JP4973672B2 - 放電灯の駆動装置および駆動方法、光源装置、プロジェクター - Google Patents

放電灯の駆動装置および駆動方法、光源装置、プロジェクター Download PDF

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Description

本発明は、放電灯を駆動する技術に関する。
プロジェクター(投影装置)の光源に利用される放電灯には、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプなどの高輝度放電ランプ(HIDランプ[High Intensity Discharge Lamp])が知られている。一般的に、プロジェクターにおける放電灯は、交番電流(交流)の供給を受けて、二つの電極間にアーク放電による放電光を発生させることによって発光する。
放電灯を駆動する駆動装置は、放電灯を始動させるために放電灯の電極に始動パルスを印加する始動回路(イグナイター)を備え、一般的に、始動パルスは、5〜12キロボルト(kV)程度の比較的に高い電圧に達する。特許文献1には、始動パルスを印加する始動回路を備える放電灯の駆動装置が記載されている。
特開2001−257091号公報
駆動装置において始動パルスを繰り返し発生させると、駆動装置を構成する電気回路では絶縁劣化が徐々に進行してしまうが、従来、始動パルスに起因する絶縁劣化に伴う駆動装置の故障について十分な検討がなされていなかった。絶縁劣化に伴う駆動装置の故障は、放電灯を正常に駆動することができなくなり、放電灯の性能を十分に発揮させることができなくなってしまう。
本発明は、上記した課題を踏まえ、放電灯を駆動する駆動装置の寿命を管理することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
第1形態の駆動装置は、放電灯を駆動する駆動装置であって、前記放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路と、データを記憶する不揮発性メモリーと、前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴を、前記不揮発性メモリーに記録する履歴記録部と、前記不揮発性メモリーに記録された稼動履歴に基づいて、前記始動回路による前記始動パルスの印加を抑制することによって前記放電灯の駆動を防止する始動抑制部と、前記始動回路を制御して前記始動パルスを連続的に発生させる始動制御処理を実行する始動制御部とを備え、前記履歴記録部は、前記始動制御処理を実行した回数である始動実行回数を、前記稼動履歴として前記不揮発性メモリーに記録し、前記始動抑制部は、前記不揮発性メモリーに記録された始動実行回数を積算した積算回数が基準閾値を越えた場合、前記駆動装置の想定寿命であると判断し、前記始動回路による前記始動パルスの印加を実行させないことによって前記放電灯の駆動を防止することを特徴とする。
第2形態の駆動方法は、放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路を備える駆動装置を用いて、前記放電灯を駆動する駆動方法であって、前記駆動装置が備えるコンピューターが、前記始動回路を制御して前記始動パルスを連続的に発生させる始動制御処理を実行し、前記始動制御処理を実行した回数である始動実行回数を、前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴として、前記駆動装置が備える不揮発性メモリーに記録し、前記不揮発性メモリーに記録された始動実行回数を積算した積算回数が基準閾値を越えた場合、前記駆動装置が備えるコンピューターが、前記駆動装置の想定寿命であると判断し、前記始動回路による前記始動パルスの印加を実行させないことによって前記放電灯の駆動を防止することを特徴とする。
[適用例1] 適用例1の駆動装置は、放電灯を駆動する駆動装置であって、前記放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路と、データを記憶する不揮発メモリーと、前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴を、前記不揮発性メモリーに記録する履歴記録部とを備えることを特徴とする。適用例1の駆動装置によれば、不揮発性メモリーに記憶された稼動履歴に基づいて、駆動装置の寿命を管理することができる。
[適用例2] 適用例1の駆動装置は、更に、前記不揮発性メモリーに記録された稼動履歴に基づいて、前記始動回路による前記始動パルスの印加を抑制する始動抑制部を備えても良い。適用例2の駆動装置によれば、不揮発性メモリーに記憶された稼動履歴に基づいて始動パルスの印加が抑制されるため、想定寿命を超えた駆動装置による放電灯の駆動を防止することができる。
