JP4973038B2 - 画像形成装置及びそのプログラム - Google Patents

画像形成装置及びそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4973038B2
JP4973038B2 JP2006188966A JP2006188966A JP4973038B2 JP 4973038 B2 JP4973038 B2 JP 4973038B2 JP 2006188966 A JP2006188966 A JP 2006188966A JP 2006188966 A JP2006188966 A JP 2006188966A JP 4973038 B2 JP4973038 B2 JP 4973038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
formation
raster
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006188966A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008015405A (ja
Inventor
潤一 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006188966A priority Critical patent/JP4973038B2/ja
Priority to US11/640,321 priority patent/US7515162B2/en
Publication of JP2008015405A publication Critical patent/JP2008015405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4973038B2 publication Critical patent/JP4973038B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、連続紙を記録材として画像形成を行う画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4つの画像形成エンジンを用いて各色のトナー像を重ね合わせることによってフルカラー画像の形成を実現している。当然ながら、これら4色のトナー像の重ね合わせにより所望のフルカラー画像を得るためには、それぞれの色のトナー像が記録材上の同じ位置に転写されている必要があり、いずれかの一又は複数の色の転写の位置が他とずれるいわゆるレジストレーションずれが発生すると所望のフルカラー画像が得られないなどの不都合が発生する。
そして、この不都合の発生を防ぐ一般的な仕組みにおいては、用紙などの記録材が搬送されてくる搬送ベルトの端に各色の画像形成エンジンから所定のパターンを形成させ、それらのパターンのずれが解消するように一部の画像形成エンジンにおけるドラムへの露光タイミングを補正するなどの制御が行われる(例えば、特許文献1を参照)。
特開平08−050385号公報
ところで、特許文献1に開示された類のレジストレーションずれ補正の機能を搭載した画像形成装置の多くは、予め原稿サイズに裁断されたカット紙をスタッカに収納し、このスタッカのカット紙を一枚ずつ用紙搬送路に搬入していくことによって画像形成を行っている。よって、用紙搬送路上におけるパターンの実際の形成位置とその理想位置のずれが所定値よりも大きくなるとカット紙の搬入を一旦停止して補正モードに遷移し、そのモードにおいて各種補正制御を行ってレジストレーションずれを解消させてからカット紙の搬入を改めて再開するといった制御が可能である。
これに対し、画像形成装置の一部の機種にはいわゆる連続紙に画像形成を行うものがある。連続紙は、画像形成の記録長を自由に設定可能な記録材のことであり、折り込み用紙、ロール紙などとも呼ばれる。この種の画像形成装置は、連続紙を繋げたまま搬送させて各画像形成エンジンに各色のトナー像を順次形成させ、それらの全てのトナー像が重ね合わされた時点で所望のサイズに裁断して排紙するようになっている。
よって、この種の画像形成装置の場合、補正モードに遷移するたびに搬送ベルトへの用紙の搬入を停止して各種補正制御を行い、レジストレーションずれを解消させてから再搬入するといった制御を行うことは不可能であり、画像形成エンジンにトナー像の形成を行わせないまま連続紙だけを搬送させてレジストレーションずれの補正を行わざるを得ないようになっていた。更に、この種の画像形成装置の画像形成エンジンは連続紙の搬送速度が所定の安定速度に達するまではトナー像を形成し得ない構造となっているため、ジョブの終了やジョブからラスタイメージへの変換が滞るなどの理由により画像形成エンジンを一度停止させて再び駆動させる毎に、トナー像の形成のないまま相当量の連続紙を搬送することを余儀なくされており、これらの事情が大量のむだ紙を生み出す要因の1つとなっていた。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、むだ紙の発生を最小限に抑えつつ、連続紙への画像形成を効率的に行う仕組みを提供することを目的とする。
本発明の好適な態様である画像形成装置は、画像形成ジョブを入力する入力手段と、前記入力された画像形成ジョブを解釈して各色のラスタイメージのセットを順次生成するラスタイメージ生成手段と、連続紙を搬送する搬送路と、各々が自身に供給される駆動信号に応じて個別に駆動することによって前記搬送路を搬送されてくる連続紙の面に各色の像を順次形成すると共に、各々の像形成の基準となる位置を示すパターンを像と重ならないように当該面に形成する複数の画像形成エンジンと、前記各画像形成エンジンによりそれぞれ形成される各色のパターンの形成位置を検出する検出手段と、特定色のパターンの形成位置を基準とし、当該特定色のパターンの形成位置と他の色のパターンの形成位置との間の理想的な距離と、前記検出手段による検出結果より求まる当該特定色のパターンの形成位置と他の色のパターンの形成位置の実際の距離との差であるずれ量を算出する算出手段と、前記算出されるずれ量が第1の閾値よりも大きい場合に、空白の像の形成を指示する第1の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各色のパターンの形成のみを繰り返すように制御し、前記算出されるずれ量が前記第1の閾値よりも小さく、前記第1の閾値より小さな閾値である第2の閾値よりも大きい場合に、前記第1の駆動信号に代えて、前記ラスタイメージ生成手段が生成した各ラスタイメージに応じた像と予め設定されたマークの形成を指示する第2の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各ラスタイメージに応じた像、前記各色のパターン、及び前記マークの形成を繰り返すように制御し、前記算出されるずれ量が前記第2の閾値よりも小さい場合に、前記第2の駆動信号に代えて、前記ラスタイメージ生成手段が生成した各ラスタイメージに応じた像の形成を指示する第3の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各ラスタイメージに応じた像を形成するように制御する制御手段とを備える。
