JP4973062B2 - 半導体チップの検査方法及びウェハのクラック検査装置 - Google Patents

半導体チップの検査方法及びウェハのクラック検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えばダイシング時にウェハに発生したクラックを検出するための半導体チップの検査方法及びウェハのクラック検査装置に関する。
近年、例えば携帯端末装置などのデバイスの多機能化や高機能化に伴い、これに使用される半導体チップは、小型で薄型、且つ高速で処理を行なえるものが求められている。これに応える半導体チップとして、いわゆるWL−CSP(Wafer Level Chip Size Package)と称される半導体チップが注目を集めている。このWL−CSP1は、図10及び図11に示すように、例えば多結晶または単結晶のシリコンを円板状に形成した状態のウェハ2の主面2aに、IC(集積回路)3、パッド電極4を介してIC3と電気的に接続される再配線5、電極端子(メタルポスト)6の形成、並びに熱や光、物理的衝撃などから主にIC3を保護するための樹脂封止(樹脂層7形成)まで行い、最終段階でダイシングライン8に沿ってダイシングすることにより個片化して製造される。これにより、1枚の円板状のウェハ2を用いて、平面視矩形状の個片化したウェハ(基板)2を備える半導体チップ1を一度に複数製造することができ、生産効率を大幅に向上させることができるとともに、パッケージ後の寸法をIC3とほぼ同等の大きさに形成でき大幅な小型化を実現することが可能になる。
一方で、上記のように半導体チップ(WL−CSP)1を製造する場合(または、従来の円板状のウェハを先行してダイシングして半導体チップを製造する場合)には、ダイシング時の切削抵抗などにより半導体チップ1のウェハ2に切断面から内部に延びるクラックが発生することがある。このため、個片化後の半導体チップ(または予めダイシングして個片化したウェハ(基板))は、クラックの有無などが検査されてその製品としての良否判定が行われる。
この種の半導体チップ(個片化後のウェハ)の検査には、例えば特許文献1に開示されるような、純水を貯留した水槽と、水槽内の純水中に沈設された超音波探触子とを備えた超音波映像装置が用いられている。この検査装置では、半導体チップ(被検体)がその一部を純水に浸けた状態で設置され、半導体チップに対し超音波探触子でその下方を走査しながら超音波を純水を通じて送受信し、受信した反射信号に基づいて半導体チップの内部を画像化する。これにより、半導体チップのウェハの内部に発生したクラックの有無を非破壊で確認することができる。
特開平6−148144号公報
しかしながら、上記の超音波映像装置による検査では、超音波を送受信するために半導体チップ(個片化したウェハ)の一部を浸ける純水を要したり、検査後に付着した水分を除去するためのドライ・ベークを要することになり、検査に煩雑な作業が必要になるという問題があった。これに加えて、純水中に沈設(水没)させた超音波探触子のメンテナンスなどに労力を要するという問題もあった。また、検査時に半導体チップを純水に浸けることによって、付着した水分によるシミなどの2次的な外観不良が生じるという問題もあった。
さらに、例えば斜めに入ったクラックを検出する際に、クラックを正確に検出するため、超音波探触子の走査速度を小さくしたり、同一箇所を複数回に渡って走査することも必要で、検査に時間が掛かるという問題があった。また、半導体チップの一部を純水に浸けて検査を行うことから、例えば半導体チップ(個片化したウェハ)の下面及び両側面(切断面)側の検査を同時に行うことができず、この点からも検査に時間を要するという問題があった。