[適用例3] 適用例2の駆動装置において、更に、前記始動回路を制御して前記始動パルスを連続的に発生させる始動制御処理を実行する始動制御部を備え、前記履歴記録部は、前記始動制御処理を実行した回数である始動実行回数を、前記稼動履歴として前記不揮発性メモリーに記録し、前記始動抑制部は、前記不揮発性メモリーに記録された始動実行回数を積算した積算回数が基準閾値を越えた場合、前記始動回路による前記始動パルスの印加を抑制するとしても良い。適用例3の駆動装置によれば、始動制御処理の始動実行回数が稼動履歴として不揮発性メモリーに記憶されるため、発生させた個々の始動パルスについての情報を記憶するよりも、不揮発性メモリーにおける稼動履歴の管理を簡素化することができる。
[適用例4] 適用例2の駆動装置において、前記履歴記録部は、前記始動パルスを発生させた回数であるパルス発生回数を、前記稼動履歴として前記不揮発性メモリーに記録し、前記始動抑制部は、前記不揮発性メモリーに記録されたパルス発生回数を積算した積算回数が基準閾値を越えた場合、前記始動回路による前記始動パルスの印加を抑制するとしても良い。適用例4の駆動装置によれば、絶縁劣化の要因である始動パルスのパルス発生回数が稼動履歴として管理されるため、駆動装置における絶縁劣化の進行具合をより正確に判断することができる。
[適用例5] 適用例2ないし適用例4のいずれかの駆動装置において、前記始動抑制部は、前記駆動装置に電源が投入された後、前記始動回路が前記始動処理を実行する前に、前記不揮発性メモリーに記録された稼動履歴に基づいて、前記始動回路による前記始動パルスの印加を抑制しても良い。適用例5の駆動装置によれば、想定寿命を超えた駆動装置による始動パルスの発生を事前に回避することができる。
[適用例6] 適用例1ないし適用例5のいずれかの駆動装置であって、前記不揮発性メモリーは、前記始動回路を構成する電子部品と共に同じプリント基板に実装された電子部品であっても良い。適用例6の駆動装置によれば、始動パルスによる絶縁劣化の影響を受けるプリント基板ごとに駆動装置の寿命を管理することができる。
[適用例7] 適用例1ないし適用例6のいずれかの駆動装置は、更に、前記不揮発性メモリーに記録された稼動履歴に基づく情報を、前記駆動装置の外部に出力する情報出力部を備えても良い。適用例7の駆動装置によれば、不揮発性メモリーに記憶された稼動履歴に基づいて、駆動装置の外部で駆動装置の寿命を管理することができる。
[適用例8] 適用例8の光源装置は、光を放出する光源装置であって、電極間の放電によって発光する放電灯と、前記放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路と、データを記憶する不揮発性メモリーと、前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴を、前記不揮発性メモリーに記録する履歴記録部とを備えることを特徴とする。適用例8の光源装置によれば、不揮発性メモリーに記憶された稼動履歴に基づいて、光源装置を保守管理することができる。
[適用例9] 適用例9のプロジェクターは、映像を投影するプロジェクターであって、前記映像を表現する投影光の光源として、電極間の放電によって発光する放電灯と、前記放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路と、データを記憶する不揮発性メモリーと、前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴を、前記不揮発性メモリーに記録する履歴記録部とを備えることを特徴とする。適用例9のプロジェクターによれば、不揮発性メモリーに記憶された稼動履歴に基づいて、プロジェクターを保守管理することができる。
[適用例10] 適用例10の駆動方法は、前記放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路を備える駆動装置を用いて、前記放電灯を駆動する駆動方法であって、前記駆動装置が備えるコンピューターが、前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴を、前記駆動装置が備える不揮発性メモリーに記録することを特徴とする。適用例10の駆動方法によれば、不揮発性メモリーに記憶された稼動履歴に基づいて、駆動装置の寿命を管理することができる。
本発明の形態は、駆動装置、光源装置、プロジェクター、駆動方法に限るものではなく、例えば、プロジェクターを備えるシステム、放電灯を駆動する機能をコンピューターに実現させるためのプログラムなどの他の形態に適用することもできる。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