この態様において、前記制御手段は、前記算出手段により算出されるずれ量を低減させるべく一部又は全部の画像形成エンジンにおける露光のタイミングを補正するようにしてもよい。
また、前記複数の画像形成エンジンによって像と前記マークとが併せて形成されることとなったラスタイメージのセットを記憶するメモリを更に備え、前記制御手段は、前記算出手段により算出されるずれ量が前記第2の閾値よりも小さくなった後、前記メモリに記憶されたラスタイメージのセットを読み出し、読み出したセットを成す各ラスタイメージに応じた像の形成を指示する各駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給するようにしてもよい。
また、前記メモリに記憶されたラスタイメージの各セットのうちから、再出力を行うセットを選択する操作子を更に有し、前記制御手段は、前記操作子によって選択されたラスタイメージのセットを読み出すようにしてもよい。
また、連続紙を収容するスタッカと、連続紙を分離するバースタと、前記スタッカに収容された連続紙を前記搬送路を経由して前記バースタへと導く搬送制御部とを更に備えてもよい。
本発明の好適な態様であるプログラムは、画像形成ジョブを入力する入力手段と、連続紙を搬送する搬送路と、各々が自身に供給される駆動信号に応じて個別に駆動することによって前記搬送路を搬送されてくる連続紙の面に各色の像を順次形成すると共に、各々の像形成の基準となる位置を示すパターンを像と重ならないように当該面に形成する複数の画像形成エンジンと、前記各画像形成エンジンによりそれぞれ形成される各色のパターンの形成位置を検出する検出手段とを備えたコンピュータ装置に、前記入力された画像形成ジョブを解釈して各色のラスタイメージのセットを生成するラスタイメージ生成機能と、特定色のパターンの形成位置を基準とし、当該特定色のパターンの形成位置と他の色のパターンの形成位置との間の理想的な距離と、前記検出手段による検出結果より求まる当該特定色のパターンの形成位置と他の色のパターンの形成位置の実際の距離との差であるずれ量を算出する算出機能と、前記算出されるずれ量が第1の閾値よりも大きい場合に、空白の像の形成を指示する第1の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各色のパターンの形成のみを繰り返すように制御し、前記算出されるずれ量が前記第1の閾値よりも小さく、前記第1の閾値より小さな閾値である第2の閾値よりも大きい場合に、前記第1の駆動信号に代えて、前記ラスタイメージ生成手段が生成した各ラスタイメージに応じた像と予め設定されたマークの形成を指示する第2の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各ラスタイメージに応じた像、前記各色のパターン、及び前記マークの形成を繰り返すように制御し、前記算出されるずれ量が前記第2の閾値よりも小さい場合に、前記第2の駆動信号に代えて、前記ラスタイメージ生成手段が生成した各ラスタイメージに応じた像の形成を指示する第3の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各ラスタイメージに応じた像を形成するように制御するエンジン制御機能とを実現させる。
本発明によると、むだ紙の発生を最小限に抑えつつ、連続紙への画像形成を効率的に行うことができる。
(発明の実施の形態)
本願発明の実施形態について説明する。
本実施形態にかかる画像形成装置は、以下の3つの特徴を有する。
1つ目の特徴は、ラスタイメージに応じた各色の像を連続紙に順次形成する各画像形成エンジンから各々を経由する連続紙の端へ像位置認識パターンを形成させてその形成位置と理想位置の間のずれ量を算出し、算出されるずれ量を低減させるべく各画像形成エンジンの駆動に所定のレジずれ補正制御をかけるようにした点である。
2つ目の特徴は、各色の像の形成位置の厳格な一致を要するときのずれ量の許容値である第1許容値とそれよりも緩やかな一致で構わないときの許容値である第2許容値とをユーザ自身の手により設定し、ずれ量が第1許容値以下になるまで像の形成を行わせない通常モードと、第2許容値以下になった時点で像の形成を行わせてしまうむだ紙節約モードの2つのモードで動作できるようにした点である。
3つ目の特徴は、むだ紙節約モードにおいて、像位置認識パターンの形成位置とその理想位置の間のずれ量が第2許容値以下になってから第1の許容量に到達するまでの間は、レジずれの仮補正の最中に出力されたものであることを示すマーク(以下、「仮補正マーク」と呼ぶ)を各色の像と併せて連続紙に形成させるようにした点である。
図1は、本実施形態にかかる画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。図に示すように、この画像形成装置は、搬入ユニット10、画像形成ユニット20、定着ユニット30、主制御ユニット40、及びエンジン制御ユニット50からなる。
搬入ユニット10は、第1駆動ローラ11を含む複数のローラからなる。搬入ユニット10の各ローラにはスタッカ91に収容されている連続紙が掛け渡される。第1駆動ローラ11が回転すると、その第1駆動ローラ11を含む各ローラに導かれた連続紙が画像形成ユニット20へと搬入される。
画像形成ユニット20は、連続紙の搬送路に沿って並べられた、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色と対応する画像形成エンジン21(y,m,c,k)と、その下流側のレジ補正用センサ22とからなる。各画像形成ユニット20は、搬入ユニット10から自身を経由して定着ユニット30へと搬送される連続紙へ各色のトナー像をそれぞれ形成し得るようになっている。レジ補正用センサ22は、それらの画像形成エンジン21を経由する時に連続紙の端に順次形成されることになっている主走査方向ずれ検出用と副走査方向ずれ検出用の両像位置認識パターンの形成位置をそれぞれ検出する。
画像形成エンジン21のハードウェア構成及び動作を概説すると、以下のようになる。図2は、画像形成エンジン21のハードウェア概略構成を示すブロック図である。図に示すように、1つの画像形成ユニット20は、感光体ドラム23、及びそれを取り囲むように設けられた、帯電部24、露光部25、現像部26、転写部27の各々が、後に詳述するエンジン制御ユニット50の駆動制御部51より供給される駆動信号に応じて連携して駆動するようになっている。