本発明は、上記事情を鑑み、効率的で確実にダイシングにより個片化したウェハに生じたクラックを検出可能な半導体チップの検査方法及びこれに用いるウェハのクラック検査装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の半導体チップの検査方法は、ダイシングにより個片化されたウェハの主面が樹脂層によって封止された構成の半導体チップの検査方法であって、赤外光線の光軸が前記ウェハの主面に対して斜めに交差するように、平面視矩形状に形成された前記ウェハの4辺側から複数の前記赤外光線を、前記ウェハの裏面に同時に照射し、前記ウェハの主面と前記樹脂層との接合界面において正反射した前記赤外光線は受光せず、前記ウェハ内部に発生したクラックとの界面においてこの界面の形状に応じた方向に乱反射した前記赤外光線の一部を受光しつつ撮像することにより前記ウェハ内部に発生したクラックを検出し、複数の前記赤外光線を照射する際には、前記ウェハの4辺側からそれぞれ照射された前記赤外光線が互いに干渉しないように、複数の前記赤外光線をそれぞれ赤外線偏光フィルタに通した上で前記ウェハの裏面に向けて照射することを特徴とする。
また、本発明の半導体チップの検査方法は、ダイシングにより個片化されたウェハの主面が樹脂層によって封止された構成の半導体チップの検査方法であって、赤外光線の光軸が前記ウェハの主面に対して斜めに交差するように、平面視矩形状に形成された前記ウェハの4辺側から複数の前記赤外光線を、前記ウェハの裏面に同時に照射し、反射光を受光しつつ撮像することにより前記ウェハ内部に発生したクラックを検出し、複数の前記赤外光線を照射する際には、前記ウェハの4辺側からそれぞれ照射された前記赤外光線が互いに干渉しないように、複数の前記赤外光線をそれぞれ赤外線偏光フィルタに通した上で前記ウェハの裏面に向けて照射することを特徴とする。
本発明のウェハのクラック検査装置は、ウェハと、当該ウェハの主面側を封止する樹脂層を備える半導体チップにおけるウェハのクラック検査装置であって、赤外光線の光軸が前記ウェハの主面に対して斜めに交差するように前記赤外光線を前記ウェハの裏面に向けて出射する光源を備える照明ユニットと、該照明ユニットから前記ウェハに向けて出射した前記赤外光線のうち、前記ウェハの主面と前記樹脂層との接合界面において正反射した前記赤外光線は受光せず、前記ウェハ内部に発生したクラックとの界面においてこの界面の形状に応じた方向に乱反射した赤外光線の一部を受光してこれを撮像する撮像ユニットとを備え、前記照明ユニットが、平面視矩形状に形成された前記ウェハの4辺側から前記赤外光線を同時に照射するように複数設けられ、これら複数の前記照明ユニットには、前記ウェハの4辺側からそれぞれ照射された前記赤外光線が互いに干渉しないように、それぞれ赤外線偏光フィルタが取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明のウェハのクラック検査装置は、ウェハと、当該ウェハの主面側を封止する樹脂層とを備える半導体チップにおけるウェハのクラック検査装置であって、赤外光線の光軸が前記ウェハの主面に対して斜めに交差するように前記赤外光線を前記ウェハの裏面に向けて出射する光源を備える照明ユニットと、該照明ユニットから前記ウェハに向けて出射した前記赤外光線の反射光を受光してこれを撮像する撮像ユニットとを備え、前記照明ユニットが、平面視矩形状に形成された前記ウェハの4辺側から前記赤外光線を同時に照射するように複数設けられ、これら複数の前記照明ユニットには、前記ウェハの4辺側からそれぞれ照射された前記赤外光線が互いに干渉しないように、それぞれ赤外線偏光フィルタが取り付けられていることを特徴とする。
本発明の半導体チップの検査方法及びウェハのクラック検査装置によれば、ダイシングにより個片化したウェハの裏面側から赤外光線を照射することにより、赤外光線をウェハに透過させることができる。そして、ウェハ内部に生じたクラックの界面で乱反射した赤外光線の反射光を受光しつつこれを結像することによって、ウェハ内部に生じたクラックを顕像化することができる。