プロジェクターの構成を主に示す説明図である。 プロジェクターにおける光源装置の詳細構成を示す説明図である。 光源装置における駆動装置の詳細構成を主に示す説明図である。 バラストユニットの外観構成を示す斜視図である。 駆動装置のバラスト制御部が実行する点灯処理を示すフローチャートである。 第1変形例における駆動装置のバラスト制御部が実行する点灯処理を示すフローチャートである。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した投影装置であるプロジェクターについて説明する。
A.実施例:
A1.プロジェクターの構成:
図1は、プロジェクター10の構成を主に示す説明図である。プロジェクター10は、映像をスクリーン80に投影する。スクリーン80は、映像が表示される平面であり、映写幕であっても良いし、壁面であっても良い。
プロジェクター10は、光源装置20と、投影光学系30と、投射光学系40とを備える。プロジェクター10の光源装置20は、光源として光を放出し、光源装置20から放出された光は、投影光学系30に供給される。光源装置20の詳細については後述する。
プロジェクター10の投影光学系30は、光源装置20から供給される光から、映像を表現する投影光を生成する。投影光学系30によって生成された投影光は、投射光学系40に送出される。本実施例では、投影光学系30は、色分離合成光学系であり、光源装置20から供給された光を、赤色光,緑色光,青色光に分離し、三つの空間光変調器でそれぞれ変調した後、これらの光を再び一つの光に合成することによって投影光を生成する。本実施例では、空間光変調器の数は三つであるが、他の実施形態において、三つ以下であっても良いし、三つ以上であっても良い。本実施例では、空間光変調器は、透過光を変調させる透過型液晶パネルであるが、他の実施形態において、反射光を変調させる反射型液晶パネルを用いても良いし、デジタル・マイクロ・ミラーデバイス(Digital Micromirror Device、DMD(登録商標))を始めとするマイクロミラー型光変調装置を用いても良い。
プロジェクター10の投射光学系40は、投影光学系30で生成された投影光をスクリーン80に投射する。本実施例では、投射光学系40は、フロントレンズ,ズームレンズ,マスタレンズ,フォーカスレンズなどの複数のレンズを配列した投射レンズユニットである。なお、投射光学系40は、投射レンズユニットに限るものではなく、非球面レンズ,拡大レンズ,拡散ガラス,非球面ミラー,反射ミラーの少なくとも一つを用いて、投影光学系30で生成された投影光をスクリーン80へ反射させる光学系であっても良い。
A2.光源装置の詳細構成:
図2は、プロジェクター10における光源装置20の詳細構成を示す説明図である。光源装置20は、光源ユニット210と、駆動装置600とを備える。光源装置20の光源ユニット210は、主反射鏡212と、副反射鏡214と、放電灯500とを備える。光源装置20の駆動装置600は、放電灯500を駆動する。駆動装置600の詳細については後述する。
光源ユニット210の放電灯500は、発光管510と、電極520a,520bと、導電部材530a,530bと、電極端子540a,540bとを備える。放電灯500は、駆動装置600によって駆動され、第1の電極である電極520bと、第2の電極である電極520aとの間に発生するアーク放電によって発光する。
放電灯500の発光管510は、透光性を有し中央部が球状に膨出した石英ガラス管であり、発光管510の中央部には、希ガス,水銀,金属ハロゲン化合物などの放電媒体を含むガスが封入される放電空間部512が形成されている。
放電灯500の電極520a,520bは、発光管510の放電空間部512に離間して配置され、発光管510の放電空間部512の内部にアーク放電を発生させる。本実施例では、電極520a,520bは、タングステン製である。
放電灯500の導電部材530aは、電極520aと電極端子540aとを電気的に接続する導電体であり、放電灯500の導電部材530bは、電極520bと電極端子540bとを電気的に接続する導電体である。本実施例では、導電部材530a,530bは、モリブデン箔であり、発光管510に封止されている。
放電灯500の電極端子540a,540bは、駆動装置600から供給される交番電流を電極520a,520bに導入する導電体であり、発光管510の両端部にそれぞれ設けられている。
光源ユニット210の主反射鏡212は、凹面状の反射面を有する。主反射鏡212は、放電灯500における電極520a側の端部に設けられ、放電灯500から発生された放電光を反射対象物である投影光学系30へと反射させる。本実施例では、主反射鏡212の反射面は、回転楕円形であるが、他の実施形態において、回転放物形であっても良い。本実施例では、主反射鏡212は、石英ガラス製であるが、他の実施形態において、結晶化ガラス製であっても良い。
光源ユニット210の副反射鏡214は、主反射鏡212よりも小さな半球状の反射面を有する。副反射鏡214は、放電灯500における放電空間部512が形成された中央部の電極520b側に設けられ、放電灯500で発生した放電光のうち電極520b側に放出された放電光を主反射鏡212へと反射させる。本実施例では、副反射鏡214は、石英ガラス製であるが、他の実施形態において、結晶化ガラス製であっても良い。