これら各部の駆動する様子について概説する。まず、帯電部24は、所定の速度で周回する感光体ドラム23の周面を所定の電位(例えば、−500V)まで一様に帯電させる。
そして、感光体ドラム23の周面が帯電されると、露光部25が、その周面上を走査しながらレーザ光を照射する。ここで、露光部25の駆動原理について詳述しておく。図3は、露光部25の構成の詳細を示す図である。露光部25は、レーザダイオード61、ポリゴンミラー62、反射ミラー63、fθレンズ64などを備える。レーザダイオード61からは、図示しないROS(Raster out put scanner)による制御の下に光強度が変調されたレーザ光がポリゴンミラー62に向けて照射される。ポリゴンミラー62は、6個の矩形の反射面を外側壁とする6角柱の形状を成しており、図示しないポリゴンモータに軸着された回転軸を中心に回転する。ポリゴンミラー62は自身の回転を通じて入射角を連続的に変化させながらその外側壁を介してビーム光を偏光させ、偏光されたビーム光はfθレンズ64を経由して感光体ドラム23上を主走査ラインに沿って照射される。その結果、ビーム光の照射された領域は電位が上昇して静電潜像が形成されるのである。
図2において、露光部25による露光を経て感光体ドラム23の周面に静電潜像が形成されると、現像部26が、図示しないトナーカートリッジに装填されているトナーと正極性のキャリアとを感光体ドラム23の周面に向かって吹付する。これにより、トナーが感光体ドラム23の露光領域に付着し、静電潜像がトナー像として現像される。トナー像が現像されると、連続紙を自身と感光体ドラム23とにより挟みこむローラである転写部27が、感光体ドラム23の周面の電位と自身の周面の電位とにより電位差を作り出し、その電位差の作用を受けた感光体ドラム23上のトナー像が連続紙の下面へと転写される。
図1の説明に戻る。定着ユニット30は、第2駆動ローラ31を含む複数のローラと定着機構32とを有している。定着機構32は、内部に加熱源を持つ加熱ロールと加圧ロールの周面同士を当接させてニップ部を形成している。画像形成ユニット20の各画像形成エンジン21により各色のトナー像の形成を経た連続紙が同ユニット20からニップ部へ搬入されると、それらのトナー像が加熱ロールによる加熱作用と加圧ロールによる加圧作用とを受けて連続紙に定着する。
そして、トナー像の定着を経て定着ユニット30より搬出される連続紙は、バースタ92によりA4などの所定サイズ毎に分離され、像形成済みのカット紙として出力される。
主制御ユニット40は、設定部41、ジョブ受信部42、ジョブ処理部43、RIP(Raster Image Processor)部44、イメージ制御部45、エンジン制御部46、及び補助記憶装置47を備える。
設定部41は、冒頭に記した第1許容値及び第2許容値、更には通常モードとむだ紙節約モードのどちらで動作させるかを設定するための操作子である。
ジョブ受信部42は、本装置により記録材へ像形成されるべき複数枚の画像をページ記述言語で記述した画像形成ジョブを外部のパーソナルコンピュータPCから受信し、その画像形成ジョブをジョブ処理部43を介してRIP部44へ引き渡す。ジョブ処理部43は、画像処理ジョブの受信があったこと及びそのジョブの各種属性を示す信号である受信通知信号をエンジン制御部46へ供給する。
RIP部44は、ジョブ処理部43から引き渡される画像処理ジョブを解釈することによって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のラスタイメージのセットを順次生成する。生成されたラスタイメージの各セットはイメージ制御部45へ順次供給される。
イメージ制御部45は、RIP部44より供給されてくるラスタイメージの各セットをバッファリングするためのメモリを有し、そのメモリにバッファリングしたラスタイメージをコマンド処理部53による制御の下に各駆動制御部51へ順次供給する。
エンジン制御部46は、エンジン制御ユニット50のコマンド処理部53と各種コマンドの遣り取りを通じて連携しながら本装置の中核的役割を司るモジュールである。このエンジン制御部46の特徴的な振る舞いの詳細は後にフローチャートを参照して説明する。
補助記憶装置47は、RIP部44により順次生成されるラスタイメージのセットの一部を格納しておくために搭載された不揮発性のメモリである。
エンジン制御ユニット50は、駆動制御部51(y,m,c,k)、レジずれ補正制御部52、及びコマンド処理部53を備える。
各駆動制御部51の各々は、各色の画像形成エンジン21とそれぞれ対を成しており、レジずれ補正制御部52とコマンド処理部53とによる制御の下、ラスタイメージに応じた各色のトナー像を形成させるための駆動信号を画像形成エンジン21へと供給する。この駆動信号は、画像形成エンジン21の感光体ドラム23の周回の開始や停止を指示する駆動信号、帯電部24、現像部26、転写部27の帯電を指示する駆動信号、更には、露光部25のダイオード61による光の照射タイミングやその光量を指定する駆動信号を含む。
レジずれ補正制御部52は、レジ補正用センサ22の検知結果を駆動制御部51を介して各画像形成エンジン21の駆動にフィードバックさせることによりレジずれ補正制御を行う。このレジずれ補正制御部52によるレジずれ補正制御の概要を示すと以下のようになる。まず、図4に示すように、ブラックの画像形成エンジン21kにより形成される主走査方向レジずれ検出用と副走査方向用レジずれ検出用の両像位置認識パターンの形成位置を基準とし、その基準となる位置と他の3色の像位置認識パターンの形成位置の間の理想的な距離(以下、「理想距離」と呼ぶ)bs、bfとセンサの検出結果より求まるそれらの実際の距離(以下、「実距離」と呼ぶ)vs、vfとを特定する。
図においては、ブラックとシアンの主走査方向用の像位置認識パターンの理想距離をbs1、ブラックとマゼンタの理想距離をbs2、ブラックとイエローの像位置認識パターンとの間の実距離をbs3とそれぞれ記す一方で、ブラックとシアンの主走査方向用の像位置認識パターンの実距離をvs1、ブラックとマゼンタの実距離をvs2、ブラックとイエローの像位置認識パターンとの間の実距離をvs3とそれぞれ記してある。また、ブラックとシアンの主走査方向用の像位置認識パターンの理想距離をbf1、ブラックとマゼンタの理想距離をbf2、ブラックとイエローの像位置認識パターンとの間の実距離をbf3とそれぞれ記す一方で、ブラックとシアンの主走査方向用の像位置認識パターンの実距離をvf1、ブラックとマゼンタの実距離をvf2、ブラックとイエローの像位置認識パターンとの間の実距離をvf3とそれぞれ記してある。