したがって、本発明によれば、ウェハに照明ユニットから赤外光線を照射し、その反射光を撮像ユニットで受光しつつ撮像するという簡易な操作でウェハ内部に生じたクラックを容易に検出することができ、従来の超音波映像装置による検査のように、純水を要したり、検査後にウェハの水分を除去したりする必要がなく、また、ウェハにシミなどの外観不良が生じることを解消できる。また、このように赤外光線を用いその反射光を捕らえて検査することにより、斜めに入ったクラックの端部をクラック長に関係なく正確に検出することができ、検査に掛かる検査時間の短縮を図って、正確にクラックを検出することが可能になる。
また、本発明の半導体チップの検査方法及びウェハのクラック検査装置においては、光軸をウェハの主面に対して斜めに交差させて赤外光線を照射することによって、クラックの存在を強調した鮮明画像を取得することが可能になる。すなわち、略平面状の主面に達した赤外光線が略正反射するのに対して、クラックに達した赤外光線はその界面の形状に応じて乱反射することとなる。このため、例えば赤外光線を主面に直交する方向から照射した場合には、その反射光が主面に直交する方向に反射し、これを受光して撮像した画像には、クラックとともに、主面に形成した例えばICのパターンなどが写し出される一方で、赤外光線を主面に対して斜めに照射した場合には、主面で正反射した反射光を捕らえず、クラックの形状に応じた乱反射光のみを捕らえることができ、この乱反射光のみを受光して撮像することでクラックのみを写し出した(クラックと他の部分のコントラストを強調した)画像を取得することが可能になる。これにより、クラックの有無を確実に確認することができる。
さらに、本発明の半導体チップの検査方法及びウェハのクラック検査装置においては、平面視矩形状のウェハの4辺側から赤外光線を同時に照射することによって、ウェハの4側面側のそれぞれから内部に延びるクラックを一度に検出することができる。これにより、効率的に検査を行うことができ、さらなる検査時間の短縮を図ることが可能になる。また、このとき、照明ユニットに赤外線偏光フィルタを取り付けることによって、4辺側からそれぞれ照射する赤外光線が干渉することを防止でき、確実にクラックを写し出した画像を取得することが可能になる。
以下、図1から図7を参照し、本発明の第1実施形態に係るダイシングにより個片化したウェハのクラックを検出するウェハの検査方法及びウェハのクラック検査装置について説明する。なお、本実施形態は、例えば多結晶または単結晶のシリコンを円板状に形成した状態のウェハ2の主面2aに、IC(集積回路)3、パッド電極4を介してIC3と電気的に接続される再配線5、電極端子(メタルポスト)6の形成、並びに熱や光、物理的衝撃などから主にIC3を保護するための樹脂封止(樹脂層7形成)まで行い、最終段階でダイシングライン8に沿ってダイシングすることにより個片化して製造される半導体チップ(WL−CSP)1のウェハ2の検査方法及びウェハ2のクラック検査装置Aに関するものである。但し、本発明は、WL−CSP1に対する検査のみならず、予めダイシングして個片化したウェハ2に、例えばIC3や再配線5、樹脂層6を形成した半導体チップ1の検査に適用されてもよいものである。
本実施形態のウェハのクラック検査装置(以下、検査装置という)Aは、図1から図2に示すように、検査前の半導体チップ1が複数収容された第1チップトレイ10が載置される第1載置台11と、検査後の半導体チップ1が収容される第2チップトレイ12が載置される第2載置台13と、半導体チップ1の個片化したウェハ2に赤外光線を照射し、その反射光を受光しつつ結像する撮像部14と、第1チップトレイ10内の半導体チップ1を保持して所定の検査位置に搬送するとともに、検査後の半導体チップ1を第2チップトレイ12に収容する搬送部15とが主な構成要素とされている。ここで、撮像部14は、搬送部15を間にして第1載置台11及び第2載置台13と対向配置されている。