A3.駆動装置の詳細構成:
図3は、光源装置20における駆動装置600の詳細構成を主に示す説明図である。駆動装置600は、駆動制御部610と、バラストユニット620とを備える。
駆動装置600の駆動制御部610は、バラストユニット620の動作を制御する電気回路である。本実施例では、駆動制御部610は、CPU(Central Processing Unit、セントラルプロセッシングユニット)を備えるコンピューターであり、駆動制御部610によって実行される種々の処理は、プログラムに基づいてCPUが動作することによって実現されるが、他の実施形態において、駆動制御部610の電子回路がその物理的な回路構成に基づいて動作することによって実現されるとしても良い。
駆動装置600のバラストユニット620は、放電灯500を始動させると共に放電灯500の点灯を維持する安定器である。バラストユニット620は、電源入力部710と、ノイズフィルター720と、ダウンコンバーター730と、インバーターブリッジ740と、イグナイター750と、ランプ接続部760と、パルス幅変調制御部770と、バラスト制御部780と、制御接続部790とを備える。
図4は、バラストユニット620の外観構成を示す斜視図である。バラストユニット620は、種々の電子部品が実装されたプリント基板622と、プリント基板622に実装された電子部品で発生した熱を放熱する放熱器624とを備える。バラストユニット620のプリント基板622に実装された電子部品は、電源コード712と、インダクター732と、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor、MOS型電解効果トランジスター)734と、パワーダイオード736と、パワーMOSFET741,742,743,744と、イグナイター回路752と、イグナイタートランス754と、ランプコネクター768と、PWM(Pulse Width Modulation、パルス幅変調)チップ772,773と、MCU((Micro Control Unit, マイクロコントロールユニット)782と、制御信号コネクター792と、フォトカプラー794とを含む。バラストユニット620の放熱器624は、パワーMOSFET734、パワーダイオード736、パワーMOSFET741,742,743,744の各電子部品で発生した熱を放熱する。
図3の説明に戻り、バラストユニット620の電源入力部710は、電源コード712を含む電気回路であり、バラストユニット620の外部から供給される電源入力を受け付ける。本実施例では、電源入力部710は、放電灯500の駆動に用いられる電源入力として380ボルトの直流電力を受け付けると共に、パルス幅変調制御部770およびバラスト制御部780の駆動に用いられる電源入力として18ボルトの直流電力を受け付ける。
バラストユニット620のノイズフィルター720は、ダウンコンバーター730からバラストユニット620の外部へ放出されるノイズ(Electro-Magnetic Interference、EMI)を抑制するEMIフィルターである。
バラストユニット620のダウンコンバーター730は、インダクター732と、パワーMOSFET734と、パワーダイオード736とを含む電気回路であり、電源入力部710から入力された直流電力を降圧して、インバーターブリッジ740に供給される電力を調整する。バラストユニット620のパルス幅変調制御部770は、PWMチップ772,773を含む電気回路であり、バラスト制御部780の指示に基づいて、パルス幅変調によってダウンコンバーター730を制御する。
バラストユニット620のインバーターブリッジ740は、パワーMOSFET741,742,743,744を含む電気回路であり、ダウンコンバーター730で調整された直流電力から交流電力を生成する。バラストユニット620のイグナイター750は、イグナイター回路752と、イグナイタートランス754とを含む始動回路であり、放電灯500を始動させる始動パルスを印加する。バラストユニット620のランプ接続部760は、ランプコネクター768を含む電気回路であり、イグナイター750によって印加された始動パルスを放電灯500に伝送すると共に、インバーターブリッジ740によって生成された交流電力を放電灯500に伝送する。
バラストユニット620の制御接続部790は、制御信号コネクター792と、フォトカプラー794とを含む電気回路であり、バラスト制御部780と駆動制御部610との間でやり取りされるデータを中継する。
バラストユニット620のバラスト制御部780は、MCU782を含む電子回路であり、駆動制御部610の指示に基づいて、パルス幅変調制御部770、インバーターブリッジ740、イグナイター750の各部を制御する。バラスト制御部780は、不揮発性メモリー788と、始動制御部810と、履歴記録部820と、始動抑制部830と、情報出力部840とを備える。