図に示す理想距離と実距離とを特定した後は、それらの各色毎の距離の差分を主走査方向と副走査方向の補正値として算出する。シアンの副走査方向の補正値をadj1、マゼンタの副走査方向の補正値をadj2、イエローの副走査方向の補正値をadj3、シアンの主走査方向の補正値をadj4、マゼンタの主走査方向の補正値をadj5、イエローの主走査方向の補正値をadj6と記す場合、各補正値adj1乃至adj6は以下の算出式(1)乃至(6)により求め得る。
Figure 0004973038
Figure 0004973038
Figure 0004973038
Figure 0004973038
Figure 0004973038
Figure 0004973038
上記算出式によって算出された、シアン、マゼンタ、イエローの主走査方向及び副走査方向の補正値adj1乃至adj6は、補正値信号として駆動制御部51へ供給される。補正値信号の供給を受けた駆動制御部51は、以降に画像形成エンジン21へ供給する駆動信号をその信号が示す補正値に従って補正する。例えば、ある色の画像形成エンジン21の主走査方向のずれを補正する補正値が供給されると、補正値が示す画素の個数分だけその色の画像形成エンジン21の露光部25のダイオードの照射タイミングを早くさせ或いは遅くさせるような駆動信号を供給し、副走査方向のずれを補正する補正値が供給されると、補正値が示す画素のライン数分だけその色の画像形成エンジン21の露光部25のダイオードの照射タイミングを早くさせ或いは遅くさせような駆動信号を供給する。
更に、このレジずれ補正制御部52は、自身が求めた各補正値adj1乃至adj6を示す信号である補正値信号をコマンド処理部53へ供給する。
コマンド処理部53は、そのエンジン制御部46より供給される各種コマンドに従い、第1駆動ローラ11、第2駆動ローラ31、イメージ制御部45、及び各駆動制御部51の動作を制御する。
本実施形態の動作を説明する。冒頭にも示したように、本実施形態にかかる画像形成装置は、むだ紙節約モードと通常モードとで異なる動作を行う。
まず、むだ紙節約モードの動作を説明する。図5、図6、図7は、むだ紙節約モードの動作を示すフローチャートであり、図5はエンジン制御部46の処理を、図6はレジずれ補正制御部52の処理を、図7はコマンド処理部53の処理をそれぞれ示している。
むだ紙節約モードにおいては、新たな画像形成ジョブがジョブ受信部42からジョブ処理部43へ引き渡され、同部43から受信通知信号の供給を受けたエンジン制御部46が、設定部41により設定されている第1許容値と第2許容値をそれぞれ示す信号である許容値設定信号をコマンド処理部53へ供給する(図5のS100)。許容値設定信号の供給を受けたコマンド処理部53は、その信号が示す第1許容値と第2許容値とを自身のメモリに記憶させる(図7のS500)。一方で、これらの両処理が行われるのと併せて、RIP部44は、ジョブ処理部43より引き渡された画像形成ジョブを解釈して得られるラスタイメージの各セットをイメージ制御部45のメモリへ順次バッファリングし始める。
エンジン制御部46は、第1駆動ローラ11及び第2駆動ローラ31のサイクルアップ(回転)を指示するコマンドをコマンド処理部53へ供給する(図5のS110)。コマンドの供給を受けたコマンド処理部53は、第1駆動ローラ11と第2駆動ローラ31をサイクルアップさせることによって連続紙の搬送を開始させる共に、駆動制御部51を介して各画像形成エンジン21に駆動信号を供給することによってそれらの各部の駆動を開始させる(図7のS510)。そして、連続紙の搬送を開始させたコマンド処理部53は、図示しない速度センサによってその搬送の速度を監視し、搬送の速度が所定の安定速度に達した後は、ラスタイメージに応じた像の形成の準備が整っていることを示す信号であるイメージ要求信号を所定のクロックサイクル毎にエンジン制御部46へ供給し続ける。
ここで、図7のステップ510によって画像形成エンジン21の各部の駆動が開始されてからしばらくの間は、各画像形成エンジン21へイメージ制御部45からラスタイメージが供給されてきていないためにそれら各エンジン21はトナー像の形成を行い得ず、各々を経由していく連続紙の端に位置認識パターンだけが順次形成されていくことになり、それらの像位置認識パターンの形成位置がレジ補正用センサ22により検出されると、上述した手順に従ってレジずれ補正制御部52によるレジずれ補正制御が行われる。
つまり、各位置認識パターンの形成位置をレジ補正用センサ22が検出して得た検出値を読み込んだ後(図6のS400)、それらの検出値を上記の算出式(1)乃至(6)に作用させて得た補正値adj1乃至adj6の補正値信号を各駆動制御部51に供給することによって画像形成エンジン21へ供給される駆動信号を補正させ(S410)、更に、その補正値信号をコマンド処理部53へも供給する(S420)。これらステップ400乃至ステップ420の一連の距離は、レジ補正用センサ22が像位置形成パターンの形成位置の検出を行うクロックサイクル毎に繰り返される。
そして、図7のステップ510によって連続紙の搬送と画像形成エンジン21の各部の駆動を開始させたコマンド処理部53は、レジずれ補正制御部52から補正値信号が供給されてくるのを待ち(S520)、補正値信号が供給されると、その信号が示す補正値adj1乃至adj6を以下の算出式(7)に作用させることによって、レジずれ量nを算出する(S530)。
Figure 0004973038
レジずれ量nを算出したコマンド処理部53は、そのレジずれ量nが自身のメモリに記憶した第2許容値以下になったか否か判断する(S540)。ステップ540にてレジずれ量nが第2許容値以下になっていないと判断したコマンド処理部53は、ステップ520に戻って次のクロックサイクルでレジずれ補正制御部52から新たな補正値信号が供給されてくるのを待つ一方、レジずれ量nが第2許容値以下になったと判断したコマンド処理部53は、そのことを示す信号である仮補正済み信号をエンジン制御部46に供給した後(S550)、次のクロックサイクルでレジずれ補正制御部52から新たな補正値信号が供給されてくるのを待つ(S560)。
そして、補正値信号が供給されると、その信号が示す補正値adj1乃至adj6を上記の算出式(7)に作用させることによってレジずれ量nを再び算出し(S570)、算出したレジずれ量nが自身のメモリに記憶した第1許容値以下になったか否か判断する(S580)。ステップ580においてレジずれ量nが第1許容値以下になっていないと判断したコマンド処理部53は、ステップ560に戻って次のクロックサイクルでレジずれ補正制御部52から新たな補正値信号が供給されてくるのを待つ一方、レジずれ量nが第1許容値以下になったと判断したコマンド処理部53は、そのことを示す信号である本補正済み信号をエンジン制御部46に供給する(S590)。
一方、図5のステップ120においてコマンド処理部53へコマンドを供給したエンジン制御部46は、コマンド処理部53からイメージ要求信号が供給されてくるのを待つ(S120)。