搬送部15は、図1から図3に示すように、XYテーブル15aと、このXYテーブル15a上に垂直方向上向きに搭載されたロータリーアクチュエータ15bと、ロータリーアクチュエータ15bの回転軸15cの上端に接続された多関節アーム16とから構成されている。多関節アーム16は、それぞれ水平方向に平行配置された第1アーム16aと第2アーム16bと第3アーム16cとからなり、第1アーム15aは、一端が回転軸15cの上端に接続されて回転軸15cの回転に従動するものとされている。また、第2アーム16bは、一端が第1アーム16aの他端に回転自在に軸支され、内蔵されたベルト伝動装置16dによって第1アーム16aの他端中心に回転可能とされている。第3アーム16cは、一端が第2アーム16bの他端に回転自在に軸支され、内蔵されたベルト伝動装置16eによって第2アーム16bの他端中心に回転可能とされている。さらに、第3アーム16cには、その他端側に、垂直方向下方に向けて延設し、例えば半導体チップ1の上面に吸着して半導体チップ1を保持するコレット部16fが設けられている。ちなみに、第3アーム16cのコレット部16fには、その内空に図示せぬ真空吸引手段が接続されており、この真空吸引手段を駆動することにより半導体チップ1の上面がコレット部16fの開口端に吸着されて、半導体チップ1がこれに保持される。また、半導体チップ1にバンプ9が形成されている場合には、図4に示すように、半導体チップ1の側面(ウェハ2の切断面2b)を把持するようにコレット部16fが形成される。
撮像部14は、図1から図3に示すように、赤外光線を搬送部15で所定位置に搬送した半導体チップ1の裏面(ウェハ2の裏面2c)側から照射するように半導体チップ1の下方に設けられており、例えば1100nm以上の波長の赤外光線を出射可能なIR(Infra−red)光源(光源)20とIR光源20から出射した赤外光線の光路を規定するファイバー束21とファイバー束21の先端(他端)から出射された赤外光線の向きを変える反射ミラー22とを備えた照明ユニット23と、レンズ24及び撮像素子25を備えたIRカメラ(撮像ユニット)26とから構成されている。
照明ユニット23のIR光源20は、矩形箱状の筐体内部に納められている。ファイバー束21は、一端が前記筐体内部に配され、他端がIRカメラ16内に設けられた反射ミラー22近傍まで延出されている。このファイバー束21は、一端でIR光源20から出射した赤外光線を受光し、一端で受光した赤外光線を他端から反射ミラー22に向けて出射可能とされている。反射ミラー22は、後述するIRカメラ26の筐体26a内部に設けられ、ファイバー束21の他端から出射された赤外光線の向きを変えて上方に位置する半導体チップ1のウェハ2に赤外光線の光軸O1をウェハ2の主面2aに斜めに交差させて照射可能な角度で設置されている。また、この反射ミラー22は、ハーフミラーとされるとともに、図示せぬ制御手段が接続されてその角度が可変とされており、赤外光線の光軸O1方向を自在に変えることが可能とされている。
IRカメラ26は、例えば円筒状に形成された筐体26a内部に、レンズ24及びこのレンズ24よりも下方に配された撮像素子25が設けられている。また、撮像素子25に接続された配線が筐体26aの下端側から外方に延出され例えばモニターなどの表示部26bに接続されている。なお、前述の反射ミラー22は、IRカメラ26の光学系の光軸O2と、この反射ミラー22で向きを変えた赤外光線の光軸O1とが交差するように設けられており、且つレンズ24よりも上方に設置されている。
ついで、図1から図3及び図5から図7を参照し、上記の構成からなるウェハ2のクラック検査装置Aを用いてウェハ2に発生したクラックSを検出する方法について説明する。
はじめに、第1載置台11に、複数の半導体チップ1を収納した第1チップトレイ10が載置され、第2載置台13上に、空の第2チップトレイ12が載置される。ついで、搬送部15を駆動して、第3アーム16cの他端側のコレット部16fを第1チップトレイ10上に移動させ、搬送する1つの半導体チップ1を保持させる。そして、保持した半導体チップ1を第1チップトレイ10から取り出すとともに、撮像部14側に搬送し、直下に撮像部14の反射ミラー22が位置する所定の検査位置に半導体チップ1を位置させる。