バラスト制御部780の不揮発性メモリー788は、データを書き込み可能に記憶し、電源を供給しなくとも一旦記憶したデータを保持する記憶装置である。本実施例では、不揮発性メモリー788は、データを書き換え可能に記憶するフラッシュメモリーであり、MCU782に内蔵されている。
バラスト制御部780の始動制御部810は、イグナイター750を制御して始動パルスを連続的に発生させる始動制御処理を実行する。なお、始動制御処理の詳細は後述する。
バラスト制御部780の履歴記録部820は、イグナイター750が始動パルスを印加した稼動履歴を不揮発性メモリー788に記録する。本実施例では、履歴記録部820は、始動制御部810が始動制御処理を実行した回数である始動実行回数を、イグナイター750が始動パルスを印加した稼動履歴として不揮発性メモリー788に記録する。
バラスト制御部780の始動抑制部830は、不揮発性メモリー788に記録された稼動履歴に基づいて、イグナイター750による始動パルスの印加を抑制する。バラスト制御部780の情報出力部840は、制御接続部790を介して駆動制御部610に種々の情報を出力する。
本実施例では、バラスト制御部780における始動制御部810、履歴記録部820、始動抑制部830、情報出力部840の各機能は、MCU782がプログラムに基づいて動作することによって実現されるが、他の実施形態において、バラスト制御部780の電子回路がその物理的な回路構成に基づいて動作することによって実現されるとしても良い。
A4.プロジェクターの動作:
図5は、駆動装置600のバラスト制御部780が実行する点灯処理(ステップS10)を示すフローチャートである。点灯処理(ステップS10)は、駆動制御部610からの点灯要求に基づいて、放電灯500を始動させると共に放電灯500の点灯を維持する処理である。本実施例では、駆動装置600に電源が投入されると、バラスト制御部780は、点灯処理(ステップS10)を開始する。
バラスト制御部780は、点灯処理(ステップS10)を開始すると、駆動制御部610からの点灯要求を受信するまで待機する(ステップS100)。本実施例では、放電灯500の点灯中には、駆動制御部610からバラスト制御部780に対して点灯要求が継続して出力される。
駆動制御部610からの点灯要求を受信すると(ステップS100:「YES」)、バラスト制御部780は、始動抑制部830として動作することによって始動抑制処理(ステップS200)を実行する。始動抑制処理(ステップS200)は、不揮発性メモリー788に記録された稼動履歴に基づいて、イグナイター750による始動パルスの印加を抑制する処理である。
始動抑制処理(ステップS200)において、バラスト制御部780は、後述する始動制御処理(ステップS400)を実行した累積回数を示す始動実行回数Nsを、イグナイター750が始動パルスを印加した稼動履歴として不揮発性メモリー788から読み出す(ステップS202)。その後、バラスト制御部780は、不揮発性メモリー788から読み出した始動実行回数Nsが閾値Th1以下であるか否かを判断する(ステップS204)。本実施例では、閾値Th1は、百万回に設定されているが、バラストユニット620の仕様、放電灯500の使用状況など種々の要因に応じて任意の値に変更しても良い。
不揮発性メモリー788から読み出した始動実行回数Nsが閾値Th1を越える場合(ステップS204:「NO」)、バラスト制御部780は、点灯処理(ステップS10)を終了する。これによって、イグナイター750による始動パルスの印加が抑制される。
一方、不揮発性メモリー788から読み出した始動実行回数Nsが閾値Th1以下である場合(ステップS204:「YES」)、バラスト制御部780は、始動抑制処理(ステップS200)を終えて放電灯500を点灯させる処理へと進み、本実施例では、履歴記録部820として動作することによって履歴記録処理(ステップS300)を実行する。履歴記録処理(ステップS300)は、イグナイター750が始動パルスを印加した稼動履歴を不揮発性メモリー788に記録する処理である。履歴記録処理(ステップS300)において、バラスト制御部780は、不揮発性メモリー788から読み出した始動実行回数Nsに「1」を加算し(ステップS302)、加算した始動実行回数Nsを不揮発性メモリー788に記録する(ステップS304)。
履歴記録処理(ステップS300)の後、バラスト制御部780は、始動制御部810として動作することによって始動制御処理(ステップS400)を実行する。始動制御処理(ステップS400)は、イグナイター750を制御して始動パルスを連続的に発生させる処理である。