そして、イメージ要求信号が供給されると、エンジン制御部46は、コマンド処理部53から仮補正済み信号の供給を受けているか否か判断する(S130)。
ステップ130にて仮補正済み信号の供給を受けていないと判断したエンジン制御部46は、空白の像の形成を指示するコマンドをコマンド処理部53へ供給した後(S140)、コマンド処理部53から新たなイメージ要求信号が供給されてくるのを待ち(S150)、新たなイメージ要求信号が供給されてくると、ステップ130に戻って判断を再び行う。よって、このステップ130の判断結果が否定的なものとなっている間は、ステップ140及びステップ150の処理が繰り返されるために各画像形成エンジン21は連続紙へ各色のトナー像の形成を行い得ずその端への像位置形成パターンの形成だけが行われることになり、それらの像位置形成パターンのレジ補正用センサ22による検出をトリガーとして図6及び図7のルーチンが繰り返されていく。
ステップ130にて仮補正済み信号の供給を受けていると判断したエンジン制御部46は、コマンド処理部53から本補正済み信号の供給を受けているか否か判断する(S160)。
ステップ160にて本補正済み信号の供給を受けていないと判断したエンジン制御部46は、ラスタイメージに応じた各色の像と仮補正マークの形成を指示するコマンドをコマンド処理部53へ供給する(S170)。このコマンドの供給を受けたコマンド処理部53は、イメージ制御部45のメモリにバッファリングされているラスタイメージのセットの1つを各駆動制御部51へ供給させ、更にそれらのラスタイメージに応じた各色の像と仮補正マークを形成させるための駆動信号を各駆動制御部51の各々から各画像形成エンジン21へ供給させる。
この駆動信号の供給により、画像形成エンジン21は、各々を経由する連続紙にラスタイメージに応じた各色のトナー像と仮補正マークを順次形成し、トナー像と仮補正マークとが形成された連続紙は定着機構32による定着とバースタ92による分離とを経た後、像形成済みのカット紙として排紙される。これにより、第1許容値を下回るには至っていないながらも第2許容値は下回る程度のレジずれ量で各色のトナー像が重ね合わされ、且つその端の所定位置に仮補正マークが記されたカット紙が得られることになる。
また、エンジン制御部46は、本ステップにてエンジン制御部46へ供給させたラスタイメージのセットを補助記憶装置47に記憶させる。
ステップ170にてコマンドを供給したエンジン制御部46は、コマンド処理部53から新たなイメージ要求信号が供給されてくるのを待ち(S180)、新たなイメージ要求信号が供給されてくると、ステップ160に戻って判断を再び行う。
ステップ160にて本補正済み信号の供給を受けていると判断したエンジン制御部46は、イメージ制御部45のメモリにバッファリングされている像未形成のラスタイメージのセットが残っているか否か判断する(S190)。画像形成ジョブをRIP部44が解釈することによって生成されたラスタイメージの全セットがエンジン制御部46へ供給されてジョブ完遂状態となっていたり、RIP部44によるラスタイメージの生成が停滞してバッファリングが間に合わないなどの場合はこのステップの判断結果は肯定的なものとなり、そうでなければ否定的なものとなる。
ステップ190にてイメージ制御部45のメモリにバッファリングされているラスタイメージのセットが残っていると判断したエンジン制御部46は、ラスタイメージに応じた像の形成を指示するコマンドをコマンド処理部53へ供給する(S200)。つまり、本ステップにてコマンド処理部53へ供給されるコマンドは、トナー像に加えて仮補正マークの形成をも指示するものでなく、トナー像のみの形成を指示するものとなる。
このコマンドの供給を受けたコマンド処理部53は、イメージ制御部45のメモリにバッファリングされているラスタイメージのセットの1つを各駆動制御部51へ供給させ、更にそれらのラスタイメージを各色のトナー像として形成させるための駆動信号を各駆動制御部51の各々から画像形成エンジン21へ供給させる。
この駆動信号の供給により、画像形成エンジン21は、各々を経由する連続紙にラスタイメージに応じた各色のトナー像を順次形成し、トナー像が形成された連続紙は定着機構32による定着とバースタによる分離とを経た後、像形成済みのカット紙として排紙される。これにより、第1許容値以下の極めて微小なレジずれ量で各色のトナー像が重ね合わされたカット紙が得られることになる。
ステップ200にてコマンドを供給したエンジン制御部46は、コマンド処理部53から新たなイメージ要求信号が供給されてくるのを待ち(S210)、新たなイメージ要求信号が供給されてくると、ステップ190に戻って判断を再び行う。
ステップ190にてイメージ制御部45のメモリにバッファリングされているラスタイメージのセットが残っていないと判断したエンジン制御部46は、連続紙の搬送の停止を指示するコマンドをコマンド処理部53へ供給する(S220)。
コマンドの供給を受けたコマンド処理部53は、第1駆動ローラ11と第2駆動ローラ31の駆動を停止させ、これにより連続紙の搬送も止まる。そして、ジョブ受信部42が新たな画像処理ジョブを受信すると、ステップ100以降の処理が繰り返される。
また、RIP部44によるラスタイメージの生成が停滞しているために画像形成ジョブを完遂し得ないままステップ220に進んで駆動ローラの回転が停止するに至ったときは、その停滞がリカバーされてメモリにラスタイメージがバッファリングされ次第、ステップ100から処理が実行されるこになる。このようなケースにおいても、連続紙の搬送が停止の状態から所定の安定速度に達するまでの間は第1駆動ローラ11及び第2駆動ローラ31をサイクルアップさせなければならず、そのサイクルアップのやり直しの過程で不可避的に発生するレジずれを解消させた上で像形成を行う必要があるからである。
次に、通常モードの動作を説明する。通常モードの動作は周知技術の範疇に属するため、ここでは、むだ紙節約モードにおける動作との違いを簡潔に説明するに止める。通常モードにおいては、図5に示すステップ130乃至ステップの処理150及び図7に示すステップ520乃至ステップ550の処理が実行されない。つまり、レジずれ量が第2許容値以下になったか否かの判断は行われない。そして、レジずれ量が第1許容値以下になるまでの間、エンジン制御部46は空白の像の形成を指示するコマンドをコマンド処理部53へ供給し続け、レジずれ量が第1許容値以下になるとラスタイメージに応じた各色の像の形成を指示するコマンドを供給する。
これら両モードにおける動作の相違について、図8を参照して更に詳述する。図8には、通常モードとむだ紙節約モードの各々における、エンジン制御部46、コマンド処理部53、レジずれ補正制御部50の各部の間でのコマンド及び信号の遣り取りの例が示されている。図8の上段は通常モードにおけるコマンド及び信号の遣り取りの例となっており、下段にはむだ紙節約モードにおける遣り取りの例となっている。