ついで、撮像部14のIR光源20から赤外光線を半導体チップ1の裏面、すなわちウェハ2の裏面2c側に向けて出射する。この赤外光線は、ファイバー束21を通じてその他端から出射され反射ミラー22に照射される。そして、反射ミラー22で赤外光線の光軸O1がウェハ2の主面2aに斜めに交差するように向きを変えてウェハ2の裏面2cに照射される。
ウェハ2の裏面2cに照射された赤外光線Tは、図5に示すように、その波長が1100nm以上とされていることで、ウェハ2を透過する。透過した赤外光線Tは、この波長領域において樹脂層7に吸収されたり、樹脂層7を透過したりする割合が小さく、樹脂層7とウェハ2の主面2aの接合界面で多くが反射する。また、このとき、赤外光線Tの光軸O1がウェハ2の主面2aに斜めに交差するように照射されているため、この主面2aに達した赤外光線Tの反射光T1は、主面2aで正反射する。これにより、正反射した反射光T1は、再度ウェハ2を透過してウェハ2の外部に出射した際に、IRカメラ26のレンズ24の集光領域から外れ、撮像素子25で結像されることがない。
一方、半導体チップ1を個片化する際のダイシングの切削抵抗によって、ウェハ2にその切断面(側面2b)から内部に延びるクラックSが発生している場合には、ウェハ2を透過する赤外光線TがクラックSとの界面でこの界面の形状に応じた方向に乱反射する。このため、この乱反射した反射光T2の一部が、正反射する赤外光線T1と異なってハーフミラーの反射ミラー22を通過し、IRカメラ26のレンズ24に受光される。これにより、クラックSで乱反射した反射光T2は、レンズ24で集光されて撮像素子25で結像されることになる。よって、撮像素子25で結像した画像には、図6に示すように、クラックSの界面で乱反射する部分と、主面2aに達して正反射する部分のコントラストが強調され、且つクラックSの端部が鮮明に写し出される。これにより、半導体チップ1に赤外光線を照射するという簡易な操作で得られたこの画像によって、半導体チップ1にクラックSが発生しているか否かが容易に確認され、製品としての良否が容易に確認できる。また、クラックSが斜めに延在している場合においても、赤外光線Tを照射しクラックSで乱反射する反射光T2によって画像形成を行うため、確実にクラックSの端部を鮮明に映し出した画像が取得される。
なお、赤外光線の光軸O1をウェハ2の主面2aに直交させて赤外光線を照射した場合には、クラックSの界面で乱反射した赤外光線T2とともに、ウェハ2の主面2aで正反射した赤外光線T2も受光して画像形成がなされるため、図7に示すように、主面2a側に形成したIC3のパターンなども同時に写し出されることになる。このような場合には、本実施形態よりもクラックSと他の部分のコントラストの違いが小さくなって、若干クラックSの識別が困難になる。
そして、このように半導体チップ1のウェハ2に生じたクラックSの画像取得が完了した段階で、半導体チップ1は、搬送部15により第2チップトレイ12に収納される。また、このとき、例えばクラックSが生じた半導体チップ1を第1チップトレイ10に戻して収納することによって、ウェハ2のクラックの有無に応じて半導体チップ1の選別がなされる。
したがって、本実施形態のウェハの検査方法及びウェハのクラック検査装置Aによれば、ウェハ2の裏面2a側から赤外光線Tを照射することにより、赤外光線Tをウェハ2に透過させることができ、且つウェハ2内部に生じたクラックSの界面で赤外光線Tを乱反射させることができる。これにより、赤外光線の乱反射光T2を受光しつつ結像することによって、ウェハ2内部に生じたクラックSを検査することができる。よって、ウェハ2に赤外光線Tを照射し、その反射光T2を結像するという簡易な操作でウェハ2内部に生じたクラックSを検出することができ、従来の超音波映像装置による検査のように、純水を要したり、検査後にウェハ2(半導体チップ1)の水分を除去したりする必要がなく、また、ウェハ2にシミなどの外観不良が生じることを解消できる。また、このように赤外光線を用いて検査を行うことで、例えば斜めに入ったクラックSを検出する際にもクラックSを正確に検出でき、検査時間の短縮を図ることができる。