始動制御処理(ステップS400)において、バラスト制御部780は、イグナイター750のイグナイター回路752に電荷を蓄積させた後、イグナイター回路752に蓄積された電荷をイグナイタートランス754に放電することによって、始動パルスを発生させる。本実施例では、バラスト制御部780は、ダウンコンバーター730から入力電圧と略同じ380ボルトの直流電力が出力されている状態で、インバーターブリッジ740を約40ヘルツ(Hz)の速度で反転駆動させることによって、約40Hzの周期で始動パルスを連続的に発生させる動作を約2秒間実施する。すなわち、始動制御部810は、約2秒間に約80回の始動パルスを連続的に発生させる一連のシーケンス制御で始動制御処理(ステップS400)を実行する。
始動制御処理(ステップS400)において放電灯500が始動しない場合(ステップS500:「NO」)、バラスト制御部780は、始動抑制処理(ステップS200)からの処理を繰り返し実行する。本実施例では、バラスト制御部780は、先の始動制御処理(ステップS400)から約30秒後に、後続の始動制御処理(ステップS400)を実行する。
一方、始動制御処理(ステップS400)において放電灯500が始動した場合(ステップS500:「YES」)、駆動制御部610からの点灯要求が継続して出力されている間(ステップS700:「YES」)、バラスト制御部780は、放電灯500を継続して点灯させる点灯継続処理(ステップS600)を実行する。駆動制御部610からの点灯要求が途絶えた場合(ステップS700:「NO」)、バラスト制御部780は、点灯継続処理(ステップS600)を終了して、放電灯500を消灯させる消灯処理(ステップS800)を実行した後、点灯処理(ステップS10)を終了する。
A5.効果:
以上説明した駆動装置600によれば、不揮発性メモリー788に記憶されたイグナイター750の稼動履歴を表す始動実行回数Nsに基づいて、駆動装置600の寿命を管理することができる。また、不揮発性メモリー788に記憶された始動実行回数Nsに基づいて、イグナイター750による始動パルスの印加が抑制されるため(ステップS204)、想定寿命を超えた駆動装置600による放電灯500の駆動を防止することができる。また、始動制御処理(ステップS400)の始動実行回数Nsが稼動履歴として不揮発性メモリー788に記憶されるため、発生させた個々の始動パルスについての情報を記憶するよりも、不揮発性メモリー788における稼動履歴の管理を簡素化することができる。また、始動抑制処理(ステップS200)が始動制御処理(ステップS400)に先立って実行されるため、想定寿命を超えた駆動装置600による始動パルスの発生を事前に回避することができる。また、不揮発性メモリー788は、イグナイター750を構成するイグナイター回路752およびイグナイタートランス754と共に同じプリント基板622に実装された電子部品であるため、始動パルスによる絶縁劣化の影響を受けるプリント基板622ごとに駆動装置600の寿命を管理することができる。
B.第1変形例:
第1変形例の駆動装置600は、始動パルスを発生させた回数を稼動履歴として不揮発性メモリー788に記録する点以外は、前述した実施例と同様である。
図6は、第1変形例における駆動装置600のバラスト制御部780が実行する点灯処理(ステップS11)を示すフローチャートである。点灯処理(ステップS11)は、駆動制御部610からの点灯要求に基づいて、放電灯500を始動させると共に放電灯500の点灯を維持する処理である。本実施例では、駆動装置600に電源が投入されると、バラスト制御部780は、点灯処理(ステップS11)を開始する。
駆動制御部610からの点灯要求を受信すると(ステップS100:「YES」)、バラスト制御部780は、始動抑制部830として動作することによって始動抑制処理(ステップS210)を実行する。始動抑制処理(ステップS210)は、不揮発性メモリー788に記録された稼動履歴に基づいて、イグナイター750による始動パルスの印加を抑制する処理である。
始動抑制処理(ステップS210)において、バラスト制御部780は、後述の始動制御処理(ステップS400)において始動パルスが発生した累積回数を示すパルス発生回数Npを、イグナイター750が始動パルスを印加した稼動履歴として不揮発性メモリー788から読み出す(ステップS212)。その後、バラスト制御部780は、不揮発性メモリー788から読み出したパルス発生回数Npが閾値Th2以下であるか否かを判断する(ステップS214)。本実施例では、閾値Th2は、一千万回に設定されているが、バラストユニット620の仕様、放電灯500の使用状況など種々の要因に応じて任意の値に変更しても良い。
不揮発性メモリー788から読み出したパルス発生回数Npが閾値Th2を越える場合(ステップS214:「NO」)、バラスト制御部780は、点灯処理(ステップS11)を終了する。これによって、イグナイター750による始動パルスの印加が抑制される。
一方、不揮発性メモリー788から読み出したパルス発生回数Npが閾値Th2以下である場合(ステップS214:「YES」)、バラスト制御部780は、始動抑制処理(ステップS210)を終えて、始動制御処理(ステップS400)を実行する。第1変形例における始動制御処理(ステップS400)は、前述の実施例と同様である。