図の上段を見ると、通常モードでは、第1駆動ローラ11及び第2駆動ローラ31のサイクルアップ(回転)を指示するコマンドをコマンド処理部53へ供給してイメージ要求信号の応答を受けたエンジン制御部46が、コマンド処理部53から本補正済み信号の供給を受けるまでの間、空白の形成を指示するコマンドBをコマンド処理部53へ供給し続け、本補正済み信号の供給を受けた時からラスタイメージに応じた各色の像の形成を指示するコマンドP1、P2、P3の供給を始める。この結果、連続紙が安定速度に達するまでの距離であるd1と、レジずれ補正制御部52によるレジずれ補正制御によってレジずれ量が第1許容値以下になるまでの距離であるd2とを合計した分だけのむだ紙が、発生してしまうことになる。
これに対し、むだ紙節約モードでは、第1駆動ローラ11及び第2駆動ローラ31のサイクルアップ(回転)を指示するコマンドをコマンド処理部53へ供給してイメージ要求信号の応答を受けたエンジン制御部46が、コマンド処理部53から仮補正済み信号の供給を受けるまでの間、空白の形成を指示するコマンドBをコマンド処理部53へ供給し続け、仮補正済み信号の供給を受けた時から本補正済み信号の供給を受けるまでの間は、ラスタイメージに応じた各色の像と仮補正マークの形成を指示するコマンドP1M、P2M、P3M・・・PnMをコマンド処理部53へ供給し続ける。そして、本補正済み信号の供給を受けた時からラスタイメージに応じた各色の像の形成を指示するコマンドPn+1、Pn+2、Pn+3を供給する。
この結果、連続紙が安定速度に達するまでの距離であるd1と、レジずれ補正制御部52によるレジずれ補正制御によってレジずれ量が第2許容値以下になるまでの距離であるd3とを合計した分のむだ紙の発生で済ませられる一方、レジずれ量が第2許容値以下になってから第1許容値に到達するまでに出力される原稿の端の所定位置には仮補正マークが形成される。そして、この仮補正マークを形成することとなったラスタイメージのセットは補助記憶装置47に格納されることになっているので、画像形成装置を通常モードで改めて動作させ、レジずれ量が第1許容値以下になるまでレジずれ補正制御が行われた時点で再出力させることが可能である。
以上説明した本実施形態では、各色の像の形成位置の厳格な一致を要するときのずれ量の許容値である第1許容値とそれよりも緩やかな一致で構わないときの許容値である第2許容値とをユーザ自身の手により設定させ、むだ紙節約モードの動作時においては、像位置認識パターンの形成位置とその理想位置の間のずれ量が第2許容値以下になってから第1の許容量に到達するまでの間は、レジずれの仮補正の最中に出力されたものであることを示す仮補正マークを各色の像と併せて連続紙に形成させる。更に、この仮補正マークを形成することとなった画像のラスタイメージは補助記憶装置40に格納され、レジずれ量が第1許容値以下になるまでレジずれ補正制御が行われた時点で再出力させることが可能となっている。よって、厳格な一致を要する原稿を出力させる場合は通常モードを利用する一方でそのような厳格な一致を要しない原稿の出力で構わない場合はむだ紙節約モードを利用することにより、レジずれ補正制御に伴い不可避的に発生するむだ紙の量を最小限に抑えることができる。
(他の実施形態)
本願発明は、種々の変形実施が可能である。
上記実施形態では、レジずれ補正制御部52から補正値adj1乃至adj6の補正値信号の供給を受けたコマンド処理部53が、その補正値信号が示す補正値adj1乃至adj6からレジずれ量を算出するようになっていた。これに対し、レジずれ補正制御部52自身がレジずれ量を算出し、算出したレジずれ量を示す信号をコマンド処理部53へ供給するようにしてもよい。この変形例では、レジずれ補正制御部52からレジずれ量を示す信号の供給を受けたコマンド処理部53が、その信号が示すレジずれ量が第2許容値、更には第1許容値以下となっているかを判断することになる。
上記実施形態においては、連続紙の端に矩形状の仮補正マークが形成されるようになっていた。これに対し、仮補正の最中に出力されたものであること識別し得るようになってさえいれば仮補正マークは矩形状である必要はなく、また、ラスタイメージに応じたトナー像と重ならないような位置取りにさえなっていればその形成位置も連続紙の端である必要はない。
補助記憶装置47に格納されたラスタイメージの各セットのうち、再出力を行うセットを設定部46からユーザ自身が選べるようにしてもよい。この変形例では、設定部46を介して再出力の対象となるラスタイメージのセットが選択されると、そのラスタイメージを補助記憶装置47から読み出してイメージ制御部45のメモリにバッファリングさせた状態で、レジずれ補正制御を実行させ、レジずれ量が第1許容値以下になった時点でメモリから各駆動制御部51の各々へラスタイメージを供給させる。
上記実施形態においては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成エンジン21が連続紙へ仮補正マークを形成するようになっていたが、これらのうち一部の色(例えば、ブラック)の画像形成エンジン21だけが仮補正マークを形成するようにしてもよい。
画像形成装置の概略構成図である。 画像形成エンジンのハードウェア概略構成図である。 露光部の構成の詳細を示す図である。 像位置認識パターンを示す図である。 エンジン制御部の処理を示す図である。 レジずれ制御部の処理を示す図である。 コマンド処理部の処理を示す図である。 通常モードとむだ紙節約モードの相違を示す図である。
符号の説明
10…搬入ユニット、20…画像形成ユニット、21…画像形成エンジン、22…レジ補正用センサ、23…感光体ドラム、24…帯電部、25…露光部、26…現像部、27…転写部、30…定着ユニット、32…定着機構、40…主制御ユニット、41…設定部、42…ジョブ受信部、43…ジョブ処理部、44…RIP部、45…イメージ制御部、46…エンジン制御部、47…補助記憶装置、50…エンジン制御ユニット、53…コマンド処理部、61…レーザダイオード、62…ポリゴンミラー、63…反射ミラー、64…fθレンズ、91…スタッカ、92…バースタ

Claims (6)

  1. 画像形成ジョブを入力する入力手段と、
    前記入力された画像形成ジョブを解釈して各色のラスタイメージのセットを順次生成するラスタイメージ生成手段と、
    連続紙を搬送する搬送路と、
    各々が自身に供給される駆動信号に応じて個別に駆動することによって前記搬送路を搬送されてくる連続紙の面に各色の像を順次形成すると共に、各々の像形成の基準となる位置を示すパターンを像と重ならないように当該面に形成する複数の画像形成エンジンと、
    前記各画像形成エンジンによりそれぞれ形成される各色のパターンの形成位置を検出する検出手段と、
