JP4793759B2 - 高圧放電灯点灯装置及びプロジェクタ - Google Patents
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Description
制御部60は、内部の切換手段61によってフルブリッジ回路30の動作周波数を、後述する図5の時間t2において高周波から低周波に切換えるものである。
高周波の正弦波電圧の極性が反転し、チョークコイル35とコンデンサ36の接続点がマイナス電位のときはコンデンサ46、抵抗45、ダイオード44の向きに電流が流れコンデンサ46が充電される。
また、この時チョークコイル35とコンデンサ36は、高圧放電灯50に流れる、チョッパ回路20のスイッチング動作により発生するリップル電流を低減させるためのフィルタ回路の役割も担っている。
時間t0で降圧チョッパ回路20及びフルブリッジ回路30の動作が開始し、フルブリッジ回路30の動作を受けてイグナイタ回路40が動作を開始する。高圧放電灯50が放電を開始する時間t1まで、降圧チョッパ回路20の出力電圧は例えば設定された200Vを出力している。
時間t1にて高圧放電灯50が放電を開始すると、チョークコイル35にて制限される高周波電流が流れるが、この時はチョークコイル35が限流素子となって電圧を負担しているため、降圧チョッパ回路20の出力電圧は依然として200Vのままである。
低周波動作時は降圧チョッパ回路20がPWM制御をすることにより電流制限を行うため、降圧チョッパ回路20の出力電圧は高圧放電灯50の電圧とほぼ等しい電圧まで低下する。
1つは、チョークコイル35には故障がなく、パルストランス48の巻線などチョークコイル35に直列的に接続される回路で故障が起き、その周辺で基板が発火してしまう場合である(以下、この故障モードを「チョークコイル出力側故障」という)。
もう1つは、チョークコイル35に関連する故障であり、例えば、チョークコイル35の巻線が短絡してしまい、その周辺で基板が発火してしまう場合である(以下、この故障モードを「チョークコイル入力側故障」という)。このチョークコイル入力側故障は、チョークコイル出力側故障が発生した後に、そのプリント基板の焼損が進行したときに起こる故障モードである。
時間t2において、高周波点灯から低周波の矩形波点灯に移行すると、チョークコイル35に流れる電流も低周波となるため、チョークコイル35によっては電流が制限されなくなる。なお、ここまでは図5と同じである。
上記動作が短時間で繰り返えされるため、降圧チョッパ回路20の出力電圧および出力電流は図6の後半に示すような不安定な動作となる。
そして、チョークコイル35端のプリント基板が炭化してしまった時点で高圧放電灯点灯装置を動作させると、チョークコイル35端のインピーダンスが低下しているため、チョークコイル35は高周波動作時の限流素子としての機能を失い、代わりに降圧チョッパ回路20がPWM制御により電流制限作用を負担することになる。
また、一定時間後に低周波の矩形波点灯に移行したときは、既にプリント基板が炭化しインピーダンスが低下してしまっているため、比較的にピーク電圧の低い矩形波電圧でも焼損部分に電流が流れ続けてしまい、継続して発煙が続いてしまうことになる。
なお、上記において、設定値を超えた場合又は下回った場合というのは、一回限り超えた場合又は下回った場合、継続的に超えた場合又は下回った場合、或いは所定期間の平均値として超えた場合又は下回った場合等種々の態様を含む趣旨である。
更に、再び電源を再投入しても高圧放電灯点灯装置が動作しないように制御することにより、上記の被害の拡大を防ぐことも可能である。
図1に本発明に係る高圧放電灯点灯装置の回路構成を示す。従来技術の図4と異なる点は制御部60が停止手段62及び不揮発性メモリ63を含む点である。制御部60はマイクロコンピュータ又はその一部であればよい。
停止手段62には抵抗25及び26並びに抵抗27で検出された降圧チョッパ回路20の出力電圧(A点の電圧)及び出力電流(B点の電圧)が入力される。この停止手段62は点灯装置に故障(発火)が発生していないときは動作しない。なお、後述するように、停止手段62への入力は出力電圧(A)だけであってもよいし、出力電流(B)だけであってもよい。
チョークコイル出力側故障が発生した場合、前述したように(図6参照)、何も対策を施さないと、エネルギーの大きい高周波電流の供給が継続してしまうため、その部分で放電が持続し、プリント基板や電子部品の発火・焼損へ至ってしまう。
ステップS101で起動信号(例えば直流電源10への電源投入)を監視し、起動信号を検出した場合ステップS102へ進む。