また、光軸O1をウェハ2の主面2aに対して斜めに交差させて赤外光線Tを照射することによって、クラックSと他の部分のコントラストを強調した鮮明画像を取得することが可能になる。これにより、主面2aで正反射した反射光T1を捕らえることなく、クラックSの形状に応じた乱反射光T2のみを捕らえてクラックSを強調した鮮明画像を取得することが可能になる。
なお、本発明は、上記の第1実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、ウェハ2の検査装置Aが、撮像部14と第1載置台11と第2載置台13と搬送部15を備えて構成されているものとしたが、少なくとも撮像部14が備えられていればよいものである。また、撮像部14がIR光源20とファイバー束21と反射ミラー22とからなる照明ユニット23と、レンズ24と撮像素子25とからなる撮像ユニット26とから構成されるものとしたが、少なくとも照明ユニット23には赤外光線Tを出射するIR光源20が具備されていればよいものである。この場合には、例えばIR光源20から出射された赤外光線Tを受光してこれを集光するレンズを設け、このレンズを介してウェハ2に赤外光線Tを照射する構成としてもよいものである。
これに関連して、半導体チップ1の製造工程内に設けられた例えば外観検査装置など他の装置に撮像部14を設け、外観検査装置などの既存の搬送部、チップトレイ載置台を利用しつつ外観検査などを行う際にウェハ2のクラック検査を行なうようにしてもよい。
また、照明ユニット23が矩形箱状の筐体にIR光源20を納め、撮像ユニット26が円筒状の筐体26aにレンズ24や撮像素子25が納められて構成されているものとしたが、特に筐体の形状が限定される必要はない。また、本実施形態では、撮像ユニット26の筐体26a内部に照明ユニット23の反射ミラー22が設けられているものとしたが、反射ミラー22を使用する場合においても、例えば図8に示すように、照明ユニット23のファイバー束21の他端側に箱体22aを介して反射ミラー22を一体形成し、反射ミラー22と撮像ユニット26とを個別に設けてもよいものである。この場合には、反射ミラー22で偏向する赤外光線Tの光軸O1方向が図示せぬ制御手段によってウェハ2の主面2aに対して交差するように可変とされて、反射ミラー22を撮像ユニット26とウェハ2の間に配置することでクラックSを検出することが可能になる。また、反射ミラー22は、撮像ユニット26の光学系の光軸O2上に設置しない場合、ハーフミラーとされていなくてもよいものである。
また、本実施形態では、IR光源20から出射される赤外光線Tの波長が1100nm以上であるものとして説明を行なったが、赤外領域の光線であればその波長が1100nm以上に限定される必要はない。さらに、ウェハ2が多結晶や単結晶のシリコンで形成されているものとしたが、ウェハ2はシリコンに限定される必要のないものである。これに加えて、本発明は、、ウェハ2の裏面2cにダイシングテープが貼り付けられていたり、ダイシング後のウェハがダイシングテープで保持されているウェハに対しても、照明ユニット23から出射した赤外光線を、ダイシングテープを透過させてクラックを検出できる。
ついで、図9を参照し、本発明の第2実施形態に係るダイシングにより個片化したウェハのクラックを検出するウェハの検査方法及びウェハのクラック検査装置について説明する。本実施形態のウェハのクラック検査装置Bは、第1実施形態のウェハのクラック検査装置Aに対し、撮像部15のみが異なり他の構成は同様とされる。よって、本実施形態の説明においては、第1実施形態に共通する構成に対して同一符号を付し、その詳細についての説明を省略する。
本実施形態の撮像部15は、図9に示すように、IR光源20とファイバー束21と反射ミラー22とからなる4つの照明ユニット23(図9では2つの照明ユニット23を図示)と、レンズ24と撮像素子25とからなる1つの撮像ユニット26とを備えて構成されている。