始動制御処理(ステップS400)の後、バラスト制御部780は、履歴記録部820として動作することによって履歴記録処理(ステップS310)を実行する。履歴記録処理(ステップS310)は、イグナイター750が始動パルスを印加した稼動履歴を不揮発性メモリー788に記録する処理である。履歴記録処理(ステップS310)において、バラスト制御部780は、不揮発性メモリー788から読み出したパルス発生回数Npに、直前の始動制御処理(ステップS400)において発生した始動パルスの回数を加算し(ステップS312)、加算したパルス発生回数Npを不揮発性メモリー788に記録する(ステップS314)。
履歴記録処理(ステップS310)の後、始動制御処理(ステップS400)において放電灯500が始動しない場合(ステップS500:「NO」)、バラスト制御部780は、始動抑制処理(ステップS210)からの処理を繰り返し実行する。
一方、履歴記録処理(ステップS310)の後、始動制御処理(ステップS400)において放電灯500が始動した場合(ステップS500:「YES」)、バラスト制御部780は、前述の実施例と同様に、点灯継続処理(ステップS600)を実行する。
以上説明した駆動装置600によれば、不揮発性メモリー788に記憶されたイグナイター750の稼動履歴を表すパルス発生回数Npに基づいて、駆動装置600の寿命を管理することができる。また、不揮発性メモリー788に記憶されたパルス発生回数Npに基づいて、イグナイター750による始動パルスの印加が抑制されるため(ステップS214)、想定寿命を超えた駆動装置600による放電灯500の駆動を防止することができる。また、絶縁劣化の要因である始動パスルのパルス発生回数Npが稼動履歴として管理されるため、駆動装置600における絶縁劣化の進行具合をより正確に判断することができる。また、始動抑制処理(ステップS210)が始動制御処理(ステップS400)に先立って実行されるため、想定寿命を超えた駆動装置600による始動パルスの発生を事前に回避することができる。
C.その他の実施形態:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
例えば、バラスト制御部780は、情報出力部840として動作することによって、始動実行回数Nsやパルス発生回数Npを始めとする不揮発性メモリー788に記録された稼動履歴に基づく情報を、制御接続部790を介して駆動装置600の外部に出力しても良い。この場合、光源装置20やプロジェクター10に設けられたディスプレイやランプ(図示しない)で、駆動装置600の外部に出力された情報に基づいて使用可否の表示や寿命の表示を実行しても良い。上述の実施形態によれば、不揮発性メモリー788に記憶された稼動履歴に基づいて、駆動装置600の外部で駆動装置600の寿命を管理することができる。
10…プロジェクター
20…光源装置
30…投影光学系
40…投射光学系
80…スクリーン
210…光源ユニット
212…主反射鏡
214…副反射鏡
500…放電灯
510…発光管
512…放電空間部
520a,520b…電極
530a,530b…導電部材
540a,540b…電極端子
600…駆動装置
610…駆動制御部
620…バラストユニット
622…プリント基板
624…放熱器
710…電源入力部
712…電源コード
720…ノイズフィルター
730…ダウンコンバーター
732…インダクター
734…パワーMOSFET
736…パワーダイオード
740…インバーターブリッジ
741,742,743,744…パワーMOSFET
750…イグナイター
752…イグナイター回路
754…イグナイタートランス
760…ランプ接続部
768…ランプコネクター
770…パルス幅変調制御部
772,773…PWMチップ
780…バラスト制御部
782…MCU
788…不揮発性メモリー
790…制御接続部
792…制御信号コネクター
794…フォトカプラー
810…始動制御部
820…履歴記録部
830…始動抑制部
840…情報出力部

Claims (7)

  1. 放電灯を駆動する駆動装置であって、
    前記放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路と、
    データを記憶する不揮発性メモリーと、
    前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴を、前記不揮発性メモリーに記録する履歴記録部と、
    前記不揮発性メモリーに記録された稼動履歴に基づいて、前記始動回路による前記始動パルスの印加を抑制することによって前記放電灯の駆動を防止する始動抑制部と、
    前記始動回路を制御して前記始動パルスを連続的に発生させる始動制御処理を実行する始動制御部と