ステップS102では、先に示したEEPROMエリアのフラグを読み、フラグが1であれば(即ち、過去に基板発火による停止を行っていれば)ステップS103に進み、高圧放電灯点灯装置の動作停止を維持する。フラグが0であれば(即ち、過去に基板発火による停止を行っていなければ)ステップS104に進み、降圧チョッパ回路20及びフルブリッジ回路30を動作させる。
ステップS105でフルブリッジ回路30の高周波動作を開始し、それに伴いイグナイタ回路40が動作し、高圧放電灯50が点灯開始される。
ステップS107において前述してきた方法によりチョークコイル入力側故障(プリント基板発火)の有無を検出し、基板発火を検出した場合、ステップS108に進み、高圧放電灯点灯装置の動作を停止する。この際、EEPROMエリアのフラグを1にセットする。
ステップS110において、再び降圧チョッパ回路20の出力電圧又は出力電流を監視する。
20:高圧チョッパ回路
21,31,32,33,34:トランジスタ
22,41,44:ダイオード
23,35:チョークコイル
24,36,43,46:コンデンサ
25,26,27,42,45:抵抗
28:PWM制御回路
30:フルブリッジ回路
37:ブリッジ制御回路
40:イグナイタ回路
47:放電ギャップ
48:パルストランス
50:高圧放電灯
60:制御部
61:切換え手段
62:停止手段
63:不揮発性メモリ
Claims (6)
- 直流電源部、該直流電源部の出力を受け高圧放電灯へ供給される電流を制限する降圧チョッパ回路、該降圧チョッパ回路の出力電圧または出力電流を検出する検出回路、該降圧チョッパ回路からの制限された直流出力を高周波又は低周波の交流出力に変換して高圧放電灯に供給するフルブリッジ回路、該降圧チョッパ回路及び該フルブリッジ回路を制御する制御部、並びに該高圧放電灯を始動させるためのイグナイタ回路からなる高圧放電灯点灯装置において、
該制御部が、検出された該出力電圧または該出力電流の不規則な変動を読み取るために所定時間あたりの該出力電圧又は出力電流の最大値と最小値の変化量を検出して該変化量が設定値を超えた場合に該降圧チョッパ回路の動作停止を行う停止手段を備えた高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1に記載の高圧放電灯点灯装置において、
該制御部が、該フルブリッジ回路の交流出力を所定のタイミングで高周波出力から低周波出力に切換える切換手段を備え、
前記停止手段がさらに、該降圧チョッパ回路の動作開始から該所定のタイミングまでの期間において、該出力電圧が設定値を下回った場合に該降圧チョッパ回路の動作停止を行うように構成された高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1に記載の高圧放電灯点灯装置において、
該制御部が、該フルブリッジ回路の交流出力を所定のタイミングで高周波出力から低周波出力に切換える切換手段を備え、
前記停止手段がさらに、該降圧チョッパ回路の動作開始から該所定のタイミングまでの期間において、該出力電流が設定値を超えた場合に該降圧チョッパ回路の動作停止を行うように構成された高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1に記載の高圧放電灯点灯装置において、
該制御部が、該フルブリッジ回路の交流出力を所定のタイミングで高周波出力から低周波出力に切換える切換手段を備え、
前記停止手段がさらに、該降圧チョッパ回路の動作開始から該所定のタイミングまでの期間において、該出力電圧を該出力電流で除した出力インピーダンスが設定値を下回った場合に該降圧チョッパ回路の動作停止を行うように構成された高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1から4いずれか一項に記載の高圧放電灯点灯装置において、
前記制御部が、前記動作停止の有無を記録する不揮発性の記憶手段を備え、該動作停止が行われたことが該記憶手段に記録されている場合には、前記直流電源部に電源が再投入されても前記降圧チョッパ回路を動作させないようプログラムされた高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1から5いずれか一項に記載の高圧放電灯点灯装置、高圧放電灯、該高圧放電灯が取り付けられるリフレクタ、並びに該高圧放電灯点灯装置及び該リフレクタを内包する筐体を備えたプロジェクタ。
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