4つの照明ユニット23は、平面視矩形状に形成された半導体チップ1の4つの辺側(ウェハ2の4つの側面(切断面)2b側)にそれぞれ1つずつ配設されている。また、各照明ユニット23は、光軸O1がウェハ2の主面2aに斜めに交差するように赤外光線Tを出射するように設けられ、すなわち半導体チップ1の4つの辺側から内側に向けて赤外光線Tを照射するように設けられている。さらに、各照明ユニット23には、出射する赤外光線Tを偏光する赤外線偏光フィルタ30が設けられており、4つの照明ユニット23から照射したそれぞれの赤外光線Tが干渉しないように調整されている。一方、撮像ユニット26は、その光学系の光軸O2をウェハ2の主面2aに直交させて半導体チップ1の直下に設けられている。
このように構成された本実施形態のウェハ2のクラック検査装置Bにおいては、第1実施形態で示した図5と同様に、ウェハ2の4つの側面2b側から4つの照明ユニット23により同時に赤外光線Tを照射する。そして、ウェハ2に発生したクラックSで乱反射した反射光T2の一部が、撮像ユニット26に受光されつつ結像されて、クラックSを鮮明に映し出した画像が取得される。ここで、本実施形態においては、赤外光線Tが4つの側面2b側から同時に照射され、且つ各赤外光線Tが赤外線偏光フィルタ30によって互いに干渉することがないように調整されているため、一度の検査で4つの側面2bから内部に延びるクラックSが鮮明に同一画像に映し出されることになる。
したがって、本実施形態のウェハ2の検査方法及びウェハ2のクラック検査装置Bによれば、平面視矩形状のウェハ2の4辺側から赤外光線Tを同時に照射することによって、ウェハ2の4側面2b側のそれぞれから内部に延びるクラックSを一度に検出することができる。これにより、効率的に検査を行うことができ、検査時間の短縮を図ることが可能になる。また、このとき、照明ユニット23に赤外線偏光フィルタ30を取り付けることによって、4辺側からそれぞれ照射する赤外光線Tが干渉することを防止でき、確実にクラックSを写し出した鮮明画像を取得することが可能になる。
なお、本発明は、上記の第2実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、照明ユニット23に赤外線偏光フィルタ30が取り付けられているものとしたが、各照明ユニット23から照射した赤外光線Tが赤外線偏光フィルタ30を具備せずとも干渉することがない場合には、赤外線偏光フィルタ30が設けられていなくてもよい。
また、本実施形態では、IR光源20とファイバー束21と反射ミラー22とをそれぞれ備える4つの照明ユニット23によって、ウェハ2の4辺側から赤外光線Tを同時に照射することとしたが、例えば1つのIR光源20に4つのファイバー束21が繋げられて、ウェハ2の4辺側から赤外光線Tを同時に照射するように構成してもよい。
本発明の第1実施形態に係るウェハのクラック検査装置を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るウェハのクラック検査装置を示す側面図である。 図2の照明ユニット及び撮像ユニットを拡大した側面図である。 本発明の第1実施形態に係るウェハのクラック検査装置の搬送部の変形例を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るウェハのクラック検査装置から照射した赤外光線の反射状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るウェハのクラック検査装置を用いて撮像した画像を示す図である。 赤外光線の光軸をウェハの主面に直交させた場合の画像を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るウェハのクラック検査装置の変形例を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係るウェハのクラック検査装置を示す側面図である。 ダイシング前のウェハ(WL−CSP)を示す図である。 図10の断面図である。