    特定色のパターンの形成位置を基準とし、当該特定色のパターンの形成位置と他の色のパターンの形成位置との間の理想的な距離と、前記検出手段による検出結果より求まる当該特定色のパターンの形成位置と他の色のパターンの形成位置の実際の距離との差であるずれ量を算出する算出手段と、
    前記算出されるずれ量が第1の閾値よりも大きい場合に、空白の像の形成を指示する第1の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各色のパターンの形成のみを繰り返すように制御し、
    前記算出されるずれ量が前記第1の閾値よりも小さく、前記第1の閾値より小さな閾値である第2の閾値よりも大きい場合に、前記第1の駆動信号に代えて、前記ラスタイメージ生成手段が生成した各ラスタイメージに応じた像と予め設定されたマークの形成を指示する第2の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各ラスタイメージに応じた像、前記各色のパターン、及び前記マークの形成を繰り返すように制御し、
    前記算出されるずれ量が前記第2の閾値よりも小さい場合に、前記第2の駆動信号に代えて、前記ラスタイメージ生成手段が生成した各ラスタイメージに応じた像の形成を指示する第3の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各ラスタイメージに応じた像を形成するように制御する制御手段と
    を備えた画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、
    前記算出手段により算出されるずれ量を低減させるべく一部又は全部の画像形成エンジンにおける露光のタイミングを補正する
    画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記複数の画像形成エンジンによって像と前記マークとが併せて形成されることとなったラスタイメージのセットを記憶するメモリ
    を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記算出手段により算出されるずれ量が前記第2の閾値よりも小さくなった後、前記メモリに記憶されたラスタイメージのセットを読み出し、読み出したセットを成す各ラスタイメージに応じた像の形成を指示する各駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給する
    画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記メモリに記憶されたラスタイメージの各セットのうちから、再出力を行うセットを選択する操作子
    を更に有し、
    前記制御手段は、
    前記操作子によって選択されたラスタイメージのセットを読み出す
    画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4に記載の画像形成装置において、
    連続紙を収容するスタッカと、
    連続紙を分離するバースタと、
    前記スタッカに収容された連続紙を前記搬送路を経由して前記バースタへと導く搬送制御部と
    を更に備えた画像形成装置。
  6. 画像形成ジョブを入力する入力手段と、連続紙を搬送する搬送路と、各々が自身に供給される駆動信号に応じて個別に駆動することによって前記搬送路を搬送されてくる連続紙の面に各色の像を順次形成すると共に、各々の像形成の基準となる位置を示すパターンを像と重ならないように当該面に形成する複数の画像形成エンジンと、前記各画像形成エンジンによりそれぞれ形成される各色のパターンの形成位置を検出する検出手段とを備えたコンピュータ装置に、
    前記入力された画像形成ジョブを解釈して各色のラスタイメージのセットを生成するラスタイメージ生成機能と、
    特定色のパターンの形成位置を基準とし、当該特定色のパターンの形成位置と他の色のパターンの形成位置との間の理想的な距離と、前記検出手段による検出結果より求まる当該特定色のパターンの形成位置と他の色のパターンの形成位置の実際の距離との差であるずれ量を算出する算出機能と、
    前記算出されるずれ量が第1の閾値よりも大きい場合に、空白の像の形成を指示する第1の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各色のパターンの形成のみを繰り返すように制御し、
    前記算出されるずれ量が前記第1の閾値よりも小さく、前記第1の閾値より小さな閾値である第2の閾値よりも大きい場合に、前記第1の駆動信号に代えて、前記ラスタイメージ生成手段が生成した各ラスタイメージに応じた像と予め設定されたマークの形成を指示する第2の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各ラスタイメージに応じた像、前記各色のパターン、及び前記マークの形成を繰り返すように制御し、
    前記算出されるずれ量が前記第2の閾値よりも小さい場合に、前記第2の駆動信号に代えて、前記ラスタイメージ生成手段が生成した各ラスタイメージに応じた像の形成を指示する第3の駆動信号を前記複数の画像形成エンジンの各々へ供給し、前記複数の画像形成エンジンが前記各ラスタイメージに応じた像を形成するように制御するエンジン制御機能と
    を実現させるためのプログラム。
JP2006188966A 2006-07-10 2006-07-10 画像形成装置及びそのプログラム Expired - Fee Related JP4973038B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006188966A JP4973038B2 (ja) 2006-07-10 2006-07-10 画像形成装置及びそのプログラム
US11/640,321 US7515162B2 (en) 2006-07-10 2006-12-18 Image forming apparatus, image forming method and computer-readable medium for storing program therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006188966A JP4973038B2 (ja) 2006-07-10 2006-07-10 画像形成装置及びそのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008015405A JP2008015405A (ja) 2008-01-24