    を備え、
    前記履歴記録部は、前記始動制御処理を実行した回数である始動実行回数を、前記稼動履歴として前記不揮発性メモリーに記録し、
    前記始動抑制部は、前記不揮発性メモリーに記録された始動実行回数を積算した積算回数が基準閾値を越えた場合、前記駆動装置の想定寿命であると判断し、前記始動回路による前記始動パルスの印加を実行させないことによって前記放電灯の駆動を防止する、駆動装置。
  2. 前記始動抑制部は、前記不揮発性メモリーに記録された始動実行回数を積算した積算回数が基準閾値を越えた場合、前記駆動装置に電源が投入された後、前記始動回路が前記始動パルスの印加を実行する前に、前記始動回路による前記始動パルスの印加を実行させないことによって前記放電灯の駆動を防止する、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記不揮発性メモリーは、前記始動回路を構成する電子部品と共に同じプリント基板に実装された電子部品である請求項1または請求項2に記載の駆動装置。
  4. 更に、前記不揮発性メモリーに記録された稼動履歴に基づく情報を、前記駆動装置の外部に出力する情報出力部を備える請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の駆動装置。
  5. 光を放出する光源装置であって、
    電極間の放電によって発光する放電灯と、
    前記放電灯を駆動する駆動装置と
    を備え、
    前記駆動装置は、
    前記放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路と、
    データを記憶する不揮発性メモリーと、
    前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴を、前記不揮発性メモリーに記録する履歴記録部と、
    前記不揮発性メモリーに記録された稼動履歴に基づいて、前記始動回路による前記始動パルスの印加を抑制することによって前記放電灯の駆動を防止する始動抑制部と、
    前記始動回路を制御して前記始動パルスを連続的に発生させる始動制御処理を実行する始動制御部と
    を含み、
    前記履歴記録部は、前記始動制御処理を実行した回数である始動実行回数を、前記稼動履歴として前記不揮発性メモリーに記録し、
    前記始動抑制部は、前記不揮発性メモリーに記録された始動実行回数を積算した積算回数が基準閾値を越えた場合、前記駆動装置の想定寿命であると判断し、前記始動回路による前記始動パルスの印加を実行させないことによって前記放電灯の駆動を防止する、光源装置。
  6. 映像を投影するプロジェクターであって、
    前記映像を表現する投影光の光源として、電極間の放電によって発光する放電灯と、
    前記放電灯を駆動する駆動装置と
    を備え、
    前記駆動装置は、
    前記放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路と、
    データを記憶する不揮発性メモリーと、
    前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴を、前記不揮発性メモリーに記録する履歴記録部と、
    前記不揮発性メモリーに記録された稼動履歴に基づいて、前記始動回路による前記始動パルスの印加を抑制することによって前記放電灯の駆動を防止する始動抑制部と、
    前記始動回路を制御して前記始動パルスを連続的に発生させる始動制御処理を実行する始動制御部と
    を含み、
    前記履歴記録部は、前記始動制御処理を実行した回数である始動実行回数を、前記稼動履歴として前記不揮発性メモリーに記録し、
    前記始動抑制部は、前記不揮発性メモリーに記録された始動実行回数を積算した積算回数が基準閾値を越えた場合、前記駆動装置の想定寿命であると判断し、前記始動回路による前記始動パルスの印加を実行させないことによって前記放電灯の駆動を防止する、プロジェクター。
  7. 放電灯を始動させる始動パルスを印加する始動回路を備える駆動装置を用いて、前記放電灯を駆動する駆動方法であって、
    前記駆動装置が備えるコンピューターが、前記始動回路を制御して前記始動パルスを連続的に発生させる始動制御処理を実行し、前記始動制御処理を実行した回数である始動実行回数を、前記始動回路が前記始動パルスを印加した稼動履歴として、前記駆動装置が備える不揮発性メモリーに記録し、
    前記不揮発性メモリーに記録された始動実行回数を積算した積算回数が基準閾値を越えた場合、前記駆動装置が備えるコンピューターが、前記駆動装置の想定寿命であると判断し、前記始動回路による前記始動パルスの印加を実行させないことによって前記放電灯の駆動を防止する、駆動方法。
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