符号の説明
1・・・半導体チップ、2・・・ウェハ、2a・・・主面、2b・・・側面(切断面)、2c・・・裏面、7・・・樹脂層、14・・・撮像部、23・・・照明ユニット、26・・・撮像ユニット、30・・・赤外線偏光フィルタ、A,B・・・ウェハの検査装置、O1・・・光軸、S・・・クラック、T・・・赤外光線、T1・・・正反射光(赤外光線)、T2・・・乱反射光

Claims (4)

  1. ダイシングにより個片化されたウェハの主面が樹脂層によって封止された構成の半導体チップの検査方法であって、
    赤外光線の光軸が前記ウェハの主面に対して斜めに交差するように、平面視矩形状に形成された前記ウェハの4辺側から複数の前記赤外光線を、前記ウェハの裏面に同時に照射し、
    前記ウェハの主面と前記樹脂層との接合界面において正反射した前記赤外光線は受光せず、前記ウェハ内部に発生したクラックとの界面においてこの界面の形状に応じた方向に乱反射した前記赤外光線の一部を受光しつつ撮像することにより前記ウェハ内部に発生したクラックを検出し、
    複数の前記赤外光線を照射する際には、前記ウェハの4辺側からそれぞれ照射された前記赤外光線が互いに干渉しないように、複数の前記赤外光線をそれぞれ赤外線偏光フィルタに通した上で前記ウェハの裏面に向けて照射することを特徴とする半導体チップの検査方法。
  2. ダイシングにより個片化されたウェハの主面が樹脂層によって封止された構成の半導体チップの検査方法であって、
    赤外光線の光軸が前記ウェハの主面に対して斜めに交差するように、平面視矩形状に形成された前記ウェハの4辺側から複数の前記赤外光線を、前記ウェハの裏面に同時に照射し、
    反射光を受光しつつ撮像することにより前記ウェハ内部に発生したクラックを検出し、
    複数の前記赤外光線を照射する際には、前記ウェハの4辺側からそれぞれ照射された前記赤外光線が互いに干渉しないように、複数の前記赤外光線をそれぞれ赤外線偏光フィルタに通した上で前記ウェハの裏面に向けて照射することを特徴とする半導体チップの検査方法。
  3. ウェハと、当該ウェハの主面側を封止する樹脂層を備える半導体チップにおけるウェハのクラック検査装置であって、
    赤外光線の光軸が前記ウェハの主面に対して斜めに交差するように前記赤外光線を前記ウェハの裏面に向けて出射する光源を備える照明ユニットと、該照明ユニットから前記ウェハに向けて出射した前記赤外光線のうち、前記ウェハの主面と前記樹脂層との接合界面において正反射した前記赤外光線は受光せず、前記ウェハ内部に発生したクラックとの界面においてこの界面の形状に応じた方向に乱反射した赤外光線の一部を受光してこれを撮像する撮像ユニットとを備え
    前記照明ユニットが、平面視矩形状に形成された前記ウェハの4辺側から前記赤外光線を同時に照射するように複数設けられ、
    これら複数の前記照明ユニットには、前記ウェハの4辺側からそれぞれ照射された前記赤外光線が互いに干渉しないように、それぞれ赤外線偏光フィルタが取り付けられていることを特徴とするウェハのクラック検査装置。
  4. ウェハと、当該ウェハの主面側を封止する樹脂層を備える半導体チップにおけるウェハのクラック検査装置であって、
    赤外光線の光軸が前記ウェハの主面に対して斜めに交差するように前記赤外光線を前記ウェハの裏面に向けて出射する光源を備える照明ユニットと、該照明ユニットから前記ウェハに向けて出射した前記赤外光線の反射光を受光してこれを撮像する撮像ユニットとを備え
    前記照明ユニットが、平面視矩形状に形成された前記ウェハの4辺側から前記赤外光線を同時に照射するように複数設けられ、
    これら複数の前記照明ユニットには、前記ウェハの4辺側からそれぞれ照射された前記赤外光線が互いに干渉しないように、それぞれ赤外線偏光フィルタが取り付けられていることを特徴とするウェハのクラック検査装置。
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