JP4973038B2 true JP4973038B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=38918744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006188966A Expired - Fee Related JP4973038B2 (ja) 2006-07-10 2006-07-10 画像形成装置及びそのプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7515162B2 (ja)
JP (1) JP4973038B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7027122B2 (en) * 2002-03-12 2006-04-11 Lg.Philips Lcd Co., Ltd. Bonding apparatus having compensating system for liquid crystal display device and method for manufacturing the same
US7777923B2 (en) * 2006-07-20 2010-08-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical beam scanning apparatus, image forming apparatus
JP2009176152A (ja) 2008-01-25 2009-08-06 Sony Corp 情報処理装置
JP6011158B2 (ja) * 2011-09-16 2016-10-19 株式会社リコー 印刷装置および印刷装置の制御方法
JP6288005B2 (ja) * 2015-08-18 2018-03-07 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成管理装置および画像形成方法
JP7000793B2 (ja) * 2017-10-19 2022-01-19 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5072244A (en) * 1987-11-30 1991-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Superposed image forming apparatus with plural and adjustable image forming stations
JPH0511559A (ja) * 1991-07-02 1993-01-22 Matsushita Graphic Commun Syst Inc カラー画像記録装置
JP2858735B2 (ja) * 1995-08-14 1999-02-17 キヤノン株式会社 画像形成装置
US5963240A (en) * 1996-02-02 1999-10-05 Ricoh Company, Ltd. Deflecting mirror adjusting device for an image forming apparatus
JP3762003B2 (ja) * 1996-12-02 2006-03-29 株式会社東芝 画像形成装置
JP3815156B2 (ja) * 1999-12-15 2006-08-30 富士ゼロックス株式会社 レジストレーションずれ補正方法及び画像形成装置
US7503643B2 (en) * 2004-03-31 2009-03-17 Fujifilm Corporation Liquid droplet discharge head and image forming apparatus
JP2006091179A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20080007583A1 (en) 2008-01-10
US7515162B2 (en) 2009-04-07
JP2008015405A (ja) 2008-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4332549B2 (ja) 画像形成装置
JP4973038B2 (ja) 画像形成装置及びそのプログラム
JP6408883B2 (ja) 画像形成装置
US9881241B2 (en) Image forming apparatus, image forming system and image forming method
JP2011164319A (ja) 画像形成装置
JP2020183976A (ja) 画像形成装置
JP6214414B2 (ja) 画像形成装置
JP6808371B2 (ja) 画像形成装置
JP2017062363A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2008102204A (ja) 画像形成装置
JP6812744B2 (ja) 画像形成装置
US8452209B2 (en) Image forming apparatus
JP6776829B2 (ja) デカーラー、用紙後処理装置、及び画像形成装置
JP2006313341A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2008229929A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
US20100329762A1 (en) Image forming apparatus
JP2011059325A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP5409847B2 (ja) 画像形成装置
US11644782B2 (en) Image forming apparatus
US20120045233A1 (en) Image forming apparatus
JP4391384B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2018194654A (ja) 画像形成装置
US11385562B1 (en) Image forming apparatus and position control method
JP2012150210A (ja) 定着装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに画像形成装置
US8265532B2 (en) Image forming apparatus and driving speed control method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees