセージを(SC7)、回数が1から5回であれば、図6に示すメッセージ番号MA2−2に対応するメッセージを(SC8)、回数が6から10回であれば、図6に示すメッセージ番号MA2−3に対応するメッセージを(SC9)、そして回数が11回以上であれば、図6に示すメッセージ番号MA2−4に対応するメッセージを(SC10)表示させる。
以下、図11に示す判定動作における非純正品表示処理について説明する。
識別手段81が、画像形成装置のROMに記憶されているトナーカートリッジの前回交換時の判定結果を読み込んで前記画像形成装置のRAMに記憶させる(SD1)。
報知手段83は、ステップSD1で記憶させられた前回交換時の判定結果を参照して、前回装着されていたトナーカートリッジが純正品である場合は(SD2)、図5に示すメッセージ番号MB1−1に対応するメッセージを操作パネル部4に表示させ(SD3)、前回装着されていたトナーカートリッジが非純正品である場合は(SD2)、図5に示すメッセージ番号MB1−2に対応するメッセージを前記操作パネル部に表示させる(SD4)。
次に、前記報知手段83は、前記ROMに記憶されている非純正品カウント値を読み込んで前記RAMに記憶させて(SD5)、前記非純正品カウント値から過去に当該画像形成装置に非純正品が装着された回数を参照して、回数に応じたメッセージを前記操作パネル部に表示させる(SD6)。
つまり、図6に示すメッセージテーブルを使用する場合、回数が1から5回であれば、図6に示すメッセージ番号MB2−1に対応するメッセージを(SD7)、回数が6から10回であれば、図6に示すメッセージ番号MB2−2に対応するメッセージを(SD8)、そして回数が11回以上であれば、図6に示すメッセージ番号MB2−3に対応するメッセージを(SD9)表示させる。
以下、別実施形態について説明する。
上述の実施形態では、無線チップ343と読取器344が無線にて送受信する方式について説明したが無線方式でなくてもよい。例えば、前記無線チップ343に雄コネクタが、前記読取器344に雌コネクタが備えられており、トナーカートリッジ315を挿入すると、前記無線チップ343と前記読取器344がコネクタ接続された状態となって製造情報の送受信が可能となるような構成であってもよい。
上述の実施形態における無線チップ343と読取器344との間の情報の送受信の方式の具体例として、RFID(Radio Frequency Identification)タグを用いた通信方式を用いることができる。RFIDタグを用いた通信方式を用いた場合は、機種コード、シリアルナンバー等の製造情報の照合の代わりに、RFIDタグを一意に識別するための情報である識別情報(UID)を利用して、個々のトナーカートリッジ315を識別する構成としてもよい。
上述の実施形態では、過去に非純正品が装着された回数に基づいて異なるメッセージを出力する構成について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、過去に純正品が装着された回数と非純正品が装着された回数との比率に基づいて異なるメッセージが特定されるメッセージテーブルを備えた構成や、装着回数ではない直近10回分の純正品、非純正品の判定結果の順序に基づいて異なるメッセージが特定されるメッセージテーブルを備えた構成であってもよい。
上述の実施形態では、メッセージの表示例を図7に示したが、表示は図7に示したものに限らない。例えば、図7に示した情報に追加して、純正品の購入方法や販売元の連絡先等を表示する構成であってもよい。
上述の実施形態では、報知手段83は、操作パネル部4の表示部40にメッセージを表示する構成について説明したが、前記報知手段83は、メッセージ表示以外の手段でオペレータに報知する構成であってもよく、例えば、前記報知手段83は、図5と図6に示すようなメッセージを音声によって当該複写機のオペレータに知らせる構成であってもよい。
他例としては、操作パネル4に警告用LEDを設けておき、当該LEDの点滅等によってオペレータに知らせる構成、前記操作パネル4に警告用ブザーを設けておき、当該ブザー音によってオペレータに知らせる構成がある。
さらに、これら複数の警告方法を通知内容に重要度に応じて替える構成であってもよい。
上述の実施形態では、本発明を適用した画像形成装置として、複写機能を備えた複写機について説明したが、前記画像形成装置は、着脱可能な交換ユニットを使用する構成を有する機器であれば複写機以外であってもよく、例えばプリンタ、FAX、または複合機等であってもよい。
上述した実施形態は何れも本発明の一実施例に過ぎず、当該記載により本発明の範囲が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明による作用効果を奏する範囲において適宜変更することができることはいうまでもない。
本発明を適用した画像形成装置の各制御部の機能ブロック構成図 複写機の説明図 複写機の操作パネル部の説明図 トナーカートリッジの説明図 交換ユニットの識別メッセージであるメッセージテーブルの説明図 画像形成装置に対する影響度合伝達メッセージであるメッセージテーブルの説明図 操作パネル部のメッセージ表示の説明図 純正品、非純正品の判定動作についてのフローチャート 判定動作におけるカートリッジ交換判定処理についてのフローチャート 判定動作における純正品表示処理についてのフローチャート 判定動作における非純正品表示処理についてのフローチャート
3:画像形成部
4:操作パネル部
5:システム制御部
81:識別手段
82:交換履歴管理手段
83:報知手段
314:現像部
315:トナーカートリッジ
340:グリップ
341:カートリッジ本体
342:トナー排出部
343:無線チップ
344:読取器

Claims (4)

  1. 着脱可能な交換ユニットが純正品か非純正品かを識別する識別手段と、前記識別手段による識別結果に基づいて前記交換ユニットの交換履歴を管理する交換履歴管理手段と、前記識別手段による識別結果に基づいてメッセージを出力する報知手段とを備えてなる画像形成装置であって、
    前記報知手段は、前記識別手段により識別された交換ユニットが純正品であるかまたは非純正品であるかに応じて、かつ、当該交換ユニットが過去に純正品または非純正品の何れが使用されていたかを示す前記交換履歴に応じて、当該交換ユニットの現在に到る交換過程が認識可能な異なる内容のメッセージを出力する画像形成装置。
  2. 前記報知手段は、前記識別手段により識別された交換ユニットが純正品であるかまたは非純正品であるかに応じて、かつ、当該交換ユニットが過去に純正品または非純正品の何れが使用されていたかを示す前記交換履歴から求まる非純正品の交換ユニットの使用頻度に応じて、純正品の交換ユニットの使用を推奨する異なる内容のメッセージを出力する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記報知手段は、前記識別手段により識別された交換ユニットが純正品であるかまたは非純正品であるかに対応し、かつ、当該交換ユニットが過去に純正品または非純正品の何れが使用されていたかを示す前記交換履歴に対応して異なるメッセージが設定されたメッセージテーブルを備え、前記メッセージテーブルに基づいて特定されるメッセージを出力する請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記メッセージテーブルに設定されたメッセージには、非純正品の交換ユニットの使用により前記画像形成装置に及ぼす弊害情報を伝達する警告メッセージであって、前記交換履歴に対応して異なる警告メッセージが含まれる請求項記載の画像形成装置。
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